JP3182969U - 緩衝機能を有する包装用紙箱 - Google Patents

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敏行 亀田
秀明 阪上
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阪本印刷株式会社
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Abstract

【課題】箱主体と該箱主体に内蔵保持及び貼着して瓶容器支持体に組立てられ、アンプル、バイアル瓶等の薬瓶等を外部からの衝撃を保護するための緩衝機能を有する包装用紙箱を提供する。
【解決手段】箱主体Aと箱主体に内蔵保持及び貼着される瓶容器支持体Bとからなる緩衝機能を有する包装用紙箱において、箱主体内に多数の瓶支持穴54Aを所定間隔で穿設した瓶支持板51と瓶支持用中底形成板53を棚状に折畳み形成し、独立支持板と支持止部を接当支持させた瓶容器支持体であって、自動組立底構造の折畳み可能な緩衝機能を有する包装用紙箱。
【選択図】図1

Description

本考案は、箱主体と該箱主体に内蔵保持される瓶容器支持体に組立てられて、アンプル、バイアル瓶等の薬瓶等を外部からの衝撃から保護するための緩衝機能を有する包装用紙箱に関するものである。
従来の緩衝機能を有する包装用紙箱で一般的に知られている構成としては、折畳み扁平状態から包装可能状態に組立てた箱内へ、別に製作された瓶の仕切り板を設けた包装用紙箱構造や、折畳み状態から立体化した場合に、箱内部に同一容器収納空間の多数が形成されるようにした包装用紙箱があるが、これらは瓶相互が仕切り板を介して隣接状態で収納支持して相互の緩衝を仕切板の厚みだけで吸収使用とするものであるため、箱底からの衝撃、取扱時の横揺れによる力を十分に吸収できず、瓶容器が破損される欠点がある。
登録実用新案第3022245号公報 特開2002−234531号公報
従来の緩衝機能を有する包装用紙箱の構成は、特許文献1は箱体内に別製作の瓶仕切穴を有する中枠と側面用透視孔を有する保持板を収納配設する包装用紙箱であるため取扱時の側面からの衝撃は吸収されて、瓶相互の衝突による破損は解消されるものの、箱底からの衝撃に対する緩衝機能を期待することができないから、依然として瓶容器の底の破損が頻繁に生じるという点を本考案が解決しようとする課題とする。
更に特許文献2は外箱体内に別製作の折畳可能な容器を挿入する孔を複数設け、この孔内に複数の容器を起立させながら互いに隔離した状態で支持する支持板を有し、孔と孔との間の領域を複数のシートを積層した構造で、支持板の強度を向上させることが出来るが支持板を折込んで形成される容器保持用緩衝枠に関する構成で、シート材料を多く使用し複数回の折込みに手間がかかる包装用紙箱であって組み立て容易で箱底からの衝撃に対する緩衝機能を期待することができないから、依然として瓶容器の破損が頻繁に生じるという点を本考案が解決しようとする課題とする。
本考案は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、箱主体(A)と該箱主体(A)に内蔵保持及び貼着される瓶容器支持体(B)又は(C)とからなる緩衝機能を有する包装用紙箱において、
第一の構成は図1に示すごとく、箱主体(A)は第一側板、第二側板、第三側板、第四側板が順に各折線を介して横に連続し、
第一側板の上端には折線を介して天板が連続し、天板上端には折線を介して差込フラップが連続し、第一側板の下端には折線を介して瓶容器支持体(B)が連続する。
第一側板の他方の側端には折線を介して連結フラップが連続する。
第二側板の上端には折線を介して上部フラップが連続し、前記第二側板の下端には折線を介して第二底形成板が連続し、第二底形成板の右端に折線を介して接続フラップが連続する。
前記第三側板上部に折線を介して台形状の主フラップを設け、該主フラップの上部両側に係止端部を形成し、
前記第三側板の下端に折線を介して支持止部を有する第三底形成板が連続し、左端には折線を介して接続フラップが連続する。
第四側板の上端には折線を介して上部フラップが連続し、前記第四板の下端に折線を介して第四底形成板が連続する。
前記第一側板の下端には折線を介して瓶容器支持体(B)が連続する。
瓶容器支持体(B)は、箱主体A内に側板当接板(50)と折線を介して連続する円周の一部を直線状に形成した多数の瓶支持穴(54A)を所定間隔で穿設した瓶支持板(51)と折線を介して連続する瓶支持用中底形成板(53)を、起立支持板(55)の折線(F50A)と第一中底形成板(5)の両折線(F50)とを介して連続する第二底支持板(56)で支持して二段棚状に折畳み、
第一中底形成板(5)の裏面側の凹部(M)内の起立支持板(55)と第三底形成板(30)の先端に形成した支持止部(34)と接当支持させて第二底支持板(56)を支持した状態と自動組立底構造の折畳み可能な第四底形成板(40)、接続フラップ(32)、第二底形成板(20)、接続フラップ(22)からなる緩衝機能を有する構成を、本考案が解決しようとする課題とする。
第二の構成は箱主体(A)の構成は図11に示すごとく、第一の構成の箱主体と同じ構成で相違する部分は第三底形成板の先端に設けた支持止部が差込部になっている以外が同一構成である。
前記第一側板の下端には折線を介して瓶容器支持体(C)が連続する。
瓶容器支持体(C)は、箱主体(A)内に側板当接板(50)と折線を介して連続する円周の一部を直線状に形成した多数の瓶支持穴(54A)を所定間隔で穿設した瓶支持板(51)と折線(F52)を介して連続する側板当接板(52)と折線(F53)を介して連続する前記瓶支持板(51)と同間隔で同数の瓶支持穴(54B)を穿設した瓶支持用中底形成板(53)に間隔を空けて折線(F54)を介して連続する側板当接板(54)を設け、これらを折畳んで二段棚状に形成し、更に箱底側を第一底形成板(5)と第二底形成板(20)、第三底形成板(30)、第四底形成板(40)で第一底形成板(5)を保護し、第一底形成板(5)の差込穴(55A)に第三底形成板(30)の下部先端に形成した差込部(34)を係合させた自動組立底構造の折畳み可能な第四底形成板(40)、接続フラップ(32)、第二底形成板(20)、接続フラップ(22)からなり、瓶容器支持体(C)による緩衝機能を有する構成を本考案が解決しようとする課題とする。
本考案の請求項1に係る緩衝機能を有する包装用紙箱は、
包装用紙箱(H)の底部中央から起立した起立支持板(55)と折線(V1)で連続する第二底支持板(56)及び、該第二底支持板(56)と瓶支持用中底形成板(53)が重着された構成を備えることによって、箱体内に収納された薬瓶等の収納対象物(S)は下方から衝撃が加わった場合でも、収納対象物(S)は直接の衝撃を受けることがなく、瓶容器支持体自体(B)は強度を保持し、衝撃を吸収緩和できる。
箱主体(A)の瓶容器支持体(B)は、瓶支持板(51)には、円周の一部を直線状に形成した瓶支持穴(54A)の周囲淵で瓶の横揺れを規制する瓶支持板(51)と、第二底支持板(56)上に瓶支持用中底形成板(53)が載置され、側面支持板(52)は第一側板(1)に接着されていることによって、前記瓶支持用中底形成板(53)は瓶支持板(51)と間に間隙(K)を形成し、瓶容器支持体は箱体内で略平行状態を保ち共動する。
第二底支持板(56)と第三底形成板(30)との間に凹部(M)を形成し、箱主体(A)の底内面との間に緩衝用間隙(K1)を形成し、第三底形成板(30)の先端に設けた支持止部(34)と起立支持板(55)を重合させて、箱主体(A)の瓶支持板(51)は瓶支持用中底形成板(53)に支持された瓶容器支持体(B)で箱底からの衝撃を吸収して箱体内の収納対象物(S)を破損から保護するようになる。
また箱主体が折畳み可能な自動組立底を形成する構成として、箱体に組み立てた状態において主フラップ(31)を折返してその自由端部を第三側板(3)の内面に接着して二重構成とし係止端部(31A)、(31A)に、側面当接板(50)の緩衝用支持片(51A)、(51A)を接当させて、瓶支持板(51)を固定させて、側面当接板(50)の張出縁(50A)、(50A)によって包装対象物(S)の側面を囲繞支持した配置により、振動等による包装対象物(S)の側方へのぶれを抑えることができ、正面、背面、左右側板からの衝撃を防止し、上部フラップ(21)、(41)を箱体の開口部側に水平に折り曲げ、前記上部フラップの上に天板(6)の差込フラップ(60)を第三側板に折り曲げた主フラップ(31)の内側に差し込み閉塞し、上部からの衝撃を防止し、収納対象物(S)の緩衝効果を発揮することもできる。
本考案の請求項2に係る緩衝機能を有する包装用紙箱の第二の構成は、箱主体(A)と該箱主体に内蔵保持及び貼着される瓶容器支持体(C)とからなり、箱主体(A)は夫々折線を介して連続形成される側板と、前記いずれかの側板の上端から折線を介して形成される天板とフラップと左右に上部フラップを備え、前記第一側板の下端から折線を介して形成される瓶容器支持体(C)と連続しない各側板の夫々の下端から折線を介して第二底形成板、先端中央に差込部を設けた第三底形成板、第四底形成板を備え、第二底形成板には自動組立底を形成する接続フラップを第三底形成板には接続して自動組立底を形成する接続フラップを、夫々折線を介して設けてなる。
瓶容器支持体(C)は第一側板(1)の下端に折線(F5)を介して第一底形成板(5)、折線(F50)を介して側面当接板(50)を形成し、該側面当接板(50)の下部両端に張出縁(50A)を形成し、折線(F51)を介し上部両側に緩衝用支持片(51A)を有する瓶支持板(51)を形成し、折線(F52)を介し側面当接板(52)を、折線(F53)を介し瓶支持用中底形成板(53)を形成し、折線(F54)を介して側面当接板(54)が連続に形成した構成で、箱体内に円周の一部を直線状に形成した多数の瓶支持穴(54A)を所定間隔で穿設した瓶支持板(51)と前記瓶支持板(51)と同数の瓶支持穴(54B)を穿設した接着剤(7b)を塗布し瓶支持用中底形成板(53)を上下二段の棚状に形成し、第一底形成板の差込穴に第三底形成板の下部先端に形成した差込部(34A)を係合させた自動組立底を形成する構造の折畳可能な瓶容器支持体(C)による緩衝機能による箱主体と該箱主体に内蔵保持又は貼着される瓶容器支持体(C)により外部からの衝撃を保持する。
更に、瓶支持板(51)の折線(F51)上の緩衝用支持片(51A)、(51A)を第三側板(3)の上部に形成したフラップ(31)の係止端部(31A)、(31A)と接当係止させて、箱体内の瓶支持板(51)と瓶支持用中底形成板(53)に正面、背面、左右側面からの衝撃に対し緩衝機能を有することにより、瓶容器支持体は高い強度を保持して衝撃を吸収緩和できる。
円周の一部を直線状に形成した瓶支持穴(54A)を有する瓶支持板(51)と瓶支持穴(54B)を有する瓶支持板(53)の双方で、収納対象物(S)を固定し、且つ側板当接板(54)に接着剤(7a)を塗布して側面当接板(50)に貼着し、側面当接板(52)に接着剤(7b)を塗布し、第一側板(1)の下方内側に貼着し、瓶支持用中底形成板(53)と瓶支持板(51)を支持され、且つ該瓶支持板(51)は瓶支持用中底形成板(53)と側面当接板で補強された構成を備えることとなり、瓶容器支持体(C)は高い強度を保持して衝撃を吸収緩和できるとともに、第一底形成板(5)の差込穴(55A)に第三底形成板(30)の差込部(34A)を差し込み係止し、自動組立底を形成する接続フラップを接着固定したことより、この箱底からの直接の衝撃を緩和することができ、収納対象物(S)が載置された瓶支持用中底形成板(53)への負荷を逃す緩衝機能により、収納対象物の破損等を大幅に抑制できる。
更に、瓶支持板(51)における緩衝用支持片(51A)、(51A)及び側面当接板(50)の張出縁(50A)、(50A)によって包装対象物(S)の側面を囲繞支持した配置により、振動等による包装対象物(S)の側方へのぶれを抑えることができ、外部からの正面、背面、左右側板からの衝撃を総合的に吸収緩和し、安全確実に収納対象物(S)を保持できる。
本考案の実施例1に係る緩衝機能を有する包装用箱を構成する展開裏面図である。 本考案の実施例1に係る緩衝機能を有する包装用箱を構成する瓶容器支持体の図1より折線F53を谷折して瓶支持用中底形成板を折り畳んだ状態を示す展開裏面図である。 本考案の実施例1に係る緩衝機能を有する包装用箱を構成する瓶容器支持体の図2より折線F51を谷折して折り畳んだ状態を示す展開裏面図である。 本考案の実施例1に係る緩衝機能を有する包装用箱を構成する瓶容器支持体の図3より折線F5を谷折して折り畳んだ状態を示す展開裏面図である。 本考案の実施例1に係る緩衝機能を有する包装用箱を構成する瓶容器支持体の図4より折線F31、F40を谷折して折り畳んだ状態を示す展開裏面図である。 本考案の実施例1に係る緩衝機能を有する包装用箱を構成する瓶容器支持体の図5より折線F20、F30を谷折し、折線V2、V3を山折した状態を示す展開裏面図である。 本考案の実施例1に係る緩衝機能を有する包装用箱を構成する瓶容器支持体の図6より折線F1を谷折して、連結片10の表面側に接着剤を塗布して、接続フラップ22、32の裏面側に接着剤を塗布して折り畳んだ状態を示す展開裏面図である。 本考案の実施例1に係る緩衝機能を有する包装用紙箱を構成する瓶容器支持体の図7より左右側壁を引き起こして包装用箱に組み立てた正面図である。 本考案の実施例1に係る緩衝機能を有する包装用紙箱の裏面側に形成される凹部Mに支持止部34と起立支持板55を接合した状態を説明する拡大斜視図である。 (a)は本考案の実施例1に係る緩衝機能を有する包装用紙箱の天板を開けた状態の平面図で、図10(b)は図10(a)のX−X線における拡大断面図である。 本考案の実施例2に係る緩衝機能を有する包装用紙箱を構成する展開裏面図である。 本考案の実施例2に係る緩衝機能を有する包装用紙箱を構成する瓶容器支持体の図11より折線F53を谷折して瓶支持用中底形成板53を折り畳んだ状態を示す展開裏面図である。 本考案の実施例2に係る緩衝機能を有する包装用紙箱を構成する瓶容器支持体Cより折線F5を谷折して、連結フラップ10の表面側に接着剤を塗布して、接続フラップ22、32の裏面側に接着剤を塗布して各折目を谷折りして扁平に折畳んだ状態を示す正面図である。 本考案の実施例2に係る緩衝機能を有する包装用箱を構成する瓶容器支持体の図13より左右側壁を引き起こして包装用紙箱に組み立てた正面図である。 本考案の実施例2に係る緩衝機能を有する包装用紙箱の裏面側における差込穴に差込部を係合して、第四底形成板40接続フラップ32を貼着する状態を説明する拡大斜視図である。 (a)は本考案の実施例2に係る緩衝機能を有する包装用紙箱の天板を開けた状態の平面図、図16(b)は図16(a)のY−Y線における拡大断面図である。
以下、この考案の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1乃至図10に示すごとく、本考案の第一実施形態の構成は、箱主体Aと該箱主体に内蔵保持及び貼着される瓶容器支持体Bとからなる緩衝機能を有する包装用紙箱に関する。
箱主体Aは、図1に示すごとく第一側板1、第二側板2、第三側板3、第四側板4が順に折線F1、折線F2、折線F3を介して横に連続し、
第一側板1の上端には折線F6を介して天板6が連続し、該天板6の上端には折線F60を介して差込フラップ60が連続する。
前記第一側板1の下端には、折線F5を介して瓶容器支持体Bが連続する。
第一側板1の他方の側端には折線F10を介して連結フラップ10が連続する。
第二側板2の上端には折線F21を介して上部フラップ21が連続し、前記第二側板2の下端には折線F20を介して、第二底形成板20が連続し、前記第二底形成形板20の右端に折線V2を介して接続フラップ22が連続する。
第三側板3の上端には折線F31と開封用ミシン目35を介して両側に係止端部31Aを有する台形状の主フラップ31が連続し、前記第三側板3の上部に開封用ミシン目33を設け、下端には折線F30を介して先端に折線F34を介して支持止部34を有する第三底形成板30が連続し、前記第三底形成板30の左端には折線V3介して接続フラップ32が連続する。
第四側板4の上端には折線F41を介して上部フラップ41が連続し、前記第四側板4の下端には折線F40を介して第四底形成板40が連続する。
前記第一側板1の下端に折線F5を介して瓶容器支持体Bが連続する。
瓶容器支持体Bは、第一底形成板5と、起立支持板55と、第二底支持板56と、側面当接板50と、瓶支持板51と、側面当接板52と、瓶支持用中底形成板53が各折線を介して長さ方向に連続し、更に前記第一底形成板5の折線F50Aから起立支持板55折線V1を介して第二底支持板56の折線F50Bに掛けて第二底支持板56を形成し、該第二底支持板56の両側には縦切込線57と該縦切込線の両側に折線F50を形成し、折線F50Bを介して側面当接板50に連設し、前記第二底支持板56と第一底形成板5は折線V1を相互の境界線とする起立支持板55の折線V1を山折して、前記第二底支持板56の折線F50を折線F50Bを谷折して第一底形成板5から第二底支持板56が起立させる。
側板当接板50と折線F51を介して連続する瓶支持板51には円周の一部を直線状に形成した多数の瓶支持穴54Aを所定間隔で穿設し、折線F52を介して連続する側面当接板52、折線F5を介して連続する瓶支持用中底形成板53を形成し、起立支持板55の折線F50Aと第一底形成板5の両折線F50とを介して連続する第二底支持板56で支持して箱体内で二段棚状に折畳み形成し、
箱体裏面側において図9に示すごとく、第一底形成板5の裏面側において、
第二底支持板56の折線V1により起立させた起立支持板55と、第三底形成板30の下端に折線F34を介して形成した支持止部34が、第一底形成板5の底面側に形成された凹部Mにはまり込んだ状態で起立支持板55と接当支持させて前記側面当接板52を第一側面板1の下部内側に貼着し、主フラップ31の折線F31を谷折して前記第三側板3の上部内側に貼着し、前記主フラップ31の係止端部31A、31Aと、前記折線F51の緩衝用支持片51A、51Aと接当係止させて、自動組立底を有する構造の折畳み可能な第四底形成板40、接続フラップ32、第二底形成板20、接続フラップ22を有する構成である。
図11乃至図16に示すごとく、本考案の第二実施形態の構成は、箱主体Aと該箱主体に内蔵保持及び貼着される瓶容器支持体Cとからなる緩衝機能を有する包装用紙箱に関するもので、第二実施形態の構成は瓶容器支持体Bに代えて瓶容器支持体Cとした緩衝機能を有する包装用紙箱から構成される。
第二実施形態の箱主体Aは、図11に示すごとく第一側板1、第二側板2、第三側板3、第四側板4が順に折線F1、折線F2、折線F3を介して横に連続し、
第一側板1の上端には折線F6を介して天板6が連続し、天板6上端には折線F60を介して差込フラップ60が連続する。
第一側板1の他方の側端には折線F10をして連結フラップ10が連続する。
第二側板2の上端には折線F21を介して上部フラップ21が連続し、前記第二側板2の下端には折線F20を介して、第二底形成板20が連続し、前記第二底形成形板20の右端に折線V2を介して接続フラップ22が連続する。
第三側板3の上端には折線F31を介して両側に係止端部31Aを、前記第三側板3の上部に開封用ミシン目33を有し、折線F31を介して前記の開封用のミシン目33と連続する開封用ミシン目35を有する台形状の主フラップ31を設け、該主フラップ31の上部両側に係止端部31A、31Aを形成し、
第三側板3の下端には折線F30を介して第三底形成板30が連続し、前記第三底形成板30の先端に差込部34Aが連続し、前記第三底形成板30の左端には折線V3を介して接続フラップ32が連続する。
第四側板4の上端には折線F41を介して上部フラップ41が連続し、前記第四側板4の下端には折線F40を介して第四底形板40が連続する。
前記瓶容器支持体Cは、第一側板1の折線F5を介して中央に差込穴55Aを有する第一底形成板5を形成し、折線F50を介して側面当接板50を形成し、折線F51を介して円周の一部を直線状に形成した複数の瓶支持穴54Aを有する瓶支持板51を形成し、
折線F52を介して側面当接板52、折線F53を介して側面当接板52を、折線F53を介し瓶支持用中底支持板53を、折線F53を介して側面当接板54を形成し、折線F54を谷折して側面当接板54の表面側に接着剤7a、7aを塗布し、側面当接板50の裏面側に貼着し、側面当接板52の表面側に接着剤7b、7bを塗布し、第一側面板1の裏面側に貼着し、
前記側面当接板50を前記第三側板3の上部内側に接着剤7eを塗布して折線F31を谷折して主フラップ31の台形部分と接当させ、前記折線F51の両端に設けた緩衝用支持片51A、51Aが前記主フラップ31の台形状の両側に形成した係止端部31A、31Aの端面と接当係止し、第一底形成板1の差込穴55Aに第三底形成板55Aの下部先端に形成した差込部34Aと係合させた自動組立底を形成する構造の折畳み可能な第四底形成板40、接続フラップ32、第二底形成板20、接続フラップ22を有する緩衝機能を有する構成である。
本考案の実施例1に係る緩衝機能を有する包装用紙箱Hは、該箱主体Aと箱主体に内蔵保持及び貼着される瓶容器支持体Bを形成した緩衝機能を有する包装用紙箱Hから構成される。
先ず本考案の実施例1の箱主体Aの構成について説明する。
図1の展開裏面図を示すように、第一側板1、第二側板2、上部に開封用ミシン目33を有する第三側板3、第四側板4が順に折線F1、折線F2、折線F3を介して連続し第一側板1の上端には折線F6を介して天板6が連続し、天板6の上端には折線F60を介して差込フラップ60が連続し、前記第一側板1の下端には、折線F5を介して瓶容器支持体Bが連続する。
第二側板2の上端には折線F21を介して上部フラップ21が連続し、前記第二側板2の下端には折線F20を介して、第二底形成板20が連続する。
前記第三側板3の開封用のミシン目33と連続する開封用ミシン目35を有する第三側板3の上端に折線F31を介して両側に係止部31Aを形成した台形状主フラップ31が連続し、
前記第三側板3の下端には折線F30を介して第三底形成板30が連続し、前記第三底形成板30の先端に折線F34を介して差込部34が連続し、前記第三底形成板30の左端には折線V3を介して接続フラップ32が連続する。
第四側板4の上端には折線F41を介して上部フラップ41が連続し、前記第四側板4の下端には折線F40を介して第四底形成板40が連続する。
第一側板1の他方の側端には折線F10を介して連結フラップ10が連続する。
前記瓶容器支持体Bは、図1に示すごとく、第一底形成板5と、起立支持板55と、第二底支持板56と、側面当接板50と、瓶支持板51と、側面当接板52、瓶支持用中底形成板53が各折線を介して長さ方向に連続し、
更に前記第一底形成板5の折線F50Aを介して起立支持板55を形成し、折線V1を介して第二底支持板56を形成し、該第二底支持板56の両側には縦切込線57と該縦切込線57の両外側に折線F50を形成し、折線F50Bを介して側面当接板50に連設し、
側板当接板50と折線F51を介して連続する瓶支持板51には円周の一部を直線状に形成した多数の瓶支持穴54Aを所定間隔で穿設し、折線F52を介して連続する側面当接板52、折線F53を介して瓶支持用中底形成板53を形成し、起立支持板55の折線F50Aと第一底形成板5の両折線F50とを介して連続する。前記第二底支持板56と第一底形成板5は折線V1を相互の境界線とする起立支持板55の折線V1を山折して、前記第二底支持板56の折線F50と折線F50Bを谷折して第二底支持板56の裏面側に接着剤を塗布し、瓶支持用中底形成板53の表面側と貼着し、側面当接板52の表面側に接着剤を塗布し、第一側面板1の下部内側に貼着し、第一底形成板5から起立支持板55を起立させて箱体内で二段棚状に形成する。
箱体裏面側において図9に示すごとく、第一底形成板5の裏面側凹部Mにおいて、第二底支持板56を起立させた起立支持板55の表面側と、第三底形成板30の支持止部34の表面側が当接して、第一底形成板5の裏面に形成された凹部Mにはまり込んだ状態で起立支持板55と支持止部34と当接して固定させる。
前記主フラップ31の折線F31を谷折して前記第三側板3の上部内側に貼着し、箱体の内部において、主フラップ31の係止端部31A、31Aの端面と、前記折線F51上の緩衝用支持片51A、51Aと接当係止させる。
折畳み可能な自動組立底を形成する構成として、箱体に組み立てた状態において主フラップ31を折返してその自由端部を第三側板3の内面に接着して二重構成とし係止端部31A、31Aに、側面当接板50の緩衝用支持片51Aを接当させて、瓶支持板51を固定させて、さらに側面当接板50の張出縁50A、50Aによって包装対象物Sの側面を囲繞支持した配置により、振動等による包装対象物Sの側方へのぶれを抑えることができ、正面、背面、左右側板からの衝撃を防止し、上部フラップ21、41を箱体の開口部側に水平に折り曲げ、前記上部フラップの上に天板6の差込フラップ60を第三側板に折り曲げた主フラップ31の内側に差し込み閉塞し、上部からの衝撃を防止する。
瓶容器支持体Bにおける折線F5から折線F50までの寸法(第一底形成板5の上下の長さ寸法h8)は、折線F6からさらに両側に折線F60までの寸法(即ち、天板6の上下の長さ寸法h9)と略同寸法とし、また、折線F50Bから折線F51までの寸法(即ち、側面当接板50の上下高さ寸法h1)、折線F52から折線F53までの高さ寸法(側面当接板52の上下の高さ寸法h2)、瓶支持板51の上下の高さ寸法h3と瓶支持用中底形成板53の高さ寸法h4はと略同寸法に形成されている。
前記瓶支持板51は、包装対象物Sとなる薬瓶等の側面を円周の一部を直線状に形成した瓶支持穴54Aで囲繞保持し、薬瓶等の底面は、第一底形成1の下部内側と側面当接板52と接着されており、第二底支持板56と瓶支持用中底形成板53と接着されており、折線F50を谷折りして側面当接板50を立ち上げると起立支持板54の折線V1を山折し、第一中底支持板5の裏面側に凹部Mが形成され、瓶支持用中底形成板53と瓶支持板51に薬瓶等を収納する間隙Kが形成される。
第三側板3に形成した係止端部31A、31Aは、瓶支持板51の緩衝用支持片51A、51Aと接当固定して箱内で瓶支持板51を支持し、起立支持板55と第三底形成板30の折線F34を山折りして支持止部34と接当して第二底支持板56を支持して、瓶容器支持体を箱体内で支持している。
尚、包装対象物Sは円周の一部を直線状に形成した瓶支持穴54Aを有する瓶支持板51には前後2列に5箇所、合計10個形成している。
尚、瓶支持穴54Aの形状はこれに限定されるものでなく、瓶支持穴の鍔内側周囲に瓶胴部外周面が接する一個以上の舌片を形成したものであればその形状は問わない。
第二底形成板20は略二等辺三角形状若しくは台形状に形成されており、その一方の斜辺から折線V2を介して接続フラップ22が延設される。
第三底形成板30は略台形状に形成されており、その一方の斜辺から折線V3を介して接続フラップ32が延設される。
また、第三底形成板30の下端中央に前記第一底形成板5の折線F50A、折線V1を介して第二底支持板56、切込線57の構成により、折線F50Aと折線F50の谷折り、折線V1の山折りにより起立支持板55が第一底形成板5から持ち上げられて第一底形成板5の裏面側に凹部Mを形成し、瓶支持板51と瓶支持用中底形成板53を箱体内で二段棚状に形成し、該凹部内の起立支持板55と前記第二底形成板30の先端に形成した支持止部34と接当保持する。
次に本実施例1に係る組立構造について説明する。
先ず、図1は箱主体と瓶容器支持体の展開裏面図に開示される瓶容器支持体Bは、折線F53を谷折して瓶支持用中底形成板53の上部表面に接着剤7a、7aを塗布し、折線F51を谷折りして瓶支持用中底形成板53の上部表面と中底支持板56の裏面とが接着される。
次に側面接当板52の表側に接着剤7b、7bを塗布し(図2参照)、
次に折線F5を谷折りして、側面接当板52の表側と第一側板1の下部の裏面と接着する(図3参照)。
図4の状態から台形状の主フラップ31の上部裏面側に接着剤7fを塗布して折線F31を谷折りし、第二底形成板20の折線F20、第三底形成板30の折線F30、第四底形成板40の折線F40をそれぞれ谷折し、さらに第二底形成板20の接続フラップ22の折線V2、第三底形成板30の接続フラップ32の折線V3をそれぞれ山折して、支持止片34の折線F34を谷折して、接続フラップ22の裏面側に接着剤7c及び接続フラップ32の裏面側に接着剤7dを塗布する(図6参照)。
次に、第四底形成板40を谷折し、折線F2を谷折し、連結片10の表面に接着剤7eを塗布して、第四側板4の裏面端に連結片10の表面と接着して包装用は箱体が扁平状に折り畳まれる(図7参照)。
この扁平状に折畳まれた状態から箱体の四隅の側面を内側に押さえることによりに箱体に組み立てると同時に瓶容器支持体Bが箱体内に立ち上げられる。(図8参照)。
天板を開けた状態の図10(a)箱体平面図に示すごとく、箱体内に瓶支持板51と瓶支持用中底形成板53が第二底支持板56の支持止部34と起立支持板55に箱底が支持された二段棚状の緩衝機能を有する構成が形成される(図10(b)参照)。
ここで、瓶容器支持体Bは、箱主体の裏面側において、起立支持板55に支持されている第二底支持板56を下方へ押下げることにより行う。第二底支持板56上に瓶支持用中底形成板53が載置され、側面支持板52は第一側板1に接着されていることによって、前記瓶支持用中底形成板53は瓶支持板51と間に間隙Kを形成し、瓶支持用中底形成板53と第一中底形成板5の間に間隙K1を形成し、瓶容器支持体は箱体内で略平行状態を保ち共動する。
また、起立支持板55の高さh6だけ第一側板1の底面から上げて側面当接板52に接着されているから瓶支持用中底形成板53は間隙K1を設けて第一側板1に取り付けられている。
前記したように、折線F51と折線F50Bの高さ寸法h1は、側面当接板52の上下高さ寸法h2と略同寸法とし、瓶支持板51の長さ寸法h3は、瓶支持用中底形成板53の長さ寸法h4と略同寸法である。
更に、前記瓶支持用中底形成板53は第二底支持板56と接着剤7aによって接着されていること、及び第三底形成板30の支持止部34の折線F34から支持止部34の先端までの高さ寸法h7が前記起立支持板55の高さ寸法h6と略同寸法であることにより、第一底形成板5の長さ寸法h8は瓶支持板51の長さ寸法h3と瓶支持用中底形成板53の長さ寸法h4と同寸法であり、側面当接板50と略平行状態を保ち共動する。
そして、両側に縦切込線57を有する第二底支持板56が起立支持板55と第二底支持板56が折線V1を山折して起立支持板55を立ち上げると箱体内に組み立てると瓶容器支持体Bと、側面当接板50の折線F51上の緩衝用支持部51Aがフラップ31の係止端部31Aと接当係合して箱体左右両側からの衝撃を緩衝する機能を有する。
第三底形成板30の先端に形成した支持止部34と、第二底支持板56の起立支持板55と重合当接させ、箱体底部の凹部M内に嵌り込んだ状態とする(図9参照)。
接続フラップ22の裏面を第一底形成板5の表面に接着し、接続フラップ32の裏面を第四底形成板40の表面に接着する。
第三底形成板30の先端に形成した支持止部34と、第二中支持部56の折線V1と連続する起立支持板55と重合当接させ、第二底支持板56の凹部M内に支持止部34が嵌り込んだ状態とする。
凹部M内に支持止部34が嵌り込んだ状態とすることにより、上記瓶支持用中底形成板53は、第二底支持板56と起立支持板55に接当固定され、瓶支持用中底形成板53が補強された状態が保持される。
また、第一底形成板5は上記瓶支持用中底形成板53及び瓶支持板51と略平行状態を保ち共動する構成とし、且つ、側面当接板52と第一側板1とが接着され、瓶支持用中底形成板53と第二底支持板56が接着されることによって、起立支持板55及び凹部Mを構成する第二底支持板56は、支持板51、瓶支持用中底形成板53、第一底形成板5を鉛直状態に保持される。
以上に示した凹部Mの形成及び底部の形成を経て、接着剤7eを塗布した連結片10を第四側板4の裏面に重ね、接着することで扁平な折畳み状態の箱体が形成され、この箱体の四隅を内側に押さえて箱体に形成して上方が開口した状態の緩衝機能を有する包装用紙箱Hが完成する。
当該構成により、箱体内に収納された薬瓶等の下方から衝撃が加わった場合には、包装用紙箱Hの底部中央から起立した起立支持板55と折線V1で山折されて連続する第二底支持板56の構成、第三底形成板30の先端に形成した支持止部30及び前記第二底支持板56と瓶支持用中底形成板53が重着された構成を備えることによって、収納対象物Sは、瓶支持用中底形成板53上に載置されるため、箱底からの直接の衝撃を受けることがなく、瓶容器支持体自体が高い強度を保持して箱底から衝撃を吸収緩和できる。
そして、上記の場合において、円周の一部を直線状に形成した瓶支持穴54Aを有する瓶支持板51に設けて、瓶支持穴54Aの穴の周囲に一部を直線状に形成した周囲淵で瓶の横揺れを規制して、更に衝用支持片51A、51A及び側面当接板50の張出縁50A、50Aによって包装対象物Sの側面を囲繞支持した配置により、振動等による包装対象物Sの側方へのぶれを抑えることができるため、外部からの上下前後左右への衝撃を総合的に吸収緩和し、安全確実に包装対象物6を保持できる。
包装用紙箱Hによれば、箱主体Aと該箱主体に内蔵保持及び貼着される瓶容器支持体Bとからなる包装用紙箱Hにおいて、前記瓶容器支持体Bは、円周の一部を直線状に形成した瓶支持穴54Aを設けた瓶支持板51と第二底支持板56上に瓶支持用中底形成板53が載置され、側面支持板52は第一側板1に接着されていることによって、前記瓶支持用中底形成板53は瓶支持板51と間に間隙Kを形成し、瓶容器支持体は箱体内で略平行状態を保ち共動する。
また、瓶支持用中底形成板53の折線F52を基準として起立支持板55の高さh6だけ第一側板1の底面から上げて側面当接板52に接着されているから瓶支持用中底形成板53は間隙Kを設けて第一側板1に取り付けられている。
前記のように、側面当接板50の高さ寸法h1は、側面当接板52の高さ寸法h2と略同寸法し、瓶支持板51の長さ寸法h3は、瓶支持用中底形成板53の長さ寸法h4と略同寸法である。
瓶支持用中底形成板53及び瓶支持穴54Aを設けた瓶支持板51を棚形に形成し、第二中底支持板56を折線V1で折り曲げた起立支持板55を鉛直に起立させた高さh6上に中底形成板53を載置して、第一側板1の底面から起立支持板55の高さh6だけ上げた位置に、側板当接板52を接着して、第一底形成板5と瓶支持用中底形成板53との間に間隙Kを形成し、第二底支持板56と第三底形成板30との間に凹部Mを形成し、箱主体Aの底内面との間に緩衝用間隙K1と凹部Mが形成され、箱主体Aの瓶支持板51は瓶支持用中底形成板53に支持された瓶容器支持体Bで箱底からの衝突力を吸収して瓶容器を破損から保護するようになる。
また箱主体の開口部を、折畳み可能に構成が確保されることを条件として、主フラップ31を折返してその自由端部を第三側板3の内面に接着し緩衝空間を形成する二重構成とし、上部フラップ21、41を箱体側に水平に折り曲げ、天板6で閉塞するようにして、上部からの衝撃を防止して緩衝効果を発揮することもできる。
本考案は箱主体Aと該箱主体に内蔵保持及び貼着される瓶容器支持体Cを形成した緩衝機能を有する包装用紙箱から構成される。
先ず本実施例2の箱主体Aの構成について説明する。
図11の展開裏面図を示すように、第一側板1、第二側板2、第三側板3、第四側板4が順に折線F1、折線F2、折線F3を介して連続し、前記第三側板3の上端に折線F31介して両側に係止端部31A、31Aを形成した台形状の主フラップ31を形成する。
第一側板1の上端には折線F6を介して天板6が連続し、天板6の上端には折線F60を介して差込フラップ60が連続する。
前記第一側板1の下端に折線F5を介して瓶容器支持体Cが連続する。
第一側板1の他方の側端には折線F10を介して連結フラップ10が連続する。
第一側板1の上端には折線F6を介して天板6が連続し、天板6の上端には折線F60を介して差込フラップ60が連続し、前記第一側板1の下端には、折線F5を介して瓶容器支持体Bが連続する。
第二側板2の上端には折線F21を介して上部フラップ21が連続し、前記第二側板2の下端には折線F20を介して、第二底形成20が連続する。
第三側板3の開封用のミシン目33と連続する開封用ミシン目35を有する第三側板3の上端に折線F31を介して両側に係止端部31A、31Aを形成した台形状の主フラップ31を形成する。
前記第三側板3の下端には折線F30を介して第三底形成板30が連続する。
第四側板4の上端には折線F41を介して上部フラップ41が連続し、前記第四側板4の下端には折線F40を介して第四底形成板40が連続する。
前記瓶容器支持体Cは、図11に示すように第一側板1の下端に折線F5を介して中央に差込穴55Aを有する第一底形成板5、折線F50を介して側面当接板50を形成し、該側面当接板50の両端に張出縁50Aを形成し、折線F51を介して上縁両側に緩衝用支持部51Aを形成し、円周の一部に直線状を形成した瓶支持穴54Aを有する瓶支持板51を形成し、折線F52を介し側面当接板52を、折線F53を介し瓶支持用中底形成板53を形成し、折線F54を介して側面当接板54が連続に形成した構成である。
瓶支持板51の折線F52から折線F53までの高さ寸法h1は、(即ち、側面当接板52の高さ寸法h2と略同一)と折線F54を介して形成した側面当接板54の高さ寸法h3に形成する。
また、折線F51から折線F52までの長さ寸法(即ち、瓶支持板51の長さ寸法h4)は、瓶支持用中底形成板53の長さ寸法h5と略同寸法としている。また、第一底形成板5の長さ寸法h6は、前記瓶支持板51の長さ寸法h4及び瓶支持用中底形成板53の長さ寸法h5と略同一寸法としている。
前記瓶支持板51は、包装対象物Sとなる薬瓶等の側面に円周の一部を直線状に形成した瓶支持穴54Aと、瓶支持用中底形成板53の瓶支持穴54Bで瓶の周囲を囲繞保持し、包装対象物Sの底面は第一底形成板5と第三底形成板30と第二底形成板20、第四底形成板40で支持し、更に側面当接板50と側面当接板54及び緩衝用支持片51A、51Aが主フラップ31の係止縁部31A、31Aと接当係止し、瓶支持板51及び瓶支持用中底形成板53を支持している。
瓶支持板51には円周の一部を直線状に形成した複数の瓶支持穴54A、これに対応して瓶中底形成板53には複数個の瓶支持穴54Bを形成し、本件の場合瓶支持板51の瓶支持穴54Aと瓶支持用中底形成板53の瓶支持穴54Bは前後二列に間隔をあけて5個ずつが形成されている。
第二底形成板20は概ね二等辺三角形状に形成されており、その一方の斜辺から折線V2を介して接続フラップ22が延設される。
第三底形成板30は概ね二等辺三角形状に形成されており、その一方の斜辺から折線V3を介して接続フラップ32が延設される。
また、第三底形成板30の下端には前記第一底形成板5の差込穴55Aと係合する差込部34Aを形成している。
瓶容器支持体Cは、第一側板1の折線F5を介して中央に差込穴55Aを有する第一底形成板5を形成し、折線F50を介して側面当接板50を形成し、折線F51を介して穴の周囲の一部を直線状に形成した瓶支持穴54Aを有する瓶支持板51を形成し、折線F52を介して側面当接板52、折線F53を介して側面当接板52を、折線F53を介し瓶支持用中底支持板53、折線F53を介して側面当接板54を形成し、側面当接板54の表面側に接着剤7aを塗布し、側面当接板50の裏面側に貼着し、側面当接板52の表面側に接着剤7bを塗布し、第一側面板1の裏面側に貼着する。
前記側面当接板50を前記第三側板3の上部内側に折曲重着し、主フラップ31の台形部分の係止端部31を前記折線F51の両端に設けた緩衝用支持片51A、51と接当係止し、第一底形成板5の差込穴55Aに第三底形成板30の下部先端に形成した差込部34Aを係合させたことを特徴とする緩衝機能を有する包装用紙箱からなる構成とする。
次に本実施例2に係る組立て構造について説明する。
図11は箱主体Aと該箱主体に内臓保持及び貼着される瓶容器支持体Cの展開裏面図に示すごとく、瓶容器支持体Cは、折線F53を谷折りし、側面当接板52と瓶支持板51上に、瓶支持用中底形成板53と側面当接板54と重合させて、側面当接板54の表面に接着剤7a、7aを塗布し、折線F51を谷折りし、側面当接板50の裏面側に側面当接板54を貼着し、側面当接板52の表面側に接着剤7b、7bを塗布して、折線F5を谷折りして側面当接板52の表面側と第一側板1の下部裏面側に貼着させる。
次に第二側板2の裏面側に折線F20を谷折りして折線V2を山折りして接続フラップ22の裏面側に接着剤7cを塗布し、第三側板3の裏面側に折線F31を谷折りして主フラップ31の裏面側に接着剤7fを塗布して第三側板3と主フラップ31を重合接着し、第三側板3の折線F30を谷折りして、第三底形成板30の折線V3を山折りして、接続フラップ32の裏面側に接着剤7dを塗布し、第四底形成板40の折線F40を谷折りして、折線F1を谷折りして前記接続フラップ22と第一底形成板1の表面側に接着剤7eを塗布し、折線F3を谷折りして第四底形成40の表側と接続フラップ32の裏側と貼着する。
前記連結フラップ10の表側に第四底形成4の他端部の裏面側と貼着させて図7に示す折り畳まれた包装用紙箱体となり、この箱体の四隅を持って内側に押さえて、箱体を立体に組み立てると、図16(a)のごとき状態となる。このように箱体内に瓶支持用中底形成板53と瓶支持板51が二段棚状に立ち上がり、瓶支持板51の折線F51上に形成した緩衝用支持片51A、51Aが主フラップ31の係止端部31A、31Aと接当支持し(図16(b)参照)各瓶支持穴に薬瓶を挿入することができる。
上部フラップ21の折線F21を谷折りし、上部フラップ41の折線F41を谷折りして、天板6の折線F6を谷折りして差込フラップ60の折線F60を谷折りして第三側板3の内面側の主フラップ31に差込み保持される。
箱底側においては前記差込55Aに差込部34Aが係合保持されている。
箱体を折り畳むには天板を上方に開けて左右の上部フラップを持ち上げて、箱底の接続、フラップ22、23の折線V2、V3に沿って箱底側から上方に押さえることにより、前記差込部34Aが差込穴55Aとの係合が開放させて、瓶支持板51、瓶支持用中底形成板53、第一底形成板5が扁平に折り畳まれた状態で上方に持ち上げられて組立て前の扁平な箱体の組立て前の状態になる。
1 第一側板
10 連結片
2 第二側板
20 第二底形成板
21 上部フラップ
22 接続フラップ
3 第三側板
30 第三底形成板
31 主フラップ
31A 係止端部
32 接続フラップ
33 開封用ミシン目
34 支持止部
34A 差込部
35 開封用ミシン目
4 第四側板
40 第四底形成板
41 上部フラップ
5 第一底形成板
50 側面当接板
50A 張出縁
50B 折線
51 瓶支持板
51A 緩衝用支持片
52 側面当接板
53 瓶支持用中底形成板
54 側面当接板
54A 瓶支持穴
54B 瓶支持穴
55 起立支持板
55A 差込穴
56 第二底支持板
57 縦切込線
6 天板
60 差込フラップ
7a 接着剤
7b 接着剤
7c 接着剤
7d 接着剤
7e 接着剤
7f 接着剤
A 箱主体
B 瓶容器支持体
C 瓶容器支持体
F1〜F10 折線
F20〜F21 折線
F30〜F34 折線
F40〜F41 折線
F50〜F51 折線
F51〜F54 折線
F50A〜F50B 折線
F60 折線
h1 高さ寸法
h2 高さ寸法
h3 高さ寸法
h4 長さ寸法
h5 長さ寸法
h6 長さ寸法
h7 高さ寸法
h8 長さ寸法
h9 長さ寸法
H 包装用紙箱
K 間隙
K1 間隙
M 凹部
S 収納対象物
V1 折線
V2 折線
V3 折線

Claims (4)

  1. 箱主体と該箱主体に内蔵保持及び貼着される瓶容器支持体とから構成される包装用紙箱であり、箱主体は夫々折線を介して連続形成される側板と、前記いずれかの側板の上端から折線を介して形成される天板、上部フラップ、台形状の主フラップ、上部フラップを、第二底形成板と第三底形成板の側端に連結フラップを備え、前記いずれかの側板の下端から折線を介して形成される瓶容器支持体と、該瓶容器支持体と連続しない各側板の夫々の下端から折線を介して少なくともいずれか二つには、隣接するいずれかの他の底形成板と接続して自動組立底を形成する接続フラップを夫々折線を設けてなる緩衝機能を有する包装用紙箱において、
    箱主体(A)には第三底形成体(30)の下部先端に支持止部(34)を形成し、瓶容器支持体(B)は、第一底形成板(5)と、起立板支持板(55)と、第二底支持板(56)と、側面当接板(50)と、瓶支持板(51)と、側面当接板(52)、瓶支持用中底形成板(53)が各折線を介して長さ方向に連続し、
    前記第一底形成板(5)の折線(F50A)から起立支持板(55)を形成し、折線(V1)を介して第二底支持板(56)を形成し、折線(F50B)を介して側面当接板(50)を形成し、前記第二底支持板(56)の両側には縦切込線(57)と該縦切込線(57)の両外側に折線(F50)を形成し、前記第二底支持板(56)と第一底形成板(5)は折線(V1)を相互の境界線とする起立支持板(55)を形成し、該起立支持板(55)の折線(V1)を山折して、折線(F50)と折線(F50B)及び折線(F50A)を谷折して、第二底支持板(56)の裏面側において瓶支持用中底形成板(53)の表面側と貼着し、側面当接板(52)の表面側を第一側面板(1)の下部内側に貼着し、第一底形成板(5)から起立支持板(55)を起立させて瓶支持穴を有する瓶支持板(51)と瓶支持用中底形成板(53)を箱体内で二段棚状に形成し、第一底形成板(5)の裏面側凹部(M)を形成して、第二底支持板(56)を起立させた起立支持板(55)の表面側と、第三底形成板(30)の支持止部(34)の表面側を当接させて、第一底形成板(5)の裏面に形成された凹部(M)にはまり込んだ状態で起立支持板(55)と支持止部(34)と当接して保持固定させることを特徴とする緩衝機能を有する包装用紙箱。
  2. 箱主体(A)と該箱主体に内蔵保持及び貼着される瓶容器支持体(C)とから構成される緩衝機能を有する包装用紙箱であって、
    箱主体(A)には第三底形成体(30)の下部先端に差込部(34A)を形成し、瓶容器支持体(C)は、第一底形成板(5)の中央に差込穴(55A)を設け、折線(F50)を介して側面当接板(50)を形成し、折線(F50)の両端に張出縁(50A)、(50A)を設け、折線(F51)を介して複数の瓶支持穴を有する瓶支持板(51)を形成し、折線(F52)を介して側面当接板(52)、折線(F53)を介して前記瓶支持穴と同数の瓶支持用穴を有する瓶支持用中底形成板(53)を、折線(F54)を介して側板当接板(54)を連設し、各折線を山折りして、側板当接板(54)の表面を側面当接板(50)に貼着し、折線(F50)を谷折りして側面当接板(52)の表面側に第一側板(1)の下部裏面を貼着し、第一底形成板(1)の差込穴(55A)に第三底形成板(55A)の差込部(34A)と係合させたことを特徴とする請求項1記載の緩衝機能を有する包装用紙箱。
  3. 第三側板(3)の上端に形成した台形状の主フラップ(31)を箱体の内側に折曲げて第三側板(3)の内側に貼着し、前記台形状の主フラップ(31)の両側に形成した係止端部(31A)、(31A)の端面に、前記側面当接板(50)の折線に形成した緩衝用支持片(51A)、(51A)を係止させたことを特徴とする請求項1又は2記載の緩衝機能を有する包装用紙箱。
  4. 瓶支持穴が円周の一部を直線状に形成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の緩衝機能を有する包装用紙箱。
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