JP3182822B2 - 車両用交流発電機の整流装置 - Google Patents
車両用交流発電機の整流装置Info
- Publication number
- JP3182822B2 JP3182822B2 JP34449591A JP34449591A JP3182822B2 JP 3182822 B2 JP3182822 B2 JP 3182822B2 JP 34449591 A JP34449591 A JP 34449591A JP 34449591 A JP34449591 A JP 34449591A JP 3182822 B2 JP3182822 B2 JP 3182822B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rectifier
- terminal
- terminal block
- frame
- radiating fin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用交流発電機の整流
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用交流発電機の整流装置を、
図9〜図13に示す。図9は車両用交流発電機への従来
の整流装置組付け状態を示し、図10〜図13はこの整
流装置の詳細を示す。この整流装置は、筒部40a(図
11参照)が立設された樹脂製の端子台40を有し、筒
部40aには出力端子70、+側放熱フィン10、樹脂
スペーサ100が嵌装され、筒部40aを貫通するアー
ス電極兼用のパイプリベット101により出力端子7
0、+側放熱フィン10、樹脂スペーサ100を挟んで
端子台40と−側放熱フィン102とがかしめられてい
る。また、パイプリベット101を貫通する締結ボルト
がリヤカバ−92とともにこの整流装置をフレーム2に
固定している。
図9〜図13に示す。図9は車両用交流発電機への従来
の整流装置組付け状態を示し、図10〜図13はこの整
流装置の詳細を示す。この整流装置は、筒部40a(図
11参照)が立設された樹脂製の端子台40を有し、筒
部40aには出力端子70、+側放熱フィン10、樹脂
スペーサ100が嵌装され、筒部40aを貫通するアー
ス電極兼用のパイプリベット101により出力端子7
0、+側放熱フィン10、樹脂スペーサ100を挟んで
端子台40と−側放熱フィン102とがかしめられてい
る。また、パイプリベット101を貫通する締結ボルト
がリヤカバ−92とともにこの整流装置をフレーム2に
固定している。
【0003】端子台40には、鉄製のターミナル30が
モールド成形により一体固定されており、ターミナル3
0の両端は、+側放熱フィン10に担持される高位側整
流素子5aのリードと、−側放熱フィン102に担持さ
れる低位側整流素子5bのリードとに半田で接続されて
いる。ステータコイル94bの各相出力端を構成するス
テータリードターミナル60はビス79によりステータ
リードタ−ミナル60を通じてターミナル30に接続さ
れている。更に出力端子70が+側放熱フィン10に固
定されている。
モールド成形により一体固定されており、ターミナル3
0の両端は、+側放熱フィン10に担持される高位側整
流素子5aのリードと、−側放熱フィン102に担持さ
れる低位側整流素子5bのリードとに半田で接続されて
いる。ステータコイル94bの各相出力端を構成するス
テータリードターミナル60はビス79によりステータ
リードタ−ミナル60を通じてターミナル30に接続さ
れている。更に出力端子70が+側放熱フィン10に固
定されている。
【0004】これにより整流装置が車両用交流発電機
(オルタネータ)に固定される。この整流装置の冷却
は、ロータ93と一体回転するファン98によりなされ
る。
(オルタネータ)に固定される。この整流装置の冷却
は、ロータ93と一体回転するファン98によりなされ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
整流装置では、パイプリベット101が端子台40及び
樹脂スペーサ100を挟んでかしめているので、振動や
熱ストレスの繰り返しによる端子台40や樹脂スペーサ
100の熱収縮がゆるみを生じる可能性を考慮しなけれ
ばならないという不具合を有している。
整流装置では、パイプリベット101が端子台40及び
樹脂スペーサ100を挟んでかしめているので、振動や
熱ストレスの繰り返しによる端子台40や樹脂スペーサ
100の熱収縮がゆるみを生じる可能性を考慮しなけれ
ばならないという不具合を有している。
【0006】また、出力端子70、+側放熱フィン1
0、樹脂スペーサ100、端子台40、パイプリベット
101、−側放熱フィン102など、部品点数、組付け
工数が多いという不具合があった。本発明は、上記問題
点に鑑みなされたものであり、振動や熱ストレスの繰り
返しによるゆるみが生じることがなく、かつ部品点数、
組付け工数の削減が可能な車両用交流発電機の整流装置
を提供することをその目的としている。
0、樹脂スペーサ100、端子台40、パイプリベット
101、−側放熱フィン102など、部品点数、組付け
工数が多いという不具合があった。本発明は、上記問題
点に鑑みなされたものであり、振動や熱ストレスの繰り
返しによるゆるみが生じることがなく、かつ部品点数、
組付け工数の削減が可能な車両用交流発電機の整流装置
を提供することをその目的としている。
【0007】本発明の車両用交流発電機の整流装置は、
高位側整流素子を担持するとともに前記高位側整流素子
のカソ−ドに接続される+側放熱フィンと、低位側整流
素子を担持するとともに前記低位側整流素子のアノ−ド
に接続される−側放熱フィンと、前記高位側整流素子の
アノ−ド、前記低位側整流素子のカソ−ド及びステータ
コイルの相出力端を接続するタ−ミナルが一体成形され
フレームに取り付られる端子台とを備える車両用交流発
電機の整流装置において、前記+側放熱フィンは、前記
端子台から離れて延設されて前記高位側整流素子を担持
する中空延在部分と、前記中空延在部分の少なくとも両
側に設けられて一体成形により前記端子台に固定される
複数の端子台一体成形部分とを有し、前記端子台は、前
記中空延在部分の両側に位置してそれぞれ前記+側放熱
フィンに向けて立設されて前記+側放熱フィンの前記端
子台一体成形部分と一体に成形された複数の突部を有し
ていることを特徴としている。
高位側整流素子を担持するとともに前記高位側整流素子
のカソ−ドに接続される+側放熱フィンと、低位側整流
素子を担持するとともに前記低位側整流素子のアノ−ド
に接続される−側放熱フィンと、前記高位側整流素子の
アノ−ド、前記低位側整流素子のカソ−ド及びステータ
コイルの相出力端を接続するタ−ミナルが一体成形され
フレームに取り付られる端子台とを備える車両用交流発
電機の整流装置において、前記+側放熱フィンは、前記
端子台から離れて延設されて前記高位側整流素子を担持
する中空延在部分と、前記中空延在部分の少なくとも両
側に設けられて一体成形により前記端子台に固定される
複数の端子台一体成形部分とを有し、前記端子台は、前
記中空延在部分の両側に位置してそれぞれ前記+側放熱
フィンに向けて立設されて前記+側放熱フィンの前記端
子台一体成形部分と一体に成形された複数の突部を有し
ていることを特徴としている。
【0008】好適な実施態様において、前記低位側整流
素子は、前記フレームに担持されていることを特徴とし
ている。
素子は、前記フレームに担持されていることを特徴とし
ている。
【0009】
【作用及び発明の効果】第一発明では、全波整流ブリッ
ジの高位側整流素子を担持するとともに高位側整流素子
のカソ−ドに接続される+側放熱フィンが、整流素子間
接続用のタ−ミナルを担持する端子台と一体成形されて
いる。そのため、組付け時に端子台をフレームに組付け
るだけで+側放熱フィンも同時に組付けされることとな
り組付けが簡単となる。また、振動や熱ストレスにより
端子台から+側放熱フィンが緩んだりすることがない。
更に当然、端子台の樹脂成形前に出力端子と+側放熱フ
ィンとの接続が可能となるので、従来のように組付け後
にそれを行わねばならないのに比べて、出力端子と+側
放熱フィンとの接続が簡単となり緩みにくい。
ジの高位側整流素子を担持するとともに高位側整流素子
のカソ−ドに接続される+側放熱フィンが、整流素子間
接続用のタ−ミナルを担持する端子台と一体成形されて
いる。そのため、組付け時に端子台をフレームに組付け
るだけで+側放熱フィンも同時に組付けされることとな
り組付けが簡単となる。また、振動や熱ストレスにより
端子台から+側放熱フィンが緩んだりすることがない。
更に当然、端子台の樹脂成形前に出力端子と+側放熱フ
ィンとの接続が可能となるので、従来のように組付け後
にそれを行わねばならないのに比べて、出力端子と+側
放熱フィンとの接続が簡単となり緩みにくい。
【0010】更に説明すると、本発明では、端子台が+
側放熱フィンと一体成形される複数の突部を有し、各突
部は整流素子を挟んで+側放熱フィン及び整流素子を中
空に両端支持するので、耐振動性を確保しつつ良好な冷
却効果を奏することができることは明らかである。
側放熱フィンと一体成形される複数の突部を有し、各突
部は整流素子を挟んで+側放熱フィン及び整流素子を中
空に両端支持するので、耐振動性を確保しつつ良好な冷
却効果を奏することができることは明らかである。
【0011】
【実施例】本発明の車両用交流発電機の整流装置の一例
を図1〜図8により以下、説明する。この発電機自体は
図9に図示される従来のものと同じでよく図9を用いて
説明を補足すれば、駆動軸91を回転自在に支承するフ
レーム2の後端壁をリヤカバ−92が覆っている。
を図1〜図8により以下、説明する。この発電機自体は
図9に図示される従来のものと同じでよく図9を用いて
説明を補足すれば、駆動軸91を回転自在に支承するフ
レーム2の後端壁をリヤカバ−92が覆っている。
【0012】駆動軸91には回転子93が嵌着されてお
り、回転子93を囲んでフレーム2の内周面に固定子9
4が固定されている。回転子93は駆動軸91に嵌着さ
れた界磁鉄心93aと、界磁鉄心93aに巻装された界
磁コイル93bとからなり、固定子94は、フレーム2
の内周面に固定された固定子鉄心94aと、固定子鉄心
94aに巻装されたステータコイル94bとからなる。
り、回転子93を囲んでフレーム2の内周面に固定子9
4が固定されている。回転子93は駆動軸91に嵌着さ
れた界磁鉄心93aと、界磁鉄心93aに巻装された界
磁コイル93bとからなり、固定子94は、フレーム2
の内周面に固定された固定子鉄心94aと、固定子鉄心
94aに巻装されたステータコイル94bとからなる。
【0013】リヤカバー92に囲包されて発電電圧整流
用のレギュレ−タ95、ブラシアセンブリ96、及び整
流装置97がフレーム2の後端壁にそれぞれ支持されて
いる。回転子93に固着された冷却ファン98は冷却風
を生起し、冷却風は、外部空間からリヤカバ−92内に
導入され、整流装置97などを冷却した後、フレーム2
の後端壁に貫設された空気吸い込み口22(図1参照)
からフレーム2内に導入され、フレーム2の周壁に貫設
された空気吹き出し口から外部空間に排出される。
用のレギュレ−タ95、ブラシアセンブリ96、及び整
流装置97がフレーム2の後端壁にそれぞれ支持されて
いる。回転子93に固着された冷却ファン98は冷却風
を生起し、冷却風は、外部空間からリヤカバ−92内に
導入され、整流装置97などを冷却した後、フレーム2
の後端壁に貫設された空気吸い込み口22(図1参照)
からフレーム2内に導入され、フレーム2の周壁に貫設
された空気吹き出し口から外部空間に排出される。
【0014】図2にこの整流装置の回路図を示す。この
整流装置97は4相全波整流ブリッジであって、+側放
熱フィン1は4個の高位側整流素子5aのカソード及び
出力端子7に接続されている。各高位側整流素子5aの
アノードは4個の低位側整流素子5bのカソードにター
ミナル3を介して個別に接続され、また各ターミナル3
は各ステータコイルリード6を通じてステータコイル9
4bの各端に個別に接続されている。各低位側整流素子
5bのアノードはフレーム2に接続され、フレーム2は
アースされている。
整流装置97は4相全波整流ブリッジであって、+側放
熱フィン1は4個の高位側整流素子5aのカソード及び
出力端子7に接続されている。各高位側整流素子5aの
アノードは4個の低位側整流素子5bのカソードにター
ミナル3を介して個別に接続され、また各ターミナル3
は各ステータコイルリード6を通じてステータコイル9
4bの各端に個別に接続されている。各低位側整流素子
5bのアノードはフレーム2に接続され、フレーム2は
アースされている。
【0015】ここで、樹脂製の端子台4は、インサート
成形により各ターミナル3、+側放熱フィン1、出力端
子7と一体となってアセンブリを構成しており、後述す
るように、端子台4をフレーム2に締着し、上記アセン
ブリに高位側整流素子5aを装着し、図1に示すように
フレーム2に低位側整流素子5bを装着し、これら各整
流素子5a,5bのリードをターミナル3で接続し、更
に各ターミナル3を各ステータコイルリード6に個別に
接続して組付けを終了する。
成形により各ターミナル3、+側放熱フィン1、出力端
子7と一体となってアセンブリを構成しており、後述す
るように、端子台4をフレーム2に締着し、上記アセン
ブリに高位側整流素子5aを装着し、図1に示すように
フレーム2に低位側整流素子5bを装着し、これら各整
流素子5a,5bのリードをターミナル3で接続し、更
に各ターミナル3を各ステータコイルリード6に個別に
接続して組付けを終了する。
【0016】上記アセンブリを発電機のリヤ側から見た
図を図3に示し、その部分斜視図を図4に示し、リヤカ
バ−92などを外して整流装置R及びフレーム2をリヤ
側から見た図を図1に示し、図1の各部断面図を図5〜
図8に示す。+側放熱フィン1は図3及び図4に示すよ
うに略半円状であって、高位側整流素子5aが圧入され
る4個の貫通孔11を有し、内側に通気孔12を有す
る。
図を図3に示し、その部分斜視図を図4に示し、リヤカ
バ−92などを外して整流装置R及びフレーム2をリヤ
側から見た図を図1に示し、図1の各部断面図を図5〜
図8に示す。+側放熱フィン1は図3及び図4に示すよ
うに略半円状であって、高位側整流素子5aが圧入され
る4個の貫通孔11を有し、内側に通気孔12を有す
る。
【0017】端子台4は各図に示すように複雑な形状を
しているが、基本的には、出力端子7及び+側放熱フィ
ン1の一端部を包む支持突部41と、+側放熱フィン1
の中央部及び他端部を包む支持突部42、43と、+側
放熱フィン1の外周端部に沿って延設されてこれら支持
突部41、42、43と一体化している基壁部44と、
+側放熱フィン1の小孔19に支持されてターミナル支
持用の内壁部45(図6参照)と、+側放熱フィン1の
外周縁支持用の小突起46(図3、図4参照)とを有し
ている。
しているが、基本的には、出力端子7及び+側放熱フィ
ン1の一端部を包む支持突部41と、+側放熱フィン1
の中央部及び他端部を包む支持突部42、43と、+側
放熱フィン1の外周端部に沿って延設されてこれら支持
突部41、42、43と一体化している基壁部44と、
+側放熱フィン1の小孔19に支持されてターミナル支
持用の内壁部45(図6参照)と、+側放熱フィン1の
外周縁支持用の小突起46(図3、図4参照)とを有し
ている。
【0018】図8に示すように、端子台4の支持突部4
1には貫通孔41aが設けられ、この貫通孔41aを貫
通して固定用スクリュ8がフレーム2に螺入されて、支
持突部41がフレーム2に固定されている。また、出力
端子7は+側放熱フィン1の一端にリベット71により
予め固定された後でインサート成形により端子台4と一
体成形されている。
1には貫通孔41aが設けられ、この貫通孔41aを貫
通して固定用スクリュ8がフレーム2に螺入されて、支
持突部41がフレーム2に固定されている。また、出力
端子7は+側放熱フィン1の一端にリベット71により
予め固定された後でインサート成形により端子台4と一
体成形されている。
【0019】図7に示すように、端子台4の基壁部44
はその外周縁に設けられた両端開口の筒部49を有し、
筒部49を貫通してステータコイルリード6が突出して
いる。基壁部44に支持されたターミナル3の一端がこ
のステータコイルリード6の先端に巻締めされている。
図6に示すように、端子台4の内壁部45は+側放熱フ
ィン1の小孔部19に支持されてターミナル3を支持し
ており、このターミナル3の一端は+側放熱フィン1の
貫通孔11に圧入された高位側整流素子5aのリードに
半田付けされている。
はその外周縁に設けられた両端開口の筒部49を有し、
筒部49を貫通してステータコイルリード6が突出して
いる。基壁部44に支持されたターミナル3の一端がこ
のステータコイルリード6の先端に巻締めされている。
図6に示すように、端子台4の内壁部45は+側放熱フ
ィン1の小孔部19に支持されてターミナル3を支持し
ており、このターミナル3の一端は+側放熱フィン1の
貫通孔11に圧入された高位側整流素子5aのリードに
半田付けされている。
【0020】図5に示すように、端子台4の支持突部4
2は+側放熱フィン1の狭い中央部を包むとともに、支
持突部42の貫通孔41aを貫通する固定用スクリュ8
がフレーム2に螺入されて、支持突部42がフレーム2
に固定されている。同様に、端子台4の支持突部43に
も貫通孔が設けられ、固定用スクリュ8がフレーム2に
螺入されて支持突部43がフレーム2に固定されてい
る。
2は+側放熱フィン1の狭い中央部を包むとともに、支
持突部42の貫通孔41aを貫通する固定用スクリュ8
がフレーム2に螺入されて、支持突部42がフレーム2
に固定されている。同様に、端子台4の支持突部43に
も貫通孔が設けられ、固定用スクリュ8がフレーム2に
螺入されて支持突部43がフレーム2に固定されてい
る。
【0021】結局、+側放熱フィン1、出力端子7、タ
ーミナル3がインサート成形により端子台4と一体固定
され、4個の高位側整流素子5aが+側放熱フィン1の
貫通孔11に圧入され、高位側整流素子5aのリードは
ターミナル3に固定されている。そして、端子台4は固
定用スクリュ8によりフレーム4に固定されていること
がわかる。
ーミナル3がインサート成形により端子台4と一体固定
され、4個の高位側整流素子5aが+側放熱フィン1の
貫通孔11に圧入され、高位側整流素子5aのリードは
ターミナル3に固定されている。そして、端子台4は固
定用スクリュ8によりフレーム4に固定されていること
がわかる。
【0022】一方、4個の低位側整流素子5bは、図1
に示すように、フレーム2に穿設された嵌め込み穴に直
接圧入され、低位側整流素子5bのリードはターミナル
3に半田付けされている。上記整流装置の組付けは、図
1に示すように、まず低位側整流素子5bをフレーム2
に圧入し、次に高位側整流素子5aが+側放熱フィン1
に圧入された端子台4をフレーム2に締着し、その後、
各整流素子5a,5bのリード及びステータコイルリー
ド6をターミナル3に接続して完了する。
に示すように、フレーム2に穿設された嵌め込み穴に直
接圧入され、低位側整流素子5bのリードはターミナル
3に半田付けされている。上記整流装置の組付けは、図
1に示すように、まず低位側整流素子5bをフレーム2
に圧入し、次に高位側整流素子5aが+側放熱フィン1
に圧入された端子台4をフレーム2に締着し、その後、
各整流素子5a,5bのリード及びステータコイルリー
ド6をターミナル3に接続して完了する。
【0023】したがって上記したこの実施例の整流装置
によれば、以下の効果を奏することができる。まず、フ
レーム2に低位側整流素子5bを直接固定しているの
で、低位側整流素子5bのアース側の接続作業及び接続
部材を省略でき、更にフレーム2が−側放熱フィンを兼
用するので−側放熱フィンを省略することができる。こ
の−側放熱フィンの省略によりスペースの節約もでき
る。
によれば、以下の効果を奏することができる。まず、フ
レーム2に低位側整流素子5bを直接固定しているの
で、低位側整流素子5bのアース側の接続作業及び接続
部材を省略でき、更にフレーム2が−側放熱フィンを兼
用するので−側放熱フィンを省略することができる。こ
の−側放熱フィンの省略によりスペースの節約もでき
る。
【0024】次に、高位側整流素子5aを担持するとと
もに高位側整流素子5aを冷却する+側放熱フィン1を
出力端子7に予め接続した状態でターミナル3とともに
端子台4に一体成形しているので、+側放熱フィン1及
び出力端子7はそれぞれ端子台4により強固に保持さ
れ、振動や熱ストレスに関わらず+側放熱フィン1や出
力端子7がぐらついて両者が接触不良となったり又は他
の導電部材と接触したりする事故を未然に防止できる。
また、組付けが極めて簡単となり、部品点数も削減する
ことができる。
もに高位側整流素子5aを冷却する+側放熱フィン1を
出力端子7に予め接続した状態でターミナル3とともに
端子台4に一体成形しているので、+側放熱フィン1及
び出力端子7はそれぞれ端子台4により強固に保持さ
れ、振動や熱ストレスに関わらず+側放熱フィン1や出
力端子7がぐらついて両者が接触不良となったり又は他
の導電部材と接触したりする事故を未然に防止できる。
また、組付けが極めて簡単となり、部品点数も削減する
ことができる。
【0025】更に、本実施例の整流装置によれば、低位
整流素子5bをフレーム2に固定し、高位整流素子5a
をアセンブリに固定するので、結局、+側放熱フィン1
等を一体支持する端子台4をフレーム2に取り付け、タ
ーミナル配線をすれば組付けできるという極めて簡単な
取り付けが可能となる。
整流素子5bをフレーム2に固定し、高位整流素子5a
をアセンブリに固定するので、結局、+側放熱フィン1
等を一体支持する端子台4をフレーム2に取り付け、タ
ーミナル配線をすれば組付けできるという極めて簡単な
取り付けが可能となる。
【図1】本発明の車両用交流発電機の整流装置の組付け
例を示すリヤ側から見た正面図、
例を示すリヤ側から見た正面図、
【図2】図1の整流装置の回路図、
【図3】図1の整流装置のアセンブリを示す正面図、
【図4】図3のアセンブリの斜視図、
【図5】図1のA−A線矢視断面図、
【図6】図1のB−B線矢視断面図、
【図7】図1のC−C線矢視断面図、
【図8】図1のD−D線矢視断面図、
【図9】従来の車両用交流発電機の一例を示す断面図、
【図10】図9の整流装置を図6のフロント(左)側か
ら見た裏面図、
ら見た裏面図、
【図11】図10のB−B線矢視断面図、
【図12】図9の整流装置を図6のリヤ(右)側から見
た正面図、
た正面図、
【図13】図12のA−A線矢視断面図、
1は+側放熱フィン、2はフレーム、3はターミナル、
4は端子台、5aは高位側整流素子、5bは低位側整流
素子、6はステータコイルリード、7は出力端子、8は
固定用スクリュ、41〜43は支持突部(突部)
4は端子台、5aは高位側整流素子、5bは低位側整流
素子、6はステータコイルリード、7は出力端子、8は
固定用スクリュ、41〜43は支持突部(突部)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−106047(JP,A) 特開 平3−52545(JP,A) 実開 昭63−138864(JP,U) 実開 平1−147666(JP,U) 実開 平1−131263(JP,U) 実開 平1−69371(JP,U) 実開 昭56−54871(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 19/36
Claims (2)
- 【請求項1】高位側整流素子を担持するとともに前記高
位側整流素子のカソ−ドに接続される+側放熱フィン
と、低位側整流素子を担持するとともに前記低位側整流
素子のアノ−ドに接続される−側放熱フィンと、前記高
位側整流素子のアノ−ド、前記低位側整流素子のカソ−
ド及びステータコイルの相出力端を接続するタ−ミナル
が一体成形されフレームに取り付られる端子台とを備え
る車両用交流発電機の整流装置において、 前記+側放熱フィンは、前記端子台から離れて延設されて前記高位側整流素子を
担持する中空延在部分と、前記中空延在部分の少なくと
も両側に設けられて一体成形により前記端子台に固定さ
れる複数の端子台一体成形部分とを有し、 前記端子台は、 前記中空延在部分の両側に位置してそれぞれ前記+側放
熱フィンに向けて立設されて前記+側放熱フィンの前記
端子台一体成形部分と一体に成形された複数の突部を有
している ことを特徴とする車両用交流発電機の整流装
置。 - 【請求項2】前記低位側整流素子は、前記フレームに担
持されていることを特徴とする請求項1記載の車両用交
流発電機の整流装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34449591A JP3182822B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 車両用交流発電機の整流装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34449591A JP3182822B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 車両用交流発電機の整流装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001005339A Division JP3346410B2 (ja) | 2001-01-12 | 2001-01-12 | 車両用交流発電機の整流装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05176505A JPH05176505A (ja) | 1993-07-13 |
JP3182822B2 true JP3182822B2 (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18369714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34449591A Expired - Fee Related JP3182822B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 車両用交流発電機の整流装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3182822B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3543881B2 (ja) * | 1995-11-08 | 2004-07-21 | 株式会社デンソー | 交流発電機 |
FR2752109B1 (fr) * | 1996-07-30 | 1998-10-30 | Valeo Equip Electr Moteur | Dissipateur pour pont redresseur d'alternateur de vehicule automobile, ensemble redresseur et alternateur comportant de tels dissipateurs |
IT1284726B1 (it) * | 1996-08-02 | 1998-05-21 | Magneti Marelli Spa | Dispositivo raddrizzatore per un alternatore, particolarmente per autoveicoli. |
ITTO980517A1 (it) * | 1998-06-12 | 1999-12-12 | Magneti Marelli Manufacturing | Dispositivo raddrizzatore a ponte per un alternatore. |
DE10232051A1 (de) * | 2002-07-16 | 2004-11-18 | Robert Bosch Gmbh | Kühlkörper und Gleichrichterbaueinheit für eine elektrische Maschine |
FR2849548B1 (fr) * | 2002-10-25 | 2007-09-28 | Valeo Equip Electr Moteur | Capot de protection destine a etre monte sur le palier arriere d'une machine electrique tournante, alternateur et alterno-demarreur comportant un tel capot |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP34449591A patent/JP3182822B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05176505A (ja) | 1993-07-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3342978B2 (ja) | 車両用交流発電機 | |
JP3956076B2 (ja) | 車両用交流発電機 | |
US5640062A (en) | Alternator with internal rectifier bridge assembly | |
JP3622350B2 (ja) | 回転電機 | |
JP3518018B2 (ja) | 車両用交流発電機 | |
JP4089917B2 (ja) | 車両用電動発電機 | |
JP3956524B2 (ja) | 車両用交流発電機 | |
JP2931737B2 (ja) | 整流器ブリッジ組立体及びその組立方法 | |
JP2004112860A (ja) | 車両用交流発電機 | |
JP3182822B2 (ja) | 車両用交流発電機の整流装置 | |
JP3671534B2 (ja) | 車両用交流発電機 | |
JP3346410B2 (ja) | 車両用交流発電機の整流装置 | |
US6867517B2 (en) | Rectifier for alternator having rectifier element covered with rectifier terminal | |
JPH11356020A (ja) | 車両用交流発電機 | |
JP3775235B2 (ja) | 車両用交流発電機 | |
US6577032B2 (en) | Rectifier unit of vehicle AC generator | |
US6906437B2 (en) | Current rectifier assembly for rotating electrical machines, in particular motor vehicle alternators | |
JP3195163B2 (ja) | オルタネータ | |
JP3180952B2 (ja) | 車両用交流発電機のコンデンサ装置 | |
JP3675048B2 (ja) | 車両用交流発電機 | |
JP3543876B2 (ja) | 交流発電機 | |
JP2995449B2 (ja) | オルタネータ | |
JP3216184B2 (ja) | 車両用交流発電機の整流装置 | |
JP3972768B2 (ja) | 交流発電機 | |
JP2002119029A (ja) | 車両用交流発電機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |