JP3182605B2 - 粉体の自動配合供給装置 - Google Patents

粉体の自動配合供給装置

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JP3182605B2
JP3182605B2 JP35075595A JP35075595A JP3182605B2 JP 3182605 B2 JP3182605 B2 JP 3182605B2 JP 35075595 A JP35075595 A JP 35075595A JP 35075595 A JP35075595 A JP 35075595A JP 3182605 B2 JP3182605 B2 JP 3182605B2
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寿雄 丹野
智浩 鬼塚
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内容成分を異にす
る粉体をそれぞれに収容する複数の容器のうち、必要な
容器を選択して所定の位置に移送し、容器を反転させて
計量済みの粉体をホッパーに供給する工程を自動的に行
うことのできる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品工業、医薬品工業、化学品工業等の
分野では内容成分を異にする多種類の粉体を使用し、複
数の粉体を混ぜ合わせることにより必要な製品を製造す
ることが行われている。従来、一般的には、内容成分を
異にする粉体は、それぞれに紙あるいは布等の袋に充填
されており、作業員が袋をホッパーまで持ち運ぶかベル
トコンベアやローラコンベア等の搬送装置を使用して袋
をホッパーまで運び、袋口を開袋して粉体をホッパーに
投入することが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、粉体を充填し
た袋は非常に重いものであるので、これを一人あるいは
複数の作業員がホッパーまで運び、開袋することは大変
な重労働であった。特に、カッターを使用して袋口を開
袋する時、袋の切り屑が発生し、これが粉と一緒にホッ
パー内に入ることがあり、粉と切り屑とが一体に混ざり
合う状態となるので品質管理上の問題や衛生管理上の問
題を有していた。更に、開袋して粉体をホッパーに供給
する時、袋の表面に付着していた塵埃や粉体等が周辺に
飛散することがあり、環境悪化や人体に悪影響を与える
等の問題を有していた。
【0004】また、粉体を、例えばドラム缶状の容器に
収容していることもあるが、従来、必要な缶を選択して
これを所定の場所まで移送し、缶の蓋体を取り外し、缶
から粉体をホッパーに供給する自動化システムの技術は
全く提供されていなかった。
【0005】本発明は、上記する従来技術の問題点に鑑
み、内容成分を異にする粉体をそれぞれに収容する複数
の缶状容器から必要な容器を選択し、これを所定の位置
まで移送し、粉体量を計量後、容器を反転させて所定量
の粉体をホッパーに供給するシステムを全て自動的に行
うことが可能な装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明装置は、一定の走路を往復して移動可能なク
レーン1と、このクレーン1に設置してクレーン1の移
動方向とは直交する方向に往復移動可能な容器移送部6
と、この容器移送部6の作業空間範囲内に配置した複数
の整列した容器7群と、容器7の搬送装置37と蓋体脱
着部38と容器反転部39および脱着部38に対応した
位置において搬送装置37の下方に設置した計量器40
とを有する粉体処理部8とからなり、前記容器移送部6
は、容器7に対して昇降可能な二本のハンド23、24
と一本の爪25とを三角状に配置したハンド部16を有
し、常態では二本のハンド23、24より上方に位置
し、かつ、独立して上下動可能な爪25は、容器7の円
形状角部7aに当接可能であるとともにハンド23、2
4は、爪25が当接する角部7aとは対角7bに接する
両側面に当接可能であり、移送部6によって移送された
容器7は搬送装置37によって脱着部38へ送り、所定
の位置で停止した容器7に対して昇降可能な蓋体10の
脱着部38は、容器7の肩部に載る一対の押え板43か
らなる容器7の安定機構と、蓋体10の側面に圧接して
挟持可能な一対の挟持体44を蓋体10の周方向へ回転
させつつ上下にスライド可能とした蓋体10の取り外し
機構とを有し、蓋体10を外し、計量後の容器10の反
転部39は一対の圧接部材54を有し、この圧接部材5
4で容器7を掴むとともに圧接部材54の反転によって
容器7の開口部から粉体をホッパー9へ投入可能とした
ものであり、更に、脱着部38は、安定機構と取り外し
機構の他に蓋体10の存在を検知可能な真空パッド52
を有している。
【0007】また、本発明装置は、一定の走路を往復し
て移動可能なクレーン1と、このクレーン1に設置して
クレーン1の移動方向とは直交する方向に往復移動可能
な容器移送部6と、この容器移送部6の作業空間範囲内
に配置した複数の整列した容器7群と、容器7の搬送装
置37と蓋体脱着部38と容器反転部39および脱着部
38に対応した位置において搬送装置37の下方に設置
した計量器40とを有する粉体処理部8とからなり、前
記容器移送部6は、容器7に対して昇降可能な二本のハ
ンド23、24と一本の爪25とを三角状に配置したハ
ンド部16を有し、常態では二本のハンド23、24よ
り上方に位置し、かつ、独立して上下動可能な爪25
は、容器7の円形状角部7aに当接可能であるとともに
ハンド23、24は、爪25が当接する角部7aとは対
角7bに接する両側面に当接して容器7を3箇所におい
て保持可能とし、移送部6によって移送された容器7は
搬送装置37によって脱着部38へ送り、所定の位置で
停止した容器7に対して昇降可能な蓋体10の脱着部3
8は、容器7の肩部に載って容器7を安定させる一対の
押え板43と、水平方向に回転可能な支持板46の下面
両側に設けた支持部材47に、蓋体10の側面に圧接し
て蓋体10の周方向へ回転しつつ上下にスライド可能に
設けた一対の挟持体44とを有し、蓋体10を外し、計
量後の容器7の反転部39は一対の圧接部材54を有
し、この圧接部材54で容器7を掴むとともに圧接部材
54の反転によって容器7の開口部から粉体をホッパー
9へ投入可能としてある。
【0008】更に、本発明装置は、一定の走路を往復し
て移動可能なクレーン1と、このクレーン1に設置して
クレーン1の移動方向とは直交する方向に往復移動可能
な容器移送部6と、この容器移送部6の作業空間範囲内
に配置した複数の整列した容器7群と、容器7の搬送装
置37と蓋体脱着部38と容器反転部39および脱着部
38に対応した位置において搬送装置37の下方に設置
した計量器40とを有する粉体処理部8とからなり、前
記容器移送部6は、容器7に対して昇降可能な二本のハ
ンド23、24と一本の爪25とを三角状に配置したハ
ンド部16を有し、常態では二本のハンド23、24よ
り上方に位置し、かつ、独立して上下動可能な爪25
は、容器7の円形状角部7aに当接可能であるとともに
ハンド23、24は、爪25が当接する角部7aとは対
角7bに接する両側面に当接可能であり、移送部6によ
って移送された容器7は搬送装置37によって脱着部3
8へ送り、この蓋体脱着部38は、所定の位置で停止し
た容器7に対して昇降可能であるとともに容器7の肩部
に載る一対の押え板43からなる容器7の安定機構と、
蓋体10の側面に圧接して挟持可能な一対の挟持体44
を蓋体10の周方向へ回転させつつ上下にスライド可能
とした蓋体10の取り外し機構とを有し、前記の容器反
転部39は、蓋体10を外し、計量後の容器10を両側
から掴むことのできる一対の圧接部材54と、この圧接
部材54をそれぞれに有する駆動軸55を回転軸58を
介して同期して回転可能に連結した反転機構とを有し、
容器7は、圧接部材54の反転によって開口部から粉体
をホッパー9へ投入可能としてある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は本発明装置の概略全
体を平面から見た状態であり、符号1はクレーンであっ
て図2、図3に示すように、片側は車輪2を介して接地
するとともに他側は高架レール3上に車輪4を介して載
り、クレーン1は一定の走路をX軸の(+)あるいは
(−)方向に往復移動可能となっている。クレーン1に
はX軸と直交する方向に一本のレール5が架設してあ
り、このレール5にそって容器移送部6がY軸の(+)
あるいは(−)方向に往復移動可能に設置してある。
【0010】クレーン1の往復移動可能な距離範囲と移
送部6の往復移動可能な距離範囲、即ち、X軸とY軸で
囲まれた移送部6の作業可能な方形状範囲内には多数の
容器7群と粉体処理部8が配置され、また、この空間範
囲外において粉体処理部8に近接して粉体を受け入れる
ホッパー9が設置してある。
【0011】本実施例において使用する容器7は、図4
および図5に示すように上面にネジ込み式の蓋体10を
有するとともに4角の角部をアール曲線に形成し、各側
面の上部中央には持ち運ぶための引っ掛け用の凹部11
を形成した従来公知のプラスチック製のものである。内
容成分を異にする粉体をそれぞれに収容する複数の容器
7は、縦横整列状態で一台のパレット12上に載ってお
り、このような容器群はクレーン1の移動方向にそって
複数列設置してある。尚、蓋体10としてはネジ込み式
に限定されるものではなく、例えば、ワンタッチ回転開
閉式のものや石油缶で使用される押圧開閉式の蓋体を使
用することも可能である。
【0012】各容器7は、上記のように各角部に丸みを
形成したことにより、図6に示すようにパレット12上
に載せて整列させた時、隣接する容器7の角部との間に
は空間13が形成されることになる。図1では一台のパ
レット12上には4×4の16個の容器7を載せた場合
が示してあるが、パレット12の大きさあるいは容器7
の大きさに応じてパレット12上に載る容器7の数は任
意に選択することができる。
【0013】前記の移送部6は、パレット12上に積載
した多数の容器7から必要な容器を取り出して粉体処理
部8に移送したり、粉体処理部8で粉体をホッパー9へ
供給した後の空容器7Aを粉体処理部8から図1におい
て粉体を収容した容器7群に近接して設けた空容器設置
場所14に移送するものである。尚、空容器設置場所1
4もX軸とY軸で囲まれた空間範囲内にあり、パレット
12上に空容器7Aを載せるようになっている。
【0014】移送部6は、図7、図8に示すように走行
部15とハンド部16とからなっている。走行部15
は、移送部6全体をY軸方向に移動させる部分であり、
図7および図9に示すように、前記したクレーン1のレ
ール5上に車輪17を介して水平状態で載っており、逆
転可能な駆動モータ18に直結するピニオン19が、レ
ール5の長さ方向にそってレール5に一体に設置したラ
ック20と噛み合っている。
【0015】また、レール5の下面長さ方向にそって突
設した長尺な案内体21の両側には、図7および図10
に示すように、走行部15に水平状態で回転可能に設置
したガイドローラ22が接して設けてある。従って、モ
ータ18を駆動してピニオン19を回転させれば、ピニ
オン19はラック20にそって回転しつつ移動すること
になり、走行部15およびこれと一体に連結してあるハ
ンド部16とは、案内体21とガイドローラ22との関
係で横振れをすることなくY軸方向に直進して往復移動
可能である。
【0016】ハンド部16は、レール5の片側側面にお
いて走行部15に一体に連結してあり、このハンド部1
6は二本のハンド23、24と一本の爪25とからなっ
ており、ハンド部16全体は主シリンダー26によって
昇降可能となっている。即ち、主シリンダー26に直結
する水平状の保持板27の下面にハンド23、24と爪
25とが三角状に配設して設置してあり、ハンド部16
全体が主シリンダー26によって上下動可能であるとと
もに爪25のみは保持板27上に設けたシリンダー28
によって独立して上下動可能となっている。尚、ハンド
部16の昇降に際しては横振れを生ずることのないよう
に二本のガイド棒29によって案内されている。
【0017】ハンド23、24と爪25との位置関係
は、図8に示すように常態ではハンド23、24は爪2
5よりも下方に位置している。また、図11に示すよう
に、爪25は、容器7のある角部7aに当接可能な位置
にあり、また、二本のハンド23、24は、爪25が当
接する容器角部7aの対角7bに接する両側面に対応す
る位置にあるので容器7は、角部7aにおける爪25と
二側面におけるハンド23、24との3箇所で挟持して
保持可能となっている。
【0018】次にハンド部16でパレット12上の容器
7を掴み、粉体処理部8まで移送する場合について説明
する。クレーン1をX軸方向にそって(+)あるいは
(−)方向に移動させ、移送部6をY軸にそって整列す
る容器7に対応する位置に停止させる。次に、移送部6
をレール5にそってY軸の(+)あるいは(−)方向に
移動させ、移送部6をパレット12上の所定の容器7上
に停止する。
【0019】複数のパレット12上の複数の容器7の位
置関係および各容器7が収容している粉体の内容成分等
はあらかじめコンピューターに入力して記憶させてお
き、コンピューターの読み取りによって移送部6をX軸
およびY軸に移動させることにより必要な容器7の選択
が可能である。
【0020】移送部6が選択した容器7上に移動して停
止すると、主シリンダー26によってハンド部16を下
降させればハンド23、24は容器7の二側面の凹部1
1に面した高さ位置に達し、また、爪25はハンド24
とは反対側において容器7の上方に位置することにな
る。
【0021】ハンド部16の下降停止位置は、図示して
いないが保持板27の下面にセンサーを設置しておき、
このセンサーが容器7の蓋体10上面に接して検知する
ことにより主シリンダー26を停止させればよい。ある
いは、各容器7や移送部6の高さ位置は決められた状態
であるので、コンピューターによって移送部6の下降位
置を管理することも可能である。
【0022】上記の如くハンド部16が所定の高さ位置
で停止した後、図11に示すようにハンド23に付設し
てあるセンサー30をシリンダー31によりハンド23
よりも前方に前進させておき、この状態で移送部6全体
をY軸(−)方向に移動させ(図3および図8参照)、
センサー30が容器7の側面に接してその存在を検知す
ると移動を停止する。
【0023】ハンド部16が下降し、所定の高さ位置で
停止した時点では、ハンド24は、図8に示すように、
容器7の側面に対して片側にずれた位置にあるが、移送
部6全体がY軸(−)方向に移動することにより、図1
1に示す如くハンド24は容器7の側面中央に位置する
ことになる。同時に、爪25は容器7の角部7aの上方
に位置することになる。
【0024】このようにして両ハンド23、24が容器
7の側面に形成した凹部11に面すると、まずハンド2
3がシリンダー32によって前進し、凹部11内に入っ
て停止する。また、ハンド24は、図7および図8に示
すように、保持板27の下面に支持板33を介して設置
してあり、支持板33の上端部は保持板27に対して水
平方向にスライド可能に連結してあり、支持板33のス
ライドは、保持板27の下面に取り付けてあるシリンダ
ー34によって行われる。
【0025】ハンド24を容器7の凹部11内に入れる
には、ハンド24に付設してあるセンサー35をあらか
じめ前進させて容器7の位置を検知した時にシリンダー
34を作動させ、支持板33を介してハンド24を容器
7に向けて移動させ、ハンド24が凹部11内に入った
時にシリンダー34の作動を停止させる。次に、シリン
ダー28によって爪25を容器7の角部7a側面に接す
るまで下降させれば、前記のように容器7は三角地点に
おいて挟持されることになる。主シリンダー26による
ハンド部16の下降、停止およびハンド23、24と爪
25の作動、停止等の作業はあらかじめコンピューター
制御によって自動的に行うことができる。
【0026】上記のようにして多数の容器7群から所定
の容器7を選択し、ハンド部16で容器7を掴んだ後、
ハンド部16を主シリンダー26により所定の高さ位置
(パレット12上に整列している容器7よりも高い位
置)まで上昇させ、クレーン1をX軸にそって粉体処理
部8の方向へ移動させる。移送部6、即ち、ハンド部1
6が粉体処理部8に並んだ位置に達するとクレーン1を
停止させる。次に、移送部6をY軸にそって移動させ、
ハンド部16(容器7)が粉体処理部8の所定の位置上
方に達した時に移送部6を停止させる。
【0027】前記する粉体処理部8は、容器7全体の重
量を計量するとともに蓋体10を自動的に取り外し、容
器7を反転させて内容物である粉体をホッパー9に投入
する機構を有している。このため、図1、図3および図
12に示すように、これらの機構を設置した台座36の
中央部には、移送部6の移動Y軸線と平行状態でローラ
コンベアのような搬送装置37が設置してあり、搬送装
置37の途中には、この搬送装置37を跨ぐ形で計量後
の容器7の蓋体脱着部38が設けてあり、また、搬送装
置37の前方端部には蓋体10を取り外した後の容器7
の反転部39が設けてある。
【0028】ハンド部16で掴まれた容器7は主シリン
ダー26によって下降し、図3および図12に示すよう
に粉体処理部8の搬送装置37の後端部上に載せられ
る。搬送装置37には、例えば、センサーを付設してお
き、容器7が搬送装置37上に載ったことをセンサーが
検知した時、ハンド部16を作動させ、ハンド23、2
4および爪25は前記とは逆の動作によって容器7から
離れて上昇すれば、容器7は搬送装置37上に独立して
定置されることになる。
【0029】搬送装置37上に容器7を定置した後、搬
送装置37を作動させ容器7を蓋体脱着部38方向に送
り、容器7が脱着部38の下方に達した位置で停止させ
る。搬送装置37を形成するローラコンベアは、各ロー
ラの片側端部にスプロケットを設けておき、各スプロケ
ットに掛け渡したチェーンをモータによって循環駆動す
る公知の駆動機構を使用することができる。尚、搬送装
置37はローラコンベアに限定せず、例えば、二本ある
いは複数本のチェーンコンベアを使用することもでき
る。
【0030】脱着部38の下方で容器7を停止させるに
は、搬送装置37自体を停止すると同時に、例えば、搬
送装置37の下方あるいは側方から公知のストッパーを
突出させ、容器7を所定の位置に停めればよい。
【0031】図3、図12に示すように、脱着部38に
対応する位置において搬送装置37の下方には公知の計
量器40が設置してある。この計量器40はシリンダー
41によって上下動可能であるとともに計量器40の上
面には4本の支持棒あるいは一対の支持板からなる支持
体42が突設してあり、この支持体42は搬送装置37
間を通って搬送装置37の上方に突出可能となってい
る。従って、脱着部38の下方で容器7が停止した時、
計量器40をシリンダー41で上昇させ、支持体42で
容器7を持ち上げて計量する。
【0032】容器7の計量後、シリンダー41によって
計量器40を下降させ、支持体42を搬送装置37の下
方に引っ込めて容器7を再び搬送装置37上に定置す
る。次に蓋体脱着部38によって容器7の蓋体10を自
動的に取り外す。
【0033】蓋体脱着部38の詳細は、図13、図14
および図15に示すように、容器7の本体を搬送装置3
7上に安定させる機構と、蓋体10の側面を両側から強
く挟持して蓋体10をネジ方向にそって回転させ、容器
7本体から上方へ取り外す機構からなっている。
【0034】図14に示すように、脱着部38は、その
下部左右両側に一対の容器押え板43があり、また、両
容器押え板43の上方には挟持体44を有している。両
押え板43は容器7を搬送装置37上に安定させるもの
であり、図示しないシリンダーにより中心方向に向けて
往復動可能となっており、図14の片側に示すように、
押え板43が前進した時には容器7本体の肩部上に載
り、両側の押え板43により容器7を押し付けるので、
容器7は搬送装置37の所定位置に安定して固定され
る。
【0035】両挟持体44は、図15に一例を示すよう
に円形状に湾曲させ、蓋体10と接する挟持面には摩擦
係数の高いゴムのような圧接材45を設けたものであ
り、水平方向に回転可能な支持板46の下面に垂設した
支持部材47に設けてある。挟持体44は、常態では支
持部材47の下部に位置しているが、図15に示すよう
に挟持体44の基部を支持部材47の内側面に嵌め込
み、支持部材47にそって上下にスライド可能となって
いる。また、両支持部材47自体は、支持板46の下面
に設けたシリンダー48によって支持板46の中心方向
へスライド可能となっている。尚、圧接材45は、その
表面に凹凸面を形成するようにしてもよい。
【0036】蓋体脱着部38全体は、図13に示すシリ
ンダー51により昇降可能となっており、前記のように
して容器7が所定の位置に定置されると脱着部38を下
降させる。脱着部38が下降、停止した時、左右の押え
板43は容器7本体の肩部の高さ位置にあり、また、両
挟持体44は蓋体10の側面において蓋体10と同じ高
さ位置にある。
【0037】このようにして脱着部38が所定の位置ま
で下降して停止すると、押え板43を前進させて容器7
本体を安定させた後、シリンダー48によって支持部材
47とともに挟持体44を容器7側へ前進させ、圧接材
45を蓋体10の両側に圧接して挟持する。その後、逆
転可能な駆動モータ49によりチェーン50を介して支
持板46を、蓋体10のネジ開放方向に回転させれば蓋
体10は螺旋にそって上に引上げられるが、挟持体44
は支持部材47にスライド可能に設けてあるので、蓋体
10の上昇に従って挟持体44も上昇することになる。
【0038】蓋体10が回転しつつ上昇し、容器7本体
のネジ部から離れる位置に達すると、シリンダー51に
より脱着部38全体を上昇させ、所定の高さ位置で停止
させる。これによって押え板43は容器7本体から離れ
て容器7は開放され、また、挟持体44は蓋体10を中
空部で挟持したままとなる。支持板46は、ベアリング
46aを中心にして脱着部38内で独立して回転するよ
うになっており、従って、脱着部38自体および押え板
43が回転することはない。
【0039】図14において符号52は真空パッドであ
り、支持板46の中央下方に連結した枠体に上下動可能
に付設してあり、常態ではスプリング52aの弾性作用
により下方向への押圧習性が付与されている。蓋体10
を外すために脱着部38が下降して真空パッド52が蓋
体10の上面に接するが、この時、真空パッド52に直
結する真空ポンプ(図示せず)を作動させ、吸引力によ
って真空パッド52が蓋体10に付着すれば蓋体10の
存在を確認することになる。もし、真空力が働かない場
合には蓋体10が所定の位置に存在しないか、容器7本
体に蓋体10が存在しないことになり、この時には蓋体
脱着部38が作動しないようにすることができる。
【0040】また、真空パッド52の両側には蓋体10
の押え部材53が設けてある。一対の押え部材53自体
もそれぞれ枠体に上下動可能に付設してあり、真空パッ
ド52と同じく常態ではスプリング53aの弾性作用に
より下方向への押圧習性が付与されている。蓋体10の
取り外し作業を開始する時、押え部材53を蓋体10の
上面にスプリング53aによって圧接するようにすれ
ば、蓋体10は傾くことなく水平状態で回転することが
できる。
【0041】そして、前記のように蓋体10が容器7か
ら離れ、脱着部38全体が上昇するとスプリング52a
および53aの伸弾性が作用して蓋体10を下方向に押
し下げるので、蓋体10を挟持して有する両挟持体44
も支持部材47の下端部に移動して蓋体10を保持する
ことになる。尚、上記の説明では計量後に蓋体10を外
す場合であるが、蓋体10を先に外し、その後に計量す
るようにしてもよい。
【0042】蓋体10を外した容器7は搬送装置37に
よって前進し、反転部39に達した位置で停止する。こ
の場合にも前記と同じく、搬送装置37を停止すると同
時にストッパーを使用すればよい。この反転部39では
容器7の両側を中心にして開口部をホッパー9側へ反転
させ、粉体をホッパー9内に投入するものである。容器
7の反転機構としては、例えば、特願平5−48692
号(特開平6−241871号)として提供される転回
機構を使用することができる。
【0043】更には、図16および図17に示す反転部
39を使用することも可能である。同図に示す反転部3
9は、左右一対の圧接部材54を容器7の両側側面に圧
接可能とするとともに容器7の両側を挟持した状態でホ
ッパー9方向へ反転可能としたものである。
【0044】このために圧接部材54の駆動軸55とシ
リンダー56とをリンクボール57を介して連結すると
ともに両駆動軸55は、反転部39の上方に架設した回
転軸58を介して同期して回動可能に連結してある。そ
れぞれの駆動軸55と回転軸58とはスプロケット5
9、60間をチェーン61により連結するとともに片側
の駆動軸55に設けた他のスプロケット62は図示して
いないモータの駆動スプロケットとチェーンにより連結
してある。
【0045】蓋体10を取り外した容器7が搬送装置3
7により反転部39まで移送され、停止するとシリンダ
ー56が作動し、圧接部材54を前進させ、圧接部材5
4を容器7の側面に当接する。尚、圧接部材54の容器
7との接触面には摩擦係数の高いゴムのような圧接材が
設けてある。
【0046】両圧接部材54で容器7を掴んだ後、モー
タを駆動して片側の駆動軸55を回転させれば、その回
転力は回転軸58を介して他方の駆動軸55に伝わり、
両駆動軸55は同期して回動する。その回動方向は、容
器7の開口部がホッパー9側へ向くように設定されてお
り(図12において左側方向)、これによって容器7内
に収容している粉体はホッパー9に投入されることにな
る。全ての粉体の投入が終了すると容器7は逆転して所
定の状態に戻される。この状態で圧接部材54はシリン
ダー56により所定の位置まで引き戻され、容器7は開
放される。
【0047】開放された容器7は搬送装置37により前
記とは逆方向に移動され、蓋体脱着部38の下方で停止
する。前記のように挟持体44は蓋体10を挟持した状
態で上方に待機しており、空の容器7Aが蓋体10の下
方で停止する(尚、空容器7Aの停止も前記と同じよう
にして行われる)と、脱着部38をシリンダー51によ
って下降させ、所定の高さ位置で停止させる。押え板4
3は容器7本体の肩部に載って容器7を押さえ、また、
蓋体10はスプリング52aおよび53aによって蓋体
10に接する位置にあるので、駆動モータ49の作動に
よって支持板46を前記とは逆方向、即ち、蓋体10の
ネジ込み方向に回転させれば、蓋体10は容器10の螺
旋にそって下降し、容器7に締め着けて取り付けられる
ことになる。
【0048】容器7は、同じ構造であっても重量が異な
る場合がある。このため、粉体投入後の空容器7Aは計
量器40によって再度計量され、粉体収容時の容器7全
体の計量値と空容器7Aの計量値を算出し、ホッパー9
へ供給した粉体量を計測する。この場合、最初の計量時
と同じ条件下で行われる。即ち、蓋体10を取り外した
時の粉体収容容器7を計量した場合には空容器7Aも蓋
体10を外した状態とし、蓋体10を着けた粉体収容容
器7を計量した場合には空容器7Aも蓋体10を着けた
状態とする必要がある。
【0049】最終的に蓋体10を取り付けた空容器7A
は、更に搬送装置37により所定の位置まで戻され、移
送部6のハンド部16に掴まれ、空容器設置部14まで
運ばれる。ハンド部16が容器7を掴む作業は前記の場
合と同じである。空容器7Aを設置部14まで運んだ
後、移送部6は所定の容器7まで移動し、粉体処理部8
の搬送装置37まで運び、同じ作業によって容器7内の
粉体はホッパー9に投入される。
【0050】上記の作業を繰り返し行うことにより、ホ
ッパー9には内容成分を異にする複数種類の粉体が供給
されることになる。クレーン1が移動して最初の容器7
を掴み、粉体処理部8において容器7内の粉体をホッパ
ー9に投入する一連の作業は、全てコンピュターによっ
て管理し、制御されているので自動的に処理することが
できる。尚、粉体処理部8上において容器7の方向は常
に一定であるので、粉体投入後の空容器7Aが蓋体脱着
部38の下方に戻った時、回転しつつ下降する蓋体10
はそのまま容器7にネジ込まれ、また、搬送装置37の
所定の位置まで戻った時にもハンド部16による掴み操
作を確実に行うことができる。
【0051】図1および図13に示すように、粉体処理
部8の側方には粉体を収容した容器7の仮置場63を形
成しておけば、あらかじめ粉体を収容した容器7をこの
仮置場63に設置しておくことができる。従って、粉体
処理部8で粉体処理作業を行っている時、移送部6は新
たな容器7を仮置場63に設置しておき、粉体投入が済
んだ空容器7Aを移送部6が設置場所14まで運んでい
る途中、シリンダー64で仮置場63上の容器7を搬送
装置37に送り込めば、時間の経過を待つことなく連続
して粉体処理が可能である。更に、空容器7Aを所定の
場所まで運んだ後の移送部6は、次の容器7を仮置場6
3に運んでおけばよい。
【0052】前記したハンド部16のハンド23、24
は、方形状である容器7の側面に持ち上げることが可能
な凹部11を有するものに対応させている。このような
凹部11を有しない容器やドラム缶のように円形状の容
器の場合にはハンド23、24を使用することができな
い。このような時にはハンド23、24に代わるものと
して図18や図19に示すパッドを使用することができ
る。
【0053】図18に示すパッド64は、真空吸引用で
あり、パッド64の吸引面には多数の小孔65を形成し
ておき、各小孔65は一本の空気吸引パイプ66を介し
て図示しない真空ポンプに連結しておく。このような真
空パッド64は、ハンド23、24と同じく爪25に対
して三角面に位置しており、真空力によってパッド64
を容器7の側面に付着させ、更に、爪25との間に挟持
力を働かせて容器7を掴めばよい。
【0054】図19は、容器7との接触面に摩擦係数の
高いゴムのような圧接面を有するパッド67であり、こ
のパッド67を容器7の側面に圧接し、爪25との間に
容器7を挟持して容器7を持ち上げるようにすればよ
い。パッド64、67は方形状の容器や円形状の容器に
対して対応可能であるが、円形状の容器の場合にはパッ
ド63、66の接触面を容器の形状に合わせておくこと
が望ましい。
【0055】また、図1に示すように粉体処理部8の台
座36を車輪を介して二本のレール68上をX軸と平行
に移動可能とし、粉体処理部8の移動方向にそって多数
のホッパー9を設置しておけば、あるホッパー9に必要
な種類の粉体が投入された時、粉体処理部8を他のホッ
パー9前まで移動させることにより複数のホッパー9に
連続して粉体投入が可能となる。
【0056】更に、容器の反転部39は固定状態の場合
を示したが、ホッパー9方向へ往復して移動させること
も可能である。このためには図16、図17に示すよう
に、反転部39の両側を案内レール69上に載せ、シリ
ンダー70によって前進および後退を行うようにすれば
よい。
【0057】
【発明の効果】以上、説明した本発明によれば、ある距
離間隔内を往復移動できるクレーン1に容器7を掴み上
げることのできるハンド部16を有する移送部6を、ク
レーン1の移動方向とは直交する方向に往復移動可能に
設け、移送部6の作業範囲内には内容成分を異にする粉
体を収容した容器7を多数、整列状態で設置し、作業範
囲内には粉体処理部8を設けてあるので、整列状態の容
器7群から必要な容器を選択し、これを移送部6で粉体
処理部8まで運ぶことができる。
【0058】粉体処理部8には、定置した容器7を移送
かつ所定の位置で停止可能な搬送装置37を有し、この
搬送装置37の途中には計量器40を設けて粉体量の計
量が可能であるとともに蓋体10の自動脱着部38を設
け、更に、蓋体10を取り外した容器7の反転部39を
有しているのでホッパー9には粉体を自動的に供給する
ことができる。
【0059】クレーン1の移動から始まり、多数の容器
7群からの必要な容器7の選定から移送部6による粉体
処理部8への移送作業、粉体処理部8での蓋体10の脱
着作業、反転投入作業等を一連の作業を全てコンピュー
ターによって制御、管理することにより、自動化処理が
可能である。また、粉体の管理選定、重労働や原料粉末
の飛散による作業環境悪化に対する作業員の安全や環境
保全を図ることができるるとともに粉体量は、投入前に
計量するので、ホッパー9に供給された内容成分を異に
する粉体供給量の管理が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置全体の概略平面図である。
【図2】クレーンの一例を示す斜視図である。
【図3】本発明装置全体の概略側面図である。
【図4】容器の平面図である。
【図5】容器の正面図である。
【図6】パレット上に整列した容器の平面図である。
【図7】移送部の正面図である。
【図8】移送部の側面図である。
【図9】図7のA線部の平面図である。
【図10】図7のB線部の平面図である。
【図11】ハンド部の要部の拡大平面図である。
【図12】粉体処理部の概略正面図である。
【図13】粉体処理部の概略側面図である。
【図14】蓋体脱着部の正面図である。
【図15】蓋体脱着部の挟持体の平面図である。
【図16】容器反転部の正面図である。
【図17】容器反転部の要部の断面図である。
【図18】ハンドの他の例を示す斜視図である。
【図19】ハンドの他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 クレーン 2 車輪 3 高架レール 4 車輪 5 レール 6 移送部 7 容器 8 粉体処理部 9 ホッパー 10 蓋体 11 凹部 12 パレット 13 空間 14 空容器設置部 15 走行部 16 ハンド部 17 車輪 18 モータ 19 ピニオン 20 ラック 21 案内体 22 ガイドローラ 23 ハンド 24 ハンド 25 爪 26 主シリンダー 27 保持板 28 爪用シリンダー 29 ガイド棒 30 センサー 31 シリンダー 32 シリンダー 33 支持板 34 シリンダー 35 センサー 36 台座 37 搬送装置 38 蓋体脱着部 39 容器反転部 40 計量器 41 シリンダー 42 支持体 43 容器押え板 44 挟持体 45 圧接板 46 支持板 47 支持部材 48 シリンダー 49 モータ 50 チェーン 51 シリンダー 52 真空パッド 53 押え部材 54 圧接部材 55 駆動軸 56 シリンダー 57 リンクボール 58 回転軸 59 スプロケット 60 スプロケット 61 チェーン 62 スプロケット 63 仮置場 64 パッド 65 小孔 66 パイプ 67 パッド 68 レール 69 案内レール 70 シリンダー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−124891(JP,A) 特開 昭59−142993(JP,A) 特開 平4−116025(JP,A) 実開 平3−100223(JP,U) 実開 平1−158413(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 65/00 - 65/28 B65B 69/00 B67B 7/00 - 7/90 B25J 15/00 - 15/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の走路を往復して移動可能なクレー
    ン1と、このクレーン1に設置してクレーン1の移動方
    向とは直交する方向に往復移動可能な容器移送部6と、
    この容器移送部6の作業空間範囲内に配置した複数の整
    列した容器7群と、容器7の搬送装置37と蓋体脱着部
    38と容器反転部39および脱着部38に対応した位置
    において搬送装置37の下方に設置した計量器40とを
    有する粉体処理部8とからなり、前記容器移送部6は、
    容器7に対して昇降可能な二本のハンド23、24と一
    本の爪25とを三角状に配置したハンド部16を有し、
    常態では二本のハンド23、24より上方に位置し、か
    つ、独立して上下動可能な爪25は、容器7の円形状角
    部7aに当接可能であるとともにハンド23、24は、
    爪25が当接する角部7aとは対角7bに接する両側面
    に当接可能であり、移送部6によって移送された容器7
    は搬送装置37によって脱着部38へ送り、所定の位置
    で停止した容器7に対して昇降可能な蓋体10の脱着部
    38は、容器7の肩部に載る一対の押え板43からなる
    容器7の安定機構と、蓋体10の側面に圧接して挟持可
    能な一対の挟持体44を蓋体10の周方向へ回転させつ
    つ上下にスライド可能とした蓋体10の取り外し機構と
    を有し、蓋体10を外し、計量後の容器10の反転部3
    9は一対の圧接部材54を有し、この圧接部材54で容
    器7を掴むとともに圧接部材54の反転によって容器7
    の開口部から粉体をホッパー9へ投入可能としたことを
    特徴とする粉体の自動配合供給装置。
  2. 【請求項2】 一定の走路を往復して移動可能なクレー
    ン1と、このクレーン1に設置してクレーン1の移動方
    向とは直交する方向に往復移動可能な容器移送部6と、
    この容器移送部6の作業空間範囲内に配置した複数の整
    列した容器7群と、容器7の搬送装置37と蓋体脱着部
    38と容器反転部39および脱着部38に対応した位置
    において搬送装置37の下方に設置した計量器40とを
    有する粉体処理部8とからなり、前記容器移送部6は、
    容器7に対して昇降可能な二本のハンド23、24と一
    本の爪25とを三角状に配置したハンド部16を有し、
    常態では二本のハンド23、24より上方に位置し、か
    つ、独立して上下動可能な爪25は、容器7の円形状角
    部7aに当接可能であるとともにハンド23、24は、
    爪25が当接する角部7aとは対角7bに接する両側面
    に当接可能であり、移送部6によって移送された容器7
    は搬送装置37によって脱着部38へ送り、所定の位置
    で停止した容器7に対して昇降可能な蓋体10の脱着部
    38は、容器7の肩部に載る一対の押え板43からなる
    容器7の安定機構と、蓋体10の側面に圧接して挟持可
    能な一対の挟持体44を蓋体10の周方向へ回転させつ
    つ上下にスライド可能とした蓋体10の取り外し機構
    と、蓋体10の存在を検知可能な真空パッド52とを有
    し、蓋体10を外し、計量後の容器7の反転部39は一
    対の圧接部材54を有し、この圧接部材54で容器7を
    掴むとともに圧接部材54の反転によって容器7の開口
    部から粉体をホッパー9へ投入可能としたことを特徴と
    する粉体の自動配合供給装置。
  3. 【請求項3】 一定の走路を往復して移動可能なクレー
    ン1と、このクレーン1に設置してクレーン1の移動方
    向とは直交する方向に往復移動可能な容器移送部6と、
    この容器移送部6の作業空間範囲内に配置した複数の整
    列した容器7群と、容器7の搬送装置37と蓋体脱着部
    38と容器反転部39および脱着部38に対応した位置
    において搬送装置37の下方に設置した計量器40とを
    有する粉体処理部8とからなり、前記容器移送部6は、
    容器7に対して昇降可能な二本のハンド23、24と一
    本の爪25とを三角状に配置したハンド部16を有し、
    常態では二本のハンド23、24より上方に位置し、か
    つ、独立して上下動可能な爪25は、容器7の円形状角
    部7aに当接可能であるとともにハンド23、24は、
    爪25が当接する角部7aとは対角7bに接する両側面
    に当接して容器7を3箇所において保持可能とし、移送
    部6によって移送された容器7は搬送装置37によって
    脱着部38へ送り、所定の位置で停止した容器7に対し
    て昇降可能な蓋体10の脱着部38は、容器7の肩部に
    載って容器7を安定させる一対の押え板43と、水平方
    向に回転可能な支持板46の下面両側に設けた支持部材
    47に、蓋体10の側面に圧接して蓋体10の周方向へ
    回転しつつ上下にスライド可能に設けた一対の挟持体4
    4とを有し、蓋体10を外し、計量後の容器7の反転部
    39は一対の圧接部材54を有し、この圧接部材54で
    容器7を掴むとともに圧接部材54の反転によって容器
    7の開口部から粉体をホッパー9へ投入可能としたこと
    を特徴とする粉体の自動配合供給装置。
  4. 【請求項4】 一定の走路を往復して移動可能なクレー
    ン1と、このクレーン1に設置してクレーン1の移動方
    向とは直交する方向に往復移動可能な容器移送部6と、
    この容器移送部6の作業空間範囲内に配置した複数の整
    列した容器7群と、容器7の搬送装置37と蓋体脱着部
    38と容器反転部39および脱着部38に対応した位置
    において搬送装置37の下方に設置した計量器40とを
    有する粉体処理部8とからなり、前記容器移送部6は、
    容器7に対して昇降可能な二本のハンド23、24と一
    本の爪25とを三角状に配置したハンド部16を有し、
    常態では二本のハンド23、24より上方に位置し、か
    つ、独立して上下動可能な爪25は、容器7の円形状角
    部7aに当接可能であるとともにハンド23、24は、
    爪25が当接する角部7aとは対角7bに接する両側面
    に当接可能であり、移送部6によって移送された容器7
    は搬送装置37によって脱着部38へ送り、この蓋体脱
    着部38は、所定の位置で停止した容器7に対して昇降
    可能であるとともに容器7の肩部に載る一対の押え板4
    3からなる容器7の安定機構と、蓋体10の側面に圧接
    して挟持可能な一対の挟持体44を蓋体10の周方向へ
    回転させつつ上下にスライド可能とした蓋体10の取り
    外し機構とを有し、前記の容器反転部39は、蓋体10
    を外し、計量後の容器10を両側から掴むことのできる
    一対の圧接部材54と、この圧接部材54をそれぞれに
    有する駆動軸55を回転軸58を介して同期して回転可
    能に連結した反転機構とを有し、容器7は、圧接部材5
    4の反転によって開口部から粉体をホッパー9へ投入可
    能としたことを特徴とする粉体の自動配合供給装置。
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