JP4077743B2 - 投入機 - Google Patents

投入機 Download PDF

Info

Publication number
JP4077743B2
JP4077743B2 JP2003047997A JP2003047997A JP4077743B2 JP 4077743 B2 JP4077743 B2 JP 4077743B2 JP 2003047997 A JP2003047997 A JP 2003047997A JP 2003047997 A JP2003047997 A JP 2003047997A JP 4077743 B2 JP4077743 B2 JP 4077743B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
loading
stopper
guide
cage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003047997A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004256220A (ja
Inventor
明 中埜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ALMT Corp
Original Assignee
ALMT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ALMT Corp filed Critical ALMT Corp
Priority to JP2003047997A priority Critical patent/JP4077743B2/ja
Publication of JP2004256220A publication Critical patent/JP2004256220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4077743B2 publication Critical patent/JP4077743B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chain Conveyers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器内に充填された粉体や粒体材料等(以下、粉末)の反転投入に用いる投入機に関する。
【0002】
さらに、詳しくは、本発明は、粉末投入方向が容器装填面の上方部前面側にある投入機であって、前工程加工設備から払い出された粉末充填済み容器の搬入・装填・反転・搬出の連続動作機能を有している投入機に関する。
【0003】
【従来の技術】
従来より、粉末の投入口を高所に有する粉末加工設備への粉末の投入には、特許文献1や特許文献2の図面に示される半自動式の投入機等を利用し投入する方法が一般的に知られている。
【0004】
特許文献1による投入機は、この投入機前面側に備える容器ホルダ部に車輪付き円筒状容器を搬入装填した後、この容器を所定高さまで上昇させ、容器内の粉末を投入機の上方部後面側に反転投入させる投入機である。ここで、前工程加工設備から引渡される粉末充填済み容器の移動手段として人手作業を必要としている。
【0005】
特許文献2の投入機は、この投入機前面側に備え付けてある角型容器内に粉末を充填した後、前者同様にこの容器を所定高さまで上昇させ、容器内の粉末を投入機の上方部後面側に反転投入することを特徴とする投入機である。ここで、前者同様に粉末の移動及びこの容器への移し替え手段として人手作業を必要としている。
【0006】
更に、前者の投入機の容器保持手段について詳述すると、この容器ホルダ部は、T字状の部材からなり、このフランジ付き円筒状容器を挟み込み保持するように構成されている。
【0007】
更に、投入機の容器の昇降操作は、投入機本体に付属された電気操作盤面の昇降用モータのスイッチを人手によってONする投入機である。
【0008】
【特許文献1】
特開昭49―38372号公報
【0009】
【特許文献2】
特開昭51―10056号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
近年、金属粉末等の生産工程では生産性を高める為、前工程加工設備(以下、前工程設備と呼ぶ)から、後工程加工設備(以下、後工程設備と呼ぶ)への粉末の移動手段及び後工程設備から前工程設備への粉末充填用空容器の返送手段については、人手作業から自動搬送コンベアによる省人化、即ち、ラインを連結する自動化が求められている。
【0011】
その具体例として、前工程設備がタングステン等の金属粉末の熱処理炉の場合、この金属粉末は耐熱性を有する箱型等のトレー(以下、容器と呼ぶ)に充填されて熱処理され、次工程としては、この粉末を粉砕する工程が上げられる。
【0012】
以下に、従来技術の投入機が前述の要求に応えることが出来ない問題点について詳述する。
【0013】
まず、第1として、従来技術の投入機は半自動式である為、前出の容器のままで後工程設備(例えば、粉砕設備)にこの金属粉末を投入しようとすると従来技術の項で説明した夫々の人手作業を自動化しなければならないと云う問題がある。
【0014】
第2に、両者の投入機は、投入機の後面側に配置した後工程設備に粉末を投入することのみを目的として開発されている為、前述の要求に対し粉末充填用空容器を前工程設備側へ返送する機械的機能を有していないと云う問題がある。
【0015】
ここで、前者の投入機を用い容器の搬入搬出(返送)を自動化する1つの案として、前工程設備と投入機の容器搬入部を一つの搬送ローラコンベアで接続する案が考えられる。
【0016】
しかし、この投入機は、床面上において容器搬入を行う方式であり、一方、前工程設備は前述のような熱処理炉の場合、搬送高さは一般的に床面から800mm前後である為、同一高さで容器搬入が出来ないと云う構造上の問題がある。
【0017】
第3に、前者の投入機の容器ホルダは、投入機フレームの内側に取付けられている為、必然的に容器は投入機の前面側から搬入し、同じく前面側に排出する方式に限定されることになる。
【0018】
換言すると、容器の往復移動による時間的な無駄が生じると云う問題や、特に前工程設備への容器返送、つまり、自動搬送コンベアによる省人化、ラインを連結する自動化の要求に対応出来ないと云う構造上の問題がある。
【0019】
したがって、▲1▼前工程設備における前出容器の搬送高さと投入機の容器搬入高さが同一であって、▲2▼特に、一つの搬送ローラコンベア上で容器を自動で搬入、装填、排出が出来る投入機及びこれを可能とする為の容器ホルダの開発が課題として生じる。
【0020】
また、第4に、湿分を含む粉末や付着性の強い粉末を扱う場合、両者の投入機には何れも容器内面に付着した粉末を強制的に払い落とす機能を有していない為、投入完了後に人手作業により、容器内面の付着粉末の除去及び回収作業が必要になると云う問題がある。
【0021】
従って、粉末を強制的に払い落とす機能を有する投入機の開発が課題となる。
【0022】
本発明では、上述の諸問題を解決する為、第1の技術的課題は、前工程設備から払出される粉末充填済みの容器を同一の搬送高さで投入機の容器装填ケージに自動で搬入・装填できる投入機を提供することにある。
【0023】
また、本発明の第2の技術的課題は、後工程設備の粉末投入口に自動で投入を行うことができる投入機を提供することにある。
【0024】
また、本発明の第3の技術的課題は、投入後の空容器を容器装填ケージから自動で排出することができる投入機を提供することにある。
【0025】
更に、本発明の第4の技術的課題は、前述の金属粉末は熱処理炉で処理されると凝集塊状態となって容器の内面に付着する為、容器に打撃を加えて強制的に全量払い出す機能を持つ投入機を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、投入物を収容した容器を昇降位置まで、搬送し、投入後の容器を搬出する、搬送方向に並設された複数のローラを備えた搬送用ローラコンベアと、前記ローラコンベアの前記昇降位置の一側に立設され、門型ガイドフレームを備えるとともに搬送された容器を積載台に積載して反転位置まで上昇させ、前記容器が反転後降下させる昇降機構と、前記反転位置において、前記容器を前記積載台に対して反転させ、前記搬送用ローラコンベアを介して昇降機構に対向して設けられ被投入装置に前記投入物を投入させる反転装置とを備え、前記容器内の投入物を搬送し、上昇させて、反転し、前記容器内の前記投入物を前記被投入装置に投入させる投入機において、前記反転装置は、前記積載台に対して反転可能に設けられ、前記容器を収容する容器装填ケージと、前記容器装填ケージを前記積載台に対して反転させる反転誘導機溝とを備え、前記反転誘導機溝は、前記積載台の先端部上で、前記容器装填ケージと連結して、前記容器装填ケージを回転可能となるように配置されたヒンジピンと、前記容器装填ケージに配置された反転ガイドローラと、前記昇降機構に設けられ、前記ガイドローラの反転を誘導するガイド溝及び位置決めする位置決め部とを備え、前記容器装填ケージは、前記ローラコンベアの昇降位置において、下方から前記ローラ間の隙間を通って前記ローラコンベアに搭載された容器を掬い上げる受け止め部を備えており、また、固定台と、前記容器を装填するとともに摺動軸を介して前記固定台に対して前記摺動軸方向に移動可能な移動箱と、容器反転の際の、前記移動箱の落下を防止するケースストッパーと、ストッパーピンとを備え、更に、前記門型ガイドフレームの前面上部位置に、前記ストッパーピンを開放する開放シリンダと、前記門型ガイドフレームの前面上部位置に、前記移動箱を斜め上方に引上げる引上げシリンダと、前記引上げシリンダの先端に前記移動箱をフックするフック用シリンダとを備えていることを特徴とする投入機が得られる。
【0027】
また、本発明によれば、前記投入機において、前記昇降機構は、前記門型ガイドフレームと、前記積載台と、前記門型ガイドフレームの立設方向に設けられ前記積載台を昇降させるローラチェーンとを備え、前記ガイド溝及び位置決め部は前記門型フレームに設けられていることを特徴とする投入機が得られる。
【0028】
また、本発明によれば、前記いずれかの投入機において、前記門型ガイドフレーム前面側に備えたストッパーガイドと、前記ストッパーガイドに対向する位置に前記箱型の容器装填ケージの両端の開放部に容器落下防止用ストッパーとを備え、前記容器装填ケージが昇降して前記ストッパーガイドから離れる際に、前記容器の落下防止用ストッパーが機能するように構成されていることを特徴とする投入機が得られる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態による投入機の要部を示す平面図である。図2は投入機本体を示す正面図である。また、図3は投入機本体の側面図である。
【0032】
図1乃至図3に示すように、投入機20は、非粉砕物を収容する容器2を搬送する搬送ローラコンベア1と、投入機本体とを備えている。搬送ローラコンベア1は、門型ガイドフレーム9の前面側に対し平行に配設されている。また、搬送ローラコンベア1の前面側には、被投入装置として粉砕設備16が設けられている。
【0033】
図1に示す搬送ローラコンベア1においては、容器2は左方向から搬入され、右方向に移動して、右端から搬出されるが、搬送方向は逆方向であっても良い。
【0034】
投入機本体は、昇降機構10と反転投入装置12とを備えている。また、昇降機構の前面には、積載装置30が設けられている。積載装置30は、容器装填ケージ3と、積載台6とを備えている。
【0035】
図2及び図3に最も良く示されるように、昇降機構10は、門型ガイドフレーム9とローラチェーン5と荷を搭載する積載装置30の積載台6とを備えて構成されている。
【0036】
図2に示すように、搬送ローラコンベア1の上面と容器装填ケージ3の容器2を受ける受け部材3aの上面との高さ関係は、容器装填ケージ3内に容器2を装填しやすくするために、この受け部材3aの上面はこの搬送ローラコンベア1のローラ1aの上面よりも僅かに下になるように形成されている。また、この受け部材3aは搬送ローラコンベア1のローラ1aとローラ1aの間に容易に入り込む幅寸法で形成されている。
【0037】
図3に示すように、門型ガイドフレーム9の上部と下部にスプロケット16a,16bを配し、このスプロケット16a,16b間をローラチェーン5で巻き回している。なお、スプロケット16a,16bを取付ける軸は、図示されていないが、門型ガイドフレーム9の後面の両側の端面にて軸受けで支承されている。
【0038】
また、この門型ガイドフレーム9の左右対向する内側には溝部19を有している。他方、積載装置30は、門型ガイドフレーム9の溝部19に対向する方向に伸び、両端がそれぞれの溝部19,19内に収容される昇降用ガイドローラ8,8を上下一対備えている。昇降用ガイドローラ8,8を前記溝部19内を転動させることで、積載台30は垂直昇降可能に構成されている。
【0039】
反転投入装置12は、投入装置停止位置13に設けられた箱型の容器装填ケージ3と、反転誘導機溝と、ストッパーガイド21と、容器落下防止用ストッパー22とを備えている。
【0040】
また、容器2を収容する容器装填ケージ3の反転角度は、昇降用ローラチェーン5の上昇停止位置を変えることで任意に調整することが出来るように構成されている。
【0041】
容器装填ケージ3は、積載装置30の積載台6の先端部上に配置されたヒンジピン7と、前記ヒンジピン7よりも更に上方に支承されている反転用ガイドローラ18と、上部にケースストッパー39とを備えている。
【0042】
本発明における上昇停止位置の決定は、図6〜図8に示す開放シリンダ31とストッパーレバー26の中心線合わせと、引上げシリンダ33と容器装填ケージ3を構成する移動箱24との中心線合わせと、容器2の反転角度とを考慮して決定されている。
【0043】
反転誘導機溝は、門型ガイドフレーム9の前面側の上部位置の左右に、容器装填ケージ3を反転動作に導く為の反転用ガイドローラの誘導溝17と、その溝の終端である反転位置決め部とを有する。
【0044】
この投入機20は、粉体投入方向が容器装填面の上方部前面側で、且つ容器2の搬入装填反転搬出の連続動作機能を有している。
【0045】
図4は、積載装置30の積載台6に容器装填ケージ3が組み付けられた状態を示す図である。図4に示すように、積載台6の先端部上に配設したヒンジピン7によって、容器装填ケージ3は支承されている。
【0046】
ストッパーガイド21は、門型ガイドフレーム9前面側に設けられている。また、落下防止用ストッパー22は、ストッパーガイド21に対向する位置に前記箱型の容器装填ケージ3の両端の開放部の両側に設けられている。
【0047】
また、容器装填ケージ3の形状は箱型で且つ容器2を搬入及び搬出するための両面は開放形状となっている。門型ガイドフレーム9側にはストッパーガイド21を備え、対向する容器装填ケージ3の開放形状側の両面には引張りバネ23を有する容器落下防止用ストッパー22を備えている。
【0048】
図5は、容器装填ケージ3が転倒した状態を示す側面図である。図5においては、容器装填ケージ3に容器2が装填された時の状態で且つ、ストッパーレバー26が作動していない状態を示している。図5に示すように、容器装填ケージ3は、移動箱24と固定台25とを備え、固定台25には、ストッパーレバー26と、ストッパーピン28とを備えている。また、移動箱の一端には、鍵型のフック36が設けられ、固定台25には、フック36と略上下方向の反対側の端部に、ケースストッパー39が設けられている。
【0049】
図4に戻って、容器装填ケージ3が上昇直後に門型ガイドフレーム9に取り付けられたストッパーガイド21から容器落下防止用ストッパー22が離れて、引張りバネ23によりストッパー22が掛かった動作状態が示されている。なお、ストッパー22の長さは容器2が落下しない長さで良く、強度を勘案し適宜決定される。
【0050】
図6は、容器装填ケージ3の固定台と移動箱がストッパーピンで一体になって反転した動作状態を示す図である。また、図7は容器装填ケージ3の反転後の引き上げ動作部を示す図である。
【0051】
図6に示すように、フレーム9の上部には、支持台29によって、開放シリンダ31が、垂直方向に対して、鋭角をなして設けられ、さらに、引き上げ用シリンダ33の下部には、ローラフック駆動用シリンダ34が設けられている。ローラフック駆動用シリンダ34の先端部には、ローラフック37が設けられている。
【0052】
図7に示すように、容器装填ケージ3の固定台25から移動箱24を引き上げる為の前動作として、開放シリンダ31ピストンロッドを前進させストッパーレバー26を押してストッパーピン28が開放された状態が示されている。ストッパーピン28を開放した状態を保持して、引き上げ用シリンダ33を下降させ、次いでローラフック移動用シリンダ34を前進させる。
【0053】
図7に示される直線摺動軸38及び直線摺動軸受け35は、固定台25に対し移動箱24が決められた位置で且つ平行に摺動させる為に、固定台25の約幅寸法で2本(図示せず)取付けられている。なお、固定台25の端部には、ケースストッパー39が設けられている。
【0054】
図8は移動箱24の引き上げ動作の説明に供せられる図である。図8に示すように、移動箱24を斜め上方に引き上ける為に移動箱24の下面(図では上面)の鍵型フック36にローラフック移動用シリンダ34を前進させてローラフック37を鍵型フック36の内面にローラフック37を掛ける状態を示している。
【0055】
図9は、上記の動作において移動箱24が斜め上方に引き上げられた状態を示す図である。前述した動作後、ローラフック移動用シリンダ34が後退し容器2を装填した移動端が摺動部に沿って落下し、ケースストッパー39に衝突する。
【0056】
ここで、容器2の搬入・装填・排出の動作について説明する。投入機本体の門型ガイドフレーム9の前面に対し平行に搬送ローラコンベア1を配設し、且つ搬送ローラコンベア1の搬送方向に対する面が開放形状を有する箱型の容器装填用ケージ3を組合わせることによって、前工程設備より払い出された粉末充填済みの容器2を投入機20の容器装填ケージ3内に直接搬入・装填が出来る。また、容器2の搬入と排出の方向を1方向とすることが出来る。
【0057】
また、反転誘導機溝は、ローラチェーン5の回転を介し、容器装填ケージ3の両側面に取り付けられたガイドローラ8が、ローラ誘導溝17に進入し、次いで容器反転位置決め部(誘導溝終点部先端部位置)に到達する。引き続き前記ローラチェーン5の回転によって容器装填ケージ3は容器受け台の先端部上に配設したヒンジピン7を介して、上方に押し上げられ反転動作させることが出来る。その結果、容器装填面と投入面が同一面となる投入機が得られる。
【0058】
また、容器反転位置決め部(誘導溝終点部先端部位置)を備えたことにより、容器装填ケージ3の反転位置を正確に保持できる為、後加工設備(被投入装置)の投入口との接触を避けることができる。
【0059】
また、後述する落下衝撃排出機構のシリンダとストッパーレバーの機械的位置合わせを保持できるため、落下衝撃排出機構を正確に動作させることができる。
【0060】
また、容器2の落下防止については、箱型の容器装填ケージ3の中に容器2を装填する手段と、この容器装填ケージ3の容器搬入搬出面の開放部に容器落下防止用ストッパー22を備える手段とにより、容器2は上昇及び反転及び下降時に容器装填ケージ3から落下することが無い。
【0061】
上記の夫々の作用を組合せることによって、容器の搬入・装填・反転・搬出の連続動作機能を有する投入機20が得られる。
【0062】
また、投入機20において、容器装填ケージ3は直線摺動軸38を介して固定台25と容器2を装填する移動箱からなる。
【0063】
落下衝撃排出機構は、固定台25に設けられたストッパーレバー26と、移動箱24に設けられたストッパーピン28と、前記門型カイドフレーム9の正面上部位置に、前記ストッパーピン28を開放する開放シリンダ31と、門型ガイドフレーム9の正面上部位置に、前記移動箱24を斜め上方に引上げる引上げシリンダ33と、引上げシリンダ33の先端に移動箱24をフックするフック用シリンダ34とを備えて構成される。
【0064】
このように、容器2への衝撃付与について、積載装置30の積載台6の先端部上に、ヒンジピン7を介して回転可能な容器装填ケージ3を移動箱24と固定台25の2つで構成し、粉末充填済み容器2を装填した移動箱24のみを落下機構の上昇端位置まで引き上げ、その後、落下の動作を与える機構としているため、容器2内に凝集塊状態で付着している粉末を全量排出することが出来る。
【0065】
一般的には、容器2内に付着した粉末を払い出す手段として、エアーノッカやバイブレータを用いて振動或いは打撃を与えて排出することが考えられる。
【0066】
しかし、投入機20の容器装填ケージ3は、積載台6に対して上昇や下降の動作並びに反転動作を伴うため電気配線や圧空配管を接続することが必要なエアーノッカやバイブレータを用いることが出来ない。
【0067】
本発明の実施の形態よる動作の順序詳細は次のとおりである。
【0068】
図1に示すように、モーター駆動部(図示せず)を有する搬送コンベア1で送られてきた容器2が、投入機20中央の容器装填ケージ3内の定位置に到達したことを検出器(図示せず)が確認すると搬送コンベア1が停止し、容器2は装填された状態となる。
【0069】
なお、上記の容器装填動作時において、容器落下防止ストッパー22はストッパーガイド21の働きにより45°下方に傾き、容器装填ゲージ3の両側面が開放状態となっている。
【0070】
図2及び図3に示すように、前記検出の後、昇降用モーター4が駆動し,ローラチェーン5が回転する。積載台6は、積載台6に取付けられている昇降用ガイドローラ8によって投入機フレーム9の溝部内を垂直に上昇する。
【0071】
なお、容器装填ケージ3が上昇すると前記ストッパーガイド21から容器落下防止用ストッパー22が離れ、引張りバネ23の作用により容器2が落下しない様水平方向に向きが変わる。
【0072】
さらに、図3に示すように、上昇を続けると、反転用ガイドローラ8は,ローラ誘導溝17に進入し、次いでローラ誘導溝17の先端の円部の終点、即ち容器反転位置決め部に到達する。
【0073】
引き続きローラチェーン5を回転させると積載台6は上方向へ引き上げられて容器装填ケージ3は、容器反転位置決め部を回転基準点とし、ヒンジピン7を介して反転動作を行う。
【0074】
次いで、反転動作が完了したことを検出器(図示せず)が確認すると、駆動モータ4が回転を停止し、容器装填ケージ3も反転動作完了状態で保持される。
【0075】
なお、このとき、容器装填ケージ3の固定台25と移動箱24は、固定台25に取り付けられているストッパーレバー26を介したストッパー板27と移動箱24に取り付けられているストッパーピン28とで連結固定されている状態にある。
【0076】
容器2の反転動作完状態が検出器(図示せず)で確認されると、開放シリンダ31が下降し、ピストンロッド32がストッパーレバー26を押すとストッパー板27がストッパーピン28からはずれ、固定台25から移動箱24が開放される。
【0077】
移動箱24は、ストッパーを開放されたことにより、移動箱24に取り付けられた直線摺動軸受35により固定台25に取り付けられた直線摺動軸38上を移動可能となる。
【0078】
次いで、図8に示すように、引き上げシリンダ33を前進させると、先端に取り付けられたローラフック37と、ローラフック移動用シリンダ34が下降する。
【0079】
ローラフック移動用シリンダ34が前進、先端に取り付けられたローラフック37が前進し、移動箱24に取り付けられている鍵型フック36に引っ掛かる。
【0080】
図9に示すように、引き上げシリンダ33の後退により容器2が装填された移動箱24は斜め上方に引上げられる。検出器(図示せず)により、このシリンダ33が引上げ上昇端に到達したことを確認されるとローラフック移動用シリンダ34が矢印45の方向に後退し、ローラフック37がフック36より外れ、容器2が装填された移動箱24が、矢印46が示す斜め下方に落下する。
【0081】
ローラフック37は、容器2を装填した移動箱24を吊り上げた状態、即ち荷重が掛かった状態で引き抜くため、ローラベアリングを用いて引き抜き時の摺動抵抗を軽減するよう構成されている。
【0082】
移動箱24に装填されている容器2は、固定台25の上部に取り付けられたケースストッパー39に衝突する。
【0083】
なお、以上の動作を繰り返すわけであるが、動作回数は粉末の付着程度に応じて予め任意に設定することができる。
【0084】
また、前記落下による付着粉末の払い落とし回数が完了すると、開放シリンダ31のピストンロッド32が上昇し、ストッパーレバーを介したストッパ板27がストッパーピン28にロックされることにより固定台25と移動箱24は連結固定される。
【0085】
前記連結固定が確認されると、ローラチェーン駆動モータ4が逆回転し容器装填ケージ3が下降する。搬送ローラコンベア1上に到着すると容器落下防止ストッパー22が開放され搬送ローラコンベア1が駆動し容器2が排出される。
【0086】
以上の動作を容器2の数の分だけ繰り返す。
【0087】
なお、以上の連続動作は、動作切り替わりポイント毎に動作状態の確認を行う為の検出器、例えば、リミットスイッチまたはセンサー等を用いて行うものであり、また、電気制御も一般的なシーケンス制御によるものであり特に図示を要しない。また、搬送ローラコンベア1の駆動用モータ及びシリンダに接続される圧空機器及び配管も一般的な設計であるので、その説明は省略されている。
【0088】
次に、本発明の具体例について説明する。
【0089】
容器2は、長方形状の有底容器であって、サイズは、必要処理能力に応じて決定されるものであり、本例における容器サイズは、幅30cm×高さ40cm×長さ50cmのものを使用している。
【0090】
また、本例における容器2への粉末充填量は、約100kgである。なお、容器2の形状は必ずしも長方形の容器に制約されるものではなく正方形或いは円筒状容器であっても良い。
【0091】
また、底部は、必ずしも平板状でなくても良くアール形状であっても良い。この場合、搬送ローラコンベア1のローラ形状及び容器装填ケージ3の受け止め部材を前記アール形状に合わせることで、本発明の投入機を用いることが出来る。
【0092】
また、投入機20の容器反転高さは、後工程設備の粉末投入口の高さに応じ適宜決定されるものであり、本例では5.0mのものを用いている。
【0093】
また、容器反転角度は、取り扱う粉末の付着度合いに応じ任意に決定されるものであって制限を受けるものではないが、投入機のフレームの垂直線に対し、実用上は30°〜60°である。本例においては、30°である。また、落下衝撃払い落とし機構のワンサイクル時間は、約10秒である。
【0094】
また、投入機20のローラチェーンの昇降スピードは約2.5m/min。搬送ローラコンベア1のスピードは約4.0m/minである。
【0095】
なお、本発明の投入機20の他の例としては、箱型の容器装填ケージ3を昇降させるローラチェーン5を門型ガイドフレーム9の各内側直近または、外側に左右各一本振り分けて配置することで、左右ローラチェーン5間の離間スペース部を利用して、容器2を投入機本体に対し直交搬送させることが出来る。即ち、投入機本体に直交する形態で搬送ローラコンベア1を配設し、投入機本体の正面から容器2を搬入し、投入後に後面に容器を排出することが出来る。
【0096】
また、その逆に後面から容器を搬入し投入機の正面側に容器を搬出することも可能である。この形態の場合は、容器落下防止ストッパー機構は容器装填ケージ3の前面側に備えることで実施可能となる。
【0097】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の投入機を、前工程設備に接続することで、連続且つ自動で後工程設備に粉末等を投入することができる。且つ容器内の付着粉末を強制的に払い落とす機能を有する為、省人化による生産性を著しく向上することができる。
【0098】
また、本発明の投入機によれば、前工程設備への容器返送のライン化に対応できる機構である為、省人化による生産性を著しく向上することができる。
【0099】
さらに、本発明によれば、粉体や粒体等を扱う産業であれば本発明の投入機は、業種を問わず利用できる為、工業的意義は高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による投入機の要部を示す平面図である。
【図2】投入機本体を示す正面図である。
【図3】投入機本体の側面図である。
【図4】積載台30に容器装填ケージ3が組み付けられた状態を示す図である。
【図5】容器装填ケージ3を示す側面図である。
【図6】容器装填ケージ3の固定台と移動箱がストッパーピンで一体になって反転した動作状態を示す図である。
【図7】容器装填ケージ3の反転後の引き上げ動作部を示す図である。
【図8】移動箱の引き上げ動作の説明に供せられる図である。
【図9】移動箱24が斜め上方に引き上げられた状態を示す図である。
【符号の説明】
1 搬送ローラコンベア
1a ローラ
2 容器
3 容器装填ケージ
3a 受け止め部材
5 ローラチェーン
6 積載台
7 ヒンジピン
8 昇降用ガイドローラ
9 門型ガイドフレーム
10 昇降機構
12 反転投入装置
16 粉砕設備
16a,16b スプロケット
17 誘導溝
18 反転用ガイドローラ
19 溝部
20 投入機
21 ストッパーガイド
22 落下防止用ストッパー
23 引張りバネ
24 移動箱
25 固定台
26 ストッパーレバー
27 ストッパー板
28 ストッパーピン
29 支持台
30 積載装置
31 開放シリンダ
32 ピストンロッド
33 引き上げシリンダ
34 ローラフック移動用シリンダ
35 直線摺動軸受け
36 鍵型のフック
37 ローラフック
38 直線摺動軸
39 ケースストッパー

Claims (3)

  1. 投入物を収容した容器を昇降位置まで、搬送し、投入後の容器を搬出する、搬送方向に並設された複数のローラを備えた搬送用ローラコンベアと、前記ローラコンベアの前記昇降位置の一側に立設され、門型ガイドフレームを備えるとともに搬送された容器を積載台に積載して反転位置まで上昇させ、前記容器が反転後降下させる昇降機構と、前記反転位置において、前記容器を前記積載台に対して反転させ、前記搬送用ローラコンベアを介して昇降機構に対向して設けられ被投入装置に前記投入物を投入させる反転装置とを備え、前記容器内の投入物を搬送し、上昇させて、反転し、前記容器内の前記投入物を前記被投入装置に投入させる投入機において、
    前記反転装置は、前記積載台に対して反転可能に設けられ、前記容器を収容する容器装填ケージと、前記容器装填ケージを前記積載台に対して反転させる反転誘導機溝とを備え、
    前記反転誘導機溝は、前記積載台の先端部上で、前記容器装填ケージと連結して、前記容器装填ケージを回転可能となるように配置されたヒンジピンと、前記容器装填ケージに配置された反転ガイドローラと、前記昇降機構に設けられ、前記ガイドローラの反転を誘導するガイド溝及び位置決めする位置決め部とを備え、
    前記容器装填ケージは、前記ローラコンベアの昇降位置において、下方から前記ローラ間の隙間を通って前記ローラコンベアに搭載された容器を掬い上げる受け止め部を備えており、また、固定台と、前記容器を装填するとともに摺動軸を介して前記固定台に対して前記摺動軸方向に移動可能な移動箱と、容器反転の際の、前記移動箱の落下を防止するケースストッパーと、ストッパーピンとを備え、
    更に、前記門型ガイドフレームの前面上部位置に、前記ストッパーピンを開放する開放シリンダと、前記門型ガイドフレームの前面上部位置に、前記移動箱を斜め上方に引上げる引上げシリンダと、前記引上げシリンダの先端に前記移動箱をフックするフック用シリンダとを備えていることを特徴とする投入機。
  2. 請求項1記載の投入機において、前記昇降機構は、前記門型ガイドフレームと、前記積載台と、前記門型ガイドフレームの立設方向に設けられ前記積載台を昇降させるローラチェーンとを備え、前記ガイド溝及び位置決め部は前記門型フレームに設けられていることを特徴とする投入機。
  3. 請求項1又は2記載の投入機において、前記門型ガイドフレーム前面側に備えたストッパーガイドと、前記ストッパーガイドに対向する位置に前記箱型の容器装填ケージの両端の開放部に容器落下防止用ストッパーとを備え、前記容器装填ケージが昇降して前記ストッパーガイドから離れる際に、前記容器の落下防止用ストッパーが機能するように構成されていることを特徴とする投入機。
JP2003047997A 2003-02-25 2003-02-25 投入機 Expired - Fee Related JP4077743B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003047997A JP4077743B2 (ja) 2003-02-25 2003-02-25 投入機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003047997A JP4077743B2 (ja) 2003-02-25 2003-02-25 投入機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004256220A JP2004256220A (ja) 2004-09-16
JP4077743B2 true JP4077743B2 (ja) 2008-04-23

Family

ID=33114087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003047997A Expired - Fee Related JP4077743B2 (ja) 2003-02-25 2003-02-25 投入機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4077743B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112849938A (zh) * 2021-01-14 2021-05-28 盐城工学院 一种危废提升装置
CN112811145A (zh) * 2021-02-05 2021-05-18 无锡锡南铸造机械股份有限公司 翻转移载机和基于多锅翻转破碎的翻转出料设备
CN114476156A (zh) * 2021-12-31 2022-05-13 成都海科机械设备制造有限公司 一种自动投料机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004256220A (ja) 2004-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107082291B (zh) 一种饲料袋装车码垛装置及码垛方法、存储介质
US4566834A (en) Automatic palletizing system
CN110182502B (zh) 一种用于物料搬运装备的自动抓料装置及搬运方法
US20100003114A1 (en) Lug tender
JP4077743B2 (ja) 投入機
CN212245252U (zh) 自动框式放料机构
CN208585688U (zh) 下料机构
US3215289A (en) Apparatus for automatically depalletizing ferrous metal cans
CN112499227B (zh) 应用于解冻库装卸料装置的工作方法
CN212607651U (zh) 一种汽车零部件处理系统
JPS6121890B2 (ja)
JP2944844B2 (ja) コンテナ移載装置
JPH10167411A (ja) 板材収納装置
JPS60209435A (ja) 搬送物品の受継ぎ装置
CN111268384A (zh) 一种汽车零部件处理系统
JPH043724A (ja) 米菓製造用網パレット積載装置
JPH08319004A (ja) 薬品容器入れ替え装置
CN211309758U (zh) 一种物料装盘线全自动收盘装置
US3257007A (en) Apparatus for feeding stacks of articles
CN220182142U (zh) 一种料盘自动收投装置
CN216189020U (zh) 一种造口袋生产过程中的自动输送机
CN110422551B (zh) 一种粉料自动添加装置控制系统
CN214568992U (zh) 装卸设备及产品检测系统
JPH01231710A (ja) コンテナ取出し装置
JP4342216B2 (ja) タイヤ積込み方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070822

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees