JP3182518B2 - 記録媒体とその読取り装置 - Google Patents

記録媒体とその読取り装置

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JP3182518B2
JP3182518B2 JP04799599A JP4799599A JP3182518B2 JP 3182518 B2 JP3182518 B2 JP 3182518B2 JP 04799599 A JP04799599 A JP 04799599A JP 4799599 A JP4799599 A JP 4799599A JP 3182518 B2 JP3182518 B2 JP 3182518B2
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文男 稲場
バラシガマニ・デバラジ
史 宇佐
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村上 武明
文男 稲場
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    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/10Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation
    • G06K7/12Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by electromagnetic radiation, e.g. optical sensing; by corpuscular radiation using a selected wavelength, e.g. to sense red marks and ignore blue marks

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばIDカード
やキーカード、及び銀行カードのような記録媒体とその
読取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現代社会はカード社会ともいわれるよう
に、IDカードやキーカードをはじめ、キャシュカー
ド、銀行カード、メンバーズカード、信販カード、クレ
ジットカード、販売ポイントカード、ICカード、プリ
ペイドカード、テレフォンカードなど、多種多様のカー
ドが日常生活に使用され、多大の便宜を供している。そ
の一方、これらカードの変造、偽造も増加する一途であ
り、大きな社会問題となっている。
【0003】これらカードの変造、偽造に対する有効な
防止対策はいろいろ提案され、試行、実用化されてい
る。一般には、カード表面を目視確認したり、電子的、
磁気的にカード内に記録された情報を確かめるものが殆
どを占めている。前者の視覚的方法としては、カード表
面に、例えばホログラム、レインボウ印刷、マイクロ印
刷、彩紋ないし地紋印刷、メタメリズムを用いた隠し文
字、オパール加工などにより情報が記録され、この情報
が目視確認される。
【0004】一方、後者の電子的、磁気的方法として
は、カード表面又は内部に、例えばパンチ孔、多層磁気
記録、磁気バーコード、磁気隠蔽層、アジマス記録、磁
気ストライプなどを用いて情報が記録され、この記録さ
れた情報が電子的、磁気的読取り装置により読み取られ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、カード
の変造、偽造防止法は多種多様であるが、変造、偽造工
作も巧妙となっている。この一因は、カードに記録され
た情報を読み取る読取り装置の構成が容易に解析される
ことにある。このため、読取り装置の構成からカードの
構造が判明され、精巧な変造、偽造カードを製作するこ
とが可能となると考えられる。したがって、変造、偽造
されたカードを発見することが困難となりつつある。
【0006】今後、これらカードが一層普及、激増する
ことが見込まれるため、変造、偽造が困難なカードとそ
の読取り装置の開発が切望されている。しかも、これら
カード及び読取り装置はセキュリティレベルが高く、低
価格であることが必須とされている。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、変造、偽造
が困難であり、しかも、セキュリティレベルが高く、低
価格な記録媒体とその読取り装置を提供しようとするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の記録媒体は、内
部層と、少なくとも前記内部層の表面を覆い可視光を遮
シート状材料とを有する記録媒体本体と、前記記録媒
体本体の前記内部層の表面に、コヒーレント光に反応す
る材料により記録され、前記シート状材料により目視不
可能とされた記録情報とにより構成されている。
【0009】前記記録情報は、コヒーレント光に対して
吸収、発光、散乱の状態で反応する少なくとも1つの材
料により構成されている。
【0010】本発明の記録媒体の読取り装置は、内部層
と、少なくとも前記内部層の表面を覆い可視光を遮るシ
ート状材料とを有し、前記内部層の表面に形成され、前
記シート状材料により目視不可能に覆われた記録情報を
有する記録媒体から前記記録情報を読取る記録媒体の読
取り装置であって、可視域から離れた波長のコヒーレン
ト光を発生し、このコヒーレント光に反応する材料によ
り記録された前記記録情報を有する前記記録媒体に前記
コヒーレント光を照射する発振器と、前記記録情報を構
成する材料からの光を検出する検出器と、前記記録情報
に対応する基準信号を有し、この基準信号と前記検出器
の出力信号とを比較し、前記信号の真偽を判定する判定
器とにより構成されている。
【0011】前記記録情報は複数の波長の光に反応する
複数の材料により構成され、前記検出器はこれら複数の
波長の光を検出する複数の検出器により構成されてい
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0013】本発明の基本的な構成は、塩化ビニール重
合体を主たる材質としたカードの内部に外部からは目視
できない情報を記録した記録媒体と、その情報をレーザ
ー発振器から出力されるコヒーレント光を用いて光学的
に精確に読み取る読取り装置からなっている。
【0014】(第1の実施例)図1は、本発明のカード
状記録媒体を示している。図1(a)(b)において、
カード状記録媒体(以下、カードと略称する)11は、
例えば塩化ビニール重合体を主たる材質とした内部層1
2と、この内部層12の表面及び裏面に貼り合わされ、
内部層12の表面と裏面を覆うフィルム13、13’と
により構成されている。前記内部層12の表面には、例
えばバーコードからなる記録情報14が例えば印刷され
る。この記録情報14は以下のような記録材料を使用し
て設けられる。
【0015】(1) 所定の光の波長(その波長を中心
として適当な波長幅を有するものとする)を吸収し、他
の波長は透過する材料。
【0016】(2) 所定の波長の光の照射によって、
その波長とは異なる波長の蛍光(所定の発光波長幅を有
する)を発生する材料。
【0017】(3) 所定の波長の光の照射によって、
その光の照射方向とほぼ平行及びそのほぼ逆方向に強く
散乱するような光高散乱材料。
【0018】(4) 所定の波長の光の照射によって、
その波長とは異なる波長において光の照射方向とほぼ平
行及びそのほぼ逆方向に強く発光し、照射強度の増加に
よっては増幅された自然発光、さらにはレーザー動作に
基づく光ビームを発生することが可能な、レーザー発振
用極微粒子、又は色素類と光高散乱用微粒子を混入した
材料。
【0019】上記材料は、例えばインク材料に混合さ
れ、内部層12に印刷される。
【0020】上記内部層12に記録された記録情報14
は、その表面に接着されるフィルム13により完全に被
覆される。通常、この種のカードはカード内部層12の
他に2枚以上のフィルムを内部層12の表面及び裏面に
貼り合わせて構成されている。したがって、フィルム1
3、13’の枚数は限定されない。したがって、内部層
12に記録された記録情報14は、それらフィルムを通
して目視したり、レーザー以外の日常使用される光源を
用いて検知することができない。
【0021】尚、記録情報14はバーコードに限定され
るものではなく、図2に示すように、アルファベットの
ような文字でもよい。また、記録情報14の内容は、例
えばIDカードの所有者の所属名やクレジット会社の会
社名、銀行名等を適宜設定すればよい。
【0022】また、カード11には、通常の銀行カード
やクレジットカードと同様に、その表面に例えば磁気情
報を記録する磁気ストライプやエンボスが設けられる。
さらに、ホログラムやレインボウ印刷等を設けてもよ
い。また、カード11の裏面にも文字や図形等の必要事
項を設けてもよい。
【0023】次に、上記カードの読取り装置について説
明する。上記カード11の内部層に記録された記録情報
14を読み取る方法としては、カードにレーザー光を照
射し、カードを通過したレーザー光乃至はレーザー光照
射により発生した蛍光や発光を検出する構成が考えられ
る。しかし、この読取り装置は外部から種々の方法で検
査したり、隙間から覗き込んだり、さらには分解される
可能性が高い。そのため、読取り装置内にレーザー発振
器が組込まれていることが簡単に判明することを考慮す
ると、使用するレーザー光は可視域を離れた例えば近赤
外域で動作するものが望ましい。
【0024】上記読取り装置で使用する所定波長の光を
近赤外域のレーザー光とすると、前記記録材料14は、
上記(1)の材料の場合、近赤外域で吸収特性を有する
もの。上記(2)の蛍光材料は同様に近赤外域において
蛍光を生じるものが実用性を有していることになる。同
様なことは上記(3)と(4)の場合にも該当するた
め、上記(3)(4)の場合、何れの発光も近赤外域に
おいて生じる材料がより適当である。また、これらの場
合、フィルム13さらには内部層12は可視光を遮り、
近赤外光のみを通す材料により構成されていることも実
用上有用である。
【0025】但し、この配慮は読取り装置の内部構成を
外部から容易に判別されることを前提としたものであ
り、読取り装置の分解防止や構造解析を困難とする対策
が別途施されている場合、使用波長は近赤外域に限るも
のではなく、可視域さらには近紫外域であっても全く差
支えない。
【0026】図3は、本発明の第1の実施例に係わる読
取り装置30の構成を示している。レーザー発振器31
は、例えば近赤外域の波長のレーザー光を発生する。こ
のレーザー発振器31からの出力光は、必要に応じてレ
ンズ等の光学系32を用いて鋭い細径の光ビームとさ
れ、カード11に照射される。カード11を透過した光
は、予め定めた特定の波長を透過する光学フィルタ33
を通過して、光検出器34により検出される。この光検
出器34としては、例えばフォトダイオード、アバラン
シエフォトダオード、その他、高感度光検出器等を使用
することができる。この光検出器34から出力されるカ
ード11の内部層に書込まれた情報に対応した信号は、
信号処理部35に供給される。この信号処理部35は例
えば増幅器35a、アナログ/デジタル変換器35bを
含み、光検出器34の出力信号はこれら増幅器35a、
アナログ/デジタル変換器35bにより、増幅、整形、
2値化される。この信号処理部35の出力信号は、判定
器36に供給される。この判定器36は例えば図示せぬ
半導体メモリを有し、この半導体メモリには例えばカー
ド11の内部層に記録された記録情報14に対応する信
号が基準信号として予め記憶されている。判定器36は
この基準信号と前記増幅器35から供給される信号とを
比較し、増幅器35から供給される信号と基準信号との
一致、不一致を判定する。この判定器36には表示器3
7が接続されており、判定器36による判定結果は、表
示器37に表示される。
【0027】尚、例えばカードが使用者に大量に供給さ
れている場合には、判定器36の代わりに電話線等を介
して接続された遠隔地にある所定のコンピュータに信号
処理部35からの出力信号を送り、この信号処理部35
により検査、判定した結果を表示器37に表示するよう
にしてもよい。
【0028】上記構成において、カード11は図示矢印
で示すように、レーザー光の光軸と直行方向に手動ない
し機械的に走行され、レーザー発振器31からのレーザ
ー光は、この走行されるカード11の記録情報14の図
示上下方向中央付近に照射される。
【0029】尚、上記レーザー発振器31、光学系3
2、光学フィルタ33、光検出器34、信号処理部3
5、判定器36、表示器37のうち、例えば表示器37
を除く部分は例えば樹脂によりモールドして封止され
る。但し、光学系32とこれに対向された光学フィルタ
33は露出され、これらの相互間にカード11が走行す
る走行路が形成される。
【0030】上記構成において、レーザー発振器31に
よりレーザー光を発生し、このレーザー光を横切るよう
に、カード11を移動させることにより、レーザー光を
カード11に照射する。このカード11の移動に伴い記
録情報14を透過した光は光検出器34によって検出さ
れる。
【0031】図4(a)は、図1に示すバーコードから
なる記録情報14を透過した光を光検出器34によって
検出した場合における光検出器34の出力波形を示して
いる。このように、光検出器34からはバーコードに対
応した信号が出力される。また、図2に示す文字等の記
録情報の場合も、記録情報に対応してこのような波形の
信号が光検出器34から出力される。この光検出器34
の出力信号は信号処理部35において、増幅、整形、及
び2値化される。図4(b)は信号処理部35から出力
される2値化された信号の波形を示している。
【0032】図4(a)(b)に示す信号波形は、記録
情報14が前記(1)に記載した材料である場合を示し
ている。この材料で記録したバーコード又は文字は、照
射されたレーザー光を吸収、遮断する。このため、記録
情報14のバーコードに対応する部分は図4(a)
(b)に示すように低レベルとなる。
【0033】一方、記録情報14が前記(2)及び
(4)に記載した材料である場合、照射したレーザー光
に応じて蛍光発光及び増幅された自然発光を生じるた
め、発光波長が照射レーザー光と異なり、さらに、各出
力信号の波形は、図4(a)(b)に示す信号を反転し
た信号となる。また、記録情報14の材料が前記(3)
の場合、カード11を透過した光はレーザー光と同一波
長の散乱光であり、光検出器34はこの散乱光を受光す
る。このため、各出力信号の波形は図4(a)(b)に
示す信号を反転した信号となる。
【0034】上記信号処理部35の出力信号は判定器3
6に供給され、この判定器36において、基準信号と比
較される。この比較の結果、信号処理部35の出力信号
と基準信号とが一致する場合、カード11は正規のカー
ドと判定され、これらの信号が不一致の場合、カード1
1は変造又は偽造されたものと判定される。この判定結
果は表示器37に供給され表示される。
【0035】上記第1の実施例によれば、カード11の
内部層12に記録情報14を記録し、この記録情報14
は表側と裏側から接着された複数枚のフィルム13、1
3’により被覆されている。このため、カード11の表
面からは内部層12に記録された記録情報14を目視す
ることができないため、カード11に記録情報14が記
録されていることすら認識することが困難である。
【0036】また、記録情報14の材質は、種々選択可
能であり、この記録情報14を検出するために使用する
レーザー光の波長も記録情報14の材質に応じて適宜選
択される。さらに、記録情報14はバーコードや任意の
文字、記号、図形等により構成されるため、記録情報1
4を認識することが困難である。したがって、記録情報
14の材質や記録情報14の内容の組み合わせが非常に
多く、第三者が記録情報14の材質や記録情報14の内
容を特定することが困難であるため、カードの変造や偽
造が著しく困難となる。
【0037】さらに、読取り装置30は、樹脂によりモ
ールドされているため、分解が容易ではなく、しかも、
判定器36の例えば半導体メモリに記憶された基準信号
を読み出すことも一般に煩雑である。したがって、読取
り装置30の構造からカード11の構造を解析すること
も困難である。
【0038】また、カード11の構成は既存のカードと
大きく変わるわけではなく、内部層12に記録情報14
を形成する製造工程も既存の製造設備を大きく変更する
必要がない。さらに、読取り装置30も既存の部品を用
いて製造することができる。したがって、低価格でカー
ド及び読取り装置を製造することができる。
【0039】(第2の実施例)上記記録情報14の材料
が前記(1)の場合、吸収を利用するものであるからレ
ーザー光はカードを通過させて検出する必要がある。し
かし、前記(2)(3)(4)に記載した材料の場合に
は、何れも記録情報14を構成する材料からの発光を検
出すればよいため、図3に示すような透過型の方式とは
別に光検出器34をカード11に対して、レーザー発振
器31と同じ側に配置することが可能である。その場合
の反射型とも言える読取り装置について以下に説明す
る。
【0040】図5は、本発明の第2の実施例を示すもの
であり、図3と同一部分には同一符号を付す。レーザー
発振器31から発振されたレーザー光はレンズからなる
光学系32、ビームスプリッタ51を介してカード11
の表面に照射される。このレーザー光照射に応じて前記
記録情報14から発生した光は、前記ビームスプリッタ
51により反射され、光学フィルタ33を介して光検出
器34に導かれる。この光検出器34以降の構成及び動
作は第1の実施例と同様である。
【0041】第2の実施例によれば、カード11の一方
の面側に光学系及び電子回路を配置することができるた
め、装置構成を小型化できる。
【0042】(第3の実施例)図6は、本発明の第3の
実施例を示すものであり、図3と同一部分には同一符号
を付す。第3の実施例は第2の実施例のようにビームス
プリッタ51を用いずに構成されている。すなわち、レ
ーザー発振器31から発振され、レンズからなる光学系
32を介してカード11の表面に照射されるレーザー光
は、その光軸がカード11の表面に対してできるだけ直
角に近い角度でカード11の表面に入射される。また、
このレーザー光に応じて前記記録情報14から発生した
光を受ける光検出器34の光軸もカード11の表面に対
してできるだけ直角に近い角度とされている。この光検
出器34の光軸内には光学フィルタ33が配置されてい
る。
【0043】上記構成において、レーザー発振器31か
ら出力されたレーザー光は、光学系32を介してカード
11の表面に照射される。このレーザー光に応じて前記
記録情報14から発生した光は光学フィルタ33を介し
て光検出器34に導かれる。この光検出器34以降の構
成及び動作は第1の実施例と同様である。
【0044】上記第3の実施例によれば、第2の実施例
のようにビームスプリッタ51を必要としないため、構
成をさらに小型化できる。
【0045】上記第1乃至第3の実施例において、レー
ザー発振器31及び光検出器34とカード11との間隔
は大きく設定する必要はなく、レーザー発振器31とカ
ード11との間隔、及びカード11と光検出器34との
間隔はカード11の走行に支障のない程度に狭くてよ
い。この場合、レンズ等の光学系32は除くことも可能
であり、光学フィルタ33は光検出器34の前面に密着
させてもよい。
【0046】すなわち、実用上は、読取り装置内にカー
ドの両面を保持し、それに沿ってカードがスライド可能
な例えば2枚の透明な板状の案内レールを設け、そのう
ちのカード表面側の1枚にレーザー発振器の出力端を密
着させる。第1の実施例の場合、カード裏面側の残りの
1枚にレーザー発振器の出力端と対向させて光検出器を
密着させ、第2、第3の実施例の場合、カード表面側の
1枚にレーザー発振器の出力端と光検出器を記録情報1
4からの発光が十分検出できるようになるべく密着させ
て設置すれば装置の小型化を図ることができる。
【0047】さらに、上記第1乃至第3の実施例の場
合、バーコードや文字を一次元的に読に取っているが、
これに限らず二次元的な情報読取り、すなわち、図2に
示すような文字や記号全体のパターンや、図1における
バーコードの上下左右にわたる配置画像を計測する場
合、図3においてレーザー発振器31からの出力光をレ
ンズ等の光学系32を用いて拡大した平行ビームとして
カード11に照射し、その記録情報14の吸収パターン
や発光パターンをCCDなどを用いた高感度二次元画像
計測装置により画像化すればよい。
【0048】また、上記第1乃至第3の実施例におい
て、カードを読取り装置に対して手動又は自動的に走行
させたがこれに限定されるものではなく、カードを読取
り装置に対して固定し、レーザー光を記録情報に沿って
走査させてもよい。要は、レーザー光と記録情報とが相
対的に移動すればよい。このように、レーザー光を走査
する場合、光検出器としては、例えばレーザー光の走査
方向に沿ってセルが配置されたCCDラインセンサを用
いればよい。また、例えば円筒形レンズを用いてレーザ
ー光を一次元方向に拡大し、CCDラインセンサを対向
させて配置すれば、レーザー光走査を行わなくとも情報
の読み取りが可能である。
【0049】さらに、記録情報14として、上記バーコ
ードや複数の文字の配列を内部層の極一部に設けたり、
例えば1個以上の記号やマークとすることも考えられ
る。この場合、読取り装置において、レーザー光のビー
ム径を光学系32により記録情報14を包含する程度に
拡大してカードに照射し、カードを透過した光を、セル
が二次元に配列された例えばCCDエリアセンサにより
検出することにより、カードを読取り装置に対して移動
することなく、記録情報14を読み取ることができる。
【0050】(第4の実施例)次に、本発明の第4の実
施例について説明する。この第4の実施例では、カード
の変造、偽造をより十分に防止することができ、セキュ
リティレベルを一層向上させるため、複数の光の波長を
使用する場合について述べる。
【0051】先づ、記録媒体については、記録情報を構
成する材料として前記(1)に示す所定の光の波長を吸
収し、他の波長は透過するものを2種類用い、第1の材
料の吸収波長をλ1、第2の材料の吸収波長をλ2とす
る。
【0052】図7は、第4の実施例に適用されるカード
を示しており、図1と同一部分には同一符号をしてい
る。このカード71は上記2種類の吸収波長をもつ記録
材料を用いて書込んだバーコードからなる記録情報の一
例を示している。この記録情報72において、λ1で示
す部分は第1の材料73により構成され、波長λ1の光
を吸収するコードであり、λ2で示す部分は第2の材料
74により構成され、波長λ2の光を吸収するコードで
ある。第1、第2の材料73、74は必要な記録情報に
対応して配置すればよい。
【0053】図9は、上記カード71の記録情報72を
読み取る読取り装置の一例を示しており、図3と同一部
分には同一符号を付している。図9において、第1、第
2のレーザー発振器31a、31bは、波長λ1、及び
波長λ2をそれぞれ発生する。これら第1、第2のレー
ザー発振器31a、31bの出力光はレンズ等の第1、
第2の光学系32a、32bをそれぞれ介してカード1
1の記録情報72の部分に照射される。このカード71
を透過したレーザー光は各波長を透過する第1、第2の
光学フィルタ33a、33bを介して第1、第2の光検
出器34a、34bにそれぞれ供給される。第1の検出
器34aは波長λ1の吸収を検出し、第2の検出器34
bは波長λ2の吸収を検出する。第1の光検出器34a
の出力信号は前記信号処理部35に供給され、第2の光
検出器34bの出力信号は出力制御装置91を介して前
記信号処理部35に供給される。
【0054】前記出力制御装置91は例えばプログラム
遅延回路により構成され、第1の光検出器34aの出力
信号が信号処理部35に供給された後、第2の光検出器
34bの出力信号を信号処理部35に供給するように制
御する。信号処理部35以降の構成は第1乃至第3の実
施例と同様である。但し、判定器36には、記録情報7
2に対応した波長λ1の吸収信号と波長λ2の吸収信号
が基準信号として予め例えば半導体メモリに記憶されて
いる。
【0055】上記構成において、カード11はレーザー
発振器31a、31bから出力される2つのレーザー光
を横切るように、例えば図示矢印方向に手動、又は自動
で走行される。カード11の走行に伴い2つのレーザー
光は記録情報72に照射される。カード11を透過した
レーザー光のうち、第1の光検出器34aでは波長λ1
の吸収が検出され、第2の光検出器34bでは波長λ2
の吸収が検出される。第2の光検出器34bの出力信号
は出力制御装置91により第1の光検出器34aの出力
信号より遅れて信号処理部35に供給される。このた
め、信号処理部35では、第1の検出器34aの出力信
号と第2の検出器34bの出力信号とが分離して増幅、
整形、2値化処理される。
【0056】図8は、信号処理部35から出力される信
号を模式的に示すものであり、図8に示すように、2値
化された波長λ1の吸収信号と、2値化された波長λ2
の吸収信号が時間的に分離されて出力される。
【0057】判定器36は、このように時間的に分離さ
れて出力される波長λ1の吸収信号と第1の基準信号と
を比較し、波長λ2の吸収信号と第2の基準信号とを比
較することにより、カード11の真偽を判定する。すな
わち、波長λ1に関する比較結果、波長λ2に関する比
較結果が共に一致した場合、正規のカードであると判定
し、波長λ1に関する比較結果、波長λ2に関する比較
結果の少なくとも一方が不一致である場合、変造、又は
偽造されたカードであると判定する。この判定結果は表
示器37に供給されて表示される。
【0058】上記説明においては、出力制御装置91に
より、第2の光検出器34bの出力信号を第1の光検出
器34aの出力信号より遅れて信号処理部35に供給す
るようにしたが、これに限定されるものではない。例え
ば出力制御装置91を第1の光検出器34aの出力端に
設け、第1の光検出器34aの出力信号を第2の光検出
器34bの出力信号より遅れて信号処理部35に供給す
るようにしてもよい。
【0059】また、光検出器として第1又は第2の光検
出器34a、34bの一方のみを用い、波長λ1又は波
長λ2の一方のみの信号を用いて信号処理、判定を行っ
てもよい。さらに、第1、第2の光検出器34a、34
bの出力信号を部分的にオーバーラップさせて信号処
理、及び判定を行ってもよい。これらいずれの方法も出
力制御装置91の動作設定によって行うことが可能であ
る。
【0060】なお、レーザー発振器31a、31bをカ
ード状記録装置に十分接近して設置することが可能であ
る場合、光学系32a、32bは省略可能である。
【0061】上記第4の実施例によれば、記録情報72
は照射されるレーザー光の波長に応じて反応が相違する
複数の材料を用いて構成している。このため、記録情報
72の構成を判別することが困難であり、一層カードの
変造、偽造を防止可能である。
【0062】上記説明は記録材料の吸収を利用する場合
であるが、前記(2)(3)(4)に記載するように記
録材料の発光を利用する場合にも、上記と同様に2波長
を用いて情報を読取ることができる。例えば前記(2)
に記載する蛍光を発する材料の場合、次のような構成の
記録情報を構成することが可能である。
【0063】(a)1波長のレーザー光の照射により異
なる波長λ1とλ2の蛍光を生じる2種類の材料を配置
する方法。
【0064】(b)異なる2波長のレーザー光のそれぞ
れの照射により異なる波長λ1とλ2の蛍光を生じる2
種類の材料を配置する方法。
【0065】上記何れの場合にもバーコードの形式は図
7と同様であり、読取り装置の構成も図9に示す透過型
の構成とほぼ同一である。但し、上記(a)の場合、照
射する1個のレーザー発振器の出力光をビームスプリッ
タなどを用いて2分し、各光をそれぞれ波長λ1とλ2
の蛍光を発生するコードを照射するようにする。また
は、1個のレーザー発振器の出力光を記録情報72に照
射し、受光側にビームスプリッタを設けてλ1、λ2の
蛍光をそれぞれ異なる光検出器で検出してもよい。
【0066】また、上記(3)に記載する散乱光を発生
する材料の場合、レーザー光の照射に応じて発生する波
長は、照射レーザー光の波長λ1及びλ2と同様であ
る。したがって、この場合もバーコードの形式は図7と
同様であり、読取り装置の構成も透過型の場合には図9
に示す構成とほぼ同一である。
【0067】さらに、上記(4)に記載する発光材料の
場合、その構成は上記の蛍光の場合と共通している。す
なわち、レーザー光の照射に応じて発生する波長は、照
射レーザー光の波長とは異なるものであるから、前記
(a)のように1個のレーザー発振器を用いて波長λ1
とλ2の異なる波長の蛍光を発生するか、前記(b)の
ように2個の異なる波長のレーザー発振器を用いてそれ
ぞれ別に波長λ1とλ2の蛍光を発生することもでき
る。
【0068】また、ここで述べた材料(2)(3)
(4)を用いる場合、図5及び図6に示すように、レー
ザー発振器と同じ側に光検出器を設置した所謂反射型の
読取り装置の使用も可能である。この場合、図9に示す
ように、2個のレーザー発振器と2個の光検出器を使用
して所要の動作を行うように設計、配置すればよい。
【0069】さらに、この記録情報72は、前記材料
(1)乃至(4)の1種類の材料を用いるだけでなく、
2種類以上の材料を組み合わせて記録情報を構成するこ
とも有用と考えられる。また、吸収型と発光型の材料の
組み合わせとともに、2波長以上により記録情報を構成
することにり、セキュリティレベルをより一層向上する
ことができ、確実な偽造防止を図ることができる。
【0070】これら材料や波長の複雑な組合せに対して
は、読取り装置もやや複雑な構成になるが、本発明の技
術に基づき容易に設計、製作可能である。
【0071】なお、上記読取り装置における光検出方法
は、光検出器を用いた直接検出法を使用している。しか
し、検出感度を格段に向上させるには、光ヘテロダイン
検出法の適用が有用である。本発明の各実施例に記載し
た読取り装置に光ヘテロダイン検出法を適用する場合、
レーザー発振器からの出力光を信号光と局部発振光(参
照光)に2分し、カードを通過した信号光と局部発振光
とを重ね合わせて光検出器により検出し、中間周波数の
信号を取り出して処理するようにすればよい。
【0072】さらに、バーコードや複数の文字、記号の
配列、図面等の吸収パターンや発光パターンの検出に
は、二次元光検出器アレイを用いた光ヘテロダイン検出
法も適用可能である。
【0073】尚、上記実施例においては、出力光がビー
ム状に鋭く、且つ出力も大きくできるレーザーを用いて
いるが、出力光ビームを比較的細くできるようにした適
当なスーパールミネッセント発光ダイオードや発光ダイ
オードを直接検出法と組み合わせて用いることも考えら
れる。
【0074】さらに、上記実施例は、記録媒体として樹
脂製のカードに本発明を適用した場合について説明した
が、樹脂製のカードに限定されるものではなく、例えば
積層された複数の紙や、積層された複数の紙や樹脂製フ
ィルム等のシート状材料からなる例えば株券等の有価証
券、認定証明書、ギフトカードなど、偽造対象となり得
る物に本発明を適用することが可能である。
【0075】その他、本発明は、上記各実施例に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を変えない範囲において
種々変形実施可能なことは勿論である。
【0076】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
変造、偽造が困難であり、しかも、セキュリティレベル
が高く、低価格な記録媒体とその読取り装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に適用される記録媒体の
一例を示すものであり、図1(a)は分解斜視図、図1
(b)は正面図。
【図2】図1の変形例を示す要部の正面図。
【図3】本発明の第1の実施例を示す構成図。
【図4】図4(a)(b)は、図3の動作を説明するた
めに示す波形図。
【図5】本発明の第2の実施例を示す構成図。
【図6】本発明の第3の実施例を示す構成図。
【図7】本発明の第4の実施例に適用される記録媒体の
一例を示す要部の正面図。
【図8】図9の動作を説明するために示す図。
【図9】本発明の第4の実施例を示す構成図。
【符号の説明】
11、71…カード状記録媒体、 12…内部層、 13、13’…フィルム、 14、72…記録情報、 30…読取り装置、 31、31a、31b…レーザー発振器、 34、34a、34b…光検出器、 35…信号処理部、 36…判定器、 51…ビームスプリッタ 73、74…第1、第2の材料、 91…出力制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−176219(JP,A) 特開 平3−290780(JP,A) 実開 昭60−5558(JP,U) 実開 平7−15363(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/24 B42D 15/00 G06K 7/12 G11B 19/02 G11B 19/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部層と、少なくとも前記内部層の表面
    を覆い可視光を遮るシート状材料とを有する記録媒体本
    体と、 前記記録媒体本体の前記内部層の表面に、コヒーレント
    光に反応する材料により記録され、前記シート状材料に
    より目視不可能とされた記録情報とを具備することを特
    徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記記録情報は、コヒーレント光に対し
    て吸収、発光、散乱の状態で反応する少なくとも1つの
    材料により構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の記録媒体。
  3. 【請求項3】 内部層と、少なくとも前記内部層の表面
    を覆い可視光を遮るシート状材料とを有し、前記内部層
    の表面に形成され、前記シート状材料により目視不可能
    に覆われた記録情報を有する記録媒体から前記記録情報
    を読取る記録媒体の読取り装置であって、 可視域から離れた波長の コヒーレント光を発生し、この
    コヒーレント光に反応する材料により記録された前記
    録情報を有する前記記録媒体に前記コヒーレント光を照
    射する発振器と、 前記記録情報を構成する材料からの光を検出する検出器
    と、 前記記録情報に対応する基準信号を有し、この基準信号
    と前記検出器の出力信号とを比較し、前記信号の真偽を
    判定する判定器とを具備することを特徴とする記録媒体
    の読取り装置。
  4. 【請求項4】 前記記録情報は複数の波長の光に反応す
    る複数の材料により構成され、前記検出器はこれら複数
    の波長の光を検出する複数の検出器により構成されてい
    ることを特徴とする請求項3記載の記録媒体の読取り装
    置。
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