JP3182461B2 - 電気掃除機の吸い込みヘッド - Google Patents

電気掃除機の吸い込みヘッド

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被掃除面との対向面に
吸い込み口を備えた電気掃除機の吸い込みヘッドの構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用の電気掃除機は、吸い込み負圧を
発生させる電動送風機を内蔵した掃除機本体と、この掃
除機本体にホースや延長管を介して連結された吸い込み
ヘッドとを備えている。この吸い込みヘッドは、被掃除
面と対向し合う下面を有し、この下面に吸い込み負圧が
作用する吸い込み口が開口されている。吸い込み口は、
左右方向に延びる長孔状をなしており、この吸い込み口
を通じて被掃除面上の埃やごみが吸い込まれるようにな
っている。
【0003】そして、従来の吸い込みヘッドは、その下
面の左右両端部から左右の側面に亘って開口された補助
吸い込み口を備えている。補助吸い込み口は、例えば部
屋の隅の埃やごみを除去するためのもので、その下流端
が吸い込み口に連なっている。このため、吸い込みヘッ
ドの左右の側面を部屋の壁、つまり、被掃除面に連なる
立ち上がり面に当接させると、補助吸い込み口を通じて
部屋の隅の埃やごみが吸い込まれるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
補助吸い込み口は、吸い込みヘッドの下面から側面にか
けての極狭い範囲にしか開口されていないので、部屋の
隅の埃を除去するためには、吸い込みヘッドを前後に大
きく移動させる必要がある。
【0005】また、広い範囲のごみを吸い込めるよう
に、補助吸い込み口の開口範囲を広げると、この補助吸
い込み口に作用する吸い込み負圧が低下するので、埃や
ごみ類を効率良く吸い込むことができなくなる。このこ
とから、従来の吸い込みヘッドでは、特に部屋の隅に溜
った埃やごみを効率良く吸い込むことが困難で、この点
においていま一歩改善の余地が残されていた。
【0006】さらに、従来の吸い込みヘッドにおいて、
その下面と左右の側面とがなす角部には、丸みが付けら
れてはいるものの、下面の両端部から略直角に近い角度
で側面が立ち上がっている。このため、特に被掃除面が
毛足の長い起毛を有する絨毯のような場合に、この被掃
除面に沿って吸い込みヘッドを左右方向に移動させた
り、斜め後ろに引いたりすると、起毛が側面との接触に
よって急激に倒されたり、あるいはこの起毛の付けね部
分に吸い込みヘッドの下面と側面とがなす角部が食い込
でしまい、吸い込みヘッドを被掃除面に沿ってスムース
に移動させることができなくなることがある。
【0007】本発明は、このような事情にもとづいてな
されたもので、被掃除面と立ち上がり面とがなす角部に
溜った埃やごみ類を、効率良く吸い込んで除去すること
ができ、しかも、被掃除面に毛足の長い起毛が存在する
場合でも、ヘッド本体を左右方向にスムースに移動させ
ることができ、清掃作業を容易に行える電気掃除機の吸
い込みヘッドの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の吸い込みヘッドは、被掃除面と対向し合う
下面と、この下面の左右両端部に連なる起立された一対
の側面とを有するヘッド本体と、このヘッド本体の下面
に開口され、吸い込み負圧が作用するとともに、上記ヘ
ッド本体の左右方向に延びる吸い込み口と、を備えてい
る。 そして、本発明では、上記ヘッド本体の左右両端部
に、夫々上記下面と側面とを結び、しかも、この下面か
ら側面の方向に進むに従い上記被掃除面から遠ざかるよ
うに上向きに傾斜された傾斜面を形成し、この傾斜面
は、上記ヘッド本体の前後方向に延びてこのヘッド本体
の後端に連なっているとともに、 上記ヘッド本体は、そ
の側面を上記被掃除面から起立する立ち上がり面に当接
させた際に、上記傾斜面が上記被掃除面と立ち上がり面
との間に跨って、これら傾斜面、被掃除面および立ち上
がり面とで囲まれる断面略三角形状の吸い込み空間を形
成し、 この吸い込み空間は、上記ヘッド本体の下面の連
通路を通じて上記吸い込み口に連なるとともに、この連
通路の通路断面積は、上記吸い込み空間の断面積よりも
小さく設定されていることを特徴としている。
【0009】
【作用】このような構成によれば、ヘッド本体の側面を
立ち上がり面に当接させると、ヘッド本体の傾斜面が被
掃除面および立ち上がり面と協働して断面三角形状の前
後方向に延びる細長い吸い込み空間を形成する。そし
て、この吸い込み空間は、吸い込みヘッドの下面の連通
路を介して吸い込み口に連なるので、この連通路を通じ
吸い込み空間に吸い込み負圧が作用する。この場合、
連通路の通路断面積は、吸い込み空間の断面積よりも小
さいので、連通路と吸い込み空間との連通部分には、大
きな負圧が作用する。
【0010】したがって、吸い込み空間に位置されたご
みや埃類を連通路を通じて一気に吸い込むことができ、
広い範囲のごみや埃類を一度に効率良く吸引除去するこ
とができる。
【0011】また、被掃除面に毛足の長い起毛が存在す
る場合に、吸い込みヘッドを左右方向に移動させたとし
ても、ヘッド本体の下面の左右両端部には、側面に向け
て上向きに傾斜された傾斜面が存在するので、起毛は傾
斜面に案内されて徐々に倒される。それとともに、ヘッ
ド本体の左右両端部から直角に尖った角部が排除される
ので、このヘッド本体の左右両端部が起毛に食い込むこ
ともない。このことから、吸い込みヘッドを左右方向に
スムースに移動させることができる。
【0012】
【実施例】以下本発明を、図面に示す一実施例にもとづ
いて説明する。
【0013】図5は、家庭用のキャニスタ型の電気掃除
機1を示しており、この電気掃除機1は、掃除機本体2
を備えている。掃除機本体2は、集塵室(図示せず)に
吸い込み用の負圧を発生させる電動送風機2aを内蔵し
ている。この掃除機本体2は、集塵室に連なるホース差
込口3を有し、このホース差込口3には、可撓性のホー
ス4の一端が取り外し可能に接続されている。
【0014】ホース4の他端には、接続管5が連続して
設けられており、この接続管5は、清掃作業時に手で握
るグリップ部6を備えている。そして、この接続管5
に、複数の延長管7,8を介して本発明に係る吸い込み
ヘッド9が取り外し可能に接続されている。
【0015】図1ないし図3に示すように、吸い込みヘ
ッド9は、左右方向に細長い箱状のヘッド本体10を備
えている。ヘッド本体10は、ボトムケース11とアッ
パーカバー12とに分割されている。ボトムケース11
は、被掃除面C1 と対向し合う下面13と、この下面1
3に連なる前面14a、後面14bおよび左右の側面1
4c,14dとを有し、この下面13の前半部には、吸
い込み口15が開口されている。吸い込み口15は、左
右方向に延びる長孔状をなしており、ヘッド本体10の
略全幅に亘っている。
【0016】ヘッド本体10には、吸い込み口15に連
なる連通管16が上下方向に回動可能に支持されてい
る。連通管16は、ヘッド本体10の後面14bの中央
部から後方に突出されており、この連通管16の突出端
に上記延長管8が取り外し可能に接続されている。この
ことから、掃除機本体2の集塵室に発生された吸い込み
用の負圧は、ホース4、接続管5、延長管7,8および
連通管16を介して吸い込みヘッド9の吸い込み口15
に作用するようになっている。
【0017】図1に示すように、ヘッド本体10の内部
には、吸い込み口15に臨む回転清掃体18が収容され
ている。回転清掃体18は、吸い込み口15の長手方向
に延びる回転軸19と、この回転軸19の外周面に突設
された柔軟なブレード20とを備えている。回転軸19
の左右両端部は、一対の軸受21a,21bを介してボ
トムケース11に回転自在に支持されており、これら軸
受21a,21bは、吸い込み口15の左右両側に位置
されている。
【0018】また、ヘッド本体10の内部には、正逆転
可能なモータ23が収容されている。モータ23の駆動
軸24は回転軸19と平行をなしており、この駆動軸2
4に固定した駆動歯車25と、上記回転軸19の一端に
固定した従動歯車26との間には、歯付きベルト27が
掛け渡されている。このため、モータ23が駆動される
と、歯付きベルト27を介して回転清掃体18が回転駆
動されるようになっている。
【0019】ヘッド本体10のボトムケース11には、
吸い込みヘッド9の移動を補助するローラユニット28
が組み込まれている。ローラユニット28は、一対の走
行ローラ29a,29bを備えており、これら走行ロー
ラ29a,29bは、一本の回転駆動軸30上に同軸状
に固定されている。そして、走行ローラ29a,29b
の外周面の一部は、ボトムケース11の下面13に開口
されたローラ導出孔31a,31bを通じて露出されて
いる。
【0020】ローラユニット28の回転駆動軸30の左
端部には、従動歯車32が固定されている。従動歯車3
2は、回転清掃体18の従動歯車26とモータ23の駆
動歯車25との間に位置されており、この従動歯車32
に上記歯付きベルト27の背面が巻き掛けられている。
このため、走行ローラ29a,29bは、モータ23か
らの動力伝達により回転清掃体18と同期しながら回転
されるが、その回転方向が回転清掃体18とは逆向きと
なっている。
【0021】ボトムケース11は、吸い込みヘッド9を
被掃除面C1 に沿って移動させる際に、この被掃除面C
1 に転がり接触する左右一対の前輪35a,35bと後
輪36a,36bとを備えている。前輪35a,35b
は、ローラユニット28の回転駆動軸30上に回転自在
に支持されており、このローラユニット28の走行ロー
ラ29a,29bの左右両側に位置されている。そし
て、前輪35a,35bの外周面の一部は、ボトムケー
ス11の下面13に開口された導出孔37a,37bを
通じてボトムケース11の下方に突出されている。
【0022】後輪36a,36bは、ピボット軸38を
介してボトムケース11の後端部に回転自在に支持され
ている。後輪36a,36bは、連通管16の左右両側
に位置されており、これら後輪36a,36bの外周面
の一部は、ボトムケース11の下方に突出されている。
前輪35a,35bおよび後輪36a,36bのボトム
ケース11の下面13からの突出量は、互いに同一とな
っている。このため、図2や図3の(a)に示すよう
に、吸い込みヘッド9を平坦な被掃除面C1 に置いた際
には、前輪35a,35bと後輪36a,36bが被掃
除面C1 に夫々接触し、ボトムケース11の下面13が
被掃除面C1 に一定の距離を隔てて対向するようになっ
ている。
【0023】なお、ボトムケース11の下面13には、
吸い込みヘッド9の移動方向を検出する回転ローラ39
が配置されている。
【0024】ところで、図3に示すように、ボトムケー
ス11の前端部には、ボトムケース11の下面13と前
面14aとを結ぶ第1の傾斜面41が形成されている。
第1の傾斜面41は、前方に進むに従い被掃除面C1 か
ら遠ざかる方向に傾斜されている。この第1の傾斜面4
1は、ボトムケース11の全幅に亘るとともに、吸い込
み口15の前縁部に連なっている。
【0025】また、ボトムケース13の後端部には、ボ
トムケース11の下面13と後面14bとを結ぶ第2の
傾斜面42が形成されている。第2の傾斜面42は、後
方に進むに従い被掃除面C1 から遠ざかる方向に傾斜さ
れているとともに、下向きに張り出すように円弧状に彎
曲されており、この第2の傾斜面42は、ボトムケース
11の全幅に亘って設けられている。
【0026】ボトムケース11の左右の両部には、ボ
トムケース11の下面13と左右の側面14c,14d
とを結ぶ平坦な第3の傾斜面43および第4の傾斜面4
4が夫々形成されている。第3および第4の傾斜面4
3,44は、夫々下面13から側面14c,14dに向
けて側方に進むに従い被掃除面C1から遠ざかるように
上向きに傾斜されており、本実施例の場合、被掃除面C
1に対する傾斜面43,44の傾斜角度αは、26°に
設定されている。図1に示すように、第3および第4の
傾斜面43,44は、吸い込み口15よりも後方におい
ヘッド本体10の前後方向に延びており、その後端部
が第2の傾斜面42に連なっている。第3および第4の
傾斜面43,44の前端部は、図3や図4に示すよう
に、被掃除面C1から遠ざかるようにやや上向きに傾斜
された後、垂直な起立面45を介して下面13に連なっ
ている。
【0027】そして、図2の(a)に示すように、例え
ば部屋の隅に吸い込みヘッド9を移動させ、ボトムケー
ス11の右側の側面14dを被掃除面C1 に連なる垂直
な立ち上がり面C2 に当接させると、第4の傾斜面44
は、被掃除面C1 および立ち上がり面C2 との間で三角
形状の吸い込み空間47を形成するようになっている。
【0028】図1に示すように、ボトムケース11の下
面13の左右両端部には、夫々連通路49a,49bが
形成されている。連通路49a,49bは、下面13に
開口された溝状をなしており、その一端が上記吸い込み
口15の左右両端部に連なっているとともに、他端がボ
トムケース11の左右の側面14c,14dに開口され
ている。これら連通溝49a,49bは、図4に拡大し
て示すように、第3および第4の傾斜面43,44と起
立面45との境界部分に夫々位置されており、その後縁
が第3および第4の傾斜面43,44に連なっている。
したがって、連通路49a,49bは、第3および第4
の傾斜面43,44を介して上記吸い込み空間47の前
端に連なるようになっている。
【0029】なお、本実施例の場合、連通路49a,4
9bの吸い込み口15との連通部分は、回転清掃体18
を支持する軸受21a,21bよりも後方にずれた位置
に設けられている。
【0030】次に、上記構成の作用について説明する。
【0031】図3に示すように、吸い込みヘッド9を被
掃除面C1 に置き、掃除機本体2の電動送風機2aを駆
動させると、吸い込み口15に吸い込み負圧が作用し、
被掃除面C1 上のごみや埃が吸引除去される。
【0032】吸い込みヘッド9を部屋の隅に移動させ、
図2の(a)に示すように、この吸い込みヘッド9の右
側面14dを被掃除面C1 に連なる起立面C2 に当接さ
せると、吸い込みヘッド9の右側面14dと下面13と
は、第4の傾斜面44を介して結ばれているので、これ
ら右側面14d、下面13および第4の傾斜面44との
間に断面略三角形状の吸い込み空間47が形成される。
この吸い込み空間47を構成する第4の傾斜面44は、
吸い込みヘッド9の前後方向に延びているので、吸い込
み空間47も吸い込みヘッド9の前後方向にある程度の
長さを有することになる。そして、吸い込みヘッド9の
下面13には、吸い込み口15と吸い込み空間47の前
端部とを連通させる連通路49bが形成されているの
で、吸い込み口15に発生した吸い込み負圧が連通路4
9bを通じて吸い込み空間47に作用する。この場合、
連通路49bの通路断面積は、吸い込み空間47の断面
積よりも小さく設定されているので、吸い込み空間47
から吸い込み口15に至る吸い込み通路が途中で絞られ
ていることになり、連通路49bと吸い込み空間47と
の連通部分に作用する吸い込み負圧が大きくなる。
【0033】このことから、吸い込み空間47に位置さ
れた埃やごみを、連通路49bを通じて一気に吸い込み
口15に吸い込むことができ、従来に比べて部屋の隅の
ごみや埃を広い範囲に亘って一度に効率良く吸引除去す
ることができる。
【0034】また、本実施例では、連通路49a,49
bと吸い込み口15との連通部分が、回転清掃体18を
支持する軸受21a,21bよりも後方にずれており、
これら軸受21a,21bを避けた位置で吸い込み口1
5に連なっているので、連通路49a,49bから吸い
込み口15内に吸い込まれた埃や糸くず等が軸受21
a,21bに絡み付き難くなり、回転清掃体18の円滑
な回転が損なわれずに済む。
【0035】一方、被掃除面C1 が絨毯のような場合に
は、図2の(b)に示すように、被掃除面C1 上に毛足
の長い起毛50が存在するので、清掃作業中に、吸い込
みヘッド9を左右方向に移動させると、起毛50が抵抗
となって吸い込みヘッド9の滑らかな移動が妨げられて
しまう。
【0036】しかるに、上記構成においては、吸い込み
ヘッド9の左右両側部に第3および第4の傾斜面43,
44が存在するので、吸い込みヘッド9を左右に移動さ
せた場合、図2の(b)に示すように、被掃除面C1 上
の起毛50は、傾斜面43,44に案内されて徐々に倒
されることになる。その上、上記第3および第4の傾斜
面43,44の存在により、ヘッド本体10の左右両端
の下端部から直角に尖った角部が排除され、吸い込みヘ
ッド9を左右に移動させた際に、ヘッド本体10の左右
両端の下端部が起毛50に食い込むことはない。
【0037】したがって、吸い込みヘッド9を左右方向
にスムースに移動させることができ、上記部屋の隅のご
みや埃を効率良く吸い込むことができることと合わせ
て、清掃作業を容易に行えるといった利点がある。
【0038】なお、上記実施例では、吸い込みヘッドに
モータによって回転駆動される回転清掃体や走行ローラ
を設けたが、これら回転清掃体や走行ローラを省略して
も良い。
【0039】また、第3および第4の傾斜面は、平坦な
面に限らず、円弧状に彎曲させても良い。
【0040】さらに、吸い込みヘッドは、延長管やホー
スを介して掃除機本体に接続されるものに特定されず、
この吸い込みヘッドを掃除機本体の下端部に一体に形成
しても良い。このため、電気掃除機は、キャニスタ型に
限らず、アップライト型であっても良い。
【0041】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、吸い込み
空間に位置された埃やごみを、連通路を通じて一気に吸
い込み口に吸い込むことができ、従来に比べて部屋の隅
のごみや埃を広い範囲に亘って一度に効率良く吸引除去
することができる。
【0042】しかも、ヘッド本体の左右両部には、
の下面から側面に進むに従い上向きに傾斜された傾斜面
が存在するので、ヘッド本体を毛足の長い起毛を有する
被掃除面上で左右に移動させた場合でも、起毛は傾斜面
に案内されて徐々に倒されることになる。その上、ヘッ
ド本体の左右両端の下端部から直角に尖った角部が排除
されるので、ヘッド本体を左右に移動させた際に、この
ヘッド本体の左右両端の下端部が起毛に食い込むことも
ない。
【0043】したがって、吸い込みヘッドを左右方向に
もスムースに移動させることができ、上記部屋の隅のご
みや埃を効率良く吸い込むことができることと合わせ
て、清掃作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における吸い込みヘッドの下
面図。
【図2】(a)は、吸い込みヘッドを被掃除面に置き、
かつその側面を立ち上がり面に当接させた状態を示す
図。(b)は、吸い込みヘッドの傾斜面によって被掃除
面上の起毛が倒された状態を示す図。
【図3】吸い込みヘッドを被掃除面に置いた状態を示す
側面図。
【図4】吸い込みヘッドの下面と傾斜面および連通路と
の関係を示す断面図。
【図5】電気掃除機の斜視図。
【符号の説明】
10…ヘッド本体、 13…下面、 14
C,14d…側面、15…吸い込み口、 43,44
…傾斜面(第3の傾斜面、第4の傾斜面)、 47…吸
い込み空間、 49a,49b…連通路、C1 …被掃除
面、 C2 …立ち上がり面。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−194766(JP,U) 実開 平4−80459(JP,U) 実開 平4−32655(JP,U) 実開 昭61−140749(JP,U) 実開 平3−95850(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/02 - 9/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被掃除面と対向し合う下面と、この下面
    の左右両端部に連なる起立された一対の側面とを有する
    ヘッド本体と、 このヘッド本体の下面に開口され、吸い込み負圧が作用
    するとともに、上記ヘッド本体の左右方向に延びる吸い
    込み口と、を備えている電気掃除機の吸い込みヘッドに
    おいて、 上記ヘッド本体の左右両端部に、夫々上記下面と側面と
    を結び、しかも、この下面から側面の方向に進むに従い
    上記被掃除面から遠ざかるように上向きに傾斜された傾
    斜面を形成し、この傾斜面は、上記ヘッド本体の前後方
    向に延びてこのヘッド本体の後端に連なっているととも
    に、 上記ヘッド本体は、その側面を上記被掃除面から起立す
    る立ち上がり面に当接させた際に、上記傾斜面が上記被
    掃除面と立ち上がり面との間に跨って、これら傾斜面、
    被掃除面および立ち上がり面とで囲まれる断面略三角形
    状の吸い込み空間を形成し、 この吸い込み空間は、上記ヘッド本体の下面の連通路を
    通じて上記吸い込み口に連なるとともに、 この連通路の
    通路断面積は、上記吸い込み空間の断面積よりも小さく
    設定されていることを特徴とする電気掃除機の吸い込み
    ヘッド。
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