JP3182349U

JP3182349U - 薬用日付シート

Info

Publication number: JP3182349U
Application number: JP2013000037U
Authority: JP
Inventors: 勝利谷口
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2013-01-08
Filing date: 2013-01-08
Publication date: 2013-03-21
Anticipated expiration: 2023-01-08

Abstract

【課題】その日分の薬を間違いなく服用できたかが簡単な構成でわかり、外出時の携帯にも問題を起こさない。また、これを服用者自らが薬のパッケージに貼り付けるようにすると、本人の老化防止にも役立つ薬用日付シートを提供する。
【解決手段】台紙２上に貼付された個々のシール３は、裏面に台紙より剥離可能とする粘着剤が塗布され、表面に少なくとも１から３１までの数字を印刷して錠剤、分包、等の薬用日付シート１とする。
【選択図】図１

Description

本考案は、毎日食後等に服用する錠剤を収容したパッケージ（医薬用ＰＴＰ包装体）や、丸薬や粉薬を小分けにして包装した分包、等の表面上に貼付するシールに関するものであり、具体的には、台紙上に多数のシールを貼付した薬用日付シートに関するものである。

日本では高齢化が進み、総人口に対する高齢者の比率が今後急速に高まると予想されている。人は年を重ねるにつれ、病院通いと朝、昼、晩と薬を服用することが一日の仕事となって来るものである。もともとは、丸薬や粉薬を小分けにして包装した薬の分包、等が用いられていたが、最近では薬もタブレットになり、１０個程度まとめてパッケージ化されている。そこで、従来、例えば、登録実用新案第３１４３３２９号公報に記載されるような、薬整理箱という食事ごとに飲用する数種類の薬を、パッケージから切り離し、朝、昼、晩ごとに分別・整理して収容する収容箱があった。確かに、この整理箱に薬を分別整理しておけば、食後の薬の服用時に飲むべき薬をいちいち確認することもなく、そのまま簡単に服用でき、飲み忘れもなくなるという利点があった。しかし、このようなある程度の大きさのある薬整理箱を外出先まで携帯するにはまったく困難な現状があった。

登録実用新案第３１４３３２９号公報

本考案は、以上の点に鑑み、外出先にも容易に携帯することができ、しかも、正確な薬の服用の確認を可能にする錠剤や分包、等の薬用日付シートを提供するものである。

そのために、本考案は、台紙上に貼付された個々のシールの裏面に台紙より剥離可能とする粘着剤を塗布するとともに、表面には少なくとも１から３１までの（日付を表わす）数字を印刷したことを特徴としている。台紙より剥がされたシールは、錠剤、カプセル等が包装された医薬用ＰＴＰ包装体の表面や、粉薬等を小分けに包装する分包の表面に貼付される。

この結果、本考案の１から３１までの数字（日付）が印刷されたシールをＰＴＰ包装体や分包、等の表面に貼付すれば、毎日の服薬を可視化して服薬を容易にするものであり、薬を間違いなく服用したかどうかを確認でき、薬の正しい服用に大きく寄与することとなる。

本考案の有利な実施形態は、添付の図を参照した次の説明から明らかとなる。図１は、本考案に用いられる薬用日付シート１を示す。シート１の台紙２には、１から３１の数字が印刷された多数のシール３が貼付されている。このシール３の裏面には粘着剤が塗布され、この粘着剤によりシール３は台紙２に貼付されるとともに、指先で台紙２より剥がすこともできる。剥がされたシール３は、粘着剤により錠剤等が包装された医薬用ＰＴＰ包装体、分包、等の表面に貼り付けることが可能である。

シール３は、朝、昼、晩、夜、等の区別が付くように、色別にしたものが何枚か一行に並べられている。２行目には数字の２が印刷されたシール、３行目には数字の３が印刷されたシール、・・・が貼付される。例えば、１列目は赤のシール、２列目は黄色のシール、３列目は青のシール、４列目は緑のシール、・・・という具合に色別される。また、シールの色を同じにして数字の色だけを上記したように変えてもよい。

以上の例では、シール３の表面に、１から３１までの日付に関する数字のみを色別に印刷したものであるが、このほかにも、例えば、１に関しては、１朝、１昼、１晩、１夜と印刷しても、１／朝、１／昼、１／晩、１／夜と印刷してもよい。つまり、少なくとも１から３１までの日付に関する各数字の印刷されたシールが、最低４組ずつ計１２４枚、揃っていればよい。このように朝、昼、晩、・・・の漢字が印刷されたシール３の場合、色別にする必要はないが、色別にしたほうが視覚的にも優れて服用者にもわかりやすい。

シール３の外形も、丸以外に星、四角、正方形とさまざまな形が考えられる。また、服用者自らがサインペンで日付を書けるように、印刷されていない無地のシールを台紙の端に加えてもよい。また、本考案は薬用の日付シールであるが、手製カレンダーの日付シールにも利用できるし、また、子供の学習用達成シール、幼児の食事の完食達成シールとしても利用できる。

本考案により、その日分の薬を間違いなく服用できたことが簡単な構成でわかる。また、外出時の携帯にも問題を起こすこともない。さらに、これを服用者自らが薬のパッケージに貼り付けるようにすると、本人の老化防止にも役立つことになり、薬の多くが服用されずに廃棄されている昨今、この無駄を省くことによる経済効果が期待できる。

図１は、本考案に用いられる薬用日付シートをあらわす。

１薬用日付シート（お薬シール）
２台紙
３少なくとも１から３１までの数字が印刷されたシール

Claims

台紙（２）上に多数のシール（３）を貼付した薬用日付シート（１）において、個々のシール（３）は、その裏面に台紙より剥離可能とする粘着剤を備え、かつ、その表面に少なくとも１から３１までの数字を印刷したものであることを特徴とする薬用日付シート。