JP3182345B2 - 重荷重用ラジアルタイヤ - Google Patents

重荷重用ラジアルタイヤ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にタイヤの呼称
偏平率が60%以下のチューブレスタイヤにおいて、ト
レッドショルダーの偏摩耗を抑制するとともに高速耐久
性を向上しうる重荷重用ラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】高速
道路網の整備化、車両の高性能化とともに、例えばトラ
ック・バス等に用いる重荷重用タイヤにおいても、高い
高速走行性能が望まれており、近年、カーカス外側を強
靱なベルト層でタガ締めして偏平率を大巾に減じた偏平
ラジアルタイヤが採用されつつある。
【0003】しかし、この種のタイヤでは、ベルト層に
よるトレッド剛性の増大及びトレッド巾の増大によって
接地圧分布が不均一となりやすく、さらには高い充填内
圧にも原因して、トレッドショルダ部分のみが段差状に
早期に摩耗するショルダー摩耗を招くという問題があ
り、特に偏平率を60%以下としたタイヤにおいて顕著
となる。
【0004】本発明者の研究の結果、前記摩耗は、下記
の理由によって発生すると推察される。即ち偏平率が6
0%以下の重荷重用ラジアルタイヤでは、偏平化による
走行性能の向上効果を十分に発揮させるために、図4に
示すように、ビード部bの厚みを増してビード部剛性を
高めることが行われており、従って、カーカスaのプロ
ファイルにおいては、タイヤ最大巾位置近傍からベルト
端にかけての領域Yでの曲率半径r1が比較的小かつそ
の曲率半径の中心高さ位置h1が高所側に変位した上膨
れ状を呈することとなる。その結果、例えば8kgf/cm
2 以上の使用圧が充填された際には、カーカスaは、一
点鎖線で示すように、この高内圧によって平衡状態に向
かって変形し、前記曲率半径r1が増大する側に、又前
記中心高さ位置h1が低所側にそれぞれ移行するなど、
トレッドショルダー部分shでのタイヤ半径がTr1か
らTr2に著しく減じることとなる。これによって、走
行中、路面との間に引きずりを招き、トレッドショルダ
ー部分shに偏摩耗が発生することとなる。
【0005】又カーカスaのプロファイルの上膨れ状か
らの前記移行は、タイヤ最大巾位置近傍からリムフラン
ジにかけてのビード部外面bsに歪みを誘発し、これに
よって高速耐久性が低下するという問題も生じる。
【0006】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、カーカス内面における前記領域Yでの曲率半径をカ
ーカス高さの0.36〜0.44倍に高めることを基本
として、高内圧充填に伴う、トレッドショルダー部分に
おけるタイヤ半径の減少を抑制でき、この部分での偏摩
耗を低減するとともに高速耐久性を向上しうる重荷重用
ラジアルタイヤの提供を目的としている。
【0007】請求項2記載の発明は、カーカス高さ、即
ちタイヤサイズに応じて最適な曲率半径を設定すること
ができ、前記効果の確実性を高めた重荷重用ラジアルタ
イヤの提供を目的としている。
【0008】請求項3記載の発明は、より高い効果を発
揮しうる重荷重用ラジアルタイヤの提供を目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のうちで請求項1記載の発明は、トレッド部
からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至
る本体部と、この本体部に連なり前記ビードコアの廻り
をタイヤ軸方向内側から外側に折り返される折返し部と
を有する1枚以上のカーカスプライからなるカーカス、
及びこのカーカスの半径方向外側かつトレッド部の内方
に配される複数枚のベルトプライからなるベルト層を具
かつ扁平率が60%以下の重荷重用ラジアルタイヤで
あって、タイヤを標準リムにリム組みしかつ0.5kgf
/cm2 の内圧を充填した状態におけるタイヤ子午断面に
おいて、前記カーカスのタイヤ内腔に向くカーカス内面
は、このカーカス内面のカーカス最大巾位置における点
Pbと、前記ベルト層において最大巾を有するベルトプ
ライの外端点から前記カーカス内面に下ろした垂線がこ
のカーカス内面と交わる点Paとの間を、前記点Pbを
通るタイヤ軸方向線上に中心を有する曲率半径Rの円弧
で形成するとともに、ビードベースラインLから前記カ
ーカス内面のタイヤ赤道上の点Pcまでのカーカス高さ
H0と前記曲率半径Rとの比R/H0を0.36以上か
つ0.44以下としたことを特徴としている
【0010】又請求項2記載の発明は、カーカス高さH
0が130mm以上かつ230mm以下の範囲におい
て、前記カーカス高さH0と前記曲率半径Rとの比R/
H0を、 4・10-4・H0+0.308≦ R/H0 ≦4・10-4・H0+0.348 の範囲とすることをとしたことを特徴とする
【0011】又請求項3記載の発明は、前記比R/H0
を0.40以上かつ0.44以下としたことを特徴と
ている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例とともに説明する。図1は、重荷重用ラジアルタイ
ヤ1(以下タイヤ1という)が、JATMA、TRA、
ETRTO等の規格適用リムである標準リムFにリム組
されかつ0.5kgf/cm2 の保形用の内圧を充填した状
態Qのタイヤ子午断面を示している。
【0013】図において、タイヤ1は、呼称偏平率を6
0%以下としたトラック・バス用等のチューブレスタイ
ヤであって、トレッド部2と、その両端からタイヤ半径
方向内方にのびる一対のサイドウォール部3と、各サイ
ドウオール部3の内方端に位置するビード部4とを具え
る。又タイヤ1は、前記ビード部4、4間に跨るカーカ
ス6と、このカーカス6の半径方向外側かつトレッド部
2内方に配置されるベルト層7とによって補強される。
【0014】前記ベルト層7は、2枚以上のベルトプラ
イ、本例では、カーカス側からトレッド面側に向かって
順に配される第1、第2、第3、第4のベルトプライ1
1〜14の4枚からなり、例えば第1のベルトプライ1
1は、ベルトコードをタイヤ赤道COに対して45〜7
0度程度の角度で配列するとともに、第2、第3、第4
のベルトプライ12〜14は10〜25度程度の角度で
ベルトコードを配列している。又第2、第3のベルトプ
ライ12、13間では、コードのタイヤ赤道COに対す
る傾斜方向が異なり、従って前記コード角度及び傾斜方
向の相違等によってトラス構造を構成しベルト剛性を高
めトレッド部2を補強する。
【0015】なお本例では、第3のベルトプライ13を
第1のベルトプライ11よりやや広幅にかつ第2のベル
トプライ12より巾狭とすることによって外端位置を夫
々違えており、最小巾となる第4のベルトプライ14
は、内側のベルトプライ11〜13、及びカーカス6を
保護するブレーカとして機能する。
【0016】又ベルト層7は、その有効ベルト巾BW
を、前記呼称偏平率が60%のタイヤにあっては、タイ
ヤ巾OWの0.71〜0.78倍の範囲に、呼称偏平率
が55%のタイヤにあっては、タイヤ巾OWの0.73
〜0.80倍の範囲に、又呼称偏平率が45%のタイヤ
にあっては、タイヤ巾OWの0.75〜0.82倍の範
囲に設定している。
【0017】ここで「有効ベルト巾BW」とは、最大巾
のベルトプライとコードが交差するベルトプライのうち
で最も巾広となるベルトプライの巾で定義され、前記ト
ラス構造によって高いタガ効果を発揮しうる巾を意味す
る。本例では、最大巾となる第2のベルトプライ12に
対して、第1のベルトプライ11はコード角度が異なる
ことによって、又第3、4のベルトプライ13、14は
傾斜方向自体が異なることによって、それぞれコードが
交差している。従って、ベルトプライ11、13、14
のなかで巾広となる第3のベルトプライ13の巾をもっ
て有効ベルト巾BWとしている。
【0018】この有効ベルト巾BWは、特に本願のカー
カスプロファイルを設定するうえで重要であり、例えば
図3(A)、(B)に、誇張して示すように、偏平率に
対して前記有効ベルト巾BWが過小な時にはベルト外側
にカーカス6の膨らみ20を、又過大な時には、カーカ
ス6の中央側に窪み21を誘発する傾向となるなど、図
3(C)の如き適正なカーカスプロファイルが得られ難
く、接地圧の不均一化を招来する。従って、上記のよう
に呼称偏平率に応じて、この有効ベルト巾BWを前記範
囲に設定することが必要である。
【0019】なお前記ベルトコードとしては、例えばス
チールコード、及び芳香族ポリアミド、芳香族ポリエス
テル、高弾性ポリエチレン等の高モジュラスの繊維コー
ドが使用でき、又ベルト層両端とカーカス6との離間部
分には、比較的軟質のクッションゴムを充填する。
【0020】又前記カーカス6は、前記トレッド部2か
らサイドウオール部3をへてビード部4のビードコア5
に至るトロイド状の本体部Aと、この本体部Aに連なり
前記ビードコア5の廻りをタイヤ軸方向内側から外側に
折り返される折返し部Bとを有し、このカーカス6の本
体部Aと巻上げ部Bとの間に充填されるビードエーペッ
クスゴム10によって、横剛性を高めている。
【0021】なお前記ビードコア5は、スチール製のビ
ードワイヤを多段に亘って連続巻きしたリング体であっ
て、本例ではその断面は、横方向を長寸とした偏平六角
形をなすとともに、その長軸線が、例えば15度の角度
αを有して傾斜するビード底面4Sと略平行に配される
ことによって、軽量にかつ広範囲に亘ってリムFとの嵌
合力を高めている。又前記ビードエーペックスゴム10
は、JISA硬度が例えば50〜80度の比較的硬質の
ゴムからなる断面略三角形状をなし、本例では、ビード
コア5から立ち上がる内ゴム層10Aと、これより軟質
の外ゴム層10Bとの二層構造を有するとともに、リム
フランジの上端をこえた高さ位置で終端する。
【0022】又前記カーカス6は、カーカスコードをタ
イヤ赤道COに対して75〜90度の角度で配列した1
枚以上、本例では1枚のカーカスプライ9から形成さ
れ、前記カーカスコードとして、好ましくはスチールコ
ードを採用しうる。なお必要に応じてナイロン、レーヨ
ン若しくはポリエステル等の有機繊維コードも採用する
ことができる。
【0023】又前記カーカス6のタイヤ内腔に向くカー
カス内面6Sは、前記0.5kgf/cm2 の内圧充填状態
Qにおいて、下記のようなプロファイルを有する。
【0024】即ち、図2に示すように、カーカス内面6
Sのカーカス最大巾位置における点Pbと、前記ベルト
層7において最大巾を有する本例では第2のベルトプラ
イ12の外端点7eから前記カーカス内面6Sに下ろし
た垂線X1がこのカーカス内面6Sと交わる点Paとの
間の領域Y1において、カーカス内面6Sは、前記点P
bを通るタイヤ軸方向線X2上に中心を有する曲率半径
Rの単一円弧S1で形成している。そしてこの曲率半径
Rは、ビードベースラインLから前記カーカス内面6S
のタイヤ赤道上の点Pcまでのカーカス高さH0の0.
36倍以上かつ0.44倍以下の範囲の値を有してい
る。なおビードベースラインLとは、前記ビード底面4
Sのタイヤ軸方向外端を通るタイヤ軸方向線を意味し、
タイヤの適用リム径の基準となる。
【0025】このように、前記領域Y1でのカーカス内
面6Sを、曲率半径Rがカーカス高さH0の0.36倍
以上かつ0.44倍以下の単一円弧で形成しているた
め、高内圧が充填される際のカーカスプロファイルの変
化、特にトレッドショルダー部分shのタイヤ半径方向
内方への移行変化を抑制でき、この部分shでの偏摩耗
を低減しうる。又前記移行変化の抑制によって、ビード
部4外面での歪みも減じられるため、カーカス6の折返
し部B先端に集中する応力自体を軽減でき、ビード部4
における高速耐久性も向上しうる。
【0026】なお前記曲率半径Rが0.36・H0未満
の時には、前記トレッドショルダー部分shの移行変化
を抑制できず、偏摩耗の低減効果及び高速耐久性の向上
効果が期待できない。他方、前記曲率半径Rが0.44
・H0より大の時には、ビード部4に必要なゴムボリュ
ウムが十分に確保できず、剛性不足となって、走行性能
が損なわれるとともに、カーカスがリムフランジに近接
しすぎて、耐久性が逆に低下するという問題も新たに発
生する。従って、好ましくは、前記曲率半径Rは、0.
40・H0〜0.44・H0の範囲である。
【0027】又前記ビード部4に必要なゴムボリュウム
は、前記カーカス高さH0に比例して減じうるものでは
なく、例えばサイズが小なタイヤほど、カーカス高さH
0に対するゴムボリュウムの割合は高くなる。従って、
前記偏摩耗の低減効果及び高速耐久性の向上効果効果の
確実性を高めるためには、前記曲率半径Rを、カーカス
高さH0に応じて設定することが好ましく、このため
に、本例では、特にカーカス高さH0が130mm以上
かつ230mm以下の範囲において、カーカス高さH0
が130mm以上かつ230mm以下の範囲において、
前記カーカス高さH0と前記曲率半径Rとの比R/H0
、 4・10-4・H0+0.308≦ R/H0 ≦4・10-4・H0+0.348 の範囲としている。
【0028】又前記点Paと点Pcとの間の領域Y2に
おけるカーカス内面6Sは、タイヤ赤道面上に中心を有
する曲率半径RTの円弧S2を含み、本例では、この円
弧S2を前記領域Y1の円弧S1に対して、中間曲線S
3を介して前記点Paで内接させることが好ましい。こ
れによって点Paでの応力集中を防止する。なお前記中
間曲線S3は、曲率半径が前記R以上かつRT以下の範
囲の円弧であって、例えば曲率半径がRのときには、前
記円弧S1と一致し、又RTのときには、前記円弧S2
と一致する。
【0029】又前記点Pbよりタイヤ半径方向内方の領
域Y3におけるカーカス内面6Sは、下限高さ位置Pd
までは、前記曲率半径Rの円弧S1として延長してのび
るとともに、該下限高さ位置Pdよりさらに内方では、
ビード部4での凹曲線S4と滑らかに接続する。
【0030】なお、前記下限高さ位置Pdは、前記ビー
ドエーペックスゴム10の上端高さ位置Ha、若しくは
前記ビードベースラインLからカーカス最大巾位置まで
の高さH1の3/4倍の距離をビードベースラインLか
らタイヤ半径方向外側に隔てた高さ位置Hbのうち、い
ずれか低い方の位置、本例では前記高さ位置Hbをもっ
て定義される。
【0031】なお本例では、ビード部4に、タイヤの接
地等による変形に伴い移動するカーカス6とビードコア
5との間の擦過を防止しかつビード部4の剛性を高める
補強層、リムズレ防止用のチェーファ(ともに図示せ
ず)の他、カーカス6の折返し部Bを覆う他の補強層な
どを配することもできる。さらにトレッド部2には、ベ
ルト層7のタイヤ軸方向外端部を覆うナイロンなどの有
機繊維コードからなるバンド層(図示せず)を設けるの
もよい。
【0032】
【実施例】タイヤサイズが295/60R22.5、及
び425/55R19.5でありかつ図1に示す構成を
有する重荷重用ラジアルタイヤを、表1に示す仕様に基
づき試作するとともに、本願の実施例品のタイヤの高速
耐久性を、比R/H0が0.36未満の比較例品のタイ
ヤと夫々比較し、その結果を表1に記載する。
【0033】なお、高速耐久性は、タイヤサイズ295
/60R22.5のタイヤにおいては、標準リム(9.
00×22.5)に装着しかつ規格内圧(9.0kgf/
cm2)、荷重(3750kgf)を負荷した条件の基で
回転ドラム試験機を用いてテストし、又タイヤサイズ4
25/55R19.5のタイヤにおいては、標準リム
(13.00×19.5)に装着しかつ規格内圧(9.
0kgf/cm2 )、荷重(5360kgf)を負荷した条
件の基でテストした。又テストは、80km/hの走行
速度から開始し、2時間毎に速度を10km/hずつス
テップアップさせて走行させた時の損傷発生速度を基
に、次式を用いて算出した。 {120・(V/Vo)+(T−To)}/120 式中、Voは比較例品1の損傷発生速度、Vは実施例品
の損傷発生速度、Toは比較例品1の損傷発生時間
(分)、Vは実施例品の損傷発生時間(分)であり、値
が大なほど優れている。
【0034】
【表1】
【0035】表1に示すように、比H0/Rを、0.3
6〜0.44に特定することによって、高速耐久性を大
巾に向上できることが確認できる。
【0036】
【発明の効果】叙上の如く本発明は構成しているため、
高内圧充填に伴う、トレッドショルダー部分におけるタ
イヤ半径の減少を抑制でき、この部分での偏摩耗を低減
するとともに高速耐久性を向上しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のタイヤの断面図である。
【図2】そのカーカスプロファイルを示す線図である。
【図3】(A)はタイヤ偏平率に対して有効ベルト巾が
過小な時のカーカスプロファイルを示す線図である。
(B)はタイヤ偏平率に対して有効ベルト巾が過大な時
のカーカスプロファイルを示す線図である。(C)はタ
イヤ偏平率に対して有効ベルト巾が適正化されたときの
カーカスプロファイルを示す線図である。
【図4】従来タイヤにおけるカーカスプロファイルを示
す線図である。
【符号の説明】
2 トレッド部 3 サイドウォール部 4 ビード部 5 ビードコア 6 カーカス 6S カーカス内面 7 ベルト層 7e 最大巾を有するベルトプライの外端点 9 カーカスプライ 11、12、13、14 ベルトプライ A カーカスの本体部 B カーカスの折返し部 X1 垂線 X2 タイヤ軸方向線

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレッド部からサイドウォール部をへてビ
    ード部のビードコアに至る本体部と、この本体部に連な
    り前記ビードコアの廻りをタイヤ軸方向内側から外側に
    折り返される折返し部とを有する1枚以上のカーカスプ
    ライからなるカーカス、及びこのカーカスの半径方向外
    側かつトレッド部の内方に配される複数枚のベルトプラ
    イからなるベルト層を具えかつ扁平率が60%以下の重
    荷重用ラジアルタイヤであって、 タイヤを標準リムにリム組みしかつ0.5kgf/cm2
    内圧を充填した状態におけるタイヤ子午断面において、
    前記カーカスのタイヤ内腔に向くカーカス内面は、この
    カーカス内面のカーカス最大巾位置における点Pbと、
    前記ベルト層において最大巾を有するベルトプライの外
    端点から前記カーカス内面に下ろした垂線がこのカーカ
    ス内面と交わる点Paとの間を、前記点Pbを通るタイ
    ヤ軸方向線上に中心を有する曲率半径Rの円弧で形成す
    るとともに、ビードベースラインLから前記カーカス内
    面のタイヤ赤道上の点Pcまでのカーカス高さH0と前
    記曲率半径Rとの比R/H0を0.36以上かつ0.4
    4以下とした重荷重用ラジアルタイヤ。
  2. 【請求項2】前記カーカス高さH0が130mm以上か
    つ230mm以下の範囲において、前記カーカス高さH
    0と前記曲率半径Rとの比R/H0を、 4・10-4・H0+0.308≦ R/H0 ≦4・10-4・H0+0.348 の範囲としたことを特徴とする請求項1記載の重荷重用
    ラジアルタイヤ。
  3. 【請求項3】前記カーカス高さH0と前記曲率半径Rと
    の比R/H0を0.40以上かつ0.44以下としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の重荷重用ラジアルタイ
    ヤ。
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