JP3182108U - 洗髪用ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】毛穴の中の皮脂を十分に取り除くことができ、洗髪効果が高い洗髪用ブラシを提供する。
【解決手段】基台20を有する洗髪用ブラシ10である。洗髪用ブラシ10は、複数本の合成繊維フィラメントを束ねた毛束30を、複数、基台20の植毛面20aに植毛し、先端が曲面形状でエラストマー樹脂からなる突起40を、複数、植毛面20aに立設配置するとともに、毛束30の位置を、複数の突起40のそれぞれを取り囲む位置とし、毛束30の背丈を、突起40の背丈よりも高くした構成である。
【選択図】図1

Description

本考案は、洗髪用ブラシに関する。
洗髪時に使用するヘアーブラシとしては種々のものが知られており、例えば、ブラシを構成する刷毛状の突起の先端に球状体を設けたものや、略円錐形の突起を有するもの等がある(特許文献1参照)。また、頭皮を掻く機能や、毛髪を掻く機能の他に、汚れや臭いの原因となる皮脂を除去する機能に優れるヘアーブラシも開発されている(例えば、特許文献2、3参照)。後者のヘアーブラシは、太径の突起を備えるもので、この突起を頭皮および毛根に押しつけるようにして使用することで、毛穴から皮脂を押し出すことを可能としている。
実開昭54−87272号公報 特開2002−78761号公報 特開2000−60640号公報
しかしながら、従来の洗髪用ブラシでは、毛穴の中の皮脂を十分に取り除くことができず、洗髪効果が低いという課題があった。この他にも、髪を梳くに当たり解きがよくないという課題があった。また、優れたマッサージ効果が得られないという課題があった。
本考案は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本考案の一形態によれば、基台を有する洗髪用ブラシが提供される。この洗髪用ブラシは、複数本の合成繊維フィラメントを束ねた毛束を、複数、前記基台の植毛面に植毛し、先端が曲面形状でエラストマー樹脂からなる突起を、複数、前記植毛面に立設配置するとともに、前記毛束の位置を、前記複数の突起の内の、前記植毛面の少なくとも中央付近に配置された各突起を取り囲む位置とし、前記毛束の背丈を、前記中央付近に配置された各突起の背丈よりも高くした。
この形態の洗髪用ブラシによれば、先端が曲面形状で、エラストマー樹脂からなる突起が、頭皮および毛根に押しつけられることで、毛穴の中から皮脂を押し出す機能を発揮し、複数本の合成繊維フィラメントを束ねた毛束が、前記押し出された皮脂を取り除くとともに毛穴の中から皮脂を掻き出す機能を発揮する。特に、植毛面の少なくとも中央付近では、突起の背丈よりも毛束の背丈が高いことから、より効果的に毛穴の中から皮質を掻き出す機能を発揮する。その上、前記毛束の位置を、前記中央付近に配置された各突起を取り囲む位置としたことから、この少なくとも中央付近では、使用の際の洗髪用ブラシの移動方向による差がなく常に、上記の突起による皮脂の押し出し機能と、毛束による皮脂の取り除きおよび掻き出し機能とを相乗して発揮させることができる。したがって、毛穴の中の皮脂を十分に取り除くことができ、優れた洗髪効果を奏する。
(2)上記形態の洗髪用ブラシにおいて、前記複数の毛束は、多行多列に亘って互いに間隔を空けて格子状に配置され、前記中央付近に配置された各突起は、前記格子の各セルの中心に配置される構成としてもよい。この形態によれば、前記各突起は毛束に確実に取り囲まれることになり、より優れた洗髪効果を奏する。
(3)上記形態の洗髪用ブラシにおいて、前記複数の毛束は、複数の円環状に配置され、前記中央付近に配置された各突起は、前記各円環の中心に配置される構成としてもよい。この形態によれば、前記各突起は毛束に確実に取り囲まれることになり、より優れた洗髪効果を奏する。
(4)上記形態の洗髪用ブラシにおいて、前記毛束の数は、前記突起の数の3倍以上である構成としてもよい。この形態によれば、毛束による前述した機能が確実に発揮されることになり、より優れた洗髪効果を奏する。
(5)上記形態の洗髪用ブラシにおいて、前記突起は、横断面形状が円形である構成としてもよい。この形態によれば、突起を頭皮に強く押しつけた際に、頭皮に痛感が発生することを緩和することができる。
(6)上記形態の洗髪用ブラシにおいて、前記植毛面の外周回りに配置された前記突起の背丈を、前記毛束の背丈よりも高くした構成としてもよい。この形態によれば、背の高い突起が植毛面の外周回りに、背の低い突起が植毛面の少なくとも中央付近に配置されることから、各突起の先端を繋ぐラインは、頭の湾曲した形状にあったものとなる。したがって、より優れた洗髪効果を奏する。また、背の高い突起が植毛面の外周回りにあることから、使用の際に、毛束が外側にはみ出すことを抑えるこができる。したがって、使用の際の見栄えが損なわれることもない。
(7)本考案の他の形態によれば、基台を有する洗髪用ブラシが提供される。この洗髪用ブラシは、複基台を有する洗髪用ブラシにおいて、複数本の合成繊維フィラメントを束ねた毛束を、複数、前記基台の植毛面に植毛し、先端が曲面形状でエラストマー樹脂からなる突起を、複数、前記植毛面に立設配置するとともに、前記植毛面の中央付近に配置された5つ以上の突起のそれぞれを、前記植毛面におけるいずれの方向にも前記毛束が存在するように配置し、前記中央付近に配置された5つ以上の突起のそれぞれの背丈を、前記突起の背丈よりも高くした。
この形態の洗髪用ブラシによれば、先端が曲面形状で、エラストマー樹脂からなる突起が、頭皮および毛根に押しつけられることで、毛穴の中から皮脂を押し出す機能を発揮し、複数本の合成繊維フィラメントを束ねた毛束が、前記押し出された皮脂を取り除くとともに毛穴の中から皮脂を掻き出す機能を発揮する。特に、植毛面の少なくとも中央付近に配置された5つ以上の突起のそれぞれの背丈よりも、毛束の背丈が高いことから、この中央付近では、より効果的に毛穴の中から皮質を掻き出す機能を発揮する。その上、前記中央付近に配置された5つ以上の突起のそれぞれを、植毛面におけるいずれの方向にも毛束が存在するように配置したことから、この中央付近では、使用の際の洗髪用ブラシの移動方向による差がなく常に、上記の突起による皮脂の押し出し機能と、毛束による皮脂の取り除きおよび掻き出し機能とを相乗して発揮させることができる。したがって、毛穴の中の皮脂を十分に取り除くことができ、優れた洗髪効果を奏する。
本考案の第1実施形態にかかる洗髪用ブラシの斜視図である。 洗髪用ブラシの底面図である。 洗髪用ブラシの正面図である。 洗髪用ブラシの縦断面図である。 フィラメントの元となるフィラメント材を示す説明図である。 本考案の第2実施形態にかかる洗髪用ブラシの底面図である。 本考案の第3実施形態にかかる洗髪用ブラシの底面図である。 第3実施形態における2種類の突起と毛束の背丈を比較する説明図である。
本考案の実施形態を次に説明する。
A.第1実施形態:
図1は本考案の第1実施形態にかかる洗髪用ブラシの斜視図であり、図2は洗髪用ブラシの底面図であり、図3は洗髪用ブラシの正面図であり、図4は洗髪用ブラシの縦断面図である。図1ないし図4に示すように、洗髪用ブラシ10は、把持部21を有する基台20の植毛面20aに、毛束30と突起40をそれぞれ複数、立設することによって構成される。立設とは、立った状態に設けることをいう。
洗髪用ブラシ10は、例えば洗髪や毛髪の手入れを行う際に、縦断面がT字型の把持部21を指の間に挟み込み、植毛面20aとは反対側の基台20の上面20bに手の平を密着させて、上面20bを覆うようにしながら洗髪用ブラシ10を把持し、毛束30の先端および突起40の先端を頭皮に押し当てた状態で、毛髪を掻き分けるようにしつつ洗髪用ブラシ10を動かすことにより、脂の除去や毛穴の洗浄を効率良く行えるようにするものである。なお、この洗髪や毛髪の手入れの際に、必要に応じて、頭皮や毛髪に塗布する洗浄剤、ヘアケア剤、あるいは化粧料等を用いてもよい。
基台20は、ポリエチレン、ポリプロピレン等からなるプラスチック製の成形品であって、基台本体22と基板24とからなる。基台本体22は、図1、図2に示すように、底面が楕円形状の装着開口22aとして開口し、図3、図4に示すように上面20bが滑らかな湾曲凸面となった、平面視楕円形状である。基板24は、基台本体22の装着開口22aを閉塞するように嵌め込み固定される平板である。基板24の表面が、前述した植毛面20aとなり、毛束30と突起40を立設するための複数の孔部が設けられている。基台20の大きさは、長軸の長さが95mm程度、短軸の長さが65mm程度であり、手で持ち易い大きさとなっている。なお、基台20の大きさは、上記の長さに限られることはなく、手で持ち易い大きさならいずれの大きさに替えることもできる。
毛束30は、120本程度の本数のフィラメントを束ねたもので、基台20の基板24に設けられた孔部に植毛されている。フィラメントの本数は、20〜200本の範囲で、適宜変更可能である。フィラメントは、合成繊維フィラメントであり、本実施形態では、飽和ポリエステルを材料としている。なお、飽和ポリエステルに替えて、ナイロン、プラスチック、豚毛等の獣毛等を材料としてもよい。フィラメントの直径は0.13〜0.17mmである。フィラメントの直径は、この長さに限らず、適宜変更可能である。
図5は、フィラメントの元となるフィラメント材を示す説明図である。図5(a)にはフィラメント材FLの平面図を示し、図5(b)には1本のフィラメント材FLから2本のフィラメント32が得られる様子を示した。図5(a)に示すように、フィラメント材FLは、細い糸状であり、一方の端部FLaが斜めに切り落とされている。図5(b)に示すように、このフィラメント材FLを長手方向の真ん中付近で折ることで、2本のフィラメント32が得られる。この折る位置は、フィラメント材FLの長手方向の真ん中より少し、切り落とされていない側の端部FLb側となっている。これにより、図5(b)に示すように、フィラメント32は、先端が斜めに切り落とされたもの(32a)と、これより背丈の低い先端は切り落とされていないもの(32b)との2種類が得られる。
図1〜図4に戻って、実際は、フィラメント材を複数束ねて、その束ねた複数のフィラメント材を折ることで毛束30が形成されており、この結果、毛束30は、背丈がいろいろで、その先端も斜めに切り落とされたものと斜めに切り落とされていないものとが混在するというように、多種のフィラメントの集まりとして形成することができる。毛束30の折られた部分を孔部に差し込むことによって毛束30は植毛される。詳しくは、毛束30の折られた部分の内側部分には、金属片(図示せず)が挟み込まれており、その折られた部分と金属片を孔部に差し込むことで、毛束30は確実に孔部に固着される。植毛後のフィラメント32の背丈(高さ)は、9.8mmから11.8mmである。すなわち、最も短いフィラメント32が9.8mmであり、最も長いフィラメント32が11.8mmである。各フィラメント32の背丈を平均した平均背丈は、10.8mmとなっている。ここでは、毛束30の背丈は、この平均背丈と定める。フィラメントの背丈および毛束の背丈は、この長さに限らず、適宜変更可能である。なお、本実施形態では、毛束の背丈はフィラメントの平均背丈としているが、これに換えて、最も長いフィラメントの背丈を毛束の背丈と定めるようにしてもよい。
突起40は、シリコン樹脂を材料としている。材料は、エラストマー樹脂であれば、いずれでもよく、例えば、熱可塑性エラストマー(TPE)に替えることもできる。突起40は、図1に示すように、円錐台形状の柱部40aと、曲面形状(ドーム形状)の先端部40bとを備える。柱部40aは、横断面が円形で、根本部分の直径が30mmであり、先部分の直径が25mmである。各突起40は、図4に示すように、エラストマー成形体50の底盤部52から突出して一体成形されている。すなわち、エラストマー成形体50は底盤部52と突起40とからなり、このエラストマー成形体50を基板24の裏面に配設することで、各突起40は基板24の孔部から突出する。突出した突起40の背丈(高さ)は、9、5mmであり、毛束30の背丈(=10.8mm)よりも低い。すなわち、図4に示すように、毛束30の背丈H1は、突起40の背丈H2より高くなっている。また、毛束30のフィラメント32の撓み易さは、突起40の撓み易さより高くなっている。
なお、突起40の太さ(根本部分の直径、先部分の直径)は、上記の長さに限る必要はなく、20〜40mmの範囲で、適宜変更可能である。また、突起40の背丈H2は、毛束30の背丈H1よりも低くなる範囲で、適宜変更可能である。
次に、毛束30と突起40の配列位置について説明する。図2の底面図に示すように、毛束30は、行方向としてのX方向に直線的に間隔を空けて配列されるとともに、列方向としてのY方向に直線的に間隔を空けて配列され、この結果、多行多列に亘って互いに間隔を空けて格子状に配置される。なお、X方向とY方向のなす角θは鋭角となっており、図2の仮想線L1に示すように、格子の1つのセルの形状は菱形となる。この格子の各セルの中心、すなわち菱形の中心に突起40が配置される。この結果、各突起40は、8個の毛束30に取り囲まれるように配置されることになる。すなわち、各突起40は、毛束30によって個別に取り囲まれる。
上記のように毛束30と突起40が配列されることで、植毛面20aの中心に配置された突起40(1)に着目したとき、その突起40(1)を起点とする360度全周の方向(=植毛面20aにおける360度全周の方向)には毛束30が必ず存在することになる。すなわち、突起40(1)の植毛面20aにおけるいずれの方向にも毛束30が存在することなる。こうした突起40は、中心に配置された突起40(1)だけではなく、少なくとも中央付近に配置された5つの突起40(1)〜40(5)は、毛面20aにおけるいずれの方向にも毛束30が存在しない。したがって、これら突起40(1)〜40(5)は、植毛面20aにおいて、毛束30によって隙間なく取り囲まれるように配置されることになる。
また、上記のように毛束30と突起40が配列されることで、洗髪用ブラシ10全体では、毛束30の数は72本、突起40の数は21本となる。この結果、毛束30の数と突起40の数との比率は、約3.4:1となる。本考案では、毛束の数は突起の数の3倍以上であることが望ましく、これによれば毛束の機能を十分に発揮することができる。
以上のように構成された第1実施形態の洗髪用ブラシ10によれば、先端が曲面形状の突起40が、頭皮および毛根に押しつけられることで、毛穴の中から皮脂を押し出す機能を発揮し、突起40よりも背丈が高い、複数本の合成繊維フィラメントを束ねた毛束30が、前記押し出された皮脂を払い除くとともに毛穴の中から皮脂を掻き出す機能を発揮する。その上、複数の突起40のそれぞれは、毛束30に取り囲まれるように配置されることから、使用の際に洗髪用ブラシをいずれの方向に移動したとしてもその移動方向による差がなく常に、上記の突起40による押し出し機能と、毛束30による皮脂取り除きおよび掻き出し機能とを相乗して発揮させることができる。したがって、毛穴の中の皮脂を十分に取り除くことができ、優れた洗髪効果を奏する。さらに、洗髪用ブラシ10によれば、突起40は、横断面形状が円形である構成であることから、突起40を頭皮に強く押しつけた際に、頭皮に痛感が発生することを緩和することができるという効果も奏する。
B.第2実施形態:
図6は、本考案の第2実施形態にかかる洗髪用ブラシの底面図である。第2実施形態の洗髪用ブラシ110は、第1実施形態の洗髪用ブラシ10と比べて、毛束と突起の配列位置が異なり、残余の構成は同一である。すなわち、毛束130は第1実施形態における毛束30と同じものであり、突起140は第1実施形態における突起40と同じものであり、これらの配列位置が、第1実施形態に比べて相違する。この実施形態の洗髪用ブラシ110では、図6の仮想線L2に示すように、8個の毛束30が円環状に配置されており、その円環の中心に突起140が配置される。かかる1個の突起140と8個の毛束30の組が、基台120の植毛面120aに均等に配置される。したがって、第2実施形態の洗髪用ブラシ110によれば、第1実施形態の洗髪用ブラシ10と同様に、毛穴の中の皮脂を十分に取り除くことができ、優れた洗髪効果を奏する。
C.第3実施形態:
図7は、本考案の第3実施形態にかかる洗髪用ブラシの底面図である。第3実施形態の洗髪用ブラシ210は、第1実施形態の洗髪用ブラシ10と比べて、植毛面220aの外周回りの構成が相違し、植毛面220aの一点鎖線で囲まれた領域WAの構成を含む残余の構成は同一である。領域WAは、少なくとも中央部を含む領域であり、本実施形態では、植毛面220aにおいて外周回りを除いた領域となっている。領域WAには、第1実施形態と同様に、毛束30と突起40を備える。ここで、「外周回り」とは、植毛面220aの外側の縁から内側に入った所定の周囲をいう。換言すると、植毛面220aの外側の縁に対応した所定の周囲ということもできる。なお、第1実施形態と同一の構成要素については、第1実施形態と同一の符合を付し、その説明を省略する。
植毛面220aの外周回りの領域には、領域WAを取り巻くように、突起40とは背丈(高さ)の相違する突起240が配置されている。突起240は、領域WA内に配置されている突起40と比較して、背丈が相違するだけで、同一の材料から形成され、また形状も背丈以外ほぼ同一である。この突起240の背丈、すなわち、植毛面220aからの高さは、12.5mmであり、毛束30の背丈(=10.8mm)よりも高い。すなわち、図8に示すように、領域WAに含まれる突起40の背丈H2は毛束30の背丈H1よりも低く、領域WAの外側の領域(植毛面220aの外周回りの領域)に含まれる突起240の背丈H3は毛束30の背丈H1よりも高い。なお、H3の数値についても、12.5mmに限る必要はなく、H3>H1の関係を満たせばいずれの数値に替えてもよい。
また、本実施形態では、隣接する突起240、240間には、毛束30Xが配置されている。この毛束30Xは、領域WA内に配置される毛束30と同じものである。なお、この実施形態の変形例として、領域WAの外側の領域に配置された各毛束30Xに替えて、突起240を配置する構成としてもよい。すなわち、この構成によれば、領域WAの外側の領域には、毛束30が配置されることなく、突起240だけが配置される構成となる。
以上のように構成された第3実施形態の洗髪用ブラシ210では、第1実施形態の洗髪用ブラシ10と同様に、毛穴の中の皮脂を十分に取り除くことができ、優れた洗髪効果を奏する。さらに、洗髪用ブラシ210では、毛束30よりも背の高い突起240が植毛面220aの外周回りの領域に配置され、毛束30よりも背の低い突起40が中央付近の領域WAに配置されることから、各突起40、240の先端を繋ぐラインは、頭の湾曲した形状にあったものとなる。したがって、より優れた洗髪効果を奏する。また、毛束30よりも背の高い突起240が植毛面220aの外周回りにあることから、使用の際に、毛束30が外側にはみ出すことを抑えるこができる。したがって、使用の際の見栄えが損なわれることもない。
なお、この考案は上記各実施形態およびその変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
・変形例1
上記各実施形態では、突起の柱部は円錐台形状としたが、これに替えて、円柱形状とすることもできる。
・変形例2
上記各実施形態では、基台の植毛面は平らとなっていたが、これに替えて、頭の形状に合わせて湾曲した構成としてよい。
・変形例3
上記各実施形態では、把持部は基台の真ん中に立設された構成となっているが、これに替えて、基台の横部から、基台20の植毛面20aに平行な方向に延びる棒状の柄のようなものとしてもよい。
本考案は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、考案の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…洗髪用ブラシ
20…基台
20a…植毛面
20b…上面
21…把持部
22…基台本体
22a…装着開口
22b…上面
24…基板
30…毛束
32…フィラメント
40…突起
40a…柱部
40b…先端部
50…エラストマー成形体
52…底盤部
110…洗髪用ブラシ
120…基台
120a…植毛面
130…毛束
140…突起
240…突起

Claims (7)

  1. 基台を有する洗髪用ブラシにおいて、
    複数本の合成繊維フィラメントを束ねた毛束を、複数、前記基台の植毛面に植毛し、
    先端が曲面形状でエラストマー樹脂からなる突起を、複数、前記植毛面に立設配置するとともに、
    前記毛束の位置を、前記複数の突起の内の、前記植毛面の少なくとも中央付近に配置された各突起を取り囲む位置とし、
    前記毛束の背丈を、前記中央付近に配置された各突起の背丈よりも高くした、洗髪用ブラシ。
  2. 請求項1に記載の洗髪用ブラシであって、
    前記複数の毛束は、多行多列に亘って互いに間隔を空けて格子状に配置され、
    前記中央付近に配置された各突起は、前記格子の各セルの中心に配置される、洗髪用ブラシ。
  3. 請求項1に記載の洗髪用ブラシであって、
    前記複数の毛束は、複数の円環状に配置され、
    前記中央付近に配置された各突起は、前記各円環の中心に配置される、洗髪用ブラシ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の洗髪用ブラシであって、
    前記毛束の数は、前記突起の数の3倍以上である、洗髪用ブラシ。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の洗髪用ブラシであって、
    前記突起は、横断面形状が円形である、洗髪用ブラシ。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の洗髪用ブラシであって、
    前記植毛面の外周回りに配置された前記突起の背丈を、前記毛束の背丈よりも高くした、洗髪用ブラシ。
  7. 基台を有する洗髪用ブラシであって、
    複数本の合成繊維フィラメントを束ねた毛束を、複数、前記基台の植毛面に植毛し、
    先端が曲面形状でエラストマー樹脂からなる突起を、複数、前記植毛面に立設配置するとともに、
    前記植毛面の中央付近に配置された5つ以上の突起のそれぞれを、前記植毛面におけるいずれの方向にも前記毛束が存在するように配置し、
    前記毛束の背丈を、前記中央付近に配置された5つ以上の突起のそれぞれの背丈よりも高くした、洗髪用ブラシ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016194819A1 (ja) * 2015-05-29 2016-12-08 ライオン株式会社 頭皮洗浄用ブラシ

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