JP6654429B2 - 毛穴洗浄用ブラシ - Google Patents

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Description

本発明は、毛穴洗浄用ブラシに関する。
洗髪や毛髪の手入れを行う際に使用するヘアブラシとして、例えばブラシを構成する刷毛状の突起の先端に球状体を設けたものや、略円錐形の突起を有するもの、或いは異なる太さと長さを備える突起を組み合わせたもの等、種々の形態のものが知られている。また、近年、頭皮を掻く機能や、毛髪を掻く機能の他に、汚れや臭いの原因となる皮脂を除去したり毛穴を洗浄する機能を有すると共に、頭皮や毛穴に対するマッサージ効果を有する合成樹脂や弾性材料からなる太径ブリッスルと毛束状の細径ブリッスルとを組み合わせたマッサージ用ブラシも開発されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに、頭皮のマッサージ効果を向上させるべく、基台に立設されて毛髪を掻き分ける複数の突起を、エラストマーや合成ゴム等の柔軟な素材を用いて形成すると共に、突起の先端部分に複数の小突起を設け、これらの小突起を柔軟に屈曲させながら頭皮に対して多点で接触させるようにした頭皮用ブラシも開発されている(例えば、特許文献2参照)。
そのようなブラシとして、本出願人も、主として毛髪を掻き分ける機能を発揮する複数の突起と、主としてマッサージ効果を発揮する複数の突起とを、柔軟なエラストマー樹脂を用いて基台のブラシ面に異なる形状の突起として突設してなり、優れたマッサージ効果が得られると共に、優れた皮脂の除去機能や毛穴の洗浄機能を発揮することのできる頭皮用ブラシを提案している(特許文献3,4参照)。
特開2000-60640号公報 特開2005-160684号公報 特開2007-282681号公報 特開2009-240768号公報
前述した特許文献1に記載のマッサージ用ブラシにおいては、ブリッスル束からなる毛穴洗浄用毛束が、エラストマーからなる突起と同一のブラシ面から突出している。そのため、ブラシ面の近傍に指が届きにくく、毛穴洗浄用毛束に絡まった抜け毛を手で取り除きづらい場合があった。
また、エラストマーからなる突起のみを有するブラシでは、マッサージ効果と毛穴洗浄効果とが両立した一層優れたブラシを構成することが難しいことがあった。
従って、本発明の目的は、従来技術が有する種々の課題を解決し得る毛穴洗浄用ブラシを提供することにある。
本発明は、基台のブラシ面から突出する複数の突起を備えた毛穴洗浄用ブラシであって、前記複数の突起の一部又は全部が、硬軟突起付突起であり、前記硬軟突起付突起は、前記ブラシ面から突出するエラストマーで構成された基部を有し、該突起の先端部分に、エラストマーで構成された第1先端突起、及び第1先端突起を構成するエラストマーより硬い樹脂である硬質樹脂で構成された第2先端突起を有する、毛穴洗浄用ブラシ、毛穴洗浄用ブラシを提供するものである。
本発明の毛穴洗浄用ブラシは、抜け毛が絡まりにくく、また抜け毛を手で取り除き易く、また毛穴の洗浄機能にも優れている。
図1は、本発明の一実施形態に係る毛穴洗浄用ブラシの斜視図である。 図2は、図1に示す毛穴洗浄用ブラシのブラシ面を示す平面図である。 図3は、図2のI-I線断面図(ブラシ面の長軸方向に沿う断面図)である。 図4は、図2のII-II線に沿う断面(ブラシ面の短軸方向に沿う断面)を把持部の断面を省略して示す断面図である。 図5(a)は、図1に示す毛穴洗浄用ブラシのへら状突起を示す拡大斜視図、図5(b)は同へら状突起を先端側から視た拡大平面図、図5(c)は、図5(a)のV-V線拡大断面図である。 図6(a)は、第1の錐体状突起の拡大斜視図であり、図6(b)は、図6(a)のVI-VI線模式断面図である。 図7(a)は、第2の錐体状突起の拡大正面図であり、図7(b)は、第2の錐体状突起を先端側から見た拡大平面図である。 図8は、硬軟突起付突起としてのへら状突起の他の例を示す拡大斜視図であり、図5(a)相当図である。 図9(a)及び図9(b)は、それぞれ、硬軟突起付突起としての錐台状突起の一例を示す拡大斜視図である。 図10(a)は、硬軟突起付突起の更に他の例を示す拡大正面図、図10(b)は、図10(a)の部分Pを更に拡大して示す拡大斜視図である。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づいて説明する。
本発明の第1実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10は、人の頭部の毛穴洗浄用に適した毛穴洗浄用ブラシであり、図1及び図2に示すように、把持部11を有する基台12のブラシ面13に、へら状突起14と、第1の錐体状突起15と、第2の錐体状突起16とが各々複数立設されている。立設とは、立った状態に設けることをいう。
本実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10は、例えば洗髪や毛髪の手入れを行う際に、把持部11を指の間に挟み込み、ブラシ面13とは反対側の基台12の上面に手の平を密着させて、当該上面を覆うようにしながらブラシ10を把持し、ブラシ面13に立設した複数種類の突起14〜16の先端部分を頭皮に押し当てた状態で、毛髪を掻き分けるようにしつつブラシ10を動かすことにより、必要に応じて頭皮や毛髪に塗布した洗浄剤、ヘアケア剤、化粧料等の作用と相俟って、皮脂の除去や毛穴の洗浄を効率良く行えるようにすると共に、優れたマッサージ効果が得られるようにするものである。
本実施形態におけるへら状突起14は、何れも、本発明における「硬軟突起付突起」であり、図1及び図5に示すように、ブラシ面13から突出するエラストマーで構成された基部14aを有し、突起14の先端部分に、基部14aから更に突出する、エラストマーで構成された第1先端突起14b、及び第1先端突起14bを構成するエラストマーより硬い樹脂である硬質樹脂で構成された第2先端突起14cを有している。「硬軟突起付突起」の「硬軟突起」は、この第1先端突起及び第2先端突起を意味する。
また、へら状突起14は、基部14aが扁平な横断面形状を有しており、第1先端突起14b及び第2先端突起14cは、前記扁平な横断面形状の長軸方向Xに並べて形成されている。
第1先端突起14bは、頭皮等の地肌の洗浄効果と、主としてマッサージ効果を得ることを目的として、基部14a側の基端の直径dが、1mm以上が好ましく、1.5mm以上がより好ましく、5mm以下が好ましく、3.5mm以下がより好ましく、また1mm以上5mm以下が好ましく、1.5mm以上3.5mm以下がより好ましい。
第2先端突起14cは、人の頭部の毛穴に先端部が入り易くして優れた毛穴の洗浄機能が発揮されるようにする観点、また毛髪を掻き分けつつ撓まず頭皮や毛穴に到達し易くなる観点から、図5に示すように、先端に向けて先細りの形状を有していることが好ましい。同様の観点から、第2先端突起14cは、基部14a側の基端の直径d1が、好ましくは2mm以下、より好ましくは1.6mm以下であり、また好ましくは0.5mm以上、より好ましくは0.8mm以上であり、また好ましくは0.5mm以上2mm以下、より好ましくは0.8mm以上1.6mm以下である。
また、第2先端突起14cの先端部の直径d2は、頭部の毛穴に入る大きさ程度の0.3mm以下であることが好ましく、0.05mm以上0.3mm以下がより好ましい。
本実施形態におけるへら状突起14は、地肌の洗浄効果及びマッサージ効果、とともに毛穴の洗浄効果も向上するために、第2先端突起14cは、第1先端突起14bに比べて、先端及び基端における太さが第1先端突起より小さいことが好ましい。詳細には、第2先端突起14cの先端部の直径d2だけでなく、基部14a側の基端の直径d1についても、第1先端突起14bの基部14a側の基端の直径dよりも小さいことが好ましい。
第2先端突起14cは、図4及び図5(a)に示すように、基部14a内に一部が配された樹脂部材14tにおける、該基部14aの先端から突出する部分からなる。
より詳細には、第2先端突起14cを構成する樹脂部材14tは、硬軟突起付突起14の基部14aを、その高さ方向に貫通して存在している。樹脂部材14tは、基部14a内において、硬軟突起付突起14の基端(底盤部18a側)から先端(第2先端突起14c側)に向けて、先細りの形状を有している。
なお、本実施形態における第2先端突起14cは、横断面形状が円形状であるが、第2先端突起14cの横断面形状は、円形状に限られず、楕円形、三角形、菱形、多角形など異形断面形状等であっても良い。
第2先端突起14cの基端の直径d1、第2先端突起14cの先端部の直径d2、第1先端突起14bの直径d等の直径は、それぞれの断面形状が円形の場合は、その直径を意味し、円形以外の場合は、円相当径(横断面の面積と同じ面積を持つ円の直径)を意味する。
第1の錐体状突起15は、図1及び図6に示すように、ブラシ面13から突出するエラストマーで構成された基部15aを有し、基部15aが円錐台状であると共に、それぞれの先端部分に、エラストマーからなる複数の先端突起15b,15cを備えている。第1の錐体状突起15は、頭皮等の地肌の洗浄効果とマッサージ効果を得ることを目的として設けられているが、基部15aが円錐台状でへら状突起14の基部14aより変形しにくいため、皮膚により強く押し当てて使用することができる。第1の錐体状突起15を設けることにより、地肌の洗浄効果及びマッサージ効果を向上させることができるととも毛穴の洗浄効果を向上させることもできる。なお、本願発明の効果を奏する範囲で、円錐台状又は後述の角錐台状は、略円錐台状又は略角錐台状を含む。
第2の錐体状突起16は、何れも、突起の先端部分に、硬質樹脂からなる第2先端突起14cや複数の先端突起を有しない錐体状突起であり、図7に示すように、ブラシ面13から突出するエラストマーからなる基部16aを有し、先端部分16tが凸曲面状、より詳細には半球状に形成されている。第2の錐体状突起16は、マッサージ効果を得ることを目的として設けられている。
このように、抜け毛が絡まりにくく、また抜け毛を手で取り除き易く硬軟突起付突起であり、前記硬軟突起付突起は、前記ブラシ面から突出するエラストマーで構成された基部を有し、該突起の先端部分に、エラストマーで構成された第1先端突起、及び第1先端突起を構成するエラストマーより硬い樹脂である硬質樹脂で構成された第2先端突起を有する
前記基台12は、図3に示すように、底面が楕円形状の装着開口17aとして開口し、上面が滑らかな凸曲面となった基台本体17と、この基台本体17の装着開口17aを閉塞するように嵌め込み固定される複合成形体18の一部からなる。
複合成形体18は、エラストマーから形成されたエラストマー部分19と、該エラストマーより硬い樹脂である硬質樹脂から形成された硬質樹脂部分20とを有している。本実施形態における複合成形体18は、エラストマー部分19と硬質樹脂部分20とが、2色成形又はインサート成形により一体成形されている。これに代えて、エラストマー部分19と硬質樹脂部分20とを、任意の方法により別々に成形したのち、一体化させても良い。
基台本体17は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等からなるプラスチック製の成形品である。基台本体17は、例えば長軸の長さが80〜100mm程度、短軸の長さが70〜90mm程度の大きさの平面視楕円形状に形成されている。
基台本体17には、その内側に、複合成形体18の底盤部18aを配するための装着部17bが設けられており、装着部17bに、複合成形体18の底盤部18aが配し、装着開口17aの周縁部と底盤部18aの周縁部とに形成された嵌合凸部と嵌合凹部とを嵌合させることで、基台本体17の装着部17bに、複合成形体18が固定されている。複合成形体18の底盤部18aは、基台本体17の装着開口17aの開口形状に略一致する平面視楕円形状を有している。
また、基台本体17の上面には、高波状に後方に反った形状で上方に突出する把持部11が、基台本体17の前方部分に設けられている。ここでいう、前方及び後方は、把持部11を指に挟んで基台12を手に持ったときに、指先側の一端に向かう方向及び手首側の他端に向かう方向である。
図4に示すように、複合成形体18の硬質樹脂部分20は、底盤部18aに位置する板状部分20aと、該板状部分20aから軟突起付突起14それぞれの内部に向かって突出する突起形成部分14tとを有している。この突起形成部分14tは、硬軟突起付突起14の基部14aを貫通しており、該基部14aから更に突出した部分が、第2先端突起14cを形成している。
複合成形体18のエラストマー部分19も、底盤部18aに位置する板状部分19aと、該板状部分19aから突出する突起形成部分19bとを有している。
エラストマー部分19の突起形成部分19bは、硬軟突起付突起14、第1の錐体状突起15及び第2の錐体状突起16のそれぞれに位置において突出している。そして、硬軟突起付突起14の位置において突出する突起形成部分19bは、軟突起付突起14における、第1先端突起14b,14b、及び基部14aにおける、硬質樹脂部分20の突起形成部分14tを除く部分を形成しており、第1の錐体状突起15の位置又は第2の錐体状突起16の位置において突出する突起形成部分19bは、第1の錐体状突起15又は第2の錐体状突起16の全体を形成している。
複合成形体18は、底盤部18aを形成するエラストマー部分19の板状部分19aが、基台12の底面となってブラシ面13を形成すると共に、ブラシ面13から突出する部分が、へら状突起14、第1の錐体状突起15及び第2の錐体状突起16を形成している。ブラシ面13も底盤部18aと同様に、平面視楕円形状を有している。
ここで、複合成形体18のエラストマー部分19を形成するエラストマー樹脂は、ゴム状弾性を示す高分子であり、天然ゴム(NR)、ジエン系ゴム、非ジエン系ゴム、熱可塑性エラストマー等を用いることができる。これらの中でも、熱可塑性エラストマーを用いることが、射出成形による成型加工が可能である等の観点から好ましい。
ジエン系ゴムとしては、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、ニトリルゴム(NBR)等が挙げられ、非ジエン系ゴムとしては、ブチルゴム(イソブチエン・イソプレンゴム(IIR))、エチレン・プロピレンゴム(EPM)、エチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)、ウレタンゴム(U)、シリコーンゴム(Q)等が挙げられる。
熱可塑性エラストマーとしては、SBS、SIS、SEBS、SEPS等のスチレン系エラストマー(TPS)、オレフィン系エラストマー(TPO)、エステル系エラストマー(TPC)、ウレタン系エラストマー(TPU)、アミド系熱可塑性エラストマー(TPA)、熱可塑性ゴム架橋(TPV)等が挙げられる。
これらのエラストマーは一種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることもできる。
また、複合成形体18のエラストマー部分19を形成するエラストマー樹脂は、ASTM D2240に準拠して測定された硬度(ショアA硬度)が、好ましくは30以上であり、より好ましくは40以上であり、また、好ましくは80以下であり、より好ましくは70以下であり、より具体的には、好ましくは30以上80以下であり、より好ましくは40以上70以下の素材を用いることが好ましい。
〔ショアA硬度の測定方法〕
平らな面に置いた試料の平面に、両手で保持したゴム硬度計の加圧面を真上から一定速度で垂直に押し付け、密着後、1秒以内の値を「硬さ」とする。試料の測定位置は試料の端から12mm以上内側、測定箇所の間隔は6mm以上とする。測定に使用する試料は、長さ及び幅をそれぞれ25mm以上、厚みを6mm以上とし、試験環境は温度23±2度、湿度50±5%とする。5ヶ所の中央値あるいは平均値を測定値に採用し、ゴム硬度計(株式会社テクロック製、GS709N 形式A)で50を示した場合、ショアA硬度は50(「A50」)である。
複合成形体18のエラストマー部分19を形成するエラストマー樹脂としてこのような素材のものを用いることにより、頭皮を傷つけず、かつ痛くない圧力で、へら状突起14、第1の錐体状突起15及び第2の錐体状突起16を頭皮に押し付けることができる。従って、適度な刺激を与えることが可能となり、優れたマッサージ効果が得られると共に、必要に応じて頭皮や毛髪に塗布した洗浄剤等の作用と相俟って、皮脂の除去や毛穴の洗浄を効率良く行うことが可能になる。なお、毛穴洗浄用ブラシ10をシャンプーや育毛剤と共に使用する場合には、エラストマー部分19は、これらに対する耐薬品性に優れているオレフィン系エラストマーやスチレン系エラストマーを用いて形成することが好ましい。具体的なエラストマーとしては、アロン化成株式会社のスチレン系エラストマーである商品名エラストマーAR(前記硬度55〜60)等を挙げることができる。
他方、複合成形体18の硬質樹脂部分20を形成する樹脂、又は第2先端突起14cを形成する硬質樹脂としては、複合成形体18のエラストマー部分19を形成するエラストマー樹脂、又は第1先端突起14bを形成するエラストマーより硬度が高い樹脂を、特に制限なく用いることができる。本発明における硬質樹脂としては、エラストマー樹脂(各種)や、ポリオレフィン、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、リニアポリエチレン(LLDPE)、ポリプロレン(PP)を用いることができる。
複合成形体18の硬質樹脂部分20を形成する樹脂、又は第2先端突起14cを形成する硬質樹脂は、前記のショアA硬度が65以上100以下であるか、又は下記方法により測定したショアD硬度が1以上45以下であることが好ましく、更に好ましくはショアA硬度が70以上である。
複合成形体18の硬質樹脂部分20を形成する樹脂と複合成形体18のエラストマー部分19を形成するエラストマー樹脂との硬度の差、又は第2先端突起14cを形成する硬質樹脂と第1先端突起14bを形成するエラストマーとの硬度の差は、ショアA硬度では、好ましくは10以上、より好ましくは15以上であり、ショアD硬度では、好ましくは5以上、より好ましくは10以上である。
〔ショアD硬度の測定方法〕
ショアD硬度は、株式会社テクロック製のゴム硬度計(GS702N 形式D)を用いて測定する。ショアA硬度の測定方法と同じ方法で測定し、ゴム硬度計(GS709N 形式D)で50を示した場合、ショアD硬度は50(「D50」)である
本実施形態におけるへら状突起14についてより詳細に説明すると、へら状突起14は、ブラシ面13に沿った根元部の横断面形状が、例えば長軸の長さが5〜20mm程度、短軸の長さが2〜15mm程度の大きさの扁平な楕円形状となっている(図2参照)。また、それと共に、図5(a)及び図5(b)に示すように、略相似の断面形状を保持したまま、先端に向かって僅かに先細りの形状となっているへら状の基部14aと、へら状の基部14aの先端から更に上方に突出する2つの第1先端突起14aと、へら状の基部14aの先端からさらに上方に突出する1つの第2先端突起14cとからなる。より具体的には、へら状突起14は、へら状の基部14aの先端部分に配置された先端突起として、2種類の先端突起14b,14cを有しており、第1先端突起14bと第2先端突起14cとは、図5(c)に示すように、扁平な横断面形状の長軸方向Xに並べて形成されている。また、第2先端突起14cは、長軸方向Xに間隔を置いて形成された2つの第1先端突起14b間に形成されている。
へら状突起14の先端部分に設けられた第1先端突起14bは、好ましくは先端が凸曲面状に形成された円錐形状を有している。円錐形状は略円錐形状も含む。
へら状突起14は、ブラシ面13から先端までの高さh1が、好ましくは10mm以上、より好ましくは15mm以上であり、また、好ましくは30mm以下、より好ましくは25mm以下である。
第1先端突起14bは、へら状の基部14aの先端からの高さh3が、好ましくは2mm以上、より好ましくは3.5mm以上、更に好ましくは4mm以上であり、また好ましくは15mm以下、より好ましくは10mm以下、更に好ましくは8mm以下である。
第1先端突起14bの前記高さh3は、へら状突起14の前記高さh1に対して、好ましくは50%以下、より好ましくは40%以下、更に好ましくは35%以下であり、また、好ましくは15%以上、より好ましくは20%以上である。
また、第2先端突起14cは、へら状の基部14aの先端からの高さh4が、好ましくは2mm以上、より好ましくは3.5mm以上、更に好ましくは4mm以上であり、また好ましくは15mm以下、より好ましくは10mm以下、更に好ましくは8mm以下である。
第2先端突起14cの前記高さh4は、へら状突起14の前記高さh1に対して、好ましくは50%以下、より好ましくは40%以下、更に好ましくは35%以下であり、また、好ましくは15%以上、より好ましくは20%以上である。
へら状突起14の先端部分に設けられた第2先端突起14cは、先端部が半球状の凸曲面状とされた錐体状、より具体的には先端部が半球状の凸曲面状とされた円錐状に形成されている。
へら状突起14の前記高さh1は、ブラシ面13から第1先端突起14bの先端までの高さと、ブラシ面13から第2先端突起14cの先端までの高さのうちの高い方の高さである。
ブラシ面13から第1先端突起14bの先端までの高さと、ブラシ面13から第2先端突起14cの先端までの高さは、同じでも異なっていても良く、何れが高い場合であっても両者の差は、好ましくは2.0mm以内、より好ましくは1.0mm以内である。
また、第2先端突起14cは、へら状突起14の扁平な横断面形状の長軸方向Xにおいて、先端突起14b,14b間に配置されている。長軸方向Xにおける先端突起14b,14b間は、例えば根元部における間隔s1が0〜5mm、好ましくは0.3〜2mmであり、頂部における間隔s2が1〜7mm、好ましくは2〜5mmである。
第2先端突起14cの高さh4は、第1先端突起14bの高さh3と同じかやや低いことが好ましく、例えば、第2先端突起14cの高さh4は、第1先端突起14bの高さh3の、90%以上110%以下であることが好ましく、より好ましくは95%以上105%以下である。
ここでいう、第1先端突起14bの高さh3、一つの硬軟突起付突起に複数本の第1先端突起14bを有する場合、第1先端突起14bのうち高さh3が最も高いものの該高さを、第1先端突起14bの高さh4として、第2先端突起14cの高さh4と対比する。
第1先端突起14bそれぞれの高さh3とそれぞれの根元部における太さ(直径)dとの比(h3/d)は、頭皮に押し当てたときに、毛髪を掻き分けつつ頭皮や毛穴に到達し易くなる観点から、好ましくは1以上、より好ましくは1.2以上であり、また好ましくは3.5以下、より好ましくは3以下である。
第2先端突起14cの高さh4とその根元部における太さ(直径)d1との比(h4/d1)も、人の頭部の毛穴に入り易くなり、優れた毛穴の洗浄機能が発揮される観点から、好ましくは2.5以上、より好ましくは4以上であり、また好ましくは16以下、より好ましくは13以下である。
本実施形態における第1の錐体状突起15は、ブラシ面13に沿った根元部の横断面形状が、例えば直径4〜10mm程度の大きさの円形となっている(図2参照)。それと共に、図6にも示すように、略相似の断面形状を保持したまま先端に向かって僅かに先細りの形状となっている円錐台状の基部15aと、基部15aの先端からさらに上方に突出した複数個の先端突起15b,15cとからなる。複数個の先端突起15b,15cは、エラストマーで構成された、基部15aと一体成形されている。
第1の錐体状突起15は、ブラシ面13から先端までの高さh5が、好ましくは12mm以上、より好ましくは15mm以上、更に好ましくは17mm以上であり、また、好ましくは28mm以下、より好ましくは25mm以下、更に好ましくは23mm以下である。
先端突起15b,15c(高さが異なる複数の先端突起を有する場合は最も高さが高い先端突起)は、円錐台状の基部15aの先端からの高さh7が、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは1mm以上であり、また好ましくは5mm以下、より好ましくは3mm以下である。
先端突起15b,15cの前記高さh7は、第1の錐体状突起15の前記高さh5に対して、好ましくは50%以下、より好ましくは30%以下であり、また、好ましくは3%以上、より好ましくは5%以上である。
また、第1の錐体状突起15の先端突起の数は、複数であることが好ましく、環状に並べて形成された先端突起15cの数は、好ましくは3〜10個であり、更に好ましくは4〜10個である。また中央の先端突起15bは省略することもできる。
本実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10のブラシ面13には、図2に示すように、該ブラシ面13に描いた複数の平行な仮想の直線Y-Y(本実施形態では楕円形状のブラシ面13の短軸方向と平行な方向に延設する5本の線)によって、複数の突起列R1〜R6に分割された状態に、へら状突起14、第1の錐体状突起15及び第2の錐体状突起16が配置されている。そして、5本の線によって分割された6本の突起列R1〜R6のうち、両端部分の列を除いた4本の突起列R2〜R5には、3個のへら状突起14と第1又は第2の2個の錐体状突起15,16とが交互に配置されている。
また、突起列R2〜R5においては、複数個のへら状突起14とへら状突起間に配置された第1又は第2の錐体状突起15,16とが、へら状突起14の横断面形状の長軸方向(X方向)と平行な方向にほぼ直列した状態に配置されており、そのような突起列が、該列に直交する方向(ブラシ面13の長軸方向に沿う方向)に複数列形成されている。隣接する突起列間には、Y-Y線に沿って延びる、突起が配置されていない7〜15mmの幅の帯状間隔領域(図示せず)が形成されている。このような配置によって、突起14〜16の根本部分に対する毛髪の付着やからみ付きを効果的に回避ないし軽減することができると共に、突起列に沿って指をスライドさせたり、シャワーの流水を流すことにより、該根本部分に毛髪が付着したりからみ付いたりしても容易に除去することが可能となる。
上述のような構成を備える本実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10を使用する際には、例えば把持部11を指の間に挟み込み、ブラシ面13とは反対側の基台12の上面に手の平を密着させて、当該上面を覆うようにしてブラシ10を把持し、ブラシ面13から突出する複数のへら状突起14等を頭皮に押し当てた状態でブラシ10を動かし、必要に応じて洗浄剤、ヘアケア剤、化粧料等を頭皮や毛髪に塗布しつつ、洗髪や毛髪の手入れを行う。
本実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10においては、へら状突起14の第2先端突起14cは、それぞれ、ブラシ面13からではなく、ブラシ面13から突出する基部14aから更に突出しているため、第2先端突起14cが容易に頭皮の毛穴に到達するとともに、ブラシ面から突出する場合に比べて、第2先端突起14cを、より強い力で毛穴に接触させることができる。また、頭皮の到達した第2先端突起14cは、その直径d2が小さいことによって先端が毛穴に入り易い。
これにより、本実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10によれば、優れた毛穴洗浄機能が発揮される。また、第1先端突起14b及び第2先端突起14cが、基部14aから突出しているため、それらの毛束に髪の毛が絡み付きにくい上に、第1先端突起14b及び第2先端突起14cに抜け毛が絡みついても、その抜け毛を指で容易に取り除くこともできる。特に、毛髪の量が多い場合や毛髪が長い場合にも有効である。
しかも、本実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10においては、第2先端突起14cが、エラストマーで構成された第1先端突起14bと共に設けられており、第1先端突起14b,15bによって髪の毛を掻き分けつつ、毛穴に第2先端突起14cを挿入させることができる。また、先端突起14bによってマッサージ効果も得られる。これにより、毛穴洗浄効果に一層優れている。
また、本実施形態におけるへら状突起14は、第1先端突起14bを複数有し、第2先端突起14cが第1先端突起14b,14b間に存在する。そのため、ブラシ10を往復に動かしたとき、どちらの方向に移動している間においても、先端突起14bによって髪の毛が掻き分けられ、第2先端突起14cが倒れにくい。そのため、第2先端突起14cが、頭皮(皮膚)の毛穴に一層確実に到達し、優れた毛穴洗浄機能が発揮される。
へら状突起14の、第1先端突起14bによる毛の掻き分け効果及び第2先端突起14cの倒れ防止効果は、毛穴洗浄用ブラシ10を、へら状突起の扁平な基部14aの長軸方向(X方向)に往復させた場合に、一層顕著に発現される。
また、本実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10は、毛穴洗浄用ブラシ10を頭皮Sに軽く当てたときには、へら状突起14における第1先端突起14b及び第2先端突起14cのみが頭皮Sに当たり、より強く頭皮に押し付けることによって、第1の錐体状突起15の先端突起15bが頭皮に当たり、更に強く押し付けることによって、第2の錐体状突起16の先端部分が頭皮に当るように設計することも好ましい。それにより、押し付ける力を調節することで、マッサージ効果の強弱をコントロールしつつ、毛穴の洗浄を行うこともできる。
また、本実施形態におけるへら状突起14の第2先端突起14cは、基部14a内に一部を配した硬質樹脂における、該基部14a先端から突出する部分からなる。そのため、基部14a上において第2先端突起14cが倒れたり、脱離したりすることが防止される。
本実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10においては、図4に示すように、第2先端突起14cを形成する硬質樹脂が、突起の基部14aを、各基部の高さ方向に貫通して存在しており、第2先端突起14cを形成する先端側とは反対側の端部が、基台12におけるブラシ面13より内側に固定されている。そのため、マッサージなどの強い力で、へら状突起14が屈曲変形した場合においても、端部E側の固定状態が安定に維持され、第2先端突起14cの優れた毛穴洗浄機能が確実に発揮される。
また、本実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10においては、第2先端突起14cを形成する硬質樹脂が、へら状突起14内に貫通して存在していることから、へら状突起14の剛性が高くなり、頭皮等の被洗浄面に対しての追従性が良好となる。
本実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10の好ましい製造方法においては、エラストマー部分19と硬質樹脂部分20とを有する前述した複合成形体18を2色成形又はインサート成形等により一体形成し、それを基台本体17の装着開口17aに嵌め込んで固定する。
また本実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10は、ブラシ面13の中央部分(ブラシ面13の長軸方向及び短軸方向の中央部分)に、複数のへら状突起14が間隔を置いて直列状に配置された中央突起群14Rを有し、該中央突起群の両側それぞれに第1又は第2の錐体状突起15,16が間隔を置いて直列状に配置された第1サイド突起群15Rを有し、更にその外側に、複数のへら状突起14が間隔を置いて直列状に配置された第2サイド突起群14R’を有している。各突起群間には、突起が配置されていない幅2〜5mmの帯状間隔領域が、楕円形状のブラシ面13の長軸方向に沿って延びている。これにより、突起に髪の毛に絡んだり引っ掛かったりすることが一層防止されると共に、シャワーの流水等による毛髪等の洗い流しも一層良好となる。
図8に示すへら状突起14Aは、本発明における硬軟突起付突起の他の好ましい例である。へら状突起14Aは、基部14aから突出する先端部分に、エラストマーで構成された3つの第1先端突起14bと、隣り合う第1先端突起14bどうし間の配置された、硬質樹脂から構成された2つの第2先端突起14cを有している。
図8に示すへら状突起14Aは、毛穴洗浄用ブラシのブラシ面に任意の態様で配置することができる。例えば、第1実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10におけるへら状突起14の全部を、図8に示すへら状突起14Aに置換しても良く、その場合にも、第1実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10と同様の効果が奏される。
図9(a)及び図9(b)は、本発明の第2及び第3実施形態の毛穴洗浄用ブラシの要部である錐体状突起24を示すものである。図9(a)及び図9(b)に示す錐体状突起24は、それぞれ、ブラシ面13から突出する錐台状の基部24aを有し、該突起24の先端部分に、該基部24から更に突出する、エラストマーで構成された第1先端突起24bと、第1先端突起24bを構成するエラストマーより硬い樹脂である硬質樹脂で構成された第2先端突起24cとを有している。
図9(a)及び図9(b)に示す錐体状突起24においては、複数個の第1先端突起24bが、基部24aの先端面の中央部を囲むように環状に配置され、第1先端突起24bに囲まれた前記中央部に第2先端突起24cが突出している。図9(a)に示す錐体状突起24においては、4個の第1先端突起24bを具備し、図9(b)に示す錐体状突起24においては、3個の第1先端突起24bを具備する。環状に配置する第1先端突起24bの個数は、3個以上が好ましく、例えば3個以上10個以下である。
図9(a)又は図9(b)に示す錐体状突起24は、毛穴洗浄用ブラシのブラシ面に任意の態様で配置することができる。例えば、毛穴洗浄用ブラシのブラシ面から突出する複数の突起の全てを、図9(a)又は図9(b)に示す錐体状突起24とすることもでき、ブラシ面から突出する複数の突起のうちの一部の突起を、図9(a)又は図9(b)に示す錐体状突起24とすることもできる。また、一つの毛穴洗浄用ブラシに、硬軟突起付突起として、図5に示すへら状突起14と、図9(a)又は図9(b)に示す錐体状突起24とを組み合わせて配置することもできる。また、図9(a)に示す錐体状突起24と図9(b)に示す錐体状突起24とを一つの毛穴洗浄用ブラシに設けることもできる。
図10は、本発明の第4実施形態の毛穴洗浄用ブラシの要部である硬軟突起付突起34を示すものである。図10に示す硬軟突起付突起34は、ブラシ面13から突出するへら状の基部34aと、該基部34aから更に突出する、エラストマーで構成された第1先端突起34bと、第1先端突起34bを構成するエラストマーより硬い樹脂である硬質樹脂から構成された第2先端突起34cとを有している。
そして、その第2先端突起34cの先端部分が、図10(b)に示すように、複数の小突起34dに分割されている。図10に示す硬軟突起付突起34においては、基部34aを貫通して該基部34aの先端から突出する硬質樹脂により、第2先端突起34c及び全ての小突起34dが構成されている。
図10に示すように、第2先端突起34cが、その先端部分が、第2先端突起34cよりも更に小径の小突起34dを有することで、肌に過度の刺激を与えることを防止しつつ、毛穴洗浄効果を向上させることができる。なお、第2先端突起34が、その先端部分に有する小突起34dの個数は、2個、3個又は5個以上でも良く、例えば2個以上10個以下であることが好ましい。小突起34dは、先細り形状であることが好ましいが、先細り形状のものに制限されない。
なお、第1実施形態の毛穴洗浄用ブラシ10における硬軟突起付突起の第1先端突起14b及び第2先端突起14cについての説明は、矛盾しない限り、図8に示すへら状突起14や第2〜第4実施形態における硬軟突起付突起の第1先端突起及び第2先端突起の説明として適用可能である。
本発明は上述した各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。
例えば、第1実施形態の毛穴洗浄用ブラシは、ブラシ面に、へら状突起14、第1の錐体状突起15及び第2の錐体状突起16を有するものであったが、これに代えて、ブラシ面に、へら状突起14のみが形成されていても良く、へら状突起14と、第1の錐体状突起15及び第2の錐体状突起16の一方のみが形成されていても良い。また、へら状突起14の配置は多様に変形可能であり、例えば、ブラシ面13の長軸方向に直列した複数のへら状突起14からなる列が、1本のみ形成されていても良いし、ブラシ面13の短軸方向に直列した複数のへら状突起14からなる列が、1本のみ形成されていても良い。また、ブラシ面13の全域に亘って、へら状突起14と第1の錐体状突起15とが千鳥状に配置されていても良い。
また、第1実施形態の毛穴洗浄用ブラシにおけるへら状突起14の一部を、へら状の基部14a及び第1先端突起14bを有する一方、第2先端突起14cを有しないものに置換しても良い。また、硬軟突起付突起は、第1先端突起14bと第2先端突起14cとをそれぞれ1個のみ有するものであっても良い。また、第1実施形態の毛穴洗浄用ブラシから、第1の錐体状突起15又は第2の錐体状突起16を無くし、その代わりに図9(a)又は図9(b)に示す錐体状突起24を配置しても良い。
また、へら状突起14,14A,34は、基部14a,34aが楕円の横断面形状の他、長円や矩形等のその他の扁平な横断面形状を有するものであっても良く、第1の錐体状突起15、第2の錐体状突起16及び図9に示す錐体状突起24は、それぞれ、略円錐形状の他、角錐形状等であっても良い。さらに、へら状突起14及び第1の錐体状突起15の先端突起は、円錐形状以外のその他の形状のものであって良い。
また、第1の錐体状突起15は、基部15aの先端面の中央に配された先端突起15bのみを有するものであっても良いし、先端面に環状に配された先端突起15cのみを有するものであっても良い。また錐体状突起15,16,24として、基部15a,24aが円錐台状のものに代えて、基部15a,24aが角錐台状のものや、基部15a,24aの横断面形状が楕円形のもの等を設けても良い。角錐台状の基部としては、横断面形状が三角、四角、五角形、菱形等の多角形状のものが挙げられる。
また、本発明の毛穴洗浄用ブラシは、基台12から突出する把持部11を有しないものであっても良いし、環状の挿入部に手を挿入して手に装着可能なもの等であっても良い。
また、上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
本発明の毛穴洗浄用ブラシは、頭部以外の毛穴に使用しても良く、また、ペットや家畜等の身体や体毛のケア用に用いることもできる。
10 毛穴洗浄用ブラシ
11 把持部
12 基台
13 ブラシ面
14,14A,34 へら状突起(硬軟突起付突起)
14a,34a 基部
14b,34b 第1先端突起
14c,34c 第2先端突起
15 第1の錐体状突起
15a 基部
15b,15c 先端突起
16 第2の錐体状突起
17 基台本体
24 錐体状突起(硬軟突起付突起)
24a 基部
24b 第1先端突起
24c 第2先端突起

Claims (8)

  1. 基台のブラシ面から突出する複数の突起を備えた毛穴洗浄用ブラシであって、
    前記複数の突起の一部又は全部が、硬軟突起付突起であり、
    前記硬軟突起付突起は、前記ブラシ面から突出するエラストマーで構成された基部を有し、該突起の先端部分に、エラストマーで構成された第1先端突起、及び第1先端突起を構成するエラストマーより硬い樹脂である硬質樹脂で構成された第2先端突起を有し、
    前記硬軟突起付突起は、前記第1先端突起を複数有しており、前記第2先端突起は、前記第1先端突起間に存在するか又は環状に配置された複数の前記第1先端突起に周囲を囲まれている、毛穴洗浄用ブラシ。
  2. 前記第2先端突起は、先端に向けて先細りの形状を有し、先端及び基端における太さが、前記第1先端突起の基端より小さい、請求項1に記載の毛穴洗浄用ブラシ。
  3. 前記硬軟突起付突起としてへら状突起を備え、該へら状突起は、前記基部が扁平な横断面形状を有しており、前記第1先端突起及び前記第2先端突起が、前記扁平な横断面形状の長軸方向に並べて形成されている、請求項1又は2に記載の毛穴洗浄用ブラシ。
  4. 前記硬軟突起付突起として錐台状突起を備え、該錐台状突起は、前記基部が円錐台状又は角錐台状であり、前記先端部分に、前記第1先端突起及び前記第2先端突起を備える、請求項1〜の何れか1項に記載の毛穴洗浄用ブラシ。
  5. 前記第2先端突起は、前記基部内に一部が配された硬質樹脂における、該基部の先端から突出する部分からなる、請求項1〜の何れか1項に記載の毛穴洗浄用ブラシ。
  6. 前記第2先端突起を構成する硬質樹脂は、前記基部を、その高さ方向に貫通して存在している、請求項に記載の毛穴洗浄用ブラシ。
  7. 前記硬軟突起付突起は、エラストマーから形成されたエラストマー部分と、該エラストマーより硬い樹脂である硬質樹脂から形成された硬質樹脂部分とが、2色成形又はインサート成形により一体成形されている、請求項6に記載の毛穴洗浄用ブラシ。
  8. エラストマーから形成されたエラストマー部分と、該エラストマーより硬い樹脂である硬質樹脂から形成された硬質樹脂部分とを有する底盤部を有し、
    前記硬軟突起付突起は、前記底盤部から突出しており、
    前記第2先端突起は、前記硬質樹脂から形成されており、
    前記基部における前記硬質樹脂からなる部分以外の部分及び前記第1先端突起は、前記エラストマーから形成されている、請求項6又は7に記載の毛穴洗浄用ブラシ。
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