JP3181935U - 接点構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】異物の滞留を防ぐことができ、接点の接離を繰り返しても接触が安定する接点構造を提供する。
【解決手段】固定接点2と、固定接点2に対向して配置され、固定接点2と接離可能な可動接点3と、を備えた接点構造1であって、固定接点2は、可動接点3と対向する第1対向面2aを有し、第1対向面2aには、少なくとも3列に分けて並べて配置された複数の凸部が形成され、可動接点3は、固定接点2と対向する第2対向面3aを有し、第2対向面3aには、複数の凸部のいずれかと対向し且つ接離可能な、直線状の複数の溝部が形成され、複数の溝部は、複数の凸部のうちの中間の列に配置された凸部と対向する第1溝部と、第1列又は最終列に配置された凸部と対向する第2溝部と、を有し、第2溝部は、第1溝部と直交する方向に配置されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本考案は、接点構造に関し、特に、スイッチやリレー等の電子装置に使用される接点構造に関する。
近年、車両用のスイッチやリレー等の電子装置に使用される接点として、接点の接離を繰り返しても接触が安定している接点構造が求められている。このような接点構造としては、例えば特許文献1に示すような電気接点が提案されている。
図15は、特許文献1に係る従来の電気接点を示す説明図である。図15に示すように、特許文献1に記載の電気接点では、導体板102に電気接点101が取り付けられている。電気接点101の一端部aには、深い凹凸を有する凹凸部103aが形成され、他端部には、浅い凹凸を有する凹凸部103bが形成されている。そして、凹凸部103aから凹凸部103bにかけて、徐々に凹凸の深さ(高さ)が浅く(低く)なっている。
特許文献1に記載の電気接点では、このような電気接点101を2つ備え、可動接点と固定接点とに使用される。可動接点と固定接点とは、凹凸部が形成された面が互いに対向するように配置される。尚、可動接点と固定接点との一方に所定の角度が設けられて非平行に配置され、初期段階(接点の接離を繰り返す前)では、可動接点側の凹凸部103aと固定接点側の凹凸部103aとが接触する。接点の接離を繰り返すうちに、凹凸部103aが押し潰されて徐々に凹凸部103bの側に接触位置がずれていく。そして、電気接点101上の接触位置がずれることによって新しい接触部分が供給される。
特開2007−294216
しかしながら、このような電気接点の構造では、可動接点と固定接点との接離を繰り返すうちに凹凸部に異物が滞留し、可動接点と固定接点との接触が阻害される可能性があった。
本考案は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、異物の滞留を防ぐことができ、接点の接離を繰り返しても接触が安定する接点構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の接点構造は、固定接点と、前記固定接点に対向して配置され、前記固定接点と接離可能な可動接点と、を備えた接点構造であって、前記固定接点は、前記可動接点と対向する第1対向面を有し、前記第1対向面には、少なくとも3列に分けて並べて配置された複数の凸部が形成され、前記可動接点は、前記固定接点と対向する第2対向面を有し、前記第2対向面には、前記複数の凸部のいずれかと対向し且つ接離可能な、直線状の複数の溝部が形成され、前記複数の溝部は、前記複数の凸部のうちの中間の列に配置された凸部と対向する第1溝部と、第1列又は最終列に配置された凸部と対向する第2溝部と、を有し、前記第2溝部は、前記第1溝部と直交する方向に配置されていることを特徴とする。
この接点構造では、固定接点の凸部と可動接点の溝部との間に生じた異物を、固定接点と可動接点との接離に伴う振動によって、可動接点の溝部に沿って移動させることができる。しかも、互いに直交する方向に配置された第1溝部と第2溝部とによって、異物を複数の方向に移動させることができる。そのため、凸部から溝部に次々と異物が供給されても、異物の移動が1つの方向に集中するのを防ぐことができ、溝部の目詰まりを抑制することができる。その結果、接点構造から異物を除去し、異物の滞留を防ぐことができるので、固定接点と可動接点との接離を繰り返しても接触が安定する。
請求項2に記載の接点構造は、請求項1に記載の接点構造において、前記凸部のそれぞれは、少なくとも2つの斜面を有し、前記2つの斜面が、前記凸部と対向するそれぞれの前記溝部と接離可能に配置されていることを特徴とする。
この接点構造では、固定接点と可動接点との接触時に、固定接点の凸部と可動接点の溝部との間にすき間ができる。そして、固定接点の凸部と可動接点の溝部との間に生じた異物を、そのすき間を通って移動させることができる。そのため、異物は溝部に沿って移動し易くなる。その結果、異物の除去がさらに容易になる。
請求項3に記載の接点構造は、請求項1又は請求項2に記載の接点構造において、前記第1対向面は、湾曲した凸面であり、前記凸面上に前記複数の凸部が形成されていることを特徴とする。
この接点構造では、固定接点の第1対向面が上方を向くように配置すれば、第1対向面の上に生じた異物は、固定接点と可動接点との接離に伴う振動によって、第1対向面に沿って第1対向面の外周部の方へ移動し易くなる。そのため、第1対向面のこのような構造を利用して、異物を第1対向面から第1対向面の外へ移動させることができる。その結果、異物の除去がさらに容易になる。
請求項4に記載の接点構造は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の接点構造において、前記複数の溝部は、前記第2対向面の外周部まで延びていることを特徴とする。
この接点構造では、溝部に次々と異物が供給されても、第2対向面の外周部から第2対向面の外へ排出され易い。そのため、溝部の目詰まりをさらに抑制することができる。その結果、異物の除去がさらに容易となる。
請求項5に記載の接点構造は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の接点構造において、前記複数の凸部のうちの1つの凸部は、前記第1対向面の中央に配置され、前記複数の溝部のうちの少なくとも2つの溝部は、前記第1対向面の中央に配置された前記凸部と対向し、且つ、互いに直交することを特徴とする。
この接点構造では、第1対向面の中央に配置された凸部に生じた異物を、互いに直交する2つの溝部によって複数の方向に移動させることができる。そのため、第1対向面の中央に配置された凸部から溝部に次々と異物が供給されても、溝部の目詰まりを抑制することができる。その結果、異物の除去がさらに容易となる。
請求項6に記載の接点構造は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の接点構造において、前記可動接点は、回動軸を有する回動型の接点であり、前記可動接点の前記回動軸とは異なる位置に、前記第2対向面が配置されていることを特徴とする。
この接点構造では、固定接点と可動接点との接離に伴い、可動接点が回動し、第2対向面の位置が変化して振動が発生する。そして、このような振動を利用して異物の移動を促すことができる。その結果、異物の除去がさらに容易になる。
請求項7に記載の接点構造は、請求項6に記載の接点構造において、前記第1溝部と前記第2溝部とのうちのどちらかが、前記回動軸と平行な方向に沿って配置されていることを特徴とする。
この接点構造では、固定接点と可動接点との接触時には、回動軸と平行な方向に沿って配置された溝部は、回り込むように凸部6と接触する。そして、溝部は、凸部の斜面を擦るようにして凸部の斜面と接触する。このような溝部の動作を利用して、凸部の斜面に付着した異物を擦り取ることができる。その結果、異物の除去がさらに容易となる。
本考案の接点構造では、固定接点の第1対向面には、少なくとも3列に分けて並べて配置された複数の凸部が形成されている。そして、可動接点の第2対向面には、複数の凸部のいずれかと対向し且つ接離可能な、直線状の複数の溝部が形成されている。そのため、固定接点の凸部と可動接点の溝部との間に生じた異物を、固定接点と可動接点との接離に伴う振動によって、可動接点の溝部に沿って移動させることができる。また、複数の溝部は、複数の凸部のうちの中間の列に配置された凸部と対向する第1溝部と、第1列又は最終列に配置された凸部と対向する第2溝部と、を有し、第2溝部は、前記第1溝部と直交する方向に配置されている。そのため、第1溝部と第2溝部とによって、異物を複数の方向に移動させることができる。そして、凸部から溝部に次々と異物が供給されても、異物の移動が1つの方向に集中するのを防ぐことができ、溝部の目詰まりを抑制することができる。その結果、接点構造から異物を除去し、異物の滞留を防ぐことができるので、固定接点と可動接点との接離を繰り返しても接触が安定する。したがって、本考案によれば、異物の滞留を防ぐことができ、接点の接離を繰り返しても接触が安定する接点構造を提供することができる。
本考案の実施形態に係る接点構造1を示す斜視図である。 図1に示す固定接点2の斜視図である。 図2に示す固定接点2の構造を示す説明図である。 図1に示す可動接点3の斜視図である。 図4に示す可動接点3の構造を示す説明図である。 図1に示す固定接点2と可動接点3との配置を上面から見た説明図である。 図6に示す固定接点2と可動接点3との配置を側面から見た説明図である。 図7に示す凸部6と溝部9との関係を示す説明図である。 図1に示す接点構造1の動作を模式的に示す説明図である。 図7に示す固定接点2と可動接点3との動作を模式的に示す説明図である。 図8に示す凸部6と溝部9との動作を模式的に示す説明図である。 本考案の変形例に係る固定接点2の斜視図である。 本考案の変形例に係る可動接点3の斜視図である。 本考案の変形例に係る溝部9の構造を示す説明図である。 特許文献1に係る従来の電気接点を示す説明図である。
以下、本考案の実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、各図において、X1方向を左、X2方向を右、Y1方向を前方、Y2方向を後方、Z1方向を上方、Z2方向を下方として、説明を進める。
まず、本考案の実施形態に係る接点構造1の構成について、図1ないし図5を用いて説明する。図1は、本考案の実施形態に係る接点構造1を示す斜視図である。図2は、図1に示す固定接点2の斜視図である。図3は、図2に示す固定接点2の構造を示す説明図である。図3(a)は、固定接点2の上面図である。図3(b)は、図3(a)のA−A断面を示す断面図である。図4は、図1に示す可動接点3の斜視図である。図5は、図4に示す可動接点3の構造を示す説明図である。図5(a)は、可動接点3の下面図である。図5(b)は、図5(a)のB−B断面を示す断面図である。
図1に示すように、接点構造1は、固定接点2と可動接点3とを備えている。可動接点3は、固定接点2と対向するように、固定接点2の上方(Z1方向)に配置されている。可動接点3の後方(Y2方向)は支持部4と繋がっている。可動接点3と支持部4とは、回動軸5を中心に回動できるようになっている。
固定接点2は、例えば導電性を有する金属の板状部材でできている。図1に示すように、固定接点2は、前後(Y1−Y2)方向に延びる略直方体の形状をしている。固定接点2は、上(Z1)側に可動接点3と対向する第1対向面2aを有している。図2及び図3に示すように、第1対向面2aは、左右(X1−X2)方向と前後(Y1−Y2)方向とに辺を有する略長方形の形状をしている。尚、第1対向面2aは、その中央を頂点として上方(Z1方向)に凸となるように緩やかに湾曲した凸面となっている。
固定接点2の第1対向面2aには、9つの凸部6が配置されている。凸部6は、左右(X1−X2)方向に3列に分けられ、前後(Y1−Y2)方向に3つずつ並べて配置されている。以下、凸部6のそれぞれの位置については、左(X1)方向から右(X2)方向に向かって第1列、第2列、第3列(最終列)、前方(Y1方向)から後方(Y2方向)に向かって第1段、第2段、第3段、として説明を進める。
凸部6は、第2列の第2段に配置された中央凸部7と、中央凸部7の周辺に配置された8つの周辺凸部8と、からなる。中央凸部7は、第1対向面2aの中央に配置されている。周辺凸部8は、第2列の第1段と第3段とに配置された2つの周辺第1凸部8Aと、第1列の第1段と第3段とに配置された2つの周辺第2凸部8Bと、第3列の第1段と第3段とに配置された2つの周辺第3凸部8Cと、第1列と第3列との第2段に配置された2つの周辺第4凸部8Dと、からなる。8つの周辺凸部8は、第1対向面2aの中央を中心に点対称となる位置に配置されている。
可動接点3は、例えば導電性を有する金属の板状部材でできている。図1に示すように、可動接点3と支持部4とは一体的に形成されている。図1に示す可動接点3と支持部4とのうち、前後(Y1−Y2)方向に延びる略直方体の部分が可動接点3であり、可動接点3の後方(Y2方向)の湾曲した部分が支持部4である。
支持部4は、上下(Z1−Z2)方向に湾曲しながら可動接点3の後方(Y2方向)に延びている。可動接点3と支持部4とは、支持部4の前後(Y1−Y2)方向の中間付近を通って左右(X1−X2)方向に延びる回動軸5を中心に回動できるようになっている。可動接点3の第2対向面3aと回動軸5とは離れた位置に配置されて、可動接点3の回動時に第2対向面3aの位置が上下(Z1−Z2)方向に変化するようになっている。
可動接点3は、下(Z2)側に固定接点2の第1対向面2aと対向する第2対向面3aを有している。図4及び図5に示すように、第2対向面3aは、左右(X1−X2)方向と前方(Y1方向)とに辺を有する略長方形の形状をしている。以下、第2対向面3aの左(X1)側の辺を第1辺3b、右(X2)側の辺を第2辺3c、前方(Y1方向)の辺を第3辺3dとして説明を進める。第1辺3bと第2辺3cと第3辺3dとは、第2対向面3aの外周と繋がった外周部3eとなっている。
可動接点3の第2対向面3aには、6つの溝部9が形成されている。溝部9は、前後(Y1−Y2)方向に直線状に延びる1つの第1溝部10と、左右(X1−X2)方向に直線状に延びる5つの第2溝部11と、からなる。
第1溝部10は、第2対向面3aの左右(X1−X2)方向の中央に配置されている。第1溝部10の前方(Y1方向)の端部は、第2対向面3aの第3辺3dまで延びている。
第2溝部11は、第2対向面3aの左(X1)側に配置された2つの左第2溝部11Aと、第2対向面3aの右(X2)側に配置された2つの右第2溝部11Bと、第2対向面3aの前後(Y1−Y2)方向の中央に配置された1つの中央第2溝部11Cと、からなる。2つの左第2溝部11Aの左(X1)側の端部は、それぞれ第2対向面3aの第1辺3bまで延びている。2つの右第2溝部11Bの右(X2)側の端部は、それぞれ第2対向面3aの第2辺3cまで延びている。中央第2溝部11Cの左(X1)側の端部は、第2対向面3aの第1辺3bまで延びている。中央第2溝部11Cの右(X2)側の端部は、第2対向面3aの第2辺3cまで延びている。
可動接点3の第2対向面3aには、さらに2つの第3溝部12が形成されている。2つの第3溝部12は、前後(Y1−Y2)方向に直線状に延びている。第3溝部12は、第1溝部10の左(X1)側に配置された左第3溝部12Aと、第1溝部10の右(X2)側に配置された右第3溝部12Bと、からなる。
次に、固定接点2と可動接点3との配置について、図6ないし図8を用いて説明する。図6は、図1に示す固定接点2と可動接点3との配置を上面から見た説明図である。図7は、図6に示す固定接点2と可動接点3との配置を側面から見た説明図である。図7は、図6のC−C断面を示している。図8は、図7に示す凸部6と溝部9との関係を示す説明図である。図8では、代表として凸部6のうちの周辺第4凸部8Dと溝部9のうちの中央第2溝部11Cとの関係を示している。
図6及び図7に示すように、可動接点3は、固定接点2の上方(Z1方向)に配置されている。可動接点3の第2対向面3aは、固定接点2の第1対向面2aと対向している。そして、図6に示すように、可動接点3の溝部9は、固定接点2の凸部6とそれぞれ対向している。第1溝部10は、中央凸部7と2つの周辺第1凸部8Aと対向している。2つの左第2溝部11Aは、それぞれ第2周辺凸部8Bと対向している。2つの右第2溝部11Bは、それぞれ第3周辺凸部8Cと対向している。中央第2溝部11Cは、中央凸部7と2つの第4周辺凸部8Dと対向している。尚、本実施形態では、第3溝部12は、どの凸部6とも対向しない。
凸部6と溝部9の関係についてもう少し詳しく説明する。ここでは、代表として、凸部6のうちの周辺第4凸部8Dと溝部9のうちの中央第2溝部11Cとの関係について説明する。図8に示すように、凸部6(周辺第4凸部8D)は、上端部6aと、上端部6aから斜め下方に広がるように延びる2つの斜面6bと、固定接点2の第1対向面2aと繋がる2つの下端部6cと、を有している。凸部6の下端部6c付近の幅を第1の幅W1とし、凸部6の上端部6a付近の幅を第2の幅W2とすると、第1の幅W1は、第2の幅W2よりも広くなっている。
溝部9(中央第2溝部11C)は、上端部9aと、上端部9aから下方(Z2方向)に延びる2つの側面9bと、可動接点3の第2対向面3aと繋がる2つの下端部9cと、を有している。溝部9の下端部9c付近の溝幅を第3の幅W3とすると、第3の幅W3は、図8(a)に示す第1の幅W1よりも狭く、且つ、第2の幅W2よりも広くなっている。
溝部9(中央第2溝部11C)は、凸部6(周辺第4凸部8D)の上方(Z1方向)に配置されている。しかも、溝部9(中央第2溝部11C)の上端部9aが凸部6(周辺第4凸部8D)の上端部6aの上方(Z1方向)に位置し、溝部9(中央第2溝部11C)の2つの下端部9cがそれぞれ凸部6(周辺第4凸部8D)の斜面6bの上方(Z1方向)に位置するように、溝部9(中央第2溝部11C)が配置されている。そのため、可動接点3が下方(Z2方向)に移動したとき、凸部6(周辺第4凸部8D)の2つの斜面6bと溝部9(中央第2溝部11C)の2つの下端部9cとがそれぞれ接触する。
尚、他の位置に配置された凸部6も、周辺第4凸部8Dと同様に上端部6aと2つの斜面6bと2つの下端部6cとを有する。他の位置に配置された溝部9も、中央第2溝部11Cと同様に上端部9aと2つの側面9bと2つの下端部9cとを有する。そして、可動接点3が下方(Z2方向)に移動したとき、凸部6の2つの斜面6bと溝部9の2つの下端部9cとがそれぞれ接触する。
次に、接点構造1の動作について、図9及び図11を用いて説明する。以下、固定接点2と可動接点3とが離反している状態を操作前(又は操作後)、固定接点2と可動接点3とが接触している状態を操作時として、説明を進める。図9は、図1に示す接点構造1の動作を模式的に示す説明図である。図9(a)は操作前であり、図9(b)は操作時である。図10は、図7に示す固定接点2と可動接点3との動作を模式的に示す説明図である。図10(a)は操作前であり、図10(b)は操作時である。図11は、図8に示す凸部6と溝部9との動作を模式的に示す説明図である。図11(a)は操作前であり、図11(b)は操作時である。図11では、代表として凸部6のうちの周辺第4凸部8Dと溝部9のうちの中央第2溝部11Cとの動作を示している。
まず、図9を用いて接点構造1の動作を説明する。図9に示すように、操作前には、可動接点3は固定接点2の上方(Z1方向)に位置している。固定接点2と可動接点3とは離反している。操作時には、外部から力が加えられて可動接点3と支持部4とが回動軸5を中心に回動する。そして、可動接点3が下方(Z2方向)に移動して固定接点2と可動接点3とが接触する。操作後には、外部からの力が解除され、図示しない手段によって可動接点3と支持部4とが操作時とは逆方向に回動する。そして、可動接点3が上方(Z1方向)に移動し、再び操作前の状態に戻る。固定接点2と可動接点3とはこのようにして接離を繰り返す。
次に、図10及び図11を用いて固定接点2と可動接点3との動作をもう少し詳しく説明する。操作前には、図10に示すように、可動接点3の溝部9は固定接点2の凸部6の上方(Z1方向)に位置している。そして、図11に示すように、溝部9の2つの下端部9cは凸部6の2つの斜面6bの上方(Z1方向)に位置している。固定接点2の凸部6の2つの斜面6bと可動接点3の溝部9の2つの下端部9cとは離反している。操作時には、図10に示すように、可動接点3の第2対向面3aが下方(Z2方向)に移動し、可動接点3の溝部9が固定接点2の凸部6に近付く。そして、図11に示すように、凸部6の2つの斜面6bと溝部9の2つの下端部9cとがそれぞれ接触する。操作後には、可動接点3の第2対向面3aが上方(Z1方向)に移動し、再び固定接点2の凸部6の2つの斜面6bと可動接点3の溝部9の2つの下端部9cとが離反する。
図11に示すように、固定接点2と可動接点3との接触に伴い、凸部6の上端部6aと溝部9の上端部9aとの間にはすき間ができる。このすき間を第1のすき間13とし、第1のすき間13の間隔を第1の間隔D1とする。凸部6の下端部6cと溝部9の下端部9cとの間にもすき間ができる。このすき間を第2のすき間14とし、第2のすき間14の間隔を第2の間隔D2とする。また、固定接点2と可動接点3との接離に伴い、可動接点3の第2対向面3aの位置が上下(Z1−Z2)方向に変化し、可動接点3が振動する。
尚、操作時に、固定接点2の9つの凸部6のうちの全ての凸部6が可動接点3の溝部9と接触していなくても構わない。本実施形態では、少なくとも1つの凸部6の一方の斜面6bが対応する溝部9の下端部9cと接触すれば、接点としての機能を果たすことができる。
次に、異物の除去の原理について説明する。まず、固定接点2の凸部6の斜面6bに異物が生じた場合について説明する。凸部6の斜面6bに生じた異物は、凸部6の斜面6bに沿って凸部6の下端部6cに移動し易い。しかも、固定接点2の第1対向面2aは上方(Z1方向)に凸となるように湾曲した凸面となっているので、凸部6の下端部6cに移動した異物は第1対向面2aに沿って、第1対向面2aの外周部3eの方へ移動し易い。そのため、固定接点2と可動接点3との接離に伴う振動によって、異物を凸部6の斜面6bから第1対向面2aを経て第1対向面2aの外へ移動させ、接点構造1から除去することができる。固定接点2の凸部6の下端部6cに異物が生じた場合でも、前述した第1対向面2aの構造により、異物を凸部6の下端部6cから第1対向面2aを経て第1対向面2aの外へ移動させ、接点構造1から除去することができる。
次に、固定接点2の凸部6と可動接点3の溝部9との間に異物が生じた場合について説明する。可動接点3の第2対向面3aには溝部9が形成されており、固定接点2と可動接点3との接触時に、凸部6の上端部6aと溝部9の上端部9aとの間には第1のすき間13ができるようになっている。そのため、凸部6の上端部6aと溝部9の上端部9aとの間に異物が生じても、固定接点2と可動接点3との接離に伴って異物が押し潰されることはなく、しかも、異物は溝部9の延長方向に沿って第1のすき間13を通って移動することができる。そのため、異物に固定接点2と可動接点3との接離に伴う振動によって、異物を溝部9の延長方向に沿って移動させた後に第1対向面2aの上に落下させ、第1対向面2aから第1対向面2aの外へ移動させることができる。このようにして異物を接点構造1から除去することができる。
このような接点構造1において、例えば、全ての溝部9が前後(Y1−Y2)方向のみに延びるように配置されていた場合、凸部6の上端部6aから異物が移動する方向が前後(Y1−Y2)方向に限定されてしまう。そのため、複数の凸部6から溝部9に次々と異物が供給されると、異物の除去が追いつかなくなり、溝部9が目詰まりし易くなる。しかしながら、本実施形態では、溝部9は、前後(Y1−Y2)方向に直線状に延びる1つの第1溝部10と、左右(X1−X2)方向に直線状に延びる5つの第2溝部11と、からなり、9つの凸部6に生じた異物を、前後(Y1−Y2)方向と左右(X1−X2)方向とに分散して移動させることができる。そのため、異物の移動が1つの方向に集中するのを防ぐことができ、溝部9の目詰まりを抑制することができる。
また、本実施形態では、溝部9は、可動接点3の第2対向面3aの外周部3eまで延びているので、溝部9に次々と異物が供給されても、外周部3e側から第2対向面3aの外へ排出され易い。そのため、溝部9の目詰まりをさらに抑制することができる。
また、本実施形態では、第1溝部10と中央第2溝部11Cとは、共に中央凸部7と対向し、且つ、第2対向面3aの中央で互いに直交している。そのため、第1溝部10と中央第2溝部11Cとによって、中央凸部7に生じた異物を前後(Y1−Y2)方向と左右(X1−X2)方向とに分散して移動させることができる。そして、中央凸部7から溝部9に次々と異物が供給されても、溝部9の目詰まりを抑制することができる。
次に、固定接点2の凸部6の斜面6bに異物が付着した場合について説明する。本実施形態では、溝部9のうちの5つの第2溝部11は、回動軸5と平行な方向に延びている。そして、操作時には、可動接点3が回動軸5を中心に回動することによって固定接点2と可動接点3とが接触する。そのため、操作時には、第2溝部11(溝部9)は、凸部6の上方(Z1方向)から回り込むように凸部6と接触する。そして、第2溝部11(溝部9)の下端部9cは、凸部6の斜面6bを擦るようにして凸部6の斜面6bと接触する。第2溝部11と対向する凸部6の斜面6bに異物が付着した場合、このような第2溝部11(溝部9)の動作を利用して凸部6の斜面6bから擦り取ることができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態の接点構造1では、固定接点2の第1対向面2aには、3列に分けて並べて配置された9つの凸部6が形成されている。可動接点3の第2対向面3aには、9つの凸部6のいずれかと対向し且つ接離可能な、直線状の6つの溝部9が形成されている。そのため、固定接点2の凸部6と可動接点3の溝部9との間に生じた異物を、固定接点2と可動接点3との接離に伴う振動によって、可動接点3の溝部9に沿って移動させることができる。しかも、互いに直交する方向に配置された第1溝部10と第2溝部11とによって、異物を前後(Y1−Y2)方向と左右(X1−X2)方向とに移動させることができる。そのため、凸部6から溝部9に次々と異物が供給されても、異物の移動が1つの方向に集中するのを防ぐことができ、溝部9の目詰まりを抑制することができる。その結果、接点構造1から異物を除去し、異物の滞留を防ぐことができるので、固定接点2と可動接点3との接離を繰り返しても接触が安定する。
また、本実施形態の接点構造1では、凸部6のそれぞれは、2つの斜面6bを有し、2つの斜面6bが、凸部6と対向するそれぞれの溝部9の下端部9cと接離可能に配置されている。凸部6と溝部9とがこのような構造である場合、固定接点2と可動接点3との接触時に、凸部6の上端部6aと溝部9の上端部9aとの間に第1のすき間13ができる。そして、固定接点2の凸部6と可動接点3の溝部9との間に生じた異物を、第1のすき間13を通って移動させることができる。そのため、異物を溝部9に沿って移動させ易くなる。その結果、異物の除去がさらに容易になる。
また、本実施形態の接点構造1では、固定接点2の第1対向面2aは、上方(Z1方向)に凸となるように湾曲した凸面となっているので、第1対向面2aの上に生じた異物は、第1対向面2aに沿って、第1対向面2aの外周部3eの方へ移動し易い。そのため、固定接点2と可動接点3との接離に伴う振動によって、異物を凸部6の斜面6bから第1対向面2aを経て第1対向面2aの外へ移動させ、異物を除去することができる。その結果、異物の除去がさらに容易になる。
また、本実施形態の接点構造1では、6つの溝部9は、第2対向面3aの外周部3eまで延びているので、溝部9に次々と異物が供給されても、第2対向面3aの外周部3eから第2対向面3aの外へ排出され易い。そのため、溝部9の目詰まりをさらに抑制することができる。その結果、異物の除去がさらに容易となる。
また、本実施形態の接点構造1では、第1溝部10と中央第2溝部11Cとは、共に中央凸部7と対向し、且つ、第2対向面3aの中央で互いに直交している。そのため、中央凸部7に生じた異物を、第1溝部10と中央第2溝部11Cとによって、前後(Y1−Y2)方向と左右(X1−X2)方向とに移動させることができる。そのため、中央凸部7から溝部9に次々と異物が供給されても、溝部9の目詰まりを抑制することができる。その結果、異物の除去がさらに容易となる。
また、本実施形態の接点構造1では、可動接点3は、左右(X1−X2)方向に延びる回動軸5を有する回動型の接点であり、回動軸5を中心に回動可能となっている。そして、可動接点3の第2対向面3aは、回動軸5とは離れた異なる位置に配置されている。そのため、固定接点2と可動接点3との接離に伴い、可動接点3が回動し、第2対向面3aの位置が上下(Z1−Z2)方向に変化して振動が発生する。そして、このような振動を利用して異物の移動を促すことができる。その結果、異物の除去がさらに容易になる。
また、本実施形態の接点構造1では、5つの第2溝部11は、回動軸5と平行に配置されている。そのため、操作時には、第2溝部11(溝部9)は、凸部6の上方(Z1方向)から回り込むように凸部6と接触する。そして、第2溝部11(溝部9)の下端部9cは、凸部6の斜面6bを擦るようにして凸部6の斜面6bと接触する。このような第2溝部11(溝部9)の動作を利用して、第2溝部11と対向する凸部6の斜面6bに付着した異物を斜面6bから擦り取ることができる。その結果、異物の除去がさらに容易となる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、異物の滞留を防ぐことができ、接点の接離を繰り返しても接触が安定する接点構造を提供することができる。
以上、本考案の実施形態について説明してきたが、本考案は上記の実施形態に限定されず、本考案の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更することができる。例えば以下のような変形例においても、前述したような効果が期待できる。
以下、本実施形態の変形例について、図12ないし図14を用いて説明する。図12は、本考案の変形例に係る固定接点の斜視図である。図13は、本考案の変形例に係る可動接点の斜視図である。図14は、本考案の変形例に係る溝部の構造を示す説明図である。尚、本実施形態と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本変形例は、本考案の実施形態において、固定接点2の凸部6の配置と、可動接点3の溝部9の配置と、溝部9の断面形状と、を変更したものであり、それ以外の構造は、前述した実施形態と同じである。
まず、本変形例の凸部6の配置について説明する。図12に示すように、固定接点2の第1対向面2aには、13個の凸部6が配置されている。凸部6は、左右(X1−X2)方向に5列に分けられ、前後(Y1−Y2)方向に2つ又は3つずつ並べて配置されている。以下、凸部6のそれぞれの位置については、左(X1)方向から右(X2)方向に向かって第1列、第2列、第3列、第4列、第5列(最終列)、前方(Y1方向)から後方(Y2方向)に向かって第1段、第2段、第3段、として説明を進める。
凸部6は、第3列の第2段に配置された中央凸部7と、中央凸部7の周辺に配置された12個の周辺凸部8と、からなる。中央凸部7第1対向面2aの中央に配置されている。周辺凸部8は、第3列の第1段と第3段とに配置された2つの周辺第1凸部8Aと、第1列の第1段と第3段とに配置された2つの周辺第2凸部8Bと、第5列の第1段と第3段とに配置された2つの周辺第3凸部8Cと、第1列と第5列との第2段に配置された2つの周辺第4凸部8Dと、第2列の第1段と第2段とに配置された2つの周辺第5凸部8Eと、第4列の第1段と第2段とに配置された2つの周辺第6凸部8Fと、からなる。12個の周辺凸部8は、第1対向面2aの中央を中心に点対称となる位置に配置されている。
次に、本変形例の溝部9の配置について説明する。図13に示すように、可動接点3の第2対向面3aには、直線状の8つの溝部9が形成されている。溝部9は、前後(Y1−Y2)方向に直線状に延びる3つの第1溝部10と、左右(X1−X2)方向に直線状に延びる5つの第2溝部11と、からなる。
第1溝部10は、第2対向面3aの左(X1)側に配置された左第1溝部10Aと、第2対向面3aの右(X2)側に配置された右第1溝部10Bと、第2対向面3aの左右(X1−X2)方向の中央に配置された中央第1溝部10Cと、からなる。左第1溝部10Aは、2つの周辺第5凸部8Eと対向している。右第1溝部10Bは、2つの周辺第5凸部8Eと対向している。中央第1溝部10Cは、中央凸部7と2つの周辺第3凸部8Cと対向している。左第1溝部10Aと右第1溝部10Bと中央第1溝部10Cとの前方(Y1方向)の端部は、それぞれ第2対向面3aの第3辺3dまで延びている。
第2溝部11は、第2対向面3aの左(X1)側に配置された2つの左第2溝部11Aと、第2対向面3aの右(X2)側に配置された2つの右第2溝部11Bと、第2対向面3aの前後(Y1−Y2)方向の中央に配置された1つの中央第2溝部11Cと、からなる。左第2溝部11Aは、それぞれ周辺第2凸部8Bと対向している。左第2溝部11Aの左(X1)側の端部は、それぞれ第2対向面3aの第1辺3bまで延びている。右第2溝部11Bは、それぞれ周辺第3凸部8Cと対向している。右第2溝部11Bの右(X2)側の端部は、それぞれ第2対向面3aの第2辺3cまで延びている。中央第2溝部11Cは、中央凸部7と2つの周辺第2凸部8Bと対向している。中央第2溝部11Cの左(X1)側の端部は、第2対向面3aの第1辺3bまで延びている。中央第2溝部11Cの右(X2)側の端部は、第2対向面3aの第2辺3cまで延びている。
次に、本変形例の溝部9の断面形状について説明する。図14に示すように、溝部9はそれぞれ、上端部9aと、2つの側面9bと、可動接点3の第2対向面3aと繋がる2つの下端部9cと、を有している。側面9bは、上端部9aから斜め下方に広がるように延びる斜面となっている。溝部9の下端部9c付近の溝幅を第3の幅W3とし、上端部9a付近の溝幅を第4の幅W4とすると、第3の幅W3は第4の幅W4よりも広くなっている。このように、溝部9の側面9bは、傾斜を持った斜面であっても構わない。但し、溝部9の2つの側面9bの傾斜は、凸部6の2つの斜面の傾斜よりも急になっている。そのため、操作時には、前述した実施形態と同様に凸部6の2つの斜面6bと溝部9の2つの下端部9cとがそれぞれ接触する。
以上、本変形例について説明したが、このような変形例においても、前述した実施形態で得られる効果と同様の効果が得られる。
1 接点構造
2 固定接点
2a 第1対向面
3 可動接点
3a 第2対向面
3b 第1辺
3c 第2辺
3d 第3辺
3e 外周部
4 支持部
5 回動軸
6 凸部
6a 上端部
6b 斜面
6c 下端部
7 中央凸部
8 周辺凸部
8A 周辺第1凸部
8B 周辺第2凸部
8C 周辺第3凸部
8D 周辺第4凸部
8E 周辺第5凸部
8F 周辺第6凸部
9 溝部
9a 上端部
9b 側面
9c 下端部
10 第1溝部
10A 左第1溝部
10B 右第1溝部
10C 中央第1溝部
11 第2溝部
11A 左第2溝部
11B 右第2溝部
11C 中央第2溝部
12 第3溝部
12A 左第3溝部
12B 右第3溝部
13 第1のすき間
14 第2のすき間

Claims (7)

  1. 固定接点と、前記固定接点に対向して配置され、前記固定接点と接離可能な可動接点と、を備えた接点構造であって、
    前記固定接点は、前記可動接点と対向する第1対向面を有し、
    前記第1対向面には、少なくとも3列に分けて並べて配置された複数の凸部が形成され、
    前記可動接点は、前記固定接点と対向する第2対向面を有し、
    前記第2対向面には、前記複数の凸部のいずれかと対向し且つ接離可能な、直線状の複数の溝部が形成され、
    前記複数の溝部は、前記複数の凸部のうちの中間の列に配置された凸部と対向する第1溝部と、第1列又は最終列に配置された凸部と対向する第2溝部と、を有し、
    前記第2溝部は、前記第1溝部と直交する方向に配置されていることを特徴とする接点構造。
  2. 前記凸部のそれぞれは、少なくとも2つの斜面を有し、
    前記2つの斜面が、前記凸部と対向するそれぞれの前記溝部と接離可能に配置されていることを特徴とする、
    請求項1に記載の接点構造。
  3. 前記第1対向面は、湾曲した凸面であり、
    前記凸面上に前記複数の凸部が形成されていることを特徴とする、
    請求項1又は請求項2に記載の接点構造。
  4. 前記複数の溝部は、前記第2対向面の外周部まで延びていることを特徴とする、
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の接点構造。
  5. 前記複数の凸部のうちの1つの凸部は、前記第1対向面の中央に配置され、
    前記複数の溝部のうちの少なくとも2つの溝部は、前記第1対向面の中央に配置された前記凸部と対向し、且つ、互いに直交することを特徴とする、
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の接点構造。
  6. 前記可動接点は、回動軸を有する回動型の接点であり、
    前記可動接点の前記回動軸とは異なる位置に、前記第2対向面が配置されていることを特徴とする、
    請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の接点構造。
  7. 前記第1の溝部と前記第2の溝部とのうちのどちらかが、前記回動軸と平行な方向に沿って配置されていることを特徴とする、
    請求項6に記載の接点構造。
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