JP3181928U - 湾曲操作ノブアタッチメントの取付構造 - Google Patents

湾曲操作ノブアタッチメントの取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】操作感が損なわれない湾曲操作ノブアタッチメントの取付構造を提供する。
【解決手段】左右用湾曲操作ノブ12の指掛け凹部27は、左右用湾曲操作ノブ12の厚み方向中央部が半径方向外側に向かって膨らむ膨らみ部29と、膨らみ部29から取付側端面に向けて内側に傾斜した第1傾斜部30とを有する。湾曲操作ノブアタッチメント35の周壁部は、指掛け凹部27に形成された第1傾斜部30と対面する位置に、取付側端面に向けて内側に傾斜した第1突出部が設けられている。左右用湾曲操作ノブ12に、軸方向外側から湾曲操作ノブアタッチメント35を取り付けることによって、第1突出部と第1傾斜部30とが密着して係止される。これにより、湾曲操作ノブアタッチメント35が左右用湾曲操作ノブ12に取り付けられる。
【選択図】図2

Description

本考案は、内視鏡用の湾曲操作ノブアタッチメントの取付構造に関するものである。
医療分野において、電子内視鏡を利用した内視鏡診断が広く普及している。電子内視鏡は、患者の体腔内に挿入される挿入部と、術者が操作する操作部とを備える。挿入部は、先端から順に、先端部、湾曲部、及び可撓管部で構成される。先端部には、観察窓、照明窓、鉗子出口、及び送気・送水口等が設けられている。可撓管部は、可撓性を有する長尺な管状に形成され、操作部と湾曲部との間を接続する。湾曲部は、操作部に設けられた上下用湾曲操作ノブ及び左右用湾曲操作ノブを回転操作することで、上下及び左右に湾曲する。
この上下及び左右用湾曲操作ノブは、電子内視鏡の製造段階で操作部に組みつけられるものであるため着脱や交換が容易ではない。そのため、術者の手の大きさが湾曲操作ノブの外径と合わなければ、湾曲操作ノブの操作に支障を来たすおそれがある。そこで、特許文献1のように、湾曲操作ノブの操作を容易にするために、術者の手の大きさに対応させて、湾曲操作ノブに着脱自在に取り付ける湾曲操作ノブアタッチメントが開示されている。
特開2007−222651号公報
しかしながら、特許文献1は、湾曲操作ノブの表面と裏面とを挟むように湾曲操作ノブアタッチメントが取り付けられているため、湾曲操作ノブアタッチメントの一部が湾曲操作ノブの裏面よりも下側にはみ出してしまう。このように、湾曲操作ノブアタッチメントが湾曲操作ノブの下側にはみ出してしまうと、指抜き用の隙間が狭くなるために、湾曲操作ノブの操作感が損なわれてしまうだけでなく、操作を誤ることも問題となる。
本考案は、上記課題を鑑みてなされたものであり、操作感が損なわれない湾曲操作ノブアタッチメントの取付構造を提供することを目的とする
上記目的を達成するため、本考案の湾曲操作ノブアタッチメントの取付構造は、周方向に指掛け凸部と指掛け凹部とが交互に形成された湾曲操作ノブに軸方向外側から取り付けられ、湾曲操作ノブの外周面を覆う周壁部と、外周面付近の外側端面を覆う側壁部とを備える湾曲操作ノブアタッチメントの取付構造において、指掛け凹部は、湾曲操作ノブの厚み方向中央部が半径方向外側に向かって膨らんだ膨らみ部と、膨らみ部から湾曲操作ノブの取付側端面に向けて内側に傾斜した第1傾斜部とを有し、周壁部は、取付側端面に向けて内側に傾斜して第1傾斜部に密着する第1突出部を有する。
指掛け凸部は、最外周面に取付側端面に向けて内側に傾斜した第2傾斜部を有し、周壁部は、取付側端面に向けて内側に傾斜して第2傾斜部に密着する第2突出部を有することが好ましい。
指掛け凸部は、最外周面に軸方向に延びたスリップ防止溝を有し、第2傾斜部は、スリップ防止溝から取付側端面に向けて内側に傾斜した傾斜溝を有し、第2突出部は、取付側端面に向けて内側に傾斜して傾斜溝と密着する突条傾斜部を有することが好ましい。
指掛け凸部は、最外周面が内側に凹んだ係止凹部を有し、周壁部は、係止凹部に係止する係止爪を有することが好ましい。また、係止凹部は、傾斜溝内に設けられることが好ましく、さらには、取付側端面の端縁に向けて形成されることがより好ましい。
湾曲操作ノブアタッチメントは、指掛け凸部の最外周面に向かうに従い、取付側端面から離れる方向に傾斜して指抜き用の隙間を形成する指抜き面を有することが好ましい。また、湾曲操作ノブアタッチメントは、エラストマー製であることが好ましい。
本考案によれば、操作感を損なわずに、湾曲操作ノブアタッチメントを取り付けることができる。
本考案の湾曲操作ノブアタッチメントの取付構造を有する電子内視鏡の外観を示す側面図である。 本考案の湾曲操作ノブアタッチメントの取付構造を有する電子内視鏡の操作部の斜視図である。 操作部を示す図1におけるIII−III線に沿う断面図である。 湾曲操作ノブアタッチメントを斜め下から見た斜視図である。 湾曲操作ノブに第1実施形態の湾曲操作ノブアタッチメントを取り付ける直前の状態を示す図1のIII−III線相当の指掛け凹部断面図である。 湾曲操作ノブに第1実施形態の湾曲操作ノブアタッチメントを取り付ける途中の状態を示す図1のIII−III線相当の指掛け凹部断面図である。 湾曲操作ノブに第1実施形態の湾曲操作ノブアタッチメントを取り付ける直前の状態を示す図1のVII−VII線相当の指掛け凸部断面図である。 湾曲操作ノブに第1実施形態の湾曲操作ノブアタッチメントを取り付ける途中の状態を示す図1のVII−VII線相当の指掛け凸部断面図である。 湾曲操作ノブに第1実施形態の湾曲操作ノブアタッチメントの取り付け完了状態を示す図1のVII−VII線相当の指掛け凸部断面図である。 湾曲操作ノブに第2実施形態の湾曲操作ノブアタッチメントを取り付ける直前の状態を示す図1のVII−VII線相当の指掛け凸部断面図である。 湾曲操作ノブに第2実施形態の湾曲操作ノブアタッチメントを取り付ける途中の状態を示す図1のVII−VII線相当の指掛け凸部断面図である。 湾曲操作ノブに第2実施形態の湾曲操作ノブアタッチメントの取り付け完了状態を示す図1のVII−VII線相当の指掛け凸部断面図である。
(第1実施形態)
図1に示すように、電子内視鏡2は、体内に挿入される挿入部3と、挿入部3の基端部分に連設された操作部4と、操作部4に連接され、外部機器であるプロセッサ装置(図示せず)に着脱可能なユニバーサルコード5とを備える。
挿入部3は、先端から順に、先端部6、湾曲部7、及び可撓管部8で構成されている。先端部6には、入射した観察部位の像を撮像する撮像ユニットが内蔵されている。この撮像ユニットで得られた画像信号は、挿入部3及び操作部4内に挿通された信号ケーブル(図示せず)及びユニバーサルコード5を介してプロセッサ装置に送信される。そして、プロセッサ装置によって各種画像処理が施され、モニタ(図示せず)に観察画像として表示される。
また、先端部6は、ライトガイド(図示せず)を介して観察部位に照明光を照射させる。ライトガイドは、挿入部3、操作部4、及びユニバーサルコード5を通り、コネクタを介して光源装置(図示せず)に接続されている。
湾曲部7は、先端部6の基端側に連設されて、操作部4の操作に連動して上下方向及び左右方向に湾曲動作する。可撓管部8は、可撓性を有し、操作部4と湾曲部7との間を接続する。可撓管部8は、先端部6を体内の目的の位置に到達させるために数mの長さをもつ。
図2に示すように、操作部4は、ケース9と、上下用湾曲操作ノブ11と、左右用湾曲操作ノブ12と、ロックレバー13と、ロックダイヤル14とを有する。ケース9は操作部4の外装である。上下用湾曲操作ノブ11は、湾曲部7を上下方向に湾曲させる。左右用湾曲操作ノブ12は、湾曲部7を左右方向に湾曲させる。ロックレバー13は、上下用湾曲操作ノブ11の回転操作のロックと解除を切り替える。ロックダイヤル14は、左右用湾曲操作ノブ12の回転操作のロックと解除を切り替える。なお、上述の上下方向とは、例えば、モニタに表示される映像が上下方向に移動することと対応している。左右方向とは、例えば、モニタに表示される映像が左右方向に移動することと対応している。
また、操作部4には、鉗子口15、送気・送水ボタン16、及び吸引ボタン17が設けられている。鉗子口15には、患部の治療に用いられる鉗子や注射針といった処置具が挿通され、挿入部3内に設けられた鉗子チャンネルを介して先端部6に設けられた鉗子出口に接続される。送気・送水ボタン16は、挿入部3内に設けられた送気・送水チャンネルに、エアー、または水等の液体を流す際に操作される。吸引ボタン17は、体内の液体や組織等の吸引物を、挿入部3内に設けられた鉗子チャンネルを通じて吸引する際に操作される。
図3に示すように、ケース9は、支軸18を有する。支軸18は、操作部4の湾曲操作機構全体を支持する。この支軸18は、ケース9に形成された開口を通して操作部4の外に突出している。この突出した支軸18に、下から順に、ロックレバー13、上下用湾曲操作ノブ11、左右用湾曲操作ノブ12、ロックダイヤル14が取り付けられる。
支軸18の外周には、左右用回転駆動筒19と、上下用回転駆動筒20とが配置されている。左右用回転駆動筒19は、左右用湾曲操作ノブ12の回転操作と連動して軸周りに回転する。上下用回転駆動筒20は、上下用湾曲操作ノブ11の回転操作と連動して軸周りに回転する。
左右用回転駆動筒19は、左右用操作ワイヤ21の基端が巻かれた左右用プーリ22と一体に連結されている。左右用操作ワイヤ21は、可撓管部8を通って湾曲部7に接続されている。これにより、左右用湾曲操作ノブ12が回転すると、その回転方向に対応して左右用プーリ22が回転し、左右用操作ワイヤ21が牽引操作され、湾曲部7が左右方向に湾曲する。
上下用回転駆動筒20は、上下用操作ワイヤ23の基端が巻かれた上下用プーリ24と一体に連結されている。上下用操作ワイヤ23は、可撓管部8を通って湾曲部7に接続されている。これにより、上下用湾曲操作ノブ11が回転すると、その回転方向に対応して上下用プーリ24が回転し、上下用操作ワイヤ23が牽引操作され、湾曲部7が上下方向に湾曲する。
上下用湾曲操作ノブ11は、内部にロックレバー13の回転操作と連動した上下用ロック機構25を備えている。上下用ロック機構25は、ロックレバー13が所定のロック位置にされた場合、上下用湾曲操作ノブ11の回転操作をロックし、湾曲部7の上下方向の湾曲状態が保持される。一方、ロックレバー13が所定の解除位置にされた場合、上下用湾曲操作ノブ11のロックが解除され、湾曲部7の上下方向への湾曲操作が可能となる。
上下用ロック機構25は、例えば、板バネと、この板バネを押圧する押圧部材とで構成される。板バネは、上下用回転駆動筒20の上端部分に、上下用回転駆動筒20と一体に軸線周りに回転するように組みつけられる。押圧部材は、ロックレバー13の回転と連動して軸方向に進退自在に取り付けられる。これにより、ロックレバー13を所定の解除位置からロック位置に回転させれば、押圧部材が板バネを押圧して、摩擦力によって板バネの軸線周りの回転をロックする。一方、ロックレバー13を所定のロック位置から解除位置に回転させれば、押圧部材が板バネを押圧して発生した摩擦力がなくなり、板バネが軸線周りに回転自在となってロックが解除される。
左右用湾曲操作ノブ12は、内部にロックダイヤル14の回転操作と連動した左右用ロック機構26を備えている。左右用ロック機構26は、ロックダイヤル14が所定のロック位置にされた場合、左右用湾曲操作ノブ12の回転操作をロックし、湾曲部7の左右方向の湾曲状態が保持される。一方、ロックダイヤル14が所定の解除位置にされた場合、左右用湾曲操作ノブ12のロックが解除され、湾曲部7の左右方向への湾曲操作が可能となる。この左右用ロック機構26は、上述の上下用ロック機構25とほぼ同様の構成を採ることができる。
図2に示したように、左右用湾曲操作ノブ12は、指掛け凹部27と、指掛け凸部28とが周方向に交互に形成されている。
指掛け凹部27は、膨らみ部29と、第1傾斜部30とを有する。膨らみ部29は、左右用湾曲操作ノブ12の厚み方向中央部が半径方向外側に向かって膨らむように形成されている。第1傾斜部30は、膨らみ部29から取付側端面に向けて内側に傾斜している。また、第1傾斜部30は、指掛け凸部28から指掛け凹部27に向かうほど、傾斜する長さが徐々に長くなり、左右用湾曲操作ノブ12の厚み方向中央部で最長となる。
指掛け凸部28は、指掛け凹部27よりも半径方向に長くなるように形成されている。指掛け凸部28は、最外周面31と、第2傾斜部32と、スリップ防止溝33と、傾斜溝34とを有する。最外周面31は、左右用湾曲操作ノブ12の厚み方向中央部が、半径方向外側に向かって膨らみをもっている。第2傾斜部32は、最外周面31から取付側端面に向けて内側に傾斜している。スリップ防止溝33は、最外周面31に形成され、軸方向に延びている。傾斜溝34は、第2傾斜部32に形成され、スリップ防止溝33と連通して取付側端面の端縁に向けて延びている。
また、左右用湾曲操作ノブ12には、軸方向外側から湾曲操作ノブアタッチメント35が取り付けられる。湾曲操作ノブアタッチメント35は、左右用湾曲操作ノブ12の指掛け凹部27、及び指掛け凸部28を覆うように、凹凸が周方向に交互に形成されている。また、湾曲操作ノブアタッチメント35は、例えば、ゴム等のエラストマーで形成され、弾力性を有する。
図4に示すように、湾曲操作ノブアタッチメント35は、周壁部36と、側壁部37と、開口38とを有する。周壁部36は、左右用湾曲操作ノブ12への取付時に、左右用湾曲操作ノブ12の外周面を覆う。側壁部37は、左右用湾曲操作ノブ12の外周面付近にある端面を覆う。開口38は、ロックダイヤル14を外部に露呈させるために側壁部37に設けられる。
周壁部36は、第1突出部39と、第2突出部40と、突条部41と、突条傾斜部42とを有する。第1突出部39は、指掛け凹部27に形成された第1傾斜部30と対面する位置に取付側端面に向けて内側に傾斜している。第2突出部40は、指掛け凸部28に形成された第2傾斜部32と対面する位置に取付側端面に向けて内側に傾斜している。突条部41は、スリップ防止溝33と嵌合するように設けられている。突条傾斜部42は、傾斜溝34と嵌合するように設けられている。
また、湾曲操作ノブアタッチメント35は、指抜き面43を有する。指抜き面43は、指掛け凸部28の最外周面31に向かうに従って、取付側端面から離れる方向に傾斜するとともに、軸方向の肉厚が徐々に薄くなるように形成されている。この指抜き面43により、左右用湾曲操作ノブ12に湾曲操作ノブアタッチメント35を取り付けた際に、指抜き面43と上下用湾曲操作ノブ11との間に指抜き用の隙間が形成される。また、湾曲操作ノブアタッチメント35の外周面には、軸方向に延びたスリップ防止溝が設けられている。
次に、図5から図9を参照して、湾曲操作ノブアタッチメント35の取付構造について説明する。湾曲操作ノブアタッチメント35は、軸方向外側から左右用湾曲操作ノブ12に取り付けられる。
図5に示すように、軸方向外側から湾曲操作ノブアタッチメント35を取り付ける際は、まず第1突出部39が膨らみ部29と当接する。これは、左右用湾曲操作ノブ12の指掛け凹部27において、第1突出部39が、膨らみ部29よりも内側に形成された第1傾斜部30と密着するように形成されているからである。
図6に示すように、湾曲操作ノブアタッチメント35に取付方向に力を加え続けると、湾曲操作ノブアタッチメント35が弾性変形して撓み、第1突出部39と膨らみ部29とが当接した状態を維持したまま取付方向に進む。
そして、第1突出部39が膨らみ部29を超えると、湾曲操作ノブアタッチメント35が元の形状に戻るように変形し、第1突出部39と第1傾斜部30とが密着される。これにより、湾曲操作ノブアタッチメント35が左右用湾曲操作ノブ12に係止される。(図3参照)
このように、第1突出部39と第1傾斜部30とを密着させて係止すれば、湾曲操作ノブアタッチメント35の側壁部37と第1突出部39とで左右用湾曲操作ノブ12が挟持されるため、湾曲操作ノブアタッチメント35の取付状態が保持される。
図7に示すように、左右用湾曲操作ノブ12の指掛け凸部28においては、軸方向外側から湾曲操作ノブアタッチメント35の取付を行う際は、突条傾斜部42がスリップ防止溝33と当接する。これは、突条傾斜部42が、傾斜溝34と密着するように形成されているからである。また、第2突出部40が第2傾斜部32と密着するように形成されているため、第2突出部40と最外周面31とが当接する。
図8に示すように、湾曲操作ノブアタッチメント35に取付方向に力を加え続けると、湾曲操作ノブアタッチメント35は弾性変形して撓み、突条傾斜部42とスリップ防止溝33、及び、第2突出部40と最外周面31とが当接状態を維持したまま取付方向に進む。
図9に示すように、第2突出部40が最外周面31を超えるとともに、突条傾斜部42がスリップ防止溝33を超えると、湾曲操作ノブアタッチメント35が元の形状に戻るように変形し、突条傾斜部42と傾斜溝34、及び、第2突出部40と第2傾斜部32とがそれぞれ密着される。
このように、突条傾斜部42と傾斜溝34、及び、第2突出部40と第2傾斜部32をそれぞれ密着させれば、側壁部37と第2突出部40及び突条傾斜部42とで左右用湾曲操作ノブ12が挟持されるため、湾曲操作ノブアタッチメント35の取付状態を安定させることができる。
本実施形態のように、左右用湾曲操作ノブ12の指掛け凹部27において、第1傾斜部30と第1突出部39とを密着させて係止させれば、湾曲操作ノブアタッチメント35が左右用湾曲操作ノブ12の裏面よりも下側にはみ出すことがない。このため、指抜きのための隙間が狭くならず、術者は操作感を損なうことがない。また、左右用湾曲操作ノブ12の指掛け凸部28において、第2傾斜部32と第2突出部40、及び、傾斜溝34と突条傾斜部42とを密着させて係止させれば、湾曲操作ノブアタッチメント35の取付状態がより安定する。
また、湾曲操作ノブアタッチメント35には指抜き面43が設けられているため、上下用湾曲操作ノブ11と湾曲操作ノブアタッチメント35との間に隙間が形成され、術者の指抜き動作を妨げることがない。
なお、本実施形態では、左右用湾曲操作ノブ12の指掛け凸部28に、スリップ防止溝33、及び傾斜溝34を設けたが、これらスリップ防止溝33及び傾斜溝34は省略してもよい。この場合、指掛け凸部28における係止については、第2突出部40と第2傾斜部32とによって行われる。このようにすれば、左右用湾曲操作ノブ12及び湾曲操作ノブアタッチメント35の形成が容易となる。したがって、左右用湾曲操作ノブ12及び湾曲操作ノブアタッチメント35の製造工程の簡略化、及び製造コスト削減が可能となる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、左右用湾曲操作ノブ12に傾斜溝34を形成したが、第2実施形態では、図10に示すように、左右用湾曲操作ノブ51には、傾斜溝34に代えて係止凹部52が設けられ、湾曲操作ノブアタッチメント53には、突条傾斜部42に代えて係止爪54が設けられる。その他の構成は第1実施形態と同一であり、同一構成部材には、同一符号を付して重複した説明を省略している。
係止凹部52は、スリップ防止溝33内に設けられている。この係止凹部52は、スリップ防止溝33から内側に凹むとともに、取付側端面の端縁に向けて延びている。
係止爪54は、突条部41に設けられており、突条部41から内側に突出している。係止爪54は、湾曲操作ノブアタッチメント53の取付時に係止凹部52と嵌合される。
図10から図12を参照して、湾曲操作ノブアタッチメント53の取り付けについて説明する。湾曲操作ノブアタッチメント53は、軸方向外側から左右用湾曲操作ノブ51に取り付けられる。なお、左右用湾曲操作ノブ51の指掛け凹部27における取り付けについては、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図10に示すように、軸方向外側から湾曲操作ノブアタッチメント53の取り付けを行う際は、係止爪54がスリップ防止溝33と当接する。これは、左右用湾曲操作ノブ51の指掛け凸部28において、湾曲操作ノブアタッチメント53の係止爪54は、係止凹部52に係止する構造だからである。
図11に示すように、湾曲操作ノブアタッチメント53に取付方向に力を加え続けると、湾曲操作ノブアタッチメント53は弾性変形して撓み、係止爪54とスリップ防止溝33とが当接状態を維持したまま取付方向に進む。
図12に示すように、係止爪54がスリップ防止溝33を超えると、湾曲操作ノブアタッチメント53が元の形状に戻るように変形し、係止爪54と係止凹部52とが係止される。
本実施形態のように、左右用湾曲操作ノブ51の外周面に係止凹部52を設け、この係止凹部52に湾曲操作ノブアタッチメント53の係止爪54を係止させれば、操作感を損なわずに、より安定して湾曲操作ノブアタッチメント53の取り付けを行うことができる。
なお、第2実施形態では、係止凹部52をスリップ防止溝33内に設け、係止爪54を突条部41に設けたが、係止凹部52を傾斜溝34内に設け、係止爪54を突条傾斜部42に設けてもよい。この場合、傾斜溝34と突条傾斜部42による保持に加え、係止凹部52と係止爪54による係止が加わるため、より安定して湾曲操作ノブアタッチメント53の取り付けを行うことができる。
また、第2実施形態では、係止凹部52と係止爪54を係止させたが、係止凹部52を設けずに、係止爪54を左右用湾曲操作ノブ51の裏面に係止させることもできる。
各実施形態は矛盾しない範囲で相互に組み合わせてもよい。また、各実施形態では、左右用湾曲操作ノブの指掛け凹部及び、指掛け凸部の外周面に、湾曲操作ノブアタッチメントの取り付けを行ったが、指掛け凹部の外周面のみで湾曲操作ノブアタッチメントの取り付けを行ってもよい。
各実施形態では、湾曲操作ノブアタッチメントを左右用湾曲操作ノブに取り付けたが、上下用湾曲操作ノブに取り付けてもよい。
2 電子内視鏡
3 挿入部
4 操作部
7 湾曲部
12,51 左右用湾曲操作ノブ
30 第1傾斜部
32 第2傾斜部
34 傾斜溝
35,53 湾曲操作ノブアタッチメント
39 第1突出部
41 第2突出部
42 突条傾斜部

Claims (8)

  1. 周方向に指掛け凸部と指掛け凹部とが交互に形成された湾曲操作ノブに軸方向外側から取り付けられ、前記湾曲操作ノブの外周面を覆う周壁部と、前記外周面付近の外側端面を覆う側壁部とを備える湾曲操作ノブアタッチメントの取付構造において、
    前記指掛け凹部は、前記湾曲操作ノブの厚み方向中央部が半径方向外側に向かって膨らんだ膨らみ部と、前記膨らみ部から前記湾曲操作ノブの取付側端面に向けて内側に傾斜した第1傾斜部とを有し、
    前記周壁部は、前記取付側端面に向けて内側に傾斜して前記第1傾斜部に密着する第1突出部を有することを特徴とする湾曲操作ノブアタッチメントの取付構造。
  2. 前記指掛け凸部は、最外周面に前記取付側端面に向けて内側に傾斜した第2傾斜部を有し、
    前記周壁部は、前記取付側端面に向けて内側に傾斜して前記第2傾斜部に密着する第2突出部を有することを特徴とする請求項1記載の湾曲操作ノブアタッチメントの取付構造。
  3. 前記指掛け凸部は、前記最外周面に軸方向に延びたスリップ防止溝を有し、
    前記第2傾斜部は、前記スリップ防止溝から前記取付側端面に向けて内側に傾斜した傾斜溝を有し、
    前記第2突出部は、前記取付側端面に向けて内側に傾斜して前記傾斜溝と密着する突条傾斜部を有することを特徴とする請求項2記載の湾曲操作ノブアタッチメントの取付構造。
  4. 前記指掛け凸部は、前記最外周面が内側に凹んだ係止凹部を有し、
    前記周壁部は、前記係止凹部に係止する係止爪を有することを特徴とする請求項3記載の湾曲操作ノブアタッチメントの取付構造。
  5. 前記係止凹部は、前記傾斜溝内に設けられることを特徴とする請求項4記載の湾曲操作ノブアタッチメントの取付構造。
  6. 前記係止凹部は、前記取付側端面の端縁に向けて形成されることを特徴とする請求項4または請求項5記載の湾曲操作ノブアタッチメントの取付構造。
  7. 前記湾曲操作ノブアタッチメントは、前記指掛け凸部の最外周面に向かうに従い、前記取付側端面から離れる方向に傾斜して指抜き用の隙間を形成する指抜き面を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項記載の湾曲操作ノブアタッチメントの取付構造。
  8. 前記湾曲操作ノブアタッチメントは、エラストマー製であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項記載の湾曲操作ノブアタッチメントの取付構造。
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