JP3181529B2 - 連続鋳造用鋳型振動装置のバランス調整装置 - Google Patents

連続鋳造用鋳型振動装置のバランス調整装置

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JP3181529B2 JP06460097A JP6460097A JP3181529B2 JP 3181529 B2 JP3181529 B2 JP 3181529B2 JP 06460097 A JP06460097 A JP 06460097A JP 6460097 A JP6460097 A JP 6460097A JP 3181529 B2 JP3181529 B2 JP 3181529B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続鋳造用鋳型に
上下振動を与える振動装置において、相異なる重量の鋳
型を同一の振動装置で使用可能とする連続鋳造用鋳型振
動装置のバランス調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に連続鋳造においては、水冷鋳型内
に溶鋼を連続的に鋳込み、水冷鋳型で溶鋼外周に凝固シ
ェルを形成し、続くガイドロール群で凝固シェルを支持
しつつロール間の冷却スプレーで凝固シェルを成長させ
ており、鋳型においては、鋳型内面に溶鋼が焼き付くの
を防止するため、鋳込速度に比例した振動数(1分間に
60〜200Hz程度)および所定の振動ストローク
(4〜20mm程度、振動波形はサインカーブなど) で
鋳型を上下振動させている。
【0003】このような連続鋳造用鋳型の振動装置とし
ては、従来、図9に示すようなものが使用されている。
図9において、鋳型振動装置1は、連続鋳造機の鋳込床
の下方に設置され、上下一対の駆動振動レバー2および
従動レバー3、支持架台4、鋳型テーブル5、振動発生
装置6、バランス(カウンター)ウェイト7から構成さ
れている。支持架台4は固定架台8に固定設置され、駆
動振動レバー2の中間部および従動レバー3の基端部が
それぞれ軸を介して支持架台4に取付けられ、これら駆
動振動レバー1および従動レバー2の先端部に鋳型Mの
鋳型テーブル5が軸を介して取付けられている。従っ
て、部材2・3・4・5が平行リンク機構を構成し、鋳
型テーブル5が上下移動可能に支持される。なお、鋳型
Mは、鋳型テーブル5上に積載固定されるが、定期的に
交換が必要なため着脱が可能となっている。
【0004】振動発生装置6は、駆動振動レバー1の他
方の端部の下方に設置され、振動源として電動機9と減
速機10を備え、減速機10の出力軸に偏心部11を取
付け、この偏心部11に基端が接続された伝達ロッド1
2の先端を駆動振動レバー2の他端部に軸を介して接続
し、これら偏心部11と伝達ロッド12により回転運動
を上下運動に変換し、駆動振動レバー2を上下に揺動さ
せる。ウェイト7は、支持架台4を支点として揺動する
駆動振動レバー2の鋳型側の重量と振動発生装置側の重
量とのバランスをとるためのものであり、鋳型Mと鋳型
テーブル5の重量に応じた重量のものが設置固定されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のような
従来の鋳型振動装置の場合、バランスウェイト7の重量
が一定のため、鋳型M側の重量が極端に大きくなると、
電動機9は過負荷が発生して故障に至る。逆に、鋳型M
側の重量が極端に小さくなると、鋳型Mの上下振動が乱
れ、適正な振動を保てなくなる。つまり、このような従
来の鋳型振動装置の場合、目的が異なるため極端に重量
が異なる別々の鋳型を同一の鋳型振動装置で使用するこ
とは不可能であり、仮りにウェイト7を取り替えるにし
ても、連続鋳造機の長期の停止と多くの手間が必要とな
る。
【0006】なお、連続鋳造用鋳型の振動装置に関して
は、特開昭60−111752号公報に鋳型振動用電動
機の過負荷防止方法が提案されている。これは、振動用
電動機の許容トルクから予め振動装置の各振動ストロー
ク量に対する限界振動数を演算しておき、実操業の鋳込
速度Vからストローク量Sに対する振動数C(=K×N
/S×V、K:定数、N:(鋳型上下動距離)/(鋳片
移動量))を演算し、この振動数Cが前記限界振動数を
越えると、鋳込速度Vを低下させて振動用電動機の過負
荷を防止している。
【0007】しかし、この技術は、任意の鋳型の振動用
電動機の過負荷を防止することは可能であるが、重量が
極端に大きく異なる鋳型を同一の振動装置で使用する際
には、電動機の特性は一定であるので、電動機の能力不
足等により過負荷の防止機能を果たすことができない。
【0008】本発明は、前述のような問題点を解消する
ためになされたもので、その目的は、極端に重量が異な
る別々の鋳型を同一の鋳型振動装置により適正なバラン
スで振動させることができ、しかも鋳型を変える際のバ
ランス調整操作を簡単に迅速に行うことができ、連続鋳
造機の長期停止や手間のかかる作業を解消することがで
き、また比較的簡単な構造で安価に鋳型変更に対応する
ことができる連続鋳造用鋳型振動装置のバランス調整装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の連続鋳造用鋳型振動装置のバランス調整装
置は、揺動可能に支持された振動レバーの一端部に、連
続鋳造用の鋳型が設置される鋳型テーブルを有し、該振
動レバーの他端部に振動発生装置とウェイトを設けてな
る連続鋳造用鋳型振動装置において、例えば図1に示す
ように、前記ウェイトを複数(図1では上下に2分割)
に分割して固定ウェイトと可動ウェイトから構成し、前
記可動ウェイトを、前記固定ウェイトから分離して退避
位置(振動を妨げない位置)に保持可能に、かつ前記退
避位置の保持を解除して前記固定ウェイトに対して固定
可能に構成したことを特徴とする。
【0010】例えば、振動レバーの振動発生装置側の端
部に固定ウェイトを載置固定し、可動ウェイトをチェー
ンによる吊り上げ式等のウェイト昇降機構により上昇分
離させて上昇退避位置に保持し、次いで、この上昇退避
位置における保持を解除して可動ウェイトを下降させ、
可動ウェイトを固定ウェイトにボルト締結等により固定
して一体化させる(図2〜図4参照)。あるいは、可動
ウェイトを固定ウェイトに設置した油圧アクチュエータ
等の昇降装置で上昇させて上方のロック装置により上昇
退避位置に保持し、次いで、ロック装置を解除して可動
ウェイトを下降させ、可動ウェイトを固定ウェイトに固
定して一体化させる(図8参照)。あるいは、以上とは
逆に固定ウェイトの下方に可動ウェイトを配置し、可動
ウェイトを下から昇降させる。
【0011】以上のような構成において、鋳型の重量が
小さい場合には、可動ウェイトを固定ウェイトから切り
離して振動に影響のない退避位置に保持し、振動レバー
に載置固定された固定ウェイトのみで鋳型振動装置を動
作させる。ウェイト側が鋳型側よりも重い場合には、振
動が乱れ適正な振動を保てなくなるが、小さい重量の鋳
型に応じた固定ウェイトにより適正な鋳型振動が得られ
る。一方、鋳型の重量が大きい場合には、可動ウェイト
の退避位置の保持を解除して可動ウェイトを固定ウェイ
トに固定して一体化し、固定ウェイトと可動ウェイトで
鋳型振動装置を動作させる。鋳型側がウェイト側よりも
重い場合には、電動機に過負荷がかかり故障に至るが、
重量の大きい鋳型に応じた固定ウェイトと可動ウェイト
により電動機への過負荷が防止される。以上により、目
的の相違により重量が大きく異なる別々の鋳型を同一の
鋳型振動装置により適正なバランスで上下振動させるこ
とができる。また、分割したウェイトを若干昇降させる
だけでよいので、バランス調整作業を簡単に迅速に行う
ことができると共に、装置構成も簡単なものとすること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する一実施例
に基づいて詳細に説明する。図2〜図7は、本発明の鋳
型振動装置のバランス調整装置の吊り上げ式ウェイト昇
降機構の第1実施例であり、図8は昇降装置およびロッ
ク装置による第2実施例である。また、図2、図3、図
4は、鋳型振動装置およびバランス調整装置を示す平面
図、正面図、側面図である。図5、図6、図7は、バラ
ンス調整装置の詳細を示す平面図、正面図、側面図であ
る。
【0013】図2〜図4において、鋳込床の下方に設置
される鋳型振動装置1は、従来と同様に、駆動振動レバ
ー2、従動レバー3、支持架台4、鋳型テーブル5、振
動発生装置6から構成されている。駆動振動レバー2、
従動レバー3、支持架台4、鋳型テーブル5、振動発生
装置6の偏心部11・伝達ロッド12は、それぞれ左右
に間隔をおいて一対で配設されており、左右一対の鋳型
テーブル5上に鋳型Mの左右両端部が載置固定される。
また、左右一対の偏心部11が電動機9・減速機10に
より回転駆動される。
【0014】このような構成において、この第1実施例
では、本発明のバランス調整装置13を、上下に2分割
した固定ウェイト7−1および可動ウェイト7−2と、
可動ウェイト7−2を昇降可能に支持するチェーンによ
る吊り上げ式のウェイト昇降機構14から構成する。固
定ウェイト7−1は、左右一対の駆動振動レバー2の振
動発生装置側の端部の上に両端部で載置固定する。可動
ウェイト7−2は、ウェイト昇降機構14により上昇さ
せて固定ウェイト7−1から分離し、振動の妨げになら
ない上昇退避位置に保持可能とし、またウェイト昇降機
構14により下降させて、固定装置15により固定ウェ
イト7−1に固定して固定ウェイト7−1と一体化でき
るようにする。
【0015】ウェイト昇降機構14は、図5〜図7に示
すように、油圧アクチュエータ16、固定フレーム1
7、スライドフレーム18、調整ねじロッド19、チェ
ーン20、スプロケット21、固定ピン22等から構成
されている。固定フレーム17は、一対の支持梁23間
に固定され、その固定ブラケット17a、17b間に油
圧アクチュエータ16が水平に配設され、右側の固定ブ
ラケット17bに油圧アクチュエータ16のシリンダ基
部が固定されている。
【0016】スライドフレーム18は、平面視で長方形
枠状の本体18aと、この本体18aの左側端部から突
出する固定片18bから構成され、長方形枠本体18a
内に油圧アクチュエータ16と右側の固定ブラケット1
7bを収めた状態で固定フレーム17上にスライド可能
に配置され、長方形枠本体18aの左側端部に油圧アク
チュエータ16のピストンロッド16a先端が固定さ
れ、油圧アクチュエータ16の動作によりスライドフレ
ーム18が往復動する。
【0017】このスライドフレーム18の右側端部に、
一対の調整スクリューロッド19A、19Bが螺着さ
れ、ナット24により固定されている。この調整ねじロ
ッド19A、19Bには、一対のチェーン20A、20
Bの一端部がそれぞれ連結され、この一対のチェーン2
0A、20Bの他端部が可動ウェイト7−2の左右両端
部にそれぞれ連結される。スプロケット21A、21B
は支持梁23間に設け、チェーン20A、20Bをそれ
ぞれ巻き掛けて可動ウェイト7−2の左右両端部に導く
ようにされている。
【0018】スライドフレーム18の固定片18bは、
固定フレーム17の左側の固定ブラケット17aの一対
の固定片17c間に移動自在に配設されており、両固定
片のピン孔に固定ピン22を差し込んでスライドフレー
ム18を固定フレーム17に固定する。前記ピン孔は、
後述するように可動ウェイト7−2の上昇退避位置で可
動ウェイト7−2を固定できるように両固定片にそれぞ
れ穿設しておく。また、調整ねじロッド19は螺合位置
をナット24で固定することにより、可動ウェイト7−
2の高さの微調整を行うことができる。
【0019】固定装置15は、固定ウェイト7−1と、
この上に下降載置された可動ウェイト7−2とを固定す
るものであり、固定ウェイト7−1および可動ウェイト
7−2の長手方向中央部分における接合位置両側面から
水平に突出させた固定プレート25−1、25−2と、
これらプレートを締結するボルト・ナット26から構成
されている。また、固定ウェイト7−1の両側面には、
上面から突出して下降する可動ウェイト7−2を案内
し、また固定ウェイト7−1からの落下を防止するガイ
ド27が取付けられている。なお、油圧アクチュエータ
16には、油圧ホース28を介して油圧ユニット29に
接続され、この油圧ユニット29にはコントロールボッ
クス30が接続されている(図5参照) 以上のような構成において、コントロールボックス30
からの入力指令により油圧ユニット29を作動させ、油
圧アクチュエータ16を動作させる。油圧アクチュエー
タ16のピストンロッド16aが図6の状態から左側L
方向に伸出すると、スライドフレーム18、調整ねじロ
ッド19、チェーン20を介して可動ウェイト7−2が
上昇する。逆に、ピストンロッド16aが右側R方向に
収縮すると、可動ウェイト7−2が下降する。
【0020】ここで、固定ウェイト7−1だけで、鋳型
振動装置のバランスがとれる鋳型を使用するときには、
可動ウェイト7−2を上昇させ、固定ピン22でスライ
ドフレーム18を固定フレーム17に固定し、可動ウェ
イト7−2が自然降下しないようにする。この固定位置
(可動ウェイト7−2の上昇退避位置)は、予め設定さ
れており、鋳型振動装置が動作して駆動振動レバー2が
揺動しても、固定ウェイト7−1に可動ウェイト7−2
が当たることはない。
【0021】また、固定ウェイト7−1と可動ウェイト
7−2とで鋳型振動装置のバランスがとれる前述とは別
の鋳型を使用するときには、可動ウェイト7−2を下降
させ、固定ウェイト7−1上に積載し、固定装置15に
より固定する。このとき、油圧アクチュエータ16のス
トロークは鋳型振動装置(駆動振動レバー)の振動スト
ロークと比較して十分に余裕があるので、鋳型振動装置
が振動してもチェーン20A、20Bは切損しない。可
動ウェイト7−2は固定装置15により固定ウェイト7
−1と一体化しており、またガイド27により落下が防
止される。なお、固定ウェイトおよび可動ウェイトに
は、付加重りを取付けて重量の調整をできることはいう
までもない。
【0022】以上のようなバランス調整装置以外にも、
図8に示すようなバランス調整装置40を使用すること
もできる。この第2実施例においては、第1実施例のウ
ェイト昇降機構の代わりに、固定ウェイト7−1側に可
動ウェイト7−2の昇降装置41を設け、支持梁23側
に可動ウェイト7−2の上昇退避状態を保持するロック
装置42を設ける。
【0023】昇降装置41には昇降用の油圧アクチュエ
ータを用い、このアクチュエータ41が固定ウェイト7
−1の上面に可動ウェイト7−2の長手方向両端部の外
側において縦に取付けられる。また、可動ウェイト7−
2の長手方向両端部には、ブラケットを介して係合ピン
43を設け、アクチュエータ41のピストンロッド41
aの先端には前記係合ピン43に下からのみ係合する半
円環状の係合部材44を設け、可動ウェイト7−2を昇
降でき、かつアクチュエータ41から離脱できるように
している。
【0024】ロック装置42は、昇降装置41と同様に
可動ウェイト7−2の両端部の上方に配設されており、
可動ウェイト7−2の上面にブラケットを介して設けた
ロックピン45と、支持梁23に設けたロック用ブロッ
ク46およびロック用アクチュエータ47から構成され
ている。ロック用アクチュエータ47は、ベース48の
固定ブラケット48aにシリンダ基部が固定され、ピス
トンロッド47a先端にロック用ブロック46が取付け
られ、ロック用ブロック46がベース48上をスライド
するように構成されている。また、ロック用ブロック4
6には、垂直部と水平部からなるフック状のロック用溝
49が形成されている。
【0025】図示の状態から、昇降用アクチュエータ4
1により可動ウェイト7−2を上昇させると、ロックピ
ン45がベース48の挿入孔50を介してロック用溝4
9の垂直部に挿入され、ロック用アクチュエータ47の
ピストンロッド47aを右側に伸出させれば、ロックピ
ン45がロック用溝49の水平部に入り込み、可動ウェ
イト7−2が上昇退避位置にロックされる。なお、昇降
用アクチュエータ41のピストンロッド41aは収縮さ
せることにより、可動ウェイト7−2から離脱する。こ
の状態で、固定ウェイト7−1のみを使用して鋳型振動
を行う。
【0026】固定ウェイト7−1と可動ウェイト7−2
の両方を使用する場合には、昇降用アクチュエータ41
のピストンロッド41aを伸出させることで、可動ウェ
イト7−2を支持し、この状態でロック用ブロック46
を左側に移動させ、可動ウェイト7−2を下降させれ
ば、ロックピン45がロック用ブロック46から離脱す
る。次いで、第1実施例と同様に、固定ウェイト7−1
と可動ウェイト7−2を固定すればよい。
【0027】また、以上のようなロックピン式のバラン
ス調整装置の以外にも、可動ウェイト7−2を固定ウェ
イト7−1の下方に配置し、可動ウェイト上昇で固定ウ
ェイトに固定し、可動ウェイト下降で固定ウェイトから
切り離す構造など、種々の構造を採用することもでき
る。なお、以上は、バランスウェイトを2分割した例に
ついて説明したが、3つ以上に分割することも可能であ
る。この場合には、各可動ウェイトに昇降機構を設けれ
ばよい。
【0028】
【発明の効果】前述の通り、本発明は、鋳型振動装置の
バランスウェイトを複数に分割して固定ウェイトと可動
ウェイトから構成し、前記可動ウェイトを、前記固定ウ
ェイトから分離して退避位置に保持可能に、かつ前記退
避位置の保持を解除して前記固定ウェイトに対して固定
可能に構成したため、次のような効果が得られる。
【0029】(1) 鋳型重量に応じた適正なバランスウェ
イトを得ることができるため、振動用電動機の過負荷や
鋳型振動の乱れを防止でき、目的が異なるため重量が大
きく異なる別々の鋳型を同一の鋳型振動装置で振動させ
ることができる。
【0030】(2) 鋳型を別種の鋳型に変更する際の鋳型
振動装置のバランス調整操作を簡単に短時間に行うこと
ができ、連続鋳造機の長期停止や手間のかかる作業を解
消することができる。
【0031】(3) 既設の鋳型振動装置に大掛かりな改造
を施すことなく、簡単で安価な装置構成で鋳型変更に対
応することができ、また新規に設置する鋳型振動装置に
も容易に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連続鋳造用鋳型振動装置の概略を示す
側面図である。
【図2】本発明の連続鋳造用鋳型振動装置の実施例を示
す平面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図2の側面図である。
【図5】本発明の連続鋳造用鋳型振動装置のバランス調
整装置の一例を示す平面図である。
【図6】図5の正面図である。
【図7】図5の側面図である。
【図8】本発明の連続鋳造用鋳型振動装置のバランス調
整装置の他の例を示す正面図である。
【図9】従来の連続鋳造用鋳型振動装置を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1…鋳型振動装置 2…駆動振動レバー 3…従動レバー 4…支持架台 5…鋳型テーブル 6…振動発生装置 7…バランスウェイト 7−1…固定ウェイト 7−2…可動ウェイト 8…固定架台 9…電動機 10…減速機 11…偏心部 12…伝達ロッド 13…バランス調整装置 14…ウェイト昇降機構 15…固定装置 16…油圧アクチュエータ 17…固定フレーム 18…スライドフレーム 19…調整ねじロッド 20…チェーン 21…スプロケット 22…固定ピン 23…支持梁 24…ナット 25…固定プレート 26…ボルト・ナット 27…ガイド 40…バランス調整装置 41…昇降装置 42…ロック装置 43…係合ピン 44…係合部材 45…ロックピン 46…ロック用ブロック 47…ロック用アクチュエータ 48…ベース 49…ロック用溝 50…挿入孔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−124353(JP,A) 特開 昭53−88958(JP,A) 特開 昭60−111752(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22D 11/053 B22D 11/16 105

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揺動可能に支持された振動レバーの一端
    部に、連続鋳造用の鋳型が設置される鋳型テーブルを有
    し、該振動レバーの他端部に振動発生装置とウェイトを
    設けてなる連続鋳造用鋳型振動装置において、 前記ウェイトを複数に分割して固定ウェイトと可動ウェ
    イトから構成し、前記可動ウェイトを、前記固定ウェイ
    トから分離して退避位置に保持可能に、かつ前記退避位
    置の保持を解除して前記固定ウェイトに対して固定可能
    に構成したことを特徴とする連続鋳造用鋳型振動装置の
    バランス調整装置。
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