JP3181427U - ベアリング分解装置 - Google Patents

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剛 平尾
光博 岸田
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Abstract

【課題】耐久性を向上させたベアリング分解装置を提供する。
【解決手段】ベアリング分解装置20であって、ダイベース40と、ダイベース40の上面に取り付けられたダイと、ダイベース40に対して上下方向に移動自在に取り付けられた中間ベース50と、中間ベース50の下面に取り付けられたパンチガイドと、中間ベース50に対して取り付けられた一対のボールガイドポストと、ボールガイドポストを介して中間ベース50に対して上下移動自在に取り付けられたパンチベース70と、パンチベース70の下面に取り付けられたパンチと、中間ベース50の下面に取り付けられ、パンチを挿通させる筒型のパンチガイドと、パンチベース70を下方に押圧するピストンロッド83を有する油圧シリンダ装置80と、を備える。
【選択図】図3

Description

本考案は、ベアリングを分解する技術に関する。
近年、発電所や石油、化学、製鉄プラント等では回転機器の振動データ等から機器の余寿命を予測し、メンテナンスを行う状態基準保全が導入されて来ている。従来の時間基準保全では機器の状態が正常でも一定周期毎にメンテナンスが行なわれていたが、状態基準保全では振動データ等に異常が現れたものについてのみメンテナンスが行われる。回転機器の余寿命予測は、振動データ等に異常が現れた時点で、採取した振動データ等と蓄積された過去のベアリング分解調査の結果を突き合わせて行う。そのため、内外輪や転動体などの部品に傷をつけないように、ベアリングを分解することが求められている。下記特許文献1には、次のベアリング分解装置が開示されている。ベアリング分解装置は、ハンドルを回転操作して軸部材を下降させつつ、軸部材の先端に設けた押し抜きピンによって、保持器のリベットを押し抜く構造となっている。
実用新案登録第3136262号公報
上記のベアリング分解装置は、螺子機構を利用して軸部材200を昇降させており、軸部材200が回転しながらリベットを押し抜く。そのため、図16にて1点鎖線で示すように、リベットRを押し抜く時に軸部材200が倒れ易くなり、耐久性に問題がある。
本考案は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、耐久性に優れるベアリング分解装置を提供することを目的とする。
本考案は、ベアリングに設けられた保持器を固定するリベットを打ち抜くことによって、前記ベアリングを分解するベアリング分解装置であって、ダイベースと、前記ダイベースの一方側の側面に取り付けられ、前記保持器のうち前記リベットにより結合されたリベット結合部が載置されるダイと、前記ダイベースに対して上下方向に移動自在に取り付けられた中間ベースと、前記中間ベースに対して取り付けられた一対のガイドポストと、前記ガイドポストを介して前記中間ベースに対して上下移動自在に取り付けられたパンチベースと、前記パンチベースのうち前記ダイベースの一方側の側面に相対する相対面に取り付けられ、前記中間ベースに形成された貫通孔を貫通するパンチと、前記中間ベースの下面に取り付けられ、前記パンチを挿通させる筒型のパンチガイドと、前記パンチベースと前記ダイベースのうちいずれか一方を他方に対して接近する方向に押圧する押圧軸を有する駆動装置と、を備え、前記駆動装置を作動させて前記パンチベースと前記ダイベースのうちいずれか一方を、他方に対して接近する方向に移動させることにより、前記ダイ上に載置された前記保持器の前記リベットを前記パンチにより打ち抜くところに特徴を有する。この構成では、リベットを打ち抜く際にパンチが傾き難い。そのため、パンチの破損が少なく耐久性に優れる。また、この構成では、パンチをパンチガイドによりガイドしているから、リベットを打ち抜く際にパンチが一層傾き難い。
この考案の実施態様として以下の構成が好ましい。
・前記中間ベースの上面に設けられた弾性支持部材であって、前記駆動装置の作動前の状態で、前記パンチの先端部が前記パンチガイドの内側に位置するように前記パンチベースを弾性的に支持する弾性支持部材を備える。この構成では、パンチガイドにより、パンチの先端部を保護できる。
・前記中間ベースの上下方向の位置を調整する調整装置を備える。この構成では、中間ベースの位置が調整できる。そのため、パンチガイドの先端がリベットや保持器に当接する位置まで中間ベースを下降させることで、リベットや保持器の上面をパンチガイドで押さえることが可能となる。そのため、リベットを打ち抜く時に、リベットが動き難くなる。
・前記ダイ上に載置された保持器のリベット結合部からパンチガイドが上方に離間した状態となるように、前記中間ベースを弾性的に支えるばね部材を備える。この構成では、調整装置を廃止することが可能となるので、装置がシンプルになる。
本考案によれば、耐久性に優れるベアリング分解装置を提供することが可能となる。
本考案の一実施形態におけるベアリングの斜視図 ベアリングの分解斜視図 ベアリング分解装置を斜め前方から見た斜視図 ベアリング分解装置を斜め後方から見た斜視図 ベアリング分解装置の平面図 ベアリング分解装置の側面図 図5のA−A線断面図 パンチ周辺の拡大図(図7のB部を拡大した図) パンチ周辺の拡大図(中間ベースの位置を合わせた状態を示す) パンチ周辺の拡大図(リベット打抜時を示す) パンチ周辺の拡大図(リベット全体を打ち抜く場合を示す) 本考案のベアリング分解装置の斜視図(他の実施形態) ベアリング分解装置の平面図 図13のC−C線断面図 パンチ周辺の拡大図(図14のD部を拡大した図) 軸部材の傾きを示す図
本考案の一実施形態を図1ないし図11によって説明する。図1はベアリングの斜視図、図2はベアリングの分解斜視図である。ベアリング10は、外輪11と、内輪13と、転動体15と、保持器17とを備える。保持器17は、外輪11と内輪13との間にて、転動体15を分離した状態に保持するものである。
保持器17は図2に示すように上下に分割されていて2部品の構造となっている。保持器17A、17Bは、円環状をなす金属板に対して等間隔に玉保持部18A、18Bを有している。そして、隣接する各玉保持部18A、18Bの間にはリベット挿通孔19が形成されていて、上下の保持器17A、17BをリベットRで結合することにより、上下の玉保持部18A、18Bで転動体15を上下に挟んで保持する構造となっている。
以下に説明するベアリング分解装置20は、上下の保持器17A、17Bを結合するリベットRを、ダイ45とパンチ75を用いて打ち抜くことにより、ベアリング10を分解するものである。尚、以下の説明において、保持器17のうちリベットRで結合さている部分をリベット結合部17Cと呼ぶものとする。
ベアリング分解装置20は、フレーム30と、ダイベース40と、固定ブロック43と、ダイ45と、一対のボールガイドポスト47と、中間ベース50と、パンチガイド53と、パンタグラフジャッキ60と、一対のボールガイドポスト57と、パンチベース70と、固定ブロック73と、パンチ75と、パンチダンパ77と、油圧シリンダ装置(本考案の「駆動装置」に相当)80と、昇降台91を有するベアリング設置架台90とを備える。
フレーム30は、断面がU字型をなすチャンネル鋼(溝形鋼)を枠状に組み上げたものであり、底部には前後に長い一対の脚部31を有する。ダイベース40は水平な金属板からなり、一対の脚部31間に固定されている。固定ブロック43はダイ45を固定するものであり、ダイベース40の上面中央に固定されている。
ダイ45はパンチ75の相手となるものであり、中空状をした筒型をしている。ダイ45は固定ブロック43の上面中央に着脱可能に固定されている。ボールガイドポスト47は、軸を上下方向に向けた状態でダイベース40に対して取り付けられている。ボールガイドポスト47は、ダイ45を保持した固定ブロック43の左右両側に一対設けられている。
中間ベース50は水平な金属板からなり、ダイベース40の上方に配置されている。中間ベース50は、ボールガイドポスト47を介してダイベース40に対して上下方向に移動自在に取り付けられている。すなわち、中間ベース50には、ボールガイドブシュ54が固定されている。そして、ボールガイドポスト47の先端がボールリテーナを介してボールガイドブシュ54にスライド自在に嵌合していることから、ボールガイドポスト47に沿って中間ベース50が上下方向に移動することが出来る。
パンチガイド53はパンチ75を挿通可能な筒型をなす。パンチガイド53は、中間ベース50の下面中央部に、図外の取り付け部を介して、固定されている。また、フレーム30の後方には、ねじ式のパンタグラフジャッキ(以下、単にジャッキ)60が設けられている。ジャッキ60の上端部は、中間ベース50の下面に固定された連結プレート52に固定されている。そして、ジャッキ60に設けられたハンドル63を回転操作することで、ジャッキ60を介して中間ベース50の上下方向の位置を調整できる構成となっている。尚、ジャッキ60は本考案の「調整装置」の一例である。
また、中間ベース50には、軸を上下方向に向けた状態で、ボールガイドポスト57が取り付けられている。このボールガイドポスト57は、パンチ75を保持した固定ブロック73の左右両側に一対設けられている。
パンチベース70は水平な金属板からなり、中間ベース50の上方に配置されている。パンチベース70は、ボールガイドポスト57を介して中間ベース50に対して上下方向に移動自在に取り付けられている。すなわち、パンチベース70には、ボールガイドブシュ74が固定されている。そして、ボールガイドポスト57の先端がボールリテーナを介してボールガイドブシュ74にスライド自在に嵌合していることから、ボールガイドポスト57に沿ってパンチベース70が上下方向に移動することが出来る。また、固定ブロック73はパンチ75を着脱可能に固定するものであり、パンチベース70の下面中央に固定されている。
パンチ75はダイ45の相手となるものであり、上下方向に長い円柱状をしており、先端部76は細径に加工されている。パンチ75は固定ブロック73の下面中央に先端部76を下方に向けた状態で、固定プレート73Aを介して固定されている。パンチ75は、ダイ45と同軸上に配置されている。
パンチ75は弾性支持部材77、中間ベース50の貫通孔51、パンチガイド53を順に挿通している。そして、後述する油圧シリンダ装置80によってパンチベース70を下向きに押圧すると、ジャッキ60により所定の高さに位置決めされた中間ベース50に対してパンチベース70が接近して、パンチ75の先端部76が、パンチガイド53の先端から下方に突出する構成となっている。
また、固定ブロック73と中間ベース50との間には、例えば、ポリウレタン等の弾性材料からなる弾性支持部材77が取り付けられている。弾性支持部材77は筒型をなし、パンチ75に対して外挿されている。弾性支持部材77はリベットRを打ち抜く前の状態(油圧シリンダ装置80を作動させる前の状態)で、パンチ75の先端部76が、上下方向でパンチガイド53の内側に位置する(すなわち、パンチガイド53から下方に突出させない)ように、固定ブロック73を介してパンチベース70を支持すると共に(図7、図8)、リベットRを打ち抜いた際に、固定ブロック73が中間ベース50に直撃するのを避けることで、衝撃や打撃音を緩和する機能を果たす。
油圧シリンダ装置80はシリンダ本体81と、ピストンロッド(本考案の「押圧軸」に相当)83と、復動ばね85とを備える。油圧シリンダ装置80は、図3に示すように、フレーム30の天井壁32の中央部に対して、ピストンロッド83を下に向けた状態で固定されている。油圧の供給により油圧シリンダ装置80を作動させると、ピストンロッド83が下方に伸長して、パンチベース70を下向きに押し込む。これにより、パンチベース70がパンチガイド53に沿って水平に下降することから、パンチベース70に固定されたパンチ75が、パンチベース70と一体的に下降する構成となっている。
次にベアリング10の分解手順について説明をする。
ベアリング10を分解するには、まず、ジャッキ60により、中間ベース50を図7に示す上昇位置に移動させておく。そして、図3に示すようにベアリング設置架台90の昇降台91の上にベアリング10を載せた後、操作部93を、治具等を使用して回転操作することにより昇降台91の高さを調整して、図7、図8に示すように、ダイ45の上に、保持器17のリベット結合部17Cが、載った状態となるように上下方向の位置を合わせる。
その後、ジャッキ60のハンドル63を操作して、中間ベース50を図7に示す上昇位置から下降させてゆき、図9に示すようにパンチガイド53の先端がリベットRの頭部に突き当たる位置で下降を停止させる。この状態では、保持器17のリベット結合部17Cを、ダイ45とパンチガイド53により上下に挟み込んだ状態になり、リベットRと保持器17が動き難くなる。
後は、油圧の供給により油圧シリンダ装置80を作動させると、ピストンロッド83が下方に伸長して、パンチベース70を下向きに押し込む。これにより、パンチベース70が、ボールガイドポスト57に沿って水平に下降することから、図10に示すように、パンチ75の先端部76が、パンチガイド53の先端から下方に突出して、リベットRを打ち抜く。打ち抜かれたリベットRは、図10に示すように、ダイ45の内部に落下する。
そして、リベットRの打ち抜き後には、油圧を開放して油圧シリンダ装置80のピストンロッド83を下降動作前の初期位置に戻すとともに、ジャッキ60のハンドル63を操作して中間ベース50を図7に示す上昇位置に戻す。
これにより、ベアリング分解装置20は、打ち抜き作業前の状態に戻るので、後は上記した手順に従って、残るリベットRを打ち抜く作業を繰り返し行って、全リベットRを外せば、ベアリング10を分解できる。尚、この実施形態では、図9、図10に示すようにリベットRのうち、芯部分を打ち抜いている。リベットRの打ち抜き方は、芯部分を打ち抜く方法の他にも、図11に示すように、保持器17のリベット結合部17Cをダイ45とパンチガイド53で上下に挟んで、リベットRの全体を、リベット頭部径に対応した大径のパンチ175で打ち抜くようにしてもよい。
以上説明したように、ベアリング分解装置20は、パンチ75を非回転で下降させることにより、リベットRを打ち抜く。そのため、従来技術のようにリベットRを打ち抜く軸部材200が回転を伴いながら下降する場合に比べて、リベットRを打ち抜く時にパンチ75が傾き難い。そのため、パンチ75の破損が起き難くなり、耐久性に優れる構成となる。しかも、パンチガイド53によりパンチ75をガイドしているので、パンチ75がより傾き難くなる。
またさらに、ベアリング分解装置20は一対のボールガイドポスト57によりパンチベース70の左右両側を左右均等にガイドしている。そのため、油圧シリンダ装置80でパンチベース70を下方に押し込む際に、パンチベース70に傾きが生じ難い。そのため、パンチ75が、さらに傾き難くなる。
また、ベアリング分解装置20は、パンチ75の先端部76が、パンチガイド53の内側に位置するように、弾性支持部材77がパンチベース70を弾性的に支持する構造となっている(図7、図8)。そのため、パンチガイド53により、パンチ75の先端部76を保護できる。
また、ベアリング分解装置20は、ねじ式のパンタグラフジャッキ60により、中間ベース50の上下方向の位置を調整できる。そのため、リベットRを打ち抜くに際し、パンチガイド53の先端が、リベットRに当接する位置まで中間ベース50を予め下降させることで、リベットRの上面をパンチガイド53で押さえることが可能となる。そのため、リベットRを打ち抜く時に、リベットRや保持器17が動き難くなる。
<他の実施形態>
本考案は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本考案の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、フレーム30の天井壁32に油圧シリンダ装置80を取り付け、パンチ75を固定したパンチベース70を下降させることによってリベットRを打ち抜く構成としたが、フレーム30の下部に油圧シリンダ装置80を取り付ける一方、パンチプレート70をフレーム30に対して固定し、ダイ45を固定したダイベース40を油圧シリンダ装置80によって上昇させることにより、リベットRを打ち抜く構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、中間ベース50の上下方向の位置を調整する調整装置の一例に手動操作式のジャッキ60を例示したが、例えば、モータを駆動源とする電動式の調整装置を使用することも可能である。
(3)上記実施形態では、図9に示すように、中間ベース50を下降させた段階で、パンチガイド53の先端をリベットRの先端に当接させることにより、保持器17をダイ45との間に挟持する例を示したが、図11に示すようにパンチガイド53の先端を保持器17の上面に当接させることにより、保持器17をダイ45との間に挟持するようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、図7、図8に示すように、弾性支持部材77を、パンチ75に対して外挿させる形態とした。弾性支持部材77は、パンチ75の先端部76が上下方向でパンチガイド53の内側に位置するように、パンチベース70を支持するものであればよく、必ずしも、パンチ75に対して外挿する必要はない。すなわち、中間ベース50とパンチベース70との間に取り付けられていれば、設置箇所は問わない。また、個数も1つである必要はなく、複数設ける形態にしてもよい。例えば、中間ベース50とパンチベース70との間において、弾性支持部材77を、パンチ75の両側に一対設けるようにしてもよい。尚、図12に示すベアリング分解装置120では、パンチ75を挟んで、紙面の手前と奥側に、弾性支持部材77を一対配置した構造となっている(図12中では手前側の弾性支持部材77のみ示す)。
(5)上記実施形態では、ねじ式のパンタグラフジャッキ60を設けて、中間ベース50の上下方向の位置を、作業者が調整できる構成とした。図12〜図15に示すベアリング分解装置120では、パンタグラフジャッキ60を廃止する一方、ボールガイドポスト47に対してコイル状のばね(本考案の「ばね部材」の一例)48を取り付けた構造となっている。コイル状のばね48は、中間ベース50をダイベース40から一定距離離間した高さ(具体的には、図14、図15に示すように、ダイ45上に載置された保持器17のリベットRからパンチガイド53が上方に離間した状態となる高さ)に、弾性的に支持する機能を果たす。
ベアリング分解装置120では、油圧シリンダ装置80を作動させると、ピストンロッド83が下方に伸長して、パンチベース70を介して中間ベース50をコイルばね48の付勢力に抗して下向きに押し込む。これにより、中間ベース50が下降し、パンチガイド53の先端が、ダイ45上に載置された保持器17のリベットRに接近してゆく。そして、パンチガイド53の先端が保持器17のリベットRに突き当たると、それ以降は、パンチベース70が、ボールガイドポスト57に沿って水平に下降することから、パンチ75の先端部76が、パンチガイド53の先端から下方に突出し、ダイ45上のリベットRを打ち抜く。
また、ベアリング分解装置120は、ベアリング分解装置20に対してフレーム30の構造を一部変更しており、一対の脚部31に変えて、底板35をフレーム下部に設けており、底板35の上面にダイベース40を固定した構造となっている。
また、図12〜図14に示す符号37は取り付けハンドル、符号38は持ち運び用の取手である。取り付けハンドル37は、天井壁32を、フレーム30を構成する左右の支柱にボルト締めするものである。すなわち、ベアリング分解装置120は、天井壁32がフレーム30から取り外し可能な構成となっていて、天井壁32を取り外すことにより、パンチ75等の部品交換作業を上面側から行うことが出来る。
20...ベアリング分解装置
40...ダイベース
43...固定ブロック
45...ダイ
47...ガイドポスト
48...コイルばね(本考案の「ばね部材」の一例)
50...中間ベース
53...パンチガイド
57...ガイドポスト
60...ジャッキ(本考案の「調整装置」の一例)
70...パンチベース
73...固定ブロック
75...パンチ
77...弾性支持部材
80...油圧シリンダ装置(本考案の「駆動装置」の一例)
83...ピストンロッド(本考案の「押圧軸」の一例)
90...ベアリング設置架台

Claims (4)

  1. ベアリングに設けられた保持器を固定するリベットを打ち抜くことによって、前記ベアリングを分解するベアリング分解装置であって、
    ダイベースと、
    前記ダイベースの一方側の側面に取り付けられ、前記保持器のうち前記リベットにより結合されたリベット結合部が載置されるダイと、
    前記ダイベースに対して上下方向に移動自在に取り付けられた中間ベースと、
    前記中間ベースに対して取り付けられた一対のガイドポストと、
    前記ガイドポストを介して前記中間ベースに対して上下移動自在に取り付けられたパンチベースと、
    前記パンチベースのうち前記ダイベースの一方側の側面に相対する相対面に取り付けられ、前記中間ベースに形成された貫通孔を貫通するパンチと、
    前記中間ベースの下面に取り付けられ、前記パンチを挿通させる筒型のパンチガイドと、
    前記パンチベースと前記ダイベースのうちいずれか一方を他方に対して接近する方向に押圧する押圧軸を有する駆動装置と、を備え、
    前記駆動装置を作動させて前記パンチベースと前記ダイベースのうちいずれか一方を、他方に対して接近する方向に移動させることにより、前記ダイ上に載置された前記リベット結合部のリベットを前記パンチにより打ち抜くことを特徴とするベアリング分解装置。
  2. 前記中間ベースの上面に設けられた弾性支持部材であって、前記駆動装置の作動前の状態で、前記パンチの先端部が前記パンチガイドの内側に位置するように前記パンチベースを弾性的に支持する弾性支持部材を備える請求項1に記載のベアリング分解装置。
  3. 前記中間ベースの上下方向の位置を調整する調整装置を備える請求項1又は請求項2に記載のベアリング分解装置。
  4. 前記ダイ上に載置された保持器のリベット結合部からパンチガイドが上方に離間した状態となるように、前記中間ベースを弾性的に支えるばね部材を備える請求項1又は請求項2に記載のベアリング分解装置。
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