JP3181426B2 - ロードヒーティング装置 - Google Patents

ロードヒーティング装置

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JP3181426B2
JP3181426B2 JP07292893A JP7292893A JP3181426B2 JP 3181426 B2 JP3181426 B2 JP 3181426B2 JP 07292893 A JP07292893 A JP 07292893A JP 7292893 A JP7292893 A JP 7292893A JP 3181426 B2 JP3181426 B2 JP 3181426B2
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幸樹 安藤
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両を駐車させる駐車
区画の融雪を、無駄なエネルギーを使用することなく効
率的に実現することのできるロードヒーティング装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】積雪地帯の駐車場では、積雪による通行
の不都合や、安全性の低下を回避するため、例えば電熱
線や温水パイプ等のヒータを埋設し、路面の加熱(ヒー
ティング)を行なっている。このヒーティングにより、
路面温度が上昇し、路面上の雪を融雪することができ
る。このように、路面温度を上昇させて融雪を行なう装
置を、ロードヒーティング装置と呼ぶ。
【0003】図3にロードヒーティング装置の動作原理
図を示す。ロードヒーティング装置は、降雪の有無を監
視し(ステップS1)、降雪を検出した場合には、路面
温度が予め設定された閾値である目標値よりも低いか否
かを判断する(ステップS2)。路面温度が目標値より
も低い場合スイッチをONして、ヒーティングを実施す
る(ステップS3)。降雪を検出しない場合や降雪を検
出しても路面温度が目標値以上の場合は、スイッチをO
FFしてヒーティングは実施されない(ステップS
4)。なお、路面温度以外に外気温をパラメータとして
使用する場合もある。
【0004】さて、融雪を実現するために必要十分な路
面温度を維持するため、電熱線の場合は供給電力制御を
行ない、温水パイプの場合は温水の流量制御による温度
調整が行なわれている。この温度調整は、埋設された全
てのヒータに対して一律に実施される。即ち、駐車場の
路面全体を一律に加熱する制御を実施する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、一般に、駐車場
では駐車中の車両が存在する場合、この車両下の路面
(以下、駐車区画と呼ぶ)には雪が積もらない。しかし
ながら、融雪の為のヒーティングは、本来必要の無い駐
車区画に対しても一律に実施されており、必要以上のエ
ネルギーを消費してしまうといった問題が発生してい
た。
【0006】本発明は以上の点に着目してなされたもの
で、融雪の為のヒーティングが必要な箇所を的確に把握
し、ヒーティングの為に必要なエネルギーを必要最小限
に留めることのできるロードヒーティング装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のロードヒーティ
ング装置は、降雪を検出する降雪センサと、環境温度を
測定する温度センサと、車両一台分の駐車区画ごとに個
別に路面の加熱を行なうロードヒータと、前記路面上の
車両を検知する車両センサと、前記降雪センサが前記降
雪を検出し、かつ前記温度センサが予め設定された閾値
以下の環境温度を検出した場合、前記車両センサが前記
車両を検知しない駐車区画について、前記ロードヒータ
を動作させるよう駆動制御を行なう駆動制御手段とを備
えたものである。
【0008】
【作用】この装置は、降雪センサや温度センサの出力に
基づいて、ロードヒータを駆動すべき条件を検出した場
合、車両センサの出力を解析する。そして、車両が駐車
中の路面については、ロードヒータを動作させず、その
他の駐車区画のみ融雪を行う。
【0009】
【実施例】図1に、本発明のロードヒーティング装置の
説明図を示す。図には、ロードヒーティング装置1と、
ロードヒーティング装置1の制御対象である駐車場Pが
示されている。駐車場Pは、車両を駐車する路面から構
成される駐車区画P1(P1a〜P1e)と、車両が移
動を行なう通行区画P2から構成されている。ロードヒ
ーティング装置1には、制御装置2、外気温センサ3、
路面温度センサ4、降雪センサ5、車両センサ6、ロー
ドヒータ7、降雪センサ用ヒータ8が設けられている。
【0010】外気温センサ3は、ロードヒーティング装
置1が制御対象とする駐車場Pの気温を検出するサーミ
スタ等から成る温度センサである。路面温度センサ4
は、駐車場Pの路面温度を検出するため、通行区画P2
に埋設されたサーミスタ等から成る温度センサである。
降雪センサ5は、駐車場Pの降雪を検出するため、後に
説明する降雪センサ用ヒータ8と対で通行区画P2に埋
設されたセンサで、降雪センサ用ヒータ8の熱による融
雪で発生する水分を電気的特性の変化として検出する電
極板等から成り、従来から良く知られた構造のものであ
る。
【0011】車両センサ6は、駐車中の車両を検出する
ため、各駐車区画に設置される超音波センサ等から構成
されるものである。ロードヒータ7は、通行区画P2及
び各駐車区画P1a〜P1e毎に独立して埋設され、個
別に駆動制御が可能な電熱線から構成されるものであ
る。降雪センサ用ヒータ8は、降雪センサ5の埋設され
た周囲(路面)の加熱を行なう電熱線から構成されるも
のである。
【0012】さて、制御装置2には、プロセッサ(CP
U)9、メモリ10、入力インタフェース回路11、出
力インタフェース回路12、ロードヒータ制御部13、
センサ用ヒータ制御部14が設けられている。プロセッ
サ9は、各種センサの出力の解析、及びロードヒータ7
及び降雪センサ用ヒータ8の駆動制御を行なうもので、
ここに駆動制御手段9aが設けられている。駆動制御手
段9aは、各種センサの出力を解析し、ロードヒータ7
の駆動制御、具体的には、通行区画P2及び駐車区画P
1a〜P1eの選択制御を行なうプログラム等から構成
される。
【0013】メモリ10は、プロセッサ9の参照するプ
ログラムやデータ等を記憶するROMやRAM等から構
成されるものである。入力インタフェース回路11は、
各種センサの出力するアナログ信号をプロセッサ9が認
識するディジタル信号に変換する等の信号整合を行なう
ためのものである。
【0014】出力インタフェース回路12は、入力イン
タフェース回路11同様に、ロードヒータ制御部13及
びセンサ用ヒータ制御部14とプロセッサ9との間の信
号整合を行なうためのものである。ロードヒータ制御部
13は、ロードヒータ7への電力供給量を例えばPWM
(パルス幅変調)方式により比例制御するものである。
センサ用ヒータ制御部14は、降雪センサ用ヒータ8へ
の通電をON・OFF制御するものである。
【0015】以上の構成のロードヒーティング装置1の
動作を、図2を参照しながら説明する。なお、この例で
は、駐車区画P1a上にのみ、車両Cが駐車中であるも
のとする。図2は、本発明に係る装置の動作フローチャ
ートである。制御装置2のプロセッサ(CPU)9は、
各種センサの出力を入力インタフェース回路11を介し
て受信し、解析を随時実施する。
【0016】具体的には、プロセッサ9は、降雪センサ
5の出力を検知し(ステップS1)、降雪が有るかどう
かを判定する(ステップS2)。ステップS2の結果が
YESの場合、外気温センサ3の出力を検知し(ステッ
プS3)、外気温が予め設定した基準値(例えば摂氏0
度)よりも低いか否かを判定する(ステップS4)。
【0017】ステップS4の結果がYES、即ち外気温
が低い場合、路面温度センサ4の出力を検知し(ステッ
プS5)、路面温度が予め設定した基準値(例えば摂氏
0度)よりも低いか否かを判定する(ステップS6)。
ステップS6の結果がYES、即ち路面温度が低い場
合、ロードヒータ7の内、通行区画P2に埋設されたヒ
ータをONする(ステップS7)。
【0018】その後、駐車区画P1a〜P1eを特定す
る為、プロセッサ9が参照するパラメータIに、駐車区
画P1aを特定する数値“1”を設定する(ステップS
8)。なお、パラメータIの内容が“2”〜“5”の場
合には、駐車区画P1b〜P1eをそれぞれ特定するこ
とになる。
【0019】駆動制御手段9aは、パラメータIの内容
に応じて特定される駐車区画の車両センサ6(車両セン
サ6a〜6e)の出力を検知し、駐車中の車両が有るか
判定する(ステップS10)。駐車区画P1aには車両
Cが駐車中であるため、ステップS10の結果がYES
となり、ロードヒータ7の内、駐車区画P1aに埋設さ
れたヒータの駆動を停止するOFF状態の設定を行なう
(ステップS11)。
【0020】その後、プロセッサ9は、パラメータIの
更新を行ない(ステップS12)、さらに、パラメータ
Iの値が、駐車区画の数MAX(数値“5”)を超えた
か否か判定する。ステップS13の結果がYESの場
合、処理はステップS1に移る。
【0021】また、ステップS13の結果がNOの場
合、処理はステップS9に移る。ステップS9に処理が
移ると、パラメータIが更新されているため、駐車区画
P1aの次に駐車区画P1bについての処理が実施され
る。駐車区画P1bには車両が駐車していないため、ス
テップS10の結果がNOとなり、ステップS14が実
施される。
【0022】ステップS14では、車両が移動したばか
りの駐車区画は、移動後少し長時間加熱して、路面温度
を通路区画と同程度に引上げようとする処理である。従
って、このステップS14では前回の処理で駐車車両が
ある状態だったかどうかを判定する。ステップS14の
結果がYESの場合、ロードヒータ7の内、パラメータ
Iで指定された駐車区画P1bに埋設されたヒータの駆
動を、通行区画P2に埋設されたヒータに従属させる。
即ち、通行区画P2がON状態の場合は駐車区画P1b
もON状態、通行区画P2がOFF状態の場合は駐車区
画P1bもOFF状態に設定し(ステップS15)、ス
テップS12に移る。こうして、車両の有る所はヒータ
がOFF、車両の無い所はヒータがONになるように制
御される。
【0023】一方、ステップS14の判定結果がNOの
場合は、パラメータIにより特定される駐車区画、この
場合、駐車区画P1bの状態を記憶する(ステップS1
6)。その記憶内容は、駐車車両が存在しないか存在す
るかという内容による。次に、この駐車区画に対応する
ロードヒータ、この場合、駐車区画P1bに埋設された
ヒータをON状態に設定し(ステップS17)、ステッ
プS12に移る。上記ステップS16で記憶された内容
がステップS14により読み出されて、前検知の状態が
認識される。これにより、この一連の処理を例えば10
分毎に行なえば、車両移動後は少なくとも10分間ヒー
タがONされるようになる。
【0024】ステップS2,S4の結果がNOの場合
は、ロードヒータ7(全てのヒータ)をOFF状態に設
定し(ステップS18)、ステップS1に移る。また、
ステップS6の結果がNOの場合、ロードヒータ7の
内、通行区画P2に埋設されたヒータをOFF状態に設
定し、ステップS8に移る。
【0025】以上説明したように、上記実施例では車両
一台分の駐車区画毎に個別にロードヒータがON・OF
F動作する。そして、降雪センサと外気温センサによっ
て融雪開始の条件が整っても、車両センサによって駐車
車両が検出された駐車区画については、その区画のロー
ドヒータに電力を供給しない。従って積雪の無い駐車区
画を無駄に加熱することが防止され、電力が節約され
る。
【0026】本発明は、以上の実施例に限定されない。
実施例では、ヒータの例として電熱線を例に説明した
が、例えば温水パイプ等を用いたものにおいても同様の
処理を実現することができる。この場合、ロードヒータ
7が温水パイプ及び温水を流すポンプやバルブ等の機構
から構成され、ロードヒータ制御部13は、温水のポン
プやバルブを制御する制御機能を備えたものから構成さ
れることになる。また、上記ON・OFF制御のための
温度センサは、外気温を検出するものでも路面温度を検
出するものでも良いし、何れか一方だけ或は両方を使用
しても良い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロードヒ
ーティング装置によると、たとえ降雪を検知して他の部
分でヒーティングが開始されても、駐車車両が存在する
駐車区画だけは、原則としてヒーティングを実施するこ
とがないため、常に必要最小限のエネルギーで融雪が必
要な箇所のみの融雪を確実に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロードヒーティング装置の説明図であ
る。
【図2】本発明に係る装置の動作フローチャートであ
る。
【図3】ロードヒーティング装置の動作原理図である。
【符号の説明】 3 外気温センサ 4 路面温度センサ 5 降雪センサ 6 車両センサ 7 ロードヒータ 8 降雪センサ用ヒータ 9 プロセッサ(CPU) 9a 駆動制御手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 降雪を検出する降雪センサと、 環境温度を測定する温度センサと、 車両一台分の駐車区画ごとに個別に路面の加熱を行なう
    ロードヒータと、 前記路面上の車両を検知する車両センサと、 前記降雪センサが前記降雪を検出し、かつ前記温度セン
    サが予め設定された閾値以下の環境温度を検出した場
    合、 前記車両センサが前記車両を検知しない駐車区画につい
    て、前記ロードヒータを動作させるよう駆動制御を行な
    う駆動制御手段とを備えたことを特徴とするロードヒー
    ティング装置。
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KR101561577B1 (ko) * 2014-01-29 2015-10-20 그린건설환경(자) 도로 유지 관리 미끄럼 방지장치

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