JP3181328B2 - 流体弁 - Google Patents
流体弁Info
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Description
する弁構造に関し、詳細には流体が特に有毒又は致死的
なものである場合に有用な改良された活荷重パッキンシ
ステムに関するものである。
弁を通して出る流体の漏れをできるだけ防止又は減少さ
せることは望ましい。このことは供給流体が有毒か又は
致死的なものである場合や、また該システムに生じる漏
れの問題点を解決するために整備のための運転休止と休
止の間の期間を増す必要のあるような他の適用例の場合
には特に望ましい。
回りに軸線方向に取付けられかつそれと摩擦掛合する1
つ以上のパッキンリングを使用する。確実な荷重印加手
段は、弁ステムに沿う流体の漏れを防止するためにパッ
キンの中心に弁ステムを維持するためパッキン部材上に
積極荷重を印加することを企ててきた。
E)材料から作られたパッキンリング部材が一般に使用
される。TFEは膨張の温度係数をもち、この温度係数
は金属の約10倍である。流体弁の正規の動作では、そ
の正規の意図した環境内ではパッキン材料は温度サイク
ルに起因して、また弁運動に起因して膨張、収縮しがち
である。積極的荷重又は活荷重をパッキン材料に印加す
るためにはコイルばねが現在使用されている。或るパッ
キン構造では、通常はパッキン從動子を介してパッキン
部材にベルビルの均等な荷重を印加するために、ベルビ
ルばね座金が各パッキンスタッドの回りに配置される。
この構造では均等な荷重印加は達成が困難である。とい
うのは、前記荷重印加は弁ステムの回りでパッキンスタ
ッドを均等に締め付けることに依存するからである。
他の試みは、パッキン部材に荷重を印加するため弁ステ
ムの回りに同心的に取付けられたコイルばねを使用する
ことであった。典型的には、コイルばねの内径は動作中
弁ステム上でコイルばねが引っ掛かって動きがとれなく
なるのを防止するために弁ステムの直径より大きくす
る。しかしコイルばねと弁ステム間のこれによる特別の
分離はばねにパッキン部材への望ましくない横荷重印加
を生ぜしめ、それによりパッキンリング部材を弁ステム
から離れさせて弁を通る流体の漏れをもたらすもとにな
る。かかる漏れは勿論、供給流体が有毒か又は致死的な
ものである場合には極めて望ましくなく、従ってこれは
上記問題点を解消するための整備のため運転休止をさせ
ることになる。かかるコイルばね構造の望ましくない横
荷重印加はパッキンとの不均等な荷重印加接触を生ぜし
めるコイルばねの形成端部の不均等性によって起こされ
る。
は弁ステムパッキンに均等な荷重を印加しかつ弁の行程
動作と熱サービス温度サイクル動作中にかかる均等なパ
ッキン荷重を維持し得る改良された活荷重パッキンシス
テムを提供することにある。また、物理的弁寸法を減少
させるためにコンパクトな活荷重パッキンシステムを提
供することにある。更に、パッキン部材の圧縮が最適で
あるときを可視表示させる活荷重パッキンシステムを提
供することにある。このことは弁ステムパッキンに均等
な荷重を印加することを確実ならしめる。
本発明の原理に従って、弁ステムを囲んで封止するパッ
キン部材を含み、パッキン從動子がパッキン部材と荷重
印加接触をなして弁ステム上に取付けられる流体弁用の
改良された活荷重パッキンシステムが提供される。弁案
内スリーブは弁ステム上に摺動可能に取付けられ、そし
て弁ステムと摺動接触する内径部分をもつ。本発明の好
適実施例では、ベルビルばね部材は案内スリーブ上に取
付けられる。案内スリーブの外径はベルビルばねが案内
スリーブ上を摺動状に作動するようにベルビルばねの内
径より僅かに小さい。パッキンフランジはベルビルばね
の一端と接触し、パッキンスタッド上のパッキンナット
を調節してベルビルディスクばねを圧縮し、それにより
パッキンリング部材に荷重を印加するようになす。
横荷重を吸収するため弁ステム上のブシュに作用する。
それ故ベルビルばねは均等なばね荷重を弁ステムパッキ
ンに印加し、これにより弁ステムをパッキン部材の中心
に保持し、あらゆる流体漏れを阻止する。本発明はま
た、パッキンボックスとパッキンの寸法変化を熱サイク
ル動作中可能ならしめる共に、弁ステムパッキンに均等
な同心的ばね荷重を維持し続けさせる。本発明の使用に
よってパッキン部材の寿命は増大し、弁の整備作業は減
少する。
はパッキンリング部材に隣接した一端に從動子基部を、
他端に細長い從動子案内スリーブをもつ単位部材を含
む。弁ディスクばねは從動子基部に接触するまで從動子
案内スリーブ上に摺動可能に取付けられ、そして前記組
立体は弁ステムを囲む拡大した開口をもつパッキンフラ
ンジによってキャップ付とされる。好適には、パッキン
從動子はTFEからなるか又はカーボン充填されたTF
Eからなる入れ子を含む。前記入れ子はパッキン從動子
に接着される。前記入れ子はステムを中心位置に保持し
そして流体漏れを阻止するように弁作動器又はベルビル
ばねからすべての横荷重を吸収する弁ステム上のブシュ
として作用する。
最適荷重印加を得るため完全圧縮の約85%圧縮される
まで、荷重印加される。所望の85%の圧縮量が最適荷
重印加のために達成されたとき、從動子案内スリーブの
頂部は弁ステムを囲むパッキンフランジの拡大した領域
に突き出て、案内スリーブの頂部はパッキンフランジの
頂部と同高になされる。それ故、本発明のもう1つの態
様として、最適の又は適切なばねパックの圧縮、それ故
弁パッキンの適切な荷重印加が達成された時の状態が弁
操作員に可視表示される。
されるばかりでなく、弁の使用寿命中弁ステムが緊密な
封止状態に置かれる。本発明で達成される確実な封止は
サービス流体が有毒か又は致死的なものであるために一
時的な流体放出が重大となる条件下で使用される流体弁
において特に有用である。しかし本発明は整備のための
運転休止と休止の間の期間の増大が望まれるような通常
の作業条件下でも有用である。
4をもつ弁体を有し、弁蓋を弁ステム16が貫通する。
パッキンナット18はパッキンスタッド20上に螺着
し、前記蓋内のパッキンに加わる荷重を調節する。
示される。パッキン22は弁ステム16を囲み、通常は
V型パッキンと称する一連のリングならなる。図2に示
すように、上部と下部のパッキンのセットがある。各セ
ットは4つのV−リングを含み、前記リングは頂部の雌
型アダプタリング22a、2つの同じ中間リング22
b、底部の雄型アダプタリング22cを含む。V型パッ
キン22はTFE(テトラフルオロエチレン:合成樹脂
ポリマーの1種)からなり、従ってパッキン22は“V
型TFEパッキン”として市場で既知である。他の材料
から又は他の合成樹脂ポリマーから適切に作られたパッ
キンも使用できる。
パッキン22の各端に配置する。各ワイパーリングは複
合材料から、好適にはニトリル系エラストマー結合剤を
もつ高温有機及び/又は無機繊維の1種から作られ、硬
度は約90±5ショア“B”デュロメータとなす。好適
にはこの材料はアスベスト又はセルローズ繊維を含まな
いものとすべきである。これに関しては本出願人の米国
特許第4,886,241 号を参考にすることができ
る。
2つのパッキンセットの間に配置される。ちょうちんリ
ングと弁の通常の使用方法と同様に、ちょうちんリング
26はパッキン穴28に取付けられて、接近孔30と連
結チャンネル32を経て弁外部から連通できるようにな
す。このことによって潤滑流体をパッキン穴と隣接した
弁ステム16に送入可能となし、また弁ステム付近の漏
れを検査することを可能ならしめ、又はかかる漏れを安
全な場所へ排出させることを可能ならしめる。例えば図
3に示すように、弁パッキン系に適当に荷重が加わった
後に接近穴30はパッキン穴28と連通する。これにつ
いては詳細に後述する。
もたらすためにパッキンナット18をスタッド上に締め
付ける前に活荷重パッキンシステム34を設けた弁10
の構成部品を示す。図示の如き活荷重パッキンシステム
34の好適実施例はパッキン從動子36を含み、この從
動子は一端に從動子基部38、他端に從動子案内スリー
ブ40、またこれらの間に從動子フランジ42をもつ。
從動子36はカーボン充填TFE製の入れ子44を含
む。
46が從動子案内スリーブ40上に摺動可能に取付けら
れ、ディスクばねの一端はフランジ42と接触し、他端
はOリング48によって案内スリーブの所定位置に保持
される。パッキンフランジ50は適当な開口をもち、前
記開口をパッキンスタッドが貫通する。パッキンフラン
ジ50の内径部分には接触セクション52と中心開口5
4をもつ。
ディスクばね46の一端と接触している。中心開口54
は從動子孔スリーブ40の外径より大きい直径をもち、
案内スリーブの一端をパッキンフランジ50の内部に通
すことができるようになし、これは図3に示すように弁
10の頂部から簡単に見ることができる。このことは後
述するように弁のために弁パッキンへの所望の最適の活
荷重の印加を援助する。
16を囲むスタッド20上のパッキンナット18は締め
付けられて、パッキンフランジ50がパッキンスタッド
とナットの荷重をベルビルディスクばね46に伝えるよ
うになす。ベルビルばね46はナット18の連続締め付
けによって圧縮され、パッキン從動子36を介してパッ
キンリング22に荷重を維持させる。本発明の活荷重パ
ッキンシステム34の最適の荷重印加は図2の非圧縮状
態から始まってベルビルばね46が図3の状態に示すよ
うに約85%圧縮されたときに起こる。弁操作員は弁1
0の頂部を可視検査し、パッキン從動子36の頂縁56
がパッキンフランジ50の頂面58と同高になるまでパ
ッキンナット18の調節を継続することによって最適な
荷重の印加の達成を確認する。
なばねパック圧縮の可視表示が与えられる。パッキンボ
ックスリング60はパッキン部材22の第2のセットの
下で、パッキン穴28の端部に取付けられる。
動子案内スリーブ40と共にステム16上のブシュとし
て作用して、弁作動器又はベルビルディスクばねから受
ける横荷重を吸収して、弁ステム16をパッキン部材2
2内の中心に保つようにする。更に、ベルビルディスク
ばねの内径は案内スリーブ40の外径と実質上同じであ
って、ベルビルばねが案内スリーブの外面を摺動するの
で、直接の線形圧力がパッキン從動子のフランジ42に
及ぼされ、そのためパッキン從動子は線形運動と線形パ
ッキン荷重をパッキン材料22上に維持する。それ故パ
ッキン材料は均一な同心のばね荷重を受け、これにより
均一なパッキン応力を維持して、圧力サイクルと熱サイ
クルの間、弁ステム又はシャフトを緊密にシールする。
分をもつパッキン從動子よりもむしろ、案内スリーブ4
0の外形をもつがパッキン從動子から分離した分離型案
内スリーブを備えることができる。この場合、パッキン
從動子36は基部38とフランジ42を含み、案内スリ
ーブ40は分離した部材からなるが、同じ寸法を有して
ベルビルスリーブ46の摺動可能の架台を提供する。し
かし他の形状の同心ばね部材も使用できる。代替例とし
て、内部リングをもつコイルばねをベルビルディスクば
ね36の代わりに使用でき、適当寸法の案内スリーブを
備えてその上にコイルばねと内部リングを取付ける。コ
イルばねに取付ける内部リングの直径は案内スリーブの
外径に緊密に合って、コイルばねから受ける横荷重を案
内スリーブとパッキン從動子によって吸収し、弁ステム
は本発明原理に従って心出し状態に維持される。
く,本発明の範囲内で種々の変更を加え得ることは当業
者には明らかであろう。
活荷重パッキンシステムを備えた流体弁の断面図であ
る。
図2の弁構造の横断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 細長い作動弁部材と、前記作動弁部材を
封止するため前記細長い作動弁部材の回りに取付けるパ
ッキンと、前記作動弁部材の回りの流体漏れを阻止する
ため前記パッキンに荷重を加え、前記パッキンを前記作
動弁部材に封止状に押し付ける荷重印加手段とを有する
流体弁において、 前記細長い作動弁部材の回りでかつそれに対して封止状
に前記荷重印加手段が前記パッキンに均等な同心的荷重
を加え得るようにするため及び前記パッキンを前記細長
い作動弁部材から離そうとする前記パッキンに加わる前
記荷重印加手段の横荷重を阻止するために荷重阻止手段
が前記パッキンと前記荷重印加手段の間に取り付けら
れ、 前記横荷重阻止手段は案内スリーブを含む前記細長い作
動弁部材と摺動可能な取り付け接触状態にあるスリーブ
手段と、前記横荷重をすべて吸収するために前記細長い
作動弁部材と摺動可能に掛合するため前記案内スリーブ
内に取り付けられた非金属の内部入れ子とを含み、 前記荷重印加手段は前記パッキン上に均等な同心的なば
ね荷重を維持するために前記案内スリーブ上に取り付け
られたばね手段を含み、 更に、前記作動弁部材上の前記内部入れ子と前記案内手
段の位置を摺動可能に調節することによって前記パッキ
ンに加わる荷重量を調節するための調節手段を含み、前
記調節手段は、 前記案内スリーブと内部入れ子を取り囲みかつ前記荷重
印加手段に掛合接触するパッキンフランジを含み、 更に、前記パッキンフランジを前記弁に取り付ける複数
のパッキンスタッドとナットを含み、前記パッキン荷重
を調節することによって前記パッキン荷重を調節するた
めに、前記パッキンフランジを前記荷重印加手段に対し
て押しつけ、その際前記案内スリーブと内部入れ子が前
記パッキンとフランジを越えて外部に露出しないように
なし、 更に、前記パッキン荷重の調節中に荷重が最適量に達し
た時に気付くことができるように前記案内スリーブと内
部入れ子の調節位置を表示するための可視表示手段を含
み、前記可視表示手段は前記パッキンフランジと内部入
れ子の位置を前記パッキン荷重の調節中に見ることを可
能ならしめかつ前記案内スリーブの頂部と内部入れ子が
前記パッキンフランジの頂部と同一平面に配列されたと
きに前記荷重が最適量に達しかつ維持されたことを人が
決定することを可能ならしめるのに十分な中心開口を前
記パッキンフランジ中に含むことを特徴とする流体弁。
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