JP3181314B2 - 光ファイバ導入装置 - Google Patents

光ファイバ導入装置

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    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属管被覆光ファイ
バケーブルを製造するときに金属管内に光ファイバケ−
ブルを導入しながらジェルを注入充填する光ファイバ導
入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】所謂金属管被覆光ファイバケ−ブルは、
光ファイバ又は光ファイバ束(以下、光ファイバとい
う)が金属管により緩く外装されている構造を採る。こ
の構造により金属管を抗張力体として機能させ、光ファ
イバをある程度緩く敷設することで光ファイバの伝送効
率の低下を防止する。そして、金属管被覆光ファイバケ
−ブルを海底や地中に敷設する場合には、金属管と光フ
ァイバの間の空間の防水性と止水性を有する粘性物質で
あるジェルを充填して、光ファイバの水による劣化を防
いでいる。
【0003】このような金属管被覆光ファイバケ−ブル
の製造方法として、例えば特開昭57−100402号公報に開
示されているように、単管からなる導入管により光ファ
イバとジェルを同時に金属管内に導入するものや、特開
昭58-95304号公報に開示されているように、同じ長さの
外管と内管からなる2重管構造の導入管を使用し、内管
で光ファイバを導入しながら、内管と外管の間にジェル
を通して金属管内に導入する方法が採用されている。
【0004】また、金属管内に光ファイバを緩く設置す
るために、光ファイバの長さが金属管の長さよりある率
で長くなるように調節する、所謂余長制御を行う必要が
ある。このように光ファイバに余長を付与するために
は、光ファイバの搬送に種々の制御を加えている。例え
ば、特開昭57−100402号公報には、金属ストリップから
連続的に成形される金属管の上流側からジェルを吹き出
させながら、このジェルの粘性を有効に利用して余長を
付与する方法が開示されている。しかしながら、この方
法では、金属管からジェルの吹き出しが伴うため、成形
された金属管を溶接により密封する場合には溶接に対す
る悪影響が懸念される。一方、特開昭58-95304号公報に
関連する技術である特開昭61-17447号公報には、金属管
や光ファイバの張力を調節して余長を付与する方法が開
示されている。このように張力を調節する方法による
と、上記のような溶接時の悪影響の心配がないので、半
田付けやTIG溶接,レ−ザ溶接により金属管の突合せ
部を溶接することができる。また、ジェルの粘性による
余長制御よりも決め細かく余長を制御することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高度な
品質の要請に応じるためには、張力制御による余長率を
更に決め細かく制御する必要がある。このために、光フ
ァイバの張力を事前にダンサロ−ル等の機械的手段によ
り調整すればよいが、導入管内では光ファイバに予想外
の張力を与えてしまう。例えば、単管構造の導入管を使
用して、金属管からのジェルの吹き出しを防止しながら
光ファイバとジェルを導入する場合には、導入管内の光
ファイバとジェルとの相互作用により、光ファイバに大
きなバックテンションが作用し、余長率が目標値から不
均一に変動してしまう。これはジェルの粘性の不均一性
も遠因になっている。この減少は、金属管が小径にな
り、それに伴い導入管の径が小さくなる場合や、高粘性
のジェルを使用した場合にはより顕著になる。
【0006】また、2重管構造の導入管を使用した場合
には、導入管内で上記のような光ファイバとジェルとの
相互作用がないので、事前に機械的に付与した張力を維
持した状態で光ファイバを金属感内に導入することがで
きる。しかしながら、金属管が小径の場合には、2重管
構造の導入管もそれに応じて細くせざるを得ない。この
場合、光ファイバを案内する内管の径を小さくすること
や、管の厚さを小さくすることには限界がある。また、
外管の径を大きくすることにも限度があり、特に金属管
の溶接を伴う場合には、溶接部直下の溶損の問題がある
ため外管の径を小さくせざるを得ない。このためジェル
を通す内管と外管の間隙が非常に狭くなる。この場合、
所定量のジェルを所定時間で金属管内に送るためには、
非常に高い注入圧力を必要とする。この圧力により外管
が変形する危険性がある。この減少は高粘性ジェルを使
用するとより顕著になる。このため、2重管構造の導入
管は金属管の径が大きいものにしか適用できなかった。
【0007】さらに、金属管の突合せ部を溶接する場合
には、溶接熱による光ファイバへの悪影響を極力防止す
る必要がある。このために溶接位置で導入管により熱遮
蔽しているが、導入管が金属管内に挿入されているのみ
で、特に位置決めしてないため、走行中の金属管の振動
により、ときには導入管と金属管の溶接面との間隔が非
常に小さくなってしまう。このため、長時間操業すると
導入管上に堆積した溶接スパッタが金属管内壁と接触
し、溶接不良を起こす可能性があり、長尺の金属管被覆
光ファイバを連続して製造することができなかった。ま
た、TIG溶接やレ−ザ溶接の熱により導入管の上面に
焼損が生じて穴があき、内部を通過するジェルを燃焼す
る危険性もあった。
【0008】この発明はかかる短所を解決するためにな
されたものであり、ジェルを充填した金属管被覆光ファ
イバケ−ブルを製造するにあたり、高粘性のジェルや小
径の金属管を使用する場合であっても、張力制御により
決め細かく余長を制御することができるとともに、溶接
の悪影響を防止して長時間安定して操業することができ
る光ファイバ導入装置を得ることを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光ファイ
バ導入装置は、金属ストリップを成形し、突合せ部をレ
−ザ溶接して形成された金属管内に光ファイバ又は光フ
ァイバ束とジェルを案内する導入管を有する光ファイバ
導入装置において、上記導入管は、金属ストリップから
金属管に成形する過程の直前の開口部である金属管の挿
入部に先細のテーパ部を有し、テーパ部より外側が大径
部となり、テーパ部より先の金属管に挿入される部分は
金属管の内径に応じて細くした小径部であることを特徴
とする。上記導入管の先端部がレ−ザ溶接部を過ぎた位
置まで挿入されていることが望ましい。また、上記導入
管を先端部がレ−ザ溶接部を過ぎた位置まで挿入された
外管と、外管内に設けられ、先端部が上記テ−パ部又は
その近傍まで挿入された内管とで構成すると良い。この
導入管をレ−ザ光の照射位置では金属管の照射面とは反
対側の内壁に弾性的に圧接することが好ましい。
【0010】
【作用】この発明においては、導入管を先細のテ−パ部
を有する外管と外管内に同心状に設けられ、先端部が上
記テ−パ部近傍まで挿入された内管とで構成して、外管
大径部は金属管外部に、外管小径部は金属管内部に位置
するように配置して使用するから、外管大径部の外径に
制約がなく、ジェルを通す外管と内管の間隙を大きくと
ることができ、所要量のジェルを金属管内へ送りこむ圧
入圧力を低くすることができる。
【0011】また、外管のテ−パ部から先の小径部を単
管と同じように細くすることにより、細い金属管内にも
確実に挿入することができる。この小径部をレ−ザ光の
照射位置では金属管の照射面とは反対側の内壁に弾性的
に圧接し、その先端をレ−ザ溶接部が過ぎた位置まで挿
入することにより、溶接部直下での溶損を防止する。
【0012】さらに、金属管の外部では光ファイバとジ
ェルが接触せず、光ファイバとジェルが接触する部分は
単管構造となっている小径部に限られるから、ジェルの
粘性抵抗が光ファイバに作用する張力を低下させること
ができる。
【0013】また、この導入管の金属管挿入部をレ−ザ
光の照射位置では金属管の照射面とは反対側の内壁に対
して弾性的に圧接するように金属管に挿入し、溶接部で
導入管を溶接面とは反対側の金属管内壁に固定して溶接
面と導入管の間隔を大きくする。
【0014】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す断面図であ
る。図に示すように、光ファイバ2とジェル3を金属管
4に導入する導入管1は熱伝導の良い金属例えば銅又は
銅合金からなり、一定の曲率でほぼL字状に曲げられ
て、先端部が光ファイバ2を被覆する金属管4内に、
属ストリップから金属管4に成形する過程の直前の開口
部から挿入されている。この導入管1は外管6と内管7
から構成され、外管6は金属管4の挿入部に先細のテ−
パ部6aを有し、テ−パ部6aより外側は大径部6bに
なり、テ−パ部6aより先の金属管4に挿入される部分
は金属管4の内径に応じて細くした小径部6cになって
いる。そして、小径部6cはレ−ザ溶接装置5からのレ
−ザ光の照射位置では金属管4の照射面とは反対側の内
壁に弾性的に圧接し、その先端を溶接部の後段に位置し
ている。この導入管1を圧接するときに、導入管1全体
を下方に押しつけて固定することにより、一定曲率で曲
げられた彎曲部の弾性力を利用して導入管1の先端部を
金属管4に圧接することができる。また、大径部6bの
中間部にはジェル供給口8が設けられている。内管7は
外管6の大径部6b内にシ−ル部9で同心状に固定さ
れ、先端部はテ−パ部6a近傍に位置している。
【0015】上記のように構成された導入管1では内管
7で光ファイバ2を案内しながら外管6のジェル供給口
8からジェル3を一定圧力で供給する。供給されたジェ
ル3はテ−パ部6aまでは内管7と外管6の大径部6b
との間の間隙を通り、光ファイバ2に接触せずに送られ
る。そしてテ−パ部6aの後段の比較的短い距離の小径
部6cで光ファイバ2とジェル3を接触させながら、ジ
ェル3の注入速度が光ファイバ2の牽引速度とほぼ同じ
程度になるように制御して、金属ストリップ4aから複
数段の成形手段10a〜10nで成形されて一定張力の
もとで走行している金属管4内に送られる。この金属管
4の突合せ部をレ−ザ溶接装置5で溶接した後、金属管
4を縮径してジェル3の充填率を適当な値に調節して巻
き取っている。
【0016】光ファイバ2が内管7と、外管6の小径部
6cとを通るときに、ジェル3により光ファイバ2に作
用する張力Tは次式で与えられる。
【0017】
【数1】T=K1・ΔP+K2・L・μ・V
【0018】但し、K1,K2は導入管のの長さと断面積
により決まる定数、ΔPはジェルの圧力損失、Lは光フ
ァイバとジェルの接触長さ、μはジェルの粘性係数、V
は光ファイバの送り速度である。
【0019】ここで、内管7と外管6の大径部6bとの
間の間隙をジェル3が通るときは、光ファイバ2に接触
せずに送られるから、この部分でジェル3により光ファ
イバ2に作用する張力Tは零になる。また、外管6の大
径部6bは金属管4の外部に配置されているから、その
径を大きくすることができる。このため内管7と大径部
6bとの間の間隙の断面積を大きくして、この間隙を通
るときのジェル3の粘性抵抗を小さくすることができ
る。一方、金属管4内の小径部6cは断面積は小さいが
長さが比較的短いため導入管1全体を単管で構成した場
合と比べてジェル3の粘性抵抗を小さくすることができ
る。したがってジェル供給口8から供給するジェル3の
圧入圧力を低圧にすることができる。このため小径部6
cを通るときの圧力損失ΔPが小さくなり、光ファイバ
2とジェル3の接触長さLも短いために、光ファイバ2
が小径部6cを通るときジェル3が光ファイバ2に作用
する張力Tは小さくなる。したがって、余長を制御する
ために導入管1に入る前に機械的に設定された光ファイ
バ2の張力に大きな変動を与えることなしで光ファイバ
2を金属管4に導入することができる。
【0020】この導入管1を使用して実際に金属被覆光
ファイバ−ケ−ブルで製造し、余長を測定したときの結
果を単管のみの導入管を使用した場合と比較して図2に
示す。ここで使用した外管6は全長が102cmであり、大
径部6bの長さは35cm、小径部6cの長さは67cmであ
る。また、大径部6bは外径が1.45mm,内径が1.3mm、
小径部6cは外径が0.9mm,内径が0.75mmであり、内管
7の外径は0.55mm,内径は0.4mmである。また、単管の
みの導入管も全長が102cmで、外径が0.9mm,内径が0.75
mmと、小径部6cと同じ径を有するものを使用した。そ
して各導入管に径が0.26mmの光ファイバ2を通しながら
注入圧力20kgf/cm2でジェル3を供給しながら、光ファ
イバ送り速度30cm/sで製造した。
【0021】図2は横軸に光ファイバ2に作用する張力
(gf)、縦軸に光ファイバの余長(%)をとり、実線A
は光ファイバ2に導入管1の前段でダンサ−ロ−ル11
等の機械的手段により与えた張力T0と導入管1内でジ
ェル3により作用する張力T1との合計を示す。また張
力Ta,Tbはこの実施例で光ファイバ2に作用する張力
を示し、Tcは単管のみの導入管を使用したときの張力
であり、張力Ta,Tcはダンサ−ロ−ル11で与えた張
力T0が20gfの場合、張力Tbは75gfの場合を示す。
【0022】図に示すように、ジェル3により作用する
張力T1は、この実施例の場合には約22gfになり、単管
のみの導入管を使用したときの580gfと比較して非常に
小さくすることができた。このためダンサ−ロ−ル11
で22gfの張力T0を設定したときに光ファイバ2に作用
する張力Taは約42gfとなり、このときの光ファイバの
余長は白丸印で示すように約0.26%になった。また、ダ
ンサ−ロ−ル11の張力T0を高めて75gfにしたとき光
ファイバ2に作用する張力Tbは約97gfになり、このと
きの光ファイバの余長は黒丸印で示すように約0.09%に
なった。一方、単管のみの導入管を使用したとき、ジェ
ル3により作用する張力T1は580gfと大きくなるため、
ダンサ−ロ−ルで22gfの張力T0を設定したときの光フ
ァイバの余長は三角印で示すように約0.02%になり、ダ
ンサ−ロ−ルで設定した張力T0が余長制御にほとんど
の影響しなくなっている。
【0023】このように、この実施例によるとジェル3
により作用する張力T1を非常に小さくすることができ
るから、ダンサ−ロ−ル11で与える張力T0を可変制
御することにより光ファイバの余長を約0.01%から0.3
%まで任意に制御することができる。
【0024】なお、この実施例によると、外管6のテ−
バ部6aで内管7内にジェル3が逆流し、内管7内で光
ファイバ2とジェル3が接触する可能性があるが、内管
7の光ファイバ出口でジェル3が大きな曲り損失を伴う
から、この曲り損失に打ち勝つ圧力がないとジェル3は
内管7内に入ることができない。一方外管6に供給され
るジェリ3は大径部6bと内管7の間隙による圧力損失
と小径部6cの圧力損失を考慮して低い圧入圧力にする
ことができるから、内管7の圧力を小さくすることがで
き、かつ内管7の内径が小さいため、ジェル3が内管7
内に入ることを防止することができる。また、光ファイ
バ2が定常的に送り出されているため、ジェル3の圧入
圧力が一時的に高まり内管7内にジェル3が入る圧力レ
ベルに達したとしても、内管7に入ったジェルは光ファ
イバ2とともに送り出される。したがって内管7内をジ
ェル3が逆流することを防ぐことができる。
【0025】このようにして光ファイバ2とジェルを金
属管4内に連続して送りながら、一定速度で走行してい
る金属管4の突合せ面を溶接するときに、光ファイバ2
とジェルを導入管1の小径部6cは金属管4の内径に応
じて細くすることができ、かつ、レ−ザ溶接装置5から
のレ−ザ光照射位置では金属管4の照射面とは反対側の
内壁に弾性的に圧接して固定されているから、連続して
成形されながら送られる金属管4に振動等が生じても、
常に導入管1を溶接面とは反対側に位置させることがで
き、導入管1と溶接面との距離を常に一定に保持するこ
とができる。このため、金属管4の突合せ部を通って導
入管1に入射するレ−ザ光のパワ−密度を小さくするこ
とができるとともに、溶接部から受ける輻射熱を少なく
することができ、導入管1に吸収される熱量を低減する
ことができる。また、導入管1は熱伝導の良い銅又は銅
合金で形成されているから、吸収した熱を速やかに拡散
して導入管1が高温になることを防ぐ。したがって、導
入管1と、導入管1で案内される光ファイバ2とジェル
に対する溶接の熱影響を低減することができる。
【0026】また、導入管1は溶接面とは反対側の内壁
に圧接されて、その位置が移動せず、溶接面との距離を
常に最大に保持することができるから、長時間操業して
導入管1の上面に溶接スパッタが堆積しても金属管4に
接触することを防ぐことができるとともに、小径部6c
を溶接ビ−ドと確実に離すことができるから、溶接部の
熱により導入管1が溶損することを防ぎ、光ファイバ2
とジェルが損傷することを防止することができる。
【0027】なお、上記実施例は彎曲した導入管6を使
用した場合について説明したが、直管からなるテ−パ付
きの導入管を使用して保持治具により溶接面とは反対側
の金属管内壁に圧接するようにしても、上記実施例と同
様な作用を奏することができる。また、上記実施例は導
入管6のテ−パ部6aを金属管4への挿入部近傍に設け
た場合について説明したが、金属管4の径に応じてテ−
パ部6aの位置を変えても良い。
【0028】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、導入管
を金属管挿入部に先細のテ−パ部を有する外管と外管内
に同心状に設けられ、先端部が上記テ−パ部近傍まで挿
入された内管とで構成して、外管大径部は金属管外部
に、外管小径部は金属管内部に位置するように配置して
使用するから、外管大径部の外径に制約がなく、ジェル
を通す外管と内管の間隙を大きくとることができ、所要
量のジェルを金属管内へ送りこむ圧入圧力を低くするこ
とができる。
【0029】また、外管のテ−パ部から先の小径部を単
管と同じように細くすることにより、細い金属管内にも
確実に挿入することができる。この小径部をレ−ザ光の
照射位置では金属管の照射面とは反対側の内壁に弾性的
に圧接し、その先端をレ−ザ溶接部後段まで挿入するこ
とにより、溶接部直下における光ファイバやジェルの損
傷を防ぐとともに、挿入管の溶損を防止することができ
る。
【0030】さらに、金属管の外部では光ファイバとジ
ェルが接触せず、光ファイバとジェルが接触する部分は
単管構造となっている小径部に限られるから、ジェルの
粘性抵抗が光ファイバに作用する張力を低下させること
ができ、光ファイバに作用する張力を任意に設定するこ
とができ、光ファイバの余長を広範囲で精度よく制御す
ることができる。
【0031】また、導入管をレ−ザ光の照射位置では金
属管の照射面とは反対側の内壁に対して弾性的に圧接す
るように金属管に挿入して固定することにより、連続し
て成形されながら送られる金属管に振動等が生じても、
常に導入管と溶接面との距離を最大に保持することがで
き、導入管に照射されるレ−ザ光のパワ−密度を小さく
して導入管に吸収されるレ−ザ光のエネルギをより少な
くして導入管と内部の光ファイバに対する熱影響を低減
するとともに、導入管の上面に溶接スパッタが堆積して
も金属管に接触することを防ぐことができるから、長時
間の操業を安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す断面図である。
【図2】上記実施例の光ファイバに作用する張力と余長
の特性図である。
【符号の説明】
1 導入管 2 光ファイバ 3 ジェル 4 金属管 5 レ−ザ溶接装置 6 外管 6a テ−パ部 6b 大径部 6c 小径部 7 内管 8 ジェル供給口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 豊 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 三坂 望 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 米澤 宣行 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 小峰 勇 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 井ノ口 一成 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 吉江 康哲 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−100402(JP,A) 実開 昭64−49909(JP,U) 特公 昭62−47606(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属ストリップを成形し、突合せ部をレ
    −ザ溶接して形成された金属管内に光ファイバ又は光フ
    ァイバ束とジェルを案内する導入管を有する光ファイバ
    導入装置において、上記導入管は、金属ストリップから
    金属管に成形する過程の直前の開口部である金属管の挿
    入部に先細のテーパ部を有し、テーパ部より外側が大径
    部となり、テーパ部より先の金属管に挿入される部分は
    金属管の内径に応じて細くした小径部であることを特徴
    とする光ファイバ導入装置。
  2. 【請求項2】 上記導入管の先端部がレ−ザ溶接部を過
    ぎた位置まで挿入されている請求項1記載の光ファイバ
    導入装置。
  3. 【請求項3】 上記導入管は先端部がレ−ザ溶接部を過
    ぎた位置まで挿入された外管と、外管内に設けられ、先
    端部が上記テ−パ部又はその近傍まで挿入された内管と
    からなる請求項1記載の光ファイバ導入装置。
  4. 【請求項4】 上記導入管がレ−ザ光の照射位置では金
    属管の照射面とは反対側の内壁に弾性的に圧接されてい
    る請求項1,2又は3記載の光ファイバ導入装置。
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JP2970456B2 (ja) * 1995-02-14 1999-11-02 日本鋼管株式会社 金属管被覆光ファイバケーブルの製造方法及び製造装置

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