JP3097179B2 - 光ファイバ導入方法及び導入装置 - Google Patents

光ファイバ導入方法及び導入装置

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    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4479Manufacturing methods of optical cables
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  • Optics & Photonics (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属管被覆光ファイ
バケ−ブルを連続して製造するときに、金属管内に光フ
ァイバケ−ブルを導入しながらジェルを注入充填する光
ファイバ導入装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバケーブルの敷設張力や耐水性
を確保するために、光ファイバケーブルを細い金属管で
被覆し、内部に浸水防止用の粘性状物質であるジェルを
充填した金属管被覆光ファイバケ−ブルが使用され、こ
の金属管被覆光ファイバケ−ブルを連続的に製造する装
置が、例えば特開昭58ー95304号公報に開示されてい
る。この金属被覆光ファイバケーブルの製造装置は、連
続して送られる平らな金属ストリップを頂部に縦方向の
隙間を有する金属管に成形する。この金属管の隙間を通
して金属管内に直管型の導入管を挿入しておき、導入管
により光ファイバとジェルを金属管内に導入する。この
光ファイバを導入した金属管の隙間を閉じた後、レーザ
溶接装置に送り突合せ部を溶接する。その後、光ファイ
バケーブル入りの金属管の外径を所定大きさに絞ってか
ら、キャプスタンに巻き回して連続的に引出して、金属
管被覆光ファイバケ−ブルを製造している。このように
して金属管被覆光ファイバケ−ブルを製造するときに、
導入管を溶接部より後段の下流側まで伸ばして、溶接の
熱が光ファイバやジェルに損傷を与えることを防いでい
る。なお、金属管被覆光ファイバケ−ブルを製造する際
に、光ファイバと外装の金属管との空隙を例えば不活性
ガス等の特殊ガスでパ−ジしたもの(実願昭2−82768
号,特開昭64−35514号)や真空あるいは低圧にしたも
の(特開昭50−143087号)がある。
【0003】また、金属管に導入される光ファイバに対
する溶接の熱的影響をより確実に遮断するため、図4
示すように、一端部に開口51を有し他端を閉じた円弧
状の管体52からなり、溶接温度に耐えうる金属やセラ
ミックで形成された熱遮蔽治具50が、例えば特開昭5
9−101713号公報に開示されている。この熱遮蔽
治具50を金属管53の隙間を通して溶接部54の下流
側まで挿入しておき、熱遮蔽治具50のコンパウンド注
入孔55から開口51を通して金属管53内に水密コン
パウンドを注入しながら、光ファイバと同様に熱に敏感
な電気ケーブルを熱遮蔽治具50の下部を通して金属管
53内の送り、溶接による熱が電気ケーブルに影響を与
えないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭58-95304号
公報に示すように、導入管を金属管に挿入したままで光
ファイバを導入する場合は、金属管の下部にある突合せ
部を半田付けにより接合するときは特に大きな問題は生
じないが、金属管の上部にある突合せ部をTIG溶接や
レ−ザ溶接により溶接して金属管を密封するときには、
溶接スパッタが直管型の導入管上に堆積し、長時間操業
すると堆積した溶接スパッタが金属管内壁と接触し、溶
接不良を起こす可能性があった。このため、特に5Km以
上におよぶ長尺の金属管被覆光ファイバを連続して製造
することができないという短所があった。
【0005】また、金属管の溶接に当り生じる溶接熱
は、金属管の材質や管径にもよるが、基本的には光ファ
イバに十分悪影響を与えうる大きさであり、金属管内壁
に近接した直管型の導入管で熱遮蔽をしても、光ファイ
バに対する熱的影響を確実に緩和することができないと
いうよう短所があった。さらに、TIG溶接やレ−ザ溶
接における熱的影響は光ファイバのみならず、金属管内
壁に近接した直管型の導入管にもおよび、ときには導入
管に熱破損が生じるという短所もあった。
【0006】これらのような短所は、金属管が小径の場
合には特に顕著となる。
【0007】また、特開昭59-101713号公報に示すよう
に円弧状の管体からなる熱遮蔽治具を金属管内に挿入
し、この熱遮蔽治具の下部で光ファイバを案内しながら
熱遮蔽治具を通してジェルを注入する場合には、金属管
内で熱遮蔽治具が固定されず、振動等が生じたときに、
熱遮蔽治具と金属管の溶接面との間隔が非常に小さくな
ってしまう。この場合、熱遮蔽治具の上面に照射される
レ-ザ光等のエネルギ密度が非常に高くなり、熱遮蔽治
具の上面に焼損が生じて穴があき、内部を通過するジェ
ルが燃焼する危険性があった。また、このように熱遮蔽
治具と金属管の溶接面との間隔が小さくなると、上記と
同様に熱遮蔽治具に堆積した溶接スパッタが金属管に接
触し、長時間の操業ができないという短所もあった。
【0008】さらに、直管型の導入管や円弧状の管体か
らなる熱遮蔽治具により光ファイバを案内していると、
両端のエッジ部で光ファイバの被覆を摩耗し、被覆の損
傷とともに、剥がれた被覆が長時間の間に導入管内等に
堆積し、光ファイバに大きな引張張力を与えてしまう。
ここで、光ファイバの余長制御を、公知の方法の一つで
ある張力制御により行う場合には、上記の大きな引張張
力により、光ファイバに余長制御のために与えた張力が
変動して余長が制御できなくなるばかりか、光ファイバ
が破断することもあるという問題があった。この問題は
導入管を通してジェルと光ファイバを同時に金属管内に
導入する場合により顕著に表れる。これは、金属管内に
ダストが堆積し、このため光ファイバに働くジェルの粘
性抵抗が変動するからである。
【0009】また、特開昭59-101713号公報に示すよう
に、太い電気ケ−ブルはガイドロ−ラのみで円弧状の熱
遮蔽治具に案内することはできるが、直径が例えば250
μmと細く、しなやかな光ファイバをガイドロ−ラのみ
で円弧状の熱遮蔽治具に確実に案内することは困難であ
る。
【0010】また、光ファイバと金属管との空隙にジェ
ルを充填したり、不活性ガスを充填したり、あるいは真
空にする場合には、光ファイバの導入は独立な操作でこ
れらを実現することが望ましい場合がある。例えば、張
力制御により余長を制御する場合は、充填するジェル等
の粘性引張現象等による相互作用により、予定通りの制
御が困難になる場合がある。このような場合にはかかる
相互作用がないように、それぞれ独立して金属管内に導
入することが必要である。
【0011】この発明はかかる短所を解決するためにな
されたものであり、主として光ファイバ又は光ファイバ
束を溶接部の熱や溶接スパッタの影響を受けずに金属管
内に確実に導入するとともに、導入管にも熱損傷を与え
ずに長時間操業することができる光ファイバ導入方法及
び導入装置を得ることを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光ファイ
バ導入方法は、金属ストリップを成形し、突合せ部を溶
接して形成される金属管内に光ファイバ若しくは光ファ
イバ束を導入する光ファイバ導入方法において、ほぼ凹
形断面になるような長手方向に溝を有する導入管の溝側
を、金属管の溶接位置又はその近傍において溶接面とは
反対側の内壁に圧接し、該金属管内壁と導入管の長手方
向の溝で形成される空間を通して金属管内に光ファイバ
又は光ファイバ束を導入することを特徴とする。上記導
入管を通してジェル状充填物又は冷却用若しくはパージ
用のガスを導入したり、導入管を通じて排気したりして
も良い。
【0013】また、この発明に係る光ファイバ導入装置
は、金属ストリップを成形し、突合せ部を溶接して形成
される金属管内に光ファイバ又は光ファイバ束を導入す
る光ファイバ導入装置において、ほぼ凹形断面になるよ
うな長手方向に溝を有する導入管と、上記導入管の溝側
を金属管の溶接位置又はその近傍で溶接面とは反対側の
金属管内壁に圧接して、金属管内壁と導入管の長手方向
の溝で形成した光ファイバ又は光ファイバ束導入通路と
を備えたことを特徴とする。
【0014】この導入管を引抜き又は圧延加工するとき
に長手方向の溝と相対する面を内側にして巻取り形成す
ることが好ましい。さらに、導入管の長手方向の溝と相
対する面の中央部に全幅の1/4以上の平坦部を設けると
良い。
【0015】
【作用】この発明においては、導入管をほぼ凹形断面に
なるような長手方向に溝を有するように形成し、溝側を
溶接部では金属管の溶接面とは反対側の内壁に対して弾
性的に圧接するように金属管内に挿入することにより、
導入管の先端部を金属管の溶接面とは反対側に固定す
る。
【0016】そして金属管内壁と導入管の長手方向の溝
で形成した導入通路を通して光ファイバ又は光ファイバ
束を金属管に導入しながら、連続して送られる金属管の
突合せ部を溶接することにより、光ファイバ又は光ファ
イバ束を溶接部の熱から遮断する。
【0017】また、導入管を通してジェル状充填物又は
冷却用若しくはパ−ジ用のガスを導入したり、導入管を
通じて排気したりすることにより、光ファイバ又は光フ
ァイバ束を冷却することができる。
【0018】この導入管を引抜き又は圧延加工するとき
にほぼ凹形断面の長手方向の溝と相対する面を内側にし
て巻取り形成することにより、先端導入管の溝を外側に
して均一な曲がりを付けることができ、この曲がりによ
り溝部を金属管の溶接面と反対側の内壁に弾性的に圧接
する。
【0019】さらに、先端導入管のほぼ逆凹形断面の溝
と相対する面の中央部に全幅の1/4以上の平坦部を設け
ることにより、先端導入管のほぼ逆凹形断面が倒れるこ
となしに均一な断面のままで曲がりを付与することがで
きる。
【0020】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す断面図であ
る。図に示すように、光ファイバ導入装置1は光ファイ
バ又は光ファイバ束(以下、光ファイバという)2を案
内するファイバ導入管3と、浸水防止用の粘性状物質で
あるジェルを導入する導入管4とを有する。導入管4は
供給口5を有するマニホ−ルド6に連結され、均一な円
形断面をした管7と、管7の先端に継手8を介して接続
された先端導入管9とを有する。先端導入管9は熱伝導
の良い金属例えば銅又は銅合金からなり、図2の断面図
に示すように、ほぼ逆凹形断面を有する均一な断面積に
形成され、継手8との連結部は一定の曲率を有する円弧
状に成形されている。この先端導入管9のほぼ逆凹形断
面の溝10と相対する面の中央部には全幅Wの1/4以上
の幅Wsを有する平坦部11が設けられている。そして
先端導入管9を引抜き又は圧延加工するときに、図3に
示すように、平坦部11を内側にして巻取ドラム31に
巻取り形成する。このように平坦部11を内側にして巻
取ることにより、先端導入管9の溝10を外側にして均
一な曲がりを付けることができ、継手8との連結部に一
定の曲率を与えることができる。また、先端導入管9を
成形し巻取るときに平坦部11が巻取りロ−ルに接触し
ながら巻き取られるから、先端導入管9の巻取りときに
先端導入管9の倒れやねじれが生ぜず、ほぼ逆凹形断面
を均一な断面積に保持することができる。
【0021】この先端導入管9の継手8近傍の溝10
に、マニホ−ルド6に連結されたファイバ導入管3のフ
ァイバ出口3aが当接して設けられている。
【0022】上記のように構成された導入管4の先端導
入管9を、連続して送られる金属ストリップ12を成形
ロ−ル13で成形し、両側端を突き合わせて形成された
金属管14の内部に挿入する。そして、金属管14の突
合せ部を溶接する溶接部16の位置で、先端導入管9の
溝10側を溶接面とは反対側の内壁に圧接する。この先
端導入管9を溶接面とは反対側の内壁に圧接するとき
に、円弧状に成形された先端導入管9の連結部の弾性力
を利用して圧接する。
【0023】この状態で溶接ト−チ15で金属管14の
突合せ部を溶接しながら、マニホ−ルド6の前段に設け
たダンサ−ロ−ルで光ファイバ2の張力を調整し、この
張力が調整された光ファイバ2をファイバ導入管3で案
内して導入する。そしてファイバ導入管3のファイバ出
口3aから出た光ファイバ2を先端導入管9の下部の溝
10に沿って案内しながら金属管14内に送る。同時
に、マニホ−ルド6の供給口5から一定圧入圧力でジェ
ルを連続して注入し、注入されたジェルを導入管4の導
入管7と先端導入管9を通して金属管14内に送る。
【0024】この光ファイバ2を金属管14内に送ると
きに、光ファイバ2を金属管14の近傍までファイバ導
入管3で案内して送るから、細くてしなやかな光ファイ
バ2を確実に案内することができる。また、ファイバ出
口3aから出た光ファイバ2を、均一な断面積を有し加
工時に全くねじれがない状態で均一に曲げられた先端導
入管9の下部の溝10に沿って案内しながら金属管14
内に送るから、光ファイバ2を走行中の金属管14内に
無理なく確実に送ることができる。
【0025】また、ファイバ導入管3のファイバ出口3
aが先端導入管9の溝10に当接しており、ファイバ出
口3aから出た光ファイバ2は先端導入管9の溝10の
上面で案内されるから、光ファイバ2をファイバ出口3
aのエッジ部に当ることなしに導入することができ、光
ファイバ2の被覆に損傷を与えずに金属管14内に送る
ことができる。したがって溝10内に剥離した被覆等が
溜ることはなく、光ファイバ2を一定の張力で送ること
ができる。さらに、先端導入管9の溝10に沿って光フ
ァイバ2が送られるため、外部で光ファイバ2に付着し
て持ち込まれたダスト等を排除することもできる。
【0026】また、導入管4を通して送られるジェルは
管7の均一な円形断面と、先端導入管9の均一なほぼ逆
凹形断面を通して送られるから、導入管4内の粘性抵抗
の変化が少なく、ほぼ一定の低い圧入圧力をジェルを注
入することができる。
【0027】このようにして、光ファイバ2とジェルを
金属管14に送りながら金属管14の突合せ面を溶接す
る。この突合せ面を溶接するときに、光ファイバ2とジ
ェルを案内する先端導入管9が金属管14の溶接面とは
反対側の内壁に圧接されているから、連続して成形され
ながら送られる金属管14に振動等が生じても、常に先
端導入管9を溶接面とは反対側に位置させることがで
き、先端導入管9を溶接面との距離を常に一定に保持す
ることができる。したがって先端導入管9と、先端導入
管9で案内される光ファイバ2とジェルに対する溶接の
熱影響を低減することができる。また、光ファイバ2は
溶接部で先端導入管9の下部の溝10に沿って案内され
るから、光ファイバ2に加えられる熱は先端導入管9の
上下の面とジェルにより遮断され、光ファイバ2の熱損
傷を確実に防止することができる。
【0028】さらに、先端導入管9を溶接面との距離を
常に最大に保持することができるから、先端導入管9の
上面に溶接スパッタが堆積しても金属管14に接触する
ことがなく、長時間の操業を行うことができる。
【0029】なお、上記実施例においては導入管4でジ
ェルを導入する場合について説明したが、例えば窒素ガ
ス等の冷却用のガスやパ−ジ用の不活性ガスを導入する
こともできる。このようなガスを導入することにより、
溶接部近傍の光ファイバ2を冷却し、より確実に溶接熱
から保護することができる。また、導入管4を通じて金
属管14内を排気することにより、内部を低圧にしたり
水分を除去することもできる。
【0030】
【0031】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、導入管
をほぼ凹形断面になるような長手方向に溝を有するよう
に形成し、溝側を溶接部では金属管の溶接面とは反対側
の内壁に対して弾性的に圧接するように金属管内に挿入
することにより、導入管の先端部を金属管の溶接面とは
反対側に固定するようにしたから、連続して成形されな
がら送られる金属管に振動等が生じても、常に先端導入
管を溶接面とは反対側に位置させることができ、先端導
入管を溶接面との距離を常に一定に保持することができ
る。したがって先端導入管と、先端導入管で案内される
光ファイバに対する溶接の熱影響を低減することができ
るとともに、スパッタ堆積の悪影響を抑制することがで
き、長時間操業しても導入管と光ファイバに熱損傷を与
えることを防止することができる。
【0032】そして金属管内壁と導入管の長手方向の溝
で形成した導入通路を通して光ファイバ又は光ファイバ
束を金属管に導入するから、光ファイバに加えられる熱
を導入管の上下の面で確実に遮断することができる。
【0033】また、滑らかな金属管内壁と導入管の長手
方向の溝で形成される通路を通して光ファイバを独立で
導入するから、光ファイバの表面が隔離することを抑制
することができるとともに、光ファイバの張力を一定に
保持することができ、高精度に余長を制御することがで
きる。
【0034】また、導入管でジェルを導入したり冷却用
のガスやパ−ジ用の不活性ガスを導入することにより、
溶接部近傍の光ファイバを冷却しより確実に溶接熱から
保護することができる。
【0035】また、ジェルを導入する場合、光ファイバ
とは独立に導入管から導入することができるから、光フ
ァイバとジェルの相互作用を防止することができ、光フ
ァイバの余長率を一定に制御することができる。
【0036】また、導入管を引抜き又は圧延加工すると
きに、長手方向の溝と相対する面を内側にして巻取るこ
とにより、導入管の溝を外側にして均一な曲がりを付け
ることができ、この曲がりの弾性力により溝部を金属管
の溶接面と反対側の内壁に確実に圧接することができ
る。
【0037】さらに、導入管の長手方向の溝と相対する
面の中央部に全幅の1/4以上の平坦部を設けることによ
り、導入管の溝が倒れることなしに均一な断面のまま曲
がりを付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す断面図である。
【図2】上記実施例の先端導入管の断面図である。
【図3】上記実施例の先端導入管の巻取り状態を示す説
明図である。
【図4】従来の熱遮蔽治具を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ導入装置 2 光ファイバ 3 ファイバ導入管 4 導入管 9 先端導入管 10 溝 11 平坦部 14 金属管 15 溶接トーチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 雄二 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 三坂 望 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 米澤 宣行 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 小峰 勇 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 井ノ口 一成 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 吉江 康哲 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−95304(JP,A) 特開 昭61−17447(JP,A) 特開 昭60−208012(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/44

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属ストリップを成形し、突合せ部を溶
    接して形成される金属管内に光ファイバ若しくは光ファ
    イバ束を導入する光ファイバ導入方法において、ほぼ凹
    形断面になるような長手方向に溝を有する導入管の溝側
    を、金属管の溶接位置又はその近傍において溶接面とは
    反対側の内壁に圧接し、該金属管内壁と導入管の長手方
    向の溝で形成される空間を通して金属管内に光ファイバ
    又は光ファイバ束を導入することを特徴とする光ファイ
    バ導入方法。
  2. 【請求項2】 上記導入管を通してジェル状充填物又は
    冷却用若しくはパージ用のガスを導入する請求項1記載
    の光ファイバ導入方法。
  3. 【請求項3】 上記導入管を通じて排気する請求項1記
    載の光ファイバ導入方法。
  4. 【請求項4】 金属ストリップを成形し、突合せ部を溶
    接して形成される金属管内に光ファイバ又は光ファイバ
    束を導入する光ファイバ導入装置において、ほぼ凹形断
    面になるような長手方向に溝を有する導入管と、上記導
    入管の溝側を金属管の溶接位置又はその近傍で溶接面と
    は反対側の金属管内壁に圧接して、金属管内壁と導入管
    の長手方向の溝で形成した光ファイバ又は光ファイバ束
    導入通路とを備えたことを特徴とする光ファイバ導入装
    置。
  5. 【請求項5】 上記導入管を引抜き又は圧延加工すると
    きに長手方向の溝と相対する面を内側にして巻取り形成
    する請求項4記載の光ファイバ導入装置。
  6. 【請求項6】 上記導入管の長手方向の溝と相対する面
    の中央部に全幅の1/4以上の平坦部を設けた請求項5
    記載の光ファイバ導入装置。
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