JP3181305U - まな板 - Google Patents

まな板 Download PDF

Info

Publication number
JP3181305U
JP3181305U JP2012006994U JP2012006994U JP3181305U JP 3181305 U JP3181305 U JP 3181305U JP 2012006994 U JP2012006994 U JP 2012006994U JP 2012006994 U JP2012006994 U JP 2012006994U JP 3181305 U JP3181305 U JP 3181305U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting board
plate
installation surface
visible light
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012006994U
Other languages
English (en)
Inventor
篤 高部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Leben Hanbai KK
Original Assignee
Leben Hanbai KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Leben Hanbai KK filed Critical Leben Hanbai KK
Priority to JP2012006994U priority Critical patent/JP3181305U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3181305U publication Critical patent/JP3181305U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)

Abstract

【課題】より使い易く、かつ、衛生的な環境で調理できるまな板を提供する。
【解決手段】可視光に応答する可視光応答型光触媒を含有している板状部材101から形成され、脚部材102は、円盤状の形状をなし、外周端104が板状部材101の縁端105よりも外側に位置するように板状部材101に一体成形される。また、脚部材102は、円の中心方向に向かって凸状に隆起した凸部106を有し、板状部材101の調理面150よりも設置面110側に盛り上がった形状をしている。可視光応答型光触媒を含有する板状部材101の働きにより、抗菌、抗ウィルス効果を発揮することができ、平置き状態において、板状部材101が設置面に接触しないように突出しているため、まな板100を常に衛生的な状態に維持することができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、まな板に関する。
従来から、肉や魚、野菜などを包丁で切る際の台として木のまな板がある。また、近年は、衛生面や二次汚染、保管の簡易性などの問題からプラスチック製のまな板が増えて来ている。通常、まな板は、食材を置いたときの切り易さ(調理のし易さ)はもちろんの事ながら、水に濡れた状態で放置することが多いため、汚れや雑菌の繁殖など衛生上の問題が懸念される。また、調理面(置き面)のガタつきや滑りなどの問題も重要視される。また、水切りの良さ、水切り時の立て掛け滑り、保管上の問題、さらには、食材を切ったときに出る汁などが周囲を汚すなどの問題がある。
特許文献1には、ゴム弾性を示す表層が芯部材の表面に形成され、縁に沿って溝が延在しているまな板が開示されている。
また、特許文献2には、滑り止め材料が底面に結合されているまな板が開示されている。
また、特許文献3には、着脱式のまな板の滑り止めが開示されている。
特許第4463572号公報 特開2009−82741号公報 特開2007−50217号公報
特許文献1に記載のまな板は、溝が食材から出る汁を溜める役割を果たしている。しかしながら、表層がゴム弾性を示す素材で形成されているため、包丁の刃によって傷みやすく、また、傷んだ表層が食材に混入してしまうことが懸念される。
また、特許文献2に記載のまな板は、滑り止め材料の結合部の衛生面などが懸念さ、取り外しや清掃が面倒である。
また、特許文献3に記載のまな板用滑り止めは、取り付けや取り外しに手間が掛かり、取り付け部の清掃が面倒である。
そこで、本考案は、より使い易く、かつ、衛生的なまな板の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本考案に係るまな板は、可視光に応答する可視光応答型光触媒を含有している板状部材から形成される。
本考案に係るまな板によれば、より使い易く、かつ、衛生的な調理環境を提供することができる。
本考案の第一実施形態に係るまな板を示す図である。 本考案の第一実施形態に係るまな板を設置面に対して横向きに立て掛けた状態を示す図である。 本考案の第一実施形態に係るまな板を設置面に対して縦向きに立て掛けた状態を示す図である。 本考案の第二実施形態に係るまな板を設置面に対して横向きに立て掛けた状態を示す図である。 本考案の第二実施形態に係るまな板を設置面に対して縦向きに立て掛けた状態を示す図である。 本考案の第三実施形態に係るまな板を設置面に対して横向きに立て掛けた状態を示す図である。 本考案の第四実施形態に係るまな板を示す図である。 本考案の第五実施形態に係るまな板を示す図である。
以下、本考案の各実施形態について図面を用いて説明する。
<第一実施形態>
図1(a)は、本考案の第一実施形態に係るまな板100を示す図である。図示するように、まな板100は、略四辺形の板状部材101と、その四隅に配置されている脚部材102と、を有している。
板状部材101は、まな板100の本質的な機能を果たすための部材であり、食材を載せて調理を行う調理面150を有している。調理面150は、板状部材101の両面に形成されており、食材を載せて調理し易いように略平坦な面になっている。なお、調理面150は、板状部材101の片側面にのみ形成されていても良い。
また、板状部材101の表面には、調理面150で切った食材の汁などがまな板の外側にこぼれ落ち難くするための溝103が形成されている。具体的には、溝103は、調理面150を囲むように所定の幅(数mm程度)および所定の深さ(例えば、2mm)で形成されている。
なお、板状部材101は、例えば、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂などをインジェクション成形(射出し成形)することにより、所定の厚み(例えば、5mm〜10mm)となるように形成される。また、図示しないが、板状部材101の板厚を薄くすることにより、折り曲げられる構造としても良い。また、板状部材101に折り曲げ線を入れ、切った食材を折り曲げた板状部材101に乗せた状態で鍋などに投入する構造としても良い。また、板状部材101の四隅は、脚部材102の厚みを考慮して、板状部材101の厚みよりも薄い所定の厚みとなるように形成される。なお、本実施形態では、板状部材101は脚部材102と異なる材料で成型しているが(例えば、図1に示すまな板100)、板状部材101と脚部材102とが同一材料から一体形成されるようにしても良い。
また、板状部材101には、可視光応答型の光触媒が含有されている。ここで、可視光応答型の光触媒とは、可視光に応答して抗菌効果、抗ウィルス効果および超親水性を発揮する触媒のことである。具体的には、可視光応答型の光触媒には、酸化チタンに銅系化合物または鉄系化合物を担持(修飾)したものや、酸化タングステンに銅系化合物を担持したものがある。
可視光応答型の光触媒を含有した板状部材101に蛍光灯やLED照明、白熱灯などの可視光を当てると、菌やウィルスなどの繁殖を抑制する効果を得ることができる。また、可視光応答型の光触媒を含有した板状部材101に可視光を当てると、面に対して0°に近い接触角で濡れを生じる超親水性の効果を得ることができるため、まな板の表面に水の膜を形成することができる。その結果、セルフクリーニングによってまな板100の表面に付着した汚れを分解分離し剥がし易くする効果を得ることができる。
なお、従来は、窒素と炭素をドープした二酸化チタン(NCドープ)の可視光応答型触媒について考えられていたが、実際には可視光による抗菌効果などは得られていなかった。
また、従来から紫外光応答型の光触媒を用いた製品(例えば、外装建材や浄化用フィルター材など)の存在は知られていたが、製品を紫外光に当てなければ抗菌効果などを発揮できなかったため、紫外光の少ない室内などでの利用は限られていた。
本実施形態では、このような効果を生じる可視光応答型の光触媒を板状部材101に含有し、抗菌、抗ウィルス、超親水性による汚れ除去などの所望の効果を得るものである。また、まな板100は、平置きまたは立置きした際に、設置面との間に隙間ができる。これにより、まな板100の風通しが良くなり、設置面に接触していないために板状部材101の全面に空気が触れると共に、全面に光が常に当たる環境を作り出すことができる。その結果、可視光応答型の光触媒のスーパーオキシドアニオン(superoxide anion)やヒドロキシルラジカル(hydroxyl radical)による殺菌作用を最大に発揮することができる構造のまな板となる。
脚部材102は、まな板100の滑りを防止する部材である。そのため、脚部材102は、熱可塑性エラストマーやポリエステル系樹脂といったゴム弾性を示す素材を用いて、板状部材101の所定位置(本実施形態では板状部材の四隅)にダブルモールド成形(二色成形)される。
なお、脚部材102は、円盤状の形状をなし、外周端104が板状部材101の縁端105よりも外側に位置するように板状部材101に一体成形される。
図1(b)は、まな板100を設置面110(例えば、キッチン台やシンクなど)に対して略水平に置いた状態(平置き状態)を示す図である。図示するように、脚部材102は、円の中心方向に向かって凸状に隆起した凸部106を有し、板状部材101の調理面150よりも設置面110側に盛り上がった形状をしている。
そのため、板状部材101の調理面150は、設置面110と接触する脚部材102の接触点P同士を結んだ接触境界線L1よりも内側、すなわち、接触境界線L1を境にして設置面110とは逆側に位置することになり、調理面150が設置面110に接触することが防止される。
図2は、まな板100を設置面110に対して横向きに立て掛けた状態(横向き立置き状態)を示す図である。図示するように、脚部材102の外周端104は、板状部材101の縁端105の外側に位置するため、まな板100を設置面110に立て掛けた場合、脚部材102が設置面110と接触することになる。
したがって、板状部材101の縁端105は、設置面110と接触する脚部材102の接触点P同士を結んだ接触境界線L2よりも内側、すなわち、接触境界線L2を境にして設置面110とは逆側に位置することになり、まな板100の縁端105が設置面110に接触することが防止される。
図3は、まな板100を設置面110に対して縦向きに立て掛けた状態(縦向き立置き状態)を示す図である。図2の場合と同様に、脚部材102の外周端104は、板状部材101の縁端105の外側に位置するため、まな板100を設置面110に立て掛けた場合、脚部材102が設置面110と接触することになる。
したがって、板状部材101の縁端105は、設置面110と接触する脚部材102の接触点P同士を結んだ接触境界線L3よりも内側、すなわち、接触境界線L3を境にして設置面110とは逆側に位置することになり、まな板100の縁端105が設置面110に接触することが防止される。
このように、本実施形態に係るまな板100によれば、より使い易く、かつ、衛生的な調理環境を提供することができる。特に、可視光応答型光触媒を含有する板状部材101の働きにより、抗菌、抗ウィルス効果を発揮することができる。また、超親水性の発揮により、セルフクリーニングによる汚れ除去の効果を得ることができる。その結果、まな板100は常に衛生的な状態を維持することができる。
また、脚部材102は、縦および横の少なくとも一方の向きでの立置き状態、および、平置き状態において、板状部材101が設置面に接触しないように突出しているため、まな板100を常に衛生的な状態に維持することができる。
また、まな板100は、脚部材102の働きにより、まな板100を設置面110に対して略水平に置いた状態でも、設置面110に対して横向きおよび縦向きに立て掛けた状態でも、滑りを防止することができる。そのため、まな板100の使用者は、安心して調理したり、立て掛けて置くことができる。
また、まな板100は、板状部材101と脚部材102とをダブルモールド成型するため隙間ができ難く洗い易い。したがって、まな板100の使用者は、簡単に清掃することができ、より簡単に衛生的な状態を維持することができる。
また、本実施形態に係るまな板100は、溝103の働きにより、調理面150で切った食材の汁などがまな板100の外側にこぼれ落ち難くい構造になっている。
次に、本考案の第二実施形態について説明する。
<第二実施形態>
図4(a)は、本考案の第二実施形態に係るまな板200を設置面210に対して横向きに立て掛けた状態を示す図である。図示するように、まな板200は、四辺形の板状部材201と、その四隅に配置されている脚部材202と、を有している。なお、板状部材201および脚部材202の基本的役割と構成は前述の第一実施形態と同様であるため、以下では異なる部分についてのみ説明する。
板状部材201は、所定の大きさ(例えば、指が入る大きさ)であって、略楕円型の貫通孔203を縁端207付近に有している。このような貫通孔203により、まな板200を釘状の部材に引っ掛けたり、指を入れて運んだりすることが容易になる。また、まな板200を釘状部材に引っ掛けた状態で置いておくことにより、風通りを良くしたり、日干しし易くなる。
脚部材202は、略二等辺三角形の平面形状をなし、頂点204に向かって端部205が板状部材201の縁端207よりも外側に位置するように板状部材201に一体成形される。
図4(b)は、まな板200を設置面210に対して略水平に置いた状態を示す図である。図示するように、脚部材202は、設置面210側に突出した略半球状の凸部206を有している。
そのため、板状部材201の調理面250は、設置面210と接触する凸部206の接触点P同士を結んだ接触境界線L5よりも内側、すなわち、接触境界線L5を境にして設置面210とは逆側に位置することになり、調理面250が設置面210に接触することが防止される。
また、図4(a)に示すように、まな板200を設置面210に対して横向きに立て掛けた場合、脚部材202の頂点204付近は、板状部材201の縁端207の外側に位置するため、脚部材202が設置面210と接触することになる。
したがって、板状部材201の縁端207は、設置面210と接触する脚部材202の接触点P同士を結んだ接触境界線L4よりも内側、すなわち、接触境界線L4を境にして設置面210とは逆側に位置することになり、まな板200の縁端207が設置面210に接触することが防止される。
図5は、まな板200を設置面210に対して縦向きに立て掛けた状態を示す図である。図示するように、脚部材202の頂点204付近は、板状部材201の縁端207の外側に位置するため、まな板200を設置面210に立て掛けた場合、脚部材202が設置面210と接触することになる。
したがって、板状部材201の縁端207は、設置面210と接触する脚部材202の接触点P同士を結んだ接触境界線L6よりも内側、すなわち、接触境界線L6を境にして設置面210とは逆側に位置することになり、まな板200の縁端207が設置面210に接触することが防止される。
このように、本実施形態に係るまな板200によれば、より使い易く、かつ、衛生的な調理環境を提供することができる。特に、可視光応答型光触媒を含有する板状部材201の働きにより、抗菌、抗ウィルス効果を発揮することができる。また、超親水性の発揮により、セルフクリーニングによる汚れ除去の効果を得ることができる。その結果、まな板200は常に衛生的な状態を維持することができる。
また、まな板200は、脚部材202の働きにより板状部材201と設置面210との接触が防止されるため、まな板200は常に衛生的な状態を維持することができる。
また、まな板200は、貫通孔203の働きにより、釘状の部材に引っ掛けたり、指を入れて運んだりすることが容易になる。また、貫通孔203の働きにより、まな板200は、釘状部材に引っ掛けた状態で置いておくことにより、風通りを良くしたり、日干しし易くなる。
次に、本考案の第三実施形態について説明する。
<第三実施形態>
図6は、本考案の第三実施形態に係るまな板300を設置面310に対して横向きに立て掛けた状態を示す図である。図示するように、まな板300は、四辺形の板状部材301と、両端に配置されている脚部材302と、を有している。なお、板状部材301および脚部材302の基本的役割と構成は前述の実施形態と同様であるため、以下では異なる部分についてのみ説明する。
板状部材301は、所定の大きさ(例えば、指が入る大きさ)であって、略楕円型の貫通孔303を有している。このような貫通孔303により、まな板300を釘状の部材に引っ掛けたり、指を入れて運んだりすることが容易になる。また、釘状部材に引っ掛けた状態で置いておくことにより、風通りを良くしたり、日干しし易くなる。
また、板状部材301の表面には、調理面350で切った食材の汁などがまな板の外側にこぼれ落ち難くするための溝304が形成されている。具体的には、溝304は、貫通孔付近に位置するA部305と、板状部材の一端から他端に向かって伸びるB部306とがL字型に接続された形状をなし、所定の深さ(例えば、2mm)で形成されている。
ここで、A部305の溝は、B部306の溝よりも幅広に形成されており、食材から出た汁が多い場合には、B部306に溜まった汁がA部305まで流れて溜まるようになっている。したがって、A部305は、B部306よりも深く(例えば、4mm)なるように形成されても良い。
脚部材302は、板状部材301の両端の辺に沿って配置され、端部307が板状部材の縁端308よりも外側に位置するように板状部材301に一体成形されている。また、脚部材302は、一部が貫通孔303の周囲を取り囲むように形成されている。なお、貫通孔303を取り囲むように脚部材302を形成することにより、貫通孔303を介してまな板が持ち易くなる。
また、脚部材302の端部307付近には、設置面310側に突出した略半球状の凸部309が複数形成されている。そのため、板状部材301の調理面350は、設置面310と接触する凸部309の接触点同士を結んだ接触境界線よりも内側、すなわち、接触境界線を境にして設置面310とは逆側に位置することになり、調理面350が設置面310に接触することが防止される。
また、図示するように、まな板300を設置面310に対して横向きに立て掛けた場合、脚部材302の端部307は、板状部材301の縁端308の外側に位置するため、脚部材302が設置面310と接触することになる。
したがって、板状部材301の縁端308は、設置面310と接触する脚部材302の接触点同士を結んだ接触境界線よりも内側、すなわち、接触境界線を境にして設置面310とは逆側に位置することになり、まな板300の縁端308が設置面310に接触することが防止される。
また、まな板300を設置面310に対して縦向きに立て掛けた場合でも、脚部材302が板状部材301の両端の辺に沿って形成されているため、板状部材301の縁端308が設置面310と接触することは防止される。
このように、本実施形態に係るまな板300によれば、より使い易く、かつ、衛生的な調理環境を提供することができる。特に、可視光応答型光触媒を含有する板状部材201の働きにより、抗菌、抗ウィルス効果を発揮することができる。また、超親水性の発揮により、セルフクリーニングによる汚れ除去の効果を得ることができる。その結果、まな板200は常に衛生的な状態を維持することができる。
また、まな板300は、脚部材302の働きにより板状部材301と設置面310との接触が防止されるため、まな板300は常に衛生的な状態を維持することができる。
また、まな板300は、幅や溝深さの異なる部位を有する溝304の働きにより、食材から多くの汁が出た場合でも、まな板300の外側にこぼれ落ちるのを防止することができる。
また、まな板300は、ゴム弾性を示す脚部材302によって貫通孔303の周囲を囲むことで、手で持ち易くなっている。
次に、本考案の第四実施形態について説明する。
<第四実施形態>
図7は、本考案の第四実施形態に係るまな板400を示す図である。図示するように、まな板400の基本的構成は前述の第三実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
板状部材401は、一端から他端に向かって伸びる複数の溝402を有している。具体的には、溝402は、第三実施形態のものよりも狭い幅(例えば、1.5mm)で形成されている。このような溝402を板状部材401の表面に複数形成することにより、食材から出た汁のこぼれ落ちを防止すると共に、食材がまな板400から滑り落ちるのを防止することができる。
また、脚部材402の端部404付近には、帯状に細長い凸部405が複数形成されている。そのため、板状部材401の調理面450は、平置き状態において設置面と接触する凸部405の接触点同士を結んだ接触境界線よりも内側、すなわち、接触境界線を境にして設置面とは逆側に位置することになり、調理面450が設置面に接触することが防止される。
なお、本実施形態では、脚部材402の端部404が板状部材401の縁端405よりも外側に位置する形状であることを要求するものではないが、そのような形状としても良い。
このように、本実施形態に係るまな板400によれば、より使い易く、かつ、衛生的な調理環境を提供することができる。特に、可視光応答型光触媒を含有する板状部材201の働きにより、抗菌、抗ウィルス効果を発揮することができる。また、超親水性の発揮により、セルフクリーニングによる汚れ除去の効果を得ることができる。その結果、まな板200は常に衛生的な状態を維持することができる。
また、まな板400は、脚部材402の働きにより板状部材401と設置面との接触が防止されるため、まな板400は常に衛生的な状態を維持することができる。
また、まな板400は、複数形成された溝402の働きにより、食材から出た汁のこぼれ落ちを防止すると共に、食材がまな板400から滑り落ちるのを防止することができる。
次に、本考案の第五実施形態について説明する。
<第五実施形態>
図8は、本考案の第五実施形態に係るまな板500を示す図である。図示するように、まな板500の基本的構成は前述の第一実施形態と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。
また、板状部材501は、所定の大きさ(例えば、指が入る大きさ)の切り欠き520を一端付近に有している。このような切り欠520きにより、まな板500を釘状の部材に引っ掛けたり、指を入れて運んだりすることが容易になる。
また、まな板500を釘状部材に引っ掛けた状態で置いておくことにより、風通りを良くし、更には板状部材501の全面に光が常に当たる環境を作り出すことができる。その結果、可視光応答型の光触媒のスーパーオキシドアニオン(superoxide anion)やヒドロキシルラジカル(hydroxyl radical)による殺菌作用を最大に発揮することができる。
このように、本実施形態に係るまな板500によれば、より使い易く、かつ、衛生的な調理環境を提供することができる。特に、板状部材501には切り欠き520が形成されているため、まな板500を釘状部材に引っ掛けた状態で置いておくことにより、風通りを良くし、更には板状部材501の全面に光が常に当たる環境を作り出すことができる。その結果、まな板500は、可視光応答型の光触媒のスーパーオキシドアニオンやヒドロキシルラジカルによる殺菌作用を最大に発揮することができる。
なお、前述の第一実施形態〜第五実施形態において、まな板は、可視光応答型光触媒を含有した素材(例えば、ポリエチレン樹脂など)により薄膜の表面層を成形し、ダブルモールドによってかかる表面層を板状部材101の表面に一体成形しても良い。
また、前述の第一実施形態〜第五実施形態において、脚部材は、可視光応答型光触媒を含有した素材(例えば、熱可塑性エラストマーなど)から形成するようにしても良い。
また、前述の第一実施形態〜第五実施形態において、板状部材は、美観の点から、色が異なりアクセント模様となる硬度や軟化点の異なるプラスチックや鉱物質530を入れた素材から形成するようにしても良い。
また、第一実施形態のまな板100において、板状部材101に貫通孔を形成しても良い。また、第二実施形態のまな板200において、板状部材201に溝を形成するようにしても良い。
なお、本考案は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本考案を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
100・・・まな板、101・・・板状部材、102・・・脚部材、
103・・・溝、104・・・脚部材の端部、105・・・板状部材の縁端

Claims (13)

  1. 可視光に応答する可視光応答型光触媒を含有している板状部材から形成された
    ことを特徴とするまな板。
  2. 請求項1に記載のまな板であって、
    前記可視光応答型光触媒は、
    酸化チタンに銅系化合物または鉄系化合物を担持した可視光応答型光触媒、または、酸化タングステンに銅系化合物を担持した可視光応答型光触媒である
    ことを特徴とするまな板。
  3. 請求項1または2に記載のまな板であって、
    前記板状部材の隅には、脚部材が配置され、
    前記脚部材は、
    縦および横の少なくとも一方の向きでの立置き状態、および
    平置き状態において、前記板状部材が設置面に接触しないように突出している
    ことを特徴とするまな板。
  4. 請求項1に記載のまな板であって、
    前記脚部材は、
    縦および横の少なくとも一方の向きでの立置き状態における設置面との接触点同士を結んだ線よりも前記板状部材が内側に位置するように突出し、かつ
    平置き状態における設置面との接触点同士を結んだ線よりも前記板状部材が内側に位置するように突出している
    ことを特徴とするまな板。
  5. 請求項3または4に記載のまな板であって、
    前記脚部材は、弾性体である
    ことを特徴とするまな板。
  6. 請求項3〜5のいずれか一項に記載のまな板であって、
    前記脚部材は、
    縦および横の立置き状態、並びに、平置き状態において、前記板状部材が設置面に接触しないように突出している
    ことを特徴とするまな板。
  7. 請求項6に記載のまな板であって、
    前記脚部材は、さらに、
    前記設置面側に突出した凸部を有している
    ことを特徴とするまな板。
  8. 請求項3〜7のいずれか一項に記載のまな板であって、
    前記脚部材は、
    前記板状部材の四隅に配置されている
    ことを特徴とするまな板。
  9. 請求項3〜7のいずれか一項に記載のまな板であって、
    前記脚部材は、
    前記板状部材の両端に配置されている
    ことを特徴とするまな板。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載のまな板であって、
    前記板状部材の調理面には、溝が形成されている
    ことを特徴とするまな板。
  11. 請求項10に記載のまな板であって、
    前記溝の一部には、
    幅広の液貯めが形成されている
    ことを特徴とするまな板。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のまな板であって、
    前記板状部材および前記脚部材は、ダブルモールドにより一体成形される
    ことを特徴とするまな板。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載のまな板であって、
    前記脚部材または板状部材には、
    貫通孔または切り欠きによる持ち手部が形成されている
    ことを特徴とするまな板。
JP2012006994U 2012-11-16 2012-11-16 まな板 Expired - Fee Related JP3181305U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012006994U JP3181305U (ja) 2012-11-16 2012-11-16 まな板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012006994U JP3181305U (ja) 2012-11-16 2012-11-16 まな板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3181305U true JP3181305U (ja) 2013-01-31

Family

ID=50425535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012006994U Expired - Fee Related JP3181305U (ja) 2012-11-16 2012-11-16 まな板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3181305U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9095237B2 (en) Cutting board
JP3181305U (ja) まな板
JP3181304U (ja) まな板
CN103284634A (zh) 一种防溢易清洁的砧板
JP2008173195A (ja) キッチンカウンター及びその製造方法
KR101360452B1 (ko) 탈부착이 자유로운 내열성 엘라스토머 커버를 가지는 도마
WO2006064999A1 (en) Chopping board
CN212521589U (zh) 一种伸缩式钛金属厨具支架
KR20120007264U (ko) 주방용 경사 도마
CN205006846U (zh) 一种塑料餐具沥水双层架
KR200446038Y1 (ko) 주방용 도마
JP2006263399A (ja) ダイエットフライパン、ダイエット鍋
JP2013215437A (ja) 濾し器
JP2006218143A (ja) ピザ用皿
JP2011036679A (ja) 分割可能式搾り、乾燥皿付き鍋
JP3181479U (ja) 食べこぼし防止具
KR101044524B1 (ko) 수족관을 구비한 싱크대
CN203302938U (zh) 一种多功能切菜板
JP2010148883A (ja) 分割可能式、搾り、乾燥皿付き鍋
JP2004321247A (ja) 水切りプレートとこれを備えたキッチンキャビネット
KR200467538Y1 (ko) 야광도마 및 그 제조방법
KR20090083256A (ko) 측면 경사구조를 갖는 다기능성 항균성 양면도마
KR200245648Y1 (ko) 소쿠리
CN204483939U (zh) 一种防溢易清洁的砧板
JP2011173721A (ja) 三角コーナー

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3181305

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A623 Registrability report

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A623

Effective date: 20150824

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees