JP3181479U - 食べこぼし防止具 - Google Patents

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Abstract

【課題】コスト低減が可能で衛生確保が容易な食べこぼし防止具を提供する。
【解決手段】食べこぼし防止具10は、伸縮性と可撓性とをもった弾性樹脂材を用いて略円環状に成形する。伸縮性があるので若干の寸法の違いがあっても椀状食器の外側面に装着させるのは容易であり、可撓性があるので椀状食器の内側に折り込むのも容易である。
【選択図】図1

Description

本考案は、食事中の食べこぼしを防止する器材に係り、とくに高齢者、幼児、身障者等の食べこぼしを防止する器材に関する。
高齢者、身障者、幼児は、スープ状食品やご飯を食べるときに食器から食べ物を食器外にこぼしてしまうことがある。このような食べこぼしは、高齢者等の介護を行う介護スタッフや、幼児の面倒をみる保育スタッフ等の仕事量を増加させるだけでなく、テーブルや床面を汚損し、臭いを籠もらせるなどの問題を惹起する。
従来、このような問題を解消するために、食器の上端にフランジを形成して食べこぼしを防止しようとする試みがあった。しかしながら、食器自体にフランジを形成すると、食器自体の価格が上昇するだけでなく、フランジの裏側面に付着した食べかすの洗浄が難しく、衛生管理上好ましくない等の問題があった。
かかる問題を解決するため、下記特許文献1は、ゴム素材を用いて、食器の外周を取り巻く壁部と、食器の内側空間へ向けて突出させた壁部とからなる食べこぼし防止具を提案している。
特開2012−066035
特許文献1に係る食べこぼし防止具の問題は、製造コストを低減することが難しく、衛生管理の確保にも難点があるところである。
この特許文献1は、食器の外周を取り巻く壁部(第一の壁部)と食器の内側に向かって突出させる壁部(第二の壁部)とを条件とする。このため、第一の壁部と第二の壁部の角度成形など、必然的に成形型枠のコストが嵩むことになる。
食器から取り外して洗浄することは可能であるが、第一の壁部と第二の壁部との接合部分に溜まった汚れを落とすのは容易ではなく、経年使用によって蓄積した食べかすが、ばい菌やカビの温床となりやすく、衛生管理の面からも望ましくない。
そこで、本考案の目的は、コスト低減が可能で、衛生確保が容易な食べこぼし防止具を提供することにある。
前記目的を達成するため、本考案に係る食べこぼし防止具は、伸縮性と可撓性とをもった弾性樹脂材を用いて略円環状に成形する(請求項1)。
略円環状に成形するので、食器の外周面に装着させる部分と、使用時に食器の内側に突出させる部分は、角度変化を伴う隅角部をもたない。伸縮性があるので若干の寸法の違いがあっても椀状食器の外側面に装着させるのは容易であり、可撓性があるので食器の内側に折り込むのも容易である。
略円環状に成形してあるため、食器から取り外して洗浄するときに内面および外面に食べかすが残存する等の、衛生管理上好ましくない事態は生じない。また、略円環状であって形状が比較的単純なので、製造コストも最小限に抑えることが出来る。
円環の内径を、椀状食器の外径よりも若干小さく設定する場合がある(請求項2)。
使用する弾性樹脂材の種類によっては、椀状食器の外径と、本考案に係る食べこぼし防止具の内径とを略同一にしても実用に耐える。上端部を椀状食器の内側に折り込んで使用するからである。
しかしながら、繰り返しの洗浄や経年劣化に伴う弾性樹脂材の伸びを考慮すると、円環の内径は、椀状食器の外径(上端または上端近傍の外径)より若干小さく設定しておくことが望ましい。椀状食器の外径は、一般に上端から下方に向かって小さくなるが、例えば、上端から数センチメートル下方の外径を基準として内周径を設定することにより対応することできる。
内側面に、略円環状を呈する端縁と略平行となる溝部を備える場合がある(請求項3)。
内周面に、溝部(凹部)を連続的に成形しておけば、椀状食器の内側に突出させるフランジの折り曲げが容易となる。
この溝部は、略円環状を呈する端縁と平行に成形するが、下側の端縁、上側の端縁のいずれと平行であっても良い。本考案に係る食べこぼし防止具は、下側の端縁、上側の端縁は必ずしも平行である必要はないので、一方の端縁が傾斜角度をもって斜めに成形されている場合もあるからである。
本考案に係る食べこぼし防止具によれば、コスト低減が可能であり、衛生確保が容易となる。
第一の実施形態に係る食べこぼし防止具を例示する斜視図である。 図1に示した食べこぼし防止具の使用状態を例示する斜視図である。 図1に示した食べこぼし防止具の使用状態を例示する断面図である。 第二の実施形態に係る食べこぼし防止具を例示する斜視図である。 図4に示した食べこぼし防止具の使用状態を例示する断面図である。 図4に示した食べこぼし防止具を断面から示す図である。 図4に示した食べこぼし防止具の寸法例を示す図である。 第三の実施形態に係る食べこぼし防止具を例示する断面図である。 図8に示した食べこぼし防止具の使用状態を例示する斜視図である。
図1は、第一の実施形態に係る食べこぼし防止具を示す図である。この食べこぼし防止具10は、伸縮性と可撓性とをもった弾性樹脂材を用いて略円環状に成形したものである。14は、食べこぼし防止具10を装着する椀状食器である。
本考案に係る食べこぼし防止具10は、椀状食器14の上部に装着して、図2、図3に示すように、上端部を椀状食器14の内側に折り曲げて使用する。
このため、食べこぼし防止具10の素材は、伸縮性と可撓性をもった弾性樹脂材、とくに折り曲げしやすく復元力のある低弾性のゴム材を使用することが望ましい。例えば、シリコーンゴムのように耐熱・耐水・耐薬品性に優れている合成ゴムを使用することが出来る。アクリルゴム、ニトリルゴム等の合成ゴム材であってもよい。
食べこぼし防止具10を、略円環状に成形する理由は、使用の前後において折曲部をもたせず、製造と洗浄を容易にするためである。シンプルな形状であるため製造コストを低減でき、非使用時には折曲部をもたないので洗浄容易であり、食べ物のかすなど雑菌やばい菌が繁殖しやすい有機物の残留を防止する。
略円環状を呈する食べこぼし防止具10は、伸縮性のある弾性樹脂材を用いるので、その内径は、椀状食器の外径より小さく設定しても構わない。装着時に、食べこぼし防止具10を広げて椀状食器14に装着させることが出来るからである。
また、食べこぼし防止具10の内径は、椀状食器の外径と略同一であっても構わない。弾性樹脂材の種類によっては、装着時に高い吸着性を示すものがあるので、緩やかな装着状態でも、下方へ移動しない機能を発揮するものもあるからである。例えば、柔軟性に富む低硬度シリコーンゴムは、復元力(締め付け力)によらず、緩く装着させた状態でも下方移動し難い性質を示す。食べこぼし防止具10は、上端部を椀状食器14の内側に折り込んで使用するので、下方移動は確実に防止できる。
かかる食べこぼし防止具10によれば、その内径と上下方向寸法の種類を幾種類かのパターンで予め用意しておけば、外径が異なる各種の椀状食器(丼を含む)に柔軟に対応して使用することが可能である。
使用時には、図2、図3に示すように、装着後に上端部を内側に折り曲げて椀状食器14の上端の外周端縁にフランジ16を形成する。スプーンやフォークを使う場合、あるいは箸を使う場合でも、このフランジ16が、掬い上げた食材が椀状食器14の外側へこぼれ落ちる状態(いわゆる食べこぼし)を防止する。
なお、符号17(一点破線の斜線で示す部分)は、食べこぼし防止具10の装着部分(椀状食器14の外周面との接触部分)である。フランジ16の突出量は、適宜調整して構わない。
図4は、第二の実施例に係る食べこぼし防止具20を示すものである。この食べこぼし防止具20は、略円環状を呈する弾性樹脂材の内側面に、端縁と略平行となる溝部(凹部)25を備える。
この実施形態に係る食べこぼし防止具20は、上端縁と下端縁とが平行となるように成形してあるので、溝部25は、上下両端縁と平行に形成される。しかしながら、食べこぼし防止具20の上端縁と下端縁は必ずしも平行とする必要はないので、溝部25は、いずれか一方の端縁と略平行に形成すれば良い。
この溝部25は、食べこぼし防止具20を椀状食器14の外周上部に装着したときに、当該溝部25を椀状食器14の上端縁部に嵌合させることによって、溝部25よりも上の部位を椀状食器14の内側に折り込みさせやすくするためのものである。
略円環状を呈する弾性樹脂材に溝部(凹部)25を形成すると、くびれ部分(溝部25)の上と下を折り曲げるのが容易となるので、食べこぼし防止具20の装着時に、溝部25より上の部位を椀状食器14の内側に簡単に折り曲げることが可能となる。このような溝部25がなくても、上端部の折り曲げは可能であるが、若干のコツや経験を要するところ、溝部25を設けておけば、経験が浅い者でも容易にフランジ形成が出来る点で優れている。
溝部25の深さは、ごく小さくて構わない。例えば0.3mm〜2mm程度である。フランジ形成の目安線となるだけでも、溝部25を形成する実用価値がある。
図5に示すように、食べこぼし防止具20の上端部を折り曲げると、前記実施形態で示したフランジ16と同様、椀状食器14の上端外周の内側に突出するフランジ26を容易に形成し、例えばスプーンSを使って食事するときに、椀状食器14内の液体や固形物が食器(14)の外に飛び出すこと(食べこぼし)を確実に防止する。
図6に示すように、溝部25は、例えば、円環状に成形した食べこぼし防止具20の上端縁から若干下方となる位置に形成する。この実施形態では、溝部25と上端縁Uは平行に形成する。
図7は、食べこぼし防止具20の溝部25を形成する場合の寸法の一例を示すものである。椀状食器14には各種の大きさがあり、肉厚も一定ではないから、食べこぼし防止具20は、幾種類かのサイズに設定しておくことが望ましい。
溝部25は、略円環状に成形した樹脂材の内側面に形成する。溝部25の上下寸法W1は、通常の食器の肉厚に対応させつつ使用できるよう、例えば5mm程度に設定する。折曲のためのくびれ部を形成できれば良いので、厳密な寸法設定は必ずしも必要ではない。
食べこぼし防止具20の上端縁から溝部25までの寸法W2は、折り曲げたときに形成されるフランジ26の突出量となるので、この量は、介護施設等の利用現場の要望に応じて個別設定することが望ましい。通常は、例えば7〜15mm程度に設定すれば実用に耐える。
食べこぼし防止具20の下端縁から溝部25までの寸法W3は、使用する椀状食器14の大きさ基づいて設定することが望ましい。この装着部分の寸法W3は、食べこぼし防止具20の装着時の安定を確保するものであるから、前記寸法W1よりも大きな寸法に設定することが望ましい。一般的には、前記寸法W1の2〜5倍程度、具体的には例えば20〜40mmに設定すれば実用に耐える。もちろん、それ以上に大きくても小さくても構わない。
図8に示すように、本考案に係る食べこぼし防止具30は、上端縁を斜めに切欠させたものであっても良い。破線で示す符号35の部分は、溝部(図示せず)を形成する場合のライン(仮想線)を例示するものである。
このように、略円環状を呈する食べこぼし防止具30の上端縁部を斜めに切欠すると、使用時には、図9に示すように椀状食器14の上端縁の一部分にのみフランジ36を形成することが出来る。尚、符号37は、椀状食器14の外周部に当接させる装着部である。
椀状食器14の一部分にだけフランジ36を設けると、スプーンやフォーク、または箸などを使う際の突出部(フランジ36)の妨害量が少ない。
しかしながら、椀状食器14のフランジ方向を正確にセットする手間を要するし、フランジ36の位置が横方向にずれると食べこぼしが生ずる等の問題がある。このため、フランジ36の配設方向を限定する場合には、ユーザ側による利便性の判断に基づいて、フランジ36の突出量、配設角度等を設定することが望ましい。
本考案に係る食べこぼし防止具は、略円環状を呈する弾性樹脂材の上端部に適宜形状、例えば、波形のラインを設ける等、デザイン的な配慮を施しても良い。また、必ずしも無色透明である必要はない。カラフルな色彩のものでも良いし、洗浄に耐える模様、キャラクター、写真等の表現加工を行っても良い。
10、20、30 食べこぼし防止具
14 椀状食器
16、26、36 フランジ
17、37 (食べこぼし防止具の)装着部分
25 溝部
35 (溝部の)仮想線
S スプーン
U 上端縁
W1 (溝部の)上下寸法
W2 上端縁から溝部までの寸法
W3 下端縁から溝部までの寸法

Claims (3)

  1. 伸縮性と可撓性とをもった弾性樹脂材を用いて略円環状に成形したことを特徴とする食べこぼし防止具。
  2. 円環の内径を、椀状食器の外径よりも若干小さく設定したことを特徴とする請求項1記載の食べこぼし防止具。
  3. 内側面に、略円環状を呈する端縁と略平行となる溝部を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の食べこぼし防止具。
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