JP3180855U - 左右移動を行うマッサージ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】左右移動を行うマッサージ装置を提供する。
【解決手段】動力源、伝動装置、複数の左右移動装置を含む。左右移動装置には単方向軸受を設け、逆転の時、偏心カムの回転なしに定点伝動を行う。動力源から出力される動力は、伝動装置を経て正転で左右移動装置に伝達されると、左右移動装置が左右に移動しながら回転してマッサージを行う。また、逆転で左右移動装置に伝達されると定点で回転してマッサージを行う。
【選択図】図2

Description

本考案は、マッサージ機の技術分野に関し、特に技術上、伝動する回転方向を変更することにより、楽にマッサージの方法を変更することができることを特徴とする左右移動を行うマッサージ装置を提供する。
人体の構造は大変複雑であり、骨、血、肉以外に、非常に重要な筋絡、穴位、関節などがあるが、日常生活において完全に活動させることが難しく、局部の過度な運動により痛みを引き起こすおそれがあるほか、長期間活動していない部分に血路の不順や閉塞などが発生するおそれもある。時々全身マッサージすることは、長期間活動していない部分を少しでも活動させ、過度な運動による局部の痛みを緩和して、身体の健康維持に役立つ。
マッサージは人手とマッサージ機によって行うことができるが、人力によるマッサージはマッサージ人員と時間と場所を約束する必要があるうえ、費用も高く、時間制限があるなど、不便な点がある。また、従来のマッサージ機でマッサージを行うと、マッサージ方法が簡易すぎるため、全身に使用することができなかったり、人手と組み合わせて行う必要があり、労力を浪費するだけでなく、一人の痛みの緩和により他者に痛みが発生することになる。
そこで、上記の従来の構造に存在する問題点を克服する実用性の高い新構造の開発が大きく期待されており、関連業者にとっても新製品開発の目標と方向になっている。
よって、考案者は長年関連製品の製造、開発と設計に従事した経験をもって、上記の目標について、詳細な設計と慎重な評価を行った後、実用性を有する本考案を提供する。
本考案のおもな目的は左右移動を行うマッサージ装置を提供することである。前記マッサージ装置の動力源により、正転の時、左右移動装置を左右に移動させ、同時に左右に移動させながら回転してマッサージを行う。前記マッサージ装置の動力源により、逆転の時、前記左右移動装置を定点で回転させてマッサージを行う。
上記目的を達成するために、本考案は、動力源、伝動装置、複数の左右移動装置で左右移動を行うマッサージ装置を構成している。前記左右移動装置には単方向軸受を設け、逆転の時、偏心カムの回転なしに定点伝動を行う。前記動力源から出力される動力は、前記伝動装置を経て正転で前記左右移動装置に伝達されると、前記左右移動装置が左右に移動しながら回転してマッサージを行い、また逆転で前記左右移動装置に伝達されると、定点で回転してマッサージを行うようにした。
上記目的を達成するために、本考案は回転心軸に第1歯車を固定し、前記第1歯車により回転のための動力を伝達して、正転または逆転する第1モーターを動力源として、左右移動を行うマッサージ装置を構成している。
上記目的を達成するために、本考案は第1回転軸を含み、前記第1回転軸に第2歯車を設けて前記第1モーターの前記第1歯車とかみ合わせて動かし、前記第2歯車一体の第3歯車の伝動により第2回転軸に設けられた第5、6歯車を減速させ、前記第2回転軸の第6歯車とかみ合わせることにより前記第1回転軸の第7歯車を動かし、前記第7歯車一体の第8歯車とかみ合わせることにより前記第2回転軸の第4歯車を動かし、これにより必要な速度を減速させて前記第2回転軸を回転させるようにして左右移動を行うマッサージ装置を構成している。
上記の目的を達成するために、本考案は、長管状の軸カバーを含み、前記軸カバーの非円形の内孔を対応する非円形の第2回転軸と相互にスライドさせることにより、左右移動時でも第2回転軸から前記軸カバーへの動力伝達に影響せず、また前記軸カバー末端にマッサージボールセットを作動させる第9歯車を動かす傘歯車を設け、また前記第9歯車と第10歯車をかみ合わせて動かし、さらに前記第10歯車と第11歯車をかみ合わせて動かし、また前記第11歯車の内孔に設けた単方向軸受の内孔に偏心カムと回転軸があり、前記偏心カムと軸心を台座前後の楕円形孔内のみに限定して設けることで、左右移動にともなって前記偏心カムがスムーズに回転するようにし、前記単方向軸受が回転方向変更時に定点回転によるマッサージか左右移動及び回転によるマッサージをコントロールすることができるようにした左右移動装置で、左右移動を行うマッサージ装置を構成している。
本考案に採用した技術、手段及びその効果に関して、本考案の上記の目的、構造、特徴をよりよく理解できるように、最良の実施例を、図式を組み合わせて詳細に説明する。
本考案実施例を示す立体分解概略図。 本考案実施例の一部を示す立体分解概略図。 本考案の左右移動装置の移動状態を示す概略図。 本考案のクッションへの実施を示す概略図。 本考案の背部クッションへの実施を示す概略図。 本考案のマッサージ椅子への実施を示す概略図。
本考案は、左右移動を行うマッサージ装置の設計を提供する。
本考案の目的、特徴及び効果をよりよく理解できるように、実施例と図式により以下のとおり説明する。
図1、図2は本考案の左右移動を行うマッサージ装置の概略図である。前記マッサージ装置10は動力源20、伝動装置30、複数の左右移動装置40を含み、前記左右移動装置40には単方向軸受45を設け、逆転の時、偏心カム48の回転なしに定点伝動を行う。前記動力源20から出力される動力は前記伝動装置30を経て正転で前記左右移動装置40に伝達されると、前記左右移動装置40が左右に移動しながら回転してマッサージを行う。また、逆転で前記左右移動装置40に伝達されると、定点で回転してマッサージを行う。
図1から図7は、本考案の左右移動を行うマッサージ装置の概略図である。本考案は、回転心軸22に第1歯車23を固定し、前記第1歯車23により回転のための動力を伝達して、正転または逆転する第1モーター21を動力源20とする。
また、第1回転軸31を含み、前記第1回転軸31に第2歯車32を設けて前記第1モーター21の前記第1歯車23とかみ合わせて動かし、前記第2歯車32一体の第3歯車321の伝動により第2回転軸33に設けられた第5、6歯車331、332を減速させ、前記第2回転軸33の第6歯車332とかみ合わせることにより前記第1回転軸31の第7歯車311を動かし、前記第7歯車311一体の第8歯車312とかみ合わせることにより前記第2回転軸33の第4歯車333を動かし、これにより必要な速度を減速させて前記第2回転軸33を回転させるようにした回転装置を構成する。
長管状の軸カバー41を含み、前記軸カバー41の非円形の内孔411を対応する非円形の第2回転軸33と相互にスライドさせることにより、左右移動時でも第2回転軸33から前記軸カバー41への動力伝達に影響せず、また前記軸カバー41末端にマッサージボールセット44を作動させる第9歯車43を動かす傘歯車42を設け、前記第9歯車43と第10歯車46とかみ合わせ、さらに前記第10歯車46を第11歯車47とかみ合わせ、また前記第11歯車47の内孔に設けた単方向軸受45の内孔に偏心カム48と回転軸481があり、前記偏心カム48と軸心482を台座11前後の楕円形孔111内のみに限定して設けることで、左右移動にともなって前記偏心カム48がスムーズに回転するようにし、前記単方向軸受45が回転方向変更時に定点回転によるマッサージか左右移動及び回転によるマッサージをコントロールすることができるようにした左右移動装置40で、左右移動を行うマッサージ装置50を構成する。
前記台座11の下方に前記台座11を固定するための底ケース12を設ける。
前記台座11の上方及び前記動力源20、前記伝動装置30、前記左右移動装置40の上は、上部ケース13及び上部フレーム14で固定し、前記上部ケース13及び前記上部フレーム14により前記動力源20、前記伝動装置30、左右移動装置40を保護する。
前記マッサージ装置10の前方に第2モーター51及び前記第2モーター51のウォーム52で動く第12歯車53を含む前後移動走行装置50を設け、第13歯車54と前記第12歯車53をかみ合わせ、第14歯車55と前記第13歯車54をかみ合わせ、前記第14歯車55とラック56をかみ合わせる。そして前記ラック56を底ケース12に固定し、前記台座11の前後移動の制限のために第1検出器スイッチ57及び第2検出器スイッチ58を設ける。前記前後移動走行装置50は前記マッサージ装置10を前記ラック56の方向に移動させ、垂直に取り付ければ昇降し、水平に取り付ければ水平に移動する。
前記マッサージ装置10はクッション60内部に取り付けて、前記クッション60をマッサージクッションとして使用することができる。
前記マッサージ装置10は背部クッション61内部に取り付けて、前記背部クッション61を背部マッサージクッションとして使用することができる。
前記マッサージ装置10はマッサージ椅子62のクッション位置内部または背部クッション位置内部に取り付けて、前記マッサージ椅子62にマッサージ機能を持たせることができる。
前記からわかるように、本考案の左右移動を行うマッサージ装置は、業界初の試みであるとともに、実用新案の条件である新規性を満たすものであり、またその全体の革新的設計は、実用新案の条件である進歩性を満たすものである。そして、そのマッサージ装置の動力源は正転により左右移動装置を左右に移動させると同時に左右に移動しながら回転させてマッサージを行う。前記マッサージ装置の動力源は逆転により左右移動装置を定点で回転させてマッサージを行うものであり、産業上の利用可能性もある。
前記は本考案の技術と特徴を具体的に説明する実施例である。しかし、この技術を熟知する人は本考案の精神と原則の範囲内において、本考案に対する変更と訂正を行うことができ、前記変更、訂正は、以下の特許請求の範囲に含まれるものとする。
以上、本考案が提供する左右移動を行うマッサージ装置は、本考案のすべての目的を達成するものであり、またその組立、構造の空間形態が同種の製品には見られず、出願公開されてもおらず、特許法の規定と一致しているので、法に基いて出願する。
10 マッサージ装置
11 台座
111 楕円形孔
12 底ケース
13 上部ケース
14 上部フレーム
20 動力源
21 第1モーター
22 回転心軸
23 第1歯車
30 伝動装置
31 第1回転軸
311 第7歯車
312 第8歯車
32 第2歯車
321 第3歯車
33 第2回転軸
331 第5歯車
332 第6歯車
333 第4歯車
40 左右移動装置
41 軸カバー
411 内孔
42 傘歯車
43 第9歯車
44 マッサージボールセット
45 単方向軸受
46 第10歯車
47 第11歯車
48 偏心カム
481 回転軸
482 軸心
50 前後移動走行装置
51 第2モーター
52 ウォーム
53 第12歯車
54 第13歯車
55 第14歯車
56 ラック
57 第1検出器スイッチ
58 第2検出器スイッチ
60 クッション
61 背部クッション
62 マッサージ椅子

Claims (10)

  1. 左右移動を行うマッサージ装置であって、
    前記第1モーターの回転心軸に第1歯車を固定し、前記第1歯車により回転のための動力を伝達して、正転または逆転する第1モーターを動力源とする動力源と、
    少なくとも1つの左右移動装置を含み、前記左右移動装置に単方向軸受を設け、前記動力源から出力される動力が、前記伝動装置を経て前記左右移動装置に伝達され、前記単方向軸受が回転方向変更時に定点回転によるマッサージか左右移動および回転によるマッサージをコントロールすることができるようにし、これに基いて前記左右移動装置に単方向軸受を設け、逆転の時、前記偏心カムの回転なしに定点伝動を行い、前記動力源から出力される動力が前記伝動装置を経て正転で前記左右移動装置に伝達されると、前記左右移動装置が左右に移動しながら回転してマッサージを行い、また逆転で前記左右移動装置に伝達されると、定点で回転してマッサージを行うことを特徴とする、左右移動を行うマッサージ装置。
  2. 前記台座の下方に前記台座を固定するための底ケースを設けた左右移動を行うマッサージ装置であって、第1回転軸を含み、前記第1回転軸に第2歯車を設けて前記第1モーターの前記第1歯車とかみ合わせて動かし、前記第2歯車一体の第3歯車の伝動により第2回転軸に設けられた第5、6歯車を減速させ、前記第2回転軸の第6歯車とかみ合わせることにより前記第1回転軸の第7歯車を動かし、前記第7歯車一体の第8歯車とかみ合わせることにより前記第2回転軸の第4歯車を動かし、これにより必要な速度を減速させて前記第2回転軸を回転させるようにした回転装置を構成していることを特徴とする、請求項1に記載の左右移動を行うマッサージ装置。
  3. 長管状の軸カバーを含み、前記軸カバーの非円形の内孔を対応する非円形の第2回転軸と相互にスライドさせることにより、左右移動時でも第2回転軸から前記軸カバーへの動力伝達に影響せず、また前記軸カバー末端にマッサージボールセットを作動させる第9歯車動かす傘歯車を設け、また前記第9歯車と第10歯車をかみ合せて動かし、さらに前記第10歯車と第11歯車をかみ合せて動かし、また前記第11歯車の内孔に設けた単方向軸受の内孔に偏心カムと回転軸があり、前記偏心カムと軸心を台座前後の楕円形孔内のみに限定して設けることで、左右移動にともなって前記偏心カムがスムーズに回転するようにした左右移動装置を含むことを特徴とする、請求項2に記載の左右移動を行うマッサージ装置。
  4. 前記伝動装置の左右両側に前記左右移動装置をそれぞれ1つずつ設けた場合、前記伝動装置の伝動時に両方が作動または両方が接近することを特徴とする請求項3に記載の左右移動を行うマッサージ装置。
  5. 前記台座の下方に前記台座を固定するための底ケースを設けたことを特徴とする請求項1に記載の左右移動を行うマッサージ装置。
  6. 前記台座の上方及び前記動力源、前記伝動装置、前記左右移動装置の上を上部ケース及び上部フレームで固定し、前記上部ケース及び前記上部フレームにより前記動力源、前記伝動装置、前記左右移動装置、前記左右移動装置を保護することを特徴とする請求項1に記載の左右移動を行うマッサージ装置。
  7. 前記マッサージ装置の前方に、第2モーター及び前記第2モーターのウォームで動く第12歯車を含む前後移動走行装置を設け、第13歯車と前記第12歯車をかみ合わせて動かし、第14歯車と前記第13歯車をかみ合わせて動かし、前記第14歯車とラックをかみ合わせ、前記ラックを前記底ケースに固定し、前記台座の前後移動の制限のために第1検出器スイッチ及び第2検出器スイッチを設ける。前記前後移動走行装置は、前記マッサージ装置を前記ラックの方向に移動させ、垂直に取り付ければ昇降し、水平に取り付ければ水平に移動することを特徴とする請求項5に記載の左右移動を行うマッサージ装置。
  8. 前記マッサージ装置をクッション内部に取り付けて、前記クッションをマッサージクッションとして使用することができることを特徴とする請求項1に記載の左右移動を行うマッサージ装置。
  9. 前記マッサージ装置を背部クッション内部に取り付けて、前記背部クッションを背部マッサージクッションとして使用することができることを特徴とする請求項1に記載の左右移動を行うマッサージ装置。
  10. 前記マッサージ装置をマッサージ椅子のクッション位置内部または背部クッション位置内部に取り付けて、前記マッサージ椅子にマッサージ機能を持たせたことを特徴とする請求項1に記載の左右移動を行うマッサージ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5574391B1 (ja) * 2014-05-22 2014-08-20 翔天電子實業有限公司 挟み式マッサージ機

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