JP3180854U

JP3180854U - 上下叩きを行うマッサージ装置

Info

Publication number: JP3180854U
Application number: JP2012005227U
Authority: JP
Inventors: 陳瑞堯
Original assignee: 翔天電子實業有限公司
Priority date: 2012-08-27
Filing date: 2012-08-27
Publication date: 2013-01-17
Anticipated expiration: 2022-08-27

Abstract

【課題】動力源、伝動装置及び複数の上下叩き装置を含み、上下叩きを行うマッサージ装置を提供する。
【解決手段】伝動装置３０には単方向軸受を設け、正転の時、上下叩き装置５０の方向に空転させる。前記動力源から出力される動力は、前記伝動装置３０を経て、正転で前記上下叩き装置５０に伝達されると空転を行い、逆転で前記上下叩き装置５０に伝達されると上下叩きを行う。
【選択図】図２

Description

本考案は、マッサージ機の技術分野に関し、特に技術上、伝動する回転方向を変更することにより、楽にマッサージの方法を変更することができることを特徴とする上下叩きを行うマッサージ装置を提供する。

人体の構造は大変複雑であり、骨、血、肉以外に、非常に重要な筋絡、穴位、関節などがあるが、日常生活において完全に活動させることが難しく、局部の過度な運動により痛みを引き起こすおそれがあるほか、長期間活動していない部分に血路の不順や閉塞などが発生するおそれもある。時々全身マッサージすることは、長期間活動していない部分を少しでも活動させ、過度な運動による局部の痛みを緩和して、身体の健康維持に役立つ。

マッサージは人手とマッサージ機によって行うことができるが、人力によるマッサージはマッサージ人員と時間と場所を約束する必要があるうえ、費用も高く、時間制限があるなど、不便な点がある。また、従来のマッサージ機でマッサージを行うと、マッサージ方法が簡易すぎるため、全身に使用することができなかったり、人手と組み合わせて行う必要があり、労力を浪費するだけでなく、一人の痛みの緩和により他者に痛みが発生することになる。

そこで、上記の従来の構造に存在する問題点を克服する実用性の高い新構造の開発が大きく期待されており、関連業者にとっても新製品開発の目標と方向になっている。

よって、考案者は長年関連製品の製造、開発と設計に従事した経験をもって、上記の目標について、詳細な設計と慎重な評価を行った後、実用性を有する本考案を提供する。

本考案の主な目的は、上下叩きを行うマッサージ装置を提供することである。前記マッサージ装置の動力源により、正転の時、前記上下叩き装置の方向に空転させる。前記マッサージ装置の動力源により、逆転の時、前記上下叩き装置は叩き動作によるマッサージを行う。

上記目的を達成するために、本考案は、動力源、伝動装置、複数の上下叩き装置で、上下叩きを行うマッサージ装置を構成している。前記伝動装置には単方向軸受を設け、正転の時、上下叩き装置の方向に空転させる。前記動力源から出力される動力は、前記伝動装置を経て正転で空転を行い、また逆転で前記上下叩き装置に伝達されると上下叩きによるマッサージを行う。

上記目的を達成するために、本考案は回転心軸に第１歯車を固定し、前記第１歯車により回転のための動力を伝達して、正転または逆転する第１モーターを動力源として、上下叩きを行うマッサージ装置を構成している。

上記目的を達成するために、本考案は第１回転軸を含み、前記第１回転軸に第２歯車を設けて前記第１モーターの前記第１歯車とかみ合わせて動かし、前記第２歯車一体の第３歯車の伝動により第２回転軸に設けられた第５、６歯車を減速させ、前記第２回転軸の第６歯車とかみ合わせることにより前記第１回転軸の第７歯車を動かし、前記第７歯車一体の第８歯車とかみ合わせることにより前記第２回転軸の第４歯車を動かし、これにより必要な速度を減速させて前記第２回転軸を回転させるようにし、また前記第７、８歯車に単方向軸受を固定し、さらに前記単方向軸受を前記第１回転軸に固定することにより、逆転時のみ前記第１回転軸を回転させ、そして第１回転軸により上下叩き装置を作動させる伝動装置により、上下叩きを行うマッサージ装置を構成している。

上記目的を達成するために、本考案は複数のタイミングベルト、ベルトリングセットを含み、前記ベルトリングがそれぞれ第１回転軸及び第３回転軸に固定され、前記第３回転軸末端にクランクも設けて連接棒とつなぎ、前記連接棒を駆動レバーとつないで、前記駆動レバーを前記マッサージボールにつなぎ、前記第３回転軸の回転により前記マッサージボールの上下叩きを作動させる上下叩き装置で、上下叩きを行うマッサージ装置を構成している。

本考案に採用した技術、手段及びその効果に関して、本考案の上記の目的、構造、特徴をよりよく理解できるように、最良の実施例を、図式を組み合わせて詳細に説明する。

本考案実施例を示す立体分解概略図。本考案実施例の一部を示す立体分解概略図。本考案の上下叩き装置の上下叩き動作を示す概略図。本考案のクッションへの実施を示す概略図。本考案の背部クッションへの実施を示す概略図。本考案のマッサージ椅子への実施を示す概略図。

本考案は、上下叩きを行うマッサージ装置の設計を提供する。

本考案の目的、特徴及び効果をよりよく理解できるように、実施例と図式により以下のとおり説明する。

図１、図２は本考案の上下叩きを行うマッサージ装置の概略図である。前記マッサージ装置１０は動力源２０、伝動装置３０、複数の上下叩き装置５０を含み、前記伝動装置３０に単方向軸受３４を設け、正転の時、上下叩き装置５０の方向に空転させる。前記動力源２０から出力される動力は前記伝動装置３０を経て正転で空転を行い、逆転で前記上下叩き装置５０に伝達されると、上下叩きを行う。

図１から図７は、本考案の上下叩きを行うマッサージ装置の概略図である。本考案は、回転心軸２２に第１歯車２３を固定し、前記第１歯車２３により回転のための動力を伝達して、正転または逆転する第１モーター２１を動力源２０とする。

また、第１回転軸３１を含み、前記第１回転軸３１に第２歯車３２を設けて前記第１モーター２１の前記第１歯車２３とかみ合わせて動かし、前記第２歯車３２一体の第３歯車３２１の伝動により第２回転軸３３に設けられた第５、６歯車３３１、３３２を減速させ、前記第２回転軸３３の第６歯車３３２とかみ合わせることにより前記第１回転軸３１の第７歯車３１１を動かし、前記第７歯車３１１一体の第８歯車３１２とかみ合わせることにより前記第２回転軸３３の第４歯車３３３を動かし、これにより必要な速度を減速させて前記第２回転軸３３を回転させるようにし、また前記第７、８歯車３１１、３１２に単方向軸受３４を固定し、さらに前記単方向軸受３４を前記第１回転軸３１に固定することにより、逆転時のみ前記第１回転軸３１を回転させ、そして第１回転軸３１により上下叩き装置５０を作動させる伝動装置３０で、上下叩きを行うマッサージ装置を構成する。

複数のタイミングベルト、ベルトリングセット５１を含み、前記ベルトリング５１１、５１２をそれぞれ第１回転軸３１及び第３回転軸５２に固定し、前記ベルトリング５１１、５１２間にタイミングベルト５１３をセットし、前記第３回転軸５２末端に偏心のクランク５３も設けて連接棒５４とつなぎ、前記連接棒５４を駆動レバー５５とつないで、前記駆動レバー５５を前記マッサージボール５６につないで、前記第１回転軸３１の回転によりタイミングベルト、ベルトリングセット５１を回転させ、さらに前記第３回転軸５２を回転させて、前記マッサージボール５６の上下叩きを作動させる上下叩き装置５０で構成する。

前記台座４０の下方に前記台座４０を固定するための底ケース４１を設ける。

前記台座４０の上方及び前記動力源２０、前記伝動装置３０、前記上下叩き装置５０の上は、上部ケース４２及び上部フレーム４３で固定し、前記上部ケース４２及び前記上部フレーム４３により前記動力源２０、前記伝動装置３０、前記上下叩き装置５０を保護する。

前記マッサージ装置１０の前方に第２モーター６１及び前記第２モーター６１のウォーム６２で動く第１２歯車６３を含む前後移動走行装置６０を設け、第１３歯車６４と前記第１２歯車６３をかみ合わせ、第１４歯車６５と前記第１３歯車６４をかみ合わせ、前記第１４歯車６５とラック６６をかみ合わせる。そして前記ラック６６を底ケース４１に固定し、前記台座４０の前後移動の制限のために第１検出器スイッチ６７及び第２検出器スイッチ６８を設ける。前記前後移動走行装置６０は前記マッサージ装置１０を前記ラック６６の方向に移動させ、垂直に取り付ければ昇降し、水平に取り付ければ水平に移動する。

前記マッサージ装置１０はクッション７０内部に取り付けて、前記クッション７０をマッサージクッションとして使用することができる。

前記マッサージ装置１０は背部クッション７１内部に取り付けて、前記背部クッション７１を背部マッサージクッションとして使用することができる。

前記マッサージ装置１０はマッサージ椅子７２のクッション位置内部または背部クッション位置内部に取り付けて、前記マッサージ椅子７２にマッサージ機能を持たせることができる。

前記からわかるように、本考案の上下叩きを行うマッサージ装置は、業界初の試みであるとともに、実用新案の条件である新規性を満たすものであり、またその全体の革新的設計は、実用新案の条件である進歩性を満たすものである。そして、そのマッサージ装置の動力源は正転により空転を行い、前記マッサージ装置の動力源は逆転により前記上下叩き装置が上下叩きを行うものであり、産業上の利用可能性もある。

前記は本考案の技術と特徴を具体的に説明する実施例である。しかし、この技術を熟知する人は本考案の精神と原則の範囲内において、本考案に対する変更と訂正を行うことができ、前記変更、訂正は、以下の特許請求の範囲に含まれるものとする。

以上、本考案が提供する上下叩きを行うマッサージ装置は、本考案のすべての目的を達成するものであり、またその組立、構造の空間形態が同種の製品には見られず、出願公開されてもおらず、特許法の規定と一致しているので、法に基いて出願する。

１０マッサージ装置
２０動力源
２１第１モーター
２２回転心軸
２３第１歯車
３０伝動装置
３１第１回転軸
３１１第７歯車
３１２第８歯車
３２第２歯車
３２１第３歯車
３３第２回転軸
３３１第５歯車
３３２第６歯車
３３３第４歯車
３４第１単方向軸受
４０台座
４１底ケース
４２上部ケース
４３上部フレーム
５０上下叩き装置
５１タイミングベルト、ベルトリングセット
５１１ベルトリング
５１２ベルトリング
５１３タイミングベルト
５２第３回転軸
５３クランク
５４連接棒
５５駆動レバー
５６マッサージボール
６０前後移動走行装置
６１第２モーター
６２ウォーム
６３第１２歯車
６４第１３歯車
６５第１４歯車
６６ラック
６７第１検出器スイッチ
６８第２検出器スイッチ
７０クッション
７１背部クッション
７２マッサージ椅子

Claims

上下叩きを行うマッサージ装置であって、
前記第１モーターの回転心軸に第１歯車を固定し、前記第１歯車により回転のための動力を伝達して、正転または逆転する第１モーターを動力源とする動力源と、
前記伝動装置が前記動力源の動力を前記上下叩き装置に伝達し、前記上下叩き装置の複数のマッサージボールを上下に作動させる複数の上下叩き装置を有し、これに基いて、前記伝動装置には前記単方向軸受を設け、正転の時、前記上下叩き装置の方向に空転させ、前記動力源から出力される動力が前記伝動装置を経て正転で空転を行い、逆転で前記上下叩き装置に伝達されると上下叩きを行うことを特徴とする上下叩きを行うマッサージ装置。
前記台座の下方に前記台座を固定するための底ケースを設けた上下叩きを行うマッサージ装置であって、第１回転軸を含み、前記第１回転軸に第２歯車を設けて前記第１モーターの前記第１歯車とかみ合わせて動かし、前記第２歯車一体の第３歯車の伝動により第２回転軸に設けられた第５、６歯車を減速させ、前記第２回転軸の第６歯車とかみ合わせることにより前記第１回転軸の第７歯車を動かし、前記第７歯車一体の第８歯車とかみ合わせることにより前記第２回転軸の第４歯車を動かし、これにより必要な速度を減速させて前記第２回転軸を回転させるようにし、また前記第７、８歯車に単方向軸受を固定し、さらに前記単方向軸受を前記第１回転軸に固定することにより、逆転時のみ前記第１回転軸を回転させ、そして第１回転軸により上下叩き装置を作動させる伝動装置により、左右移動及び上下叩きを行うマッサージ装置を構成していることを特徴とする、請求項１に記載の上下叩きを行うマッサージ装置。
複数のタイミングベルト、ベルトリングセットを含み、複数のベルトリングがそれぞれ前記第１回転軸及び第３回転軸に固定され、前記ベルトリング間にタイミングベルトがセットされ、前記第３回転軸末端にクランクも設けて連接棒とつなぎ、前記連接棒を駆動レバーとつないで、前記駆動レバーを前記マッサージボールにつないで、前記第１回転軸の回転により前記タイミングベルト、ベルトリングセットを回転させ、さらに前記第３回転軸を回転させ、前記マッサージボールの上下叩きを作動させる上下叩き装置を有することを特徴とする請求項２に記載の上下叩きを行うマッサージ装置。
前記台座の下方に前記台座を固定するための底ケースを設けたことを特徴とする請求項１に記載の上下叩きを行うマッサージ装置。
前記台座の上方及び前記動力源、前記伝動装置、前記上下叩き装置の上を上部ケース及び上部フレームで固定し、前記上部ケース及び前記上部フレームにより前記動力源、前記伝動装置、前記左右移動装置、前記上下叩き装置を保護することを特徴とする請求項１に記載の上下叩きを行うマッサージ装置。
前記マッサージ装置の前方に、第２モーター及び前記第２モーターのウォームで動く第１２歯車を含む前後移動走行装置を設け、第１３歯車と前記第１２歯車をかみ合わせて動かし、第１４歯車と前記第１３歯車をかみ合わせて動かし、前記第１４歯車とラックをかみ合わせ、前記ラックを前記底ケースに固定し、前記台座の前後移動の制限のために第１検出器スイッチ及び第２検出器スイッチを設ける。前記前後移動走行装置は、前記マッサージ装置を前記ラックの方向に移動させ、垂直に取り付ければ昇降し、水平に取り付ければ水平に移動することを特徴とする請求項４に記載の上下叩きを行うマッサージ装置。
前記マッサージ装置をクッション内部に取り付けて、前記クッションをマッサージクッションとして使用することができることを特徴とする請求項１に記載の上下叩きを行うマッサージ装置。
前記マッサージ装置を背部クッション内部に取り付けて、前記背部クッションを背部マッサージクッションとして使用することができることを特徴とする請求項１に記載の上下叩きを行うマッサージ装置。
前記マッサージ装置をマッサージ椅子のクッション位置内部または背部クッション位置内部に取り付けて、前記マッサージ椅子にマッサージ機能を持たせたことを特徴とする請求項１に記載の上下叩きを行うマッサージ装置。