JP3180668B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3180668B2
JP3180668B2 JP12795396A JP12795396A JP3180668B2 JP 3180668 B2 JP3180668 B2 JP 3180668B2 JP 12795396 A JP12795396 A JP 12795396A JP 12795396 A JP12795396 A JP 12795396A JP 3180668 B2 JP3180668 B2 JP 3180668B2
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俊夫 坂井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナユニット
に設けられたレーザ光学系からレーザ光をスキャナ孔に
挿嵌されたガラス板より透過させて感光体ドラム上に潜
像を形成するとともに、その感光体ドラム上の潜像に対
してトナー供給部よりトナーを供給し、用紙上に所定の
画像を形成するレーザプリンタ等の画像形成装置に関
し、特に、トナー供給部がスキャナユニットの上方に配
置された場合においても、トナー供給部からトナーがス
キャナ孔を介してスキャナユニット内に侵入することを
確実に防止することが可能であるとともに、トナーがス
キャナ孔のガラス板上に落下しても容易にトナーの清掃
を行うことが可能な画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザプリンタ等の画像形成装
置においては用紙上に画像を形成するにつき、所謂、電
子写真方式が採用されており、かかる電子写真方式を採
用する画像形成装置では、画像データに従って感光体ド
ラム上に画像の潜像を形成するスキャナユニット、及
び、潜像が形成された感光体ドラム上にトナーを供給し
て潜像のトナー現像を行うべくトナー供給部、感光体ド
ラム等を備えたプロセスユニットが設けられている。こ
の種の画像形成装置では、その機構上の特性等に従いス
キャナユニットとプロセスユニットの相互の配置関係に
ついては、各種の配置関係を採用した画像形成装置が提
案されており、プロセスユニットがスキャナユニットの
上方側に配置された画像形成装置が存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たようにトナー供給部を備えたプロセスユニットがスキ
ャナユニットの上方側に配置された画像形成装置におい
ては、画像形成中やプロセスユニットの交換時等にプロ
セスユニット内のトナー供給部からトナーがスキャナユ
ニットの上面に落下する虞が多分に存する。特に、トナ
ーがスキャナ孔のガラス板上に落下した場合には、トナ
ーによりガラス板が汚損されてしまうこととなり、レー
ザ光学系から照射されるレーザ光がガラス板上のトナー
により遮蔽されてしまう。この結果、感光体ドラム上に
鮮明な潜像を形成することができず、これよりトナー現
像も不充分となって用紙上に形成される画像の品質が低
下してしまうという問題がある。
【0004】前記のようにスキャナ孔のガラス板上にト
ナーが付着した場合には、ガラス板の清掃が行われる
が、ガラス板はスキャナ孔に挿嵌されているだけであ
り、ガラス板周囲の端縁部とスキャナ孔の内側端面との
間には微小な間隙が存在することから、ガラス板の清掃
時にトナーがスキャナユニットの内部に侵入する虞が多
分に存する。かかる場合、トナーがスキャナユニット内
のレーザ光学系に悪影響を及ぼし、レーザ光学系自体が
使用できなくなってスキャナユニットを交換する頻度が
高くなり、また、ランニングコストが高くなってしまう
問題がある。
【0005】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、トナー供給部を含むプロセスユ
ニットがスキャナユニットの上方に配置された場合にお
いても、トナー供給部からトナーがスキャナ孔を介して
スキャナユニット内に侵入することを確実に防止するこ
とができるとともに、トナーがスキャナ孔のガラス板上
に落下しても容易にトナーの清掃を行うことができる画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る画像形成装置は、トナー供給部と、トナ
ー供給部からトナーが供給される感光体ドラムと、画像
データに従いレーザ光を介して感光体ドラム上に潜像を
形成するスキャナユニットとを有し、スキャナユニット
により潜像が形成された感光体ドラム上にトナー供給部
からトナーを供給するとともに給紙部から給紙された用
紙に画像を形成する画像形成装置において、前記スキャ
ナユニットの上部を被覆するスキャナカバーに形成さ
れ、前記レーザ光が通過されるスキャナ孔と、前記スキ
ャナ孔に挿嵌されるガラス板と、前記スキャナ孔の下部
周縁にてスキャナカバーに形成され、ガラス板の下面周
縁で上方に開放された溝部材とを備えた構成を有する。
【0007】前記請求項1の画像形成装置では、スキャ
ナ孔の下部周縁にてスキャナカバーに形成され、スキャ
ナ孔に挿嵌されるガラス板の下面周縁で上方に開放され
た溝部材を有するので、トナー供給部を含むプロセスユ
ニットがスキャナユニットの上方側に配置されている場
合にトナー供給部からトナーがガラス板上面に落下して
スキャナ孔とガラス板との微小間隙から侵入したとして
も、トナーは溝部材内に貯留されるだけであり、従っ
て、トナーがスキャナユニットの内部に侵入することを
確実に防止することが可能となる。また、溝部材内に貯
留されたトナーは、ガラス板の清掃時に簡単に溝部材か
ら取り除いて清掃することが可能である。
【0008】また、請求項2に係る画像形成装置は、請
求項1の画像形成装置において、前記スキャナ孔の周縁
で上方に突出形成されたリブ部材を有し、リブ部材の少
なくとも1箇所には、スキャナカバーの上面とガラス板
の上面とがほぼ連通するように切欠部が形成された構成
を有する。請求項2の画像形成装置では、スキャナ孔の
周縁で上方に突出形成されたリブ部材の少なくとも1箇
所に、スキャナカバーの上面とガラス板の上面とがほぼ
連通するように切欠部が形成されていることから、ガラ
ス板上に落下したトナーの清掃を行う際に、切欠部を介
してトナーをスキャナ孔の外部に容易に取り除くことが
可能となる。
【0009】更に、請求項3に係る画像形成装置は、請
求項2の画像形成装置において、前記切欠部にてその上
面は、ガラス板側から上方に向かって傾斜する傾斜面に
形成されている構成を有する。請求項3の画像形成装置
では、切欠部の上面がガラス板側から上方に向かって傾
斜する傾斜面に形成されていることから、ガラス板上に
落下したトナーの清掃を行う際に、傾斜面に沿ってトナ
ーをスキャナ孔の外部に容易に取り除くことが可能とな
る。
【0010】また、請求項4に係る画像形成装置は、前
記傾斜面の上部はガラス板の上面よりも高く形成されて
いる構成を有する。請求項4の画像形成装置によれば、
前記のように傾斜面に沿って一旦スキャナ孔の外部に取
り除かれたトナーは、再度ガラス板上に戻り難くなり、
これによりガラス板の清掃を更に容易に行うことが可能
となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
について、本発明をレーザプリンタにつき具体化した実
施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先
ず、本実施形態に係るレーザプリンタの概略構成につい
て図1、図2に基づき説明する。図1はレーザプリンタ
における主要構成部品の分解斜視図、図2はレーザプリ
ンタの側断面図である。
【0012】図1において、レーザプリンタPの本体ケ
ース1は、メインフレーム1aとメインカバー1bとを
一体的に射出成形等で形成されてなる。メインフレーム
1aには、スキャナユニット2、プロセスユニット3、
定着ユニット4、及び、給紙ユニット5が上面から装着
される。また、メインカバー1bは、かかるメインフレ
ーム1aの四周(前後及び左右両側)外面を覆うもので
ある。さらに、メインフレーム1aの外面とメインカバ
ー1bの内面とで形成される収納凹所33には、駆動モ
ータとギヤ列を含む駆動系ユニット6が、本体ケース1
の下方から挿入されて装着固定される。
【0013】また、メインフレーム1a及びメインカバ
ー1bの上面をトップカバー7で覆っており、かかるト
ップカバー7には、メインフレーム1aにて上向きに突
出形成された操作パネル部1cを貫通させるための孔7
a、及び、給紙ユニット5の基部を貫通させるための開
口部7bとが形成されている。更に、トップカバー7の
前部側(図1中、右方側)には、その両側にて内方に向
かって突設された支持軸9aを有する一対のブラケット
9(図1中には、その一方のみを示す)が設けられてお
り、各ブラケット9の支持軸9aには、排紙トレイ8の
両側に形成された各支持部8aの支持孔8bが支持され
ている。これにより、排紙トレイ8は、トップカバー7
に対して回動可能に支持される。また、トップカバー7
の上面において、その両側部7cの上面と中央部7dの
上面との間には段差7eが形成されており、かかる段差
7eは、排紙トレイ8の不使用時において排紙トレイ8
をトップカバー7の中央部7d上に収納するための収納
凹部7f(図2参照)を構成する。これにより、排紙ト
レイ8は、その不使用時にトップカバー7側に収納位置
まで回動させることにより収納凹部7fに収納され、ま
た、その使用時に収納位置から収納方向と反対方向に回
動させることにより定着ユニット4から排紙される用紙
を順次スタックするスタック位置(図2参照)にセット
されるものである。
【0014】次に、レーザプリンタPの内部における概
略構成について図2を参照して説明する。図2におい
て、給紙ユニット5におけるフィーダーケース5a内に
は用紙50が積層状態で収納されており、各用紙50の
先端は、フィーダーケース5a内に配設された付勢ばね
10aを備えた支持板10を介して給紙ローラ11に向
かって押圧されるとともに、駆動系ユニット6から動力
伝達されて回転する給紙ローラ11と用紙捌き部材62
とによって1枚ずつ分離される。分離された用紙50
は、上下一対のレジストローラ13、14にてプロセス
ユニット3に給送される。
【0015】ここに、プロセスユニット3は、スキャナ
ユニット2に設けられた後述するレーザ光学系を介して
画像データに従って感光体ドラム12の表面に形成され
た静電潜像に対してトナーを供給することにより潜像の
トナー現像を行うためのユニットである。具体的に説明
すると、プロセスユニット3は、感光体ドラム12とそ
の上面に当接する転写ローラ17、感光体ドラム12の
下方に配置されたトコロトロン型等の帯電器18、給紙
方向において感光体ドラム12よりも上流側に配置され
た現像ローラ19及び供給ローラ20を有する現像装
置、更にその上流側に配置されたトナー供給部としての
着脱可能なトナーカートリッジ21、感光体ドラム12
よりも下流側に配置されたクリーニング装置22等から
構成されている。感光体ドラム12の外周面は、帯電器
18にて形成された帯電層にスキャナユニット2からレ
ーザービームを走査(スキャニング)することにより静
電潜像が形成される。トナーカートリッジ21内のトナ
ーは、攪拌体23により攪拌されて放出された後、供給
ローラ20を介して現像ローラ19の外周面に担持さ
れ、ブレード24によってトナー層の厚さが規制され
る。感光体ドラム12に形成された静電潜像は、現像ロ
ーラ19からトナーが付着することによって顕像化さ
れ、転写ローラ17と感光体ドラム12の間を通る用紙
50に転写される。そして、感光体ドラム12上に残っ
たトナーはクリーニング装置22で回収される。
【0016】前記のように構成されるプロセスユニット
3は、合成樹脂製のケース25に組み込むことによりカ
ートリッジ化されており、このカートリッジ化したプロ
セスユニット3は前記メインフレーム1aに対して着脱
可能に装着される。
【0017】また、スキャナユニット2は公知のレーザ
光学系を備えており、所定の画像データに基づきレーザ
光学系のスキャニングを行って感光体ドラム12の表面
に静電潜像を形成するユニットである。具体的に説明す
ると、スキャナユニット2は前記プロセスユニット3の
下方に配置されており、スキャナユニット2の上面には
スキャナカバー26が取り付けられている。かかるスキ
ャナカバー26は、メインフレーム1aにおける底板部
27の上流側に開口部のほとんどを被覆して固定されて
いる。露光ユニットとしてのスキャナユニット2は、ス
キャナカバー26の下面側に、レーザ発光部28、ポリ
ゴンミラー29、レンズ30、反射鏡31等が配置され
てなり、レーザ光は、スキャナカバー26にて感光体ド
ラム12の軸線に沿って延びるように形成された横長の
スキャナ孔32に挿嵌されたガラス板33を通過してプ
ロセスユニット3における感光体ドラム12の外周面に
照射される。これにより、画像データに従って感光体ド
ラム12の外周面に静電潜像が露光形成される。このよ
うに、スキャナユニット2のレーザ光学系により感光体
ドラム12に形成された静電潜像に対しては、前記プロ
セスユニット3を介してトナーが供給され、静電潜像の
トナー現像が行われる。
【0018】前記のようにプロセスユニット3に送給さ
れた用紙50には、プロセスユニット3内で感光体ドラ
ム12に形成された静電潜像に基づくトナー画像が転写
され、この後、定着ユニット4に送給される。定着ユニ
ット4では、一対の加熱ローラ15と押圧ローラ16を
介して用紙50上に転写されたトナー画像の熱定着が行
われる。この後、画像形成された用紙50は、各ローラ
15、16によりスタック位置にある排紙トレイ8上に
順次スタックされつつ排紙される。ここで、図2におい
て、給紙ユニット5から排紙トレイ8まで送給される用
紙50の軌跡Rが二点鎖線にて示されている。
【0019】次に、前記したスキャナユニット2におけ
るスキャナカバー26に形成されたスキャナ孔32とガ
ラス板33との取付構造、及び、スキャナユニット2と
メインカバー1bとの取付構造について図3、図4を参
照して説明する。図3はスキャナ孔32、ガラス板33
を含むスキャナユニット2の一部を拡大して示す側断面
図、図4はスキャナユニット2の平面図である。
【0020】図3、図4において、スキャナユニット2
のスキャナカバー26には、横長状のスキャナ孔32
(図4参照)が形成されており、また、かかるスキャナ
孔32の下部周縁からは垂下部34がスキャナカバー2
6と一体に形成されているとともに、垂下部34の下端
からは上方に向かって開放されてなる溝部材35が形成
されている。そして、スキャナ孔32内に挿嵌されたガ
ラス板33は、溝部材35の上方開放端部を介してその
下面で支持されている。この構成に基づき、ガラス板3
3の周囲端面の下方において、溝部材35の開放端部が
ガラス板33の周囲端面よりも内側に入り込むこととな
り、従って、ガラス板33の周囲端面の下側には溝部材
35により形成される溝部35aが存在する。これによ
り、画像の形成時やプロセスユニット3の交換時に、ト
ナーがプロセスユニット3側からガラス板33に向かっ
て下方に落下し、スキャナ孔32の内壁とガラス板33
の周囲端面との間で形成され得る間隙からトナーが侵入
してきた場合においても、かかるトナーは溝部材35の
溝部35a内に貯留される。従って、トナーがスキャナ
ユニット2の内部に侵入してしまうことを確実に防止す
ることができる。
【0021】また、スキャナ孔32の上部周縁からはリ
ブ部材36が突出形成されており、かかるリブ部材36
には、図4に示すように、その2箇所(図4中、スキャ
ナ孔32の両側の箇所)において切欠部37が形成され
ている。この切欠部37を介してスキャナカバー26の
上面26aとガラス板33の上面33aとは、図3に示
すように、ほぼ連通されることとなる。これにより、画
像の形成時やプロセスユニット3の交換時に、トナーが
プロセスユニット3側からガラス板33に向かって下方
に落下してガラス板33の上面に付着した場合において
も、ガラス板33の清掃を行う際に、ガラス板33上の
トナーは切欠部37からスキャナ孔32の外部へ排出す
ることができる。また、リブ部材36より外側に付着し
たトナーは、リブ部材36によってガラス板33側への
侵入が規制される。
【0022】更に、切欠部37の上面は、ガラス板33
側から上方に向かって傾斜した傾斜面37aに形成され
ており、かかる場合、前記のようにガラス板33の上面
に付着されたトナーを傾斜面37aに沿って切欠部37
からスキャナ孔32の外部に容易に取り除くことができ
る。また、傾斜面37aの上部は、ガラス板33の上面
よりも高く形成されており、従って、一旦切欠部37か
ら傾斜面37aに沿ってスキャナ孔32の外部に取り除
かれたトナーは、再度ガラス板33上に戻り難くなる。
これより、ガラス板33に付着したトナーの清掃を効率
的に行うことができる。
【0023】また、スキャナカバー26の一端側(図3
中、右端側)には、位置決め孔38が形成されており、
この位置決め孔38の上下周縁にはリブ部材39が一体
に形成されている。位置決め孔38には、底板部27に
立設されたボス部材40の上端部40aが嵌合される。
更に、位置決め孔38の右側(スキャナカバー26の右
端部)には、弾性係止片41が一体に形成されており、
この弾性係止片41は、L字状の位置決めプレート42
における垂直部42aに形成された係止孔42bにやや
ガタを持って嵌合され、近隣する図示されない高さ決め
当て面とネジ止め部にて、別途固定される。
【0024】ここに、位置決めプレート42には、前記
ボス部材40の上端部40aを挿嵌するための挿嵌孔4
2cが形成されており、また、その左端部には、左端が
開放された長孔42dが形成されている。長孔42dに
は、締結ネジ43が挿通されて、締結ネジ43がスキャ
ナユニット2の本体に形成されたネジ孔2aに締結され
ることにより、位置決めプレート42とスキャナユニッ
ト2との位置決め固定が行われる。
【0025】続いて、スキャナユニット2をメインフレ
ーム1aの底板部27に対して取り付ける手順について
図5に基づき説明する。図5はスキャナ孔32、ガラス
板33を含むスキャナユニット2の一部を拡大し分解し
て示す側断面図である。
【0026】先ず、スキャナユニット2を底板部27に
取り付ける前に、レーザプリンタP内に組み込んだ時
に、プロセスユニット3の感光体ドラム12に対する画
像形成の開始位置(画像形成時における画像形成頭出し
位置)を適正に設定するために、スキャナユニット2の
位置調整を行う必要がある。かかる位置調整は、次のよ
うに行われる。先ず、位置決めプレート42を所定の調
整治具(図示せず)にセットする。この状態では、位置
決めプレート42が、調整治具に対して予め設定された
所定の位置関係をもってセットされている。この後、ス
キャナユニット2を調整治具内に配置するとともに調整
治具内で微小移動させながら、位置決めプレート42に
対するスキャナユニット2の位置関係を決定する。この
状態で、位置決めプレート42の長孔42d内に締結ネ
ジ43を挿入し、スキャナユニット2本体のネジ孔2a
に締結ネジ43を締結する。これにより、スキャナユニ
ット2と位置決めプレート42とが所定の位置関係をも
って固定される。そして、弾性係止片41を位置決めプ
レート42の長孔42dに暫定的に係止することによ
り、スキャナユニット2はユニットとして完成する。
【0027】次に、位置決めプレート42の挿嵌孔42
cをボス部材40の上端部40aに挿嵌する。これによ
り、スキャナユニット2は、プロセスユニット3に対し
て適正に位置調整された状態で、位置決めプレート42
を介してメインフレーム1aの底板部27に対する位置
決めが行われる。この時同時に、スキャナカバー26の
位置決め孔38をボス部材40の上端部40aに嵌合す
ることにより、スキャナカバー26が位置決めプレート
42及び底板部27に対して位置決めされる。これによ
り、位置決めプレート42を介してスキャナユニット
2、スキャナカバー26が、メインフレーム1aの底板
部27に対して所定の関係をもって固定されるものであ
る。
【0028】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
レーザプリンタPでは、スキャナ孔32の下部周縁にて
スキャナカバー26に形成され、スキャナ孔32に挿嵌
されるガラス板33の下面周縁で上方に開放された溝部
材35を有するので、トナーカートリッジ21を含むプ
ロセスユニット3がスキャナユニット2の上方側に配置
されている場合にプロセスユニット2からトナーがガラ
ス板33上面に落下してスキャナ孔32とガラス板33
との微小間隙から侵入したとしても、トナーは溝部材3
5の溝部35a内に貯留されるだけであり、従って、ト
ナーがスキャナユニット2の内部に侵入することを確実
に防止することができる。また、溝部材35の溝部35
a内に貯留されたトナーは、ガラス板33の清掃時に簡
単に溝部材35から取り除いて清掃することができる。
【0029】また、スキャナ孔32の周縁で上方に突出
形成されたリブ部材36を有し、リブ部材36の2箇所
においてスキャナカバー26の上面26aとガラス板3
3の上面33aとがほぼ連通するように切欠部37が形
成されているので、ガラス板33上に落下したトナーの
清掃を行う際に、切欠部37を介してトナーをスキャナ
孔32の外部に容易に取り除くことができる。
【0030】更に、切欠部37の上面がガラス板33側
から上方に向かって傾斜する傾斜面37aとなるように
形成されていることから、ガラス板33上に落下したト
ナーの清掃を行う際に、傾斜面37aに沿ってトナーを
スキャナ孔32の外部に容易に取り除くことができる。
【0031】また、傾斜面37aの上部はガラス板の上
面よりも高く形成されているので、傾斜面37aに沿っ
て一旦スキャナ孔32の外部に取り除かれたトナーは、
再度ガラス板33上に戻り難くなり、これによりガラス
板33の清掃を更に容易に行うことが可能となる。尚、
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能
であることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1に係る画像形
成装置では、スキャナ孔の下部周縁にてスキャナカバー
に形成され、スキャナ孔に挿嵌されるガラス板の下面周
縁で上方に開放された溝部材を有するので、トナー供給
部を含むプロセスユニットがスキャナユニットの上方側
に配置されている場合にトナー供給部からトナーがガラ
ス板上面に落下してスキャナ孔とガラス板との微小間隙
から侵入したとしても、トナーは溝部材内に貯留される
だけであり、従って、トナーがスキャナユニットの内部
に侵入することを確実に防止することが可能となる。ま
た、溝部材内に貯留されたトナーは、ガラス板の清掃時
に簡単に溝部材から取り除いて清掃することができる。
【0033】また、請求項2に係る画像形成装置では、
スキャナ孔の周縁で上方に突出形成されたリブ部材の少
なくとも1箇所に、スキャナカバーの上面とガラス板の
上面とがほぼ連通するように切欠部が形成されているこ
とから、ガラス板上に落下したトナーの清掃を行う際
に、切欠部を介してトナーをスキャナ孔の外部に容易に
取り除くことができる。
【0034】更に、請求項3に係る画像形成装置では、
切欠部の上面がガラス板側から上方に向かって傾斜する
傾斜面に形成されていることから、ガラス板上に落下し
たトナーの清掃を行う際に、傾斜面に沿ってトナーをス
キャナ孔の外部に容易に取り除くことができる。
【0035】また、請求項4に係る画像形成装置では、
傾斜面の上部はガラス板の上面よりも高く形成されてい
るので、傾斜面に沿って一旦スキャナ孔の外部に取り除
かれたトナーは、再度ガラス板上に戻り難くなり、これ
によりガラス板の清掃を更に容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタにおける主要構成部品の分解斜
視図である。
【図2】レーザプリンタの側断面図である。
【図3】スキャナ孔、ガラス板を含むスキャナユニット
の一部を拡大して示す側断面図である。
【図4】スキャナユニットの平面図である。
【図5】スキャナ孔、ガラス板を含むスキャナユニット
の一部を拡大し分解して示す側断面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 2 スキャナユニット 3 プロセスユニット 4 定着ユニット 5 給紙ユニット 11 給紙ローラ 12 感光体ドラム 21 トナーカートリッジ 26 スキャナカバー 32 スキャナ孔 33 ガラス板 34 垂下部 35 溝部材 35a 溝部 36 リブ部材 37 切欠部 37a 傾斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−134258(JP,A) 特開 平6−194588(JP,A) 実開 昭63−57622(JP,U) 実開 昭61−179567(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/44 G03G 15/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー供給部と、トナー供給部からトナ
    ーが供給される感光体ドラムと、画像データに従いレー
    ザ光を介して感光体ドラム上に潜像を形成するスキャナ
    ユニットとを有し、スキャナユニットにより潜像が形成
    された感光体ドラム上にトナー供給部からトナーを供給
    するとともに給紙部から給紙された用紙に画像を形成す
    る画像形成装置において、 前記スキャナユニットの上部を被覆するスキャナカバー
    に形成され、前記レーザ光が通過されるスキャナ孔と、 前記スキャナ孔に挿嵌されるガラス板と、 前記スキャナ孔の下部周縁にてスキャナカバーに形成さ
    れ、ガラス板の下面周縁で上方に開放された溝部材とを
    備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記スキャナ孔の周縁で上方に突出形成
    されたリブ部材を有し、リブ部材の少なくとも1箇所に
    は、スキャナカバーの上面とガラス板の上面とがほぼ連
    通するように切欠部が形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記切欠部にてその上面は、ガラス板側
    から上方に向かって傾斜する傾斜面に形成されているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記傾斜面の上部はガラス板の上面より
    も高く形成されていることを特徴とする請求項3に記載
    の画像形成装置。
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