JPH09319214A - 画像形成装置におけるトナー供給装置 - Google Patents

画像形成装置におけるトナー供給装置

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JPH09319214A
JPH09319214A JP8131510A JP13151096A JPH09319214A JP H09319214 A JPH09319214 A JP H09319214A JP 8131510 A JP8131510 A JP 8131510A JP 13151096 A JP13151096 A JP 13151096A JP H09319214 A JPH09319214 A JP H09319214A
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JP
Japan
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toner
toner supply
supply device
mist
roller
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JP8131510A
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English (en)
Inventor
Takeshi Suzuki
鈴木  剛
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナー現像の際に現像ローラの周辺でトナー
ミストが飛散することを抑制して装置内が汚損されるこ
とを効率的に防止することが可能であり、もって良好な
画質を有する画像を長期に渡って形成可能な画像形成装
置におけるトナー供給装置を提供する。 【解決手段】 現像ローラ19及び感光体ドラム12の
近傍位置にミスト抑制部材として作用するブレード固定
部材36を配設し、また、ブレード固定部材36を垂直
な固定部36Aと固定部36Aから水平方向に延出され
た水平部36BとからなるL字状に形成するとともに、
水平部36Bの幅Wを9mm以上に且つ水平部36Bの
先端と感光体ドラム12の表面との間に形成される間隙
Xを5mm以下に設定する。これにより、現像ローラ1
9を介してトナー現像を行う際にトナーミストが飛散す
ることが効率的に防止され、トナー供給装置内がトナー
ミストにより汚損されることが確実に防止されて良好な
画質を有する画像が長期に渡って形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体ドラム表面
に形成された静電潜像に対して現像ローラによりトナー
を供給して静電潜像のトナー現像を行うとともに、感光
体ドラム表面上でトナー現像された画像を用紙に転写し
て画像形成を行うレーザプリンタ等の画像形成装置に使
用されるトナー供給装置に関し、特に、トナー現像の際
に現像ローラの周辺でトナーミストが発生飛散すること
を抑制して装置内が汚損されることを効率的に防止する
ことが可能であり、もって良好な画質を有する画像を長
期に渡って形成可能な画像形成装置におけるトナー供給
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザプリンタ等の画像形成
装置に使用されるトナー供給装置については各種形式の
装置が提案されており、一般に、トナーカートリッジを
含むトナー貯留部、トナー貯留部からのトナーを供給す
るトナー供給ローラ、トナー供給ローラから供給された
トナーを感光体ドラムの静電潜像に供給してトナー現像
を行う現像ローラから構成されている。かかるトナー供
給装置の一例について図5に基づき説明する。図5は従
来のトナー供給装置の要部を模式的に示す説明図であ
る。
【0003】図5において、トナー供給装置はトナーを
収納するとともに、幅方向のほぼ中央位置にトナー供給
口用の孔が形成されたトナーカートリッジ100を有
し、トナーカートリッジ100内には、トナーを攪拌し
てトナー供給口101からトナーを現像室102側に供
給するアジテータ103が設けられている。また、フレ
ームFには、トナーカートリッジ100のトナー供給用
孔に対応してトナー供給用孔が形成されており、2つの
トナー供給用孔によりトナー供給孔101が構成され
る。上フレームF1と下フレームF2とにより閉塞され
た現像室102内で下方位置にはトナー供給ローラ10
4が回転可能に配置されており、このトナー供給ローラ
104はトナー供給口102から供給されたトナーを現
像ローラ105に供給する。
【0004】また、前記現像ローラ105の上方で上フ
レームF1の内壁には、固定部材106を介してブレー
ド107が固定されており、かかるブレード107は、
現像ローラ105の表面に供給されたトナー層の層厚を
規制する作用を行う。更に、現像ローラ105は感光体
ドラム108と接触するように配置されており、感光体
ドラム表面には、画像データに基づいてレーザ光をスキ
ャニングするレーザ発光装置(図示せず)により静電潜
像が形成される。現像ローラ105は、感光体ドラム1
08の表面に形成された静電潜像にトナーを供給して画
像のトナー現像を行い、また、感光体ドラム108の表
面上でトナー現像された画像は、給紙部(図示せず)か
ら送給された用紙上に転写されて画像の形成が行われる
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
トナー供給装置において、トナー供給ローラ104から
トナーが供給された現像ローラ105を介して、感光体
ドラム108表面に形成された静電潜像のトナー現像を
行う場合、トナー現像時に現像ローラ105からトナー
が飛散することに起因してトナーミストが発生する。特
に、ブレード107により現像ローラ105上に保持さ
れたトナーの層圧を規制していることから、現像ローラ
105に対して押圧されるブレード107の押圧力に応
じて現像ローラ105からトナーが飛散されてトナーミ
ストが発生し易い。
【0006】しかしながら、従来のトナー供給装置で
は、トナー現像時に現像ローラ105からトナーミスト
が発生することを抑制する特別の手段は何ら設けられて
いない。このとき、上フレームF1の内壁に対してブレ
ード107を固定する固定部材106は、側面視でほぼ
L字状の形状を有していることから、現像ローラ105
の上方である程度トナーミストの飛散を抑制する作用を
有するものではある。しかし、そのミスト飛散抑制作用
は到底充分なものではなく、従って、トナーミストがト
ナー供給装置内で飛散することとなって装置内の各種部
品等が汚損されてしまうとともに、用紙上に形成される
画像の画質を低下させてしまう虞が多分に存する。
【0007】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、トナー現像の際に現像ローラの
周辺でトナーミストが飛散することを抑制して装置内が
汚損されることを効率的に防止することが可能であり、
もって良好な画質を有する画像を長期に渡って形成可能
な画像形成装置におけるトナー供給装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係るトナー供給装置は、感光体ドラム表面に
形成された静電潜像に対してトナーを供給して静電潜像
をトナー現像するとともに、感光体ドラム表面上でトナ
ー現像された画像を用紙に転写して画像形成を行う画像
形成装置に使用されるトナー供給装置であって、トナー
貯留部と、トナー貯留部からのトナーを供給するトナー
供給ローラと、トナー供給ローラから供給されたトナー
を感光体ドラムの静電潜像に供給してトナー現像を行う
現像ローラとを有するトナー供給装置において、前記現
像ローラ及び感光体ドラムの近傍位置に、現像ローラを
介してトナー現像が行われる際にトナーミストの飛散を
抑制するミスト抑制部材が配設されていることを特徴と
する。
【0009】請求項1に係るトナー供給装置では、現像
ローラ及び感光体ドラムの近傍位置にミスト抑制部材を
配設したので、現像ローラを介してトナー現像を行う際
にトナーミストが飛散することを効率的に防止すること
が可能であり、これよりトナー供給装置内がトナーミス
トにより汚損されることを確実に防止して良好な画質を
有する画像を長期に渡って形成することが可能となる。
【0010】また、請求項2に係るトナー供給装置は、
請求項1のトナー供給装置において、前記ミスト抑制部
材は感光体ドラムの表面に向かって延出された延出部が
設けられ、その延出部の先端と感光体ドラムの表面との
間に所定間隙が形成されていることを特徴とし、また、
請求項3に係るトナー供給装置は、請求項2のトナー供
給装置において、前記間隙は5mm以下に設定されてい
ることを特徴とする。かかる請求項2及び請求項3のト
ナー供給装置では、ミスト抑制部材に形成された延出部
を介して現像ローラから発生するトナーミストが装置内
に飛散してしまうことを防止することが可能であり、ま
た、延出部の先端と感光体ドラムの表面との間には5m
m以下の間隙しか形成されていないので、トナーミスト
が飛散してしまうことを更に効率的に防止することが可
能となる。
【0011】更に、請求項4に係るトナー供給装置は、
請求項1のトナー供給装置において、前記現像ローラ上
に当接してトナー層の層厚を規制するブレード部材を有
し、前記ミスト抑制部材はブレード部材を固定するブレ
ード固定部材であることを特徴とする。このようにミス
ト抑制部材が、現像ローラ上におけるトナー層の層圧を
規制するブレード部材を固定するブレード固定部材から
構成されている場合には、ミスト抑制部材として特別の
部材を設ける必要はなく、従って、トナー供給装置のコ
スト低減を図ることが可能となる。
【0012】また、請求項5に係るトナー供給装置は、
請求項4のトナー供給装置において、前記ブレード固定
部材はブレードを固定する固定部と固定部から水平方向
に延出された水平部とからなるL字状を有し、水平部の
先端と感光体ドラムの表面との間には5mm以下に設定
された間隙が形成されるとともに、水平部の幅は9mm
以上に設定されていることを特徴とする。かかる請求項
5のトナー供給装置では、ブレード固定部材における水
平部の先端と感光体ドラムの表面との間に5mm以下に
設定された間隙が形成されており、且つ、水平部の幅は
9mm以上に設定されていることから、前記と同様、水
平部を介して現像ローラから発生するトナーミストが装
置内に飛散してしまうことを更に効率的に防止すること
が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
におけるトナー供給装置について、本発明をレーザプリ
ンタのトナー供給装置につき具体化した実施形態に基づ
き図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態
に係るレーザプリンタの概略構成について図1、図2に
基づき説明する。図1はレーザプリンタにおける主要構
成部品の分解斜視図、図2はレーザプリンタの側断面図
である。
【0014】図1において、レーザプリンタPの本体ケ
ース1は、メインフレーム1aとメインカバー1bとを
一体的に射出成形等で形成されてなる。メインフレーム
1aには、スキャナユニット2、プロセスユニット3、
定着ユニット4、及び、給紙ユニット5が上面から装着
される。また、メインカバー1bは、かかるメインフレ
ーム1aの四周(前後及び左右両側)外面を覆うもので
ある。さらに、メインフレーム1aの外面とメインカバ
ー1bの内面とで形成される収納凹所33には、駆動モ
ータとギヤ列を含む駆動系ユニット6が、本体ケース1
の下方から挿入されて装着固定される。
【0015】また、メインフレーム1a及びメインカバ
ー1bの上面をトップカバー7で覆っており、かかるト
ップカバー7には、メインフレーム1aにて上向きに突
出形成された操作パネル部1cを貫通させるための孔7
a、及び、給紙ユニット5の基部を貫通させるための開
口部7bとが形成されている。更に、トップカバー7の
前部側(図1中、右方側)には、その両側にて内方に向
かって突設された支持軸9aを有する一対のブラケット
9(図1中には、その一方のみを示す)が設けられてお
り、各ブラケット9の支持軸9aには、排紙トレイ8の
両側に形成された各支持部8aの支持孔8bが支持され
ている。これにより、排紙トレイ8は、トップカバー7
に対して回動可能に支持される。また、トップカバー7
の上面において、その両側部7cの上面と中央部7dの
上面との間には段差7eが形成されており、かかる段差
7eは、排紙トレイ8の不使用時において排紙トレイ8
をトップカバー7の中央部7d上に収納するための収納
凹部7f(図2参照)を構成する。これにより、排紙ト
レイ8は、その不使用時にトップカバー7側に収納位置
まで回動させることにより収納凹部7fに収納され、ま
た、その使用時に収納位置から収納方向と反対方向に回
動させることにより定着ユニット4から排紙される用紙
を順次スタックするスタック位置(図2参照)にセット
されるものである。
【0016】次に、レーザプリンタPの内部における概
略構成について図2を参照して説明する。図2におい
て、給紙ユニット5におけるフィーダーケース5a内に
は用紙50が積層状態で収納されており、各用紙50の
先端は、フィーダーケース5a内に配設された付勢ばね
10aを備えた支持板10を介して給紙ローラ11に向
かって押圧されるとともに、駆動系ユニット6から動力
伝達されて回転する給紙ローラ11と用紙捌き部材62
とによって1枚ずつ分離される。分離された用紙50
は、上下一対のレジストローラ13、14にてプロセス
ユニット3に給送される。
【0017】ここに、プロセスユニット3は、スキャナ
ユニット2に設けられた後述するレーザ光学系を介して
画像データに従って感光体ドラム12の表面に形成され
た静電潜像に対してトナーを供給することにより潜像の
トナー現像を行うためのユニットである。具体的に説明
すると、プロセスユニット3は、感光体ドラム12とそ
の上面に当接する転写ローラ17、感光体ドラム12の
下方に配置されたスコロトロン型等の帯電器18、給紙
方向において感光体ドラム12よりも上流側に配置され
た現像ローラ19及びトナー供給ローラ20を有する現
像装置、更にその上流側に配置されたトナー貯留部とし
ての着脱可能なトナーカートリッジ21、感光体ドラム
12よりも下流側に配置されたクリーニング装置22等
から構成されている。
【0018】また、現像装置の現像室内において、トナ
ー供給ローラ20の上方に一対の下オーガローラ34及
び上オーガローラ35が回転可能に配置されている。下
オーガローラ34は、トナーカートリッジ21からトナ
ー供給口21A(トナーカートリッジ21のほぼ中央位
置に形成された孔とユニットフレーム25に形成された
孔とで構成される)を経て現像室に供給されたトナー
を、トナー供給ローラ20の上方でトナー供給口21A
の両側方向に搬送する作用を行い、また、上オーガロー
ラ35は、トナー供給口21Aの両側からトナー供給口
21Aに向かってトナーを搬送する作用を行う。このよ
うに、各下オーガローラ34、上オーガローラ35を介
してトナー供給口21Aから現像室側に供給されたトナ
ーは、トナー供給ローラ20の上方でその両側方向に搬
送循環されるものであり、トナーは搬送循環されている
間にトナー供給ローラ20に被着しつつ供給されてい
く。かかる各下オーガローラ34、上オーガローラ35
の詳細な構成については後述する。
【0019】現像ローラ19の上方側でユニットフレー
ム25の下面には、L字状のブレード固定部材36によ
りブレード24が固定されている。かかるブレード24
は、トナー供給ローラ20から現像ローラ19上に供給
されたトナー層の層厚を所定厚に規制するためのもので
ある。尚、ブレード固定部材36の詳細な構成について
は後述する。
【0020】更に、感光体ドラム12の外周面は、帯電
器18にて形成された帯電層にスキャナユニット2から
レーザービームを走査(スキャニング)することにより
静電潜像が形成される。トナーカートリッジ21内のト
ナーは、攪拌体23により攪拌されてトナー供給口21
Aから放出された後、トナー供給ローラ20を介して現
像ローラ19の外周面に担持され、ブレード24によっ
てトナー層の厚さが規制される。感光体ドラム12に形
成された静電潜像は、現像ローラ19からトナーが付着
することによって顕像化され、転写ローラ17と感光体
ドラム12の間を通る用紙50に転写される。そして、
感光体ドラム12上に残ったトナーはクリーニング装置
22で回収される。
【0021】前記のように構成されるプロセスユニット
3は、合成樹脂製のユニットフレーム25に組み込むこ
とによりカートリッジ化されており、このカートリッジ
化したプロセスユニット3は前記メインフレーム1aに
対して着脱可能に装着される。
【0022】また、スキャナユニット2は公知のレーザ
光学系を備えており、所定の画像データに基づきレーザ
光学系のスキャニングを行って感光体ドラム12の表面
に静電潜像を形成するユニットである。具体的に説明す
ると、スキャナユニット2は前記プロセスユニット3の
下方に配置されており、スキャナユニット2の上面には
スキャナカバー26が取り付けられている。かかるスキ
ャナカバー26は、メインフレーム1aにおける底板部
27の上流側に開口部のほとんどを被覆して固定されて
いる。露光ユニットとしてのスキャナユニット2は、ス
キャナカバー26の下面側に、レーザ発光部28、ポリ
ゴンミラー29、レンズ30、反射鏡31等が配置され
てなり、レーザ光は、スキャナカバー26にて感光体ド
ラム12の軸線に沿って延びるように形成された横長の
スキャナ孔32に挿嵌されたガラス板33を通過してプ
ロセスユニット3における感光体ドラム12の外周面に
照射される。これにより、画像データに従って感光体ド
ラム12の外周面に静電潜像が露光形成される。このよ
うに、スキャナユニット2のレーザ光学系により感光体
ドラム12に形成された静電潜像に対しては、前記プロ
セスユニット3を介してトナーが供給され、静電潜像の
トナー現像が行われる。
【0023】前記のようにプロセスユニット3に送給さ
れた用紙50には、プロセスユニット3内で感光体ドラ
ム12に形成された静電潜像に基づくトナー画像が転写
され、この後、定着ユニット4に送給される。定着ユニ
ット4では、一対の加熱ローラ15と押圧ローラ16を
介して用紙50上に転写されたトナー画像の熱定着が行
われる。この後、画像形成された用紙50は、各ローラ
15、16によりスタック位置にある排紙トレイ8上に
順次スタックされつつ排紙される。ここで、図2におい
て、給紙ユニット5から排紙トレイ8まで送給される用
紙50の軌跡Rが二点鎖線にて示されている。
【0024】次に、プロセスユニット3における現像室
の詳細な構成について図3及び図4に基づき説明する。
図3はプロセスユニット3の側断面図、図4は現像室の
内部を示す正面断面図である。現像室Dは、ユニットフ
レーム25の上部フレーム25Aの下面に配置された上
シール部材37、ユニットフレーム25の下部フレーム
25B、及び、現像室Dの両側に配置されスポンジ材か
ら形成された一対のサイドシール部材38(図4参照)
により囲まれた空間で構成されている。また、トナー供
給ローラ20は、その両端にローラ軸20Aが形成され
たローラ軸体20Bの周囲にスポンジ材からなるローラ
材20Cを被覆することにより構成されており、各ロー
ラ軸20Aはサイドシール部材38の軸孔に挿嵌される
とともに、その外側にて下部フレーム25Bに対して回
動可能に取り付けられた一対の支持板39に支持されて
いる(図4参照)。
【0025】ここで、前記ブレード固定部材36の構成
について図3に基づき説明する。図3において、現像ロ
ーラ19の上方側でユニットフレーム25の下面には、
現像ローラ19及び感光体ドラム12の近傍位置にてL
字状のブレード固定部材36が配設されており、かかる
ブレード固定部材36は、そのL字状形状に基づき、垂
直な固定部36Aと固定部36Aから感光体ドラム12
方向に延出された水平部36Bとから構成されている。
固定部36Aには、締結ネジNを介してブレード24が
固定されている。かかるブレード24は、トナー供給ロ
ーラ20から現像ローラ19上に供給されたトナー層の
層厚を所定厚に規制するためのものである。尚、ブレー
ド固定部材36及びブレード24は、共にレーザプリン
タPの幅方向(図3中、紙面に垂直な方向)に渡って設
けられている。
【0026】また、前記ブレード固定部材36におい
て、水平部36Bの幅Wは9mm以上に設定されてお
り、また、水平部36Bの先端と感光体ドラム12の表
面との間には5mm以下の間隙Xが形成されている。こ
のように構成されたブレード固定部材36は、現像ロー
ラ19から感光体ドラム12に対してトナー供給する際
にトナーミストが飛散することを抑制するミスト抑制部
材として作用する。特に、ブレード24は所定の押圧力
で現像ローラ19表面を押圧しながら現像ローラ19上
におけるトナーの層圧を規制しており、トナー現像時に
トナーミストが発生し易いことから、ブレード固定部材
36がミスト抑制部材として行う作用は大きいものがあ
る。
【0027】前記構成において、現像ローラ19を介し
て感光体ドラム12上における静電潜像のトナー現像が
行われる際には、ブレード24によりトナー層厚の規制
が行われている間に現像ローラ19からトナーミストが
発生するが、かかるトナーミストは水平部36Bの下面
により遮蔽される。このとき、水平部36Aの幅Wは9
mm以上に設定されているので、前記のように発生した
トナーミストが装置内に飛散していくことを効率的に防
止することができる。また、水平部36Bの先端と感光
体ドラム12の表面との間には5mm以下の間隙Xしか
形成されていないので、トナーミストが装置内に飛散し
てしまうことはなく、これより更に効率的にトナーミス
トの飛散を防止することができるものである。
【0028】尚、各支持板39(図4)の回転中心は図
4中Cで示されている。また、各支持板39は、現像ロ
ーラ19をも回転可能に支持しており、付勢バネ(図示
せず)を介して図3中時計方向に付勢することにより各
支持板39はその回転中心Cの回りに時計方向に回動さ
れて現像ローラ19は感光体ドラム12に当接される。
このように、各支持板39には、トナー供給ローラ2
0、各下、上オーガローラ34、35、及び現像ローラ
19を一体に支持されることから、トナー供給ローラ2
0、各下、上オーガローラ34、35、及び現像ローラ
19の間における位置関係の調整をユニットとして容易
に行うことができるともに、メンテナンス等も簡単に行
うことができる。
【0029】また、図4に示すように、下オーガローラ
34において、その中央位置34Cはトナー供給口21
Aの形成位置(トナー供給口21Aの中央位置)にほぼ
一致しており、中央位置34Cから両端に向かって螺旋
状に形成された螺旋歯34Aを有するとともに、そのロ
ーラ軸34Bは、トナー供給ローラ20と同様、各支持
板39に支持されている。これにより下オーガローラ3
4が図3中時計方向に回転された際には、トナー供給口
21Aから供給されたトナーは、トナー供給ローラ20
の上方にて螺旋歯34Aの螺旋方向に従って順次現像室
Dの両側方向(矢印A方向)に搬送される。また、上オ
ーガローラ35において、その中央位置35Cはトナー
供給口21Aの形成位置(トナー供給口21Aの中央位
置)にほぼ一致しており、その両端から中央位置35C
に向かって螺旋状に形成された螺旋歯35Aを有すると
ともに、そのローラ軸35Bは、前記と同様、各支持板
39に支持されている。これにより上オーガローラ35
が図3中時計方向に回転された際には、前記のように下
オーガローラ34により現像室Dの両側方向に搬送され
たトナーの量が増加して上オーガローラ35にまで達す
ると、かかるトナーが、螺旋歯35Aの螺旋方向に従っ
てトナー供給口21Aに向かって(矢印B方向に)順次
搬送される。このとき、トナーの一部は、トナー供給口
21Aからトナーカートリッジ21内に戻される。この
ように、画像の現像に使用されないトナーは、前記のよ
うに搬送循環されてトナー供給口21A内に戻されるこ
とから、トナーが現像室D内に長時間滞留することはな
く、従って、トナーカートリッジ21から常時新鮮なト
ナーが供給され得る。尚、トナーがトナー供給口21A
内に戻されない場合であっても、前記のように下オーガ
ローラ34と上オーガローラ35によりトナーの攪拌、
循環が行われていることから、現像室D内でトナーが固
まったりすることなくトナーの流動性は良好に保持され
得る。
【0030】前記したように、各下オーガローラ34、
上オーガローラ35は、トナー供給口21Aから現像室
D内に供給されたトナーをトナー供給ローラ20の上方
で搬送循環する作用を行うものであり、これによりトナ
ーを局部的に滞留させることなくトナー供給ローラ20
の全体に渡って均一にトナーを供給して被着させること
ができる。また、各下オーガローラ34、上オーガロー
ラ35を介してトナーがトナー供給ローラ20の上方で
その両側方向に搬送循環させられることに基づき、トナ
ー供給ローラ20の全体に渡って常時新鮮なトナーを均
一に被着させることができ、これにより現像ローラ19
及び感光体ドラム12表面の静電潜像に対してもトナー
を均一に供給することが可能となって良好な画質を有す
る画像を長期に渡って形成することができるものであ
る。
【0031】また、トナーカートリッジ21におけるト
ナー供給口21Aの形成位置(トナー供給口21Aの中
央位置)と各下オーガ部材34及び上オーガ部材35の
中央位置34C、35Cとがほぼ一致していることか
ら、トナー供給口21Aから排出されたトナーを各下オ
ーガ部材34及び上オーガ部材35を介してトナー供給
ローラ20の上方で効率的に搬送循環することができ
る。
【0032】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
トナー供給装置では、現像ローラ19及び感光体ドラム
12の近傍位置にミスト抑制部材として作用するブレー
ド固定部材36を配設したので、現像ローラ19を介し
てトナー現像を行う際にトナーミストが飛散することを
効率的に防止することができ、これよりトナー供給装置
内がトナーミストにより汚損されることを確実に防止し
て良好な画質を有する画像を長期に渡って形成すること
が可能となる。
【0033】また、ブレード固定部材36には、垂直な
固定部36Aと固定部36Aから水平方向に延出された
水平部36BとからなるL字状に形成され、水平部36
Bの幅Wは9mm以上に設定されているので、トナーミ
ストが装置内に飛散していくことを効率的に防止するこ
とができる。更に、水平部36Bの先端と感光体ドラム
12の表面との間に形成される間隙Xは5mm以下に設
定されているので、トナーミストが装置内に飛散してし
まうことなく更に効率的にトナーミストの飛散を防止す
ることができるものである。
【0034】更に、ブレード固定部材36自体がミスト
抑制部材として作用するので、特別な構成を有する他の
ミスト抑制部材を別に設ける必要がなく、これよりブレ
ード固定部材36をミスト抑制部材として共用すること
によりトナー供給装置のコスト低減を図ることができ
る。
【0035】尚、本発明は前記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
改良、変形が可能であることは勿論である。
【0036】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1のトナー供給
装置では、現像ローラ及び感光体ドラムの近傍位置にミ
スト抑制部材を配設したので、現像ローラを介してトナ
ー現像を行う際にトナーミストが飛散することを効率的
に防止することができ、これよりトナー供給装置内がト
ナーミストにより汚損されることを確実に防止して良好
な画質を有する画像を長期に渡って形成することができ
る。
【0037】また、請求項2及び請求項3に係るトナー
供給装置では、ミスト抑制部材に形成された延出部を介
して現像ローラから発生するトナーミストが装置内に飛
散してしまうことを防止することができ、また、延出部
の先端と感光体ドラムの表面との間には5mm以下の間
隙しか形成されていないので、トナーミストが飛散して
しまうことを更に効率的に防止することができる。
【0038】更に、請求項4に係るトナー供給装置で
は、ミスト抑制部材が現像ローラ上におけるトナー層の
層圧を規制するブレード部材を固定するブレード固定部
材から構成されており、従って、ミスト抑制部材として
特別の部材を設ける必要はなく、トナー供給装置のコス
ト低減を図ることができる。
【0039】また、請求項5に係るトナー供給装置で
は、ブレード固定部材における水平部の先端と感光体ド
ラムの表面との間に5mm以下に設定された間隙が形成
されており、且つ、水平部の幅は9mm以上に設定され
ていることから、水平部を介して現像ローラから発生す
るトナーミストが装置内に飛散してしまうことを更に効
率的に防止することができる。
【0040】以上説明した通り本発明は、トナー現像の
際に現像ローラの周辺でトナーミストが発生飛散するこ
とを抑制して装置内が汚損されることを効率的に防止す
ることが可能であり、もって良好な画質を有する画像を
長期に渡って形成可能な画像形成装置におけるトナー供
給装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタにおける主要構成部品の分解斜
視図である。
【図2】レーザプリンタの側断面図である。
【図3】プロセスユニットの側断面図である。
【図4】現像室の内部を示す正面断面図である。
【図5】従来のトナー供給装置の要部を模式的に示す説
明図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 3 プロセスユニット 12 感光体ドラム 19 現像ローラ 20 トナー供給ローラ 20B ローラ軸体 20C スポンジ材 21 トナーカートリッジ 21A トナー供給口 24 ブレード 25 ユニットフレーム 36 ブレード固定部材 36A 固定部 36B 水平部 D 現像室 P レーザプリンタ W 水平部の幅 X 水平部の先端と感光体ドラム表面との間隙

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラム表面に形成された静電潜
    像に対してトナーを供給して静電潜像をトナー現像する
    とともに、感光体ドラム表面上でトナー現像された画像
    を用紙に転写して画像形成を行う画像形成装置に使用さ
    れるトナー供給装置であって、トナー貯留部と、トナー
    貯留部からのトナーを供給するトナー供給ローラと、ト
    ナー供給ローラから供給されたトナーを感光体ドラムの
    静電潜像に供給してトナー現像を行う現像ローラとを有
    するトナー供給装置において、 前記現像ローラ及び感光体ドラムの近傍位置に、現像ロ
    ーラを介してトナー現像が行われる際にトナーミストの
    飛散を抑制するミスト抑制部材が配設されていることを
    特徴とする画像形成装置におけるトナー供給装置。
  2. 【請求項2】 前記ミスト抑制部材は感光体ドラムの
    表面に向かって延出された延出部が設けられ、その延出
    部の先端と感光体ドラムの表面との間に所定間隙が形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置におけるトナー供給装置。
  3. 【請求項3】 前記間隙は5mm以下に設定されてい
    ることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置におけ
    るトナー供給装置。
  4. 【請求項4】 前記現像ローラ上に当接してトナー層
    の層厚を規制するブレード部材を有し、前記ミスト抑制
    部材はブレード部材を固定するブレード固定部材である
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置における
    トナー供給装置。
  5. 【請求項5】 前記ブレード固定部材はブレードを固
    定する固定部と固定部から水平方向に延出された水平部
    とからなるL字状を有し、水平部の先端と感光体ドラム
    の表面との間には5mm以下に設定された間隙が形成さ
    れるとともに、水平部の幅は9mm以上に設定されてい
    ることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置におけ
    るトナー供給装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7561817B2 (en) 2005-02-28 2009-07-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Toner cartridges, development cartridges, and image forming apparatus including such cartridges
US7979006B2 (en) 2005-02-28 2011-07-12 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and removable cartridge
US8000634B2 (en) 2005-02-28 2011-08-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and cartridge
US8023864B2 (en) 2007-04-27 2011-09-20 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Toner cartridge and developing apparatus

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