JP3180596B2 - 赤外線カメラ - Google Patents

赤外線カメラ

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JP3180596B2
JP3180596B2 JP32016294A JP32016294A JP3180596B2 JP 3180596 B2 JP3180596 B2 JP 3180596B2 JP 32016294 A JP32016294 A JP 32016294A JP 32016294 A JP32016294 A JP 32016294A JP 3180596 B2 JP3180596 B2 JP 3180596B2
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訓生 大川
進 高橋
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は常温で動作する赤外線
撮像素子、特に熱型の赤外線撮像素子であるボロメータ
を用いた赤外線カメラの低消費電力化に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図13は従来の赤外線カメラの一実施例
の構成を示すブロック図である。図中、1は赤外光学
系、2は筐体、3は赤外光学系1の結像面上に設置した
検出器アレイ、4は素子温度センサである。検出器アレ
イ3はボロメータを2次元に配列したものである。5は
赤外光学系1と検出器アレイ3との間に設置したシャッ
タ、6はドライバ回路、7は増幅回路、8はA/D変換
回路、9はオフセット補正メモリ、10は表示処理回
路、11は検出器アレイ3及び素子温度センサ4に接触
させて設置した素子温度制御手段、12は素子温度検出
回路、13は基準電圧源、14は差動増幅回路、15は
比較回路、16はタイミング発生回路である。素子温度
制御手段11はペルチェ効果を利用した電子冷却器であ
る。
【0003】次に動作について説明する。まず、電源を
投入すると基準電圧源13は検出器アレイ3の動作温度
の設定値に相当する電圧信号を差動増幅器14に出力す
る。一方、素子温度検出回路12は素子温度センサ4の
温度に対応した電圧信号を差動増幅回路14に出力す
る。電源投入時には素子温度センサ4の温度は周囲の環
境温度に等しい。一方、検出器アレイ3は2次元のボロ
メータアレイであり、撮像中は素子温度制御手段11に
より一定温度に制御される。一般に環境温度と動作温度
の設定値とは異なるため、電源の投入により差動増幅回
路14は素子温度制御手段11に電流を供給し、素子温
度制御手段11は検出器アレイ3及び素子温度センサ4
を加熱、又は冷却し、検出器アレイ3及び素子温度セン
サ4の温度を設定値に近づける。比較回路15は素子温
度検出回路12と基準電圧源13の出力の差が十分小さ
くなると検出器アレイ3の温度が設定値に達したと判断
し、温度制御が完了したことを示す信号をタイミング発
生回路16に送る。タイミング発生回路16はドライバ
回路6を介して検出器アレイ3に駆動クロックを送り、
次にシャッタ5を閉じる信号をシャッタ5に送る。検出
器アレイ3はシャッタ5を閉じた状態での各画素を構成
する検出器の温度に対応した電圧を出力し、上記信号電
圧を増幅回路7で増幅した後、A/D変換回路8でA/
D変換し、各画素ごとのデータとしてオフセット補正メ
モリ9に記憶する。次にシャッタ5を開き、被撮像物が
放射する赤外線を赤外光学系1により検出器アレイ3上
に結像する。被撮像物の放射量の差により各画素間には
微小な温度差が生じ、検出器アレイ3は各画素の温度に
対応した電圧を出力する。上記信号電圧を増幅回路7で
増幅した後、A/D変換回路8でA/D変換し、表示処
理回路10においてオフセット補正メモリ9に記憶され
たデータを各画素ごとに減算し、シャッタ5を閉じた時
の信号レベルを基準としたビデオ信号を出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の赤外線カメラは
上記のように構成されており、電源投入時の検出器アレ
イの温度は一般に動作温度の設定値と異なるため、検出
器アレイの温度を設定値まで冷却、又は加熱するまでに
多くの電力を消費し、又、設定値に達した後も周囲と検
出器アレイとの間に温度差が存在するため、熱流入、又
は熱放出が生じ、素子温度制御手段の消費電力が大きく
なるという難点があった。
【0005】この発明は上記のような難点を解決するた
めになされたもので、検出器アレイを電源投入時の検出
器アレイの温度、又は電源投入時の筐体温度、又は撮像
時の筐体温度とすることにより、低消費電力の赤外線カ
メラを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の実施例1によ
る赤外線カメラは、制御温度メモリ、D/A変換回路、
差動増幅回路から構成される素子温度制御回路と、A/
D変換回路の入力に接続したマルチプレクサを備えたも
のである。
【0007】この発明の実施例2による赤外線カメラ
は、制御温度メモリ、差分算出回路、D/A変換回路か
ら構成される素子温度制御回路と、A/D変換回路の入
力に接続したマルチプレクサを備えたものである。
【0008】この発明の実施例3による赤外線カメラ
は、制御温度メモリ、D/A変換回路、差動増幅回路か
ら構成される素子温度制御回路と、筐体温度センサと、
筐体温度検出回路と、温度差検出回路と、A/D変換回
路の入力に接続したマルチプレクサを備えたものであ
る。
【0009】この発明の実施例4による赤外線カメラ
は、制御温度メモリ、差分算出回路、D/A変換回路か
ら構成される素子温度制御回路と、筐体温度センサと、
筐体温度検出回路と、温度差検出回路と、A/D変換回
路の入力に接続したマルチプレクサを備えたものであ
る。
【0010】
【作用】この発明の実施例1による赤外線カメラは、マ
ルチプレクサの切換により、まずA/D変換回路が電源
投入直後における素子温度検出回路の出力をA/D変換
し、制御温度メモリにデータを記憶する。D/A変換回
路は制御温度メモリの記憶データをD/A変換し、差動
増幅回路に出力する。差動増幅回路は、D/A変換回路
の出力と素子温度検出回路の出力の差に対応した電流を
素子温度制御手段に供給する。
【0011】この発明の実施例2による赤外線カメラ
は、マルチプレクサの切換により、まずA/D変換回路
が電源投入直後における素子温度検出回路の出力をA/
D変換し、制御温度メモリにデータを記憶する。撮像開
始後はA/D変換回路は増幅回路の出力と素子温度検出
回路の出力をマルチプレクサの切換により映像データ出
力期間とブランキング期間に時分割してA/D変換し、
映像データ出力期間中は増幅回路の出力を表示処理回路
へ伝送し、ブランキング期間中は素子温度検出回路の出
力を差分算出回路に伝送する。差分算出回路は素子温度
検出回路の出力をA/D変換したデータと制御温度メモ
リの記憶データとの差を算出する。D/A変換回路は差
分算出回路の算出結果をD/A変換し、差分算出回路の
算出結果に対応した電流を素子温度制御手段に供給す
る。
【0012】この発明の実施例3による赤外線カメラ
は、筐体温度検出回路が筐体温度センサの出力をもとに
筐体温度に対応した電圧を出力する。マルチプレクサの
切換により、まずA/D変換回路が電源投入直後におけ
る筐体温度検出回路の出力をA/D変換し、制御温度メ
モリに記憶する。D/A変換回路は制御温度メモリの記
憶データをD/A変換し、差動増幅回路に出力する。差
動増幅回路は、D/A変換回路の出力と素子温度検出回
路の出力の差に対応した電流を素子温度制御手段に供給
する。温度差検出回路は素子温度検出回路の出力と筐体
温度検出回路の出力の差が一定値を越えると、制御温度
メモリの記憶データを更新する信号をタイミング発生回
路に出力し、一定値を越えた時点の筐体温度検出回路の
出力を新たに制御温度メモリに記憶する。
【0013】この発明の実施例4による赤外線カメラ
は、筐体温度検出回路が筐体温度センサの出力をもとに
筐体温度に対応した電圧を出力する。マルチプレクサの
切換により、まずA/D変換回路が電源投入直後におけ
る筐体温度検出回路の出力をA/D変換し、制御温度メ
モリがデータを記憶する。撮像開始後、A/D変換回路
は増幅回路の出力と素子温度検出回路の出力をマルチプ
レクサの切換により映像データ出力期間とブランキング
期間に時分割してA/D変換し、映像データ出力期間中
は増幅回路の出力を表示処理回路へ伝送し、ブランキン
グ期間中は素子温度検出回路の出力を差分算出回路に伝
送する。差分算出回路は制御温度メモリの記憶データと
増幅回路の出力のA/D変換データの差を算出する。D
/A変換回路は差分算出回路の算出結果をD/A変換
し、差分算出回路の算出結果に対応した電流を素子温度
制御手段に供給する。温度差検出回路は素子温度検出回
路の出力と筐体温度検出回路の出力の差が一定値を越え
ると、制御温度メモリの記憶データを更新する信号をタ
イミング発生回路に出力し、一定値を越えた時点の筐体
温度検出回路の出力を新たに制御温度メモリに記憶す
る。
【0014】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明による赤外線カメラの実施例
1の構成を示すブロック図である。図中、1〜12、1
4、16は従来の装置と同じものである。17はマルチ
プレクサ、18は素子温度制御回路である。素子温度制
御回路18は制御温度メモリ19、D/A変換回路2
0、差動増幅回路14から構成される。
【0015】次にこの発明による赤外線カメラの動作に
ついて説明する。図2はこの発明による赤外線カメラの
実施例1の動作を示すフローチャート、図3はこの発明
による赤外線カメラの実施例1に設置したマルチプレク
サ17の動作を示すタイミングチャートである。電源投
入前、赤外光学系1及び筐体2内部の構成要素は周囲と
熱平衡状態にあり、周囲の環境温度と等しい温度になっ
ている。電源を投入すると(ステップ27)、素子温度
検出回路12は素子温度センサ4の温度、すなわち環境
温度を表わす電圧信号を出力する。タイミング発生回路
16の指令により、マルチプレクサ17は電源投入後一
定の時間が経過するまでは素子温度検出回路12の出力
をA/D変換回路8の入力に接続する(ステップ28及
び図3の期間A)。上記期間中、A/D変換回路8は素
子温度検出回路12の出力をA/D変換し、データは制
御温度メモリ19に記憶される(ステップ29)。記憶
完了後、D/A変換回路20は撮像が終了し電源OFF
となるまで制御温度メモリ19の記憶データをD/A変
換し、差動増幅回路14に出力し続ける。差動増幅回路
14は素子温度検出回路12の出力とD/A変換回路2
0の出力との差を増幅し、素子温度制御手段11に所望
の大きさ、方向の電流を供給し、検出器アレイ3と素子
温度センサ4を冷却、又は加熱し、それらの温度は制御
温度メモリ19が記憶している電源投入直後の温度に制
御する(ステップ30)。
【0016】次にタイミング発生回路16の指令によ
り、マルチプレクサ17は撮像が終了し電源OFFとな
るまで増幅回路7の出力をA/D変換回路8の入力に接
続し続ける(ステップ31)。その後オフセット補正メ
モリ9の補正データを取得し、ビデオ信号を出力するま
での動作は従来の装置と同じである(ステップ32〜3
7)。以上のように、実施例1によれば検出器アレイ3
の温度を電源投入直後の温度に制御して撮像を行なうた
め、検出器アレイ3の温度が動作温度の設定値に達する
までに消費する電力が少なく、又、設定値に達した後も
周囲と検出器アレイ3との温度差が小さいため、周囲か
ら検出器アレイ3への熱流入、又は熱放出量が少なく、
低消費電力化が図れる効果が有る。
【0017】実施例2.図4はこの発明による赤外線カ
メラの実施例2の構成を示すブロック図である。図中、
1〜12、16は従来の装置と同じものである。17、
19、20は実施例1と同じものである。21は素子温
度制御回路、22は素子温度制御回路21内に設けた差
分算出回路である。素子温度制御回路21は制御温度メ
モリ19、差分算出回路22、D/A変換回路20から
構成される。
【0018】次にこの発明による赤外線カメラの動作を
説明する。図5はこの発明による赤外線カメラの実施例
2の動作を示すフローチャート、図6はこの発明による
赤外線カメラの実施例2に設置したマルチプレクサ17
の動作を示すタイミングチャートである。電源投入後、
環境温度に等しい検出器アレイ3の温度を制御温度メモ
リ19に記憶するまでの動作は実施例1と同じである
(ステップ38〜40及び図6の期間A)。制御温度メ
モリ19への温度データの記憶が完了すると、マルチプ
レクサ17はタイミング発生回路16の指令により、増
幅回路7の出力と素子温度検出回路12の出力を映像デ
ータ出力期間とブランキング期間とに分けて交互にA/
D変換回路8に接続する(ステップ41及び図6の期間
B)。A/D変換回路8は映像データ出力期間中は増幅
回路7の出力をA/D変換して表示処理回路10へ伝送
し、ブランキング期間中は素子温度検出回路12の出力
をA/D変換して差分算出回路22に伝送し、この動作
を撮像終了まで繰り返す。差分算出回路22は制御温度
メモリ19から出力される制御温度の目標値データとブ
ランキング期間中にA/D変換器8から出力される素子
温度検出回路12のA/D変換後のデータとの差を算出
し、D/A変換回路20に送る。素子温度制御手段11
はD/A変換回路22の出力に応じて検出器アレイ3と
素子温度センサ4の温度を制御温度メモリ19が記憶し
ている電源投入直後の検出器アレイ3の温度に制御する
(ステップ42)。映像データ出力期間中はマルチプレ
クサ17が増幅回路7の出力をA/D変換回路8の入力
に接続し、映像データ出力期間中のA/D変換回路8の
出力により従来の装置と同様にオフセット補正メモリ1
0に記憶するデータの取得とビデオ信号の出力が行なわ
れる(ステップ43〜48)。
【0019】以上のように、実施例2によれば実施例1
と同様に、検出器アレイ3の温度を電源投入直後の検出
器アレイ3の温度に制御して撮像を行なうため、検出器
アレイ3の温度が動作温度の設定値に達するまでに消費
する電力が少なく、又、設定値に達した後も周囲と検出
器アレイ3との温度差が小さいため、周囲から検出器ア
レイ3への熱流入、又は熱放出量が少なく、低消費電力
化が図れる効果がある。
【0020】実施例3.図7はこの発明による赤外線カ
メラの実施例3の構成を示すブロック図である。図中、
1〜12、16は従来の装置と同じものである。14、
17〜20は実施例1と同じものである。23は筐体2
に設置した筐体温度センサ、24は筐体温度検出回路、
25は温度差検出回路である。
【0021】次にこの発明による赤外線カメラの動作に
ついて説明する。図8はこの発明による赤外線カメラの
実施例3の動作を示すフローチャート、図9はこの発明
による赤外線カメラの実施例3に設置したマルチプレク
サ17の動作を示すタイミングチャートである。電源投
入前、赤外光学系1及び体2内部の構成要素は周囲と熱
平衡状態にあり、周囲の環境温度と等しい温度となって
いる。電源を投入すると筐体温度センサ23は筐体2の
温度を測定し、筐体温度検出回路24は筐体温度センサ
23の温度、すなわち環境温度を表わす電圧信号を出力
する。電源投入後一定の時間が経過するまではマルチプ
レクサ17はタイミング発生回路16の指令により、筐
体温度検出回路24の出力をA/D変換回路8の入力に
接続し、筐体温度検出回路24の出力をA/D変換した
データを制御温度メモリ19に記憶する(ステップ49
〜51及び図9の期間A)。その後、実施例1と同様の
動作により、検出器アレイ3及び素子温度センサ4を電
源投入直後の筐体2の温度に制御する(ステップ5
2)。
【0022】次にタイミング発生回路16の指令により
マルチプレクサ17を切り替え、増幅回路7の出力を示
すようにA/D変換回路8に入力する(ステップ53及
び図9の期間B)。次にシャッタ5を閉じてオフセット
補正メモリ9に記憶する補正データの取得を行ない、シ
ャッタ5を開き表示処理回路10からのビデオ信号の出
力を行なう(ステップ54〜57)。環境温度の変化や
筐体2内部の構成要素の発熱により筐体2温度が電源投
入時の温度から上昇、又は下降すると、検出器アレイ3
への熱の流入又は流出が生じ、素子温度制御手段11の
消費電力が増加する。上記のような消費電力の増加を防
止するため、温度差検出回路25は筐体温度検出回路2
4の出力と素子温度検出回路12の出力との差を検出
し、一定の値を越えると、筐体温度検出回路25の新た
な出力を制御温度メモリ19に記憶する信号をタイミン
グ発生回路16に伝達する(ステップ58の”N
O”)。マルチプレクサ17はタイミング発生回路16
の指令により示すように再び筐体温度検出回路24の出
力をA/D変換回路8の入力に接続し、A/D変換回路
8は筐体温度検出回路24の出力をA/D変換し、制御
温度メモリ19に新たなデータとして記憶し、検出器ア
レイ3の動作目標温度を変更する(ステップ50〜52
及び図9の期間C)。検出器アレイ3の動作温度が変わ
ると出力信号のオフセットレベルも変化するが、これを
補正するため再度シャッタ5を閉じ、オフセット補正メ
モリ9に新たな補正データを記憶し、表示処理回路10
ビデオ信号を出力する(ステップ53〜57)。
【0023】以上のように、検出器アレイ3の温度を電
源投入直後の筐体2の温度に制御して撮像を行ない、さ
らに、筐体2の温度変化により検出器アレイ3と検出器
アレイ3の周囲との温度差が一定値を越えた際には検出
器アレイ3の温度をその時の筐体2の温度に制御するた
め、検出器アレイ3の温度が設定値に達するまでに消費
する電力が少なく、かつ、筐体温度が変化した際にも周
囲と検出器アレイとの温度差が小さいため、周囲から検
出器アレイ3への熱流入又は熱放出量が少なく、低消費
電力化が図れる効果がある。
【0024】実施例4.図10はこの発明による赤外線
カメラの実施例4の構成を示すブロック図である。図
中、1〜12、16は従来の装置と同じものである。1
9〜22は実施例2と同じものである。23〜25は実
施例3と同じものである。26は3系統の入力を有する
マルチプレクサである。
【0025】次にこの発明による赤外線カメラの動作に
ついて説明する。図11はこの発明による赤外線カメラ
の実施例4の動作を示すフローチャート、図12はこの
発明による赤外線カメラの実施例4に設置したマルチプ
レクサ26の動作を示すタイミングチャートである。電
源投入前、赤外光学系1及び筐体2の構成要素は周囲と
熱平衡状態にあり、周囲の環境温度と等しい温度となっ
ている。電源を投入すると筐体温度センサ23は筐体2
の温度を測定し、筐体温度検出回路24は筐体温度セン
サ23の温度、すなわち環境温度に対応した信号を出力
する。電源投入後一定の期間はタイミング発生回路16
の指令により、マルチプレクサ26は筐体温度検出回路
24の出力をA/D変換回路8の入力に接続する(ステ
ップ61〜62及び図12の期間A)。
【0026】A/D変換回路8は筐体温度検出回路24
の出力をA/D変換し、制御温度メモリ19に記憶する
(ステップ63)。制御温度メモリ19への温度データ
の記憶完了後、マルチプレクサ26は素子温度検出回路
12の出力と増幅回路7の出力を映像データ出力期間と
ブランキング期間に分けてA/D変換器8の入力に接続
する。A/D変換回路8は増幅回路7の出力と素子温度
検出回路12の出力をマルチプレクサ26の切換により
時分割してA/D変換し、実施例2と同様に映像データ
出力期間中は増幅回路7の出力を表示処理回路10へ伝
送し、ブランキング期間中は素子温度検出回路12の出
力を差分算出回路22に伝送する(ステップ64及び図
12の期間B)。
【0027】差分算出回路22は制御温度メモリ19か
ら出力される制御温度の目標値とA/D変換回路8から
ブランキング期間中に出力される検出器アレイ3の温度
との差を算出し、D/A変換回路20に送り、検出器ア
レイ3の温度を制御温度メモリ19が記憶している電源
投入直後の筐体2の温度に制御する(ステップ65)。
その後、実施例2と同じ動作により、オフセット補正メ
モリ9に記憶するデータの取得、表示処理回路10から
のビデオ信号の出力を行なう(ステップ66〜69)。
【0028】環境温度の変化や筐体2内部の構成要素の
発熱により筐体2の温度が電源投入時の温度と比較して
上昇又は下降すると、検出器アレイ3への熱の流入又は
流出が生じ素子温度制御手段11の消費電力が増加す
る。上記のような消費電力の増加を防止するため、温度
差検出回路25は筐体内温度検出回路24の出力と素子
温度検出回路12の出力との差を検出し、一定の値を越
えると、筐体温度検出回路25の新たな出力を制御温度
メモリ19に記憶する信号をタイミング発生回路16に
伝達する(ステップ70の”NO”)。マルチプレクサ
26はタイミング発生回路16の指令により再び筐体温
度検出回路24の出力をA/D変換回路8の入力に接続
し、A/D変換回路8は筐体温度検出回路24の出力を
A/D変換し、制御温度メモリ19に新たなデータとし
て記憶し、検出器アレイ3の動作目標温度を変更する
(ステップ62〜65及び図12の期間C)。検出器ア
レイ3の動作温度が変わると出力信号のオフセットレベ
ルも変化するが、これを補正するため再度シャッタ5を
閉じ、オフセット補正メモリ9に新たな補正データを記
憶し、表示処理回路10ビデオ信号を出力する(図9の
66〜69)。
【0029】以上のようにこの発明は検出器アレイ3の
温度を電源投入直後の筐体2の温度に制御して撮像を行
ない、さらに筐体2の温度変化により検出器アレイ3と
検出器アレイ3の周囲温度との差が一定値を越えた際に
は検出器アレイ3の温度をその時の筐体2の温度に制御
するため、検出器アレイ3の温度が設定値に達するまで
に消費する電力が少なく、かつ、筐体温度が変化した際
にも周囲と検出器アレイ3との温度差が小さいため、周
囲から検出器アレイ3への熱流入又は熱放出量が少な
く、低消費電力化が図れる効果がある。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明の実施例1及び
実施例2によれば、検出器アレイの動作温度を電源投入
直後の撮像素子の温度に制御して撮像を行なうため、低
消費電力の赤外線カメラが得られる効果がある。
【0031】また、この発明の実施例3及び実施例4に
よれば、検出器アレイの動作温度を電源投入直後の筐体
温度に制御して撮像を行ない、さらに筐体温度が変化し
て撮像素子の動作温度との差が一定値を越えた際には動
作温度をその時の筐体温度に変更するため、低消費電力
である赤外線カメラが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による赤外線カメラの実施例1の構
成を示すブロック図である。
【図2】 この発明による赤外線カメラの実施例1の動
作を示すフローチャートである。
【図3】 この発明による赤外線カメラの実施例1のマ
ルチプレクサの動作を示すタイミングチャートである。
【図4】 この発明による赤外線カメラの実施例2の構
成を示すブロック図である。
【図5】 この発明による赤外線カメラの実施例2の動
作を示すフローチャートである。
【図6】 この発明による赤外線カメラの実施例2のマ
ルチプレクサの動作を示すタイミングチャートである。
【図7】 この発明による赤外線カメラの実施例3の構
成を示すブロック図である。
【図8】 この発明による赤外線カメラの実施例3の動
作を示すフローチャートである。
【図9】 この発明による赤外線カメラの実施例3のマ
ルチプレクサの動作を示すタイミングチャートである。
【図10】 この発明による赤外線カメラの実施例4の
構成を示すブロック図である。
【図11】 この発明による赤外線カメラの実施例4の
動作を示すフローチャートである。
【図12】 この発明による赤外線カメラの実施例4の
マルチプレクサの動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図13】 従来の赤外線カメラの一実施例の構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 赤外光学系、2 筐体、3 検出器アレイ、4 素
子温度センサ、5 シャッタ、6 ドライバ回路、7
増幅回路、8 A/D変換回路、9 オフセット補正メ
モリ、10 表示処理回路、11 素子温度制御手段、
12 素子温度検出回路、14 差動増幅回路、16
タイミング発生回路、17 マルチプレクサ、18 素
子温度制御回路、19 制御温度メモリ、20 D/A
変換回路、21 素子温度制御回路、22 差分算出回
路、23 筐体温度センサ、24筐体温度検出回路、2
5 温度差検出回路 26 マルチプレクサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/33 - 5/335 H04N 5/232 G01J 5/48 G01J 1/42 - 1/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外光学系と、筐体と、上記筐体内に収
    納され上記赤外光学系の結像面上に位置する検出器アレ
    イと、上記赤外光学系と上記検出器アレイとの間に位置
    するシャッタと、上記検出器アレイを冷却及び加熱する
    素子温度制御手段と、上記検出器アレイの温度を測定す
    る素子温度センサと、上記素子温度センサの温度に対応
    した信号を出力する素子温度検出回路と、上記検出器ア
    レイを駆動するドライバ回路と、上記検出器アレイの出
    力を増幅する増幅回路と、A/D変換回路と、上記増幅
    回路の出力と上記素子温度検出回路の出力を上記A/D
    変換回路に選択して入力させるマルチプレクサと、上記
    検出器アレイの駆動、上記シャッタの開閉、上記マルチ
    プレクサの切換、及び上記A/D変換回路のA/D変換
    に関するタイミングクロックを生成するタイミング発生
    回路と、上記シャッタが閉じている期間の上記増幅回路
    の出力を上記A/D変換回路でA/D変換した補正デー
    タを記憶するオフセット補正メモリと、上記A/D変換
    回路の出力と上記オフセット補正メモリの出力の差から
    ビデオ信号を生成し出力する表示処理回路と、電源投入
    直後の上記素子温度検出回路の出力を上記A/D変換回
    路でA/D変換したデータを記憶する制御温度メモリと
    上記制御温度メモリの記憶データをD/A変換するD/
    A変換回路及び上記D/A変換回路の出力と上記素子温
    度検出回路の出力の差に対応した電流を上記素子温度制
    御手段に出力する差動増幅回路とを有する素子温度制御
    回路とを備えたことを特徴とする赤外線カメラ。
  2. 【請求項2】 赤外光学系と、筐体と、上記筐体内に収
    納され上記赤外光学系の結像面上に位置する検出器アレ
    イと、上記赤外光学系と上記検出器アレイとの間に位置
    するシャッタと、上記検出器アレイを冷却及び加熱する
    素子温度制御手段と、上記検出器アレイの温度を測定す
    る素子温度センサと、上記素子温度センサの温度に対応
    した信号を出力する素子温度検出回路と、上記検出器ア
    レイを駆動するドライバ回路と、上記検出器アレイの出
    力を増幅する増幅回路と、A/D変換回路と、上記増幅
    回路の出力と上記素子温度検出回路の出力を上記A/D
    変換回路に選択して入力させるマルチプレクサと、上記
    検出器アレイの駆動、上記シャッタの開閉、上記マルチ
    プレクサの切換、及び上記A/D変換回路のA/D変換
    に関するタイミングクロックを生成するタイミング発生
    回路と、上記シャッタが閉じている期間の上記増幅回路
    の出力を上記A/D変換回路でA/D変換した補正デー
    タを記憶するオフセット補正メモリと、上記A/D変換
    回路の出力と上記オフセット補正メモリの出力の差から
    ビデオ信号を生成し出力する表示処理回路と、電源投入
    直後の上記素子温度検出回路の出力を上記A/D変換回
    路でA/D変換したデータを記憶する制御温度メモリ
    と、上記制御温度メモリの記憶データと上記素子温度検
    出回路の出力を上記A/D変換回路でA/D変換したデ
    ータとの差を算出する差分算出回路と、上記差分算出回
    路の出力をD/A変換した値に対応した電流を上記素子
    温度制御手段に供給するD/A変換回路とを有する素子
    温度制御回路とを備えたことを特徴とする赤外線カメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 赤外光学系と、筐体と、上記筐体内に収
    納され上記赤外光学系の結像面上に位置する検出器アレ
    イと、上記赤外光学系と上記検出器アレイとの間に位置
    するシャッタと、上記検出器アレイを冷却及び加熱する
    素子温度制御手段と、上記検出器アレイの温度を測定す
    る素子温度センサと、上記素子温度センサの温度に対応
    した信号を出力する素子温度検出回路と、上記筐体の温
    度を測定する筐体温度センサと、上記筐体温度センサの
    温度に対応した信号を出力する筐体温度検出回路と、上
    記検出器アレイを駆動するドライバ回路と、上記検出器
    アレイの出力を増幅する増幅回路と、A/D変換回路
    と、上記増幅回路の出力と上記筐体温度検出回路の出力
    を上記A/D変換回路に選択して入力させるマルチプレ
    クサと、上記検出器アレイの駆動、上記シャッタの開
    閉、上記マルチプレクサの切換及び、上記A/D変換回
    路のA/D変換に関するタイミングクロックを生成する
    タイミング発生回路と、上記シャッタが閉じている期間
    の上記増幅回路の出力を上記A/D変換回路でA/D変
    換したデータを記憶するオフセット補正メモリと、上記
    A/D変換回路の出力と上記オフセット補正メモリの出
    力の差からビデオ信号を生成し出力する表示処理回路
    と、電源投入直後の上記筐体温度検出回路の出力を上記
    A/D変換回路でA/D変換したデータを記憶する制御
    温度メモリと上記制御温度メモリの記憶データをD/A
    変換するD/A変換回路及び上記D/A変換回路の出力
    と上記素子温度検出回路の出力の差に対応した電流を上
    記素子温度制御手段に出力する差動増幅回路とを有する
    素子温度制御回路と、上記筐体温度検出回路の出力と上
    記素子温度検出回路の出力の差が一定値を越えると上記
    制御温度メモリの記憶データを一定値を越えた時点での
    上記筐体温度検出回路の出力に変更する信号を上記タイ
    ミング発生回路へ送信する温度差検出回路とを備えたこ
    とを特徴とする赤外線カメラ。
  4. 【請求項4】 赤外光学系と、筐体と、上記筐体内に収
    納され上記赤外光学系の結像面上に位置する検出器アレ
    イと、上記赤外光学系と上記検出器アレイとの間に位置
    するシャッタと、上記検出器アレイを冷却及び加熱する
    素子温度制御手段と、上記検出器アレイの温度を測定す
    る素子温度センサと、上記素子温度センサの温度に対応
    した信号を出力する素子温度検出回路と、上記筐体の温
    度を測定する筐体温度センサと、上記筐体温度センサの
    温度に対応した信号を出力する筐体温度検出回路と、上
    記検出器アレイを駆動するドライバ回路と、上記検出器
    アレイの出力を増幅する増幅回路と、A/D変換回路
    と、上記増幅回路と素子温度検出回路と筐体温度検出回
    路の出力を選択して上記A/D変換回路に入力させるマ
    ルチプレクサと、上記検出器アレイの駆動、上記シャッ
    タの開閉、上記マルチプレクサの切換及び、上記A/D
    変換回路のA/D変換に関するタイミングクロックを生
    成するタイミング発生回路と、上記シャッタが閉じてい
    る期間の上記増幅回路の出力を上記A/D変換回路でA
    /D変換したデータを記憶するオフセット補正メモリ
    と、上記A/D変換回路の出力と上記オフセット補正メ
    モリの出力の差からビデオ信号を生成し出力する表示処
    理回路と、電源投入直後の上記筐体温度検出回路の出力
    を上記A/D変換回路でA/D変換したデータを記憶す
    る制御温度メモリ上記素子温度検出回路の出力を上記
    A/D変換回路でA/D変換したデータと上記制御温度
    メモリの記憶データとの差を算出する差分算出回路、及
    び上記差分算出回路の出力をD/A変換した値に対応した
    電流を上記素子温度制御手段に供給するD/A変換回路
    を有する素子温度制御回路と、上記筐体温度検出回路の
    出力と上記素子温度検出回路の出力の差が一定値を越え
    ると上記制御温度メモリの記憶データを一定値を越えた
    時点での上記筐体温度検出回路の出力に変更する信号を
    上記タイミング発生回路へ送信する温度差検出回路とを
    備えたことを特徴とする赤外線カメラ。
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