JP3180271B2 - 防音機能付複合環境試験装置 - Google Patents

防音機能付複合環境試験装置

Info

Publication number
JP3180271B2
JP3180271B2 JP17792591A JP17792591A JP3180271B2 JP 3180271 B2 JP3180271 B2 JP 3180271B2 JP 17792591 A JP17792591 A JP 17792591A JP 17792591 A JP17792591 A JP 17792591A JP 3180271 B2 JP3180271 B2 JP 3180271B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soundproof
vibrator
environmental test
room
test apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17792591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0526785A (ja
Inventor
久仁男 土方
Original Assignee
日測エンジニアリング株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日測エンジニアリング株式会社 filed Critical 日測エンジニアリング株式会社
Priority to JP17792591A priority Critical patent/JP3180271B2/ja
Publication of JPH0526785A publication Critical patent/JPH0526785A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3180271B2 publication Critical patent/JP3180271B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度、湿度等の気象的
環境試験と、振動等の物理的環境試験とが同時に行なえ
るように恒温槽と加振器とが組み合わされている複合環
境試験装置に関し、特に加振器が発生する騒音を抑える
防音機能を有する複合環境試験装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複合環境試験装置は、温度、湿度
等の気象的環境と振動等の物理的環境とをいろいろに変
化させて組み合わせることにより、各種の環境を再現す
ることができるので、種々の試験を行なうために利用さ
れてきた。このような複合環境試験装置としては、例え
ば特公昭54-6380 号公報に開示されているように、温
度、湿度等の気象的環境試験を行なうための恒温槽と、
振動等の物理的環境試験を行なうための加振器とを備
え、恒温槽で再現した気象的環境と加振器で再現した物
理的環境とを組み合わせて各種の複合環境を再現するよ
うにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した複合環境試験
装置においては、気象的環境を再現する恒温槽は、作動
時でも静かなのに対して、物理的環境を再現する加振器
は、その作動時の振動等によりかなり大きな騒音を発生
する。従来、その騒音を抑制するために、複合環境試験
装置全体を防音壁で囲んだり、または、装置を設置する
部屋に防音工事を施すなどの対策がとられることが一般
的であった。しかしながら、装置全体を防音壁で囲む場
合、装置を移動して使用する際に、防音壁をいちいち設
置しなおさねばならず面倒であり、また、装置を設置す
る部屋に防音工事を施すには多大なコストがかかり、ま
た防音工事をしてもその室内は依然として騒音にさらさ
れることになるなどの問題がある。
【0004】上記のように、複合環境試験装置における
加振器の発生する騒音は、実用性の面で極めて重要な問
題であるにもかかわらず、従来、装置に防音機能を備え
るという試みはなされていないのが実情である。
【0005】本発明は、上記課題に鑑み、加振器の発生
する騒音を抑える防音機能を備えた防音機能付複合環境
試験装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による請求項1記載の防音機能付複合環境試
験装置は、恒温槽と該恒温槽の下部に配置された加振器
とが組み合わされ、前記加振器の加振軸が前記恒温槽の
底部に形成された挿通孔に挿通された移動可能型の複合
環境試験装置において、前記加振器の前記加振軸より下
の部分の周囲を囲み、該加振器の前記加振軸より下の部
分を収容する防音壁を有してなる防音室を備えているこ
とを特徴とするものである。
【0007】また、上記課題を解決するために、本発明
による請求項2記載の防音機能付複合環境試験装置は、
請求項1に記載した構成に加えて、前記防音壁が吸気口
および排気口を有し、該吸気口および排気口を通して前
記防音室内の空気を換気する換気手段が設けられている
ことを特徴とするものである。
【0008】
【作用および効果】上記したように、本発明による請求
項1記載の防音機能付複合環境試験装置によれば、加振
器の周囲を囲み、この加振器を収容する防音壁を有して
なる防音室を備えているので、加振器が作動時に発生す
る騒音は防音壁によって遮断され、防音室外で聞こえる
騒音レベルを大幅に減少させることができる。また、装
置自体が、防音室という防音機能を備えているので、装
置を移動させて使用する際にも、従来のように、いちい
ち防音壁を設置しなおすという面倒がなく、また、装置
を設置する部屋に防音工事を施す必要がないなど、作業
効率やコスト面で実用的に優れた効果を奏する。
【0009】また、加振器は自己空冷方式のものも多
く、加振器を長時間作動させる場合、防音室が密閉状態
であると、防音室内の温度が上昇し、加振器が加熱状態
となり加振器に支障をきたすことも考えられる。上記し
たように、本発明による請求項2記載の防音機能付複合
環境試験装置によれば、請求項1に記載した構成に加え
て、防音壁に吸気口および排気口を設け、これら吸気口
および排気口を通して防音室内の空気を換気する換気手
段を設けているので、上記効果に加え、自己空冷方式の
加振器を長時間作動させても、防音室内の温度が上昇し
て加振器に支障をきたすということを防止できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明による防音機能付複合環境試験
装置の実施例について、添付図面を参照しながら説明す
る。図1は、本発明の一実施例による防音機能付複合環
境試験装置の全体構成を示す正面図、図2は、上記装置
の左側面図、図3は、上記装置の背面図、図4は、上記
装置の防音室内の概要構成を示す斜視図、および図5
は、上記防音室の防音壁および防音扉の構成を示す断面
拡大図である。
【0011】図1に示すように、本実施例の防音機能付
複合環境試験装置は、装置左側上部に、温度、湿度等の
気象的環境試験を行なう恒温槽1、恒温槽の下方に、振
動等の物理的環境試験を行なう加振器2、および装置右
側に、装置各部の制御を行なう制御部3を備えている。
【0012】恒温槽1の前面には、観察窓4を備えた扉
5が設けられており、恒温槽1内への試験材料の出し入
れは扉5を開閉して行なわれる。また、恒温槽1の床部
には、加振器2の加振軸6が挿通される挿通孔7が形成
されており、恒温槽1内に入れられた試験材料は、恒温
槽1により再現される気象的環境と、加振器2の加振軸
により再現される物理的環境とを互いに組み合わせた種
々の複合環境下で試験が行なわれる。
【0013】制御部3の前面には、操作盤8および記録
計9が設けられており、また装置の下部には、装置を容
易に移動、設置できるように複数のキャスタ10およびア
ジャスタ11が設けられている。そして、加振器2は、恒
温槽1の下方に設けられた防音室12内に設置されてい
る。図4にも示すように防音室12は、左右の側面および
背面を構成する防音壁13および防音室12の前面に開閉自
在に設けられた防音扉14を有してなり、加振器2の防音
室12内への出し入れは、防音扉14を開閉して行なわれ
る。なお、加振器2の下部には、加振器2を容易に移動
できるように複数のローラ15が設けられている。
【0014】図5に示すように、各防音壁13および防音
扉14は、穴あき板15と金属板16との間に、スポンジシー
ト等から形成される第1の防音層17と、インサルベルト
等から形成される第2の防音層18が挟持されてなる多層
構造を有している。
【0015】また、図4に示すように、防音室12内の左
側面の防音壁13には吸気口19が、背面の防音壁13には排
気口20が、それぞれ防音室12の内外を連通するように設
けられている。なお、吸気口19および排気口20は、防音
構造となっている。図2に示すように、排気口20にダク
ト21a を介して接続された換気手段21を作動させること
によって、防音室12外の空気が、吸気口19より吸気さ
れ、防音室12内の空気が、排気口20より排気され、これ
により防音室12内は換気される。
【0016】加振器2が防音室12内に設置されることに
より、加振器2が作動時に発生する騒音は、各防音壁13
および防音扉14によって遮断され、したがって防音室12
外の騒音レベルは大幅に低減される。また、防音室12内
は、換気手段21によって換気されているので、加振器2
を長時間作動させても、防音室12内の温度が上昇して加
振器2に支障をきたすことはない。なお、図4に示す、
防音室12の天井部22は、本実施例では特に防音構造とは
していないが、この天井部22から装置外へ漏れる騒音レ
ベルは、天井部22を防音構造としない場合でもかなり低
いことが確かめられている。勿論、この天井部22も防音
構造とすることは可能である。
【0017】以上、本発明による防音機能付複合環境試
験装置の一実施例を説明したが、本発明による防音機能
付複合環境試験装置は、かかる実施例に限定されるもの
ではない。例えば、前記実施例では、防音室12に吸気口
19および排気口20を設け、これらを通して防音室12内を
換気する換気手段21を設けているが、これらは設けない
ことも可能であり、また、設ける場合でもその構造や配
設位置等は適宜変更することができる。
【0018】また、前記実施例で示した防音壁13および
防音扉14の構成および材料等も適宜変更することが可能
であり、装置各部のレイアウトの変更も適宜行なうこと
が可能である。また、加振器2は、自己空冷方式のもの
でも、そうでないものでも構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による防音機能付複合環境試
験装置の全体構成を示す正面図
【図2】上記装置の左側面図
【図3】上記装置の背面図
【図4】上記装置の防音室内の概要構成を示す斜視図
【図5】上記防音室の防音壁および防音扉の構成を示す
断面拡大図
【符号の説明】
1 恒温槽 2 加振器 3 制御部 12 防音室 13 防音壁 14 防音扉 19 吸気口 20 排気口 21a ダクト 21 換気手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 恒温槽と該恒温槽の下部に配置された加
    振器とが組み合わされ、前記加振器の加振軸が前記恒温
    槽の底部に形成された挿通孔に挿通された移動可能型の
    複合環境試験装置において、 前記加振器の前記加振軸より下の部分の周囲を囲み、該
    加振器の前記加振軸より下の部分を収容する防音壁を有
    してなる防音室を備えていることを特徴とする防音機能
    付複合環境試験装置。
  2. 【請求項2】 前記防音壁が吸気口および排気口を有
    し、該吸気口および排気口を通して前記防音室内の空気
    を換気する換気手段が設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の防音機能付複合環境試験装置。
JP17792591A 1991-07-18 1991-07-18 防音機能付複合環境試験装置 Expired - Fee Related JP3180271B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17792591A JP3180271B2 (ja) 1991-07-18 1991-07-18 防音機能付複合環境試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17792591A JP3180271B2 (ja) 1991-07-18 1991-07-18 防音機能付複合環境試験装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0526785A JPH0526785A (ja) 1993-02-02
JP3180271B2 true JP3180271B2 (ja) 2001-06-25

Family

ID=16039468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17792591A Expired - Fee Related JP3180271B2 (ja) 1991-07-18 1991-07-18 防音機能付複合環境試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3180271B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996026428A1 (en) * 1995-02-21 1996-08-29 Qualmark Corporation Apparatus for thermal and vibrational stress screening
US10562588B2 (en) 2015-09-01 2020-02-18 The Hive Global, Inc Bicycle cassette with locking connection
CN109612713B (zh) * 2019-01-16 2021-01-05 北京卫星环境工程研究所 热、声、振的综合应力模拟试验装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0526785A (ja) 1993-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2011234176B2 (en) Acoustic dampening sleeve for electronic equipment and method of making the same
US20090133957A1 (en) Sound attenuating air vent
US6745149B2 (en) Acoustical noise reducing enclosure for electrical and electronic devices
WO1995032457A1 (en) Silent air cooled computer
US2701618A (en) Teletype silencing cabinet
JP3180271B2 (ja) 防音機能付複合環境試験装置
JP2005127688A (ja) 空調装置およびそれを具備するスピーカーシステム、浴室、並びに住宅構造
KR101314278B1 (ko) 클린 부스
JPH09303810A (ja) 床置き形ファンコイルユニット
JPH0579932B2 (ja)
JPH0674470A (ja) 加熱調理器
JP2780818B2 (ja) 恒温槽
JPH10143167A (ja) 騒音制御装置
JP2023128436A (ja) ブース
KR200220182Y1 (ko) 노도어식 항온항습기
JPS60107898A (ja) 電子機器の冷却構造
JPH05284893A (ja) 発酵装置
JPH08170848A (ja) 熱交換換気装置の電装品取付構造
JPH03199841A (ja) 建物室内の換気方法
JPH01238664A (ja) 現像処理機構を有する処理装置
JPH0796967B2 (ja) 空調機の設置構造
JPH05125937A (ja) 発電装置のキユービクルの組立方法
JPS63133805A (ja) 閉鎖配電盤
JPS6112500Y2 (ja)
JPS618539A (ja) 防音室の吸・排気構造

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010327

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080420

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090420

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees