JP3179943U - 断裁機 - Google Patents

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Abstract

【課題】不使用時にハンドルを本体となるテーブル側にコンパクトに折り畳めて収納や保管が便利で安全性も高い断裁機を提供する。
【解決手段】断裁機において、刃受け33が、長溝4内に摺動自在に嵌合されているとともに、長溝から着脱可能に取り外せるようになっている。また、刃受けを長溝から取り外して断裁刃15の刃先を該長溝内に入り込ませることにより、ストップピン27と係止する第2の係止凹部29がロックレバー26に設けられている。第2の係止凹部がストップピン27と係止するとハンドルがさらにテーブル側に接近させて折り畳み可能、かつロックが可能になっている。
【選択図】図3

Description

この考案は、各種用紙の断裁機に関し、詳しくは不使用時に操作用のハンドルをコンパクトに本体となるテーブル側に折り畳めて収納や保管が便利で安全性も高い断裁機に係るものである。
今までのギロチン式断裁機は、業務用だけしかなく個人用として使用するにはサイズ的に大きすぎると言われていた。特に、個人用として使用する場合、家庭で断裁機を使用後にそのまま出しておくと、小さな子供がいる場合などは断裁機に触ったりすることが考えられ、大変危険である。また、狭いスペースの中で使用する時や設置場所が無い場合等でも使用できる断裁機が必要とするユーザーがいる。さらに、近年の電子書籍のニーズが増えて、それに伴い断裁機の個人のニーズも増えてきた。そのため、今までの個人向け断裁機の能力では能力不足と感じるユーザーが増えた。このユーザー層がコンパクトで場所を取らず、収納や保管が簡単な断裁機の開発を要望していた。
また、従来の断裁機を使用しているユーザーの評価は、「切れ味には満足している」等断裁機の性能には一定の評価があるが、不使用時の収納や保管については「サイズが大きすぎる」「しまうのに場所をとる」「重過ぎる」等の不満も見える。
そこで考案者は、まず、コンパクトで軽量、収納や保管が便利で不使用時でも安全性の高いものがユーザーの希望と考えた。このため、ギロチン式断裁機の不使用時の形体から何処の部分が収納の邪魔になるかを考えてみた。結果として不使用時でもテーブルの上面に対して上方に上がったままのハンドルが邪魔であることに気付いた。しかも、平置きしかできないためスペースを取る。ハンドルを折り畳んでダンボールケースに収納する場合、気をつけなければハンドルがテンションスプリングの力で跳ね上がり危険であった。軽量、コンパクトにするため本体のサイズを見直し、必要最小限のサイズを考案することを目標として種々研究の結果、本考案を思いついた。
既存の特許等について調査したところ、裁断器(例えば、特許文献1(実用新案登録請求の範囲、第2図等)参照)を見出した。この裁断器は、特にハンドルの上下動に連動して裁断刃を斜めに上下動させるとともに、該裁断刃の下降位置を光源からの光ビームで台板上にある紙上に表示することにより、多数枚の紙葉類の切断を容易かつ裁断予定位置に対し正確な見当合わせをし得るようにし、また裁断刃が妄りに動かないようにすることを技術的課題とし、そのために実用新案登録請求の範囲に記載したような、枠部材と、ローラと、紙押さえ板と、見当切り個所表示手段と、ハンドルロック機構と、光源スイッチ機構を備えたものである。
ところで、この特許文献1の裁断器は、その図2、図6(a)から明らかなようにハンドルが上方位置にあってロック状態のとき台板の上面に対してほぼ垂直の上向き姿勢となるため、この高さで収納せざるを得ない。また、刃受材が受材に形成した長溝に挿着、つまり固着されているため、裁断刃の刃先を刃受材上面に当った位置より下方にもたらせない構成となっているのに加え、用紙を切断する状態においてロックするような仕組みにもなっていないため、不使用時に収納するときには前記のようなロック状態での収納となるが、この場合、前記したように嵩張り、コンパクトにハンドルを台板側に折り畳むことが困難である。しかもロック状態以外のときにはテンションスプリングの力によりハンドルは上方に跳ね上げられ、裁断刃が刃先を現出するため、大変危険であるという問題があった。
実公昭61−42799号公報
そこでこの考案は、前記のような従来の問題に鑑みて創案されたものであり、不使用時にハンドルを本体となるテーブル側にコンパクトに折り畳めて収納や保管が便利で安全性も高い断裁機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の考案は、用紙載置用テーブルと、このテーブル上に立設された1対の支持フレームと、この支持フレーム間に上下動可能に保持された断裁刃と、この断裁刃と連動可能に保持され断裁刃の切断時に用紙の上面を押さえるプレスプレートと、前記断裁刃を上方に付勢する付勢部材と、この付勢部材の付勢力に抗して断裁刃を下方に押し下げるローラを有し、断裁刃が待機する時の上方位置と切断する時の下方位置とに揺動可能となり、前記支持フレームに設けた回動軸に枢支されたハンドルと、このハンドルに設けたストップピンとハンドルが上方位置のときに係止する係止凹部を有し、前記支持フレームに設けた支持軸に枢支されたロックレバーと、前記断裁刃の下方であるテーブル上面に形成された長溝に嵌合された刃受けと、を具え、前記断裁刃とプレスプレートは、切断時に前記プレスプレートが用紙の上面を押さえた後も断裁刃が下動可能になっている断裁機において、前記刃受けは、前記長溝内に摺動自在に嵌合されているとともに、長溝から着脱可能に取り外せるようになっており、長溝から取り外して断裁刃の刃先を該長溝内に入り込ませることにより前記ストップピンと係止する第2の係止凹部が前記ロックレバーに設けられており、第2の係止凹部がストップピンと係止すると前記ハンドルが下方位置よりさらにテーブル側に接近させて折り畳み可能、かつロックが可能になっていることを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の断裁機において、刃受けは、合成樹脂製で、断面が四角形の棒状を呈し、その外面の4面が刃受け面として使用可能になっていることを特徴とする。請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載の断裁機において、折り畳んだハンドルがテーブル上面とほぼ平行となることを特徴とする。
請求項4に記載の考案は、請求項1ないし3のいずれかに記載の断裁機において、マシンカバーを具え、このマシンカバーの後ろ側外面とテーブルの後ろ側端部の面が面一となっていることを特徴とする。請求項5に記載の考案は、請求項4に記載の断裁機において、マシンカバーの後壁の下方が開口し、該開口を経て断裁する用紙を通過可能な構成にしており、かつマシンカバー内の適所には用紙の断裁位置を目視可能なように光ビームを照射する光源が設けられていることを特徴とする。
この考案は、前記のようであって、刃受けは、長溝内に摺動自在に嵌合されているとともに、長溝から着脱可能に取り外せるようになっており、長溝から取り外して断裁刃の刃先を該長溝内に入り込ませることによりストップピンと係止する第2の係止凹部がロックレバーに設けられており、第2の係止凹部がストップピンと係止するとハンドルがさらにテーブル側に接近させて折り畳み可能、かつロックが可能になっているから、不使用時に刃受けを長溝から取り外し、その跡の長溝内に刃先が入り込むようにハンドルを下動し、ハンドルに設けたストップピンをロックレバーに設けた第2の係止凹部に係止してロックがかかった状態にすることにより、ハンドルを本体となるテーブル側に接近させてコンパクトに折り畳むことができる。したがって、平置きにしてもあるいは縦置きにしても収納や保管が便利となる。また、前記ロック状態では刃先が長溝内に入り込んでいるため従前のように刃先が現出することに基づき思わぬ怪我をするようなこともなく安全性の高いものとなる。しかも、前記ロック状態では従前のようにスプリングによりハンドルが上方に跳ね上げられたりすることもないので、より安全性が高いという優れた効果がある。
この考案の一実施の形態に係る断裁機の全体側面図である。 同上の断裁機の全体の分解斜視図である。 同上のハンドルが作動前の上方位置にあるときの要部拡大図である。 同上のハンドルが作動後の下方位置にあるときの要部拡大図である。 同上のハンドルが折り畳まれた位置にあるときの要部拡大図である。 同上のハンドルを折り畳み後に収納や保管するときの一例を示す全体側面図である。
この考案の一実施の形態を、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。添付した図面の図1,3〜5において右側が使用者と対面する前面となり、左側が後側となる。以下ではこのような位置関係の下、説明することとする。
図1,2において1は断裁機の本体となる用紙載置用テーブルで、該テーブルの後方には1対の支持フレーム2がその両隅部近くに立設されている。フレーム2はテーブル1の上面に対して垂直になっており、中央部の下方には後述の断裁刃とプレスプレートが嵌る大きさの開口溝3が形成されている。左右の開口溝3のほぼ真下になるテーブル1の上面には後述の刃受けが嵌る直線状の長溝4が、一端がテーブル1の一方の端壁近くまで延びて閉鎖され、他端がテーブル1の他方の端面を貫通して開口5した形で設けられている。
フレーム2間には回動軸6が回動可能に取り付けられ、該軸の両端部には操作用のハンドル7を構成する1対のレバーハンドル8の基端部がフレーム2との間にカラー9を介装して取り付けられている。レバーハンドル8の先端部には握り軸10によって握り部11が該軸回りを回動可能に取り付けられている。したがって、握り部11を持ってハンドル1を上下に揺動することが可能である。
また、レバーハンドル8の回動軸6よりやや先端方向に離れた位置にはカッティングロール12がロール軸13によって取り付けられている。カッティングロール12はその周面がレバーハンドル8の下縁よりやや突出するよう配置されており、その突出した周面で後述の断裁刃を押下できるようになっている。
左右の開口溝3間には断裁刃15とプレスプレート16が上下動可能に保持されて配置されている。すなわち、断裁刃15とプレスプレート16は、断裁刃15が後側、プレスプレート16が前側となるように重ね合わされた状態で、その長さ方向の両端部が刃止めボルト17、刃止めロール18、テンションスプリング19、等で常時は上方に付勢され持ち上げられた状態で取り付けられている。すなわち、断裁刃15とプレスプレート16は、常時はテンションスプリング19によりそれらの上端が開口溝3の上端に当接又は近接した状態となっている。この付勢力を保持するためにテンションスプリング19の一端はフレーム2に取り付けられ、他端は断裁刃15に設けられ後述の斜孔を経てプレスプレート16の表面側に突出した刃止めボルト17に取り付けられている。
また、刃止めボルト17が通るプレスプレート16には斜孔21が切欠により形成され、プレスプレート16とともに下動される断裁刃15が、刃止めボルト17が斜孔21を移動するのを許容することにより、プレスプレート16が断裁する用紙(図示せず)の上面に当接した後においても用紙の断裁のために後述の刃受けに当るまで下動を続けられるようになっている。したがって、この斜孔21の長さは実質的に断裁する用紙の枚葉厚さとなる。また、断裁刃15とプレスプレート16は、その中央部が、ボルト、支持ステー、テンションスプリング23等でも常時は上方に付勢され持ち上げられた状態で支持されている。すなわち、刃止めボルト17は斜孔21の上端に当接した状態で断裁刃15をプレスプレート16に対して持ち上げている。
回動軸6より上方のフレーム2間には、支持軸25が取り付けられ、該軸上の一端側にはロックレバー26が揺動可能に枢支されて取り付けられている。ロックレバー26は内向き本体部26aの中央部下辺にハンドル7が上方位置のときのロック時に該ハンドルに設けたストップピン27に係止する係止凹部28が形成されているとともに、先端部端辺にハンドル7が折り畳まれたときのロック時にストップピン27に係止する係止凹部29が形成されている。また、ロックレバー26の本体部26aの反対側となる部位には斜め外向きの操作部片26bが本体部26aと一体に設けられ、この操作部片は後述のカバーに形成した切り込み溝から外部に突出するようになっている。そして、このような構成のロックレバー26は支持軸25に介装したスプリング31により常時、係止凹部28又は係止凹部29がストップピン27に係止する方向に付勢されている。
テーブル1上の長溝4には合成樹脂製で棒状の刃受け33が開口5から摺動自在に嵌合されており、ハンドル7の折り畳み時に長溝4から開口5方向に摺動させて取り外すことが可能になっている。つまり、通常の使用では刃受け33は長溝4に非開口側となる奥側がテーブル1の一方の端壁に当接し、開口側には取り外すときに指で摘めるように1センチ程度突出した状態で嵌合されている。刃受け33を例えばポリエチレン製とすると、ポリエチレンは柔らかいため、断裁刃15の保護に適するものとなる。この実施の形態の刃受け33は、断面が四角形となっていて、そのうちの一面が刃受け面となるが、経年使用により該面が刃型によって溝状の模様が付いた状態になったら、一旦長溝4から引き出し、異なる面が刃受け面となるようにして挿入する。このようにすれば1つの刃受け33で4つの刃受け面を有することになり、経済的である。
図2において、35はマシンカバーで、フレーム2周りのマシンを覆うようにビス34によってフレーム2の頂壁に着脱可能に取り付けられ、その上面と正面にはハンドル7のレバーハンドル8の作動を許容するための切り込み溝36やロックレバー26の作動を許容するための切り込み溝37が形成されている。また、マシンカバー35の後ろ側外面とテーブル1の後ろ側端部の面が面一となっており、この構成により図1のような通常の使用での平置きから後述するような該両面を、例えば図示しない置台の上に載置するときに底面とする、収納や保管の使用での縦置きが可能となっている。
テーブル1上において、38はサイドゲージ、39はサイドゲージ38に沿って摺動自在に装着されたスライドゲージ、40はサイドゲージ38の上面に貼付される目盛シールである。
なお、詳しくは図示していないが、この実施の形態においては前記した支持ステーに光ビームを断裁刃15の一面に沿って照射する光源としてLEDランプが設けられ、テーブル1上に設けた表示スイッチ41をオンすることにより点灯し、オフすることにより消灯が可能になっていて、点灯により断裁する用紙に対する断裁刃15のカットラインを容易に目視できるようになっている。特に実施の形態ではマシンカバー35の後壁の下方が開口した構成にしているので、該開口を経て断裁する用紙をその片辺を当接することなく、自由な状態にして断裁が可能なようになっている。
前記のように構成された実施の形態の動作について、図3〜5を参照して以下に説明する。
図3はハンドル7が作動前、つまり断裁前の上方位置(待機位置)にロックした状態を示す。この状態ではレバーハンドル8のストップピン27にロックレバー26の係止凹部28が係止し、ハンドル7がロックされている。このロック状態で断裁刃15とプレスプレート16も刃受け33との間に断裁する用紙のセットが可能な隙間が形成されるため、断裁する用紙をテーブル1上に設けたサイドゲージ38とスライドゲージ39を用いて所定の位置決めをしてセットする。
用紙を断裁するには表示スイッチ41をオンしてLEDランプからの光ビームを用紙に照射してそのカットラインを目視し、その位置が決まったところでロックレバー26の操作部片26bを手で後ろ側に倒すようにすると、ロックレバー26の係止凹部28がストップピン27から外れる。その後、ハンドル7の握り部11を手で持ってレバーハンドル8を手前側に倒すと、回動軸6の回動に伴ってレバーハンドル8上のカッティングロール12が断裁刃15の上縁に接し、断裁刃15をテンションスプリング19の付勢力に抗して押し下げる。そして、断裁刃15の刃先が用紙の切断を始める前にプレスプレート16が用紙の上面に当接し、これを押さえる。
プレスプレート16が用紙を押さえた後も断裁刃15の刃先が用紙に接した状態よりさらにレバーハンドル8を手前側に倒すと、斜孔21に挿入されて断裁刃15に設けられた刃止めボルト17がテンションスプリング23の付勢力に抗して斜孔21の上端から下端方向へ移動する。そして、この移動が断裁刃15の刃先の斜め下方への移動となって用紙を引き切るように食い込み、刃先が刃受け33に接したらハンドル7を上方に上げれば用紙は断裁しようとするラインで断裁される。この断裁刃15が用紙を切断した切断時がハンドルの下方位置となる。ハンドル7を上方に上げるに際してはテンションスプリング19の付勢力が作用し、ハンドル7はスムーズに上動し、再びストップピン27がスプリング31により前側に傾くようになったロックレバー26の係止凹部28に自動的に係止し、ロック状態に戻り、次の断裁ができるように待機することになる。また、断裁刃15もハンドル7に先立ちテンションスプリング23の付勢力の作用により元の移動前の状態に復帰する。
図4はハンドル7が作動後の下方位置にもたらされることにより断裁刃15の刃先が刃受け33に当接して用紙の断裁が終わった状態(断裁終了位置)を示す。同図からも明らかなようにレバーハンドル8の押下に伴い係止凹部28から外れたストップピン27は、断裁終了位置ではレバーハンドル8の本体部26aの下縁と係止凹部29の手前で当る状態になる。
図5はハンドル7を図4の状態よりもさらにテーブル1側に寄せて不使用時に邪魔にならないようにした、収納時や保管時の状態を示す。この状態にするには、まず、長溝4に嵌合されている刃受け33を開口5から突出した端部を手で摘まんで引き出すようにして取り外す。刃受け33が取り外されればその跡は刃先の下方には長溝4のみとなり、ハンドル7を図4の状態よりさらに下降させれば、プレスプレート16はそのまま、断裁刃15の刃先は長溝4に入り込み、これに伴いストップピン27がレバーハンドル8の本体部26aの下縁から係止凹部29に係止し、ハンドル7がロックされた状態になる。この状態を示すのが図5であり、ハンドル7のレバーハンドル8がテーブル1の上面とほぼ平行となる状態までテーブル1側に寄せられていることがわかる。
前記のようにハンドル7を折り畳んでロックされた状態では、断裁刃15の刃先がテーブル1の上面より下となる刃受け跡の長溝4内に入り込むので、使用者の手や指が刃先に当らず危険度も減少する。また、レバーハンドル8を断裁機本体の下方位置よりさらに下方で固定できることにより平置きにした場合でも高さを低く抑えることができ、しかもロックがかかるので従前のようにテンションスプリングの力でハンドルが上に跳ね上がることもなくなることは勿論、従前のようにダンボールケースに入れてもハンドルが跳ね上がらないように紐やテープで固定する必要もなくなる。さらに、ハンドル7をロックするためのストップピン27も1本で上下両方の固定に共通で使用できるようにし部品点数の削減を図ることが可能になる。
前記のようであって、図5のようにロックされた状態では使用時の断裁後のハンドル位置(下方位置)よりもさらにテーブル1側にハンドル7が位置するようになるので、従前のようにハンドルの握り部側が極端に斜め上方に突出することもなく、断裁機全体がコンパクトな形態になる。そのため、図5の状態にした後、断裁機全体を図6のように縦置きにすればダンボール等の梱包材への収納は勿論、収納し又はしなくとも例えば狭いスペースでも保管が可能となり、すこぶる利便性の高いものとなる。なお、このような縦置きは従前の断裁機ではマシンカバー側のテーブル端部が通常マシンカバー35より外側に突出した構成のものがほとんどであったため不可能であったが、この断裁機にあってはマシンカバー35の後ろ側外面とテーブル1の後ろ側端部の面が面一となっているからこそ可能となる。
繰り返しになるが、従前の断裁機と比べ大幅にコンパクト化することができた。このため、多くの個人ユーザーやスモールオフィスで使用しているユーザーからの不満点の解消ができた。ハンドル7をテーブル1側に下げた状態でロック固定でき、なおかつ収納時スタンド式にしたため不使用時の収納が簡単で、本棚やラック等の隙間に置くこともできるようになった。また、ハンドル7が上がった状態で平置きをしなくてすむために小さい子供のいる家庭でも安全に使用することができる。また、コンパクトになり搬送も楽になる。また、部品点数も従前の断裁機と比べて増やさずにハンドル固定機構を製作したため価格の上昇もなくユーザーにとってのメリットも大きい。
前記実施の形態は好ましい一例を示したにすぎず、刃15やプレスプレート16をはじめ、ハンドル7、ロックレバー26等の構成は実用新案登録請求の範囲に記載した範囲で他の同効の機構の構成に置き換えてもよい。また、実施の形態ではテンションスプリング19をフレーム2の内側に配したが、これは外側に配してもよい。
1 テーブル
2 支持フレーム
3 開口溝
4 長溝
5 開口
6 回動軸
7 ハンドル
8 レバーハンドル
9 カラー
10 握り軸
11 握り部
12 カッティングロール
13 ロール軸
15 断裁刃
16 プレスプレート
17 刃止めボルト
19,23 テンションスプリング(付勢部材)
25 支持軸
26 ロックレバー
27 ストップピン
28 係止凹部
29 係止凹部(第2の係止凹部)
33 刃受け
35 マシンカバー
36,37 切り込み溝

Claims (5)

  1. 用紙載置用テーブルと、このテーブル上に立設された1対の支持フレームと、この支持フレーム間に上下動可能に保持された断裁刃と、この断裁刃と連動可能に保持され断裁刃の切断時に用紙の上面を押さえるプレスプレートと、前記断裁刃を上方に付勢する付勢部材と、この付勢部材の付勢力に抗して断裁刃を下方に押し下げるローラを有し、断裁刃が待機する時の上方位置と切断する時の下方位置とに揺動可能となり、前記支持フレームに設けた回動軸に枢支されたハンドルと、このハンドルに設けたストップピンとハンドルが上方位置のときに係止する係止凹部を有し、前記支持フレームに設けた支持軸に枢支されたロックレバーと、前記断裁刃の下方であるテーブル上面に形成された長溝に嵌合された刃受けと、を具え、前記断裁刃とプレスプレートは、切断時に前記プレスプレートが用紙の上面を押さえた後も断裁刃が下動可能になっている断裁機において、
    前記刃受けは、前記長溝内に摺動自在に嵌合されているとともに、長溝から着脱可能に取り外せるようになっており、長溝から取り外して断裁刃の刃先を該長溝内に入り込ませることにより前記ストップピンと係止する第2の係止凹部が前記ロックレバーに設けられており、第2の係止凹部がストップピンと係止すると前記ハンドルが下方位置よりさらにテーブル側に接近させて折り畳み可能、かつロックが可能になっていることを特徴とする断裁機。
  2. 請求項1に記載の断裁機において、刃受けは、合成樹脂製で、断面が四角形の棒状を呈し、その外面の4面が刃受け面として使用可能になっていることを特徴とする断裁機。
  3. 請求項1又は2に記載の断裁機において、折り畳んだハンドルがテーブル上面とほぼ平行となることを特徴とする断裁機。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の断裁機において、マシンカバーを具え、このマシンカバーの後ろ側外面とテーブルの後ろ側端部の面が面一となっていることを特徴とする断裁機。
  5. 請求項4に記載の断裁機において、マシンカバーの後壁の下方が開口し、該開口を経て断裁する用紙を通過可能な構成にしており、かつマシンカバー内の適所には用紙の断裁位置を目視可能なように光ビームを照射する光源が設けられていることを特徴とする断裁機。
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