JP3179624U - 菓子製作用型箱及び器具セット - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な器具を用いて家庭においても容易に模様付きのロールケーキ等を作製可能にする菓子製作用器具セットを提供する。
【解決手段】透明または半透明の底壁11とその周縁から立ち上る側壁12を有する耐熱性型箱10と模様シート20より成り、この模様シート20の上に型箱10を載せ、型箱10の底壁11に敷いたクッキングペーパを透かして模様21をなぞりながらクッキングペーパに菓子生地で模様を描いた後、型箱10を冷却して描いた模様を固化させ、さらにその上にケーキ生地を流し込んで焼成すると、模様が転写されたケーキが出来上がる。
【選択図】図1
【解決手段】透明または半透明の底壁11とその周縁から立ち上る側壁12を有する耐熱性型箱10と模様シート20より成り、この模様シート20の上に型箱10を載せ、型箱10の底壁11に敷いたクッキングペーパを透かして模様21をなぞりながらクッキングペーパに菓子生地で模様を描いた後、型箱10を冷却して描いた模様を固化させ、さらにその上にケーキ生地を流し込んで焼成すると、模様が転写されたケーキが出来上がる。
【選択図】図1
Description
この考案は、模様付きのロールケーキ等のケーキ類を家庭で簡単に製作できるようにした型箱及び器具セットに関する。
チョコレートやクッキー等の菓子には従来から模様が描かれたものが多い。このような菓子を家庭で作製する方法としては、例えば特許文献1に開示されているように、先に平坦なシート状体の上にチョコレートで線模様を絞り出して描き、この線模様の区画内に別の色のチョコレートを流し込んで冷却固化させた後、シート状体を反転させて剥離する方法がある。
しかしながら、上述の方法では、模様を描くのに熟練を要するため、特許文献2には、予め所定の模様が印刷された模様シートを用意しておき、その上に半透明シートを重ね合せ、前記模様シートをなぞりながら半透明シートの表面にチョコレート等を絞り出して模様を描く方法が開示されている。
この方法をスポンジケーキ生地を本体とするロールケーキに応用して、模様シートの上に半透明のクッキングシートを重ね合せ、この模様シートをなぞりながらスポンジケーキ生地と同じ生地(別色の)をクッキングシートの上に絞り出して所定の模様を形成した後、模様を有するクッキングシートのみを長方形のパン(pan)の中に移して焼成する。パンを取り出して常温に戻した後、さらにパンの中の焼成模様全体の上にスポンジケーキ生地を流し込み、もう一度焼成する。焼成後、パンからクッキングシートと共に取り出してクッキングシートを剥離すると、表面に模様が転写された長方形のロールケーキ本体が出来上る。この裏面に泡立てたクリームを塗り、巻き上げてロールケーキを製作する方法がある。
このような方法によると、スポンジケーキ生地で模様を描いて焼成することにより模様を形成するため、緻密で多彩な模様を現出することが難しく、大まかで輪郭がぼやけた模様となり、また二度の焼成が必要で手間がかかる問題がある。さらにロールケーキ本体の焼成後、本体を整形したりロールケーキの大きさに合わせるためにトリミング(trimming)する作業も必要となる。
そこで、この考案の課題は、簡単な器具を用いて家庭においても容易に模様付きのロールケーキ等を作製可能にすることである。
上記の課題を解決するために、この考案においては、まず最初に必要な器具として、透明または半透明の耐熱性材料で形成された底壁とその周縁から立ち上る側壁から成る型箱を用意したのである。
さらに上記型箱の底壁の外面に敷いて底壁内面から透視できる模様シートを用意し、型箱の内面から流動性のある菓子生地で前記模様シートをなぞることができるようにしたのである。その際、菓子生地を絞り袋に収納して絞り出しながら模様を描くのがよい。また、絞り出しを効率的に行なうために、絞り袋を挟持できるクリップを用いるのがよい、そのほか、模様作製用の菓子原料の混合粉末を予め提供しておくと、色彩を付けるための色素を用意しておく必要もなく便利である。
この考案によれば、以上のように、型箱を用いて模様シートをなぞるだけで模様を作製することができ、作製した模様の上にケーキ本体の生地を型箱の中に流し込んでその型箱をそのままオーブンで焼成した後、型箱から焼成されたケーキ本体を取り出すと模様が転写されたケーキ本体が得られる。このように、型箱一つで模様付きケーキを作製するための作業ができ、トリミング等の手間がかからず美麗なケーキが熟練を要せずに得られる効果がある。
以下、この考案の実施形態を添付図面に基づいて説明する。まず最低限必要な器具について説明する。図1(A)は、ほぼ直方形状の型箱10を示している。図示のように、型箱10は、長方形の底壁11とその周縁から立ち上る側壁12が一体に設けられ、上面が開放した直方体であって、透明または半透明の耐熱性材料、例えば耐熱性シリコーン樹脂によって形成されている。型箱10のサイズは、作製するケーキ本体のサイズに合せて選択すればよいが、例えばロールケーキの場合は、縦・横・高さが約22cm×15cm×4cm程度である。また形状も図示の直方形に限らず、製作する菓子に応じて例えば平面視で楕円形、長円形、菱形等が考えられる。
図1(B)は上記型箱10の下に敷く下絵を描いた模様シート20を示し、任意の文字・図形21が紙、合成樹脂等のシート上に色彩模様として描かれている。予め印刷されたものは勿論のこと、ブランクに手書きしたものでもよい。なお、文字を描く場合は、後述のように転写させるために反転させて描いておく必要がある。
図2は、文字・図形等の模様を描くために用いる絞り袋30を示す。この絞り袋30は、柔軟性のあるシート材料、例えば合成樹脂単体または合成樹脂と紙や不織布との積層体等より成り、中空コーン形状で大径側は模様を描くための菓子生地の投入口31、小径側は菓子生地の絞り出し口32を形成している。
上記の絞り袋30は、手で絞り出すようにして用いてもよいが、図3に示すようなクリップ40を用いると菓子生地を余すことなく効率的に絞り出すことができる。図示のように、クリップ40は、アーム41、42の一端がヒンジ43によって屈曲自在に接続され、一方のアーム41の他端には突起44が形成され、他方のアーム42の他端には窪み45が形成され、この突起44と窪み45は両アーム41と42を近接させたときにスナップ係合するようになっている。このようなクリップ40を用い、図3に示すように、絞り出し用菓子生地を収納した絞り袋30の投入口31近辺を挟持し、絞り出し口32の方向に徐々にクリップ40を移動させると、細い柱状の菓子生地が絞り出されるので、これによって模様を描いて行けばよい。
上述のような器具以外に、菓子材料を器具セットに付加しておくことができる。例えばケーキ本体を作成するための砂糖、原料粉(米粉、小麦粉など)、ベーキングパウダ、着色料等を含むケーキミックスパウダや模様作製用の砂糖、米粉、着色料、乳化剤、卵白粉末、コーンスターチ、乳化剤等を含むカラーミックスパウダなどを、例えば袋、ボトル、カップ等に封入してシールした包装体として付加しておくことができる。特に模様作製用カラーミックスパウダは、水で溶触でき、かつ冷却によって固化するものが好ましい。
次に、上述の器具や菓子原料を用いてロールケーキを作製する手順の一例を図4を参照して以下に説明する。まず図1(A)の型箱10を模様シート20の上に載せる。このとき、模様シート20の色彩に対応するように、模様作製用カラーミックスパウダを水で溶かし、それぞれを絞り袋30に収納して用意しておく。
そして、図4(A)に示すように、型箱10の底壁11の内面にクッキングペーパPを丁度合致するように敷き、その上に模様シート20の文字・図形21をなぞりながら絞り袋30を用いて模様Rを描いて行く。模様Rが完成すれば、模様シート20を取り除き、型箱10を冷蔵庫等に装入してクッキングシートP上の模様Rを冷却固化させる。外気温が低い場合はそのまま固化させてもよい。いずれにしても、焼成する必要はない。
模様Rが固化した後、図4(B)に示すように、ケーキミックスパウダを水で溶触したケーキ本体用生地Cを型箱10に流し込む。適宜量の生地Cが流し込まれ、上面が平坦になった状態で型箱10をオーブン等に装填して焼成する。焼成後の状態を図4(C)に示す。これを図4(D)に示すように反転させて、型箱10に振動や衝撃を加えると、型箱10が外れ焼成されたケーキ生地Cが模様Rを有するクッキングペーパPと一体になって取り出される。そこで図4(E)のようにクッキングペーパPを剥離すると、模様Rが表面に転写されたケーキ生地Cが得られる。なお、模様Rは、クッキングペーパPに描かれた後冷却固化されており、ケーキ生地Cに対してはケーキ生地Cが流動性のあるうちに接合して一体に焼成されるので、前者即ちクッキングペーパPに対する接着力よりもケーキ生地Cに対する接着力の方が充分大きいため、クッキングペーパPからスムーズに剥離してケーキ生地Cに転写される。
模様Rを有するケーキ生地Cが出来上った後、砂糖と生クリーム等の混合物Fを泡立て、それをケーキ生地の内面(模様Rの無い面)に塗布して巻き込むと図4(F)に示すようなロールケーキが作製される。
勿論、上記の方法はロールケーキの作製にのみ適用されるものではない。図4(E)で出来上った生地Cをそのままで或は切り分けて、必要に応じて側面に生クリーム等を塗布し、バースディケーキやショートケーキ等に用いることもできる。また、この考案の器具は、ケーキばかりではなく、チョコレート等の菓子の製作にも利用することができる。
10 型箱
11 底壁
12 側壁
20 模様シート
21 文字・図形
30 絞り袋
31 投入口
32 絞り出し口
40 クリップ
41、42 アーム
43 ヒンジ
44 突起
45 窪み
C ケーキ生地
F 生クリーム
P クッキングペーパ
R 模様
11 底壁
12 側壁
20 模様シート
21 文字・図形
30 絞り袋
31 投入口
32 絞り出し口
40 クリップ
41、42 アーム
43 ヒンジ
44 突起
45 窪み
C ケーキ生地
F 生クリーム
P クッキングペーパ
R 模様
Claims (6)
- 透明または半透明の耐熱性材料によって形成された底壁とその周縁から立ち上る側壁から成る菓子製作用型箱。
- 透明または半透明の耐熱性材料から形成された底壁とその周縁から立ち上る側壁から成る型箱とこの型箱の底壁外面に敷いて前記底壁の内面から透視可能な模様シートより成る菓子製作用器具セット。
- 前記型箱と模様シートに加えて模様作製用菓子生地の絞り袋を付加した請求項2に記載の菓子製作用器具セット。
- 前記型箱と模様シートに加えて模様作製用菓子生地の絞り袋とこの絞り袋を挟持して前記菓子生地を絞り出すクリップを付加した請求項2に記載の菓子製作用器具セット。
- 前記型箱と模様シートに加えて模様作製用菓子生地の絞り袋とこの菓子生地の原料粉末包装体を付加した請求項2に記載の菓子製作用器具セット。
- 前記型箱と模様シートに加えて模様作製用菓子生地の絞り袋とこの菓子生地の原料粉末包装体とケーキ本体の原料粉末包装体を付加した請求項2に記載の菓子製作用器具セット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012005291U JP3179624U (ja) | 2012-08-29 | 2012-08-29 | 菓子製作用型箱及び器具セット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012005291U JP3179624U (ja) | 2012-08-29 | 2012-08-29 | 菓子製作用型箱及び器具セット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3179624U true JP3179624U (ja) | 2012-11-08 |
Family
ID=48006254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012005291U Expired - Fee Related JP3179624U (ja) | 2012-08-29 | 2012-08-29 | 菓子製作用型箱及び器具セット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3179624U (ja) |
-
2012
- 2012-08-29 JP JP2012005291U patent/JP3179624U/ja not_active Expired - Fee Related
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