JP3179256B2 - マグネトロン用フィルターケース - Google Patents

マグネトロン用フィルターケース

Info

Publication number
JP3179256B2
JP3179256B2 JP20501193A JP20501193A JP3179256B2 JP 3179256 B2 JP3179256 B2 JP 3179256B2 JP 20501193 A JP20501193 A JP 20501193A JP 20501193 A JP20501193 A JP 20501193A JP 3179256 B2 JP3179256 B2 JP 3179256B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter case
magnetron
top surface
claws
surface portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20501193A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0757642A (ja
Inventor
雅昭 山崎
Original Assignee
松下電子工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 松下電子工業株式会社 filed Critical 松下電子工業株式会社
Priority to JP20501193A priority Critical patent/JP3179256B2/ja
Publication of JPH0757642A publication Critical patent/JPH0757642A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3179256B2 publication Critical patent/JP3179256B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Microwave Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子レンジ等に用いら
れるマグネトロン用フィルターケースに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般にマグネトロン装置に用いられるマ
グネトロンは、入力側からのノイズを抑制するため、フ
ィルターケースによって密閉されている。また、伝導性
ノイズを抑制するために、カソードステムから突出した
リードピンにチョークコイルとコンデンサが具備され、
コンデンサはフィルターケースに固定されている。この
ようなことから、フィルターケースには、十分なシール
ド特性と機械的強度が要求される。
【0003】従来、マグネトロン用のフィルターケース
としては、図6に示すように、頂面部11とこれに連接
する4つの側面部12,13,14,15とをしぼり加
工により一体成形したしぼりタイプ構造のもの(特公平
4−72340号公報)や、図7に示すように、頂面部
11に連接する4つの側面部12,13,14,15と
を有し、隣接し合う側面部の両端部同士をかしめにより
結合した板金タイプ構造のもの(特開昭61−8073
4号公報)等が知られている。
【0004】なお、図6および図7において、16はコ
ンデンサ取付部、17はカソードステム取入部、18は
フィルタケースの蓋をそれぞれ示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者は、フィ
ルタケースを箱形に作るために、製造が難しく、コスト
高となり、また後者は、前者のコスト高という問題は解
消されるものの、かしめ部の周囲に緩みによる隙間を生
じやすく、フィルターケースのシールド特性や機械的強
度に大きな支障をきたすことがあるという問題があっ
た。
【0006】本発明は、低コストでシールド特性や機械
的強度が低下しないフィルターケースを提供するもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のマグネトロン用
フィルターケースは、マグネトロンの入力部、コンデン
サおよびチョークコイルを収納するフィルターケースに
おいて、前記フィルターケースは矩形状の頂面部とこの
頂面部の各辺から下方に折り曲げられた4つの側面部と
を有し、各側面部の両端部には所定の間隔で複数の爪が
形成されており、隣接し合う爪同士が噛み合って隣接す
る側面部同士が結合されているとともに、前記爪の幅W
および長さLはそれぞれ任意の高調波の1/4波長とほ
ぼ等しいものである。
【0008】
【作用】このように構成されたフィルターケースは、4
辺が互いに重なり合って形成されるため、機械的強度に
もすぐれているとともに、シールド効果も良好な特性が
得られる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を用
いて説明する。
【0010】本発明実施例のマグネトロン用フィルター
ケースは、マグネトロンの入力部、コンデンサおよびチ
ョークコイルを収納する。図1において、フィルターケ
ースのカソードステム(図示せず)が突出する矩形状の
頂面部1には各辺から垂直に下方へ折れ曲がった4つの
側面部2,3,4,5を連接して有している。図3に示
すように、側面部2の両端部(図3では片端部のみ示
す)には、所定の間隔で平面状の爪6が形成されてお
り、さらに爪6間に位置するように、あらかじめ内側へ
直角に折り曲げられた舌片7が形成されている。また、
側面部3の両端部(図3では片端部のみ示す)にも、所
定の間隔で平面状の爪8が形成されており、さらに爪8
間に位置するように、あらかじめ内側へ直角に折り曲げ
られた舌片9が形成されている。そして、爪6,8は組
立時、それぞれ直角方向に折り曲げられて隣接する他の
側面部を外側から押え込まれることにより、図2に示す
ように、側面部2の爪6と側面部3の爪8とが噛み合っ
て側面部2と側面部3とが機械的に結合されている。側
面部4,5にも側面部2,3と同様に爪と舌片とを有し
ており、これらの側面部も同様にして機械的に結合され
ている。爪6は、図4に示すように、幅Wおよび長さL
がいずれも任意の高調波の1/4波長とほぼ同等の長さ
になっている。爪8も爪6と同じ構成を有している。
【0011】本発明実施例のマグネトロン用フィルター
ケースは、上記の構成を有しているので、図7に示す構
造の従来の板金タイプ構造のもの(図9)に比して、シ
ールド効果が優れており(図5)、また側面部同士の機
械的結合強度が従来の板金タイプ構造のフィルターケー
スより優れている。図8は、図6に示す構造の従来のし
ぼりタイプ構造のマグネトロン装置のノイズ波形図であ
る。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、従来の
板金タイプ構造のフィルターケースとは異なり、側面部
同士の接合部の緩みや、隙間によるシールド効果の低下
や、側面部同士の機械的結合強度の不足がなく、また低
コストのマグネトロン用フィルターケースを提供するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるマグネトロン用フィル
ターケースの分解斜視図
【図2】同フィルターケースの爪部分の一部切欠組立拡
大斜視図
【図3】同フィルターケースの爪部分の組立前の一部切
欠拡大斜視図
【図4】同フィルターケースの爪部分の拡大展開図
【図5】同フィルターケースのノイズ波形図
【図6】従来のマグネトロン用しぼりタイプ構造のフィ
ルターケースの分解斜視図
【図7】従来のマグネトロン用板金タイプ構造のフィル
ターケースの一部切欠分解斜視図
【図8】従来のマグネトロン用しぼりタイプ構造のフィ
ルターケースのノイズ波形図
【図9】従来のマグネトロン用板金タイプのフィルター
ケースのノイズ波形図
【符号の説明】
1 フィルターケースの頂面部 2,3,4,5 フィルターケースの側面部 6,8 フィルターケースの爪

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネトロンの入力部、コンデンサおよ
    びチョークコイルを収納するフィルターケースにおい
    て、前記フィルターケースは矩形状の頂面部とこの頂面
    部の各辺から下方に折り曲げられた4つの側面部とを有
    し、各側面部の両端部には所定の間隔で複数の爪が形成
    されており、隣接し合う爪同士が噛み合って隣接する側
    面部同士が結合されているとともに、前記爪の幅Wおよ
    び長さLはそれぞれ任意の高調波の1/4波長とほぼ等
    しいことを特徴とするマグネトロン用フィルターケー
    ス。
JP20501193A 1993-08-19 1993-08-19 マグネトロン用フィルターケース Expired - Fee Related JP3179256B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20501193A JP3179256B2 (ja) 1993-08-19 1993-08-19 マグネトロン用フィルターケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20501193A JP3179256B2 (ja) 1993-08-19 1993-08-19 マグネトロン用フィルターケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0757642A JPH0757642A (ja) 1995-03-03
JP3179256B2 true JP3179256B2 (ja) 2001-06-25

Family

ID=16499974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20501193A Expired - Fee Related JP3179256B2 (ja) 1993-08-19 1993-08-19 マグネトロン用フィルターケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3179256B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0757642A (ja) 1995-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3405961B2 (ja) リセプタクルタイプの中継用コネクタ
JPH1174029A (ja) シールド電気コネクタ
US6000968A (en) Surface-mounted connector socket
JP2730851B2 (ja) 雌型端子
JPS6054496A (ja) 電子装置の枠組または板構造における面部分の高周波遮蔽体
US20020090845A1 (en) Memory card connection arrangement
JP3179256B2 (ja) マグネトロン用フィルターケース
JPH08335794A (ja) シールドケース
JP2000251984A (ja) 基板接続用コネクタ
JPH08315921A (ja) フィルタ内蔵型ピンコネクタ
JPH0342743Y2 (ja)
JP5095571B2 (ja) シャーシ
JPH09172285A (ja) 電気的接続構造
JPH0553296U (ja) 箱型ノイズフィルタ用ケース
JPH025554Y2 (ja)
JP2000277936A (ja) 電子機器のカバー
JPH07302984A (ja) 筐体の嵌合構造
JPS6345022Y2 (ja)
JPS6018864Y2 (ja) 回路基板の取付構造
JPH0140834Y2 (ja)
JPH0414856Y2 (ja)
JPH051104Y2 (ja)
JP2549121Y2 (ja) シールド式コネクタ
JP3773748B2 (ja) 高周波機器用シールドケース
JPS5828332Y2 (ja) スライド可変抵抗器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees