JP3179016U - ガラス瓶 - Google Patents

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Abstract

【課題】鮮明な模様を呈する、意匠性の高いガラス瓶を提供する。
【解決手段】内表面に、軸方向に延びる線状の凹凸が形成されている直管状の胴部20と、胴部20の一方の端部に、該胴部20よりも細径に形成された、前記凹凸と連続する凹凸が内表面に形成されている口部10とを備える。内表面に線状の凹凸を有するガラス管を切断して熱加工することにより、該凹凸がそのまま内表面に保存されたガラス瓶を製造することができる。口部10を形成する際にガラス管を捻ることにより、口部10における凹凸を曲線状に形成するようにしてもよい。
【選択図】図1

Description

本考案は、化粧品や香水等を収容するためのガラス瓶に関する。
化粧品や香水等を収容するための容器として、プラスチック製容器よりも高級感のあるガラス瓶が従来より用いられている。このようなガラス瓶においては、その意匠性が売上を左右する要因になり得ることから、模様や色彩等を付加することで意匠性を高める工夫がなされている。
ガラス瓶は通常、溶かしたガラスを型に流し込んで成型される。このため、模様はガラス瓶の外表面に形成される。ところが、外表面に形成された凹凸部分は他の部分よりも欠けやすく、また、欠けると見栄えが悪くなる。そのため、外表面に形成する場合には凸部の先端を丸めるが、そうすると模様が不鮮明になるという欠点が生じる。また、外表面の凹部に付着した汚れを拭き取り難い、という欠点もある。
特許文献1には、胴部よりも開口側の口部の方が径の小さいガラス瓶において、胴部の内表面に凹凸模様が形成されたガラス瓶が記載されている。
このガラス瓶を作製する際には、まず、粗型内に溶融ガラス塊を投入し、開口から底までほぼ同じ径を有する中間成形品(パリソン)を形成する。その際、粗型の内表面に凹凸を設けておくことにより、最終製品(ガラス瓶)の胴部に対応する位置のパリソンの外表面に凹凸を形成する。次いで、内表面が平滑な仕上げ型内において、胴部に該当するパリソンの部分を内側から気体で膨張させるブロー成形を行うことにより、口部よりも胴部の方が径が大きいガラス瓶が形成される。このブロー成形により、パリソンの外表面に存在した凸部がブロー成形により内方に押し込まれ、胴部の内表面に凸部が形成される。その結果、ガラス瓶の胴部の外表面は平滑になり、胴部の内表面に凹凸が形成される。
特開2010-260764号公報
特許文献1に記載のガラス瓶では、凹凸模様が胴部にしか形成されていないため、胴部と口部の見た目の一体感がなく、意匠性に乏しい。また、たとえパリソン外表面に先鋭な凸を形成したとしても、ブロー成形によりガラス瓶の内側に形成される凸は先端が丸くなるため、模様が不鮮明になってしまう。
本考案が解決しようとする課題は、意匠性の高いガラス瓶を提供することである。
上記課題を解決するために成された本考案に係るガラス瓶は、
内表面に、軸方向に延びる線状の凹凸が形成されている直管状の胴部と、
前記胴部の一方の端部に、該胴部よりも細径に形成された、前記凹凸と連続する凹凸が内表面に形成されている口部と
を有することを特徴とする。
本考案に係るガラス瓶では、胴部から口部に連続する凹凸が形成されていることにより、口部と胴部が一体感のある見た目を呈し、それにより意匠性が高まる。
このようなガラス瓶は、市販の、内側に線状の凹凸が形成されたガラス管の一端を閉塞し、他端側の径を小さくするように熱加工することにより、容易に作製することができる。また、ガラス瓶の内側に凹凸を有するため、凸の先端が尖っていても欠けることがない。従って、凸の先端を丸くするブロー加工を行う必要がないため、鮮明な模様を有するガラス瓶を得ることが可能である。
本考案に係るガラス瓶において、前記口部には凹凸が口部の内表面に沿って螺旋状に形成されるようにしてもよい。このようなガラス瓶は、より変化に富んだ意匠性を呈する。また、口部における螺旋状の凹凸は、上下延びる直線状の凹凸が形成されたガラス管を捻りながら熱加工することにより、容易に形成することができる。
本考案により、口部と胴部が一体感のある見た目を呈し、意匠性の高いガラス瓶が得られる。
本考案の一実施例に係るガラス瓶の側面全体図。 図1におけるA−A'線断面図。 本実施例に係るガラス瓶の全体写真。 本実施例に係るガラス瓶の斜視拡大写真。 本実施例に係るガラス瓶を製造する工程を示す模式図。 本考案に係るガラス瓶の変形例を示す側面拡大図。
以下、図面に基づき、本考案に係るガラス瓶の一実施例について説明する。図1は本実施例に係るガラス瓶の側面全体図であり、図2は図1におけるA−A'線断面図であり、図3はガラス瓶の全体を撮影した写真であり、図4はガラス瓶を斜め上から撮影した拡大写真である。
本実施例に係るガラス瓶1は、無色透明或いは有色透明であり、開口側に位置する口部10と、該口部10よりも径が大きい直管状の胴部20とから構成される。口部10の外周面には雄ねじ部13が設けられており、該雄ねじ部13に対応する雌ねじ部を有する蓋等によってガラス瓶1が密封されるようになっている。一方、胴部20の外表面は平滑な面から成る。
ガラス瓶1の口部10及び胴部20の内表面には、口部10と胴部20の双方にまたがって延びるリブ状の凸部23が縦方向に多数設けられている。凸部23は断面形状が三角形状であり、先端(頂部)が尖っている。凸部23は、口部10においては周方向に傾斜した螺旋状の形状を呈しており、口部10から胴部20にかけて放射状に広がった後、胴部20の上部から底部まで、胴部20の軸方向に真っ直ぐ延びている。
上述したようにガラス瓶1は透明であるため、上記形状の凸部23がガラス瓶1の外側から透けて見える。特に、凸部23の頂部が尖っているため、ガラス瓶1の外側から凸部23の頂部が鮮明に濃く見える(図3及び図4参照)。しかも、凸部23の断面が三角形状であり、頂部の両側の厚みが徐々に薄くなるため、ガラス瓶1の厚みの変化に応じて色の濃淡が変化する。このような色の濃淡の変化は、有色透明なガラスの場合に顕著である。
このように、本実施例のガラス瓶1は、内表面の凸部23が透けて見えることによって、口部10から胴部20にかけて連続する線状の模様を有するため、ガラス瓶1の口部10と胴部20が一体感を有する外観が得られる。また、胴部20においては上下方向に延びる複数本の直線状の模様が、口部10においては螺旋状に形成されている。しかも、凸部23の厚みの変化に応じて、ガラス瓶1の外部からみえる模様の色の濃淡が周方向に変化するため、ガラス瓶1は変化に富んだ意匠性を呈する。
次に、上述のガラス瓶1(図1)を製造する方法について、図5を参照しつつ以下に説明する。
本実施例のガラス瓶1は、その内表面に、断面三角形状の線状の凸部23が延伸方向に多数形成されたガラス管100を用いて製造する。このようなガラス管100として、例えば市販されているSCHOTT社(ドイツ)製の硼珪酸ガラス管(製品名:CONTURAX)を用いることができるが、これ以外の市販のガラス管を用いても良い。
まず、ガラス管100を回転させながらガスバーナーで加熱し(図5のステップS1)、所定の長さに切断して単位ガラス管100Aを得る(ステップS2)。次に、単位ガラス管100Aを回転させながらその片方の端部をガスバーナーで加熱し、熱軟化した端部10Aを形成する(ステップS3)。続いて、端部10Aを成型芯軸51に挿入し、単位ガラス管100Aを回動させながら、端部10Aの外表面に成型ローラー50を押し付ける。
ここで成型ローラー50は、成型芯軸51に平行な軸に回動自由に取り付けられている。そのため、成型ローラー50を端部10Aの外表面に押し付けると、単位ガラス管100Aの回動方向と逆の方向に回動する。このとき、端部10Aは、成型ローラー50と接触していることによって単位ガラス管100Aの他の部分よりも遅れて回動するため、成型ローラー50と成型芯軸51の間に挟み込まれて捻れるように変形しつつ、他の部分よりも細くなるように変形する。また、成型ローラー50はその外周面に、ガラス瓶1の口部に形成される雄ねじ部13に対応する凹凸53を有しているため、上記操作により、雄ねじ部13が形成される。これにより、雄ねじ部13を有する口部10が形成され、成型ローラー50と成型芯軸51の間に挿入されなかった部分は単位ガラス管100Aの外径寸法を有する胴部20となる(ステップS4)。
このようにして口部10を形成した後、単位ガラス管100Aの他端部、即ち胴部20側の端部をガスバーナーで加熱して閉塞し(ステップS5)、徐冷炉60の内部に静置して徐冷する(ステップS6)。こうして得られたガラス瓶1の胴部20の内表面には、単位ガラス管100Aの内表面の凸部23がそのまま保持される。また、口部10の内表面には、成型ローラー50と成型芯軸51の間に挟み込まれた際に単位ガラス管100Aが捻れることにより、凸部23が螺旋状の状態で保持される。
なお、単位ガラス管100Aの胴部20側の端部を閉塞する際、バーナーで強く加熱するため、ガラス瓶1の底部となる単位ガラス管100Aの先端が溶融し、内表面の凸部23が潰れる。同様に、口部10の開口側の先端付近においても、ガラス管100を切断する際にバーナーで強く加熱する(ステップS1)ため、単位ガラス管100Aの先端が溶融し、内表面の凸部23が潰れる。従って、ガラス瓶1の底面及び開口部付近の内表面には凸部23を有しない。一方、先端付近を除く口部10では、ステップS4において、加工可能に軟化する程度に加熱するため、その際に、肉厚が厚い凸部23は加工後の内表面に残る。
本考案に係るガラス瓶は上記実施例以外にも、例えば次のような変更が可能である。
図6に示すガラス瓶1Bは、口部10Bの外周面に雄ねじ部が形成されおらず、コルク栓等を口部10Bの内部に詰めることによって密封する構成となっている。なお、内表面の凸部は、上記ガラス瓶1と同様に螺旋状に形成されている。
本考案に係るガラス瓶を製造するためのガラス管は、上述したものに限定されず、内表面に様々な形状の凹凸を有するものを用いることができる。上述した製造方法では、素材として用いたガラス管の内表面の形状がそのままガラス瓶の内表面の形状として保存されるため、趣向を凝らした形状の凹凸を内表面に有するガラス管を用いることにより、より意匠性の高いガラス瓶を製造することが可能である。
1、1B、1C…ガラス瓶
10、10B、10C…口部
100…ガラス管
100A…単位ガラス管
10A…端部
13…雄ねじ部
20…胴部
21…模様
23…凸部
50…成型ローラー
51…成型芯軸
60…徐冷炉

Claims (2)

  1. 内表面に、軸方向に延びる線状の凹凸が形成されている直管状の胴部と、
    前記胴部の一方の端部に、該胴部よりも細径に形成された、前記凹凸と連続する凹凸が内表面に形成されている口部と
    を有することを特徴とするガラス瓶。
  2. 前記口部には前記凹凸が螺旋状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のガラス瓶。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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