JP3178976B2 - 搬送信号検出方法 - Google Patents

搬送信号検出方法

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JP3178976B2
JP3178976B2 JP22080894A JP22080894A JP3178976B2 JP 3178976 B2 JP3178976 B2 JP 3178976B2 JP 22080894 A JP22080894 A JP 22080894A JP 22080894 A JP22080894 A JP 22080894A JP 3178976 B2 JP3178976 B2 JP 3178976B2
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配電線、専用線の交流
電源波上に重畳された可聴周波数などの搬送信号(例え
ばリップルコントロール信号)を検出する方法の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の搬送信号検出方法の一つとして、
図6に示されるように、搬送信号21に単発的(一定の
位相或いはランダムな位相に乗っている)な信号周波数
のノイズ22、例えばサイリスタのオン・オフにより発
生するノイズなどが混在している場合に、信号レベル2
3を有する搬送信号21と最大ノイズレベル24を有す
るノイズ22とを共に取り込めるように、入力増幅器の
増幅度を調整し、復調する方法がある。また、従来の搬
送信号検出方法の他の一つとしては、図7に示されるよ
うに、搬送信号21の信号レベル23より小さいリミッ
タレベル25によりリミッタ(振幅制限)をかけ、ノイ
ズ22の影響を低減する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図6に示される従来の
方法では、ノイズ22のレベルによって増幅度が決定さ
れるために、搬送信号21が十分に増幅されない。
【0004】また、図7に示される従来の方法では、リ
ミッタレベル25より振幅情報が削除されるため、QA
M方式(直交振幅変調方式)等の振幅情報の必要な通信
方式には適合しないといった問題があった。
【0005】本発明の目的は、上述した問題点を解決
し、搬送信号に対する十分な増幅度を確保して振幅情報
の欠落を防ぐことができ、且つ、ノイズを抑制すること
ができる搬送信号検出方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成すため
に、本発明は、交流電源波に重畳された搬送信号を検出
する搬送信号検出方法において、データにより変調され
た搬送信号を受信する前の通信準備期間に送信されてく
る、信号内容が一定の搬送信号を、交流電源波から分離
し、前記信号内容が一定の搬送信号の波形を、搬送信号
の周期毎に加算し、所定時間で平均して、該加算平均波
のピークレベルに応じて搬送信号の増幅度を決定し、
データにより変調された搬送信号の受信に際して、交流
電源波から分離した搬送信号を、前記決定された増幅度
で増幅するようにしている。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図1〜図5によって詳細に説
明する。
【0008】図1は本発明を実施する受信器の一例を示
す。入力端子1は配電線などに接続される。フィルタ2
は、入力端子1から入力する交流電源波から搬送信号を
分離する。入力増幅器3は、入力する搬送信号を増幅
し、A/D変換器5に対して出力するが、その増幅度は
制御回路5により後述するように最適なものに制御され
る。A/D変換器4は、搬送信号をディジタル化して制
御回路5に対して出力する。制御回路5は、メモリ6を
用いて後述する方法により入力増幅器3の増幅度を最適
なものに決定し、搬送信号を検出し、検出した搬送信号
から情報を読み取って出力端子7から出力する。
【0009】不図示の送信器は、図2に示されるよう
に、データにより変調された搬送信号を受信する前の通
信準備期間T1 (時間の長さは予め定められ、受信器側
でも分かっている)に、信号内容が一定の、例えばすべ
て「1」の搬送信号S1を送信し、次の通信期間T2
に、スタート符号及びデータにより変調された搬送信号
S2を送信する。
【0010】次に制御回路5の動作を図3のフローチャ
ートにより説明する。
【0011】搬送信号S2の受信に先立ち、搬送信号S
2を処理するために入力増幅器3の最適な増幅度を決定
する(即ちA/D変換器4の入力レベルを最適なレベル
に設定する)必要がある。これは、A/D変換器4のダ
イナミックレンジが限定されているからである。実際に
使用されているものは8ビットであり、分解能として2
56段階であるが、平均化処理等の波形処理を行うため
には100段階程度の情報が必要となる。したがって、
A/D変換器4の前段で信号レベルを適性化する必要が
ある。このことは、搬送信号の信号レベル変化が60d
B程度あるものを6dB程度まで抑えこまなくてはなら
ないからである。
【0012】制御回路5は、ステップ1で搬送信号S1
の取込みを開始する。図1に示される受信器は常時受信
体制にあり、制御回路5は搬送信号の信号周期毎に今回
と前回の受信波形を比較し、差が生じた場合に搬送信号
S1の受信を始めたと判断する。ステップ2では搬送信
号の周期毎にディジタル化された搬送信号の波形を加算
し、所定時間で平均する。この際に、信号周期内の細分
化された位相における波形のディジタル値、その加算
値、平均値はメモリ6に記憶される。このようにして搬
送信号を加算平均すると、図4(A)に示されるような
加算平均波形9となる。8が搬送信号である。一方、単
発的(一定の位相或いはランダムな位相に乗っている)
な信号周波数のノイズ10は、加算平均されると図4
(B)に示されるような平均分減少した加算平均波形1
1となり、ノイズ10の加算平均波形11のレベルは搬
送信号8の加算平均波形9のレベルより非常に小さくな
る。したがって、搬送信号8にノイズ10が混在してい
ても、ノイズ10による加算平均波形9のピークレベル
変化はわずかなものとなる。
【0013】制御回路5は、ステップ3でこの加算平均
波形9のピークレベルを検出し、メモリ6に記憶させ
る。ステップ4では、加算平均波形9のピークレベルが
A/D変換器4の入力レベルとして最適な所定のレベル
幅を超過しているか否かを判定し、超過していれば、ス
テップ6に移行して入力増幅器3の増幅度を1段階下げ
させる。ステップ4で所定のレベル幅を超過していない
と判定した場合には、シテップ5に進み、加算平均波形
9のピークレベルがA/D変換器4の入力レベルとして
最適な所定のレベル幅に足りないか否かを判定し、不足
していれば、ステップ6に移行して入力増幅器3の増幅
度を1段階上げさせる。このルーチンを繰り返し、加算
平均波形9のピークレベルがA/D変換器4の入力レベ
ルとして最適な所定のレベル幅に入った状態でその増幅
度が決定されたものとなる。
【0014】増幅度がステップ1〜7により決定され、
通信期間T2 に入ると、ステップ7でスタート符号及び
データにより変調された搬送信号S2の取込みを開始す
る。フィルタ2により交流電源波から分離された搬送信
号8は、入力増幅器3により前述のように決定された増
幅度にて増幅されると、図5に示されるように、搬送信
号8の振幅全体を含むレベル範囲12が歪みなく増幅さ
れ、且つA/D変換器4の入力レベルとして最適なレベ
ルとなるが、このレベル範囲12を越えるノイズ10は
歪みにより抑制された増幅となる。したがって、搬送信
号8は振幅情報の欠落がなく、最適なレベルに増幅さ
れ、ノイズ10は搬送信号8に対して相対的に抑制され
る。また、ノイズ10はA/D変換器4のダイナミック
レンジからはみ出すので、A/D変換器4においても更
にそのレベルが抑制される。このようにして、A/D変
換器4によりディジタル化された搬送信号は、制御回路
5ににおいて、ノイズの誤検出がなく、正確に検出さ
れ、検出した搬送信号から情報が読み取られる。
【0015】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、データにより変調された搬送信号を受信する前の通
信準備期間に送信されてくる、信号内容が一定の搬送信
号を、交流電源波から分離し、前記信号内容が一定の搬
送信号の波形を、搬送信号の周期毎に加算し、所定時間
で平均して、該加算平均波形のピークレベルに応じて搬
送信号の増幅度を決定し、データにより変調された搬送
信号の受信に際して、交流電源波から分離した搬送信号
を、前記決定された増幅度で増幅するようにしたから、
搬送信号に対する十分な増幅度を確保して振幅情報の欠
落を防ぐことができ、且つ、ノイズを抑制することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する受信器の一例を示すブロック
図である。
【図2】図1の受信器が受信する搬送信号のフォーマッ
トを示す図である。
【図3】図1の制御回路の動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】図1の制御回路による加算平均波形を示す図で
ある。
【図5】図1の増幅器の決定された増幅度により最適な
レベルに増幅される範囲を示す図である。
【図6】従来の搬送信号検出方法の一例を示す図であ
る。
【図7】従来の搬送信号検出方法の他の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 入力端子 2 フィルタ 3 入力増幅器 4 A/D変換器 5 制御回路 6 メモリ 8 搬送信号 9 搬送信号の加算平均波形 10 ノイズ 11 ノイズの加算平均波形 12 レベル範囲 T1 通信準備期間 T2 通信期間 S1,S2 搬送信号

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源波に重畳された搬送信号を検出
    する搬送信号検出方法において、データにより変調され
    た搬送信号を受信する前の通信準備期間に送信されてく
    る、信号内容が一定の搬送信号を、交流電源波から分離
    し、前記信号内容が一定の搬送信号の波形を、搬送信号
    の周期毎に加算し、所定時間で平均して、該加算平均波
    のピークレベルに応じて搬送信号の増幅度を決定し、
    データにより変調された搬送信号の受信に際して、交流
    電源波から分離した搬送信号を、前記決定された増幅度
    で増幅するようにしたことを特徴とする搬送信号検出方
    法。
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