JP3178875B2 - 熱可逆性記録シート - Google Patents
熱可逆性記録シートInfo
- Publication number
- JP3178875B2 JP3178875B2 JP00497692A JP497692A JP3178875B2 JP 3178875 B2 JP3178875 B2 JP 3178875B2 JP 00497692 A JP00497692 A JP 00497692A JP 497692 A JP497692 A JP 497692A JP 3178875 B2 JP3178875 B2 JP 3178875B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- information
- recording sheet
- color vision
- thermoreversible recording
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- Prior art date
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- Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサーマルヘッド等の加熱
手段により視覚情報の記録/消去を繰返し行なえる熱可
逆性記録シートに関する。
手段により視覚情報の記録/消去を繰返し行なえる熱可
逆性記録シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱履歴により透明度を変化させ、
表面に情報を記録する記録材料がある。例えば特開昭5
5−154198号公報に開示された発明もその1つで
ある。この公報には可逆定着性で、かつ温度依存遮光性
の物質を有するシート等にレンズ集光熱を照射して特定
の温度まで加熱し、冷却して透明部分と不透明部分とを
発生させ、そのコントラストを用いて文字,数字,画像
等を記録することが開示してある。
表面に情報を記録する記録材料がある。例えば特開昭5
5−154198号公報に開示された発明もその1つで
ある。この公報には可逆定着性で、かつ温度依存遮光性
の物質を有するシート等にレンズ集光熱を照射して特定
の温度まで加熱し、冷却して透明部分と不透明部分とを
発生させ、そのコントラストを用いて文字,数字,画像
等を記録することが開示してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の熱可逆性記録シ
ートにあっては、記録された情報が透明と不透明とのコ
ントラストで与えられるので色調による視覚情報が乏し
いという問題点があった。
ートにあっては、記録された情報が透明と不透明とのコ
ントラストで与えられるので色調による視覚情報が乏し
いという問題点があった。
【0004】本発明は表示情報に応じて色の表示を行う
色調による視覚情報の豊かな熱可逆性記録シートを提供
することを目的としている。
色調による視覚情報の豊かな熱可逆性記録シートを提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の熱可逆性記録シートにおいては、 熱履歴に
より透明度が変化する情報表示部材と背景部材とを積層
し、表示情報を表示する表示情報域と色覚情報を表示す
る色覚情報域とを情報表示部材に設け、色覚情報域に対
応させて表示情報と同等の内容を色覚で表現する色層を
背景部材に設ける。
に本発明の熱可逆性記録シートにおいては、 熱履歴に
より透明度が変化する情報表示部材と背景部材とを積層
し、表示情報を表示する表示情報域と色覚情報を表示す
る色覚情報域とを情報表示部材に設け、色覚情報域に対
応させて表示情報と同等の内容を色覚で表現する色層を
背景部材に設ける。
【0006】
【作用】上記のように構成された熱可逆性記録シートの
表示情報域に表示する表示情報と同等の内容を色覚情報
として有する色覚情報域を発熱体により特定の温度まで
加熱し、冷却すると色覚情報域が透明化して表示情報と
同等の内容を色覚で表示することができる。
表示情報域に表示する表示情報と同等の内容を色覚情報
として有する色覚情報域を発熱体により特定の温度まで
加熱し、冷却すると色覚情報域が透明化して表示情報と
同等の内容を色覚で表示することができる。
【0007】従って、本発明によれば、表示情報と同等
の内容を色覚で表現する視覚情報の豊かな熱可逆性記録
シートを提供できる。
の内容を色覚で表現する視覚情報の豊かな熱可逆性記録
シートを提供できる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。なお、各図面に共通な要素には同一符号を
付す。
ら説明する。なお、各図面に共通な要素には同一符号を
付す。
【0009】図1は本発明による熱可逆性記録シートの
外観斜視図であり、図2は図1のA−A断面矢視図であ
る。
外観斜視図であり、図2は図1のA−A断面矢視図であ
る。
【0010】熱可逆性記録シート10(以後シート10
と記する)は情報表示部材11と背景部材12とを積層
して成る。シート10には表示情報域13と色覚情報域
14とが設けてある。情報表示部材11は従来技術で示
した公知例に開示された温度依存遮光性(例えば白濁)
を有するシート状に形成された記録体15と保護層16
とからなる。又、背景部材12はポリエステル等の樹脂
材を用いた機材17と背景層18とからなる。背景層1
8は赤色層18a、黄色層18b、青色層18c、緑色層
18d、黒色層18eからなる。表示情報域13は黒色層
18eに対応して情報表示部材11に設けてあり、色覚
情報域14は赤色層18a、黄色層18b、青色層18
c、緑色層18dに対応して情報表示部材11に設けてあ
る。
と記する)は情報表示部材11と背景部材12とを積層
して成る。シート10には表示情報域13と色覚情報域
14とが設けてある。情報表示部材11は従来技術で示
した公知例に開示された温度依存遮光性(例えば白濁)
を有するシート状に形成された記録体15と保護層16
とからなる。又、背景部材12はポリエステル等の樹脂
材を用いた機材17と背景層18とからなる。背景層1
8は赤色層18a、黄色層18b、青色層18c、緑色層
18d、黒色層18eからなる。表示情報域13は黒色層
18eに対応して情報表示部材11に設けてあり、色覚
情報域14は赤色層18a、黄色層18b、青色層18
c、緑色層18dに対応して情報表示部材11に設けてあ
る。
【0011】次に図3を参照しながら動作について説明
する。図3は記録中の熱可逆性記録シートを示す状態図
である。加熱手段としては微小な発熱体19をシート搬
送方向に対して直角な方向へ並べたラインサーマルヘッ
ド20(以後ヘッド20と記す)を用いる。プラテンロ
ーラ21及び搬送ローラ22,23は図示せぬ駆動手段
により矢印方向へ回転し、シート10は搬送ローラ22
と圧接ローラ24とで挟まれて矢印D方向へ搬送されて
くる。発光素子と受光素子とからなる光センサ26がシ
ート10の先端10aを検知すると、プラテンローラ2
1及び搬送ローラ22,23は回転を停止する。ヘッド
20は矢印E方向へ移動し、加熱部20aでシート10
をプラテンローラ21に圧接する。このとき、ヘッド2
0の加熱部20aは図1で示したライン27上でシート
10の情報表示部材11に当接している。ヘッド20が
シート10をプラテンローラ21に圧接すると、範囲
B,Cに対応する発熱体19が表示情報データに基づい
てそれぞれ発熱を開始するとともにプラテンローラ21
及び搬送ローラ22,23が回転を開始する。シート1
0は範囲B,Cを加熱されながら再び矢印D方向へ搬送
される。ヘッド20の加熱部20aがライン28上に達
すると、範囲Bに対応する発熱体19は発熱を停止す
る。次いでヘッド20の加熱部20aがライン29上に
達すると、範囲Cに対応する発熱体19も発熱を停止し
てシート10は排出部へ搬送されていく。
する。図3は記録中の熱可逆性記録シートを示す状態図
である。加熱手段としては微小な発熱体19をシート搬
送方向に対して直角な方向へ並べたラインサーマルヘッ
ド20(以後ヘッド20と記す)を用いる。プラテンロ
ーラ21及び搬送ローラ22,23は図示せぬ駆動手段
により矢印方向へ回転し、シート10は搬送ローラ22
と圧接ローラ24とで挟まれて矢印D方向へ搬送されて
くる。発光素子と受光素子とからなる光センサ26がシ
ート10の先端10aを検知すると、プラテンローラ2
1及び搬送ローラ22,23は回転を停止する。ヘッド
20は矢印E方向へ移動し、加熱部20aでシート10
をプラテンローラ21に圧接する。このとき、ヘッド2
0の加熱部20aは図1で示したライン27上でシート
10の情報表示部材11に当接している。ヘッド20が
シート10をプラテンローラ21に圧接すると、範囲
B,Cに対応する発熱体19が表示情報データに基づい
てそれぞれ発熱を開始するとともにプラテンローラ21
及び搬送ローラ22,23が回転を開始する。シート1
0は範囲B,Cを加熱されながら再び矢印D方向へ搬送
される。ヘッド20の加熱部20aがライン28上に達
すると、範囲Bに対応する発熱体19は発熱を停止す
る。次いでヘッド20の加熱部20aがライン29上に
達すると、範囲Cに対応する発熱体19も発熱を停止し
てシート10は排出部へ搬送されていく。
【0012】図4は記録済みの熱可逆性記録シートを示
す正面図である。加熱された部分は透明となり、他は白
濁している。表示情報域13には表示情報「¥100
0」が黒色で表示され、色覚情報域14には色覚情報
「赤」が表示される。即ち、表示情報「¥1000」に
対して色覚情報「赤」が表示され、色覚情報「赤」を見
るだけで表示情報「¥1000」が判別できる。
す正面図である。加熱された部分は透明となり、他は白
濁している。表示情報域13には表示情報「¥100
0」が黒色で表示され、色覚情報域14には色覚情報
「赤」が表示される。即ち、表示情報「¥1000」に
対して色覚情報「赤」が表示され、色覚情報「赤」を見
るだけで表示情報「¥1000」が判別できる。
【0013】本実施例では分りやすくするために簡単な
例で示したが、実際の使用目的としては例えば、シート
がプリペイドカードならば、前払い金額の色区分を表示
可能であるし、カードが定期券であるならば、使用者の
限定(男または女)、使用区間の限定識別が色区分によ
り可能となる。また、各種の許可証であるならば許可条
件の色表示を行える等、背景層を複数色とし、可視情報
としての意味を持たせることで、高い視覚情報を持った
熱可逆性記録シートを得ることが可能となる。
例で示したが、実際の使用目的としては例えば、シート
がプリペイドカードならば、前払い金額の色区分を表示
可能であるし、カードが定期券であるならば、使用者の
限定(男または女)、使用区間の限定識別が色区分によ
り可能となる。また、各種の許可証であるならば許可条
件の色表示を行える等、背景層を複数色とし、可視情報
としての意味を持たせることで、高い視覚情報を持った
熱可逆性記録シートを得ることが可能となる。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので以下に記載される効果を奏する。
いるので以下に記載される効果を奏する。
【0015】熱履歴により透明度が変化する情報表示部
材と背景部材とを積層し、表示情報を表示する表示情報
域と色覚情報を表示する色覚情報域とを情報表示部材に
設け、色覚情報域に対応させて表示情報と同等の内容を
色覚で表現する色層を背景部材に設けることにより、表
示情報と同等の内容を色覚で表現する視覚情報の豊かな
熱可逆性記録シートを提供できる。
材と背景部材とを積層し、表示情報を表示する表示情報
域と色覚情報を表示する色覚情報域とを情報表示部材に
設け、色覚情報域に対応させて表示情報と同等の内容を
色覚で表現する色層を背景部材に設けることにより、表
示情報と同等の内容を色覚で表現する視覚情報の豊かな
熱可逆性記録シートを提供できる。
【図1】本発明による熱可逆性記録シートの外観斜視図
である。
である。
【図2】図1のA−A断面矢視図である。
【図3】記録中の熱可逆性記録シートを示す状態図であ
る。
る。
【図4】記録済みの熱可逆性記録シートを示す正面図で
ある。
ある。
10 熱可逆性記録シート 11 情報表示部材 12 背景部材 13 表示情報域 14 色覚情報域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−80289(JP,A) 特開 平3−180388(JP,A) 特開 平5−62247(JP,A) 実開 平5−58333(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/36
Claims (1)
- 【請求項1】 熱履歴により透明度が変化する情報表示
部材と背景部材とを積層した熱可逆性記録シートにおい
て、 表示情報を表示する表示情報域と色覚情報を表示する色
覚情報域とを前記情報表示部材に設け、 前記色覚情報域に対応させて前記表示情報と同等の内容
を色覚で表現する色層を前記背景部材に設けたことを特
徴とする熱可逆性記録シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00497692A JP3178875B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 熱可逆性記録シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00497692A JP3178875B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 熱可逆性記録シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05185744A JPH05185744A (ja) | 1993-07-27 |
JP3178875B2 true JP3178875B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=11598633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00497692A Expired - Fee Related JP3178875B2 (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 熱可逆性記録シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3178875B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-14 JP JP00497692A patent/JP3178875B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05185744A (ja) | 1993-07-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010327 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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