JP3178600U - 防塵用緑化フェンス - Google Patents

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Abstract

【課題】クレー系グラウンドで生じる塵埃や砂塵を、簡便に外部に飛散させないで処理でき、近隣対策が施されて便利な防塵用緑化フェンスを提供する。
【解決手段】グラウンド1又はコートの外周に設置され、緑化フェンスをなす線材20の上部21に、水やり自在な散水パイプ5が取り付けられており、線材20に絡まった植物への散水パイプ5からの水やりによって、植物に付着した塵埃や砂塵の流下と植物の湿潤が自在に構成されている。散水パイプ5には、水やり用の小孔50が多数設けられている。
【選択図】図1

Description

本考案は、クレー系のグラウンド内から生じる塵埃や砂塵の外部への飛散を防ぐ防塵用緑化フェンスの技術分野に関する。
昨今、校庭のグラウンドは、全天候化舗装が進んできているが、東日本大震災を機に、クレー舗装された土系グラウンドが見直されている。
というのは、全天候型グラウンドの場合、災害時にそこを仮設住宅の建設や災害避難所の設置に供しようとすると、その全天候型グラウンドを構成するゴムやアクリルが発火しやすく危険であったり、そもそもアスファルトを除去しての施工となって大変面倒である等の問題が生じる。
この点、クレー舗装された土系のラウンドであれば、災害時の仮設住宅の建設や災害避難所の設置に容易であり、また災害支援活動の提供場所にも好適であり、そのクレー系ラウンドの外周には目隠し用のフェンスを設置することが考えられる。
この点、下記特許文献1には、目隠し用の人工目隠し材と植物等が絡み付くネットフェンスとを具備したことを特徴とする目隠し緑化フェンスが記載されている(請求項1参照)。
特開平11−159199号公報
前記特許文献1に開示された発明は、目隠し用の人工目隠し材と植物等が絡み付くネットフェンスであり、このフェンスをクレー系グラウンドの外周に設置することで、同クレー系グラウンドで生じる塵埃や砂塵を、そのネットフェンスと絡み付く植物で、一応外部への飛散を止められるかもしれない。
しかし、クレー系グラウンドで生じる塵埃や砂塵は、自然降雨や人工的な散水をしない限り、風で舞い上がっていまい、ネットフェンスを越えて外部に吹き飛ばされてしまう問題がある。グラウンド内に設けられるスプリンクラーでは、グラウンド外周のフェンス(植物)に対しうまく散水するには、その設置や管理が難しい。
しかるに、本考案が解決しようとする課題は、クレー系グラウンドで生じる塵埃や砂塵を、簡便に外部に飛散させないで処理でき、近隣対策が施されて便利な防塵用緑化フェンスを提供することにある。
上記課題を解決するための手段として、請求項1記載の考案の防塵用緑化フェンスは、グラウンド1又はコートの外周aに設置され、前記グラウンド1内又はコート内から生じる塵埃10や砂塵11の飛散を防ぐ防塵用の緑化フェンス2であって、
前記緑化フェンス2をなす線材20の上部21に、水やり自在な散水パイプ5が取り付けられており、線材20に絡まった植物9への前記散水パイプ5からの水やりによって、前記植物9に付着した塵埃10や砂塵11の流下と当該植物9の湿潤が自在に構成されていることを特徴とする。
請求項2記載の考案は、前記緑化フェンス2の上部21に取り付けられる散水パイプ5には、水やり用の小孔50が多数設けられていることを特徴とする。
請求項3記載の考案は、前記緑化フェンス2の下部22の近傍位置に、側溝70が設けられていることを特徴とする。
請求項1記載の考案の防塵用緑化フェンスは、グラウンド又はコートの外周に設置され、前記グラウンド内又はコート内から生じる塵埃や砂塵の飛散を防ぐ防塵用の緑化フェンスであって、前記緑化フェンスをなす線材の上部に、水やり自在な散水パイプが取り付けられているため、線材に絡まった植物への前記散水パイプからの水やりによって、前記植物に付着した塵埃や砂塵の流下と当該植物の湿潤が維持され、グラウンド等内で生じた塵埃や砂塵は、極力外部に漏らさない近隣対策が実現され、かかる近隣住民とグラウンド内で活動する者の健康管理上よい。
また、請求項2の防塵用緑化フェンスでは、緑化フェンスの上部に取り付けられる散水パイプに、水やり用の小孔が多数設けられているから、適宜この小孔からの水やりにより、当該散水パイプの線材に絡まった植物に付着した塵埃や砂塵を流下させることができる。と共に、当該植物の湿潤が維持され、グラウンド内外の環境にも配慮されている。
そして、散水パイプの小孔からの水やりにより、当該散水パイプの線材に絡まった植物に付着した塵埃や砂塵は、下方に流し落とされ、請求項3のように、緑化フェンスの下部の近傍位置に設けられた側溝にそのまま流されるので、外部への飛散を効果的に防ぐことができる。
A、Bは、本考案の防塵用緑化フェンスを示した正面図と側面図である。
防塵用緑化フェンスの散水パイプを示した部分拡大図である。
本防塵用緑化フェンスとその中の仮設住宅を外側から示した斜視図である。
本防塵用緑化フェンスの設置要領を平面方向から示した説明図である。
請求項1〜3に係る防塵用緑化フェンスの好適な実施形態について、以下図面に従いながら説明する。なお、本防塵用緑化フェンスは、図示説明を省略した土系のコートにおいても同様に実施可能である。
図1は、本実施形態の防塵用緑化フェンスの全体構造を示したものである。この防塵用緑化フェンスは、図4に示したようなクレー舗装された所謂クレー系グラウンドにおいて好適に実施される。すなわち、当該クレー系グラウンド1の外周aに、同グラウンド1内から生じる塵埃10や砂塵11の飛散を防ぐため、以下の緑化フェンス2が設置される。
この防塵用の緑化フェンス2は、例えば縦・横の金網で成る線材20・・・によって格子状に形成されている。当該緑化フェンス2の上部21と下部22は、上下に各々水平配置された横パイプ23、23に対し、それぞれ結束バンド25・・・で結束されて固定されている。
そして、図1に示した1つの緑化フェンス2Aと、隣り合う他の緑化フェンス2Bとは、縦パイプ24(支柱)を介して結束バンド25で固定されている。この緑化フェンス2に、植物9が絡まれている。当該植物9としては、常緑樹が好適である。
前記防塵用緑化フェンス2(線材20)の上部21に対し、水やり自在な散水パイプ5が、結束バンド24によって取り付けられている。
図2に、散水パイプ5を拡大して部分的に示した。散水パイプ5は、プラスチック製や金属製若しくはそれらの複合で成り、その内部に水bを挿通可能に形成されている。そして、この散水パイプ5の内部の水bを外部へ散水自在なように、当該散水パイプ5には、全長に亘って小さな貫通孔に形成された小孔50・・・が、所定間隔をあけて複数設けられている。
また、前記緑化フェンス2の下部22の近傍位置には、側溝70が設けられている(図4参照)。
上述した緑化フェンス2は、図4に示したように、グラウンド1の外周aの一部、例えば、道路に面したエリアに通例設置される。校舎90や体育館91に面していない道路方向には民家が建っていることが多く、近隣住民への塵埃10や砂塵11の飛散防止を図るためである。
また、前記緑化フェンス2の内側には、グラウンド1内から生じる塵埃10や砂塵11を吸着自在な天然芝30(又は人工芝)が舗装されて成る防塵芝エリア3を備える実施形態が好適である。
なお、前記緑化フェンス2の外側には、支柱61・・・で広範囲に高く支持された防球ネット6が設置されて実施されることが多い。当該防球ネット6の下方部に、上下方向に可動自在な防砂ネット(図示は省略)を取り付けられ、ボールの外部への放出を防ぐと共に、塵埃10や砂塵11の飛散を効果的に防止することができる。
したがって、クレー系のグラウンド1で生じる塵埃10や砂塵11は、まず最初に内側の防塵芝エリア3で堆積される。堆積されないで浮遊する塵埃10や砂塵11は、緑化フェンス2と同緑化フェンス2に絡まった植物9に付着して拡散が防止される。
そして、散水パイプ5から適宜の水やりによって、緑化フェンス2の線材20に絡まった植物9に付着した塵埃10や砂塵11が下方へ流し落とされ、つづいて下方の側溝70へと誘導される(図3、図4参照)。よって、グラウンド1内で生じた塵埃10や砂塵11の外部への飛散を効果的に抑えられる。
かくして、本実施形態の防塵用緑化フェンス2は、大地震等の災害時に、図3、図4に示した如く、当該グラウンド1内に仮設住宅8を建設したり、災害避難所の設置等に際しても好適に使用される。
1 グラウンド
a 外周
10 塵埃
11 砂塵
2 緑化フェンス
20 線材
21 上部
22 下部
5 散水パイプ
50 小孔
70 側溝
9 植物

Claims (3)

  1. グラウンド又はコートの外周に設置され、前記グラウンド内又はコート内から生じる塵埃や砂塵の飛散を防ぐ防塵用の緑化フェンスであって、
    前記緑化フェンスをなす線材の上部に、水やり自在な散水パイプが取り付けられており、線材に絡まった植物への前記散水パイプからの水やりによって、前記植物に付着した塵埃や砂塵の流下と当該植物の湿潤が自在に構成されていることを特徴とする防塵用緑化フェンス。
  2. 緑化フェンスの上部に取り付けられる散水パイプには、水やり用の小孔が多数設けられていることを特徴とする請求項1に記載した防塵用緑化フェンス。
  3. 緑化フェンスの下部の近傍位置に、側溝が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載した防塵用緑化フェンス。


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