JP3178300B2 - 発電機用リードブッシング - Google Patents
発電機用リードブッシングInfo
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Description
閉鎖形母線の接続部分に用いる発電機用リードブッシン
グに関する。
号公報に開示されたものと類似の水素冷却式の発電機と
相分離形母線の接続部分を示す概念図、図7は図6のリ
ードブッシングを示す断面図、図8は図7のA部分を示
す詳細断面図である。まず、図6において、1は発電機
の固定子フレーム、2は固定子フレーム1に直結したリ
ードボックス、3は発電機の固定子コイルに接続した口
出し線、4はリードボックス2に取り付けたリードブッ
シングでその一端に口出し線3を接続する。11は相当
分離形母線を構成する中空の導体で発電機側の端面を密
閉している。12a、12bはいずれも導体11を収め
た非磁性の金属外被で接地電位である。13は金属外被
12aと金属外被12bの接続部分に設けた隔壁、14
a、14b、14cはいずれも金属外被12a、12b
のいずれかに固定して導体11を金属外被12a、12
bから絶縁支持する支持碍子、15は隔壁13に取り付
け、内部に導体11を貫通させて金属外被12aの内部
空間と金属外被12bの内部空間とを密閉離隔するシー
ルオフブッシング、20はリードブッシング4の他端と
導体11とを接続する可撓導体、21はリードボックス
2に取り付けたアダプタ、22は金属外被12aとアダ
プタ21の間に取り付けた伸縮カバーで合成ゴムからな
る。次に、図7において、21aはアダプタ21に設け
た放出孔、41はリードブッシング4の内部導体、42
は内部導体41の外側にあってこれと一体になった外部
導体、43はリードブッシング4の碍管、44は碍管4
3に取り付けたフランジ、45は内部導体41および外
部導体42と導電接続し、碍管43の一端に取り付けた
上部キャップ導体、46は内部導体41および外部導体
42と導電接続し碍管43の他端に取り付けた下部キャ
ップ導体、47は外部導体42を覆う絶縁物、48は上
部キャップ導体45と碍管43の端面との間に入れたガ
スケット、49は下部キャップ導体46と碍管43との
間に入れたガスケットである。なお、図示はしていない
が、フランジ44とリードボックス2の間、フランジ4
4とアダプタ21の間にはそれぞれパッキンを入れて密
封している。また、図8において、44a、44bはい
ずれもフランジ44の一部を構成する円筒状の薄い肉厚
の胴部、44cはフランジ44の一部を構成する鍔部、
51a、51bはいずれも碍管43の外周面にある同心
状の溝に嵌めたシールガスケット、52は碍管43の溝
に嵌めたゴムパッキン、53a、53b、53cはいず
れも胴部44a、44bの絞り加工した部分の上に巻き
付けたバインド線である。
常、相分離形母線で接続されるが、発電機と相分離形母
線の接続部分に用いる発電機用リードブッシングは従来
技術では以上のような構成になっている。発電機は固定
子フレーム1の内部に3ないし5気圧の水素ガスを充填
して循環しながら冷却し、相分離形母線は各相の導体1
1をそれぞれ独立した非磁性の金属外被12a、12b
に収め、それぞれ分離して配置する。固定子フレーム1
に直結したリードボックス2にリードブッシング4とア
ダプタ21を取り付け、発電機の固定子コイルに接続さ
れた口出し線3をリードブッシング4の上部キャップ導
体45に接続する。また、相分離形母線の金属外被12
aとアダプタ21を伸縮カバー22で繋ぎ合わせ、リー
ドブッシング4の下部キャップ導体46と相分離形母線
の導体11とを可撓導体20で接続して熱による膨張、
収縮、機械的振動を吸収する。ところで、リードブッシ
ング4はフランジ44の胴部44a、44bを薄い肉厚
を仕上げ、碍管43の外周面にある同心状の溝にシール
ガスケット51a、51bとゴムパッキン52を嵌め
て、その上に胴部44a、44bを差し入れ、胴部44
a、44bを塑性変形させる絞り加工(ローリングフィ
ット加工)を施し、その絞り加工した部分の上にバイン
ド線53a、53b、53cを巻き付けて、ゴムパッキ
ン52を介し碍管43をフランジ44で保持するととも
に、シールガスケット51a、51bを介し碍管43と
胴部44aの間をシールする。また、碍管43と上部キ
ャップ導体45の間、碍管43と下部キャップ導体46
の間はそれぞれガスケット48、ガスケット49で密封
し、フランジ44の鍔部44cとリードボックス2およ
びアダプタ21との間には図示はしていないが、それぞ
れパッキンを入れて密封している。固定子フレーム1の
内部に充填した水素ガスは上部キャップ導体45の側か
ら内部導体41の中へ流入し、内部導体41と外部導体
42の間を通り上部キャップ導体45の側から流出して
内部導体41と外部導体42の冷却を行なうが、外部導
体42と碍管43の間の空間には水素ガスが入らない構
造になっているので、碍管43と下部キャップ導体46
の間のガスケット49が経年劣化しても水素ガスが漏出
することはない。しかし、シールガスケット51a、5
1b、ゴムパッキン52が経年劣化すると、固定子フレ
ーム1の内部の水素ガスは3ないし5気圧のかなり高い
圧力になっているので、碍管43とフランジ44の胴部
44a、44bの間から相分離形母線の内部へ漏出す
る。このため、相分離形母線の内部のリードブッシング
4からできるだけ近い位置に隔壁13、シールオフブッ
シング15を設けて金属外被12aの内部空間と金属外
被12bの内部空間を密閉離隔し、漏出した水素ガスを
アダプタ21、伸縮カバー22、金属外被12aからな
る小さい内部空間に容れてアダプタ21の放出孔21a
から大気中へ放出し、大規模な爆発の危険を避けるよう
になっている。なお、金属外被12bの内部空間には外
部の空気が直接入ることはない。
ブッシングは以上のように構成されているので、シール
ガスケット51a、51b、ゴムパッキン52が経年劣
化すると固定子フレーム1の内部の水素ガスがフランジ
44の胴部44a、44bと碍管43の間から相分離形
母線の内部へ漏出する。このため、金属外被12aの内
部空間と金属外被12bの内部空間を隔壁13、シール
オフブッシング15で密閉離隔し、アダプタ21、伸縮
カバー22、金属外被12aからなる内部空間に漏出す
る水素ガスをアダプタ21の放出孔21aから大気中へ
放出する。しかし、この放出孔21aから外部の汚れた
空気が、流入して支持碍子14a、14b、シールオフ
ブッシング15の表面が汚損し絶縁耐力が低下するの
で、それらの清掃を行なわねばならず、保守点検に多大
の労力と時間を要するほか、発電機の近傍では配置上の
制約から通常、相分離形母線に曲折部分を設けねばなら
ず、リードブッシング4の近くにシールオフブッシング
15を配置することはスペース的に一般に困難であり、
シールオフブッシング15を配置すると相分離形母線が
それだけ長くなって配置スペースが大きくなると云う解
決すべき課題があった。また、アダプタ21の放出孔2
1aから大気中へ放出して抗散した水素ガスはガス濃度
が低くて検出が容易でなく、また、大気中へ放出を続け
ると水素ガスの漏失が大きくなると云うこともあった。
になされたものであって、相分離形母線の保守点検が不
要でその配置スペースが小さくなる発電機用リードブッ
シングを得ることを第一の目的とする。
守点検が不要でその配置スペースが小さくなるのに加え
て、漏出して大気中に拡散した水素ガスを検出するより
も簡単かつ確実に漏出した水素ガスを検出することがで
きる発電機用リードブッシングを得ることがある。
守点検が不要でその配置スペースが小さくなるのに加え
て、漏出した水素ガスを簡単かつ確実に検出することが
でき、水素ガスを漏失することがない発電機用リードブ
ッシングを得ることがある。
リードブッシングは水素冷却式の発電機の所定圧力の水
素ガスを充填した固定子フレームに直結したリードボッ
クスと閉鎖形母線との接続部分に用いて発電機の固定子
コイルに接続した口出し線と閉鎖形母線の導体とを導電
接続するものであって、リードボックスの開口部に気密
に取り付ける鍔部とこの鍔部の両側に伸びる円筒状の薄
い肉厚の胴部とからなるフランジの胴部の中に円筒状の
碍管の中程を差し入れて碍管に同心状に設けた軸方向の
複数の溝に嵌めたシールガスケットとゴムパッキンを押
圧したうえ、胴部を塑性変形させる絞り加工によりシー
ルガスケットとゴムパッキンを締め付け、さらに、この
絞り加工した部分の上にバインド線を巻き付けてゴムパ
ッキンを介し碍管をフランジで保持するとともに、シー
ルガスケットを介し碍管と胴部の間を水素ガスに対して
シールしたものにおいて、シールガスケットの部分から
漏出した水素ガスをフランジの外部の大気中に導く小孔
をフランジに設けたものである。
グにおいて、小孔から放出する水素ガスをすべて検出す
るガスセンサを設けたものである。
ングにおいて、小孔から放出する水素ガスをすべて検出
するガスセンサとこのガスセンサから放出する水素ガス
を加圧して固定子フレームに返還するガス循環器とを設
けたものである。
リードブッシングにおいては、フランジに設けた小孔が
シールガスケットの部分から漏出した水素ガスをフラン
ジの外部の大気中に導き、閉鎖形母線の内部へ漏出させ
ることはない。
分から漏出して小孔から放出する水素ガスをすべて検出
する。
部分から漏出して小孔から放出する水素ガスをすべて検
出し、ガス循環器はガスセンサから放出する水素ガスを
加圧して固定子フレームに返還する。
る。図1は実施例1の水素冷却式の発電機と相分離形母
線の接続部分を示す概念図、図2は図1のリードブッシ
ングを示す断面図、図3は図2のA部分を示す詳細断面
図である。図1において、1〜3、11、14a、14
b、14c、20、22は図6ですでに説明した。10
4はリードボックス2の開口部に取り付けたリードブッ
シングでその一端に口出し線3、他端に可撓導体20を
接続する。112は導体11を収めた非磁性の金属外被
で接地電位である。121はリードボックス2に取り付
けたアダプタである。また、図2において、41〜4
3、45〜49は図7で説明した。144は碍管43に
取り付けたフランジ、144dはフランジ144に設け
た小孔である。さらに、図3において、51a、51
b、52、53a、53b、53cは図8で説明した。
144a、144bはいずれもフランジ144の一部を
構成する円筒状の薄い肉厚の胴部、144cはフランジ
144の一部を構成する鍔部である。
形母線は各相の導体11をそれぞれ独立した非磁性の金
属外被112に収め、それぞれ分離して配置するが金属
外被112は、連続接続したものになっており、図6の
隔壁13やシールオフブッシング15は不要であるの
で、設けていない。固定子フレーム1に直結したリード
ボックス2の開口部にリードブッシング104とアダプ
タ121を取り付け、発電機の固定子コイルに接続され
た口出し線3をリードブッシング104の上部キャップ
導体45に接続する。また、相分離形母線の金属外被1
12とアダプタ121を伸縮カバー22で繋ぎ合わせ、
リードブッシング104の下部キャップ導体46と相分
離形母線の導体11とを可撓導体20で接続して熱によ
る膨張、収縮、機械的振動を吸収する。リードブッシン
グ104はフランジ144の胴部144a、144bを
薄い肉厚に仕上げ、碍管43の外周面にある同心状の溝
にシールガスケット51a、51bとゴムパッキン52
を嵌めて、その上に胴部144a、144bを差し入
れ、胴部144a、144bを塑性変形させる絞り加工
(ローリングフィット加工)を施し、その絞り加工した
部分の上にバインド線53a、53b、53cを巻き付
けて、ゴムパッキン52を介し碍管43をフランジ14
4で保持するとともに、シールガスケット51a、51
bを介し碍管43と胴部144aの間をシールしてい
る。また、碍管43と上部キャップ導体45の間、碍管
43と下部キャップ導体46の間はそれぞれガスケット
48、ガスケット49で密封し、フランジ144の鍔部
144cとリードボックス2およびアダプタ121との
間には図示はしていないが、それぞれパッキンを入れて
密封している。固定子フレーム1の内部の水素ガスは上
部キャップ導体45の側から内部導体41の中へ流入
し、内部導体41と外部導体42の間を通り、上部キャ
ップ導体45の側から流出して内部導体41と外部導体
42の冷却を行なうが、外部導体42と碍管43の間の
空間には水素ガスが入らない構造になっているので、碍
管43と下部キャップ導体46の間のガスケット49が
経年劣化しても水素ガスが漏出することはない。シール
ガスケット51a、51bが経年劣化すると、固定子フ
レーム1の内部の水素ガスは碍管43とフランジ144
の胴部144aの間から漏出するが、フランジ144の
鍔部144cにその内側から外部の大気中に通じる小孔
144dを設けているので、この漏出した水素ガスは大
気中に放出し、ゴムパッキン52が経年劣化していても
碍管43とフランジ144の胴部144bの間から相分
離形母線の内部へ漏出することはない。したがって、相
分離形母線の内部に図6の隔壁13やシールブッシング
15のようなものを設けることなく爆発の危険を避ける
ことができる。この実施例1ではアダプタ121、伸縮
カバー22、金属外被112からなる内部空間は密閉さ
れて外部の空気が流入せず、支持碍子14a、14b、
14cの表面が汚損されることはないので、保守点検は
不要であり、また、図6のシールオフブッシング15を
設ける必要がないことから相分離形母線の配置が容易で
あり、配置スペースは小さくなる。この実施例1ではリ
ードブッシング104は内部導体41と外部導体42を
水素ガスの強制通風により冷却するものであったが、こ
れに限らず、両端を密閉して内部の導体を自然冷却する
ものであっても、また、両端を密閉して内部の導体を水
で冷却するものであってもよく、碍管フランジの保持な
らびにシールの構造が同じであればこの発明を適用する
ことができる。また、この実施例1では相分離形母線に
ついて説明したが、閉鎖形母線であれば、相分割形母線
でも相非分割形母線でもよい。
ングを示す断面図であり、2、41〜43、45〜4
9、121、144、144dは実施例1で説明した。
191は水素ガスを検出するガスセンサで、検出すると
警報を発する。195は小孔144dとガスセンサ19
1とを連結するパイプ、204はリードボックス2の開
口部に取り付けたリードブッシングである。実施例2は
実施例1のリードブッシング104にガスセンサ191
とパイプ195とを設けたものであって、リードブッシ
ング104に関する説明は省略するが、図3のシールガ
スケット51a、51bの経年劣化により碍管43とフ
ランジ144の胴部144aの間から漏出した水素ガス
は小孔144dからパイプ195でガスセンサ191に
導かれる。ガスセンサ191は小孔144dからの水素
ガスをすべて検出するので、小孔144dから放出して
大気中に拡散した水素ガスを検出するよりもガス濃度が
高く、検出が簡単かつ確実である。また、水素ガスの漏
出があるとガスセンサ191の警報によりただちに知る
ことができる。
ングを示す断面図であり、2、41〜43、45〜4
9、121、144、144dは実施例1で説明した。
また、191、195は実施例2で説明した。192は
ガスセンサ191の放出する水素ガスを加圧するガス循
環器でポンプと逆止弁とからなる。196はガスセンサ
191とガス循環器192とを連結するパイプ、197
はガス循環器192とリードボックス2とを連結するパ
イプである。実施例3は実施例1のリードブッシング1
04にガスセンサ191、ガス循環器192、パイプ1
95、196、197を設けたものである。図3のシー
ルガスケット51a、51bの経年劣化により碍管43
とフランジ144の胴部144aの間から漏出した水素
ガスは小孔144dからパイプ195でガスセンサ19
1に導かれる。ガスセンサ191の放出する水素ガスは
パイプ196でガス循環器192へ導かれ、加圧してパ
イプ197で固定子フレーム1(図1参照)に連結した
リードボックス2に返還される。小孔144dからの水
素ガスをすべてガスセンサ191で検出するので、検出
が簡単かつ確実であり、ガスセンサ191の放出する水
素ガスをすべて加圧してリードボックス2に返還するの
で、水素ガスを漏失することはない。
素冷却式の発電機の所定圧力の水素ガスを充填した固定
子フレームに直結したリードボックスと閉鎖形母線との
接続部分に用いて発電機の固定子コイルに接続した口出
し線と閉鎖形母線の導体とを導電接続するものであっ
て、リードボックスの開口部に気密に取り付ける鍔部と
この鍔部の両側に伸びる円筒状の薄い肉厚の胴部とから
なるフランジの胴部の中に円筒状の碍管の中程を差し入
れて碍管に同心状に設けた軸方向の複数の溝に嵌めたシ
ールガスケットとゴムパッキンを押圧したうえ、胴部を
塑性変形させる絞り加工によりシールガスケットとゴム
パッキンを締め付け、さらに、この絞り加工した部分の
上にバインド線を巻き付けてゴムパッキンを介し碍管を
フランジで保持するとともに、シールガスケットを介し
碍管と胴部の間を水素ガスに対してシールした発電機用
リードブッシングにおいて、シールガスケットの部分か
ら漏出した水素ガスをフランジの外部の大気中に導く、
小孔をフランジに設けたもので、閉鎖形母線を完全に密
閉することができるとともに、その内部空間をリードブ
ッシングの近くで離隔する必要がなく、閉鎖形母線の保
守点検が不要でその配置スペースが小さくなる。
グにおいて、小孔から放出する水素ガスをすべて検出す
るガスセンサを設けたので、閉鎖形母線の保守点検が不
要でその配置スペースが小さくなるのに加えて、漏出し
た水素ガスを簡単かつ確実に検出することができる。
ングにおいて、小孔から放出する水素ガスをすべて検出
するガスセンサとこのガスセンサから放出する水素ガス
を加圧して固定子フレームに返還するガス循環器とを設
けたので、閉鎖形母線の保守点検が不要でその配置スペ
ースが小さくなるのに加えて、漏出した水素ガスを簡単
かつ確実に検出することができ、水素ガスの漏失がなく
なる。
を示す概念図である。
る。
ある。
ある。
す概念図である。
る。
導体 46 上部キャップ導体 48 ガスケット 49 ガスケット 51a シールガス
ケット 51b シールガスケット 52 ゴムパッキン 53a バインド線 53b バインド線 53c バインド線 104 リードブッ
シング 112 金属外被 121 アダプタ 144 フランジ 144a 胴部 144b 胴部 144c 鍔部 144d 小孔 191 ガスセンサ 192 ガス循環器 195 パイプ 196 パイプ 197 パイプ 204 リードブッシング 304 リードブッ
シング
Claims (3)
- 【請求項1】 水素冷却式の発電機の所定圧力の水素ガ
スを充填した固定子フレームに直結したリードボックス
と閉鎖形母線との接続部分に用いて前記発電機の固定子
コイルに接続した口出し線と前記閉鎖形母線の導体とを
導電接続するものであって、前記リードボックスの開口
部に気密に取り付ける鍔部とこの鍔部の両側に伸びる円
筒状の薄い肉厚の胴部とからなるフランジの前記胴部の
中に円筒状の碍管の中程を差し入れて前記碍管に同心状
に設けた軸方向の複数の溝に嵌めたシールガスケットと
ゴムパッキンを押圧したうえ、前記胴部を塑性変形させ
る絞り加工により前記シールガスケットと前記ゴムパッ
キンを締め付け、さらに、この絞り加工した部分の上に
バインド線を巻き付けて前記ゴムパッキンを介し前記碍
管を前記フランジで保持するとともに、前記シールガス
ケットを介し前記碍管と前記胴部の間を前記水素ガスに
対してシールした発電機用リードブッシングにおいて、
前記シールガスケットの部分から漏出した水素ガスを前
記フランジの外部の大気中に導く小孔を前記フランジに
設けたことを特徴とする発電機用リードブッシング。 - 【請求項2】 小孔から放出する水素ガスをすべて検出
するガスセンサを設けたことを特徴とする請求項1に記
載の発電機用リードブッシング。 - 【請求項3】 小孔から放出する水素ガスをすべて検出
するガスセンサと前記ガスセンサから放出する水素ガス
を加圧して固定子フレームに返還するガス循環器とを設
けたことを特徴とする請求項1に記載の発電機用リード
ブッシング。
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