JP3178147B2 - バックアップメモリを備えた電子制御装置 - Google Patents

バックアップメモリを備えた電子制御装置

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JP3178147B2
JP3178147B2 JP04004293A JP4004293A JP3178147B2 JP 3178147 B2 JP3178147 B2 JP 3178147B2 JP 04004293 A JP04004293 A JP 04004293A JP 4004293 A JP4004293 A JP 4004293A JP 3178147 B2 JP3178147 B2 JP 3178147B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、学習値等の制御実行中
に更新される制御データを記憶するバックアップメモリ
(電子制御装置がオフ後も内容を保持)を備えた電子制
御装置に関し、特にバックアップメモリ異常時の初期化
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子制御装置において、バックアップメ
モリの異常が検出された場合、バックアップメモリの全
領域を初期化している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、バックアッ
プメモリの初期化中に制御装置の電源がオフされた場
合、バックアップメモリの記憶内容は初期化後のデータ
と初期化前のデータとが混在することになる。このよう
な状態で制御が実行されると、初期化後のデータと初期
化前のデータとが切り換わる制御域において制御量が急
変し制御性が低下する。
【0004】本発明は上記問題に鑑み、初期化途中に電
源が遮断されても、次回の電源投入時に確実にバックア
ップメモリの初期化を図るバックアップメモリを備えた
電子制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために図4のブロック構成図に示すように、制御
実行中に更新される制御データを記憶し、常時電源が供
給され電子制御装置がオフ後も前記制御データを保持す
るバックアップメモリと、前記バックアップメモリの異
常を前記制御データに基づいて検出する異常検出手段
と、前記バックアップメモリの異常時、前記バックアッ
プメモリの最終アドレスに異常制御データを書き込む書
き込み手段と、前記異常制御データ書き込み後、前記最
終アドレスが最終に初期化されるように前記バックアッ
プメモリの制御データを初期化する初期化手段とを備え
ることを特徴とするバックアップメモリを備えた電子制
御装置という技術的手段を採用する。
【0006】
【作用】以上に述べた本発明のバックアップメモリを備
えた電子制御装置の構成によると、常時電源が供給され
るバックアップメモリによって、電子制御装置の制御実
行中に更新される制御データは記憶されるとともに、電
源オフ後も制御データは保持される。そして、異常検出
手段において、バックアップメモリの異常が制御データ
に基づいて検出されたとき、バックアップメモリの最終
アドレスに異常制御データが書き込まれる。さらに、こ
の異常制御データ書き込み後、前記最終アドレスが最終
に初期化されるようにバックアップメモリの制御データ
が初期化される。
【0007】ここで、バックアップメモリの異常が検出
されたときにこのバックアップメモリを初期化する場
合、初期化中に電源が遮断されることによって、初期化
されたデータと初期化前のデータとが混在してしまう。
しかし、上記異常が検出されたときに、バックアップメ
モリの最終アドレスに書き込まれる異常制御データによ
って、次回の電源投入時にバックアップメモリ異常が強
制的に作られるため、初期化手段によって、最終アドレ
スが最終に初期化されるようにバックアップメモリの制
御データは再び確実に初期化される。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1は電子制御装置11によってエンジン1
2の制御を行わせる場合の例を示すもので、エンジン1
2の吸気管13には図示しないアクセルペダルによって
制御されるスロットルバルブ14が設定され、このスロ
ットルバルブ14によってエンジン12に対する吸入空
気量が制御される。
【0009】この吸入空気量はエアフローメータ15で
検出されるものであり、また吸気温センサ16によって
吸入空気温度が検出され、スロットル開度センサ17に
よってスロットルバルブ14の開度、すなわちスロット
ル操作量が検出されるようにしているもので、例えばス
ロットルバルブ14の全閉でアイドル運転状態が検出さ
れる。
【0010】吸気管13のエンジン12に近接した位置
には燃料噴射弁18が設定されるもので、この燃料噴射
弁18には図示しない燃料ポンプから圧送された燃料が
供給され、燃料噴射弁18の開弁時間に対応した量の燃
料がエンジン12内に噴射されるようにしている。
【0011】この様なエンジン12の排気管19には、
排気中の酸素濃度からエンジン12の空燃比の状態を検
出する空燃比センサ20が設けられ、さらにエンジン1
2には冷却水温を検出する水温センサ21、エンジン1
2の回転に同期して駆動されるディストリビュータ22
の例えば30℃A毎の信号に基づいて回転数に対応した
信号を発生する回転数センサ23、さらにディストリビ
ュータ22の1回転毎に信号を発生する気筒判別センサ
24が設けられている。ディストリビュータ22にはイ
グナイタ25からの点火信号が供給されている。
【0012】電子制御装置11は入力ポート31および
出力ポート32を備えるもので、エアフローメータ1
5、吸気温センサ16、スロットル開度センサ17、空
燃比センサ20、水温センサ21、回転数センサ23、
気筒判別センサ24等からの検出信号が、エンジン12
の運転状態検出信号として入力ポート31に入力され
る。
【0013】電子制御装置11は入力ポート31に入力
された検出信号に基づいてエンジン12の運転状態を判
断し、この運転状態に対応した燃料噴射量並びに点火時
期等を演算するもので、この演算動作を行うCPU33
を備える。CPU33の制御用プログラムはROM34
に格納されているものであり、演算データ類はRAM3
5に格納されるようにしている。そして、各種学習デー
タ等はバックアップRAM36に格納されるもので、こ
のハックアップRAM36に対しては、バッテリ電源3
7に直接的に接続される電源回路38から電源を供給
し、他の回路部分にはバッテリ電源37がイグニッショ
ンスイッチ39を介して接続される電源回路40から電
源が与えられるようにする。
【0014】すなわち、この電子制御装置11はイグニ
ッションスイッチ39が投入された状態で作動状態が設
定され、エンジン12の運転状態に対応して制御情報が
算出されるもので、イグニッションスイッチ39がオフ
された状態では、バックアップRAM36に対してのみ
電源が供給され、このバックアップRAM36の格納デ
ータが保持されるようにしている。
【0015】CPU33で演算された制御データは出力
ポート32から出力されるもので、イグナイタ25に点
火指令を出力すると共に、演算された燃料噴射量信号に
基づいて燃料噴射弁18を制御し、運転状態に対応した
量の燃料がエンジン12内に噴射されるようにしてい
る。また、出力ポート32から例えばバックアップRA
M36の異常検出時に異常表示ランプ41に表示指令が
供給されるようにしている。
【0016】この様に構成される電子制御装置11にお
いて、バックアップRAM36のデータ構成は図2に示
されるようになっている。すなわち、制御に使用される
データ52と、この制御データの各ビットを反転した異
常検出用の反転データ53とを1組にして各制御項目毎
に複数個並べて設定されている。
【0017】図3はバックアップRAM36のメモリチ
ェックの処理を示すフローチャートである。以下、この
フローチャートにそって説明する。なお、このルーチン
は、イグニッションスイッチ39投入時にまず実行さ
れ、その後も所定タイミングで実行される。また、図3
中の$**は16進数を示す。
【0018】ステップ100〜103はバックアップR
AM36の異常検出ルーチンである。(なお、実施例で
は図2に示すようにバックアップRAM36の記憶領域
は$C000〜$FFFFとする。)詳しくは、バック
アップRAM36の全記憶領域($C000)につい
て、制御用データRAM(ADD)と反転データRAM
(ADD+1)の反転値とが等しいか否かを判定する。
そして、等しくない場合はバックアップRAM36の異
常と判断してステップ104〜109の初期化ルーチン
へ移行する。
【0019】一方、全記憶領域について制御用データR
AM(ADD)と反転データRAM(ADD+1)の反
転値とが等しい場合は、バックアップRAM36は正常
であるため本処理を終了して通常制御へ移行する。
【0020】次に、ステップ104〜109のバックア
ップRAM36の初期化ルーチンを説明する。ステップ
101でバックアップRAM36の異常が検出された場
合、ステップ104で最終の制御データの反転データR
AM($FFFF)に最終の制御データRAM($FF
FF)と同じ値を書き込む(即ち、バックアップメモリ
36の異常を強制的に作る。)その後、バックアップR
AM36の全記憶領域を初期化する(例えば、図3に示
すように制御用データRAM(ADD)に$80、反転
データRAM(ADD+1)に$7Fを書き込む)。
【0021】したがって、バックアップRAM36の初
期化中に電源が遮断されたとしても、次回の電源投入時
には必ずバックアップRAM36の異常が発生する(最
終に初期化される反転データRAM($FFFF)で異
常となる)ため、確実にバックアップメモリ36の初期
化が可能である。
【0022】
【発明の効果】以上に述べた本発明のバックアップメモ
リを備えた電子制御装置の構成および作用によると、バ
ックアップメモリ異常が発生したときに異常制御データ
が書き込まれ、このデータ書き込み後に初期化手段によ
って最終アドレスが最終に初期化されるように制御デー
タが初期化される。
【0023】これにより、バックアップメモリ初期化中
に電源が遮断されても、次回の電源投入時に上記異常制
御データから強制的に作られる異常によって初期化手段
最終アドレスが最終に初期化されるようにバックアッ
プメモリの制御データを再び初期化する。したがって、
バックアップメモリの初期化を確実に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子制御装置を備えたエンジ
ンのシステム構成図である。
【図2】本実施例のバックアップRAMのデータ格納状
態を示す図である。
【図3】本実施例のバックアップRAMのメモリチェッ
クを示すフローチャートである。
【図4】本発明のブロック構成図を示す。
【符号の説明】
11 電子制御装置 36 バックアップRAM 37 バッテリ電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/16 F02D 45/00 G05B 9/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】制御実行中に更新される制御データを記憶
    し、常時電源が供給され電子制御装置がオフ後も前記制
    御データを保持するバックアップメモリと、 前記バックアップメモリの異常を前記制御データに基づ
    いて検出する異常検出手段と、 前記バックアップメモリの異常時、前記バックアップメ
    モリの最終アドレスに異常制御データを書き込む書き込
    み手段と、 前記異常制御データ書き込み後、前記最終アドレスが最
    終に初期化されるように前記バックアップメモリの制御
    データを初期化する初期化手段とを備えることを特徴と
    するバックアップメモリを備えた電子制御装置。
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DE10122505A1 (de) * 2001-05-10 2002-11-14 Giesecke & Devrient Gmbh Verfahren zum Schützen eines Rechners gegen Manipulation von Registerinhalten und Rechner zum Durchführen des Verfahrens
JP4158918B2 (ja) 2004-10-04 2008-10-01 三菱電機株式会社 電子制御装置
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JP2008232063A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御システム

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