JP2003196163A - 電子制御装置 - Google Patents

電子制御装置

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JP2003196163A
JP2003196163A JP2001398084A JP2001398084A JP2003196163A JP 2003196163 A JP2003196163 A JP 2003196163A JP 2001398084 A JP2001398084 A JP 2001398084A JP 2001398084 A JP2001398084 A JP 2001398084A JP 2003196163 A JP2003196163 A JP 2003196163A
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clrn
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Tetsuo Sawamoto
哲夫 沢本
Seiji Miyamoto
誠司 宮本
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Denso Corp
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/08Error detection or correction by redundancy in data representation, e.g. by using checking codes
    • G06F11/10Adding special bits or symbols to the coded information, e.g. parity check, casting out 9's or 11's
    • G06F11/1008Adding special bits or symbols to the coded information, e.g. parity check, casting out 9's or 11's in individual solid state devices

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】バックアップデータの保証を適正に行い、且つ
メモリサイズを節約すること。 【解決手段】エンジン制御装置10は、CPU11、R
OM12、RAM13、I/O14等を備える。RAM
13にはバックアップRAM13aが設けられており、
バックアップRAM13aのデータはイグニッションス
イッチ1のON/OFFによらず記憶保持される。バッ
クアップRAM13aには領域A1,A2,A3が設け
られており、領域A1に燃料補正係数CLRNが格納さ
れる。燃料補正係数CLRNは浮動小数点型の4バイト
長で定義されている。また、領域A2及びA3には各々
2バイト長で定義されるチェック用データCHK1,C
HK2が格納される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子制御装置に係
り、特にバックアップデータを保証するための技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】バックアップRAM等の保管データ(バ
ックアップデータ)を保証するための技術として、本体
データ以外にチェック用データをバックアップRAMに
保管しておき、本体データとチェック用データとを用い
てバックアップデータの破壊を検出する方法が提案され
ている。その具体的な判定方法としてミラーチェック等
が知られており、ミラーチェックでは本体データの他に
その反転データを持ち、これら両データを対照して正常
値であるかどうかをチェックしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本体データの更新時等
において、本体データとチェック用データとを一度にバ
ックアップRAMに書き込めない場合が考えられる。例
えば32ビットマイコンを用いる場合に本体データが4
バイトデータであれば、本体データとチェック用データ
との書き込みが2度に分けて個別に実施される。つま
り、バックアップRAMに本体データが書き込まれた
後、引き続きチェック用データが書き込まれる。この場
合、本体データの書き込みとチェック用データの書き込
みとの間で電源瞬断が生じると、本体データが正常に更
新されているのにかかわらず、RAM異常として判断さ
れるおそれがあった。
【0004】また、本体データの他にチェック用データ
(ミラーデータ)を2個持ち、本体データの信頼性を向
上させるものがある。具体的には、バックアップRAM
に3つの領域を設けておき、これら各領域へチェック用
データ→本体データ→再度チェック用データの順に書き
込みを実施する。この場合、これらデータ書き込みの途
中で電源が落ちても本体データの正常保持判定が可能で
あった。しかしながら本構成では、メモリ容量を多く必
要とするという問題がある。
【0005】本発明は、上記問題に着目してなされたも
のであって、その目的とするところは、バックアップデ
ータの保証を適正に行い、且つメモリサイズを節約する
ことができる電子制御装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、バックアップ用メモリへの本体データの書き込み時
にそれと同時に該本体データのチェック用データが書き
込まれ、そのチェック用データにより本体データの正常
保持判定が実施される構成となっている。また特に、バ
ックアップ用メモリには、本体データ記憶領域とその記
憶領域よりも小さい2つのチェック用データ記憶領域と
が設けられる。この場合、2つのチェック用データ記憶
領域にチェック用データが各々書き込まれ、本体データ
の正常保持判定が行われるため、バックアップデータ
(本体データ)の保証を適正に行うことができる。ま
た、チェック用データ記憶領域として2つの領域を要す
る場合であっても、メモリサイズが節約できる。
【0007】請求項2に記載の発明では、本体データの
書き込みに際し、(1)チェック用データを一方のチェ
ック用データ記憶領域に書き込む、(2)本体データを
本体データ記憶領域に書き込む、(3)チェック用デー
タを他方のチェック用データ記憶領域に書き込む、とい
う手順で処理を行う。この場合、本体データ及びチェッ
ク用データの書き込み途中に電源が瞬断されても、2つ
のチェック用データ記憶領域のうち少なくとも何れかの
データは本体データと対応したものとなる。それ故、本
体データの正常保持判定を正しく行うことができる。
【0008】請求項3の如くnビットマイクロコンピュ
ータを用い、同時に扱われるべき本体データ及びチェッ
ク用データがnビットよりも大きいデータである場合、
本体データ及びチェック用データの書き込みが個別に行
われる。そのため、電源瞬断によりデータの同時性が損
なわれるおそれが生じるが、かかる場合にも上記の発明
によりデータの同時性を確保しつつ、バックアップデー
タ(本体データ)の保証を適正に行うことができる。
【0009】また、請求項4に記載の発明では、前記本
体データは浮動小数点型データであり、この浮動小数点
型データの1/2サイズのチェック用データを算出し、
そのチェック用データを前記2つのチェック用データ記
憶領域にそれぞれ書き込む。つまり、浮動小数点型デー
タは例えば4バイト(単精度)或いは8バイト(倍精
度)で定義される。故に、本体データ(浮動小数点型デ
ータ)及び2つのチェック用データからなるメモリサイ
ズは本体データの2倍の大きさとなり、実際には8バイ
ト或いは16バイトとなる。この場合、必要となるメモ
リ領域は2のn乗サイズとなり、バックアップ用メモリ
が効率良く使用できるようになる。
【0010】また、請求項5に記載の発明では、本体デ
ータの読み出しに際し、2つのチェック用データの何れ
かと本体データとが整合していれば、本体データをバッ
クアップ用メモリから読み出し、整合していなければデ
フォルト値を読み出す。本構成によれば、バックアップ
用メモリの状態に応じた適切な値が取得できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の電子制御装置を
具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。本実
施の形態では、車両用エンジンの制御を司るエンジン制
御装置に本発明を具体化しており、以下その詳細を説明
する。
【0012】図1にエンジン制御装置10の構成を示
す。エンジン制御装置10は、CPU11、ROM1
2、RAM13、I/O(入出力装置)14等を備えて
おり、それらはイグニッションスイッチ1を経てバッテ
リ2から電源供給される。CPU11は例えば32ビッ
トマイコンにより実現される。RAM13には「バック
アップ用メモリ」としてのバックアップRAM13aが
設けられており、このバックアップRAM13aは直接
バッテリ2から電源供給される。故に、バックアップR
AM13aのデータはイグニッションスイッチ1のON
/OFFによらず記憶保持されるようになっている。
【0013】I/O14には、各種センサ3よりセンサ
検出信号が入力される。例えば、吸入空気量、エンジン
回転数、空燃比等の検出信号が入力される。CPU11
は、これら検出信号に応じて燃料噴射量を算出し、その
算出値に基づいて燃料噴射弁4の駆動を制御する。ま
た、CPU11は、燃料噴射量の学習値である燃料補正
係数CLRNを上記の検出信号に基づいて算出し、その
燃料補正係数CLRNをバックアップRAM13aに格
納する。
【0014】バックアップRAM13aには、「本体デ
ータ」として上記の燃料補正係数CLRN(学習値)が
格納されると共に、その燃料補正係数CLRNより作成
されたチェック用データが格納されるようになってお
り、その構成を図2に示す。図2において、バックアッ
プRAM13aには領域A1,A2,A3が設けられて
おり、「本体データ記憶領域」としての領域A1に燃料
補正係数CLRNが格納される。燃料補正係数CLRN
は浮動小数点型の4バイト長(単精度)で定義されてい
る。また、「チェック用データ記憶領域」としての領域
A2及びA3には各々2バイト長で定義されるチェック
用データCHK1,CHK2が格納される。
【0015】ここで、燃料補正係数CLRNが4バイト
長で定義される場合、CPU11(32ビットマイコ
ン)では、CLRN値及びそのチェック用データをバッ
クアップRAM13aに一度に書き込むことができな
い。そのため、CLRN値及びそのチェック用データは
個別にバックアップRAM13aに書き込まれるように
なっている。
【0016】次に、CPU11により実施される燃料補
正係数CLRNの学習更新手順及び読み出し手順につい
て説明する。図3は、燃料補正係数CLRNの更新手順
を示すフローチャートであり、この処理はCPU11に
より例えば所定時間毎に実施される。
【0017】図3において、先ず所定の学習値更新条件
が成立しているか否かを判別し(ステップ101)、学
習条件が不成立であれば本処理を終了する。また、成立
していれば、CLRN読み出し処理を実行してCLRN
の現在値をバックアップRAM13aから読み出す(ス
テップ102)。その後、吸入空気量やエンジン回転数
等に基づいて燃料補正係数CLRNの更新値を算出し、
所定のレジスタ領域に一時退避させる(ステップ10
3)。
【0018】次に、今回算出した燃料補正係数CLRN
の上位2バイトと下位2バイトとを加算し、その和の下
位2バイトをチェック用データとして算出する。そし
て、そのチェック用データをCHK1としてバックアッ
プRAM13aの領域A2に格納する(ステップ10
4)。次に、一時退避させていた燃料補正係数CLRN
をバックアップRAM13aの領域A1に転送する(ス
テップ105)。最後に、前記算出したチェック用デー
タをCHK2としてバックアップRAM13aの領域A
3に転送する(ステップ106)。上記の一連の処理に
より、前記図2に示すバックアップRAM13aに所定
のデータが順次格納される。
【0019】また、図4は、燃料補正係数CLRNの読
み出し処理を示すフローチャートである。この処理にて
燃料補正係数CLRNの正常保持判定が実施される。図
4において、バックアップRAM13a内の燃料補正係
数CLRNについて上位2バイトと下位2バイトとを加
算し、その下位2バイトをチェック用データCHKaと
して算出する(ステップ201)。次に、CHKaとバ
ックアップRAM13a内のCHK1とを比較し(ステ
ップ202)、これらが一致すれば燃料補正係数CLR
Nを読み出し(ステップ204)、本処理を終了する。
【0020】一致していない場合、CHKaとバックア
ップRAM13a内のCHK2とを比較し(ステップ2
03)、これらが一致すれば燃料補正係数CLRNを読
み出し(ステップ204)、本処理を終了する。一致し
ていなければ、燃料補正係数CLRNが破壊されている
と判断し、燃料補正係数CLRNのデフォルト値を読み
出し(ステップ205)、本処理を終了する。
【0021】上記図3及び図4によれば、燃料補正係数
CLRN及びチェック用データの書き込み途中で電源の
瞬断が生じても燃料補正係数CLRNの正常保持判定が
精度良く実施される。すなわち、仮にCLRN格納直前
(図3のステップ105の直前)で電源瞬断が生じた場
合には、領域A2のCHK1は新データ、領域A1のC
LRN及び領域A3のCHK2は旧データとなるが、図
4の読み出し処理では、CHKa=CHK2が成立し、
燃料補正係数CLRNが正しく読み出される。また、C
LRN格納直後(図3のステップ105の直後)で電源
瞬断が生じた場合、領域A1のCLRN及び領域A2の
CHK1は新データ、領域A3のCHK2は旧データと
なるが、図4の読み出し処理では、CHKa=CHK1
が成立し、燃料補正係数CLRNが正しく読み出され
る。つまり、燃料補正係数CLRNが正常にバックアッ
プされている場合にはそのCLRNが正しく読み出され
る。また、異常と判断された時には、デフォルト値を読
み出すことができる。
【0022】以上詳述した本実施の形態によれば、以下
に示す効果が得られる。バックアップRAM13aにC
LRN記憶用の領域A1とその領域A1よりも小さい2
つの領域A2,A3とを設け、領域A2,A3に各々チ
ェック用データを記憶する構成としたので、バックアッ
プデータの保証を適正に行い、且つメモリサイズを節約
することができる。
【0023】燃料補正係数CLRNの書き込みに際し、
CLRN値の書き込みの前後にチェック用データの書き
込みが2度実施されるため、データ書き込み途中に電源
が瞬断されても、CLRN値の正常保持判定を正しく行
うことができる。
【0024】浮動小数点型データである燃料補正係数C
LRNについてその1/2サイズのチェック用データが
算出されてバックアップRAM13aにそれぞれ書き込
まれるため、CLRN値及び2つのチェック用データか
らなるメモリサイズはCLRN値の2倍の大きさとな
り、実際には8バイトとなる(倍精度の場合は16バイ
ト)。この場合、必要となるメモリ領域は2のn乗サイ
ズとなり、バックアップRAM13aが効率良く使用で
きる。
【0025】また、燃料補正係数CLRNの読み出しに
際し、正常保持判定の結果に応じてバックアップRAM
13a内のCLRN値又はデフォルト値が読み出される
ため、バックアップRAM13aの状態に応じた適切な
値が取得できる。
【0026】なお本発明は、上記以外に次の形態にて具
体化できる。上記実施の形態では、燃料補正係数CLR
Nの上位2バイトと下位2バイトとを加算し、その和の
下位2バイトをチェック用データとしたが、この手法を
変更しても良い。例えば、燃料補正係数CLRNの上位
2バイトと下位2バイトとのXOR(排他的論理和)に
より2バイトのチェック用データを作成し、そのチェッ
ク用データをバックアップRAM13aの2つの領域に
格納する。その他にも、燃料補正係数(本体データ)よ
り小さいチェック用データを作成するのであれば、任意
の作成手法が適用できる。
【0027】バックアップRAM13aに記憶保持され
る本体データとして、上記の燃料補正係数CLRNの
他、スロットル弁の全閉位置学習値等、他の学習値やダ
イアグデータ等を適用することも可能である。また、本
発明の電子制御装置は、自動車用制御装置以外にも適用
できる。
【0028】上記実施の形態では、バックアップ用メモ
リとしてバックアップRAMを用いたが、これに代えて
EEPROM等、電気的に書き換え可能な不揮発性メモ
リを用いることも可能である。この場合にも、本発明の
特徴的な構成を付加することにより、メモリサイズを節
約する等の優れた効果が得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態におけるエンジン制御装置の
概要を示す構成図。
【図2】バックアップRAMの構成を示す図。
【図3】燃料補正係数の更新処理を示すフローチャー
ト。
【図4】燃料補正係数の読み出し処理を示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
10…エンジン制御装置、11…CPU、13a…バッ
クアップRAM、A1〜A3…領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G084 BA13 DA26 EB02 EB06 5B018 GA04 HA03 HA04 HA13 KA22 LA01 NA01 PA01 QA05 QA15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体データをバックアップ用メモリに書き
    込む際にそれと同時に該本体データのチェック用データ
    を書き込み、そのチェック用データにより本体データの
    正常保持判定を実施する電子制御装置において、 前記バックアップ用メモリには、本体データ記憶領域と
    その記憶領域よりも小さい2つのチェック用データ記憶
    領域とを設けたことを特徴とする電子制御装置。
  2. 【請求項2】本体データの書き込みに際し、チェック用
    データを一方のチェック用データ記憶領域に書き込み、
    次に、本体データを本体データ記憶領域に書き込み、次
    に、チェック用データを他方のチェック用データ記憶領
    域に書き込む請求項1記載の電子制御装置。
  3. 【請求項3】nビットマイクロコンピュータを用いる場
    合において、同時に扱われるべき本体データ及びチェッ
    ク用データはnビットよりも大きいデータである請求項
    1又は2記載の電子制御装置。
  4. 【請求項4】前記本体データは浮動小数点型データであ
    り、この浮動小数点型データの1/2サイズのチェック
    用データを算出し、そのチェック用データを前記2つの
    チェック用データ記憶領域にそれぞれ書き込む請求項1
    乃至3の何れかに記載の電子制御装置。
  5. 【請求項5】本体データの読み出しに際し、2つのチェ
    ック用データの何れかと本体データとが整合していれ
    ば、本体データをバックアップ用メモリから読み出し、
    整合していなければデフォルト値を読み出す請求項1乃
    至4の何れかに記載の電子制御装置。
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