JP3177812B2 - 結氷面取水器 - Google Patents
結氷面取水器Info
- Publication number
- JP3177812B2 JP3177812B2 JP16854394A JP16854394A JP3177812B2 JP 3177812 B2 JP3177812 B2 JP 3177812B2 JP 16854394 A JP16854394 A JP 16854394A JP 16854394 A JP16854394 A JP 16854394A JP 3177812 B2 JP3177812 B2 JP 3177812B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- ice
- water intake
- surface water
- freezing surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
本発明は結氷した水面から取水を容易に行うための器具
に関するものである。 (ロ)従来の技術 従来結氷面より取水をする場合はハンマー等を使用して
人力で結氷面に打撃を与え氷に穴を開けるか鋸等切削工
具を使用して氷を切断して穴を開けて行うことが一般的
である。 (ハ)発明が解決しようとする課題 従来の方法は作業者の落水や作業時の氷の破片の飛散に
よる負傷等の危険が多い。また火災消火用の取水の場合
は取水開始までの時間短縮が大きな課題となる。本発明
は結氷面より取水する場合の労力を低減して、安全性を
向上させ取水開始までの時間を短縮することを目的とす
るものである。 (ニ)課題を解決するための手段 水は摂氏4度で比重が最大になり結氷の始まる摂氏0度
では比重が小さくなるので表面から結氷し順次氷の厚さ
を増すかたちで結氷が進行して行く。この性質を利用し
て予め考えられる氷の厚さより深い位置までパイプ等の
密閉性のある容器を貫通させておき、これに結氷時に氷
上に出る部分と結氷しない深さの部分に必要な時に開く
ことのできる開口部を設け内部に空気等を密封して断熱
性を持たせる。 (ホ)作用 取水が必要になった場合は氷上の部分と結氷しない深さ
の部分の開口部を開いて氷上の開口部からホース端や水
中ポンプ等を挿入して結氷しない深さの開口部から取水
を行う。 (ヘ)実施例に基づく説明 図−1に示す結氷面取水器を例として説明をする。底板
により密閉された中空の本体が浮材により水面
(A−A′)に浮き結氷時にもそのままの位置に留ま
る。取水が必要な場合は重錘保持具より保持クサビ
を抜き取り重錘を落下させる。落下した重錘は底板
を打ち抜き水底まで落下する。破壊された底板により
密閉されていた結氷面下の水は本体内に大気圧と釣り
合う水位まで流入する。上蓋を開き開口部より給水ホ
ース端や水中ポンプ等を挿入して結氷面下から取水を行
う。 (ト)発明の効果 この発明に係わる取水器を使用すれば熟達した作業者で
なくても結氷面からの取水を安全かつ迅速に行うことが
できる。
に関するものである。 (ロ)従来の技術 従来結氷面より取水をする場合はハンマー等を使用して
人力で結氷面に打撃を与え氷に穴を開けるか鋸等切削工
具を使用して氷を切断して穴を開けて行うことが一般的
である。 (ハ)発明が解決しようとする課題 従来の方法は作業者の落水や作業時の氷の破片の飛散に
よる負傷等の危険が多い。また火災消火用の取水の場合
は取水開始までの時間短縮が大きな課題となる。本発明
は結氷面より取水する場合の労力を低減して、安全性を
向上させ取水開始までの時間を短縮することを目的とす
るものである。 (ニ)課題を解決するための手段 水は摂氏4度で比重が最大になり結氷の始まる摂氏0度
では比重が小さくなるので表面から結氷し順次氷の厚さ
を増すかたちで結氷が進行して行く。この性質を利用し
て予め考えられる氷の厚さより深い位置までパイプ等の
密閉性のある容器を貫通させておき、これに結氷時に氷
上に出る部分と結氷しない深さの部分に必要な時に開く
ことのできる開口部を設け内部に空気等を密封して断熱
性を持たせる。 (ホ)作用 取水が必要になった場合は氷上の部分と結氷しない深さ
の部分の開口部を開いて氷上の開口部からホース端や水
中ポンプ等を挿入して結氷しない深さの開口部から取水
を行う。 (ヘ)実施例に基づく説明 図−1に示す結氷面取水器を例として説明をする。底板
により密閉された中空の本体が浮材により水面
(A−A′)に浮き結氷時にもそのままの位置に留ま
る。取水が必要な場合は重錘保持具より保持クサビ
を抜き取り重錘を落下させる。落下した重錘は底板
を打ち抜き水底まで落下する。破壊された底板により
密閉されていた結氷面下の水は本体内に大気圧と釣り
合う水位まで流入する。上蓋を開き開口部より給水ホ
ース端や水中ポンプ等を挿入して結氷面下から取水を行
う。 (ト)発明の効果 この発明に係わる取水器を使用すれば熟達した作業者で
なくても結氷面からの取水を安全かつ迅速に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
底板本体浮材重錘保持具保持クサビ重錘上
蓋水面(A−A′)を示す。
蓋水面(A−A′)を示す。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 水面上から結氷しない深さまでの長さをもつ容器で、結
氷時に氷上に出る部分と結氷しない深さの部分に必要に
応じて開口できる開口部を持ち、使用時は結氷しない深
さの部分にある開口部と氷上に出る部分にある開口部を
開き容器内部を通して取水することを特徴とする結氷面
から取水する装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16854394A JP3177812B2 (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 結氷面取水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16854394A JP3177812B2 (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 結氷面取水器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH084059A JPH084059A (ja) | 1996-01-09 |
JP3177812B2 true JP3177812B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=15869969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16854394A Expired - Fee Related JP3177812B2 (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 結氷面取水器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3177812B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT14114U1 (de) * | 2013-09-20 | 2015-04-15 | Mikroelektronik Ges Mit Beschränkter Haftung Ab | Trägerplatte für ein Leistungselektronikmodul |
CN106196602A (zh) * | 2016-07-18 | 2016-12-07 | 宝钢建筑系统集成有限公司 | 一种融雪水箱 |
-
1994
- 1994-06-16 JP JP16854394A patent/JP3177812B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH084059A (ja) | 1996-01-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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