JP2007198042A - 氷柱切断具 - Google Patents

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JP2007198042A JP2006018951A JP2006018951A JP2007198042A JP 2007198042 A JP2007198042 A JP 2007198042A JP 2006018951 A JP2006018951 A JP 2006018951A JP 2006018951 A JP2006018951 A JP 2006018951A JP 2007198042 A JP2007198042 A JP 2007198042A
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Abstract

【課題】建家の軒先から垂れ下がる氷柱を、少ない労力で安全に切除できる氷柱切断具を提供すること。
【解決手段】伸縮自在な柄の先端部に平板状の切断板5を取着して成る雪切り具において、
前記切断板5の縦縁に鋸歯6を配設するとともに、上端部の横縁に抵抗軽減部(傾斜縁7や陥没縁14)を配設する。
また、前記鋸歯6が、切断板5の縦縁に着脱自在に接合される。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般住宅や小屋などの建家の軒先から垂れ下がる氷柱を切り落とす氷柱切断具に関する。
建家の軒先に垂れ下がる氷柱を叩き落としたり、屋根に積もった雪を掻き落とす除雪氷具が実用新案登録第3087399号(特許文献1)に提案されている。該特許文献1に開示された技術は、伸縮自在な第1のロッドに屈曲固定自在に第2のロッドが連接され、この第2のロッドに設けられたプレートの上端の叩き落とし部で氷柱を叩き落としたり、叩き落とし部の先端縁に形成した鋸歯状の部位で滑らないように突き刺して氷柱を叩き落とすものであるから、叩き落とされた氷柱は建家の外壁に向かって飛ばされ窓ガラスを破損したり不用意な損傷を与えるほか、叩き落とすために労力を要するものである。
これに対して、軒先から垂れ下がった氷柱の根元を軒先と平行な面で切断すれば、切断された氷柱はその直下に落下するから建家の外壁を損傷させることもなく、また、鋸歯の切断動作は上下動であるから、切氷に係わる部材の自重も切断に関与してその労力が軽減される。さらに、氷柱の根元は屋根上で凍結した氷板状となって軒先から湾曲状にオーバーハングして垂れ下がりその上面に多量の雪が載積されているから、氷柱の切断時には切断板に雪の抵抗も無視できず、鋸歯の上下動に伴う切断板の上端の雪への突き刺し抵抗を軽減させるように横縁を片流れ状に或いは陥没状に形成することも必要である。
実用新案登録第3087399号
本発明は上記事情に鑑みて、建家の軒先から垂れ下がる氷柱を少ない労力で安全に切断できる氷柱切断具を提供するものである。
本発明の請求項1に記載した氷柱切断具は、伸縮自在な柄の先端部に平板状の切断板を取着して成る雪切り具において、
前記切断板の縦縁に鋸歯を配設するとともに、上端部の横縁に抵抗軽減部を配設して成る。
請求項2に記載した発明は、請求項1記載の氷柱切断具において、
前記鋸歯が切断板の縦縁に着脱自在に接合されて成る。
本発明の氷柱切断具によれば、鋸歯で軒先に平行な状態で氷柱を切断できるから、切断された氷柱は直下に落下して建家の外壁に損傷を与えることも作業者に危険を及ぼすこともなく、切断動作には氷柱切断具の自重も関与する上、切断板の上端部の横縁には抵抗軽減部が配設されるから切断労力も軽減される。切断板の縦縁に鋸歯が着脱自在に接合されたものでは、鋸歯が破損した場合の保全が簡易となり鋸歯の材質の選択ができる。両縦縁に大小の鋸歯を形成したものでは、氷柱の規模に対応して氷柱を切断除去できる。
伸縮自在な柄は、アルミ製のパイプや該パイプに合成樹脂の被膜をコーティングしたものであり、切断板は、直接その縦縁に鋸歯を形成するものでは鉄、ステンレス、超硬合金を鋸歯部に配設したもので提供され、鋸歯を着脱自在に接合する場合では、ポリカーボネートなどの合成樹脂板が選択される。抵抗軽減部としては、鋸歯が何れか一側の縦縁にのみ形成される場合は、他側に向けて下り勾配(片流れ状)の傾斜縁であったり、鋸歯が両縦縁に形成されたものでは、両鋸歯の中間部を凹状に陥没させた陥没縁などである。鋸歯を着脱自在に接合する縦縁とは、鋸歯のないものは勿論のこと、予め所要の鋸歯が一体に形成されたものも含むものである。
本発明を実施例により説明すると、図1に示す氷柱切断具Aは、アルミ製の大径のベースポール1にボルト状のネジストッパー2で伸縮位置が固定されるアルミ製の伸縮ポール3が内嵌されて柄が形成され、伸縮ポール3の先端部に縦長平板状の取付け板4が接合され、この取付け板4に平板状の切断板5が両者の表面が面一になるように接合され、切断板5の一側(左方)の縦縁に鋸歯6が形成され、その上端部の横縁を鋸歯6の一側から他側(右方)に向けて下り勾配の抵抗軽減部としての傾斜縁7として成る。
図2に示した氷柱切断具Bは、切断板5に対して鋸歯6を形成した鋸歯体8が図3に示すように、平面視横向きのU溝9に縦縁を嵌入した状態でビス10で着脱自在に接合されて成る。この場合に鋸歯体8は鋸歯6から後方の表裏面は背面抵抗を少なくするために平面視末細り状のテーパ面11としている。
このほか、鋸歯体8の切断板5に対する接合形態として図4に示すように、相決り状のものも提供される。
図5に示した切断板5は、一側の縦縁にピッチの小なる小鋸歯12が形成され、他側の縦縁にピッチの大なる大鋸歯13が形成され、両者間の上端部の横縁には抵抗軽減部として凹状に陥没させた陥没縁14を形成して成り、この場合も小鋸歯12、大鋸歯13を直接切断板5に形成するのに代えて、仮想線で示すように両縦縁に小鋸歯体15、大鋸歯体16が着脱自在に接合される。
氷柱切断具A乃至Bは、図6に示すように、建家17の軒先18に垂れ下がった氷柱19に対して軒先と平行になるように切断板5の平板面を位置取りし、ベースポール1に対して伸縮ポール3を適宜に伸縮してネジストッパー2で位置決めし、ベースポール1を上下動させて鋸歯6或いは鋸歯体8で氷柱19を切断し、場合によっては氷柱19を形成する氷板の上面に載積された雪20をも切断して軒先18の直下に落下させる。
この切断作業では切断板5の横縁に形成される抵抗軽減部としての傾斜縁7や陥没縁14によって切断進行方向の背面抵抗が軽減されるから労力が軽減される。
鋸歯体8を切断板5に着脱自在に接合する場合には、図3、図4に示すように切断板5の一側の単なる縦縁に接合するものから、図7に示すように鋸歯6を形成した一側の縦縁に歯形の異なる鋸歯6aを配設したものも対象とされる。
本発明の氷柱切断具では、伸縮自在な柄の先端部に平板状の切断板5が取着され、切断板5の縦縁に一体の鋸歯6を設けたり、着脱自在に鋸歯6aを設けるものであるから、アルミ製や合成樹脂製のベースポール1や鉄やステンレス製の切断板5が提供される。
本発明に係る氷柱切断具Aの柄の中間部を省略した正面図。 本発明の氷柱切断具Bの柄の中間部を省略した正面図。 切断板5に対する鋸歯体8の接合形態を示す拡大横断面図。 切断板5に対する鋸歯体8の接合形態を示す拡大横断面図。 切断板5の両縦縁に鋸歯(小鋸歯12、大鋸歯13)を形成した状態の説明用正面図。 氷柱切断具A乃至Bの使用状態の説明図。 他の実施態様における切断板5の正面図。
符号の説明
1:ベースポール
2:ネジストッパー
3:伸縮ポール
4:取付け板
5:切断板
6:鋸歯
7:傾斜縁
8:鋸歯体
9:U溝
10:ビス
11:テーパ面
12:小鋸歯
13:大鋸歯
14:陥没縁
15:小鋸歯体
16:大鋸歯体
17:建家
18:軒先
19:氷柱
20:雪
A乃至B:氷柱切断具

Claims (2)

  1. 伸縮自在な柄の先端部に平板状の切断板を取着して成る雪切り具において、
    前記切断板の縦縁に鋸歯を配設するとともに、上端部の横縁に抵抗軽減部を配設して成る氷柱切断具。
  2. 前記鋸歯が切断板の縦縁に着脱自在に接合されて成る請求項1記載の氷柱切断具。
JP2006018951A 2006-01-27 2006-01-27 氷柱切断具 Pending JP2007198042A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102861728A (zh) * 2012-09-03 2013-01-09 林淑琴 一种冰棱清除器
CN110029785A (zh) * 2019-04-24 2019-07-19 怀宁县三禾保洁服务有限公司 金属屋面除锈翻新、防渗防腐、融雪除冰的装置及方法

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