JP3177811U - 汚染土壌の洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】重金属が多く含まれている土壌を効果的に洗浄することができ、再洗浄を行う必要がなく、さらには洗浄された粒子を、リサイクルし易い大きさに分級することのできる汚染土壌の洗浄装置を提供する。
【解決手段】汚染土壌12を水流により予備的に洗浄し、解泥を行う第1の洗浄部4と、第1の洗浄部4で予備的に洗浄された一次洗浄物に、水を加えて大きさの異なる粒子に機械的に分級する第2の洗浄部と、水を加えて大きさの異なる粒子に機械的に分級する第3の洗浄部とを備える。第1の洗浄部4にはジェットレーター16が具備され、かつ第1の洗浄部4と第2の洗浄部との間には、第1の振動スクリーン20と第2の振動スクリーン22とが具備され、第2の洗浄部には磨砕洗浄処理装置が具備され、第3の洗浄部には第3の振動スクリーンが具備されている。
【選択図】図1

Description

本考案は重金属が堆積した土壌を効率的に洗浄することを可能とする汚染土壌の洗浄装置に関する。
例えば、長年操業してきた工場が閉鎖に至るような場合には、沈殿槽や工場跡地を健全な状態に戻す必要がある。
このような場合は沈殿槽内の汚泥や工場跡地の掘削残土を洗浄し、土砂から重金属を分離しなければならない。
従来、汚染土壌の洗浄では、磨砕洗浄処理装置が用いられる場合、一台で洗浄していた。この磨砕洗浄処理装置の概略は、鋼製円筒体の内部に大歯車を収容したもので、大歯車を回転させながら加水し、そこに汚染土壌を連続的に投入することにより、流動性が高められた汚染土壌に対して機械力な力を加え、回転歯によるすりもみ効果により、汚染土壌表面に付着した重金属類の汚染物質を強制的に落としている。
従来は、このような磨砕洗浄処理装置に汚染土壌を連続的に投入することにより、被洗浄物の粒子をそろえながら一度限りの洗浄を行っていた。また、洗浄後の粒子は、脱水処理装置で水と分離され、リサイクルされていた。
しかしながら、これでは十分な洗浄を行うことができず、場合によっては再洗浄が必要になっていた。
また、洗浄後の粒子の大きさがばらばらで、リサイクル使用が困難であった。
本考案は、このような実情に鑑み、例えば重金属が多く含まれている土壌を効果的に洗浄することができ、従来のように再洗浄を行う必要もなく、さらには洗浄された粒子を、リサイクルし易い大きさに分級することのできる汚染土壌の洗浄装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本考案に係る汚染土壌の洗浄装置は、
汚染土壌を水流により予備的に洗浄し、解泥を行う第1の洗浄部と、
前記第1の洗浄部で予備的に洗浄された一次洗浄物に、水を加えて大きさの異なる粒子に機械的に分級する第2の洗浄部と、
前記第2の洗浄部で洗浄された二次洗浄物に、水を加えて大きさの異なる粒子に機械的に分級する第3の洗浄部と、を備えた汚染土壌の洗浄装置であって、
前記第1の洗浄部にはジェットレーターが具備され、かつ前記第1の洗浄部と前記第2の洗浄部との間には、第1の振動スクリーンと第2の振動スクリーンとが具備され、
前記第2の洗浄部には磨砕洗浄処理装置が具備され、
前記第3の洗浄部には第3の振動スクリーンが具備され、
前記第1の振動スクリーンより前記第2の振動スクリーンの方が篩の目が細かく、前記第2の振動スクリーンより前記第3の振動スクリーンの方が篩の目が細かいことを特徴としている。
本考案に係る汚染土壌の洗浄装置では、様々な大きさの粒子に重金属が付着している場合であっても、第1の洗浄部と第2の洗浄部と第3の洗浄部とで洗浄を行うことにより、効果的に重金属を落とすことができる。また、粒子の分級が行われることにより、粒子の再使用が容易である。
ここで、本考案では、前記第1の振動スクリーンが45mm〜55mmのメッシュ、
前記第2の振動スクリーンが3mm〜7mmのメッシュ、
前記第3の振動スクリーンが0.5mm〜1.5mmのメッシュであることが好ましい。
このような大きさのメッシュに規定されていれば、洗浄後の粒子を再利用し易い。
本考案によれば、汚染土壌を洗浄するにあたり、3段階の洗浄を採用したため、洗浄効率の向上化を図ることができる。
しかも、第1の洗浄部では、ジェットレーターにより、強力に解泥されるので、大径の粒子であっても小径の粒子とすることができる。したがって、汚染土壌に含まれる重金属を無理なく洗浄することができる。
また、第2の洗浄部で本洗浄を行い、その後の第3の洗浄部で仕上げ洗浄を行うことにより、どのような大きさの粒子であっても、汚染された土壌を健全な土壌に戻すことができる。
さらに、第1の振動スクリーンより第2の振動スクリーンの方が篩の目が細かく、さらに、第2の振動スクリーンより第3の振動スクリーンの方が篩の目が細かいので、粒径の違いで分級することができる。したがって、粒子を再利用する場合などに便利である
図1は本考案に係る汚染土壌の洗浄装置の第1の洗浄部を示した説明図である。 図2は第2の洗浄部を示した概略説明図である。 図3は第3の洗浄部を示した概略説明図である。
以下、図面に示した実施例を参照しながら本考案について説明する。
本考案に係る汚染土壌の洗浄装置は、例えば、沈殿槽内の汚泥や工場跡地の堀削残土など、重金属を多く含んだ汚染土壌を健全な土壌に戻すのに好適な洗浄装置であり、第1の洗浄部と第2の洗浄部と第3の洗浄部とを有している。
第1の洗浄部では予備的な洗浄を行い、第2の洗浄部では本洗浄を行い、第3の洗浄部では仕上げ洗浄を行う。
以下、具体的に説明する。
図1は第1の洗浄部4とその周辺を示す概略図である。
第1の洗浄部4では、先ず、図示しない受入槽に収容された工場跡地などの汚染土壌12が、大型重機であるバックホー14などを介して処理槽10に貯留される。
処理槽10には、ポンプ11の他に、水中ポンプのジェット流に空気を混合させて噴射させ、これにより槽内の流体を強力に撹拌するジェットレーター16が複数台、具備されている。このような処理槽10には、洗浄水槽9から洗浄用の水が供給され、水が満たされた状態でジェットレーター16から圧縮空気が噴出されることにより、汚染土壌12が解泥される。このとき、バックホー14で撹拌しても良い。このようにして処理槽10において予備洗浄が行われる。
一方、この処理槽10内で解泥された粒子は、ポンプ11を介してホッパー18に搬送される。ホッパー18の下部には第1の振動スクリーン20と、第2の振動スクリーン22とが収容されている。第1の振動スクリーン20の目は、第2の振動スクリーン22の目より大きい。したがって、第1の振動スクリーンの目を例えば50mmメッシュに規定することにより、50mm以上の大粒子24が、第1の振動スクリーン20により篩い出される。また第2の振動スクリーン22は、第1の振動スクリーン20の目より小さい。したがって、第2の振動スクリーン22の目を、例えば5mmメッシュに規定することにより、約5〜50mmの中粒子26が第2の振動スクリーン22から篩い出される。
そして、5mm以下の粒子は、ホッパー18の下方に配置された第一フィードサンプ28に供給される。なお、汚染土壌中の鉄屑30などは、第2の振動スクリーン22に設けられた磁選機32により選別される。
図2は第2の洗浄部33の概略を示したものである。第2の洗浄部33では、予備洗浄された一次洗浄物が、第一フィードサンプ28から高速サイクロン34に供給される。すなわち、高速サイクロン34には、高含水率の泥状の処理物すなわち主として5mm以下の粒子が供給されてくる。高速サイクロン34では、粒子と水分とが分離される。そして水分が分離された5mm以下の粒子が磨砕洗浄処理装置36に供給される。一方、高速サイクロン34で分離された水分は、再び第一フィードサンプ28に戻される。
この磨砕洗浄処理装置36は、従来から使用されている公知のもので、例えば、新六精機株式会社から、「ハリケーン」と称される商品名で市場に提供されている。
磨砕洗浄処理装置36は、大型円筒体36aの一方の端部に入口37が設けられている。磨砕洗浄処理装置36の大型円筒体36aの内部には、軸35と一体的に回転する回転歯車38が軸方向に連続的に並設されており、軸35がモータにより回転することにより、この回転歯車38と大型円筒体36aの断面楔状の内周壁との間で、高速サイクロン34から送られてきた粒子が擦りつぶされる。なお磨砕洗浄処理装置36の入口37には、ポンプなどを介して洗浄水槽9から水が連続的に加えられている。
このような磨砕洗浄処理装置36においては、回転歯車38の回転に伴って、角ばった粒子がつぶされ、結果として、粒子が丸く整粒される。
そして、角が丸められた5mm以下の粒子は、磨砕洗浄処理装置36において本洗浄される。その後、本洗浄された主に5mm以下の粒子は、第二フィードサンプ39から高速サイクロン40に供給される。この高速サイクロン40では、さらに粒子と水とが分離され、微粒子を含む水は、第二フィードサンプ39を介して沈砂槽41に供給される。
高速サイクロン40により水分が除去された二次洗浄物は、図3に示したように、第3の洗浄部50に供給される。すなわち、第3の振動スクリーン43を備えたホッパー31に供給される。この第3の振動スクリーン43は、上記した第2の振動スクリーン22の目より細かい。例えば、1mmメッシュに規定されている。そして、清水槽52よりこの第3の振動スクリーン43に加水洗浄され、約1mm〜5mm以下の小粒子45が篩い分けられる。
一方、ホッパー31を通過した粒子は、再度第二フィードポンプ39に戻される。
このように、本実施例による粒子の選別は、大粒子24と中粒子26と小粒子45とに分級することができる。しかも、予備洗浄から本洗浄、さらには仕上げ洗浄が行われることにより、これまでは、細かい粒子に付着して洗浄が困難であった重金属も洗浄することが可能となった。
以上、本考案について説明したが、本考案は上記実施例に何ら限定されない。例えば、汚染土壌は工場跡地の土に限定されず、沈殿槽内部の堆積物などにも有効である。そして、粒子から分離された洗浄水は、図示されている以外であっても再使用することができ、また、大、中、小と大きさの異なる粒子も、埋め戻し用、あるいは骨材として再利用することが可能である。
4 第1の洗浄部(予備洗浄)
10 処理槽
12 汚染土壌
16 ジェットレーター
18 ホッパー
20 第1の振動スクリーン
22 第2の振動スクリーン
24 大粒子
26 中粒子
28 第一フィードサンプ
33 第2の洗浄部
36 磨砕洗浄処理装置
39 第二フィードサンプ
40 高速サイクロン
43 第3の振動スクリーン
50 第3の洗浄部
52 清水槽

Claims (2)

  1. 汚染土壌を水流により予備的に洗浄し、解泥を行う第1の洗浄部と、
    前記第1の洗浄部で予備的に洗浄された一次洗浄物に、水を加えて大きさの異なる粒子に機械的に分級する第2の洗浄部と、
    前記第2の洗浄部で洗浄された二次洗浄物に、水を加えて大きさの異なる粒子に機械的に分級する第3の洗浄部と、を備えた汚染土壌の洗浄装置であって、
    前記第1の洗浄部にはジェットレーターが具備され、かつ前記第1の洗浄部と前記第2の洗浄部との間には、第1の振動スクリーンと第2の振動スクリーンとが具備され、
    前記第2の洗浄部には磨砕洗浄処理装置が具備され、
    前記第3の洗浄部には第3の振動スクリーンが具備され、
    前記第1の振動スクリーンより前記第2の振動スクリーンの方が篩の目が細かく、前記第2の振動スクリーンより前記第3の振動スクリーンの方が篩の目が細かいことを特徴とする汚染土壌の洗浄装置。
  2. 前記第1の振動スクリーンが45mm〜55mmのメッシュ、
    前記第2の振動スクリーンが3mm〜7mmのメッシュ、
    前記第3の振動スクリーンが0.5mm〜1.5mmメッシュであることを特徴とする請求項1に記載の汚染土壌の洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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