JP3177716U - 型枠締付け金物 - Google Patents

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Abstract

【課題】高価な樹脂モルタルの使用量を減らし、二度に分けて詰める必要がない型枠締付金物を提供する。
【解決手段】本体部分の抜き勾配が0〜5/100までで、且つ、セパレータと螺合する端部の外径がセパレータに施された螺施加工部の外径より4〜12mmだけ大きい。
【選択図】図4

Description

土木建造物や一般建築物を鉄筋コンクリート造とする場合、必ず型枠を要し該型枠を所定の寸法に保持すべくセパレータの両端部には様々な型枠締付け金物が使用されている。本発明は型枠締付け金物の中の特に通称、木コン、鉄コン、Pコンなどと称されている型枠を内側から即ち配筋した側から締付ける金物に関する。
上述の締付け金物のうち木コンや鉄コンは近年ほとんど使用されていない。その理由は木コンにおいては主として耐久性、鉄コンにおいては主として重量による作業性にそれぞれ問題があったからである。即ち近年はPコンと称される外殻が硬質プラスチックでできていてその内部にセパレータや通称ホンタイと称せられる外部締付け金物と螺合する鉄製の螺旋加工部材を取り付けたものが耐久性及び重量の問題を解決して主流となっている。
上述の型枠締付け金物は、その種類に関係なく躯体コンクリートが固化した後に撤去され撤去により躯体コンクリート外面に生じる空孔は樹脂モルタルを詰めて防水、防錆処理される。
該撤去を容易にする目的でこれらの型枠締付け金物は外面に向かって拡がる少なからぬ抜き勾配を有しており、その結果前述の空孔の容積も大きく、高価な樹脂モルタルを大量に使用している。また外面部の孔径が大きいことで樹脂モルタルを一度で詰めるとダレて流れ出てしまうため一度目の固化を待って二度に分けて詰めるという煩雑な作業を強いられている。
以上の問題は、鉄筋のかぶりが大きくなればなるほど即ちこれに伴って深くなる空孔の深さが深くなるほど顕著である。
本考案者は鋭意研究した結果、撤去後の空孔の容積が極めて小さい、したがって高価な樹脂モルタルの使用量を減らし、かつ上述のように二度に分けて詰める必要のないPコンに代わる型枠締付け金物を開発することに成功した。
本考案者は上述の二つの課題を解決するべく、近年ほとんど使われなくなった鉄コンに再度注目し度重なる思考と実験を繰り返した結果、型枠締付け金物の抜き勾配に関する従来の概念に誤りのあることを見出した。即ち実験の結果、該抜き勾配は極めて小さくてもあるいは全くなくても該型枠締付け金物の形状が外圧や外力によって変形さえしなければ容易に撤去できるということを見出したのである。本考案者はこの観点において鉄コンに注目した。
以下、本考案による型枠締付け金物を図に従い、詳しく説明する。
図1(a)は本体部において若干の抜き勾配;θを有する場合の本考案による型枠締付け金物の軸方向断面図である。ここで符号1は本体部分、符号2はセパレータの端部螺旋加工部と螺合する部分、符号3は型枠の内側と接する部分であり、前述の外部締付け金物であるホンタイを締め込んだときに、その圧力で型枠が凹まないように面圧を小さくするために鍔状になっている。符号4はコンクリートが固化した後、該金物を螺脱撤去するための六角ナット加工部である。符号5は上述ホンタイと螺合する部分である。図1(b)は同じく(a)の正面図である。
図2(c)は図1(a)における抜き勾配がない場合の本考案による型枠締付け金物の軸方向断面図である。図2(d)は同じく(c)の正面図である。
図3(e)は符号5のような雄螺旋加工部はなく、通称軸足と称する別途の螺旋を使用する場合の本体部おいて若干の抜き勾配;θを有する本考案による型枠締付け金物の軸方向断面図である。ここで符号6は、上述の軸足と螺合する部分である。符号7はコンクリートが固化した後、該金物を螺脱撤去するためのピン穴加工部である。図3(f)は同じく(e)の正面図である。
図4(g)は図3(e)における抜き勾配がない場合の本考案による型枠締付け金物の軸方向断面図である。図4(h)は同じく(g)の正面図である。
上述のごとくに加工されたPコンに代わる本考案による型枠締付け金物を使用すれば該金物撤去後の空孔の容積を1/2〜1/3に減じることができるので防水、防錆処理のために使用される高価な樹脂モルタルの費用を大幅に削減することができる。また該金物の本体部の外径は抜き勾配を含めても該金物の螺旋加工部の径より若干大きい程度でPコンに比べて極めて細いので空孔に詰める樹脂モルタルのダレがなく、一度の注入で防水、防錆処理が完了する。
また製品の重量においては、従来の鉄コンの1/3〜1/4でほぼPコンと同じであり、持ち運びの負担が増えるということはない。
抜き勾配を有する本考案による型枠締付け金物の断面図と正面図 抜き勾配のない本考案による型枠締付け金物の断面図と正面図 軸足用で抜き勾配を有する本考案による型枠締付け金物の断面図と正面図 軸足用で抜き勾配のない本考案による型枠締付け金物の断面図と正面図
図1、図2、図3、図4の何れの場合もセパレータと螺合する螺旋部の寸法はセパレータの螺旋規格に合わせて5/16、3/8、1/2の3種類を提供できる。また該螺旋部の深さは一般的な規格となっている15mmである。したがってセパレータの加工寸法も従来のPコンなどと同じ方法で行えばよい。またセパレータ側の端部から符号3の鍔の型枠接触面までの長さから15mmを引いた数値がかぶりになるのも従来と同じである。これらの図のうち図3及び図4は軸足を使用する場合の型枠締付け金物であるが、この部分の螺旋径も軸足の規格に合わせて加工されており上述の3種類を提供できる。
本考案による鋼製の型枠締付け金物は、同じ使用規格においてPコンと同じ重量であり、したがって持ち運びの負担は変わらないが、該金物を固化後の躯体コンクリートから撤去した後の防水、防錆処理において著しい効果を発揮する。
即ち前述のごとく高価な樹脂モルタルの使用量を大幅に削減できるだけでなく、該金物撤去後の空孔充填作業で二度手間とならない等、当該業界において大いに貢献できるものである。
1,本体部
2,セパレータと螺合する螺旋加工部
3,型枠と接する鍔部
4,六角ナット加工部
5,ホンタイと螺合する螺旋部
6,軸足と螺合する螺旋加工部
7,螺脱用ピン穴

Claims (1)

  1. 型枠締付け金物であって該本体部分の抜き勾配が0〜5/100までで且つセパレータと螺合する端部の外径が該セパレータに施された螺旋加工部の外径より4〜12mmだけ大きい鉄製の金物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016153592A (ja) * 2015-02-13 2016-08-25 兆奇 胡 コンクリート型枠用保持具及びこれを用いたコンクリート壁体の構築方法

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