JP3176722U - 鋼製型枠用セパレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】鋼製型枠の解体方法に対応できるジョイント構造に用いる鋼製型枠用セパレータを提供する。
【解決手段】セパレータの軸体1端部のネジ部6と螺合して型枠8の位置決めを成すとともにネジの内径がセパレータ軸体1の切除部分の軸径より若干大きく切削加工されていることでねじり破断後の該切除部分を固化後の躯体コンクリートから容易に引き抜き撤去できる様にしたことを特徴とする正面形状が三角形から六角形までの多角形を成す板状のナット9を備える。
【選択図】図2

Description

大型のケーソンやカルパートなどを鉄筋コンクリートで造る場合、その型枠は鋼製のものを使うのが一般的である。該鋼製型枠は生コン打設時の側圧による型枠の変形を防止するため及び該型枠の内寸を確保するためにセパレータと呼ばれる概ね軸体の支保材を使用する。
該セパレータには、その用途に応じて様々な様式、形状、材質のものがあり、特に型枠を挟んで外側固定具(通称;ホンタイ)とのジョイント部においてそれぞれの特徴を有し使い分けられており、それは型枠の解体方法及び躯体鉄筋のかぶりと密接に関係している。本発明は該セパレータに関する。
ケーソンやカルパートは所謂土木の建造物であり、したがってコンクリートのかぶりは一般建築物におけるかぶりよりかなり大きく規定されている。それはセパレータの軸体の埋設される部分が深いということであり、上述ジョイント部の型枠内側部分の長さが長くなるということである。
現在流通している該ジョイント部にはPコンと呼ばれている外部が円錐台形の樹脂製で内部に用途に応じた様式の鋼製ネジ加工体を有しているものや薄鋼板をカップ状にプレス加工したものを有して型枠内側にかぶりに応じたセパレータの軸体切除部を摺動切断するための空間を設けたものや型枠とのジョイント部内側に位置決め用座金のみを配してセパレータの軸体のかぶり部分に切除用凹部を設けて軸体切除部を捻り切るものなどがある。いずれの場合も型枠の解体とこれに続くセパレータのジョイント部の撤去によりコンクリート外面に生じる空孔は樹脂モルタルを充填して塞がれ防水処理される。
上述の防水用樹脂モルタルは非常に高価なものなのでセパレータのジョイント部の撤去によりコンクリート外面に生じる空孔は可能な限り小さい方が望ましい。その意味で上述の3例のセパレータの中では軸体切除部を捻り切る方式のものが作る空孔は正に切除する軸体の容積だけなのでこれが最も防水用樹脂モルタルの使用量が少なくて済み経済的である。
しかしながら現在流通しているこの方式のセパレータはその構造上鋼製型枠には使用できないという問題をかかえている。
コンクリート固化後の鋼製型枠の解体は作業性の観点から型枠ユニットを連結したままクレーンで吊り上げて行われるので型枠の外側固定具(通称;ホンタイ)と螺合する上述セパレータのジョイント部の多数のネジが型枠の外側に出ているとこの作業ができなくなるのである。
即ち、型枠を吊り上げる時点ではセパレータの該ネジ部は撤去されていなければならない。
ところが上述の軸体を捻り切る方式のセパレータの場合、型枠固定座金は型枠を挟んで上述ホンタイを螺着させたときこれが後退しないようセパレータの軸体に施された位置決め用凸部で止まっており、したがって仮に該セパレータの軸体切除部を捻じ切っても該凸が固定座金に当って型枠から引き抜けずホンタイと螺合するセパレータの軸体切除部のネジ部は型枠から突出したままであり、型枠ユニットを連結した状態での解体はできない。
本考案者は鋭意研究した結果、上述の軸体切除部捻り切り方式のセパレータにおいて鋼製型枠の解体方法に対応できるジョイント構造を開発することに成功した。
以下、本考案による該セパレータのジョイント構造を図に従い、詳しく説明する。
図1は従来の軸体切除部捻り切り方式のセパレータを鋼製型枠に取り付けたときの断面図である。ここで符号1は該セパレータの軸体でコンクリートに埋設される部分、符号2は同じく切除部の軸体で切除用凹部3にて捻り切られ、通常はホンタイ7、型枠8、軸体2の順で何の障害もなく解体撤去されるが、前述のように鋼製型枠ユニットを連結したまま吊り上げて解体しようとすれば軸体2のネジ部6が型枠8より突出しているため吊り上げることはできない。
したがって軸体2を型枠8の吊り上げ作業前に引き抜き撤去する必要があるが、切除用凹部3で切断されているにも拘らず位置決め用凸部4が型枠の内側に配された固定座金5に当っているためこれを引き抜くことができない。
図2は本考案によるジョイント部の断面図である。ここで符号9は軸体2のネジ部6に螺合するネジ加工された板状ナットでありネジ部6の内方位の端部にセットされる。該端部の拡大断面図を図3に示す。この図のようにセパレータのネジ加工は鋼線を転造して行われるのでネジ山10は素材の鋼線径より高く、逆にネジ谷11は低くなる。したがって板状ナット9のネジ山が通常の形状では切除軸体2を引き抜けないので該ネジ山を符号12のごとく削り素材の鋼線径より若干拡げることで切除軸体2の撤去とホンタイ7を螺着させたときの位置決め用固定座金としての役割との両方を同時に成し得るのである。図4は切除軸体2の引き抜き開始直後の図である。
ホンタイ7を螺脱した後、以上の要領で切除軸体2を引き抜き撤去してやれば連結した鋼製型枠ユニットを吊り上げるときには何らの障害もなく、容易に型枠が解体されるのである。
上述のごとく軸体切除部を捻り切る方式のセパレータにおいて固定座金5の代わりに符号9のごときの板状ナットを用いれば鋼製型枠ユニットを連結したまま吊り上げ解体するような大型の土木構造物の型枠にも該セパレータを使用でき、かぶりを大きく取る土木工事における高価な樹脂モルタルの節約による経済的効果は著しいと考えられる。
従来のセパレータの取付け断面図 本考案によるセパレータの取付け断面図 本考案による板状ナットのネジ部の拡大図 本考案による切除軸体の引き抜き開始直後の拡大図
切除軸体2の端部ネジ加工を固定座金5の所定位置まで延長し、該ネジ加工部6の内方位端部に固定座金5に変わるネジ山の径をセパレータの素材鋼線径より若干大きくなるまで切削加工した板状ナット9をセットし、該板状ナット9とホンタイ7の間に鋼製型枠を配してホンタイ7を螺着することでセパレータと型枠が固定される。
また板状ナット9の正面形状は、切除軸体2を捻り切る際に板状ナット9がその捻りの回転に追従して回転してしまうといつまでも切除軸体2から分離できず結局これを引き抜けないので躯体コンクリートが固化したときにはこれが回転しないよう三角形から六角形までの何れかの多角形とする必要がある。
壁厚600mmの擁壁を想定して本考案によるセパレータを試作した。加工の内訳はまず軸体の端部にして外側固定具であるホンタイ7との螺合部6のネジ径は3/8インチ、型枠内面から切除用凹部3までの長さは躯体鉄筋のかぶりを想定して100mm、また板状ナット9については板厚3mmで一辺30mmの四角形とした。
上述のセパレータ4本を縦600mm、横1000mm、幅600mmの鋼製型枠に設置し打設した。打設後7日目にこれを解体すべく専用工具を用いて切除軸体2を捻り切り引き抜いたが、何の障害もなく処理することができた。
本考案によるセパレータはまず鋼製型枠とのジョイント部分の構造が前述のPコンから成るものや薄鋼板のカップから成るものより簡単で製造コストが安く、なによりも防水処理のために使われる高価な樹脂モルタルの使用量が極めて少なくて済むので大幅なコストダウンが望め当該産業分野に貢献する可能性は非常に大きいと考える。
1,軸体
2,切除部分の軸体
3,切除用凹部
4,位置決め用凸部
5,固定座金
6,切除部分の軸体のネジ部
7,外側固定具(通称;ホンタイ)
8,型枠
9,板状ナット
10,ネジ山
11,ネジ谷
12,板状ナットのネジ山

Claims (2)

  1. 型枠用セパレータであって型枠の位置決めと該セパレータの切除軸体の撤去を容易にする板状ナットを有することを特徴とするセパレータ。
  2. 請求項1のセパレータに備えられた板状ナットであって該ネジ山径が切除軸体の線径より若干大きく切削加工されていることを特徴とする正面形状が三角形から六角形までの多角形を成す板状ナット。
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