JP5911371B2 - 形材の製造方法 - Google Patents

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本発明は、ねじり加工を施した形材の製造方法に関する。
従来、上下左右対称な断面形状の中空形材について、中空部に砂等を詰めたものをねじる技術はあった。しかし、突条があったり、扁平な中空形状でも中空部がつぶれることなく容易で安価にねじる技術はなく、その技術が求められていた。
本発明は以上に述べた実情に鑑み、突条があったり、扁平な中空形状であっても、中空部がつぶれることなく容易に安価にねじることのできる形材の製造方法の提供を目的とする。
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明による形材の製造方法は、断面外周が前後左右の平面を有する非円形で、内周が略円形である中空部を有し、中空部の中心が形材の断面中心と一致している形材を準備する工程と、形材の長手方向の一部を、中空部の中心を軸としてねじる工程とを有することを特徴とする。中空部の内周の形状は、真円の他、円に近い多角形(例えば、八角形)や多少楕円形であってもよい。
請求項1記載の発明による形材の製造方法は、断面外周が前後左右の平面を有する非円形で、内周が略円形である中空部を有し、中空部の中心が形材の断面中心と一致している形材を準備する工程と、形材の長手方向の一部を、中空部の中心を軸としてねじる工程とを有することで、突条があったり、扁平な中空形状であっても、中空部がつぶれることなく容易にねじることができる
本発明の第1実施形態に係る形材の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る形材の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る形材の断面図である。 形材をねじり加工するときの様子を示す図であって、(a)はねじる前の状態、(b)はねじった後の状態を示す。 本発明のねじり加工を施した形材の使用状態の例であって、機能ポールに用いた場合を示す図である。 角パイプと第1実施形態の形材についてねじり加工を行ったときの断面の比較を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る形材1の断面形状を示している。本形材1はアルミニウム合金の押出形材であって、その断面形状は外形が正方形であって、内部に内周が円形の中空部2を有している。中空部2の中心Oは形材1の断面中心と一致している。本形材1は、中空部2の中心Oを軸としてねじり加工を行って製品にする。
ねじり加工の手順について説明すると、図4(a)に示すように、形材1のねじれを付与する部分の両側を二分割された木型5a,5bで挟み込むようにして保持し、両側の木型5a,5bをねじり加工機の把持部(図示省略)に把持する。次に、図4(b)に示すように、一方の木型5a,5bを固定し、他方の木型5a,5bを形材1の中空部2の中心Oを軸として回転させる。その後、把持部の把持を解除し、木型5a,5bを取外せば、中間部が所定の角度ねじれた形材1が得られる。形材1のねじり加工は、専用のねじり加工機を用いて行ってもよいが、アルミ押出形材の製造工場の既存の設備であるねじれ矯正機を用いて行うこともできる。
本形材1は、上述のように断面の中心に内周が円形の中空部2を有し、中空部2の中心Oを軸としてねじることで、中空部2がつぶれることなくきれいにねじれる。中空部2に砂等を詰める必要がないため、砂等の費用が不要になると共に、砂等を詰めたり抜いたりする手間がかからなくなるため、ねじれた形材1を安価に提供することが可能になる。
このように中空部2の内周を円形とした場合に、中空部2に砂等を詰めなくても中空部2がつぶれずにきれいにねじれる理由について考察する。
図6(a)に示すように、角パイプ90を中心Oを軸としてねじったときには、内部にはせん断応力による座屈が生じ、周囲の壁がつぶれ変形する。
一方、図6(b)に示すように、外形が四角形で中空部2の内周が円形の形材1(第1実施形態)を中空部2の中心Oを軸としてねじったときには、中空部2の内周が円形であることから、横断面上は単純せん断の状態であり、せん断応力のみ生じ、半径線OAは回転変位を行うだけなので、中心軸方向へのつぶれ変形が抑えられ、また、各辺の中心からコーナー部へかけての肉厚が厚くなっていることで(図中の点線で囲った部分)、座屈変形を抑えることができるため、中空部2がつぶれずにきれいにねじれるのだと考えられる。
図2は、本発明の第2実施形態に係る形材1の断面形状を示している。本形材1はアルミニウム合金の押出形材であって、中央部に内周が円形の中空部2を有し、中空部2の左右両側に一対のフィン3,3よりなる開口部4を有し、全体として扁平なH型の断面となっている。中空部2の中心Oは形材1の断面中心と一致している。本形材1は、中空部2の中心Oを軸としてねじり加工を行って製品にする。
本実施形態の形材1も、第1実施形態の形材1と同様に、断面の中心に内周が円形の中空部2を有し、中空部2の中心Oを軸としてねじることで、中空部2に砂等を詰めなくても中空部2がつぶれることなくきれいにねじることができる。
図5は、第2実施形態の形材1の使用状態の一例であって、住宅の玄関前のアプローチ等に設置される機能ポール6に適用したものである。本機能ポール6は、中間部が約45°ねじれており、ねじれた部分の下側に郵便受け7を取付け、ねじれた部分の上側にインターホン8と表札9を取付けている。
このように第2実施形態の形材1は、中空部2の両側にフィン3があることで、フィン3によりねじれが強調され、意匠性が向上する。また機能ポール6は、下部を地中に埋設して施工するが、フィン3があることでフィン3の無いものと比較して安定性が高くなる。さらに、フィン3の部分を表札9等を取付ける下地として利用することができ、形材1の用途が広がる。
図3は、本発明の第3実施形態に係る形材1の断面形状を示している。本形材はアルミニウム合金の押出形材であって、中央部に内周が円形の中空部2を有し、中空部2の左右両側及び上下両側に一対のフィン3,3よりなる開口部4を有し、全体として井桁状の断面となっている。中空部2の中心Oは形材1の断面中心と一致している。本形材1は、中空部2の中心Oを軸としてねじり加工を行って製品にする。
本実施形態の形材1は、第1・第2実施形態と同様に、断面の中心に内周が円形の中空部2を有していることで、中空部2に砂等を詰めなくても中空部2がつぶれることなくきれいにねじることができる。また、第2実施形態のものと同様に、周囲にフィン3を有しているため、フィン3によりねじれが強調されて意匠性が向上する。さらに、フィン3があることで形材1を地中に埋め込んで立設する場合に、安定性が高くなる。また、フィン3の部分を種々の部品を取付けるための下地として利用でき、形材の用途が広がる。
以上に述べたように本発明の形材1は、中央部に内周が円形の中空部2が設けてあり、中空部2の中心Oを軸としてねじることにより、フィン3があったり、扁平な中空形状であっても、中空部2がつぶれることなく容易に安価にねじることができる。
本発明は以上に述べた実施形態に限定されない。形材は、断面の中心に内周が略円形の中空部を有していればよく、形材の断面外周の形状は円形以外の形状であればよく、実施形態のような四角形、H型、井桁状のものに限らず、様々な形状とすることができる。中空部の内周の形状は、真円の他、円に近い多角形(例えば、八角形)や多少楕円形であってもよい。ねじる角度は任意であり、90°以上ねじったものでもよい。材質は、アルミに限らず、例えばマグネシウム合金等であってもよい。本発明の形材の用途は、特に限定されるものではなく、様々な分野に用いることができる。
1 形材
2 中空部
3 フィン
4 開口部
O 中空部の中心

Claims (1)

  1. 断面外周が前後左右の平面を有する非円形で、内周が略円形である中空部を有し、中空部の中心が形材の断面中心と一致している形材を準備する工程と、形材の長手方向の一部を、中空部の中心を軸としてねじる工程とを有することを特徴とする形材の製造方法
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