JP3177296B2 - 熱圧着ツール及びそれを用いた半導体装置の製造方法 - Google Patents

熱圧着ツール及びそれを用いた半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TAB(Tape Automat
ed Bonding) のインナーリードをバンプ電極に溶接する
熱圧着ツール及びそれを用いた半導体装置の製造方法に
関し、詳しくは、その圧着面の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】熱圧着ツールの圧着面には溶融合金の付
着低減化、及び付着物除去時の容易化を図る目的で、ダ
イヤモンド膜がコーティングされることがある。従来こ
のコーティングは、人工ダイヤモンドの気相合成方法で
あるプラズマCVD法、熱CVD法等で行われていた。
図4は従来の熱圧着ツールを表す斜視図、図5はダイヤ
モンド膜形成装置の概略図、図6は熱圧着時の説明図で
ある。図4に示すように、熱圧着ツール1の圧着面1a
には厚さ数μm程度のダイヤモンド膜3が形成(コーテ
ィング)され、ダイヤモンド膜3は例えばプラズマCV
D法によりコーティングされている。プラズマCVD法
には、例えば図5に示す特公昭59−3098号公報に
開示されたマイクロ波プラズマ装置が用いられる。マイ
クロ波プラズマ装置は、原料ガス例えば炭化水素(CH
4 )と水素(H2 )の混合ガスを供給しながら、石英反
応管5を図示しない真空ポンプにより換気し、所定のガ
ス圧力に設定した後、2.45GHZ のマイクロ波発振
器7によりマイクロ波を与え、放電プラズマ9を発生さ
せ、放電プラズマ9中のツール素材の圧着面1aにダイ
ヤモンド膜3を数μm程度の厚みで形成するものであ
る。
【0003】このようにして製造された熱圧着ツール1
は、図6に示す動作により熱圧着を行う。即ち、ダイヤ
モンド膜3がコーティングされた熱圧着ツール1を用い
てパルス・ヒート方式により、矢印aのような電流を流
し、その発熱でインナーリード(導電体)11と半導体
素子13のバンプ電極(接続端子)15とを熱圧着して
接合するのである。ところで、インナーリード11とバ
ンプ電極15を接合する場合、インナーリード11とバ
ンプ電極15の溶融合金が熱圧着ツール1に付着するた
め、これを除去する必要が生じる。付着物の除去は、例
えば粉末粒子状のダイヤモンドを混入した研磨油で熱圧
着ツール1を磨くことで行われる。このとき、熱圧着ツ
ール1の圧着面1aにはダイヤモンド膜3がコーティン
グされているため、圧着面1aは研磨によって削られる
ことなく、平面度が保たれ、圧着面1aと圧着台17と
の平行度の誤差を非常に小さいものにすることができ
る。人工ダイヤモンドの気相合成方法として代表的なも
う一つの方法である熱CVD法により、製造した熱圧着
ツールにおいても、同様の結果が得られることは勿論で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来では溶融合金の付
着低減化、及び付着物除去時の容易化を図るため、ダイ
ヤモンド膜3がプラズマCVD法、熱CVD法により圧
着面1aにコーティングされていた。しかしながら、プ
ラズマCVD法、熱CVD法によりダイヤモンド膜3を
形成するのには、設置場所の確保はもとより、高価な装
置を購入しなければならず、また、ダイヤモンド膜3の
形成には多くの工数がかかるため、イニシャルコスト、
ランニングコストが著しく増大し、現実的な導入は極め
て困難であった。
【0005】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、溶融合金の付着低減化が期待できるツール保護膜が
安価に形成できる熱圧着ツールを提供し、もって、ツー
ル保護膜技術の経済性向上を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る熱圧着ツールの構成は、半導体素子上に
配設された接続端子とインナーリードとを接合する熱圧
着ツールにおいて、ポリテトラフルオロエチレン粒子を
含有したメッキ膜を該熱圧着ツールの圧着面に形成した
ことを特徴とする。また、本発明の半導体装置の製造方
法は、上記熱圧着ツールを用いて、半導体素子上に配設
された接続端子とインナーリードとを接続するものであ
る。
【0007】
【作用】熱圧着ツールの圧着面にポリテトラフルオロエ
チレン粒子のメッキ膜が形成され、圧着面に撥水性が生
じ、熱圧着ツールによる熱圧着作業時、溶融合金(低融
点金属)が熱圧着ツールの圧着面に付着しなくなり、付
着低減化のために圧着面に形成されるツール保護膜が、
プラズマCVD法、熱CVD法を採用することなく、安
価に形成されるようになる。また、熱圧着ツールの圧着
面は耐磨耗性に優れるとともに、超撥水性も有してお
り、半導体装置製造時の熱圧着工程で溶融した溶融合金
の付着を著しく逓減するようになる。さらに、半導体装
置製造時の熱圧着工程において、上記熱圧着ツール
着面により低融点金属の付着を確実に防止するようにな
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る熱圧着ツール及びそれを
用いた半導体装置の製造方法の好適な実施例を図面を参
照して詳細に説明する。図1は本発明に係る熱圧着ツー
ルを表す斜視図である。熱圧着ツール31の圧着面31
aにはメッキ膜33が形成され、メッキ膜33は超撥水
性を有している。メッキ膜33の超撥水性は接触角度で
表すと、略180度の接触角度を有するものとなってい
る。このメッキ膜33は、ニッケルメッキ液中にフッ素
樹脂(所謂、ポリテトラフルオロエチレン)の数μm程
度の粒子を分散浮遊させておき、このメッキ液中で熱圧
着ツール31の圧着面31aをメッキ処理することで得
られる。メッキ処理が行われると、圧着面31aにはポ
リテトラフルオロエチレンとニッケルが一定の割合で同
時に析出し、ニッケルメッキ皮膜中に10%前後の割合
でポリテトラフルオロエチレン粒子が含有されたニッケ
ルメッキ膜(メッキ膜33)を形成することができる。
【0009】メッキ膜33は、金属(ニッケル)との複
合被膜であるため、マトリックス金属と同程度の強度を
有し、傷等が付きにくく、耐磨耗性にも優れているとと
もに、超撥水性を有するため、熱圧着工程で溶融した溶
融合金(低融点金属)例えば錫、ハンダ、金シリコン共
晶合金等が圧着面31aに付着することを著しく低減さ
せることができる。また、メッキ膜33は、300°C
程度の高温でも使用に耐え得ることができるので、イン
ナーリード11(図6参照)とバンプ電極15(図6参
照)とを熱圧着する溶接工程においても充分に使用する
ことができる。更に、メッキ膜33は電気伝導性を有す
るため、熱圧着ツール31の加熱を効率的に行うことが
できるのである。
【0010】上述のメッキ膜33は、ニッケルメッキ膜
以外としてフッ素樹脂、又は耐熱性樹脂をコーティング
して形成されるものであってもよく、このような素材を
用いて形成した耐熱性樹脂膜によっても、上述の低融点
金属の付着性を低減させることができる。
【0011】圧着面31aに形成されるメッキ膜33
は、圧着面31aの縁部で厚くなる傾向にあり、凹凸が
生じることから良好な平面が形成されない場合がある。
このような場合には、図2に示すように、メッキ膜33
を形成した後に圧着面31aの縁部肉厚部35を研磨す
る平面加工を行い、凹凸を除去することで圧着面31a
を良好な平面とすることができる。
【0012】次に、圧着面への低融点金属の付着が防止
できる熱圧着ツールの溶接方法を図3に基づいて説明す
る。図3は熱圧着ツールによる溶接方法の説明図であ
る。熱圧着ツール41には熱圧着を行うための圧着面4
1aが形成されている。この熱圧着ツール41によりイ
ンナーリード11と半導体素子13のバンプ電極15と
を接合する工程において、バンプ電極15とインナーリ
ード11を位置合わせした後、熱圧着ツール41の圧着
面41aとインナーリード11との間に薄板状の耐熱性
樹脂部材43を移動自在に挟設する。つまり、インナー
リード11は、耐熱性樹脂部材43を介して圧着面41
aに加熱押圧されるのである。従って、圧着面41aに
はインナーリード11が直接接触しないこととなる。耐
熱性樹脂部材43は、同一部分が所定の圧着回数挟設さ
れた後、平面方向に移動され、今度は異なる部分が挟設
される。このように、耐熱性樹脂部材43は異なる部分
で順次挟設されることで、平坦で清浄な面が常に圧着面
41aとインナーリード11との間に供給され、接合精
度が確保されるとともに、熱圧着工程における圧着面4
1aへの低融点金属の付着を確実に防止することができ
るのである。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る熱圧着ツールは、圧着面にメッキ膜を形成したので、
圧着面に撥水性が生じ、低融点金属が付着しにくくな
り、付着低減化のためのツール保護膜が、プラズマCV
D法、熱CVD法を採用することなく、極めて安価に形
成することができるようになる。また、付着した低融点
金属を除去するための研磨工程が省略できることから、
研磨の都度、熱圧着ツールを脱着する必要がなくなると
ともに、研磨により圧着面が削られて平面度が低下する
ことがないため、除去作業後の平行度を再調整する作業
も不要となり、作業性を著しく向上させることができ
る。この結果、ツール保護膜技術の経済性を著しく向上
されることができ、更に、熱圧着ツールを使用して半導
体装置を製造する時の作業性も向上させることができ
る。又、半導体装置製造時の熱圧着工程において、ポリ
テトラフルオロエチレン粒子を含む圧着面で熱圧着する
ので圧着面への低融点金属の付着を確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱圧着ツールを表す斜視図であ
る。
【図2】膜形成後の研磨工程の説明図である。
【図3】熱圧着ツールによる熱圧着方法の説明図であ
る。
【図4】従来の熱圧着ツールを表す斜視図である。
【図5】ダイヤモンド膜形成装置の概略図である。
【図6】熱圧着時の説明図である。
【符号の説明】
11 インナーリード 13 半導体素子 15 接続端子 31 熱圧着ツール 31a 圧着面 33 メッキ膜

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子上に配設された接続端子とイ
    ンナーリードとを接合する熱圧着ツールにおいて、 ポリテトラフルオロエチレン粒子を含有したメッキ膜が
    該熱圧着ツールの圧着面に形成されていることを特徴と
    する熱圧着ツール。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱圧着ツールを用いて、
    半導体素子上に配設された接続端子とインナーリードと
    を接続することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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