JP3177137U - 入力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作感が損なわれたり、操作体が傾いたりすることが無く、信頼性が高く、安定した原点復帰ができる入力装置を提供する。
【解決手段】第1の永久磁石3と、第1の永久磁石3を保持する第1の保持部1aを有する基台1と、第2の永久磁石4と、第2の永久磁石4を保持する第2の保持部を有し基台1の上側に基台1と離間して位置する操作体2と、操作体2を保持するとともに操作体2の移動量を規制する規制部材6と、基台1と操作体2との間に配置され、操作体2が基台1の上面に沿って移動可能に支持する少なくとも3つ以上の球体5と、を有する。第1の保持部1aと第2の保持部は対向する位置に配置され、第1の永久磁石3は第1の保持部1aに、第2の永久磁石4は第2の保持部に、磁力によって互いに引き合う向きに設置され、基台1に形成された、球体5の直径よりも浅い凹部7に球体5が配置される。
【選択図】図1
【解決手段】第1の永久磁石3と、第1の永久磁石3を保持する第1の保持部1aを有する基台1と、第2の永久磁石4と、第2の永久磁石4を保持する第2の保持部を有し基台1の上側に基台1と離間して位置する操作体2と、操作体2を保持するとともに操作体2の移動量を規制する規制部材6と、基台1と操作体2との間に配置され、操作体2が基台1の上面に沿って移動可能に支持する少なくとも3つ以上の球体5と、を有する。第1の保持部1aと第2の保持部は対向する位置に配置され、第1の永久磁石3は第1の保持部1aに、第2の永久磁石4は第2の保持部に、磁力によって互いに引き合う向きに設置され、基台1に形成された、球体5の直径よりも浅い凹部7に球体5が配置される。
【選択図】図1
Description
本考案は、スライド型操作入力装置に関し、特に、原点復帰できるスライド型操作入力装置に関する。
従来から、操作者の操作に応じて水平に動作を行うスライド型操作入力装置があった。このスライド型操作入力装置には、操作者の操作が終了した際にスライド操作部が原点に復帰する原点復帰機構を有するものが数多く提案されている。
従来技術の入力装置として、磁石の磁力を利用して原点復帰を行なう入力装置が特許文献1に記載されている。
特許文献1の入力装置では、図14に示すように、操作部のボタン901には第1の永久磁石902が底面に固定され、第2の永久磁石903が、第1の永久磁石902の底面の磁極と逆の磁極が上面にくるように対向して、プリント基板904上に固定されている。第1の永久磁石902と第2の永久磁石903との間には、3個以上の球体905が配設されており、第1の永久磁石902と第2の永久磁石903とが互いに吸引し同一の距離を保ったまま水平方向に自由に移動できる。更に、第1の永久磁石902と第2の永久磁石903と球体905によって原点復帰手段906を構成している。
しかしながら、上述した従来技術においては、操作部材動作時の摩擦力を球体を用いて低減しているものであるが、この球体は二つの永久磁石の間に配置されているのみであって、球体自体の位置決めはされていない。つまり、操作者が操作部材をスライドさせる度に球体自体の位置が動いてしまうものであり、球体の相互位置に偏りが発生してしまう可能性がある。入力装置が傾いている場合や、振動や衝撃が加わるような場合は尚更球体の相互位置に偏りが発生する可能性が高まってしまう。球体に大幅な偏りが発生した場合、操作部が傾いてしまい、永久磁石同士が接触してしまうため、操作部材の原点復帰ができなくなるという課題があった。また、操作時においても球体の相互位置に偏りが発生することで操作性・操作感が一定の品質を保つことができず、信頼性が低いと言う課題があった。
本考案は、上述した課題を解決するもので、操作感が損なわれたり、操作体が傾いたりすることが無く、信頼性が高く、安定した原点復帰ができる入力装置を提供することを目的とする。
この課題を解決するために、請求項1に記載の入力装置は、第1の永久磁石と、前記第1の永久磁石を保持する第1の保持部と、を有する基台と、第2の永久磁石と、前記第2の永久磁石を保持する第2の保持部と、操作軸と、前記操作軸の周囲の外周部と、を有し前記基台の上側に前記基台と離間して位置する操作体と、前記操作体を保持するとともに前記操作体の移動量を規制する規制部材と、前記基台と前記操作体との間に配置され、前記操作体が前記基台の上面に沿って移動可能に支持する少なくとも3つ以上の球体と、を有する入力装置であって、前記第1の保持部と前記第2の保持部は対向する位置に配置され、前記第1の永久磁石は前記第1の保持部に、前記第2の永久磁石は前記第2の保持部に、磁力によって互いに引き合う向きに設置され、前記基台又は前記操作体の少なくともどちらか一方に形成された、球体の直径よりも浅い凹部に前記球体が配置されることを特徴とする。
請求項2に記載の入力装置は、請求項1に記載の入力装置において、前記第2の保持部は前記外周部に形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の入力装置は、請求項1または請求項2に記載の入力装置において、前記第1の保持部は前記基台に設けられた溝であり、前記第1の永久磁石は少なくとも一部が前記第1の保持部に挿入された状態で固定されるとともに、前記第2の保持部は前記操作体に設けられた溝であり、前記第2の永久磁石は少なくとも一部が前記第2の保持部に挿入された状態で固定されることを特徴とする。
請求項4に記載の入力装置は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の入力装置において、前記基台又は前記操作体の少なくともどちらか一方の、前記球体と接する面が、前記操作体の前記外周部の外側から前記操作軸の方向に傾斜する傾斜面を有することを特徴とする。
請求項5に記載の入力装置は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の入力装置において、前記第1の永久磁石及び、前記第2の永久磁石が、前記操作軸を中心とする円周に沿って環状に形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の入力装置は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の入力装置において、前記第1の永久磁石又は前記第2の永久磁石のいずれか一方が、前記操作軸を中心とする円周に沿って環状に形成され、他方の永久磁石が複数設けられているとともに、前記操作軸を中心とする円周に沿って、点対称に配置されていることを特徴とする。
請求項7に記載の入力装置は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の入力装置において、前記第1の永久磁石と前記第2の永久磁石が共に複数であって、且つ同数設けられるとともに、前記操作軸を中心とする円周沿って、点対称に配置されていることを特徴とする。
請求項1の考案によれば、第1の永久磁石と、第1の永久磁石を保持する第1の保持部と、を有する基台と、第2の永久磁石と、第2の永久磁石を保持する第2の保持部と、操作軸と、操作軸の周囲の外周部と、を有し基台の上側に基台と離間して位置する操作体と、操作体を保持するとともに操作体の移動量を規制する規制部材と、基台と操作体との間に配置され、操作体が基台の上面に沿って移動可能に支持する少なくとも3つ以上の球体と、を有する入力装置であって、第1の保持部と第2の保持部は対向する位置に配置され、第1の永久磁石は第1の保持部に、第2の永久磁石は第2の保持部に、磁力によって互いに引き合う向きに設置され、基台又は操作体の少なくともどちらか一方に形成された、球体の直径よりも浅い凹部に球体が配置されているので、入力装置が傾いた場合や、入力装置に振動や衝撃が加わった場合でも球体が常に凹部の内部に存在し、球体間の位置がずれることがないので、操作感が損なわれたり操作体が傾いたりすることが無く、信頼性が高く、安定した原点復帰ができるという効果を有する。
請求項2の考案によれば、第2の保持部が操作体の外周部に形成されているので、第1の永久磁石と、第2の永久磁石を短い距離で設置することができるので、第1の永久磁石と、第2の永久磁石とが互いに引き合う力が強くなり、強い復帰力を得ることができ、安定した原点復帰を実現することができるという効果を有する。
請求項3の考案によれば、第1の保持部は基台に設けられた溝であり、第1の永久磁石は少なくとも一部が第1の保持部に挿入された状態で固定されるとともに、第2の保持部は操作体に設けられた溝であり、第2の永久磁石は少なくとも一部が第2の保持部に挿入された状態で固定されているので、それぞれの永久磁石の位置精度を高めることができ、原点復帰精度を高めることができるという効果を有する。
請求項4の考案によれば、基台又は操作体の少なくともどちらか一方の、球体と接する面が、操作体の外周部の外側から操作軸の方向に傾斜する傾斜面を有するので、傾斜によって球体が回転し、操作体に傾斜に沿って原点向きの力が働き、第1の永久磁石と第2の永久磁石とが磁力によって互いに引き合う力を補助するよう作用するので、第1に永久磁石と第2の永久磁石が磁力によって互いに引き合うが弱い場合でも安定した原点復帰を実現することができるという効果を有する。
請求項5の考案によれば、第1の永久磁石及び、第2の永久磁石が、操作軸を中心とする円周に沿って環状に形成されているので、第1の永久磁石と第2の永久磁石とが磁力によって互いに引き合う力によって、操作体が操作された場合、操作を行なった向きと反対の向きに確実に磁力による力が働き、安定した原点復帰を実現することができるという効果を有する。
請求項6の考案によれば、第1の永久磁石又は第2の永久磁石のいずれか一方が、操作軸を中心とする円周に沿って環状に形成され、他方の永久磁石が複数設けられているとともに、操作軸を中心とする円周に沿って、点対称に配置されているので、第1の永久磁石と第2の永久磁石とが磁力によって互いに引き合う力によって、操作体が操作された場合、操作を行なった向きと反対の向きに確実に磁力による引力が働き、安定した原点復帰を実現することができるという効果を有する。
請求項7の考案によれば、第1の永久磁石と第2の永久磁石が共に複数であって、且つ同数設けられるとともに、操作軸を中心とする円周に沿って、点対称に配置されているので、第1の永久磁石と第2の永久磁石とが磁力によって互いに引き合う力によって、操作体が操作された場合、操作する方向に関わらず操作を行なった向きと反対の向きに均等に磁力による引力が働くので、安定した原点復帰を実現することができるという効果を有する。
以上により、本考案によれば、操作感が損なわれたり、操作体が傾いたりすることが無く、信頼性が高く、安定した原点復帰ができる入力装置を提供することができる。
[第1実施形態]
以下に第1実施形態について図1から図4を用いて説明する。
以下に第1実施形態について図1から図4を用いて説明する。
図1は第1実施形態の入力装置100の分解斜視図、図2は第1実施形態の入力装置100の部品図、図3は第1実施形態の構造を示す図、図4は第1実施形態の入力装置100の動作を説明する図であり、図2(a)は第1実施形態の入力装置100の基台1の上面図、図2(b)は第1実施形態の入力装置100の操作体2の底面図、図3(a)は第1実施形態の入力装置100の上面図、図3(b)は図3(a)のA−A線に沿った断面図、図4(a)は操作が行なわれていない状態で図3(a)のA−A線に沿った断面図、図4(b)は操作された場合の動作を説明する断面図、図4(c)は振動等が加わった場合の動作を説明する断面図である。
まず始めに第1実施形態における入力装置100の構成について図1および図2を用いて説明する。
入力装置100は図1に示すように、基台1と、操作体2と、第1の永久磁石3と、第2の永久磁石4と、球体5と、操作体2を可動範囲内に操作可能な状態で保持する規制部材6と、で構成されている。
基台1の上部には図2(a)に示すように、溝状の第1の保持部1aと、球体5の直径より浅い凹部7が形成されている。
操作体2は図2(b)に示すように、入力装置100を使用する操作者によって操作される操作軸2bと、操作軸2bの周囲の外周部2cを有しており、外周部2cには、操作されていない状態で復帰すべき原点の位置において、基台1に設けられた第1の保持部1aと対向する位置に溝状の第2の保持部2aが設けられている。
次に入力装置100の構造について図1および図3を用いて説明する。
図1および図3に示すように入力装置100は、基台1に設けられている溝状の第1の保持部1aには円環形状を有する第1の永久磁石3がはめ込まれて固定されており、操作体2の外周部2cに溝状の第2の保持部2aが設けられ、第2の保持部2aには円環形状を有する第2の永久磁石4が、第1の永久磁石3と磁力によって互いに引き合う向きにはめ込まれて固定されている。
操作体2は基台1の上側に基台1と離間して配置され、基台1と操作体2の間には、操作体2を基台1の上面に沿って移動可能に支持する球体5が配置される。この球体5は、基台1の上部に形成された、球体5の直径より浅い凹部7内に回転自在に配置されている。
規制部材6は、操作体2が操作され、基台1の上面に沿ってX軸方向あるいはY軸方向に移動するのを操作体2の可動範囲内で妨げず、操作体2の上側への移動を制限するように操作体2を基台1の上側で保持している。
次に入力装置100の動作について図4を用いて説明する。
入力装置100が操作されていない場合は図4(a)に示すように、円環形状を有する第1の永久磁石3が、基台1に設けられた溝状の第1の保持部1aにはめ込まれて固定されている。また、円環形状を有する第2の永久磁石4が、操作体2の操作軸2bの周囲の外周部2cに設けられた、復帰すべき原点の位置において、基台1に設けられた第1の保持部1aと対向する位置に設けられた溝状の第2の保持部2aにはめ込まれて固定されている。このとき、第1の永久磁石3と第2の永久磁石4とは磁力によって互いに引き合う向きに固定されており、基台1と操作体2とは、基台1に形成された、球体5の直径よりも浅い凹部7に球体5が配置され、操作体2が球体5によって支持されることで、基台1と操作体2が離間している。そのため、入力装置100が操作されていない場合は、第1の永久磁石3と第2の永久磁石4とが互いに引き合う力によって操作体2は引き寄せられ、原点に位置することとなる。
図4(b)は入力装置100が操作され、操作体2に+X方向への操作力が加えられて、操作体2が+X方向に移動している状態を示している。
図4(b)に示したように入力装置100が操作され操作体2が+X方向に移動している状態では、操作体2は、+X方向に移動する際、基台1の上部に球体5の直径より浅い凹部7が形成され、凹部7には球体5が回転自在に配置されている。そのため、操作体2の移動に伴い、操作体2の操作軸2bの周囲の外周部2cで球体5と接している面が凹部7に配置された球体5を凹部7のなかで回転させるので、操作体2の移動に伴う摩擦力は極めて小さくなる。一方、第1の保持部1aにはめ込まれ固定された第1の永久磁石3と第2の保持部2aにはめ込まれ固定された第2の永久磁石4が磁力によって互いに引き合う力は、操作体2を操作する力の反力として働き操作体2に加わるので、操作者に第1の永久磁石3と第2の永久磁石4が互いに引き合う力に応じた操作感を与える。
入力装置100に対する操作が終了し、操作体2に加わっていた操作力が無くなると、基台1の上部に形成された凹部7に球体5が回転自在に配置されているので、操作体2の移動に伴う摩擦力は極めて小さくなる。このことから、操作体2は、第1の永久磁石3と第2の永久磁石4との間に発生する磁力によって、原点に復帰することができる。
図4(c)は入力装置100が操作され、操作体2に+X方向への操作力が加えられて、操作体2が+X方向に移動している状態で、振動等で操作体2及び球体5が上側にも動いた場合を示している。
図4(c)に示すように、基台1の上部に基台1と離間して位置する操作体2と、基台1と操作体2との間に配置され、操作体2を基台1の上面に沿って移動可能に支持する球体5を基台1に形成された球体5の直径よりも浅い凹部7に配置し、更に、操作体2を規制部材6で保持した。このことから、操作体2が操作され、かつ振動等で上側にも移動してしまった場合においても、規制部材6によって操作体2の上側への移動量が制限され、球体5は常に凹部7の内部に留まり、凹部7の外に出てしまうことは無い。
第1の永久磁石3と、第1の永久磁石3を保持する第1の保持部1aと、を有する基台1と、第2の永久磁石4と、第2の永久磁石4を保持する第2の保持部2aと、操作軸2bと、操作軸2bの周囲の外周部2cと、を有し基台1の上側に基台1と離間して位置する操作体2と、基台1と操作体2との間に配置され、操作体2を基台1の上面に沿って移動可能に支持する球体5を有し、この球体5は基台1に形成された、球体5の直径よりも浅い凹部7に球体5が配置されているので、入力装置100が傾いた場合や、入力装置100に振動や衝撃が加わった場合でも球体5が常に凹部7の内部に存在し、球体間の位置が大きくずれることがない。このことから、操作感が損なわれたり、操作体2が傾いたりすることが無い、更に、第1の保持部1aと第2の保持部2aが対向する位置に配置され、第1の永久磁石3は第1の保持部1aに、第2の永久磁石4は第2の保持部2aに、磁力によって互いに引き合う向きに設置されているので、信頼性が高く安定した原点復帰を実現することできる。
第2の保持部2aが操作体2の外周部2cに形成されているので、第1の永久磁石3と、第2の永久磁石4とを短い距離で設置することができるので、第1の永久磁石3と、第2の永久磁石4とが互いに引き合う力が強くなり、強い復帰力を得ることができ、安定した原点復帰を実現することができる。
第1の保持部1aは基台1に設けられた溝で、第2の保持部2aは、操作体2に設けられた溝で、第1の永久磁石3が第1の保持部1aに、第2の永久磁石4が第2の保持部2aにそれぞれはめ込まれて固定されているので、それぞれの永久磁石の位置精度を高めることができ、原点復帰精度を高めることができる。
第1の永久磁石3及び、第2の永久磁石4が、操作軸2bを中心とする円周に沿って円環状に形成されているので、第1の永久磁石3と第2の永久磁石4とが磁力によって互いに引き合う力によって、操作体2が操作された場合、操作を行なった向きと反対の向きに確実に磁力による力が働き、安定した原点復帰を実現することができる。
以上のように、本考案の第1実施形態に係る入力装置100によれば操作感が損なわれたり、操作体2が傾いたりすることが無く、信頼性が高く、安定した原点復帰ができる入力装置を提供することができる。
[第2実施形態]
以下に第2実施形態について図5から図8を用いて説明する。
以下に第2実施形態について図5から図8を用いて説明する。
図5は第2実施形態の入力装置200の分解斜視図、図6は第2実施形態の入力装置200の部品図、図7は第2実施形態の構造を示す図、図8は第2実施形態の入力装置200の動作を説明する図であり、図6(a)は第2実施形態の入力装置200の基台1の上面図、図6(b)は第2実施形態の入力装置200の操作体2の底面図、図7(a)は第2実施形態の入力装置200の上面図、図7(b)は図7(a)のA−A線に沿った断面図、図8(a)は操作が行なわれていない状態で図7(a)のA−A線に沿った断面図、図8(b)は操作された場合の動作を説明する断面図、図8(c)は振動等が加わった場合の動作を説明する断面図である。
まず始めに第2実施形態における入力装置200の構成について図5および図6を用いて説明する。
入力装置200は図5に示すように、基台1と、操作体2と、第1の永久磁石3と、第2の永久磁石4と、球体5と、操作体2を可動範囲内に操作可能な状態で保持する規制部材6と、で構成されている。
基台1の上部には図6(a)に示すように、溝状の第1の保持部1aと、球体5の直径より浅い凹部7が形成されている。
操作体2は図6(b)に示すように、入力装置200を使用する操作者によって操作される操作軸2bと、操作軸2bの周囲の外周部2cを有しており、外周部2cには、操作されていない状態で復帰すべき原点の位置において、基台1に設けられた第1の保持部1aと対向する位置に溝状の第2の保持部2aが設けられている。
次に入力装置200の構造について図5および図7を用いて説明する。
図5及び図7に示すように入力装置200は、基台1に設けられている溝状の第1の保持部1aが、操作体2が操作されていない状態で復帰すべき原点の位置において操作軸2bを中心とする円周に沿って、点対称に4箇所設けられ、4箇所の第1の保持部1aにはそれぞれ一つずつ第1の永久磁石3がはめ込まれ固定されており、操作体2の外周部2cに溝状の第2の保持部2aが設けられ、第2の保持部2aには円環形状を有する第2の永久磁石4が、第1の永久磁石3と磁力によって互いに引き合う向きにはめ込まれ固定されている。
操作体2は、基台1の上側に基台1と離間して配置され、基台1と操作体2の間に、操作体2を基台1の上面に沿って移動可能に支持する球体5が基台1の上部に形成された、球体5の直径より浅い凹部7に回転自在に配置されている。
規制部材6は、操作体2が操作され、基台1の上面に沿ってX軸方向あるいはY軸方向に移動するのを操作体2の可動範囲内で妨げず、操作体2の上側への移動を制限するように操作体2を基台1の上側で保持している。
次に入力装置200の動作について図8を用いて説明する。
入力装置200が操作されていない場合は図8(a)に示すように、第1の永久磁石3が、基台1に設けられた、操作軸2bを中心とする円周に沿って点対称に配置された複数の溝状の第1の保持部1aに、それぞれ一つずつはめ込まれて固定されている。また、円環形状を有する第2の永久磁石4が、操作体2には操作軸2bの周囲の外周部2cに設けられた、復帰すべき原点の位置において、基台1に設けられた第1の保持部1aと対向する位置に設けられた溝状の第2の保持部2aにはめ込まれて固定されている。このとき、第1の永久磁石3と第2の永久磁石4は磁力によって互いに引き合う向きに固定されており、基台1と操作体2とは、基台1に形成された、球体5の直径よりも浅い凹部7に球体5が配置され、操作体2が球体5によって支持されることで、基台1と操作体2が離間している。そのため、入力装置200が操作されていない場合は、第1の永久磁石3と第2の永久磁石4とが互いに引き合う力によって操作体2は引き寄せられ、原点に位置することとなる。
図8(b)は入力装置200が操作され、操作体2にX方向への操作力が加えられて、操作体2が+X方向に移動している状態を示している。
図8(b)に示したように入力装置200が操作され操作体2が+X方向に移動している状態では、操作体2は、+X方向に移動する際、基台1の上部に球体5の直径より浅い凹部7が形成され、凹部7には球体5が回転自在に配置されている。そのため、操作体2の移動に伴い、操作体2の操作軸2bの周囲の外周部2cで球体5と接している面が凹部7に配置された球体5を凹部7のなかで回転させるので、操作体2の移動に伴う摩擦力は極めて小さくなる。一方、第1の保持部1aにはめ込まれ固定された第1の永久磁石3と第2の保持部2aにはめ込まれ固定された第2の永久磁石4が磁力によって互いに引き合う力は、操作体2を操作する力の反力として働き操作体2に加わるので、操作者に第1の永久磁石3と第2の永久磁石4が互いに引き合う力に応じた操作感を与える。
入力装置200に対する操作が終了し、操作体2に加わっていた操作力が無くなると、基台1の上部に形成された凹部7に球体5が回転自在に配置されているので、凹部7に配置された球体5が凹部7のなかで回転することができるので、操作体2の移動に伴う摩擦力は極めて小さくなる。このことから、操作体2は、第1の永久磁石3と第2の永久磁石4との間に発生する磁力によって、原点に復帰することができる。
図8(c)は入力装置200が操作され、操作体2にX方向への操作力が加えられて、操作体2が+X方向に移動している状態で、振動等で操作体2及び球体5が上側にも動いた場合を示している。
図8(c)に示すように、基台1の上部に基台1と離間して位置する操作体2と、基台1と操作体2との間に配置され、操作体2を基台1の上面に沿って移動可能に支持する球体5を基台1に形成された、球体5の直径よりも浅い凹部7に配置し、更に、操作体2を規制部材6で保持した。このことから、操作体2が操作され、かつ振動等で上側にも移動してしまった場合においても、規制部材6によって操作体2の上側への移動量が制限され、球体5は常に凹部7の内部に留まり、凹部7の外に出てしまうことは無い。
第1の永久磁石3と、第1の永久磁石3を保持する第1の保持部1aと、を有する基台1と、第2の永久磁石4と、第2の永久磁石4を保持する第2の保持部2aと、操作軸2bと、操作軸2bの周囲の外周部2cと、を有し基台1の上側に基台1と離間して位置する操作体2と、基台1と操作体2との間に配置され、操作体2を基台1の上面に沿って移動可能に支持する球体5を有し、この球体5は基台1に形成された、球体5の直径よりも浅い凹部7に球体5が配置されているので、入力装置200が傾いた場合や、入力装置200に振動や衝撃が加わった場合でも球体5が常に凹部7の内部に存在し、球体間の位置が大きくずれることがない。このことから、操作感が損なわれたり、操作体2が傾いたりすることが無い。更に、第1の保持部1aと第2の保持部2aが対向する位置に配置され、第1の永久磁石3は第1の保持部1aに、第2の永久磁石4は第2の保持部2aに、磁力によって互いに引き合う向きに設置されているので、信頼性が高く安定した原点復帰を実現することできる。
第2の保持部2aが操作体2の外周部2cに形成されているので、第1の永久磁石3と、第2の永久磁石4とを短い距離で設置することができるので、第1の永久磁石3と、第2の永久磁石4とが互いに引き合う力が強くなり、強い復帰力を得ることができ、安定した原点復帰を実現することができる。
第1の保持部1aは基台1に設けられた溝で、第2の保持部2aは、操作体2に設けられた溝で、第1の永久磁石3が第1の保持部1aに、第2の永久磁石4が第2の保持部2aにそれぞれはめ込まれて固定されているので、それぞれの永久磁石の位置精度を高めることができ、原点復帰精度を高めることができる。
第1の永久磁石3が、操作軸2bを中心とする円周に沿って複数設けられているとともに、操作軸2bを中心とする円周に沿って、点対称に配置されており、第2の永久磁石4が、操作軸2bを中心とする円周に沿って円環状に形成されているので、第1の永久磁石3と第2の永久磁石4とが磁力によって互いに引き合う力によって、操作体2が操作された場合、操作を行なった向きと反対の向きに確実に磁力による引力が働き、安定した原点復帰を実現することができる。
以上のように、本考案の第2実施形態に係る入力装置200によれば操作感が損なわれたり、操作体2が傾いたりすることが無く、信頼性が高く、安定した原点復帰ができる入力装置200を提供することができる。
[第3実施形態]
以下に第3実施形態について図9から図12を用いて説明する。
以下に第3実施形態について図9から図12を用いて説明する。
図9は第3実施形態の入力装置300の分解斜視図、図10は第3実施形態の入力装置300の部品図、図11は第3実施形態の構造を示す図、図12は第3実施形態の入力装置300の動作を説明する図であり、図10(a)は第3実施形態の入力装置300の基台1の上面図、図10(b)は第3実施形態の入力装置300の操作体2の底面図、図11(a)は第3実施形態の入力装置300の上面図、図11(b)は図11(a)のA−A線に沿った断面図、図12(a)は操作が行なわれていない状態で図11(a)のA−A線に沿った断面図、図12(b)は操作された場合の動作を説明する断面図、図12(c)は振動等が加わった場合の動作を説明する断面図である。
まず始めに第3実施形態における入力装置300の構成について図9および図10を用いて説明する。
入力装置300は図9に示すように、基台1と、操作体2と、第1の永久磁石3と、第2の永久磁石4と、球体5と、操作体2を可動範囲内に操作可能な状態で保持する規制部材6と、で構成されている。
基台1の上部には図10(a)に示すように、溝状の第1の保持部1aと、球体5の直径より浅い凹部7が形成されている。
操作体2は図10(b)に示すように、入力装置300を使用する操作者によって操作される操作軸2bと、操作軸2bの周囲の外周部2cを有しており、外周部2cには、操作されていない状態で復帰すべき原点の位置において、基台1に設けられた第1の保持部1aと対向する位置に溝状の第2の保持部2aが設けられている。
次に入力装置300の構造について図9および図11を用いて説明する。
図9及び図11に示すように入力装置300は、基台1に設けられている溝状の第1の保持部1aが、操作体2が操作されていない状態で復帰すべき原点の位置において操作軸2bを中心とする円周に沿って、点対称に4箇所設けられ、4箇所の第1の保持部1aにはそれぞれ一つずつ第1の永久磁石3がはめ込まれ固定されており、操作体2の外周部2cには、操作されていない状態で復帰すべき原点の位置において、基台1に設けられた第1の保持部1aと対向する位置に、操作軸2bを中心とする円周に沿って点対称に溝状の第2の保持部2aが4箇所設けられており、4箇所の第2の保持部2aにはそれぞれ一つずつ第2の永久磁石4が、第1の永久磁石3と磁力によって互いに引き合う向きにはめ込まれ固定されている。
操作体2は、基台1の上側に基台1と離間して配置され、基台1と操作体2の間には、操作体2を基台1の上面に沿って移動可能に支持する球体5が配置される。この球体5は、基台1の上部に形成された、球体5の直径より浅い凹部7内に回転自在に配置されている。
また操作体2の外周部2cの球体5と接する面は操作軸2bの方向に傾斜する傾斜面8が形成されている。
規制部材6は、操作体2が操作され、基台1の上面に沿ってX軸方向あるいはY軸方向に移動するのを操作体2の可動範囲内で妨げず、操作体2の上側への移動を制限するように操作体2を基台1の上側で保持している。
次に入力装置300の動作について図12を用いて説明する。
入力装置300が操作されていない場合は図12(a)に示すように、基台1には、第1の永久磁石3が、基台1に設けられた、操作軸2bを中心とする円周に沿って点対称に配置された複数の溝状の第1の保持部1aに、それぞれ一つずつはめ込まれて固定されている。また、第2の永久磁石4が、操作体2の操作軸2bの周囲の外周部2cの第1の保持部1aと対向する位置に設けられた溝状の第2の保持部2aにそれぞれ一つずつはめ込まれて固定されている。このとき、第1の永久磁石3と第2の永久磁石4とは磁力によって互いに引き合う向きに固定されており、基台1と操作体2とは、基台1に形成された、球体5の直径よりも浅い凹部7に球体5が配置され、操作体2が球体5によって支持されることで、基台1と操作体2が離間している。そのため、入力装置300が操作されていない場合は、第1の永久磁石3と第2の永久磁石4とが互いに引き合う力によって操作体2は引き寄せられ、原点に位置することとなる。
図12(b)は入力装置300が操作され、操作体2にX方向への操作力が加えられて、操作体2が+X方向に移動している状態を示している。
図12(b)に示したように入力装置300が操作され操作体2が+X方向に移動している状態では、操作体2は、+X方向に移動する際、基台1の上部に球体5の直径より浅い凹部7が形成され、凹部7には球体5が回転自在に配置されている。そのため、操作体2の移動に伴い、操作体2の操作軸2bの周囲の外周部2cで球体5と接している面が凹部7に配置された球体5を凹部7のなかで回転させるので、操作体2の移動に伴う摩擦力は極めて小さくなる。一方、第1の保持部1aにはめ込まれ固定された第1の永久磁石3と第2の保持部2aにはめ込まれ固定された第2の永久磁石4が磁力によって互いに引き合う力は、操作体2を操作する力の反力として働き操作体2に加わるので、操作者に第1の永久磁石3と第2の永久磁石4が互いに引き合う力に応じた操作感を与える。
入力装置300に対する操作が終了し、操作体2に加わっていた操作力が無くなると、基台1の上部に形成された凹部7に球体5が回転自在に配置されているので、凹部7に配置された球体5が凹部7のなかで回転することができるので、操作体2の移動に伴う摩擦力は極めて小さくなる。このことから、操作体2は、第1の永久磁石3と第2の永久磁石4との間に発生する磁力によって、原点に復帰することができる。
基台1の上部に球体5の直径よりも浅い凹部7が形成され、凹部7に球体5が配置されているので、入力装置300を操作した場合、操作体2が原点復帰動作を行なった場合、また入力装置300が傾いた場合、あるいは入力装置300に振動や衝撃が加わった場合でも球体5が常に凹部7の内部に存在し、球体間の位置が大きくずれることがないので、操作感が損なわれたり、操作体2が傾いたりすることが無く、信頼性が高く、安定した原点復帰ができる。
さらに、操作体2の球体5と接する面が、操作体2の外周部2cの外側から操作軸2bの方向に傾斜する傾斜面8を有するので、傾斜によって球体5が回転し、操作体2に傾斜に沿って原点向きの力が働き、第1の永久磁石3と第2の永久磁石4とが磁力によって互いに引き合う力を補助するよう作用するので、第1の永久磁石3と第2の永久磁石4が磁力によって互いに引き合うが弱い場合でも安定した原点復帰を実現することができる。
図12(c)は入力装置300が操作され、操作体2に+X方向への操作力が加えられて、操作体2が+X方向に移動している状態で、振動等で操作体2及び球体5が上側にも動いた場合を示している。
図12(c)に示すように、基台1の上部に基台1と離間して位置する操作体2と、基台1と操作体2との間に配置され、操作体2を基台1の上面に沿って移動可能に支持する球体5を基台1に形成された、球体5の直径よりも浅い凹部7に配置し、更に、操作体2を規制部材6で保持した。このことから、操作体2が操作され、かつ振動等で上側にも移動してしまった場合においても、規制部材6によって操作体2の上側への移動量が制限され、球体5は常に凹部7の内部に留まり、凹部7の外に出てしまうことは無い。
第1の永久磁石3と、第1の永久磁石3を保持する第1の保持部1aと、を有する基台1と、第2の永久磁石4と、第2の永久磁石4を保持する第2の保持部2aと、操作軸2bと、操作軸2bの周囲の外周部2cと、を有し基台1の上側に基台1と離間して位置する操作体2と、基台1と操作体2との間に配置され、操作体2を基台1の上面に沿って移動可能に支持する球体5を有し、この球体5は基台1に形成された、球体5の直径よりも浅い凹部7に球体5が配置されているので、入力装置300が傾いた場合や、入力装置300に振動や衝撃が加わった場合でも球体5が常に凹部7の内部に存在し、球体間の位置が大きくずれることがない。このことから、操作感が損なわれたり、操作体2が傾いたりすることが無い。更に、第1の保持部1aと第2の保持部2aが対向する位置に配置され、第1の永久磁石3は第1の保持部1aに、第2の永久磁石4は第2の保持部2aに、磁力によって互いに引き合う向きに設置されているので、信頼性が高く安定した原点復帰を実現することできる。
第2の保持部2aが操作体2の外周部2cに形成されているので、第1の永久磁石3と、第2の永久磁石4とを短い距離で設置することができるので、第1の永久磁石3と、第2の永久磁石4とが互いに引き合う力が強くなり、強い復帰力を得ることができ、安定した原点復帰を実現することができる。
第1の保持部1aは基台1に設けられた溝で、第2の保持部2aは、操作体2に設けられた溝で、第1の永久磁石3が第1の保持部1aに、第2の永久磁石4が第2の保持部2aにそれぞれはめ込まれて固定されているので、それぞれの永久磁石の位置精度を高めることができ、原点復帰精度を高めることができる。
操作体2の球体5と接する面が、操作体2の外周部2cの外側から操作軸2bの方向に傾斜する傾斜面8を有するので、傾斜によって球体5が回転し、操作体2に傾斜に沿って原点向きの力が働き、第1の永久磁石3と第2の永久磁石4とが磁力によって互いに引き合う力を補助するよう作用するので、第1の永久磁石3と第2の永久磁石4が磁力によって互いに引き合うが弱い場合でも安定した原点復帰を実現することができる。
第1の永久磁石3と第2の永久磁石4が、操作軸2bを中心とする円周に沿って複数かつ同数設けられているとともに、操作軸2bを中心とする円周に沿って、点対称に配置されているので、第1の永久磁石3と第2の永久磁石4とが磁力によって互いに引き合う力によって、操作体2が操作された場合、操作を行なった向きと反対の向きに確実に磁力による引力が働き、安定した原点復帰を実現することができる。
以上のように、本考案の第3実施形態に係る入力装置300によれば操作感が損なわれたり、操作体2が傾いたりすることが無く、信頼性が高く、安定した原点復帰ができる入力装置300を提供することができる。
以上のように、本考案の実施形態に係る入力装置について具体的に説明したが、本考案は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本考案の技術的範囲に属する。
(1)本考案の実施形態において、第1の永久磁石3が第1の保持部1aにはめ込まれ固定され、第2の永久磁石4が第2の保持部2aにはめ込まれて固定されている例を示して説明を行なったが、それぞれの永久磁石は接着剤によって固定されても、楔状の固定部材や固定ピンを用いて固定また基台1または操作体2と一体成型で固定されていても良い。
(2)本考案の実施形態において、球体5が配置される凹部7を基台1に設けた例を示して説明を行なったが、操作体2に凹部7を設けても良く、また基台1と操作体2の双方に凹部7を設けて構成しても良い。
(3)本考案の実施形態において、第1の保持部1aが基台1の上面側に設けられている図を用いて説明を行なったが、基台1の下面側に設けても良く、また第2の保持部2aが操作体2の外周部2cの下面側に設けられている図を用いて説明を行なったが、第1の保持部1aと対向する位置であれば操作体2の外周部2cの上面側に変更して実施しても良い。
(4)本考案の第3実施形態において、操作体2の球体5と接する面が、操作体2の外周部2cの外側から操作軸2bの方向に傾斜する傾斜面8を有する例を示して説明したが、図13に示すように傾斜面8を基台1側に形成して構成しても、また凹部7の内底面に構成しても良い。
(5)本考案の第3実施形態において、操作体2の外周部2cの球体5に接する面を傾斜面8とし、操作軸2b側が肉厚で外側に向かって徐々に肉薄になる図を示して説明を行なったが、操作軸側が肉薄で、外側に向かって徐々に肉厚となる傾斜を形成して構成しても良い。
1 基台
1a 第1の保持部
2 操作体
2a 第2の保持部
2b 操作軸
2c 外周部
3 第1の永久磁石
4 第2の永久磁石
5 球体
6 規制部材
7 凹部
8 傾斜面
100 入力装置
200 入力装置
300 入力装置
1a 第1の保持部
2 操作体
2a 第2の保持部
2b 操作軸
2c 外周部
3 第1の永久磁石
4 第2の永久磁石
5 球体
6 規制部材
7 凹部
8 傾斜面
100 入力装置
200 入力装置
300 入力装置
Claims (7)
- 第1の永久磁石と、前記第1の永久磁石を保持する第1の保持部と、を有する基台と、第2の永久磁石と、前記第2の永久磁石を保持する第2の保持部と、操作軸と、前記操作軸の周囲の外周部と、を有し前記基台の上側に前記基台と離間して位置する操作体と、
前記操作体を保持するとともに前記操作体の移動量を規制する規制部材と、
前記基台と前記操作体との間に配置され、前記操作体が前記基台の上面に沿って移動可能に支持する少なくとも3つ以上の球体と、を有する入力装置であって、
前記第1の保持部と前記第2の保持部は対向する位置に配置され、
前記第1の永久磁石は前記第1の保持部に、前記第2の永久磁石は前記第2の保持部に、磁力によって互いに引き合う向きに設置され、
前記基台又は前記操作体の少なくともどちらか一方に形成された、球体の直径よりも浅い凹部に前記球体が配置されることを特徴とする入力装置。 - 請求項1に記載の入力装置において、前記第2の保持部は前記外周部に形成されていることを特徴とする入力装置。
- 請求項1または請求項2に記載の入力装置において、前記第1の保持部は前記基台に設けられた溝であり、前記第1の永久磁石は少なくとも一部が前記第1の保持部に挿入された状態で固定されるとともに、前記第2の保持部は前記操作体に設けられた溝であり、前記第2の永久磁石は少なくとも一部が前記第2の保持部に挿入された状態で固定されることを特徴とする入力装置。
- 請求項1から請求項3のいずれかに記載の入力装置において、前記基台又は前記操作体の少なくともどちらか一方の、前記球体と接する面が、前記操作体の前記外周部の外側から前記操作軸の方向に傾斜する傾斜面を有することを特徴とする入力装置。
- 請求項1から請求項4のいずれかに記載の入力装置において、前記第1の永久磁石及び、前記第2の永久磁石が、前記操作軸を中心とする円周に沿って環状に形成されていることを特徴とする入力装置。
- 請求項1から請求項4のいずれかに記載の入力装置において、前記第1の永久磁石又は前記第2の永久磁石のいずれか一方が、前記操作軸を中心とする円周に沿って環状に形成され、他方の永久磁石が複数設けられているとともに、前記操作軸を中心とする円周に沿って、点対称に配置されていることを特徴とする入力装置。
- 請求項1から請求項4のいずれかに記載の入力装置において、前記第1の永久磁石と前記第2の永久磁石が共に複数であって、且つ同数設けられるとともに、前記操作軸を中心とする円周に沿って、点対称に配置されていることを特徴とする入力装置。
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KR20160011820A (ko) * | 2014-07-22 | 2016-02-02 | (주)코텍 | 복원유닛과 이것을 구비한 조절노브 |
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