JP3177137B2 - インクジェット用インクカートリッジおよび該インクジェット用インクカートリッジの開口部封止方法 - Google Patents

インクジェット用インクカートリッジおよび該インクジェット用インクカートリッジの開口部封止方法

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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
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    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17513Inner structure

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク充填口とし
ての開口部を封止してなるインクジェット用インクカー
トリッジおよびその開口部封止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリントの技術分野に適
したインクカートリッジとしては、例えば図3(a)〜
(c)に示す構造のものが知られている。図3(a)は
インクカートリッジの断面図であり、(b)はインク充
填口の拡大断面図であり、(c)は(b)の下方からの
矢視図である。
【0003】図3(a)中符号300は例えばポリプロ
ピレン(PP)等からなるインクカートリッジである。
このインクカートリッジ300は、仕切壁301により
区切られた負圧発生部材収容部302とインク収容30
3とから概略構成されている。負圧発生部材収容部30
2とインク収容部303とは、仕切壁301の一部に形
成された連通口304を介して連通している。負圧発生
部材収容部302にはインクカートリッジ300が取り
付けられ得るインクジェットヘッド(図示略)へインク
の供給を行うためのインク供給口305が形成され、こ
のインク供給口305から離れた負圧発生部材収容部3
02の一壁部には大気との連通を得るための大気連通孔
306が形成されている。このような負圧発生部材収容
部302の内部にはインクを吸収して保持する多孔質体
等の負圧発生部材307が収容されており、隣接するイ
ンク収容部303の内部にはインク308が直接収容さ
れている。このインク収容部303には直接収容される
インクを充填するための開口部としてインク充填口30
9が形成されている。
【0004】このインク充填口309は、図3(b)に
示すようにインク充填口309を密閉するために後述の
栓の圧入が可能な凹部309aと、この凹部309aの
底部に形成され、かつ、インク収容部303と連通する
開口部309bとから概略構成されている。凹部309
a内に収容される栓310は、通常、SUS等の金属製
ボールまたはPP等のプラスチックボールである。
【0005】インクの充填は、インク充填口309の開
口部309bから行われるが、その方法としては、周知
の加圧法や減圧法等のいずれの方法を使用できる。
【0006】このようなインクカートリッジは、そのイ
ンク充填後に単独で物流にのせられることがあり、その
場合にはインクの蒸発や容器内の空気の膨張に対処する
ために、上述のインク充填口を含めたインクカートリッ
ジの全開口部をシール材で密閉する必要がある。
【0007】このような開口部の密閉に好適に用いられ
るシール材としては、包装分野においてバリヤー材と称
される単体層のバリヤーおよび数層のプラスチックフィ
ルムの複合化及びこれらと紙布などの補強材またはアル
ミ箔などで複合化した複合バリヤー材を使用することが
できる。特に、接着層としてインクカートリッジと同様
の材質を使用することにより、インクカートリッジの開
口部であるインク供給口305、大気連通孔306に熱
溶着したときに高い密閉性を保つことができる。
【0008】上述のように、インク容器開口部であるイ
ンク充填口309、インク供給口305、大気連通孔3
06を密閉することにより、インクカートリッジ301
の単独物流におけるインク洩れなどもなく非常に信頼性
の高いものであった。
【0009】ところで、このようなインクカートリッジ
のインク充填口への圧入に用いられるSUSボールは、
表面等に傷やがない等の良品を選別して使用に供せられ
るため、選別作業の工程が多く、コストが高いという不
都合があった。また、十分な選別作業を経たSUSボー
ルでも、肉眼では判別できない傷やクラックが存在する
ことがあり、そのようなSUSボールを用いると、耐久
性に支障を来すか、あるいは使用環境の変化等に適さな
いものが発生することが考えられる。肉眼では判別でき
ない傷等が存在するのはPPボールでも同様であり、傷
等はインク充填口の内部にも存在する。
【0010】これら傷等の発生の要因を検討するに、従
来では、インク充填口に栓としてのボールを圧入するだ
けであるので、生産工程中に以下のような要因が考えら
れた。
【0011】インク充填口内部のキズの要因としては、 1)インク容器の成形時に発生するウェルドライン、 2)インク注入機でインク充填口にインク注入口を圧入
する時にこすれて発生するキズがある。また、栓の表面
に発生するキズの要因としては、 1)物流時に栓と栓がこすれて発生するキズ、 2)栓を成形する時にできるウェルドラインがある。
【0012】このようなキズの存在によって上記インク
充填口に上記栓を圧入した後にインク充填口からインク
が洩れたり、またはインク収容部を密閉状態に保つこと
ができず、負圧発生部材収容部内の負圧発生部材にイン
クが移動してインク供給口からインクが洩れることが考
えられる。
【0013】これに対して、シール材溶着工程後にイン
ク充填口を下向き8時間から24時間放置するか、また
は45℃ドライか60℃ドライの保存装置に放置する検
査方法が好ましい。その後に、インク充填口が微細リー
クをおこしている時、インク充填口からインク洩れをし
ているか、インクに濡れていない部分の負圧発生部材が
負圧発生部材の毛管力によってインク濡れするので、製
造工程の段階でインク洩れ品を排除することができる。
【0014】このようにインク充填口からのインク洩れ
に関して放置する工程を実施すると、生産タクトが伸
び、また、不良品ができるため歩留りが下がるので製造
コストが上がる問題があった。
【0015】そこで、PPボールに対する熱溶着方法の
適用を検討したが、通常の熱溶着方法を用いると、イン
ク充填口の近傍のみに溶着に係る熱を集中させることが
できず、インクカートリッジの他の部分にも熱の影響を
及ぼしてしまい、結果的に密閉性等に対する信頼性を高
めることができない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、インク充填口等の開口部からのインク洩れを確実に
防止することができるインクジェット用インクカートリ
ッジ開口部封止方法および該方法によって得られた安価
なインクジェット用インクカートリッジを提供すること
にある。
【0017】本発明の第2の目的は、インク充填口等の
開口部のスペースを小さくすることできるインク充填量
の多いインクジェット用インクカートリッジを提供する
ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的に達成するため
に、本発明は、以下の構成を有する。
【0019】すなわち、本願の第1の発明は、インクジ
ェットヘッドと連結しインクを該ヘッドに供給するイン
ク供給口と、内部を大気と連通させる大気連通口とを備
えたインクジェット用インクカートリッジにおいて、さ
らに、前記インクをインクカートリッジ内に充填するた
めの開口部と、該開口部内に挿入され開口部を封止する
栓と、を具え、該開口部に前記栓を挿入した状態で前記
栓の外に臨んだ個所が捻り振動により溶融されて前記開
口部の外側開口を密閉したことを特徴とするインクジェ
ット用インクカートリッジである。また、本願の第2の
発明は、上記第1の発明において、前記開口部の周縁部
の材料と前記栓の材料とが同一であることを特徴とする
インクジェット用インクカートリッジである。また、本
願の第3の発明は、上記第1の発明において、前記開口
部の周縁部の材料の融点と前記栓の材料の融点とが同一
であることを特徴とするインクジェット用インクカート
リッジである。また、本願の第4の発明は、上記第1の
発明において、前記インクカートリッジが、仕切り壁に
よって仕切られ、連通部によって連通される、インクを
吸収保持する負圧発生部材を収容する負圧発生部材収容
部と、該負圧発生部材収容部へ供給されるインクを直接
収納するインク収容室と、を具えており、前記開口部は
前記インク収容部に形成されていることを特徴とするイ
ンクジェット用インクカートリッジである。また、本願
の第5の発明は、インクジェットヘッドと連結しインク
を該ヘッドに供給するインク供給口と、内部を大気と連
通させる大気連通口と、前記インクをインクカートリッ
ジ内に充填するための開口部と、を備えたインクジェッ
ト用インクカートリッジの開口部封止方法において、前
記開口部に栓を挿入する工程と、該栓の外に臨んだ個所
に溶着ホーンを押付けて前記開口部の軸線回りに捻り振
動を与えることによって前記栓の前記溶着ホーンとの接
触個所を溶融し、前記開口部の内壁面に溶融一体化させ
る工程と、前記溶着ホーンを離間させて前記溶融一体化
部分を冷却する工程と、を含むことを特徴とするインク
ジェット用インクカートリッジの開口部封止方法であ
る。また、本願の第6の発明は、上記第5の発明におい
て、前記開口部に挿入した前記栓は、該栓の上部が前記
開口部から露出しない状態であることを特徴とするイン
クジェット用インクカートリッジの開口部封止方法であ
る。また、本願の第7の発明は、上記第5の発明におい
て、前記開口部に挿入した前記栓は、該栓の上部を前記
開口部から露出させる状態であることを特徴とするイン
クジェット用インクカートリッジの開口部封止方法であ
る。
【0020】上記の構成によると、インク充填口に栓を
圧入する嵌め合いで界面が存在していた従来と異なり、
栓の圧入後に摩擦熱を利用して栓をインク充填口に溶着
することで界面をなくした一体構造とすることができる
ので、インク充填口の密閉性を確実に保持することがで
き、製造歩留まりの向上により製造コストを低減するこ
とができる。
【0021】また、上記の構成によると、摩擦熱を利用
して栓をインク充填口に溶着する手段によりインク充填
口を設けたインク容器を固定し、栓の一部のみを摩擦熱
で溶かし、該溶かした樹脂をインク充填口の周囲に融合
させるようにしてインク充填口の周縁部または内面と栓
とを溶融一体化してインク充填口を密閉することがで
き、溶融一体化部分を小さくすることが可能であるの
で、インク充填に係る部分を小さくし、その分、インク
の充填量を増加させることが可能となり、インクカート
リッジ当たりのインクの使用効率を向上させることがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1(a)〜(e)は、それぞれ本発明
のインクジェット用インクカートリッジの開口部封止方
法の一実施形態を示す断面図であって、(a)はインク
充填口に栓をした状態及び溶着ホーンの断面図であり、
(b)は溶着ホーンの先端で栓を溶かす動作を示す断面
図であり、(c)は溶着ホーンの中間部で栓とインク充
填口を融合させる動作を示す断面図であり、(d)はイ
ンク充填口に栓を溶着した状態を示す断面図であり、
(e)は(d)の矢視図である。なお、本実施形態で
は、図3に示した要素と共通する要素については同一符
号を付し、その説明を省略する。
【0023】図1においては、101はインクカートリ
ッジ内にインクを充填するためのインク充填口であり、
102はインク充填口101内に圧入される栓であり、
103は栓102をインク充填口101の内面に溶着す
るための溶着ホーンである。ここで、インクの充填およ
びその後の密閉作業について説明する。
【0024】まず、インクカートリッジのインク充填口
101にインク注入口(図示略)を圧入し、所定量のイ
ンクを加圧注入する。次に、インク注入後に、インク充
填口101以外の他のインク容器開口部であるインク供
給口305、大気連通孔306をシリコンゴム等のシー
ル材で密閉した状態にしてインク充填口101からイン
ク注入口を抜き取る。
【0025】次いで、インク注入口を抜き取った直後
に、図1(a)に示すように、栓102を圧入してイン
ク充填口101に嵌め合わせる。上記栓102は圧入装
置および取り扱い上、便利な球形状が好ましく、また該
栓102の材料としてインク容器と同質の材料が最も好
ましい。
【0026】次に、図1(b)に示すように、溶着ホー
ン103をインク充填口101の中心線に対する位置に
配置し、インク充填口101の中心線に沿って矢印A方
向に下降させ、栓102の上部に当接する直前にねじり
方向(矢印B方向)で振動を開始する。この振動の振幅
は0.05〜0.1mmまで可変が可能であり、振動周
波数は、10kHz〜30kHzの範囲で振動する。溶
着ホーン103の先端104で栓102を溶かす。しか
も、最も溶着が好ましい条件は、0.08mmの振幅で
振動周波数は18kHzで最適である。
【0027】溶着ホーン103の先端104はねじり方
向(矢印B方向)で振動をしているので、栓102と溶
着ホーン103の先端104が触れている部分は摩擦熱
を生じ栓102が溶融する。
【0028】次に、図1(c)に示すように、溶着ホー
ン103の先端104で栓102を溶かし、該溶かした
樹脂を溶着ホーンの中間部105で止めて、ねじり振動
をしている溶着ホーン103の中間部105で生じる摩
擦熱によりインク充填口101の内面部分に融合させ
る。これにより、インク充填口101と栓102とが界
面のない一体構造となる。
【0029】最後に、図1(d)および(e)に示すよ
うに、溶着ホーン103を上方に移動することで溶着を
完了する。これにより、栓102をインク充填口101
に溶着することで界面をなくした一体構造となり、栓1
02およびインク充填口101にキズやクラックがあっ
たとしても、その存在によるインク洩れを確実に防止す
ることができる。さらに、インク洩れの検査工程が不用
となり、製造コストを低減することができる。
【0030】(実施形態2)図2(a)〜(e)は、そ
れぞれ本発明のインクジェット用インクカートリッジの
開口部封止方法の他の実施形態を示す断面図であって、
インク充填口に栓を溶着する位置をインク容器の外部に
変えた時、インク充填口に栓を融着するまでの各動作を
説明する図であり、(a)はインク充填口に栓をした状
態及び溶着ホーンの断面図であり、(b)は溶着ホーン
の先端で栓を溶かす動作を示す断面図であり、(c)は
溶着ホーンの中間部で栓とインク充填口を融合させる動
作を示す断面図であり、(d)はインク充填口に栓を溶
着した状態を示す断面図であり、(e)は(d)の矢視
図である。なお、本実施形態でも、図1および図3に示
した要素と共通する要素については同一符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0031】図2において201はインク充填するため
のインク充填口であり、202はインク充填口201に
圧入する栓であり、203は栓202をインク充填口2
01に溶着するための溶着ホーンである。
【0032】本実施形態では、先の実施形態と異なり、
インク充填口201内に圧入された栓202の上部がイ
ンク充填口201から突出している点、および溶着ホー
ン203の中間部205が大きく外側に張り出した形状
を有している点に特徴がある。
【0033】先の実施形態と同様にインク注入を行った
後、図2(a)および(b)に示すように、先の実施形
態と同様に、溶着ホーン203を下降させ、溶着ホーン
203の先端204で栓202の出張っている上部を溶
融させる。
【0034】次に、図2(c)に示すように、溶着ホー
ン203の先端204で溶かした樹脂を溶着ホーンの中
間部205で止めて、ねじり振動している溶着ホーンの
中間部で生じる摩擦熱によりインク充填口201上部の
周囲に融合させる。それによりインク充填口201と栓
202とが界面のない一体構造が可能となる。
【0035】最後に、図2(d)および(e)に示すよ
うに、溶着ホーン203を上方に移動することで溶着を
完了する。これにより、栓202をインク充填口201
上部の周囲に溶着することで界面をなくした一体構造と
なり、栓202およびインク充填口201にキズやクラ
ックがあったとしても、その存在によるインク洩れを確
実に防止することができる。また、インク洩れの検査工
程が不用となり製造コストを低減することができる。し
かも、栓202をインク充填口201から上部に張り出
した状態で溶着できるので、インク収容部に占めるイン
ク充填口のスペースを少なくできることから、インク充
填量を多くできる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
栓をインク充填口内に溶着することで界面をなくした一
体構造となる。そのため、栓およびインク充填口にキズ
やクラック等があったとしてもインク洩れの発生を確実
に防止することができる。また、インク洩れの検査工程
が不用となるので製造コストを低減することができる。
【0037】また、本発明によれば、栓をインク充填口
上部の周囲に溶着することで界面をなくした一体構造と
したので、インク収容部に占めるインク充填口のスペー
スが小さくなるので、インク収容部に充填するインク量
を多くできる。そのため、インク容器で使用できるイン
ク量が増えるのでインク使用効率の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(e)は、本発明のインクジェット用
インクカートリッジの開口部封止方法の一実施形態に係
るインク充填口に栓を溶着するまでの各動作を説明する
ための図である。
【図2】(a)〜(e)は、本発明のインクジェット用
インクカートリッジの開口部封止方法の他の実施形態に
係るインク充填口に栓を溶着するまでの各動作を説明す
るための図である。
【図3】(a)〜(c)は、本発明のインクジェット用
インクカートリッジの開口部封止方法の適用可能なイン
クジェット用インクカートリッジの一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
101 インク充填口 102 栓 103 溶着ホーン 104 溶着ホーン先端 105 溶着ホーン中間部 A 溶着ホーン移動方向 B 溶着ホーンのねじり方向 201 インク充填口 202 栓 203 溶着ホーン 204 溶着ホーン先端 205 溶着ホーン中間部 300 インクカートリッジ 301 仕切壁 302 負圧発生部材収容部 303 インク収容部 305 インク供給口 306 大気連通孔 307 負圧発生部材 308 インク 309 インク充填口 310 栓
フロントページの続き (72)発明者 益田 和明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 田中 博章 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−137274(JP,A) 特開 平7−60984(JP,A) 特開 平7−25023(JP,A) 特開 平6−87166(JP,A) 特開 平6−91756(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175 B65D 65/08

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドと連結しインクを
    該ヘッドに供給するインク供給口と、内部を大気と連通
    させる大気連通口とを備えたインクジェット用インクカ
    ートリッジにおいて、 さらに、前記インクをインクカートリッジ内に充填する
    ための開口部と、該開口部内に挿入され開口部を封止す
    る栓と、を具え、 該開口部に前記栓を挿入した状態で前記栓の外に臨んだ
    個所が捻り振動により溶融されて前記開口部の外側開口
    を密閉したことを特徴とするインクジェット用インクカ
    ートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記開口部の周縁部の材料と前記栓の材
    料とが同一であることを特徴とする請求項1に記載のイ
    ンクジェット用インクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記開口部の周縁部の材料の融点と前記
    栓の材料の融点とが同一であることを特徴とする請求項
    1に記載のインクジェット用インクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記インクカートリッジは、仕切り壁に
    よって仕切られ、連通部によって連通される、インクを
    吸収保持する負圧発生部材を収容する負圧発生部材収容
    部と、該負圧発生部材収容部へ供給されるインクを直接
    収納するインク収容室と、を具えており、前記開口部は
    前記インク収容部に形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載のインクジェット用インクカートリッジ。
  5. 【請求項5】 インクジェットヘッドと連結しインクを
    該ヘッドに供給するインク供給口と、内部を大気と連通
    させる大気連通口と、前記インクをインクカートリッジ
    内に充填するための開口部と、を備えたインクジェット
    用インクカートリッジの開口部封止方法において、 前記開口部に栓を挿入する工程と、 該栓の外に臨んだ個所に溶着ホーンを押付けて前記開口
    部の軸線回りに捻り振動を与えることによって前記栓の
    前記溶着ホーンとの接触個所を溶融し、前記開口部の内
    壁面に溶融一体化させる工程と、 前記溶着ホーンを離間させて前記溶融一体化部分を冷却
    する工程と、 を含むことを特徴とするインクジェット用インクカート
    リッジの開口部封止方法。
  6. 【請求項6】 前記開口部に挿入した前記栓は、該栓の
    上部が前記開口部から露出しない状態であることを特徴
    とする請求項5に記載のインクジェット用インクカート
    リッジの開口部封止方法。
  7. 【請求項7】 前記開口部に挿入した前記栓は、該栓の
    上部を前記開口部から露出させる状態であることを特徴
    とする請求項5に記載のインクジェット用インクカート
    リッジの開口部封止方法。
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