JP3177076U - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】取り付け可能なヘッドボード等の厚さの範囲を拡大することができる照明装置を提供する。
【解決手段】L字状の本体2と、灯具3と、固定部4とを有し、この固定部4が、挟持部32と摺動部31とを有するL字状の金具28と、この金具28の挟持部32と対向する押圧部10と、この押圧部10を挟持部32側へ付勢する付勢手段としてのコイルバネ11と、金具28の反押圧部10側への移動を阻止する爪部24とを有する。金具28に、同幅の短部としての短板部29と長部としての長板部30を設け、短板部29に、複数の第一受部33からなる第一受部群を設けると共に、長板部30に、複数の第二受部35からなる第二受部群を設ける。短板部29又は長板部30の一方を摺動部31とし、他方を挟持部32として、第一受部33又は第二受部35と爪部24とを係合可能とする。
【選択図】図4

Description

本考案は、他の物体に固定される照明装置に関するものであり、特に、ベッド等に固定される照明装置に関するものである。
従来、ヘッドボード等の被固定部が単純な厚板となっているだけのベッドやパイプベッド等で枕元を照明しようとした場合、使用者は、照明装置を用意する必要があった。そして、このような用途に用いられる照明装置として、垂直板(本願考案の被固定部に相当する)を挟持するためのクランプ台に照明装置を取り付ける構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。そして、このような照明装置は、クランプ台を締め付けるための締付ボルトを突出させないようにすることで、ヘッドボード等の被固定部を壁に近接させることができる。また、L字状の本体と、この本体に取り付けられた灯具と、前記本体を被固定部に固定するための固定部とを有する照明装置において、前記固定部が、挟持部と摺動部とを有するL字状の金具と、この金具の挟持部と対向する押圧部と、前記押圧部を前記挟持部側へ付勢する付勢手段と、前記金具の前記押圧部側への移動を可能にすると共に反押圧部側への移動を阻止するラチェット機構とを有して構成されるものも知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平10−69807号公報 実用新案登録第3140490号公報
しかしながら、特許文献1のような照明装置は、突出量を小さくすることができるとは言うものの、前記締付ボルトが必ず突出するので、前記照明装置のクランプ台が取り付けられる前記垂直板等を壁に近付けることにも限界がある。従って、このような照明装置を用いる場合、前記クランプ台が取り付けられる前記垂直板と壁との間に、少なくとも前記締付ボルトの突出量分の隙間を設ける必要がある。また、このような照明装置を前記ヘッドボード等に取り付ける場合、前記締付ボルトを手で回すための空間が前記垂直板の背後に必要である。従って、実際には、前記クランプ台が取り付けられる前記垂直板と壁との間には、大きな間隔を空けておく必要があった。なお、前記クランプ台を前記垂直板に取り付けた後で、ベッドを動かして、前記クランプ台が取り付けられた前記垂直板を壁に近付けるという方法も考えられる。しかしながら、この場合、前記クランプ台が弛んでしまうと、その度にベッドを動かして前記締付ボルトを締め直さなければならないという問題が生ずる。また、ベッドを動かす際に、前記締付ボルトを壁に衝突させてしまうと、簡単に壁に傷が付いてしまうという問題があった。前記締付ボルトを正面側に設ければ、このような問題は生じないが、美観上の問題が生ずるばかりでなく、衣服等を前記締付ボルトに引っ掛けてしまう虞が生ずる。
特許文献2は、特許文献1の問題点を解決したものであるが、前記被固定部が厚い場合には、挟持部と押圧部とで前記被固定部を挟持することができないという問題があった。本体及びL字状の金具を大きくすれば、一応、挟持可能な前記被固定部の厚さ範囲を拡大することができる。しかしながら、この場合、薄い前記被固定部を挟持するために厚いスペーサが必要になるため、前記被固定部から使用者側への突出量が大きくなって邪魔になってしまうという問題が生じる。
本考案は以上の問題点を解決し、取り付け可能な被固定部の厚さの範囲を拡大することができる照明装置を提供することを目的とする。
本考案の請求項1に記載の照明装置は、水平部と垂直部を有する本体と、この本体に取り付けられた灯具と、前記本体を被固定部に固定するための固定部とを有し、前記固定部が、挟持部と摺動部とを有するL字状の金具と、この金具の挟持部と対向する押圧部と、前記押圧部を前記挟持部側へ付勢する付勢手段と、前記金具の反押圧部側への移動を阻止する爪部とを有して構成される照明装置において、前記L字状の金具に、同幅の短部と長部を設け、前記短部に、前記爪部と係合する複数の第一受部からなる第一受部群を設け、前記長部に、前記爪部と係合する複数の第二受部からなる第二受部群を設けると共に、前記短部と長部の何れか一方を挟持部とし他方を摺動部とするように切り替え可能として、前記摺動部とされた前記短部又は長部に形成された前記第一受部又は第二受部を前記爪部と係合させたものである。
また、本考案の請求項2に記載の照明装置は、請求項1において、前記第一受部群における前記長部に対し最遠の受部から前記長部までの距離を、前記第二受部群における前記短部に対し最近の受部から前記短部までの距離以上としたものである。
更に、本考案の請求項3に記載の照明装置は、請求項2において、前記挟持部とされた前記短部に、この短部よりも長い当接部材を前記押圧部に対向させて着脱可能に取り付けたものである。
本考案の請求項1に記載の照明装置は、以上のように構成することにより、前記金具の挟持部と前記押圧部とで前記被固定部を挟むように配置し、前記挟持部と押圧部とが近づくように前記金具と前記本体を相対的に動かすことで、前記付勢手段によって付勢された押圧部と前記挟持部とによって、前記被固定部を挟持する。この際、前記金具の長部を挟持部とし、短部を摺動部として、前記第一受部群のうち適宜の第一受部と前記爪部とを係合させることで、前記照明装置は比較的薄い前記被固定部に取り付けることができる。一方、前記金具の短部を挟持部とし、長部を摺動部として、前記第二受部群のうち適宜の第二受部と前記爪部とを係合させることで、前記照明装置は比較的厚い前記被固定部に取り付けることができる。
なお、前記第一受部群における前記長部に対し最遠の第一受部から前記長部までの距離を、前記第二受部群における前記短部に対し最近の第二受部から前記短部までの距離以上とすることで、前記長部を挟持部とした場合に挟持可能な被固定部の厚さ範囲と、前記短部を挟持部とした場合に挟持可能な被固定部の厚さ範囲との間にギャップが生じないので、挟持可能な被固定部の厚さ範囲であれば、前記押圧部と挟持部によって良好に挟持することができる。
また、前記挟持部とされた前記短部に、この短部よりも長い当接部材を前記押圧部に対向させて着脱可能に取り付けることで、前記短部を挟持部とする場合でも、被固定部における反押圧部側の当接面積を広くして、安定して被固定部を挟持することができる。
本考案の一実施形態を示す照明装置の正面図である。 同、平面図である。 同、左側面図である。 同、A−A断面図である。 同、L字状の金具の短部を挟持部とした場合のA−A断面図である。 同、L字状の金具において、長部を挟持部とした場合と短部を挟持部とした場合とを比較した左側面図である。 同、長部を挟持部とした場合における、L字状の金具と当接部材との分解斜視図である。 同、短部を挟持部とした場合における、L字状の金具と当接部材との分解斜視図である。 同、比較的薄い被固定部に取り付けられた状態における左側面図である。 同、比較的厚い被固定部に取り付けられた状態における左側面図である。
以下、本考案の実施形態について、図1乃至図10に基づいて説明する。なお、本実施形態では、図1乃至図3の姿勢を基準として、前後及び上下を規定する。即ち、図2においては、上が後、下が前である。また、図3においては、右が前、左が後である。
1は本考案の照明装置である。この照明装置1は、本体2と灯具3と固定部4とで構成される。なお、前記灯具3は、前記本体2に対して枢支される。
前記本体2のケーシング5は、垂直部6と水平部7とで逆L字状に形成される。なお、この垂直部6及び水平部7という名称は便宜上命名したものである。前記垂直部6が水平で且つ前記水平部7が垂直となる姿勢で被固定部に前記照明装置1を取り付けたり、前記垂直部6と水平部7とが共に傾斜した状態の姿勢で被固定部に前記照明装置1を取り付けたりしても良い。
前記垂直部6は、後方が開放する。そして、この垂直部6には、複数の筒状部8が前記水平部7と平行に設けられる。また、前記垂直部6には、主回路基板9が保持される。そして、前記垂直部6には、押圧部10が前後方向に移動可能に取り付けられる。なお、この押圧部10は、付勢手段としての複数のコイルバネ11によって、後方に付勢される。また、このコイルバネ11は、前端側が前記筒状部8内に位置すると共に、後端が前記押圧部10の前面に当接する。更に、前記押圧部10の後面には、防滑シート12が貼り付けられる。なお、この防滑シート12は、被固定部の傷付きを防止する役割も果たす。
一方、前記水平部7の上面前部には、複数の貫通孔13が形成される。また、前記水平部7の内部には、透光性を有する材質から成る操作片14が取り付けられる。この操作片14は、弾性変形可能な腕部15と、この腕部15の先端に形成されると共に前記貫通孔13から外部に露出する操作部16と、前記腕部15から下方に突出した押圧突部17とを有して一体に形成される。なお、これらの腕部15と操作部16と押圧突部17は、前記貫通孔13と同数形成される。そして、前記水平部7の内部で且つ前記操作片14の下方には、スイッチ基板18が設けられる。このスイッチ基板18には、前記押圧突部17によって押されるスイッチ19と、発光ダイオード20が実装される。なお、これらのスイッチ19と発光ダイオード20は、前記貫通孔13と同数実装される。また、前記水平部7の上面後部には、切欠部21が形成されると共に、前記水平部7の内部には、ラチェットアーム22が枢支される。なお、このラチェットアーム22の後端には、指掛部23が形成されると共に、この指掛部23は、前記切欠部21から外部に露出する。そして、前記ラチェットアーム22には、下方に突出した爪部24が形成される。なお、この爪部24は、前方に垂直面24Aが形成されると共に、後方に傾斜面24Bが形成される。また、この爪部24を下方に付勢するためのコイルバネ25が、前記水平部7内に設けられる。また、前記水平部7の後端には、開口部26が設けられる。更に、前記水平部7の左側面には、電源コード27が設けられる。
そして、前記水平部7の後部には、鋼板を折り曲げて形成されたL字金具28が取り付けられる。このL字金具28は、短部としての短板部29と、長部としての長板部30とで一体に形成される。なお、前記短板部29と長板部30のなす角度は、π/2である。また、前記短板部29と長板部30の幅及び厚さは等しい。これらの短板部29と長板部30は、何れも前記開口部26から前記水平部7内に挿入可能である。即ち、前記短板部29と長板部30は、何れか一方が選択的に前記開口部26から前記水平部7内に挿入されて、この水平部7内を前後方向に移動可能に構成される。なお、前記短板部29と長板部30の何れか一方を前記開口部26から前記水平部7内に挿入すると、他方は前記押圧部10と対向する。ここで、前記開口部26から前記水平部7内に挿入されて、この水平部7内を前後に移動可能な部位を摺動部31とし、前記押圧部10と対向する部位を挟持部32とする。即ち、図4は、前記短板部29を前記摺動部31、前記長板部30を前記挟持部32とした状態を示す。一方、図5は、前記長板部30を前記摺動部31、前記短板部29を前記挟持部32とした状態を示す。また、前記短板部29には、複数の第一受部33からなる第一受部群34が形成される。同様に、前記長板部30にも、複数の第二受部35からなる第二受部群36が形成される。複数の前記第一受部33は、前記短板部29を前記摺動部31とした状態で、前後方向に等間隔に並ぶように貫通形成される。一方、複数の前記第二受部35は、前記長板部30を前記摺動部31とした状態で、前後方向に等間隔に並ぶように貫通形成される。そして、前記第一受部群34を構成する第一受部33のうち、前記長板部30の最遠位置に形成された第一受部33Aから前記長板部30までの距離L1は、前記第二受部群36を構成する第二受部35のうち、前記短板部29の最近位置に形成された第二受部35Aから前記短板部29までの距離L2以上である。なお、図6に示すように、L1=L2であることが好ましい。そして、前記第一受部33又は第二受部35には、前記ラチェットアーム22の爪部24が係合可能である。そして、これらラチェットアーム22とコイルバネ25と各受部群34,36とで、前記L字金具28の前方への移動を可能にすると共に後方への移動を阻止するラチェット機構37が構成される。
前記挟持部32となる前記長板部30又は短板部29には、当接部材38が着脱可能に取り付けられる。この当接部材38は、強度の高い合成樹脂によって構成される。なお、前記当接部材38の上下方向寸法L3は、前記長板部30を挟持部32とした場合における、前記水平部7の下端から前記長板部30の下端までの距離とほぼ等しい。即ち、前記当接部材の上下方向寸法L3は、前記短板部29を挟持部32とした場合における前記短板部29の上下方向の寸法よりも大きい。そして、前記当接部材38には、前記挟持部32となる前記長板部30又は短板部29を挿入保持するための凹溝部39が形成される。更に、前記当接部材38の前側(即ち押圧部10側)には、防滑シート40が貼り付けられる。なお、この防滑シート40は、被固定部の傷付きを防止する役割も果たす。一方、前記当接部材38の後側(即ち反押圧部10側)には、壁面等を保護するための保護シート41が貼り付けられる。また、前記第一受部群34を構成する第一受部33のうち、前記長板部30の最近位置に形成された第一受部33Bと爪部24とが係合した状態において、前記防滑シート41の後面は、前記本体2の水平部7の後端よりも後方となる。そして、これら押圧部10とL字金具28とラチェット機構37と当接部材38とで、前記固定部4が構成される。
そして、前記水平部7の前端部で且つ前記垂直部6の前面上部には、関節部材42が枢支される。なお、この関節部材42は、前記本体2のケーシング5に対して、前後方向に延びる軸Xを中心に回動可能に枢支される。そして、前記関節部材42には、前記灯具3が枢支される。なお、この灯具3は、前記関節部材42に対して、軸Xと直交する軸Yを中心に回動可能に枢支される。
前記灯具3は、ケーシング43と、透光部44とを有して構成される。そして、前記ケーシング43内には、発光ダイオード45と、レンズ46と、放熱板47が設けられる。また、前記灯具ケーシング43には、多数の放熱孔48が形成される。
次に、本考案の作用について説明する。前記照明装置1をベッドの比較的薄いヘッドボードH1に取り付ける場合、図4に示すように、前記短板部29を摺動部31、前記長板部30を挟持部32とする。そして、前記挟持部32となる長板部30に、前記当接部材38を取り付ける。この際、前記長板部30は、前記当接部材38の凹溝部39に挿入される。なお、前述した通り、前記当接部材38の上下方向寸法L3が、前記水平部7の下端から前記長板部30の下端までの距離とほぼ等しいので、前記長板部30における前記水平部7よりも下方の部分が、全て前記当接部材38の凹溝部39に挿入される。また、前記当接部材38は、前記防滑シート40が貼り付けられた側が前側となるように、前記長板部30に取り付けられる。更に、前記摺動部31となる短板部29を、前記開口部26から前記水平部7内に挿入する。この状態で、前記長板部30に取り付けられた前記当接部材38における前記防滑シート40が貼り付けられた側は、前記押圧部10と対向する。そして、前記水平部7に対し前記摺動部31(前記短板部29)を相対的に前方に移動させることで、前記爪部24が前記第一受部群34の第一受部33と係合する。即ち、前記爪部24は、前記爪部の傾斜面24Bが前記摺動部31(前記短板部29)の前端上縁又は前記第一受部33の後端上縁に当接することで、前記ラチェットアーム22ごと前記コイルバネ25の付勢力に抗して押し上げられる。そして、前記爪部24が後方に隣接する前記第一受部33に至ると、前記爪部24は、前記コイルバネ25の付勢力によって前記ラチェットアーム22ごと押し下げられ、前記第一受部33内に挿入される。これを繰り返すことで、前記爪部24は、任意の第一受部33と係合する。
前記押圧部10の防滑シート12から前記当接部38の防滑シート40までの距離が、前記ヘッドボードH1の厚さT1よりも大きければ、そのまま前記照明装置1が前記ヘッドボードH1に取付可能な状態である。一方、前記押圧部10の防滑シート12から前記当接部38の防滑シート40までの距離が、前記ヘッドボードH1の厚さT1よりも小さければ、前記摺動部31(前記短板部29)を相対的に後方に移動させる必要がある。この場合、使用者は、前記ラチェットアーム22の指掛部23に指を掛け、前記コイルバネ25の付勢力に抗して、前記ラチェットアーム22を上方に引き上げる。このように、前記ラチェットアーム22を上方に引き上げると、前記爪部24が上方に移動して、この爪部24が前記第一受部33から外れる。このように、前記爪部24が前記第一受部33から外れた状態とすることで、前記L字金具28の摺動部31(前記短板部29)は、前記本体2のケーシング5の水平部7に対して、前後両方向に移動可能となる。この状態で、使用者は、前記L字金具28を後方に移動させ、前記防滑シート12から前記防滑シート40までの距離を前記ヘッドボードH1の厚さT1よりも大きくした後、前記指掛部23から指を離す。これによって、前記照明装置1が前記ヘッドボードH1に取付可能な状態となる。
そして、前記挟持部32(前記長板部30)に取り付けられた当接部材38と前記押圧部10とで前記ヘッドボードH1を挟み込むようにした後、前記当接部材38が動かないように支えながら、前記本体2を前記ヘッドボードH1に押し付ける。この際、前記L字金具28は、前記水平部7に対して相対的に前方に移動する。そして、前記傾斜面24Bに当接する前記第一受部33の後端上縁が前記爪部24、即ち前記ラチェットアーム22を上方に押し上げるので、前記爪部24が前記第一受部33と係合していたとしても、前記L字金具28は、前記水平部7に対して相対的に前方に移動可能である。そして、前記押圧部10の防滑シート12が前記ヘッドボードH1の前面に当接した状態から、更に前記本体2を前記ヘッドボードH1に押し付けることで、前記押圧部10は、前記コイルバネ11の付勢力に抗して、前方、即ち前記挟持部32から離れる方向に移動する。この状態から使用者が手を離すと、前記押圧部10は、前記コイルバネ11の付勢力によって、前記ヘッドボードH1の前面に押し付けられる。一方、前記L字金具28は、前記爪部24の垂直面24Aが前記第一受部33の前縁に当接した状態となることで、前記水平部7に対して相対的に後方に移動不能となる。従って、前記コイルバネ11の付勢力によって、前記挟持部32(前記長板部30)に取り付けられた当接部材38と前記押圧部10とで前記ヘッドボードH1が挟持されるので、前記照明装置1は、図9に示すように、前記ヘッドボードH1に取り付けられる。
なお、前記ヘッドボードH1の後面と壁W等の間に、前記防滑シート40及び保護シート41が貼り付けられた前記当接部材38が挿入可能な最小限の隙間を空けた状態で、この隙間に前記挟持部32(前記長板部30)に取り付けられた当接部材38を挿入し、前記本体2を前記ヘッドボードH1に押し付けるだけで、前記照明装置1は、ベッド等を動かすことなく、前記ヘッドボードH1に取り付けられる。この際、前記当接部材38が前記壁Wに軽く押し付けられるが、前述したように、前記当接部材38の後側に前記保護シート41が貼り付けられているので、前記壁Wは傷つけられることがない。
前記照明装置1をベッドの比較的厚いヘッドボードH2に取り付ける場合、図5に示すように、前記長板部30を摺動部31、前記短板部29を挟持部32とする。そして、前記挟持部32となる短板部29に、前記当接部材38を取り付ける。この際、前記短板部29は、前記当接部材38の凹溝部39に挿入される。なお、前述した通り、前記当接部材38の上下方向寸法L3が、前記短板部29の上下方向寸法よりも大きいので、前記短板部29は前記凹溝部39の途中までしか挿入されない。また、前記当接部材38は、前記防滑シート40が貼り付けられた側が前側となるように、前記短板部29に取り付けられる。更に、前記摺動部31となる長板部30を、前記開口部26から前記水平部7内に挿入する。この状態で、前記短板部29に取り付けられた前記当接部材38における前記防滑シート40が貼り付けられた側は、前記押圧部10と対向する。そして、前記水平部7に対し前記摺動部31(前記長板部30)を相対的に前方に移動させることで、前記爪部24が前記第二受部群36の第二受部35と係合する。即ち、前記爪部24は、前記爪部の傾斜面24Bが前記摺動部31(前記長板部30)の前端上縁又は前記第二受部35の後端上縁に当接することで、前記ラチェットアーム22ごと前記コイルバネ25の付勢力に抗して押し上げられる。そして、前記爪部24が後方に隣接する前記第二受部35に至ると、前記爪部24は、前記コイルバネ25の付勢力によって前記ラチェットアーム22ごと押し下げられ、前記第二受部35内に挿入される。これを繰り返すことで、前記爪部24は、任意の第二受部35と係合する。
前記押圧部10の防滑シート12から前記当接部38の防滑シート40までの距離が、前記ヘッドボードH2の厚さT2よりも大きければ、そのまま前記照明装置1が前記ヘッドボードH2に取付可能な状態である。一方、前記押圧部10の防滑シート12から前記当接部38の防滑シート40までの距離が、前記ヘッドボードH2の厚さT2よりも小さければ、前記摺動部31(前記長板部30)を相対的に後方に移動させる必要がある。この場合、使用者は、前記ラチェットアーム22の指掛部23に指を掛け、前記コイルバネ25の付勢力に抗して、前記ラチェットアーム22を上方に引き上げる。このように、前記ラチェットアーム22を上方に引き上げると、前記爪部24が上方に移動して、この爪部24が前記第二受部35から外れる。このように、前記爪部24が前記第二受部35から外れた状態とすることで、前記L字金具28の摺動部31(前記長板部30)は、前記本体2のケーシング5の水平部7に対して、前後両方向に移動可能となる。この状態で、使用者は、前記L字金具28を後方に移動させ、前記防滑シート12から前記防滑シート40までの距離を前記ヘッドボードH2の厚さT2よりも大きくした後、前記指掛部23から指を離す。これによって、前記照明装置1が前記ヘッドボードH2に取付可能な状態となる。
そして、前記挟持部32(前記短板部29)に取り付けられた当接部材38と前記押圧部10とで前記ヘッドボードH2を挟み込むようにした後、前記当接部材38が動かないように支えながら、前記本体2を前記ヘッドボードH1に押し付ける。この際、前記L字金具28は、前記水平部7に対して相対的に前方に移動する。そして、前記傾斜面24Bに当接する前記第二受部35の後端上縁が前記爪部24、即ち前記ラチェットアーム22を上方に押し上げるので、前記爪部24が前記第二受部35と係合していたとしても、前記L字金具28は、前記水平部7に対して相対的に前方に移動可能である。そして、前記押圧部10の防滑シート12が前記ヘッドボードH2の前面に当接した状態から、更に前記本体2を前記ヘッドボードH2に押し付けることで、前記押圧部10は、前記コイルバネ11の付勢力に抗して、前方、即ち前記挟持部32から離れる方向に移動する。この状態から使用者が手を離すと、前記押圧部10は、前記コイルバネ11の付勢力によって、前記ヘッドボードH2の前面に押し付けられる。一方、前記L字金具28は、前記爪部24の垂直面24Aが前記第二受部35の前縁に当接した状態となることで、前記水平部7に対して相対的に後方に移動不能となる。従って、前記コイルバネ11の付勢力によって、前記挟持部32(前記短板部29)に取り付けられた当接部材38と前記押圧部10とで前記ヘッドボードH2が挟持されるので、前記照明装置1は、図10に示すように、前記ヘッドボードH2に取り付けられる。
なお、前述した通り、前記短板部29は前記凹溝部39の途中までしか挿入されない。しかしながら、前述した通り、前記当接部材38は、強度の高い合成樹脂によって構成されるので、その全体が前記ヘッドボードH2にほぼ均等に押し当てられる。従って、前記短板部29を挟持部32とする場合であっても、前記ヘッドボードH2における後面(即ち反押圧部10側の面)に対する当接面積を広くすることができるので、安定してヘッドボードH2を挟持することができる。
なお、前記ヘッドボードH2の後面と壁W等の間に、前記防滑シート40及び保護シート41が貼り付けられた前記当接部材38が挿入可能な最小限の隙間を空けた状態で、この隙間に前記挟持部32(前記短板部29)に取り付けられた当接部材38を挿入し、前記本体2を前記ヘッドボードH2に押し付けるだけで、前記照明装置1は、ベッド等を動かすことなく、前記ヘッドボードH2に取り付けられる。この際、前記当接部材38が前記壁Wに軽く押し付けられるが、前述したように、前記当接部材38の後側に前記保護シート41が貼り付けられているので、前記壁Wは傷つけられることがない。
このようにして前記ヘッドボードH1又はH2に取り付けられた前記照明装置1の図示しない電源プラグを、同じく図示しない交流電源に接続する。そして、前記灯具2を、軸X,Y周りに任意に回動させる。そして、前記操作部16を押圧することで、前記押圧突部17によって前記スイッチ19が押圧され、前記主回路基板9上の点灯回路によって、前記発光ダイオード45が発光する。そして、この発光ダイオード45の発した光は、前記レンズ46及び透光部44を通って外部に放射される。なお、前記発光ダイオード45の消灯時等に、前記発光ダイオード20が点灯する。この発光ダイオード20の発した光は、透光性を有する前記操作片14を通って前記操作部16を発光させる。従って、周囲が暗い状態であっても、前記操作部16の位置を知ることができる。
以上のように、本考案は、垂直部6と水平部7を有するL字状の本体2と、灯具3と、固定部4とを有し、この固定部4が、挟持部32と摺動部31とを有するL字状の金具28と、この金具28の挟持部32と対向する押圧部10と、この押圧部10を前記挟持部32側へ付勢する付勢手段としてのコイルバネ11と、前記金具28の反押圧部10側への移動を阻止する爪部24とを有して構成され、前記L字状の金具28に、同幅の短部としての短板部29と長部としての長板部30を設け、前記短板部29に、複数の第一受部33からなる第一受部群34を設けると共に、前記長板部30に、複数の第二受部35からなる第二受部群36を設け、照明装置1を比較的薄い被固定部であるヘッドボードH1に取り付ける場合、前記長板部30を挟持部32とし、前記短板部29を摺動部31として、前記第一受部群34の第一受部33と前記爪部24とを係合させ、照明装置1を比較的厚いヘッドボードH2に取り付ける場合、前記短板部29を挟持部32とし、前記長板部30を摺動部31として、前記第二受部群36の第二受部35と前記爪部24とを係合させることで、取り付け可能なヘッドボードH1,H2の厚さの範囲を拡大することができるものである。
また、本考案は、前記第一受部群34における前記長板部30に対し最遠の第一受部33Aから前記長板部30までの距離L1を、前記第二受部群36における前記短板部29に対し最近の第二受部35Aから前記短板部29までの距離L2、以上とすることで、前記長板部30を挟持部31とした場合に挟持可能なヘッドボードH1の厚さ範囲と、前記短板部29を挟持部31とした場合に挟持可能なヘッドボードH2の厚さ範囲との間にギャップが生じないので、挟持可能なヘッドボードH1,H2の厚さ範囲であれば、前記押圧部10と挟持部31によって良好に挟持することができるものである。
更に、本考案は、前記挟持部31とされた前記短板部29に、この短板部29よりも長い当接部材38を前記押圧部10に対向させて着脱可能に取り付けることで、前記短板部29を挟持部31とする場合でも、ヘッドボードH2の反押圧部10側に対する当接面積を広くすることができるので、安定してヘッドボードH2を挟持することができるものである。
なお、本考案は以上の実施形態に限定されるものではなく、考案の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施形態では、第一受部及び第二受部はL字金具を構成する鋼板を厚さ方向に貫通する貫通孔であるが、凹部、或いは切り欠きとしても良い。また、上記実施形態では、L字金具に当接部材を着脱可能に取り付けたが、L字金具に防滑シート及び保護シートを直接取り付けても良い。また、上記実施形態では、当接部材を強度の高い合成樹脂で構成したが、要は当接部材が容易に撓んだりしなければ良いので、金属で構成しても良い。また、上記実施形態では、L字金具は鋼板を折り曲げて形成したが、十分な太さの線材をL字状に折り曲げて形成しても良い。更に、上記実施形態では、本体をL字状に形成したが、要は垂直部と水平部を有すれば良いので、T字状或いは十字状に形成しても良い。
1 照明装置
2 本体
3 灯具
4 固定部
6 垂直部
7 水平部
10 押圧部
11 コイルバネ(付勢手段)
24 爪部
28 L字金具
29 短板部(短部)
30 長板部(長部)
31 摺動部
32 挟持部
33,33A,33B 第一受部
34 第一受部群
35,35A 第二受部
36 第二受部群
38 当接部材
L1 距離
L2 距離
H1,H2 ヘッドボード(被固定部)

Claims (3)

  1. 水平部と垂直部を有する本体と、この本体に取り付けられた灯具と、前記本体を被固定部に固定するための固定部とを有し、
    前記固定部が、挟持部と摺動部とを有するL字状の金具と、この金具の挟持部と対向する押圧部と、前記押圧部を前記挟持部側へ付勢する付勢手段と、前記金具の反押圧部側への移動を阻止する爪部とを有して構成される照明装置において、
    前記L字状の金具に、同幅の短部と長部を設け、前記短部に、前記爪部と係合する複数の第一受部からなる第一受部群を設け、前記長部に、前記爪部と係合する複数の第二受部からなる第二受部群を設けると共に、
    前記短部と長部の何れか一方を挟持部とし他方を摺動部とするように切り替え可能として、前記摺動部とされた前記短部又は長部に形成された前記第一受部又は第二受部を前記爪部と係合させたことを特徴とする照明装置。
  2. 前記第一受部群における前記長部に対し最遠の受部から前記長部までの距離を、前記第二受部群における前記短部に対し最近の受部から前記短部までの距離以上としたことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記挟持部とされた前記短部に、この短部よりも長い当接部材を前記押圧部に対向させて着脱可能に取り付けたことを特徴とする請求項2記載の照明装置。
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