JP3176913U - 補修セット - Google Patents

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Abstract

【課題】剣道用具の甲手の内革部分に穴が空いた場合に、該補修対象箇所を使用者にとって違和感がなく、容易かつ強固に補修できる補修セットを提供する。
【解決手段】片面にホットメルト接着剤が付けられた合成皮革からなる補修革と、片面に剥離紙が装着されたフィルム状ホットメルト接着剤からなる補修シートを備え、前記補修革を補修対象箇所の穴の形状に合わせて切り出した第1の補修革1、前記第1の補修革1より5〜10mm大きく切り出した第2の補修革2、および前記第1の補修革1より大きくかつ前記第2の補修革2より小さく切り出した前記補修シート3を用意して、剣道用具の甲手の内革部分を補修する補修セットである。
【選択図】図1

Description

本考案は、何度も使用することにより穴が空いた場合に、その補修対象箇所を補修する補修セットに関するものである。
従来、何度も使用することにより穴が空いた場合などの補修に利用するものとして、様々なものが提供されている。
例えば、内装材の表面の凹凸面を転写して凹凸型を転写すると共に転写した凹凸型を再度転写させる立体コピーをするためのシリコン樹脂と、補修個所の内装材を近傍周辺を含めて取り除いて形成した補修用穴の底部に敷設するための補強ネットと、補強ネットを敷設した上面の補修用穴に周辺と略平坦状に充填すると共にシリコン樹脂の凹凸型を立体コピーされる専用パテとを備えた補修キットなどが提供されている(特許文献1を参照)。
また、剣道用具である甲手の内革部分に穴が空いた場合の補修に関するものとしては、片面に接着剤が付けられた合成皮革を、補修対象箇所より大きく切り出して補修対象箇所に被せて圧着したり、アイロンなどの加熱装置により加熱して固着したりするものなどが提供されている。
特開2003−278390号公報
しかし、片面に接着剤が付けられた合成皮革を補修対象箇所に被せて固着するだけの補修をする場合、甲手の内革の破損した穴の部分自体は残ったままのため、内側(肌側)に段差が生じ違和感があり、指の皮が擦り剥ける場合などもある。また、内側(肌側)に接着剤が付けられた面が露出しているため、肌触りが良くなく、すべる又はべたつく可能性もある。
また、穴の縁周りの革が薄く延びて波打っている状態に厚みのある合成皮革を貼ると、下地が撚れたり重なったりしてきれいに平坦に処理するのが難しく、合成皮革を貼り付けた後では再び直すことができない。さらに、補修する甲手の内革部分は、平面ではなく立体的に縫製されているのでアイロンなどの加熱装置が当てにくく、貼り付けが強固でなく剥がれやすいという問題もある。
そこで、本考案の目的は、剣道用具の甲手の内革部分に穴が空いた場合に、該補修対象箇所を使用者にとって違和感がなく、容易かつ強固に補修できる補修セットを提供することである。
上記の課題を解決するために、本願考案にかかる補修セットは、片面にホットメルト接着剤が付けられた合成皮革からなる補修革と、片面に剥離紙が装着されたフィルム状ホットメルト接着剤からなる補修シートを備え、前記補修革を補修対象箇所の穴の形状に合わせて切り出した第1の補修革、前記第1の補修革より5〜10mm大きく切り出した第2の補修革、および前記第1の補修革より大きくかつ前記第2の補修革より小さく切り出した前記補修シートを用意した後、前記第1の補修革をホットメルト接着剤が付けられた面を外側にして前記補修対象箇所に嵌め込んで、前記補修シートの剥離紙が装着されていない面を前記第1の補修革にはみ出し部分が均等になるように被せて加熱装置で加熱して固着し、さらに剥離紙を剥がした前記補修シートの面に前記第2の補修革をホットメルト接着剤が付けられた面を内側にしてはみ出し部分が均等になるように被せて加熱装置で加熱して固着することにより剣道用具の甲手の内革部分を補修することを特徴とする。
第一に、本願考案にかかる補修セットでは、穴埋め用の補修革を接着剤が付けられた面を外側にして穴に嵌め込むので、内側(肌側)に段差ができず、使用者は接着剤が付けられた面に触れることがないので使用者にとって違和感がなく、また指の皮が擦りむけることなどもないという効果が発生する。
第二に、本願考案にかかる補修シートは片面に剥離紙が装着されたフィルム状ホットメルト接着剤からなっており、薄く柔らかいので、ずれや撓みがわかりやすいため補修作業がしやすく、仮に補修の修正が必要な場合でも簡単に修正可能であるという効果が発生する。
第三に、補修対象箇所の周囲の内革部分と第2の補修革との固着を、補修対象箇所の周囲の内革部分と補修シート、並びに補修シートと第2の補修革の2段階にすることで、アイロンなどの加熱装置の当てにくい部分でも固着を容易で強固なものにできる。補修対象箇所の周囲の内革部分と補修シートをまず貼り付けて、次に厚みのある第2の補修革を貼り付ける際は、補修シートのフィルム状ホットメルト接着剤と厚みのある第2の補修革の接着剤が付けられた面の貼り合わせとなるので、貼り付けが容易で強固にできるという効果が発生する。
本願考案にかかる補修セットを使用して補修した補修対象箇所の断面図である。
以下、図面を参照しながら、本願考案の実施の形態について説明する。
図1は、本願考案にかかる補修セットを使用して補修した補修対象箇所の断面図である。
甲手の補修対象箇所である穴部分に第1の補修革1を嵌めこみ、その上に補修シート3を固着し、さらにその上に第2の補修革2を固着して補修する。
剣道具として用いられる甲手は拳を守る甲手頭、握りやすく手首を動きやすくする生子、打突部分の甲手布団、竹刀を握る手の内(内革)そして甲手紐で構成される。
内革4は、甲手の内革部分である。本願考案にかかる補修セットは、剣道に何度も用いて擦り切れるなどして穴の開いた甲手の内革4の部分を補修する際に用いるものである。
第1の補修革1は、補修革を接着剤が付けられた面を外側にして型紙通りに切り出したものである。型紙とは、補修対象箇所の穴の形状を段ボールなどで下敷きをして型取ったものである。外側から見た穴の形状と第1の補修革1の接着剤が付けられた面の形状が一致するように切り出す。
補修革は、片面にホットメルト接着剤が付けられた合成皮革からなっている。ホットメルト接着剤を補修革に付ける方法としては、片面に剥離紙が装着されたフィルム状ホットメルト接着剤を合成皮革にアイロンなどの加熱装置で加熱して貼り付け、冷えた後に剥離紙を剥がすことにより作成してもよい。合成皮革とは、織布や編布などの織物ベースに、ポリウレタン樹脂組成物などの各種樹脂層を積層したものである。
第2の補修革2は、接着剤が付けられていない面を外側にして、補修革を切り出したものである。切り出しの大きさは、補修対象箇所の穴の形状を型取った型紙より5〜10mm大きく切り出した大きさである。外側から見た穴の形状(第1の補修革1の接着剤が付けられた面の形状)と第2の補修革2の接着剤が付けられていない面の形状がほぼ相似になるように切り出す。
補修シート3は、片面に剥離紙が装着されたフィルム状ホットメルト接着剤からなり、剥離紙が装着されている面を外側にして、第1の補修革1より大きくかつ第2の補修革2より小さく切り出したものである。例えば、第2の補修革2より1〜4mm小さく切り出しても良い。外側から見た穴の形状(第1の補修革1の接着剤が付けられた面の形状)と補修シート3の剥離紙が装着されている面の形状がほぼ相似になるように切り出す。
本願考案にかかる補修セットを用いた補修方法について、説明する。
まず、第1の補修革1をホットメルト接着剤が付けられた面を外側にして補修対象箇所に嵌め込んだ後、補修シート3の剥離紙が装着されていない面を第1の補修革1にはみ出し部分が均等になるように被せて外側からアイロンなどの加熱装置で加熱して固着する。
さらに、冷えた後に剥離紙を剥がした補修シート3の面に第2の補修革2をホットメルト接着剤が付けられた面を内側にしてはみ出し部分が均等になるように被せて、加熱装置で加熱して固着することにより剣道用具の甲手の内革4部分を補修する。
本実施例の効果について、詳しく説明する。
第一に、第1の補修革1を接着剤が付けられた面を外側にして穴に嵌め込み補修シート3を使って取り付けることで修理の完成度が大きく増した。また、穴を補修する場合に穴埋めをするので内側(肌側)に段差ができず、使用者にとって違和感がなく指の皮がすりむけることなどもない。
片面に接着剤が付けられた合成皮革を補修対象箇所に被せて固着するだけの補修をする従来技術の場合、内側(肌側)に接着剤が付けられた面が露出しているため、肌触りが良くなく、すべる又はべたつく可能性があったが、本願考案にかかる補修セットでは、接着剤が付けられた面が外側になるので問題がない。特に大きな穴を補修した場合に、その差異がより明確になる。
第二に、本願考案にかかる補修シート3は、成形が簡単な上、薄く柔らかいので、ずれや撓みもわかりやすいため作業がしやすく、仮に修正が必要な場合でも簡単に修正可能である。
従来技術の場合、厚みのある補修革を直接貼ると、薄く延びて波打っている穴の縁周りの内革部分が撚れたり重なったりしてきれい、かつ平坦に処理するのが難しく、貼り付けた後では直すことができないという問題があった。
第三に、補修対象箇所の周囲の内革部分と第2の補修革2との固着を、補修対象箇所の周囲の内革部分と補修シート3、並びに補修シート3と第2の補修革2の2段階にすることで、アイロンなどの加熱装置の当てにくい部分でも固着を容易で強固なものにできる。補修対象箇所の周囲の内革部分と補修シート3をまず貼り付けて、次に厚みのある第2の補修革2を貼り付ける際は、補修シートのフィルム状ホットメルト接着剤と厚みのある第2の補修革2の接着剤が付けられた面の貼り合わせとなるので、貼り付けが容易で強固にできる。
従来技術の場合、補修する内革は平面ではなく立体的に縫製されているので、アイロンなどの加熱装置が当てにくく、厚みのある補修革を通して接着剤が付けられた面と甲手の内革をしっかりと貼り付けるのが困難であるため、剥がれやすいという問題があった。
第四に、本願考案にかかる補修シート3は、第1の補修革1より大きくかつ第2の補修革2より小さく切り出されて第2の補修革2と固着するので、周辺への接着剤のはみ出しを防ぎ、きれいに仕上げることができる。
従来技術でのアイロンなどによる固着の場合、接着力を強化するため接着剤の層を厚くすればするほど、温度とアイロンの圧力によってホットメルト接着剤が溶けて合成皮革の縁の外側に押し出され、見た目もよくないばかりか、押し出された接着剤が冷えて固まり、ごわごわしたりする問題があった。
1 第1の補修革
2 第2の補修革
3 補修シート
4 内革
上記の課題を解決するために、本願考案にかかる補修セットは、剣道用具の甲手の内革部分を補修する補修セットであって、補修対象箇所の穴の形状である片面にホットメルト接着剤が付けられた合成皮革からなる第1の補修革と、前記第1の補修革の形状よりも5〜10mm大きな片面にホットメルト接着剤が付けられた合成皮革からなる第2の補修革と、前記第1の補修革より大きくかつ前記第2の補修革より小さい、前記第1の補修革と前記第2の補修革の間に挟着される片面に剥離紙が装着されたフィルム状ホットメルト接着剤からなる補修シートと、を備えることを特徴とする。

Claims (1)

  1. 片面にホットメルト接着剤が付けられた合成皮革からなる補修革と、
    片面に剥離紙が装着されたフィルム状ホットメルト接着剤からなる補修シートを備え、
    前記補修革を補修対象箇所の穴の形状に合わせて切り出した第1の補修革、前記第1の補修革より5〜10mm大きく切り出した第2の補修革、および前記第1の補修革より大きくかつ前記第2の補修革より小さく切り出した前記補修シートを用意した後、
    前記第1の補修革をホットメルト接着剤が付けられた面を外側にして前記補修対象箇所に嵌め込んで、前記補修シートの剥離紙が装着されていない面を前記第1の補修革にはみ出し部分が均等になるように被せて加熱装置で加熱して固着し、
    さらに剥離紙を剥がした前記補修シートの面に前記第2の補修革をホットメルト接着剤が付けられた面を内側にしてはみ出し部分が均等になるように被せて加熱装置で加熱して固着することにより剣道用具の甲手の内革部分を補修することを特徴とする補修セット。



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