JP6563188B2 - サポーター用生地 - Google Patents

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Description

本発明はサポーター用生地、特に薄いにも拘らず、それ自体で十分な固定保持力を有するサポーターを作製するのに好適な生地に関する。
伸縮性生地に、部分的に合成樹脂を接着させて伸縮しにくい部分を形成した薄型サポーターは既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、斯かる従来のサポーターは、当該合成樹脂接着部が他部に比し伸びにくいため、装着時人体の当該対応部位に対し若干の圧迫作用が奏されるものの、関節等患部の固定保持力には欠けると云う問題があった。他方、この固定保持力を高めるため、より伸縮しにくい合成樹脂を接着すると、伸縮性生地と合成樹脂との伸縮度合の差が増大するため、合成樹脂部分が伸縮性生地から剥離してしまうと云う問題があった。
特開2005−125541号公報
本発明は、上記の如き従来の問題に鑑みてなされたものであり、薄いにも拘らず、それ自体で十分な固定保持力を有し、しかも合成樹脂部分の剥離が生じることのないサポーター用生地を提供することを課題としている。
本発明者は、上記の課題を解決すべく種々研究を重ねた結果、伸縮性基材の上面に、当該基材よりも伸縮しにくい第1の合成樹脂フィルム層を形成すると共に、当該第1の合成樹脂フィルム層の上から、第1の合成樹脂フィルム層よりも伸縮し易く、かつ当該基材よりは伸縮しにくい第2の合成樹脂フィルム層を被覆形成すれば、極めて良い結果が得られることを見い出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、伸縮性基材の上面に、当該伸縮性基材よりも伸縮しにくい第1の合成樹脂フィルム層を、当該伸縮性基材よりも狭い範囲で形成すると共に、当該第1の合成樹脂フィルム層の上面及び当該第1の合成樹脂フィルム層から露出している伸縮性基材の上面に、当該第1の合成樹脂フィルム層よりも伸縮し易く、かつ当該伸縮性基材よりは伸縮しにくい第2の合成樹脂フィルム層を、当該第1の合成樹脂フィルム層よりも広く、かつ当該伸縮性基材よりは狭い範囲で形成したことを特徴とするサポーター用生地により上記課題を解決したものである。
本発明のサポーター用生地は、伸縮性基材の上に、一番伸縮しにくい第1の合成樹脂フィルム層が存在しているため、それ自体で十分な固定保持力が得られ、固定用のストラップ等は格別必要としない。
更にまた、第1の合成樹脂フィルム層は第2の合成樹脂フィルム層で覆われていると共に、伸縮性基材と第2の合成樹脂フィルム層の伸縮度合の差は、伸縮性基材と第1の合成樹脂フィルム層の伸縮度合の差より小さいので、第2の合成樹脂フィルム層が剥離することがなく、従ってまたそれによって覆われている第1の合成樹脂フィルム層も伸縮性基材から剥離することはない。
本発明サポーター用生地の断面説明図。 本発明サポーター用生地の平面説明図。 本発明サポーター用生地を用いて作製した足関節サポーターの平面説明図。 図3に示した足関節サポーターの装着例を示す斜視説明図。
以下本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
図1及び2において、10は伸縮性基材、20は第1の合成樹脂フィルム層、30は第2の合成樹脂フィルム層を示している。
伸縮性基材10としては、伸縮性を有するものであれば、特にその種類の如何を問わないが、例えば一般に用いられている薄手のサポーター生地が好適に使用される。
第1の合成樹脂フィルム層20は、伸縮性基材10よりも伸縮しにくい、すなわち低い伸縮率を有するものであって、伸縮性基材10の上面に、当該伸縮性基材10よりも狭い範囲で形成されている。
この第1の合成樹脂フィルム層20の形成法は特に限定されないが、塗布等による接着剤を介して合成樹脂フィルムを圧着して形成するのが簡便である。
第2の合成樹脂フィルム層30は、第1の合成樹脂フィルム層20よりも伸縮し易い、すなわち高い伸縮率を有し、かつ伸縮性基材10よりは伸縮しにくい、すなわち低い伸縮率を有するものであって、第1の合成樹脂フィルム層20の上面及び当該第1の合成樹脂フィルム層20から露出している伸縮性基材10の上面に、第1の合成樹脂フィルム層20よりも広い範囲で、かつ伸縮性基材10よりは狭い範囲で形成されている。
尚、当該第1の合成樹脂フィルム層20よりも広い範囲としては、第1の合成樹脂フィルム層20を上から被覆してその剥離を防止するため、第1の合成樹脂フィルム層20の外周縁よりも少なくとも2mm以上広い範囲とするのが望ましい。
この第2の合成樹脂フィルム層30の形成法も特に限定されないが、当該第2の合成樹脂フィルム層30を、その融点以上の熱をかけて圧着して形成するのが簡便であると共に、当該合成樹脂の一部が、第1の合成樹脂フィルム層20から露出している伸縮性基材10中に含浸されるので、当該第2の合成樹脂フィルム層30の剥離を防止し、従ってまた当該第2の合成樹脂フィルム層30によって被覆されている下層の第1の合成樹脂フィルム層20の剥離を防止する上でも有利である。
この第2の合成樹脂フィルム層30の上面には、更に他の合成樹脂フィルム層(図示省略)を適宜数積層形成してもよい。この場合、当該他の合成樹脂フィルム層は、その下面の合成樹脂フィルム層より伸縮し易く、かつ広い範囲で形成するのが、固定力を有すると共に、剥離を防止できるサポーターを得る上で望ましい。
第1の合成樹脂フィルム層20、第2の合成樹脂フィルム層30並びに他の合成樹脂フィルム層の合成樹脂フィルムの材質は特に限定されないが、例えば熱可塑性ゴム質合成樹脂が好適に使用される。
また、当該合成樹脂フィルム層20,30としては、伸縮性基材10の伸縮率を10としたときに、伸縮性基材10と第2の合成樹脂フィルム層30との2層部の伸縮率が2〜3、伸縮性基材10と第1の合成樹脂フィルム層20と第2の合成樹脂フィルム層30との3層部の伸縮率が1となるものをそれぞれ用いるのが、固定力と剥離防止の点で望ましい(引張試験機としては、例えば東洋精機製「STROGRAPH VES5D」が挙げられる)。
本発明サポーター用生地の外形を、装着すべき体の部位に応じた形状とし、適宜端部に着脱用の面ファスナー部を設ければ、薄いにも拘らず十分な固定力を有し、しかも合成樹脂フィルム層が剥離しないサポーターが得られる。
図3は、本発明サポーター用生地を用いて作製した足関節サポーターの例を示すものであるが、足首に巻回装着したときに”たるみ”が生じないように、サポーター用生地(伸縮性基材10)の辺縁部を適宜凹湾形状とすると共に、端部に適宜着脱用の面ファスナー部40を設けて構成されている。
このサポーターを、図4に示すように足関節に装着すれば、ストラップ等を用いずともサポーターのみで足関節部を十分に保持固定することができる。
10:伸縮性基材
20:第1の合成樹脂フィルム層
30:第2の合成樹脂フィルム層
40:面ファスナー部

Claims (5)

  1. 少なくとも、伸縮性基材の上面に、当該伸縮性基材よりも伸縮しにくい第1の合成樹脂フィルム層を、当該伸縮性基材よりも狭い範囲で形成すると共に、当該第1の合成樹脂フィルム層の上面及び当該第1の合成樹脂フィルム層から露出している伸縮性基材の上面に、当該第1の合成樹脂フィルム層よりも伸縮し易い、かつ当該伸縮性基材よりは伸縮しにくい第2の合成樹脂フィルム層を、当該第1の合成樹脂フィルム層よりも広く、かつ当該伸縮性基材よりは狭い範囲で形成したサポーター用生地であって、
    当該伸縮性基材の伸縮率を10としたときに、当該伸縮性基材と第2の合成樹脂フィルム層との2層部の伸縮率が2〜3であり、当該伸縮性基材と第1の合成樹脂フィルム層と第2の合成樹脂フィルム層との3層部の伸縮率が1であることを特徴とするサポーター用生地
  2. 前記第1の合成樹脂フィルム層が、第1の合成樹脂フィルム層の合成樹脂フィルムと伸縮性基材との圧着により前記伸縮性基材の上面に形成されていると共に、前記第2の合成樹脂フィルム層が、第2の合成樹脂フィルム層の合成樹脂フィルムと伸縮性基材との圧着により前記第1の合成樹脂フィルム層から露出している伸縮性基材の上面に形成されていることを特徴とする請求項1記載のサポーター用生地。
  3. 前記第1の合成樹脂フィルム層が、接着剤を介して、第1の合成樹脂フィルム層の合成樹脂フィルムと伸縮性基材との圧着により前記伸縮性基材の上面に形成されていると共に、前記第2の合成樹脂フィルム層が、当該第2の合成樹脂フィルムの融点以上の熱をかけた、第2の合成樹脂フィルム層の合成樹脂フィルムと伸縮性基材との圧着により前記第1の合成樹脂フィルム層から露出している伸縮性基材の上面に形成されていることを特徴とする請求項2記載のサポーター用生地。
  4. 前記第2の合成樹脂フィルム層の合成樹脂の一部が、圧着により前記第1の合成樹脂フィルム層から露出している伸縮性基材中に含浸していることを特徴とする請求項3記載のサポーター用生地。
  5. 前記第2の合成樹脂フィルム層の上面に、更に他の合成樹脂フィルム層が、その下面の合成樹脂フィルム層より伸縮し易く、かつ広い範囲で適宜数積層形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載のサポーター用生地。
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