JP3176854B2 - 車両用画像表示器の収納装置 - Google Patents

車両用画像表示器の収納装置

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JP3176854B2 JP28597796A JP28597796A JP3176854B2 JP 3176854 B2 JP3176854 B2 JP 3176854B2 JP 28597796 A JP28597796 A JP 28597796A JP 28597796 A JP28597796 A JP 28597796A JP 3176854 B2 JP3176854 B2 JP 3176854B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
テレビジョンやカーナビゲーションシステム等のための
画像表示器の収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、走行中の自車の現在位置をグラフ
ィック表示するカーナビゲーションシステムが急速に普
及しつつある。このための画像表示器として、消費電力
が小さく、かつ薄型に構成し得る液晶表示パネルが一般
に採用される傾向がある。
【0003】この表示パネルの構成として、従来、計器
盤中央部の垂直面の下側部分に水平に収納し、使用時に
のみ表示パネルを前方へ引き出して画面を露出させるよ
うにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来形式は、使用時に計器盤の前面に表示パネルを垂直に
立てるようになっているため、オーディオ機器並びに空
調機器の操作スイッチ類、灰皿、並びにカップホルダ等
に表示パネルが干渉し、両者の使用性を両立できないと
いう難点がある。また、フロントウィンドシールドの視
野角より下方に設置するため、運転中の視線移動量が大
きくなりがちである。しかも、水平にスライドさせた後
に垂直に立たせるという運動自体が複雑であり、それを
電動とした場合の機構の複雑化を免れ得ない。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消し、フロントウィンドシールドの視野角内に設置す
ることができ、しかも比較的簡略な機構で済むように車
両用画像表示器の収納装置を構成することを目的に案出
されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明に於いては、車両の計器盤の上面に画像
表示器を出没自在に設けるための収納装置の構成を、計
器盤の上部に固定される固定シャシーと、固定シャシー
に設けられたガイド手段に摺合した可動シャシーと、可
動シャシーに一端を枢着した表示パネルと、固定シャシ
ー側に一端を枢着し、表示パネル側に他端を枢着したリ
ンク部材と、可動シャシーを往復駆動する駆動手段とを
有し、可動シャシーを往復駆動することによって表示パ
ネルが起倒するものとした。これに加えて、表示パネル
が起立する方向へ可動シャシーを付勢する弾発手段を設
けるか、あるいは、可動シャシーに枢着された表示パネ
ルの一端を、固定シャシー側に設けられたカム溝にも係
合させるものとした。これにより、収納時には表示面が
下向きになり、起立時には表示面が運転席を向くように
なる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明の構成を詳細に説明する。
【0008】図1及び図2は、本発明に基づき構成され
た画像表示器の収納装置を示している。この装置は、例
えば車両用ナビゲーションシステムのモニタとしての機
能を備えており、インストルメントパネルの上面に固定
される固定シャシー1と、この固定シャシー1に前後移
動自在に摺合した可動シャシー2と、固定シャシー1に
設けられた左右方向軸3に後端側を枢着して回動自在な
リッド保持体4a及びリッド本体4bと、リッド本体4
bの内側に収納されるバックライト内蔵型の液晶パネル
5とからなっている。
【0009】固定シャシー1の一側には、水平面に沿っ
て前後方向軸6が延設されている。この前後方向軸6に
は、可動シャシー2の一側に固設されたスライドガイド
7が摺合している。また前後方向軸6には、その後端と
スライドガイド7の後端面との間に圧縮コイルばね8が
縮設されている。そして固定シャシー1の他側には、前
後方向軸6と並行にガイド溝9が延設されている。この
ガイド溝9には、可動シャシー2の他側に突設されたピ
ン10が突入している。これら前後方向軸6、スライド
ガイド7、ガイド溝9、及びピン10をガイド手段とし
て、可動シャシー2は、前後方向のみについて摺動自在
になっている。
【0010】可動シャシー2には、固定シャシー1に前
後方向に延設されたラック11に対し、ピニオン12を
含む減速歯車群13を介して連結された電動機14が搭
載されている。この電動機14を正逆駆動すると、減速
歯車群13の終段のピニオン12が回転し、これがラッ
ク11の歯面を転動して可動シャシー2が前後移動する
ようになっている。また、電動機14と減速歯車群13
との連結部の初段はウォーム減速機15で構成されてお
り、電動機14を起動しない限り、可動シャシー2はセ
ルフロックするようになっている。
【0011】液晶パネル5は、その側面の概ね対角位置
の2ヶ所を支持されているが、可動シャシー2に固定さ
れた水平移動軸17にその一方が、垂直面内で旋回運動
可能なように固定シャシー1側に一端を枢着したリッド
保持体4aの他端側に固定された旋回移動軸16にその
他方が、それぞれ枢着されている。これらの軸16・1
7は、液晶パネル5を水平にした状態の時に、旋回移動
軸16が上側となり、水平移動軸17が下側となるよう
に、互いの位置が定めてある。
【0012】さて、不使用状態にあっては、図2並びに
図4に示したように、液晶パネル5はその表示面を下向
きにして倒伏した状態にあり、リッド本体4bはこの背
面を覆って閉じた状態にある。この状態より、電動機1
4を駆動して可動シャシー2を車体前方から後方へ向け
て移動させると、図3並びに図5に示したように、リッ
ド保持体4aがリンク部材となり、その表示面を運転席
側へ向けるように液晶パネル5がリッド本体4bを跳ね
上げつつ起立する。この時、前後方向軸6に巻装された
圧縮コイルばね8の弾発力が、可動シャシー2を後方へ
移動させる力を補助する。
【0013】収納する際には、電動機14を上記とは逆
に駆動すれば、可動シャシー2が前方へ、つまりフロン
トウィンドシールド側へ移動し、液晶パネル5が倒伏し
つつリッド本体4bが閉じる。この際、ある角度に達す
ると、リッド本体4bと液晶パネル5との自重が可動シ
ャシー2を前方へ移動させる力を補助する。従って、前
後方向軸6に巻装された圧縮コイルばね8のばね定数を
適宜に設定することにより、電動機14の出力を小さく
設定することができる。
【0014】図6は、本発明による画像表示器収納装置
の第2の実施形態を示している。これの場合も、上記第
1の実施形態と同様に、インストルメントパネル18の
上面に固定された固定シャシー21と、固定シャシー2
1の側板内面の下縁側に凹設された前後方向ガイド溝2
2に前後一対のピン23a・23bを係合させて前後方
向にのみ摺動可能な可動シャシー24とを備えている。
この可動シャシー24も、上記と同様に、ラック/ピニ
オン式などの適宜な駆動装置で電動駆動される。なお本
実施形態に於いては、固定シャシー21はインストルメ
ントパネル18の上面に凹設された窪み内に略完全に埋
め込まれており、その上面を覆うリッド25の突出量が
最小限となるようにされている。
【0015】可動シャシー24の側板の前縁側には、上
下方向スリット26が設けられている。このスリット2
6には、液晶パネル27の側面に固定されたパネル支持
板28の一端に側方へ突設されたピン状のカムフォロワ
29が突入している。このカムフォロワ29の先端は、
スリット26を突き抜けて、固定シャシー21の側板に
凹設されたカム溝30に係合している。またパネル支持
板28の他端には、一端を固定シャシー21に枢着した
リンク部材31の他端が枢着されている。
【0016】この構成の場合も、固定シャシー21に一
端が枢着されたリンク部材31でパネル支持板28の他
端の運動軌跡が拘束されているので、図6に示す収納状
態から可動シャシー24を車体の後方へ(運転席側へ向
けて)移動させると、図7に示すように、リンク部材3
1を旋回運動させつつパネル支持板28が起立する。こ
れに伴って表示面を運転席側へ向けるようにして液晶パ
ネル27が起立する。
【0017】一方、固定シャシー21に設けられたカム
溝30は、後方へ行くに従って上へ行く傾斜が付けられ
ており、パネル支持板28の一端のカムフォロワ29
は、可動シャシー24の上下方向スリット26に拘束さ
れると同時にこの上向き傾斜のカム溝30にも拘束され
ているので、可動シャシー24の車体後方への移動に従
って、液晶パネル27は起立しつつせり上がる。これに
より、液晶パネル27の表示面を、インストルメントパ
ネル18の上方へ略完全に露出させることができる。
【0018】なお、リッド25は、本実施例に場合、そ
の前縁側が軸支されると共に、その軸支部に設けられた
ねじりばねによって閉方向へ弾発付勢されており、液晶
パネル27が倒伏した状態では閉じているが、液晶パネ
ル27が起立すると、液晶パネル27の縁に押し上げら
れて開くようになっている。リッドの開閉機構について
は、勿論これに限らず、例えばリンク部材31にリッド
を直接取り付けるようにしても良い。
【0019】
【発明の効果】このように本発明によれば、収納時には
表示面が下向きとなり、しかもリッドでその上面を覆い
隠すので、液晶パネルを用いた場合に、インストルメン
トパネル面に照射される日光の熱影響を液晶パネルが受
け難くなるようにすることができる。また、ガイドレー
ルやガイド溝に摺合した可動シャシーをラック/ピニオ
ン機構などを利用して移動させるだけでリッドの開放・
閉鎖動作と表示パネルの起立・倒伏動作とを連動させる
ことができるので、駆動機構が簡単で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の平面図。
【図2】本発明装置の収納状態時の側断面図。
【図3】本発明装置の使用状態時の側断面図。
【図4】本発明装置の車両搭載状態を収納状態で示す斜
視図。
【図5】本発明装置の車両搭載状態を使用状態で示す斜
視図。
【図6】本発明の第2の実施形態の収納状態を示す側断
面図。
【図7】本発明の第2の実施形態の使用状態を示す側断
面図。
【符号の説明】
1 固定シャシー 2 可動シャシー 3 左右方向軸 4a リッド保持体 4b リッド本体 5 液晶パネル 6 前後方向軸 7 スライドガイド 8 圧縮コイルばね 9 ガイド溝 10 ピン 11 ラック 12 ピニオン 13 減速歯車群 14 電動機 15 ウォーム減速機構 16 旋回移動軸 17 水平移動軸 18 インストルメントパネル 21 固定シャシー 22 ガイド溝 23a・23b ピン 24 可動シャシー 25 リッド 26 スリット 27 液晶パネル 28 パネル支持板 29 カムフォロワ 30 カム溝 31 リンク部材

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の計器盤の上面に画像表示器を出没
    自在に設けるための収納装置であって、 前記計器盤の上部に固定される固定シャシーと、 前記固定シャシーに設けられたガイド手段に摺合した可
    動シャシーと、 前記可動シャシーに一端を枢着した表示パネルと、 前記固定シャシー側に一端を枢着し、前記表示パネル側
    に他端を枢着したリンク部材と、 前記可動シャシーを往復駆動する駆動手段とを有し、 前記可動シャシーを往復駆動することによって前記表示
    パネルが起倒するようにしてなることを特徴とする車両
    用画像表示器の収納装置。
  2. 【請求項2】 前記表示パネルが起立する方向へ前記可
    動シャシーを付勢する弾発手段が設けられることを特徴
    とする請求項1に記載の車両用画像表示器の収納装置。
  3. 【請求項3】 前記可動シャシーに枢着された表示パネ
    ルの一端は、前記固定シャシー側に設けられたカム溝に
    も係合していることを特徴とする請求項1に記載の車両
    用画像表示器の収納装置。
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