JP2018157031A - 表示パネル駆動機構、表示ユニット、および、電子機器 - Google Patents

表示パネル駆動機構、表示ユニット、および、電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】表示パネルの下部をサブパネル内に後退させることなく、かつ、表示パネルを上下方向の位置を変化させずに逆チルト動作させること。
【解決手段】表面に表示パネルが配置された第一プレート5と、第一プレート5とサブパネル21とに連結された第二プレート6と、第一プレート5の下部に回転自在に配置された第一回転軸101と、第一プレート5の中央部で、第二プレート6の下部に回転自在に配置され、第一プレート5と第二プレート6とを連結する第二回転軸102と、第二プレート6の上部に回転自在に配置された第三回転軸103と、第一回転軸101と第二回転軸102と第三回転軸103との相対的な位置関係を変化させる第一回転軸移動機構7とを備え、第一回転軸移動機構7で第一回転軸101と第三回転軸103との距離を近づけると、第二回転軸102が押し出されて第一プレート5が傾倒する。
【選択図】図6

Description

本発明は、表示パネル駆動機構、表示ユニット、および、電子機器に関する。
例えば、AV一体型のカーナビゲーションシステムまたはカーオーディオなどの車両用の電子機器は、乗員の目線より上に取付けられる場合や、傾斜させて取付けられる場合がある。このような場合、電子機器の姿勢を調節して視認性を確保したり、表示パネルにおける太陽光の反射を抑制したりするために、表示パネルの表面を下向きに傾倒させる逆チルト動作を行う技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。特許文献1、特許文献2に記載の技術はいずれも、スライダによって、表示パネルの下部を車両のクラスタパネルなどに固定されたサブパネル内に後退させることで、表示パネルを表面が下向くように傾倒させる。
特開2015−012123号公報 特許第4334457号公報
電子機器には、視認性の向上など様々な目的のために、表示パネルを大型化したいという要望がある。ところが、特許文献1、特許文献2に記載された技術は、表示パネルの下部をサブパネル内に後退させて表示パネルの逆チルト動作を行う。このため、表示パネルの大きさは、サブパネルおよび筐体の大きさによって制限される。より詳しくは、サブパネルに対し表示パネルを大型化して、サブパネルの下端部よりも下側に表示パネルが張り出している場合、表示パネルの逆チルト動作をしようとしても、表示パネルの下部をサブパネル内へ後退させることができないので、逆チルト動作の実現が困難となる。このため、表示パネルの逆チルト動作時に、表示パネルの下部をサブパネル内に後退させることを抑制することが望まれる。
表示パネルの逆チルト動作時に、表示パネルの位置が上下方向に変化すると、電子機器が取付られた、例えば、クラスタパネル、センターコンソール、インストルメントパネルなどに干渉するおそれがある。このため、表示パネルの逆チルト動作時に、表示パネルの位置が上下方向に変化しないことが望まれる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、表示パネルの下部をサブパネル内に後退させることなく、かつ、表示パネルを上下方向の位置を変化させずに逆チルト動作させる表示パネル駆動機構、表示ユニット、および、電子機器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る表示パネル駆動機構は、表面に表示パネルが配置され、上端部が下方に移動し、下端部が電子機器本体の表面から離れる方向に移動することで、電子機器本体の表面に沿ってスライドし開閉する第一可動部と、前記第一可動部と前記電子機器本体の表面とに連結された第二可動部と、前記第一可動部の下部に回転自在に配置された第一回転軸と、前記第一可動部の中央部で、第二可動部の下部に回転自在に配置され、前記第一可動部と前記第二可動部とを連結する第二回転軸と、前記第二可動部の上部に回転自在に配置された第三回転軸と、前記第一回転軸を前記電子機器本体の表面に対して動かして、前記第一回転軸と前記第二回転軸と前記第三回転軸との相対的な位置関係を変化させる第一回転軸移動機構と、を備え、前記第一回転軸移動機構で、前記第一回転軸を前記電子機器本体の表面に対して動かして、前記第一回転軸と前記第三回転軸との距離を近づけると、前記第二回転軸が前記電子機器本体の表面から離れる方向に押し出されて前記第一可動部の上部が前記電子機器本体の表面から離れる方向に傾倒する、ことを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る表示ユニットは、表示パネル、および、表面に前記表示パネルが配置され、上端部が下方に移動し、下端部が電子機器本体の表面から離れる方向に移動することで、電子機器本体の表面に沿ってスライドし開閉する第一可動部と、前記第一可動部と前記電子機器本体の表面とに連結された第二可動部と、前記第一可動部の下部に回転自在に配置された第一回転軸と、前記第一可動部の中央部で、第二可動部の下部に回転自在に配置され、前記第一可動部と前記第二可動部とを連結する第二回転軸と、前記第二可動部の上部に回転自在に配置された第三回転軸と、前記第一回転軸を前記電子機器本体の表面に対して動かして、前記第一回転軸と前記第二回転軸と前記第三回転軸との相対的な位置関係を変化させる第一回転軸移動機構と、を有する表示パネル駆動機構、を備え、前記第一回転軸移動機構で、前記第一回転軸を前記電子機器本体の表面に対して動かして、前記第一回転軸と前記第三回転軸との距離を近づけると、前記第二回転軸が前記電子機器本体の表面から離れる方向に押し出されて前記第一可動部の上部が前記電子機器本体の表面から離れる方向に傾倒する、ことを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電子機器は、電子機器の電子機器本体の表面を有する筐体、表示パネル、および、表面に前記表示パネルが配置され、上端部が下方に移動し、下端部が電子機器本体の表面から離れる方向に移動することで、電子機器本体の表面に沿ってスライドし開閉する第一可動部と、前記第一可動部と前記電子機器本体の表面とに連結された第二可動部と、前記第一可動部の下部に回転自在に配置された第一回転軸と、前記第一可動部の中央部で、第二可動部の下部に回転自在に配置され、前記第一可動部と前記第二可動部とを連結する第二回転軸と、前記第二可動部の上部に回転自在に配置された第三回転軸と、前記第一回転軸を前記電子機器本体の表面に対して動かして、前記第一回転軸と前記第二回転軸と前記第三回転軸との相対的な位置関係を変化させる第一回転軸移動機構と、を有する表示パネル駆動機構、を備え、前記第一回転軸移動機構で、前記第一回転軸を前記電子機器本体の表面に対して動かして、前記第一回転軸と前記第三回転軸との距離を近づけると、前記第二回転軸が前記電子機器本体の表面から離れる方向に押し出されて前記第一可動部の上部が前記電子機器本体の表面から離れる方向に傾倒する、ことを特徴とする。
本発明によれば、表示パネルの下部をサブパネル内に後退させることなく、かつ、表示パネルを上下方向の位置を変化させずに逆チルト動作させることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る電子機器を車両に取り付けた状態を示す正面図である。 図2は、実施形態に係る表示ユニットを示す斜視図であり、表示ユニットの逆チルト状態を示す図である。 図3は、実施形態に係る表示ユニットを示す斜視図であり、表示ユニットの逆チルト状態を示す図である。 図4は、実施形態に係る表示ユニットの正立状態を示す側面図である。 図5は、実施形態に係る表示ユニットの正立状態から逆チルト状態への逆チルト動作を示す側面図である。 図6は、実施形態に係る表示ユニットの逆チルト状態を示す側面図である。 図7は、実施形態に係る表示ユニットの逆チルト状態から中間正立状態への動作を示す側面図である。 図8は、実施形態に係る表示ユニットの中間正立状態を示す側面図である。 図9は、実施形態に係る表示ユニットの中間正立状態からチルト状態への動作を示す側面図である。 図10は、実施形態に係る表示ユニットの中間正立状態からチルト状態への動作を示す側面図である。 図11は、実施形態に係る表示ユニットの中間正立状態からチルト状態への動作を示す側面図である。 図12は、実施形態に係る表示ユニットの中間正立状態からチルト状態への動作を示す側面図である。 図13は、実施形態に係る表示ユニットの中間正立状態からチルト状態への動作を示す側面図である。 図14は、実施形態に係る表示ユニットのチルト状態を示す側面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る表示パネル駆動機構4を備えた電子機器1の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態により本発明が限定されるものではない。
以下の説明においては、電子機器1を運転席の前方の車両に搭載した状態で各方向を定義する。前後方向とは、車両直進時の進行方向と平行な方向であり、運転席側に向かう方向を前後方向の「前」、前方ウインドシールド側に向かう方向を前後方向「後」とする。前後方向を、X軸方向とする。左右方向とは、前後方向に対して水平に直交する方向である。運転席側から見て、左手側が「左」、右手側が「右」である。左右方向を、Y軸方向とする。上下方向とは、前後方向および左右方向に対して直交する方向である。上下方向を、Z軸方向とする。したがって、前後方向、左右方向および鉛直方向は、3次元で直交する。
図1は、実施形態に係る電子機器を車両に取り付けた状態を示す正面図である。図2は、実施形態に係る表示ユニットを示す斜視図であり、表示ユニットの逆チルト状態を示す図である。図3は、実施形態に係る表示ユニットを示す斜視図であり、表示ユニットの逆チルト状態を示す図である。電子機器1は、記憶媒体から情報を読み取る読取ユニット2と、読み取った情報を表示させる表示ユニット3とを有する。電子機器1は、例えば、AV一体型のカーナビゲーションシステムまたはカーオーディオなどである。
読取ユニット2は、記憶媒体が装着される図示しないメディアスロットが配置され、記憶媒体から情報を読み取る。読取ユニット2は、記憶媒体から読み取った情報と、表示パネルで検出された操作情報とに基づいて、図示しない制御部を介して電子機器1の各部に制御信号を出力する。読取ユニット2は、直方体状の箱状に形成された筐体(電子機器本体)20を有する。
筐体20は、表示ユニット3と向かい合う面にサブパネル(電子機器本体の表面)21が配置されている。筐体20は、例えば、クラスタパネル、センターコンソール、インストルメントパネルに取り付けられている。
サブパネル21は、前後方向と直交する平面に配置されている。サブパネル21には、記憶媒体が装着されるメディアスロットが配置されている。サブパネル21は、前側が開口している。サブパネル21の開口の内周面には、Z軸方向に沿った方向に延びるガイド溝22が形成されている。
ガイド溝22は、表示ユニット3のチルト動作時に、第三回転軸103をガイドする。ガイド溝22は、第三回転軸103の先端部が係合している。ガイド溝22の上端部には、表示ユニット3の逆チルト動作時に、第三回転軸103が上側に向かって押し付けられる。ガイド溝22の下端部には、表示ユニット3のチルト動作完了時に第三回転軸103が当接する。
表示ユニット3は、表面に配置された図示しない表示パネルと、表示ユニット3の姿勢を変化させる表示パネル駆動機構4とを有する。表示ユニット3は、表示パネル駆動機構4で、正立状態とする正立動作と、逆チルト状態とする逆チルト動作と、チルト状態とするチルト動作とを行う。正立状態とは、表示ユニット3が筐体20のサブパネル21と平行な方向に沿って起立した状態である。逆チルト状態とは、表示ユニット3が表面を下向きにして、サブパネル21に対して傾いた状態である。チルト状態とは、表示ユニット3が表示面を上向きにして、サブパネル21に対して傾いた状態である。
表示ユニット3が正立状態または逆チルト状態のとき、表示ユニット3は、読取ユニット2に対して閉じた状態である。言い換えると、表示ユニット3が正立状態または逆チルト状態のとき、サブパネル21は表示ユニット3で覆われている。
表示ユニット3がチルト動作時に、表示ユニット3は、読取ユニット2のサブパネル21の側面にある溝22に沿ってスライドし開閉する。表示ユニット3がチルト状態のとき、読取ユニット2は開いた状態で、サブパネル21が露出している。表示ユニット3は、下部が筐体20から遠ざかりながら、上部がサブパネル21に沿って下側にスライドすることで、筐体20に対して開いた状態となる。表示ユニット3は、下部が筐体20に近づきながら、上部がサブパネル21に沿って上側にスライドすることで筐体20に対して閉じた状態となる。
表示パネル駆動機構4は、第一プレート(第一可動部)5と、第二プレート(第二可動部)6と、第一回転軸移動機構7と、スライド機構8と、ガイド機構9と、防護板10と、第一回転軸101と、第二回転軸102と、第三回転軸103とを有する。
第一プレート5は、上端部が下方に移動し、下端部が前方に移動することで、サブパネル21に沿ってスライドし開閉する。第一プレート5は、表示パネルを支持するプレートである。第一プレート5は、表示ユニット3が正立状態であるときのX軸方向視において、サブパネル21より広い面積を有する矩形状に形成されている。第一プレート5は、サブパネル21より前側に配置されている。第一プレート5は、表示ユニット3が正立状態であるとき、サブパネル21と平行な方向に沿って起立し、サブパネル21と対面する。第一プレート5は、表示ユニット3が逆チルト状態であるとき、表面を下向きにして、サブパネル21に対して傾いている。第一プレート5は、表示ユニット3がチルト状態であるとき、表面を上向きにして、サブパネル21に対して傾いている。第一プレート5は、表示パネルを支持する本体部51と、第二プレート6と第一回転軸移動機構7と防護板10とが連結される連結部52とを有する。第一プレート5と連結部52とは、一体に形成されている。
本体部51は、表示ユニット3が正立状態であるときのX軸方向視において、サブパネル21より広い面積を有する矩形状に形成されている。より詳しくは、本体部51は、サブパネル21より、Z軸方向の幅が大きく形成されている。本体部51は、表面に表示パネルが配置されている。本体部51は、サブパネル21より前側に配置されている。
連結部52は、本体部51より、Y軸方向の幅が小さく、Z軸方向の幅が小さく形成されている。連結部52は、本体部51より、Y軸方向が両端部において短く、Z軸方向が下側において小さい。連結部52は、表示ユニット3が正立状態であるとき、サブパネル21の開口に収容される。連結部52は、表示ユニット3が正立状態であるとき、サブパネル21と対面する。
このように構成された第一プレート5は、連結部52に連結された各部材の動作に連動してサブパネル21に対して起立したり傾いたりする。第一プレート5には連結部52と、第一回転軸101と第二回転軸102とが配置されている。
第一回転軸101は、連結部52の一対の側面521間の下部をY軸方向に貫通している。第一回転軸101は、第一プレート5と第一回転軸移動機構7とを軸線回りに回転自在に連結する。
第一回転軸101は、第一回転軸101と第二回転軸102と第三回転軸103とを含むリンク機構のジョイント部の回動支点を示す。
本実施形態において、回転軸とは、360度以下の回動するものを含む。以下の回転軸についても同様である。
第二回転軸102は、連結部52の一対の側面521間の中央部をY軸方向に貫通している。第二回転軸102は、表示ユニット3が正立状態であるとき、第一回転軸101の上側かつ前側に位置している。第二回転軸102は、第一プレート5と第二プレート6とを軸線回りに回転自在に連結する。
第二回転軸102は、第一回転軸101と第二回転軸102と第三回転軸103とを含むリンク機構のジョイント部の回動支点を示す。
第二プレート6は、サブパネル21と第一プレート5とを連結する。第二プレート6は、表示ユニット3が正立状態であるときの前側が開口している。第二プレート6は、表示ユニット3が正立状態であるとき、第一プレート5の連結部52を開口に収容した状態で、サブパネル21の開口に収容される。第二プレート6は、第一プレート5とサブパネル21と対面する主壁61と、主壁61から立設する一対の側壁62とを有する。主壁61と一対の側壁62とは、一体に形成されている。主壁61と一対の側壁62とで囲まれた空間が、表示ユニット3が正立状態であるときの前方に向かって開口している。
主壁61は、矩形の板状に形成されている。主壁61は、第一プレート5の連結部52より、Y軸方向の幅が大きい。主壁61は、表示ユニット3が正立状態であるとき、表面がサブパネル21と向かい合い、裏面が第一プレート5と向かい合う。
一対の側壁62は、平板で形成されている。一対の側壁62は、主壁61のY軸方向の両端部から前側に立設されている。一対の側壁62は、第一プレート5の連結部52の一対の側面521を挟んで向かい合って配置されている。一対の側壁62には、ガイド溝63が形成されている。
ガイド溝63は、表示ユニット3の逆チルト動作時またはチルト動作時に、防護板10の係合軸12をガイドする。表示ユニット3が正立状態であるとき、防護板10は、ガイド溝63に沿って、第二プレート6の主壁61と一対の側癖62に囲まれた空間に治まる。ガイド溝63は、防護板10の係合軸12の先端部が係合している。
このように構成された第二プレート6は、第二回転軸102を介して第一プレート5と連結されている。第二プレート6は、第三回転軸103を介してサブパネル21と連結されている。
第二回転軸102は、第二プレート6の一対の側壁62が第一プレート5の連結部52の一対の側面521を挟んだ状態で、第二プレート6の一対の側壁62の下部をY軸方向に貫通している。第二回転軸102には図示しないねじりコイルバネ(バネ)が配置されており、第二プレート6を第一プレート5に近づける方向、言い換えると、第二プレート6と第一プレート5とを閉じて、第二プレート6の開口に第一プレート5の連結部52を収容する方向に付勢している。
第三回転軸103は、第二プレート6の一対の側壁62の上部をY軸方向に貫通している。第三回転軸103は、表示ユニット3の逆チルト動作時、第二回転軸102に配置されたねじりコイルバネによって、サブパネル21のガイド溝22の上端部に押し付けられている。
第三回転軸103は、第一回転軸101と第二回転軸102と第三回転軸103とを含むリンク機構のジョイント部の回動支点を示す。
第一回転軸移動機構7は、第一回転軸101をサブパネル21に対して移動させる。第一回転軸移動機構7は、一対のリフトアーム71を有する。
一対のリフトアーム71は、第一プレート5の連結部52の一対の側面521を挟んで向かい合って配置されている。リフトアーム71は、第一アーム72と、第二アーム73と、第一アーム72と第二アーム73との間に配置された屈曲部74とで、一体に形成されている。リフトアーム71は、例えば、図示のようにくの字形状に形成されていてもよい。リフトアーム71の形状は、図示の形状に限定されない。一対のリフトアーム71は、Y軸方向に沿って延びる連結部75によって連結されている。一対のリフトアーム71には、アーム回転軸76と、ガイド軸77とが連結されている。
第一アーム72は、表示ユニット3が正立状態であるとき、前側から後側に向かうにつれて上側から下側に傾斜している。
第二アーム73は、表示ユニット3が正立状態であるとき、前側から後側に向かうにつれて下側から上側に傾斜している。
屈曲部74は、第一アーム72と第二アーム73との間に位置する。
アーム回転軸76は、一対のリフトアーム71をY軸方向に貫通している。一対のリフトアーム71は、アーム回転軸76の軸線回りに回転自在である。アーム回転軸76は、スライド機構8のスライドプレート81に回転自在に連結されている。これにより、スライド機構8のスライドプレート81の進退に連動して、アーム回転軸76が筐体20に対して前後方向に進退し、一対のリフトアーム71が進退する。
ガイド軸77は、一対のリフトアーム71に回転自在に連結されている。ガイド軸77は、ガイド機構9のカム溝91に係合している。ガイド軸77がカム溝91に沿ってスライドすることで、一対のリフトアーム71は、アーム回転軸76の軸線回りに回転して姿勢が変化する。
スライド機構8は、筐体20に対して前後方向に進退する。スライド機構8は、スライドプレート81と、図示しないモータとを有する。スライドプレート81は、モータで駆動され、筐体20のサブパネル21に対して前進したり、筐体20のサブパネル21に対して後退したりする。スライドプレート81は、一方の端部がアーム回転軸76と回転自在に連結する。スライドプレート81は、他方の端部がモータと接続されている。
このように構成されたスライド機構8は、スライドプレート81が筐体20のサブパネル21に対して前進すると、アーム回転軸76を前進させる。スライド機構8は、スライドプレート81が筐体20のサブパネル21に対して後退すると、アーム回転軸76を後退させる。スライドプレート81の進退時、ガイド軸77がカム溝91に沿ってスライドすることで、一対のリフトアーム71は、アーム回転軸76の軸線回りに回転して姿勢が変化する。
ガイド機構9は、スライド機構8のスライドプレート81と対面して筐体20に配置されている。ガイド機構9は、ガイド軸77と係合するカム溝91が形成されている。
カム溝91は、ガイド軸77をガイドする。カム溝91は、第一傾斜部92と水平部93と第二傾斜部94とが連通して形成されている。
第一傾斜部92は、後側から前側に向かうにつれて上側から下側に傾斜している。
水平部93は、第一傾斜部92の前端部に連通し、後側から前側に水平に形成されている。
第二傾斜部94は、水平部93の前端部に連通し、ガイド機構9の端部において開口している。第二傾斜部94は、水平部93の前端部と同じ高さから前側に向かうにつれて上側に傾斜して、前端部に水平部が形成されている。
防護板10は、表示ユニット3とサブパネル21との間の隙間に異物や埃が侵入することを規制する。防護板10は、ひさし状に形成されている。防護板10は、表示ユニット3が正立状態であるとき、第二プレート6の開口に収容される。防護板10は、第一プレート5とサブパネル21との間に隙間が生じているとき、第一プレート5とサブパネル21との間の隙間を覆う。防護板10は、防護板回転軸11と、係合軸12とを有する。
防護板回転軸11は、第一プレート5の連結部52と防護板10とを回転自在に連結する。
係合軸12は、防護板10の自由端部をY軸方向に貫通している。係合軸12は、防護板10に回転自在に配置されている。係合軸12は、軸線方向の先端部が第二プレート6のガイド溝63に係合している。係合軸12は、防護板10の開閉に連動してガイド溝63に沿ってスライドする。
このように構成された表示パネル駆動機構4において、一対のリフトアーム71の姿勢の変化に連動して、第一回転軸101と第二回転軸102と第三回転軸103との相対的な位置関係が変化する。第一回転軸移動機構7の姿勢が変化しても、第一回転軸101と第二回転軸102との間の距離L1は固定であり、第二回転軸102と第三回転軸103との間の距離L2は固定である。第一回転軸101と第三回転軸103との間の距離L3は第一回転軸移動機構7の姿勢の変化に連動して変化する。さらに、第三回転軸103は、表示ユニット3の逆チルト動作時、ねじりコイルバネによって、サブパネル21のガイド溝22の上端部に押し付けられている。これらにより、表示ユニット3の逆チルト動作時、第一回転軸移動機構7の姿勢が変化すると、第二回転軸102の位置が変化する。
次に、このように構成された電子機器1の逆チルト動作とチルト動作と作用について説明する。
まず、図4を用いて、表示ユニット3の正立状態について説明する。図4は、実施形態に係る表示ユニットの正立状態を示す側面図である。第一プレート5は、筐体20のサブパネル21と平行な方向に沿って起立している。第一プレート5の連結部52は、サブパネル21の開口に収容されている。第三回転軸103は、ねじりコイルバネによって、サブパネル21のガイド溝22の上端部に押し付けられている。ガイド軸77は、ガイド機構9のカム溝91の第一傾斜部92の後端部に位置している。
図5、図6を用いて、表示ユニット3の逆チルト動作について説明する。図5は、実施形態に係る表示ユニットの正立状態から逆チルト状態への逆チルト動作を示す側面図である。図6は、実施形態に係る表示ユニットの逆チルト状態を示す側面図である。逆チルト動作は、表示ユニット3の正立状態から開始される。逆チルト動作が開始されると、スライド機構8のスライドプレート81がモータで駆動され、筐体20のサブパネル21に対して前進する。第三回転軸103は、ねじりコイルバネによって、サブパネル21のガイド溝22の上端部に押し付けられている。言い換えると、図5、図6に示す状態において、第三回転軸103は、移動が規制されている。
図5に示す状態は、表示ユニット3が正立状態から逆チルト状態に変化する途中の状態である。スライド機構8のスライドプレート81が筐体20のサブパネル21に対して前進している。スライドプレート81の前進に連動して、第一回転軸移動機構7が前進している。より詳しくは、ガイド軸77は、ガイド機構9のカム溝91に沿って前進している。ガイド軸77は、第一傾斜部92の中央部に位置し、図4に示す状態より前側かつ下側に位置している。ガイド軸77の動きに連動して、一対のリフトアーム71がアーム回転軸76を中心に時計回りに回転して姿勢が変化している。第二アーム73が押し下げられ、第一アーム72が持ち上げられている。第一回転軸101は、図4に示す状態より前側かつ上側に位置している。第一回転軸101は、ガイド軸77より上側に位置している。第一回転軸101と第二回転軸102と第三回転軸103との相対的な位置関係が変化し、第一回転軸101と第三回転軸103との間の距離L3が図4に示す状態より短くなっている。第一回転軸101の移動に連動して、第二回転軸102が図4に示す状態より前側かつ上側に移動している。このようにして、第一プレート5は、表面を下向きにした逆チルト状態になっている。第一プレート5の連結部52は、一部分がサブパネル21から露出している。第一プレート5の連結部52の上部が筐体20のサブパネル21から離間するのに連動して、防護板10の係合軸12は、ガイド溝63に沿って下側から上側に移動している。
図6に示す状態は、図5に示す状態から、逆チルト動作が完了した状態である。スライド機構8のスライドプレート81が筐体20のサブパネル21に対してさらに前進している。スライドプレート81の前進に連動して、第一回転軸移動機構7がさらに前進している。ガイド軸77は、第一傾斜部92の前端部に位置し、図5に示す状態より前側かつ下側に位置している。第二アーム73がさらに押し下げられ、第一アーム72がさらに持ち上げられている。第一回転軸101は、図5に示す状態より前側かつ上側に位置している。第一回転軸101と第二回転軸102と第三回転軸103との相対的な位置関係が変化し、第一回転軸101と第三回転軸103との間の距離L3が図5に示す状態よりさらに短くなっている。第一回転軸101の移動に連動して、第二回転軸102が図5に示す状態より前側かつ上側に移動している。このようにして、第一プレート5は、表面を下向きにした逆チルト状態になっている。第一プレート5の連結部52は、一部分がサブパネル21からさらに露出している。第一プレート5の連結部52の上部が筐体20のサブパネル21から離間するのに連動して、防護板10の係合軸12は、ガイド溝63に沿って下側から上側に移動している。防護板10は、第一プレート5とサブパネル21との間の隙間を覆っている。
このような逆チルト動作において、スライド機構8のスライドプレート81が筐体20のサブパネル21に対して前進することで、第一回転軸101と第二回転軸102と第三回転軸103との相対的な位置関係が変化し、第一プレート5は、表面を下向きにした逆チルト状態になる。また、逆チルト動作において、第一プレート5の表面の下端部は、正立状態の位置から変化しない。さらに、第一プレート5がサブパネル21内に後退することなく、表示ユニット3が逆チルト状態になる。言い換えると、第一プレート5の下部をサブパネル21内に後退させることなく、かつ、第一プレート5の表面の下端部の位置を変化させずに、逆チルト動作が行われる。
つづいて、表示ユニット3のチルト動作について説明する。チルト動作は、電子機器1の表示ユニット3が正立状態から、逆チルト動作を経て行われる。逆チルト状態からチルト状態に移行する途中に、表示ユニット3が筐体20のサブパネル21と平行な方向に沿って起立した中間正立状態となる。中間正立状態は、表示ユニット3が、正立状態よりも前側で、言い換えると、筐体20のサブパネル21から離間した位置で起立した状態である。
図7、図8を用いて、表示ユニット3の中間正立動作について説明する。図7は、実施形態に係る表示ユニットの逆チルト状態から中間正立状態への動作を示す側面図である。図8は、実施形態に係る表示ユニットの中間正立状態を示す側面図である。表示ユニット3は中間正立動作が完了した状態で一旦停止してもよいし、停止せずに連続してチルト動作に移行してもよい。
図7に示す状態は、表示ユニット3が逆チルト状態から中間正立状態に変化する途中の状態である。図7に示す状態は、図6に示す状態から、さらに、スライド機構8のスライドプレート81が筐体20のサブパネル21に対して前進している。スライドプレート81の前進に連動して、第一回転軸移動機構7がさらに前進している。ガイド軸77は、水平部93の中央部に位置し、図6に示す状態より前側かつ上側に位置している。ガイド軸77の動きに連動して、一対のリフトアーム71がアーム回転軸76を中心に反時計回りに回転して姿勢が変化している。第二アーム73が持ち上げられ、第一アーム72が押し下げられている。第一回転軸101は、図6に示す状態より前側かつ下側に位置している。第一回転軸101と第二回転軸102と第三回転軸103との相対的な位置関係が変化している。第一回転軸101の移動に連動して、第二回転軸102が図6に示す状態より前側に移動している。第三回転軸103は、サブパネル21のガイド溝22の上端部から離間している。第一プレート5の下部は、筐体20のサブパネル21から離間している。第一プレート5の上部が筐体20のサブパネル21に対して引き戻されて、第一プレート5のサブパネル21に対する傾斜が小さくなっている。第一プレート5の連結部52は、一部分がサブパネル21から露出している。防護板10の係合軸12は、ガイド溝63に沿って上側から下側に移動している。防護板10は、第一プレート5とサブパネル21との間の隙間を覆っている。
図8に示す状態は、表示ユニット3の中間正立状態である。図8に示す状態は、図7に示す状態から、さらに、スライド機構8のスライドプレート81が筐体20のサブパネル21に対して前進している。スライドプレート81の前進に連動して、第一回転軸移動機構7がさらに前進している。ガイド軸77は、水平部93の前端部に位置し、図7に示す状態より前側かつ上側に位置している。第二アーム73がさらに持ち上げられ、第一アーム72がさらに押し下げられている。第一回転軸101と第二回転軸102と第三回転軸103との相対的な位置関係が変化している。第三回転軸103は、図7に示す状態よりサブパネル21のガイド溝22の下側に位置している。このようにして、第一プレート5は、下部が筐体20のサブパネル21から離間した位置で、筐体20のサブパネル21と平行な方向に沿って起立した中間正立状態になる。第一プレート5の連結部52は、全体がサブパネル21から露出している。防護板10の係合軸12は、ガイド溝63に沿って上側から下側に移動している。防護板10は、第一プレート5とサブパネル21との間の隙間を覆っている。
図9ないし図14を用いて、表示ユニット3のチルト動作について説明する。図9は、実施形態に係る表示ユニットの中間正立状態からチルト状態への動作を示す側面図である。図10は、実施形態に係る表示ユニットの中間正立状態からチルト状態への動作を示す側面図である。図11は、実施形態に係る表示ユニットの中間正立状態からチルト状態への動作を示す側面図である。図12は、実施形態に係る表示ユニットの中間正立状態からチルト状態への動作を示す側面図である。図13は、実施形態に係る表示ユニットの中間正立状態からチルト状態への動作を示す側面図である。図14は、実施形態に係る表示ユニットのチルト状態を示す側面図である。
図9に示す状態は、表示ユニット3が中間正立状態からチルト状態に変化する途中の状態である。図9に示す状態は、図8に示す状態から、さらに、スライド機構8のスライドプレート81が筐体20のサブパネル21に対して前進している。スライドプレート81の前進に連動して、第一回転軸移動機構7がさらに前進している。ガイド軸77は、第二傾斜部94の前端部に位置している。第一プレート5は、表面を上向きにして、サブパネル21に対して傾いている。第一プレート5の連結部52は、サブパネル21から露出している。防護板10の係合軸12は、図8に示す状態よりガイド溝63の下側に位置している。防護板10は、第一プレート5とサブパネル21との間の隙間を覆っている。
図10に示す状態は、図9に示す状態から、さらに、スライド機構8のスライドプレート81が筐体20のサブパネル21に対して前進している。スライドプレート81の前進に連動して、第一回転軸移動機構7がさらに前進している。ガイド軸77は、第三回転軸103は、図9に示す状態よりサブパネル21のガイド溝22の下側に位置している。第一プレート5は、図9に示す状態よりサブパネル21に対して大きく傾いている。防護板10の係合軸12は、ガイド溝63の下側に位置している。防護板10は、サブパネル21の開口に収容されている。
図11に示す状態は、図10に示す状態から、さらに、スライド機構8のスライドプレート81が筐体20のサブパネル21に対して前進している。スライドプレート81の前進に連動して、第一回転軸移動機構7がさらに前進している。第三回転軸103は、図10に示す状態よりサブパネル21のガイド溝22の下側に位置している。第一プレート5は、図10に示す状態よりサブパネル21に対して大きく傾いている。第一プレート5の連結部52は、一部分が第二プレート6の一対の側壁62間の開口に収容されている。防護板10の係合軸12は、図10に示す状態よりガイド溝63の下側に位置している。
図12に示す状態は、図11に示す状態から、さらに、スライド機構8のスライドプレート81が筐体20のサブパネル21に対して前進している。スライドプレート81の前進に連動して、第一回転軸移動機構7がさらに前進している。第三回転軸103は、図11に示す状態よりサブパネル21のガイド溝22の下側に位置している。。第一プレート5は、図11に示す状態よりサブパネル21に対して大きく傾いている。第一プレート5の連結部52は、一部分が第二プレート6の一対の側壁62間の開口に収容されている。防護板10の係合軸12は、ガイド溝63の下端部に位置している。
図13に示す状態は、図12に示す状態から、さらに、スライド機構8のスライドプレート81が筐体20のサブパネル21に対して前進している。スライドプレート81の前進に連動して、第一回転軸移動機構7がさらに前進している。第三回転軸103は、図12に示す状態よりサブパネル21のガイド溝22の下側に位置している。第一プレート5は、図12に示す状態よりサブパネル21に対して大きく傾いている。第一プレート5の連結部52は、第二プレート6の一対の側壁62間の開口に収容されている。
図14に示す状態は、図13に示す状態から、さらに、スライド機構8のスライドプレート81が筐体20のサブパネル21に対して前進している。スライドプレート81の前進に連動して、第一回転軸移動機構7がさらに前進している。第三回転軸103は、サブパネル21のガイド溝22の下端部に位置している。このようにして、第一プレート5がサブパネル21に対して開き、チルト動作が完了する。
上述したように、本実施形態は、スライド機構8の進退動作に連動して第一回転軸移動機構7の姿勢が変化して、第一回転軸101が筐体20のサブパネル21に対して動作する。そして、第一回転軸101と第二回転軸102と第三回転軸103との相対的な位置関係を変化させて、第一プレート5をサブパネル21に対して傾けることで、表示ユニット3を逆チルト動作させる。本実施形態は、逆チルト動作時に、第一プレート5の表面の下端部の位置を変化させず、第一プレート5をサブパネル21内に後退させずに、表示ユニット3を逆チルト状態にすることができる。本実施形態によれば、第一プレート5によって支持される表示パネルの大きさがサブパネル21および筐体20の大きさによって制限されず、表示パネルを大型化することができる。
本実施形態は、第一プレート5の表面の下端部の位置を変化させずに、表示ユニット3を逆チルト動作させることができる。これにより、本実施形態によれば、表示ユニット3が車室のセンターコンソール、インストルメントパネルなどに干渉することなく、表示ユニット3を逆チルト動作させることができる。
従来は、第一プレート5の側面にスライド機構8の進退動作に連動して回転するアームを連結して表示ユニット3を逆チルト動作させていた。このため、電子機器1を車両に取り付ける締結部材と、筐体20の内部のアームとが干渉しないように留意する必要があった。さらに、スライド機構8にはアームを回転させるためのカム溝が必要であった。このため、電子機器1の筐体20の内部に、アームが回転するためのスペースと、スライド機構8にカム溝を形成するためのスペースとを確保する必要があった。
これに対して、本実施形態は、第一プレート5の側面にアームを配置しないため、電子機器1を車両に取り付ける締結部材を所望の位置に配置することができる。このため、本実施形態は、多様な車種に容易に適用することができる。
本実施形態は、スライド機構8にカム溝を形成しなくてよいので、筐体20の内部における電子部品の配線のスペースを確保することができる。
本実施形態は、表示ユニット3の逆チルト動作時に、第三回転軸103が、ねじりコイルバネによって、サブパネル21のガイド溝22の上端部に押し付けられている。これにより、本実施形態は、第一プレート5と第二プレート6とのガタツキ、および、第二プレート6と筐体20のサブパネル21とのガタツキを抑制することができる。さらに、本実施形態は、第一回転軸101と第二回転軸102と第三回転軸103とにおけるガタツキを抑制することができる。このように、本実施形態によれば、各部材のガタツキを抑制するための部品を別途配置する必要がない。このため、本実施形態は、部品数を削減することができる。さらに、本実施形態は、ガタツキを抑制することで、逆チルト動作時に各部品に作用する負荷を低減することが可能である。
さて、これまで本発明に係る電子機器1について説明したが、上述した実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
第一可動部と第二可動部とは、プレート状の第一プレート5と第二プレート6として説明したが、これに限定されない。第一可動部と第二可動部とは、上述した第一プレート5と第二プレート6と同様の動作をするものであればよく、例えば、アーム状に形成されていてもよい。
防護板10は、第一プレート5とサブパネル21との間の隙間を覆うものであればよく、構成は限定されない。例えば、防護板10は、Y軸方向視において、扇形に形成されていてもよいし、シート状の材料で構成されていてもよい。
1 電子機器
2 読取ユニット
20 筐体(電子機器本体)
21 サブパネル(電子機器本体の表面)
3 表示ユニット
4 表示パネル駆動機構
5 第一プレート(第一可動部)
51 本体部
52 連結部
6 第二プレート(第二可動部)
62 側壁
63 ガイド溝
7 第一回転軸移動機構
71 リフトアーム
76 アーム回転軸
77 ガイド軸
8 スライド機構
81 スライドプレート
9 ガイド機構
91 カム溝
10 防護板
11 防護板回転軸
12 係合軸
101 第一回転軸
102 第二回転軸
103 第三回転軸
L1 第一回転軸と第二回転軸との間の距離
L2 第二回転軸と第三回転軸との間の距離
L3 第一回転軸と第三回転軸との間の距離

Claims (6)

  1. 表面に表示パネルが配置され、上端部が下方に移動し、下端部が電子機器本体の表面から離れる方向に移動することで、電子機器本体の表面に沿ってスライドし開閉する第一可動部と、
    前記第一可動部と前記電子機器本体の表面とに連結された第二可動部と、
    前記第一可動部の下部に回転自在に配置された第一回転軸と、
    前記第一可動部の中央部で、第二可動部の下部に回転自在に配置され、前記第一可動部と前記第二可動部とを連結する第二回転軸と、
    前記第二可動部の上部に回転自在に配置された第三回転軸と、
    前記第一回転軸を前記電子機器本体の表面に対して動かして、前記第一回転軸と前記第二回転軸と前記第三回転軸との相対的な位置関係を変化させる第一回転軸移動機構と、
    を備え、
    前記第一回転軸移動機構で、前記第一回転軸を前記電子機器本体の表面に対して動かして、前記第一回転軸と前記第三回転軸との距離を近づけると、前記第二回転軸が前記電子機器本体の表面から離れる方向に押し出されて前記第一可動部の上部が前記電子機器本体の表面から離れる方向に傾倒する、
    ことを特徴とする表示パネル駆動機構。
  2. 前記電子機器本体の表面に対して進退するスライドプレートを有するスライド機構と、
    前記スライドプレートと対面して形成されたカム溝を有するガイド機構と、
    を備え、
    前記第一回転軸移動機構は、一方の端部に前記第一回転軸が回転自在に配置されたリフトアームと、前記リフトアームの中央部と前記スライドプレートとを回転自在に連結するアーム回転軸と、前記リフトアームの他方の端部に配置され前記カム溝と係合するガイド軸とを有し、
    前記スライドプレートが前記電子機器本体の表面に対して進退すると、前記ガイド軸が前記カム溝と係合しながら進退することで、前記アーム回転軸を軸として前記リフトアームが回転し、前記第一回転軸が前記第三回転軸に対する距離を変化させて移動する、請求項1に記載の表示パネル駆動機構。
  3. 前記第二回転軸のまわりに配置され、前記第二可動部を前記第一可動部に近づける方向に付勢力を作用させるバネ、
    を備える請求項1または2に記載の表示パネル駆動機構。
  4. 前記第一可動部と前記電子機器本体の表面との間に配置された防護板、
    を備え、
    前記防護板は、前記第一可動部が前記電子機器本体の表面から離れると、前記第一可動部と前記電子機器本体の表面との間の隙間を覆う、請求項1から3のいずれか一項に記載の表示パネル駆動機構。
  5. 表示パネル、
    および、
    表面に前記表示パネルが配置され、上端部が下方に移動し、下端部が電子機器本体の表面から離れる方向に移動することで、電子機器本体の表面に沿ってスライドし開閉する第一可動部と、
    前記第一可動部と前記電子機器本体の表面とに連結された第二可動部と、
    前記第一可動部の下部に回転自在に配置された第一回転軸と、
    前記第一可動部の中央部で、第二可動部の下部に回転自在に配置され、前記第一可動部と前記第二可動部とを連結する第二回転軸と、
    前記第二可動部の上部に回転自在に配置された第三回転軸と、
    前記第一回転軸を前記電子機器本体の表面に対して動かして、前記第一回転軸と前記第二回転軸と前記第三回転軸との相対的な位置関係を変化させる第一回転軸移動機構と、を有する表示パネル駆動機構、
    を備え、
    前記第一回転軸移動機構で、前記第一回転軸を前記電子機器本体の表面に対して動かして、前記第一回転軸と前記第三回転軸との距離を近づけると、前記第二回転軸が前記電子機器本体の表面から離れる方向に押し出されて前記第一可動部の上部が前記電子機器本体の表面から離れる方向に傾倒する、
    ことを特徴とする表示ユニット。
  6. 電子機器の電子機器本体の表面を有する筐体、
    表示パネル、
    および、
    表面に前記表示パネルが配置され、上端部が下方に移動し、下端部が電子機器本体の表面から離れる方向に移動することで、電子機器本体の表面に沿ってスライドし開閉する第一可動部と、
    前記第一可動部と前記電子機器本体の表面とに連結された第二可動部と、
    前記第一可動部の下部に回転自在に配置された第一回転軸と、
    前記第一可動部の中央部で、第二可動部の下部に回転自在に配置され、前記第一可動部と前記第二可動部とを連結する第二回転軸と、
    前記第二可動部の上部に回転自在に配置された第三回転軸と、
    前記第一回転軸を前記電子機器本体の表面に対して動かして、前記第一回転軸と前記第二回転軸と前記第三回転軸との相対的な位置関係を変化させる第一回転軸移動機構と、を有する表示パネル駆動機構、
    を備え、
    前記第一回転軸移動機構で、前記第一回転軸を前記電子機器本体の表面に対して動かして、前記第一回転軸と前記第三回転軸との距離を近づけると、前記第二回転軸が前記電子機器本体の表面から離れる方向に押し出されて前記第一可動部の上部が前記電子機器本体の表面から離れる方向に傾倒する、
    ことを特徴とする電子機器。
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